1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | X | 3 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:大津 亮介(5勝3敗0S) (セーブ:オスナ(0勝2敗19S)) 敗戦投手:種市 篤暉(4勝4敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは1点を追う7回裏、柳町の犠飛で試合を振り出しに戻す。続く8回には、周東のソロと栗原の適時二塁打で2点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、先発・大津が8回1失点9奪三振の力投で今季5勝目。敗れたロッテは、打線が再三の好機を生かしきれなかった。
◆4月4日、同25日の対戦でソフトバンク大津亮介に白星を献上したロッテだが、5月25日の対戦ではリベンジを果たした。この試合で大津攻略に貢献したのがソト。ソロ本塁打を含む2長打で、チームの2得点すべてに絡んだ。今季の対戦成績でも9打数4安打(本塁打1本、二塁打2本)と数字を残している。
◆ソフトバンク今宮健太内野手(32)が超美技を見せた。「2番・遊撃」で先発出場し、0-1の6回の守備だった。2死二塁で茶谷の遊撃後方への打球をジャンピングキャッチ。落ちていれば失点の可能性もあったが、先発右腕の大津を盛り立てた。13年から5年連続でゴールデングラブ賞を受賞。今季の6月10日DeNA戦では球団記録を更新する遊撃手通算1495試合に出場した。球界を代表する名手のファインプレーに、本拠地みずほペイペイドームが沸いた。
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◆23日のロッテ戦に先発するソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)が岡封じで5勝目を目指す。岡は4試合連続複数安打を放つなど絶好調。「岡選手専用の戦術を組んで頑張ろうと思います」とにやりと笑った。モイネロの防御率1・54はリーグ2位。万全の準備で、同1位の1・43をマークしているメルセデスとの投げ合いに挑む。
◆ソフトバンクの名手今宮健太内野手(32)が超ビッグプレーを披露した。0-1の6回の遊撃守備だ。2死二塁で茶谷が上げた遊撃後方への飛球を背走しながらジャンピングキャッチ。左翼前に落ちていれば2点差に広がる可能性があっただけに、チームを救う好捕になった。「配球やコースで(打球方向の)予想はできていた。何歩かは先に動けた分、余裕ができました」。打っては2長打。攻守で存在感を出した。
◆ロッテは、初回に佐藤都志也捕手(26)の右前適時打で先制するも、2回以降のチャンスをものにできなかった。1-0の4回には先頭打者から連打で無死一、二塁の好機が訪れたが、茶谷健太内野手(26)のバントが投-三-一の併殺になり流れを引き寄せられなかった。吉井理人監督(59)は「1番痛いのはやっぱりバント失敗ですね。ノーアウト一、二塁でダブルプレーが嫌なんでバントしに行ってるんですけど、ダブルプレーになっちゃったので。ああいうのも決められるように、しっかり練習してもらいたい」と促した。中盤以降は打線がつながらずソフトバンク先発の大津に8回7安打1失点に抑えられた。指揮官は「力負けというか、うまくかわされた感じだった。いいピッチャーなのでなかなか打てないとは思います」と振り返った。
◆ロッテ先発の種市篤暉投手(25)は6回まで2安打無失点と試合を作った。7回1死から山川に11球粘られ死球、直後の近藤には10球粘られ二塁打と続けて出塁を許した。1死二、三塁から柳町に同点犠飛を浴びた。「単純に山川選手はフォアボール(を嫌がって)怖がっていたのでその前に決着をつけられればよかった」と反省した。7回終了時点で109球投じていたが、種市は「僕も行きたかったですし、多分(首脳陣も)行ってほしいと思ってたんで。そこに関しては中7日空いてるので120球投げて当たり前」と8回もマウンドにあがった。だが4球で2死を奪った直後、周東に勝ち越し本塁打を浴びるなど3連打で2点を献上した。「不用意だったかなと思います。やっぱりボール先行カウントから、ファウルを飛ばさせるイメージでまっすぐ投げたんですけど、あそこはもっと集中するべきだった」と自戒した。吉井理人監督(59)は8回の種市続投について「7回の3回り目の上位に対する種市と、うちのブルペン陣と比べて種市の方がいいかなと思ったし、リリーフも大変なので、種市に任せた。結果的にはちょっと引っ張りすぎたので、もっといい作戦があったかもしれない」と悔やんだ。
◆ソフトバンク大津亮介投手(25)が名誉挽回の熱投で今季5勝目をゲットした。8回、115球、9奪三振はいずれもプロ最多。7安打1失点にまとめ、8回の周東佑京外野手(28)の決勝弾を呼び込んだ。前回12日のヤクルト戦で5回7失点KOされた右腕の雪辱快投で、チームは6カード連続勝ち越しを決め、貯金は今季最多の24。再開リーグ戦は連勝スタートで、首位がっちりの独走態勢加速だ。大津がほえた。1-1の8回。上田、ポランコ、ソトを3者連続空振り三振に仕留め、みずほペイペイドームの中心で雄たけびをあげた。「8回は気合」。直後の周東の勝ち越しソロと栗原の適時打を呼び込み5勝目をゲット。「今日は意地でも、勝つまで投げようと」。強い意志には理由がある。前回12日のヤクルト戦は、5回7失点でKOされた。決勝打を浴びたのは、高卒1年目、18歳ルーキーの鈴木だった。小久保監督からは「打てるもんなら打ってみいという気持ちがバッテリーにあったかどうか」と苦言を呈された。屈辱のマウンドから中9日。2試合連続で背信投球なら、2軍再調整の可能性もあった。「今日はいつもより気持ちの入り方も違った。前回のあれがあったので」。背水の覚悟で、いずれも自己最多となる8回、115球、9奪三振。7安打も要所を締める1失点で、名誉挽回の5勝目を手にした。昨季は中継ぎで46試合に登板した2年目右腕。先発転向で前回味わった悔しさを糧に、また一皮むけた。この日までに、首脳陣からは「有原のように感情を出してみてはどうか」とアドバイスを受けた。その有原からは、交流戦明けの練習期間で変化球の精度を上げるための指南を受けた。投手陣の柱のスタイルを参考に、入念な準備を整えて快投。小久保監督は「8回は本来は松本(裕)なんですけど、同点までは大津ということで。彼の今後の野球人生考えた時にあの8回は大きかった」と説明。この日の勝利だけではなく、長期スパンも踏まえた続投に応えた右腕に目を細めた。再開リーグ戦で2連勝スタートを決めた。6カード連続勝ち越しで、貯金は今季最多の24。2位の日本ハムも勝利したため9・5ゲーム差は変わらないが、独走態勢はますます加速する勢いだ。そして何より、大津が再び自信を取り戻した事実は大きい。「(今後は)完投、完封ができるように。毎試合目指しているんですけど、いつかできることを信じて頑張ります」。先発転向1年目。伸びしろしかない。【只松憲】▽ソフトバンク柳町(0-1の7回1死二、三塁から同点の左犠飛)「(三塁走者が代走の)緒方だったので、最低でボテボテのゴロでもいいという気持ちだった。うまく打てました」
◆ソフトバンク大津亮介投手(25)が名誉挽回の熱投で今季5勝目をゲットした。8回、115球、9奪三振はいずれもプロ最多。7安打1失点にまとめ、8回の周東佑京外野手(28)の決勝弾を呼び込んだ。前回12日のヤクルト戦で5回7失点された右腕の雪辱快投で、チームは6カード連続勝ち越しを決め、貯金は今季最多の24。再開リーグ戦は連勝スタートで、首位がっちりの独走態勢加速だ。小久保裕紀監督との一問一答は以下のとおり。-7回は6番柳町が粘って同点犠飛小久保監督 (最初の)2球のアプローチを見た時は、ちょっと厳しいなと思ったんですけど、追い込まれてからは何とか三振しないという姿。こっちも4番の山川に代走を出してるんで。そのへんはバッターも意図をくみ取っての打撃。2ストライク前にああいった姿が出れば、言うことはないんですけど。最低限の仕事はしてくれたなと思います。-打ちあぐねていた先発種市から8回に勝ち越し小久保監督 今シーズンの映像を見ていましたけど、3打席後半ぐらいまでは対応が難しいなっていう見立てだった。予想通りでしたけどね。100球を超えて周東にホームランを打たれた後、やっぱり気持ちはガクっときたでしょうから。ただ、今シーズン戦った中でも本当に3本の指に入るぐらいなピッチャー。相手投手ながら、本当に堂々たるピッチングだったなと感じていました。-6番柳町、7番正木、8番広瀬と慶大トリオを並べた小久保監督 僕が指示しました。あなた方(報道陣)のために。
◆ソフトバンクが逆転勝ち。0―1の七回に柳町達外野手の犠飛で同点。八回2死から周東佑京内野手の5月15日以来の一発となる2号ソロで勝ち越し、栗原陵矢内野手の適時二塁打で加点した。8回1失点の大津が5勝目。ロッテは力投の種市を援護できず。
◆ロッテの種市は六回まで2安打に抑え、9奪三振の力投も終盤に逆転を許した。七回に追い付かれ、八回2死から周東に勝ち越しソロを浴び「不用意だったかなと思う」と自らを責めた。六回を投げ終え75球とテンポ良く攻めたが、七回は山川、近藤に追い込みながらもファウルで粘られ、1イニングで34球も要した。「あそこで三振を取れるくらいの投手にならないといけない」と自らを鼓舞し、吉井監督は「(相手の)一発の重圧が、もしかしたら種市の集中力のスタミナを奪ったのかも」と話した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
43 | 19 | 2 | 0.694 (↑0.005) | - (-) |
79 | 275 (+3) | 156 (+1) | 45 (+1) | 47 (-) |
0.262 (↓0.001) | 2.230 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
33 | 28 | 4 | 0.541 (↑0.008) | 9.5 (-) |
78 | 231 (+5) | 205 (+2) | 36 (-) | 51 (-) |
0.249 (↑0.001) | 2.790 (↑0.01) |
3 (-) |
ロッテ |
31 | 29 | 5 | 0.517 (↓0.008) | 11 (↓1) |
78 | 201 (+1) | 228 (+3) | 27 (-) | 27 (-) |
0.244 (-) | 3.240 (-) |
4 (-) |
楽天 |
31 | 32 | 2 | 0.492 (↓0.008) | 12.5 (↓1) |
78 | 219 (+2) | 258 (+5) | 27 (-) | 48 (+2) |
0.243 (↑0.001) | 3.650 (↓0.03) |
5 (-) |
ORIX |
30 | 34 | 2 | 0.469 (↓0.007) | 14 (↓1) |
77 | 202 (+2) | 199 (+4) | 23 (+1) | 29 (-) |
0.246 (-) | 2.690 (↓0.02) |
6 (-) |
西武 |
20 | 45 | 0 | 0.308 (↑0.011) | 24.5 (-) |
78 | 147 (+4) | 235 (+2) | 29 (+1) | 30 (-) |
0.202 (↑0.001) | 3.240 (↑0.02) |
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