オリックス(★2対4☆)西武 =リーグ戦11回戦(2024.06.22)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
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勝利投手:隅田 知一郎(5勝5敗0S)
(セーブ:アブレイユ(1勝4敗12S))
敗戦投手:齋藤 響介(1勝1敗0S)

本塁打
【西武】岸 潤一郎(5号・3回表3ラン)
【オリックス】西川 龍馬(3号・8回裏ソロ)

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◆西武は初回、栗山の犠飛で先制に成功する。そのまま迎えた3回表には、岸の3ランが飛び出し、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・隅田が7回1失点8奪三振の力投で今季5勝目。敗れたオリックスは、先発・齋藤が振るわず、打線もつながりを欠いた。

◆オリックスは今季のデーゲームで、5本塁打、7被本塁打はともに12球団最少。一方で対戦相手の西武のデーゲーム15本塁打は、ソフトバンクと並びパ最多で、DeNAの16本塁打に次ぎ両リーグ2位タイ。被本塁打14も日本ハム、ソフトバンクと並んで12球団ワースト。本塁打を巡って好対照の両チームが対戦。

◆西武が「ゼロ行進」を止め、33イニングぶりに得点を挙げた。1回先頭の西川愛也外野手(25)がライトへの二塁打で出塁。2番滝沢夏央内野手(20)が犠打で1死三塁とチャンスを広げ、3番栗山巧外野手(40)の右犠飛で待望の得点を奪った。14日DeNA戦(ベルーナドーム)の4回に得点を奪って以来、32イニング連続無得点で、球団ワースト記録を更新していたが、ようやく得点が入った。打点を挙げた栗山は「みんながつくったチャンスだったので、なんとか得点をと思っていました。いい犠牲フライになって良かったです」とコメントした。

◆オリックスが5連敗中だった西武に敗れ、6月2度目の連勝を逃した。先発の斎藤響介投手(19)は1回に失点。1番西川の二塁打から1死三塁を背負い、犠飛で1点を先制された。3回は先頭への四球をきっかけに1死一、二塁とされ、岸に左翼5階席に運ばれる5号3ラン。手痛いプロ初被弾で、リードを広げられた。西武隅田を攻略したい打線は1回1死から森、太田が連打も後続が倒れた。4点ビハインドに4点に反撃。西川、紅林の連打で無死二、三塁の大チャンス。続く宗の三ゴロの間に1点を返した。もうひと押ししたいところだったが、安達と頓宮が倒れた。7回には宗と安達の安打で2死一、二塁。ここは1番の茶野が空振り三振に倒れた。8回には西川が、2番手の松本から右越え3号ソロを放って2点目。だが反撃も及ばなかった。4回を自己ワースト4失点で降板した斎藤はプロ初黒星。昨年はロッテ在籍だった新加入のペルドモが初登板し、8回の1イニングを3者凡退で抑えた。

◆西武が33イニングぶりに得点を挙げ、連敗を5でストップした。21日のオリックス戦で得点を奪えず、32イニング連続無得点となり、球団ワースト記録を更新していた。渡辺久信GM兼監督代行(58)は「気分転換。昨日と違う流れに」と、試合前練習では通常野手陣が行うフリー打撃をあえて行わず、ティー打撃での練習だけにした。1回先頭の西川愛也外野手(25)がライトへの二塁打で出塁。2番滝沢夏央内野手(20)の犠打で1死三塁とチャンスを広げ、3番栗山巧外野手(40)の右犠飛で得点を奪った。14日DeNA戦(ベルーナドーム)の4回に奪って以来となる待望の得点で流れを引き寄せた。3回1死一、二塁では、プロ2度目の4番に座った岸潤一郎外野手(27)が、左翼席上段まで運ぶ5号3ランを放った。「飛距離的には飛んで入ったかなと思った。あとは切れるな」と願いを込めた打球はフェアゾーンへ飛び、点差を4点に広げる貴重な1発。2安打3打点で打線を引っ張った。投げては先発左腕の隅田知一郎投手(24)が7回7安打8奪三振1失点で試合をつくり、チームトップとなる5勝目を挙げた。「連敗中だったので、点を取ってもらうまで、ゼロを並べることを意識してマウンドに上がりました。四球もなかったですし、要所で三振も取れたのでよかった」と振り返った。渡辺GM兼監督代行は試合終了直後「涙が出てくるよ」と笑い、冗談を交えながら勝利を喜んだ。「きょうは、いい攻撃が序盤からできて主導権を握れた」とうなずいた。試合前練習については「ちょっとした流れを変えたいというところで。明日はバンバンやりますよ、今日だけですよ。ちょっとこう、流れを変えたかったのでやってみただけです」と話した。

◆オリックスが5連敗中だった西武に痛い星を落とした。先発した高卒2年目の斎藤がプロ初被弾。4回を自己ワースト4失点で初黒星を喫した。「真っすぐがうまく操れていなかった。少し(体が)突っ込んだり、腕がいつもよりたたきつけられなかった。今日は伸びがあまりなかった感じ」。1回に犠飛で先制された。3回は岸に特大の3ランを浴びた。甘く入った直球を左翼5階席まで運ばれた。試合の流れを大きく左右する1発となった。プロ初勝利を挙げた8日の巨人戦から2軍戦をはさみ、中2週間の1軍マウンド。今回は制球にも苦しみ、4与四球もワーストタイ。中嶋監督は「抜け球、変化球が入らずというのは初めて見た感じ」と振り返った。まだ19歳の右腕は「次は制球の面やメンタル面を頑張っていきたい」と前を向いた。首位ソフトバンクとのゲーム差は、今季最大タイの14まで広がった。

◆西武が33イニングぶりに得点を挙げ、連敗を5で止めた。プロ2度目の4番に座った岸潤一郎外野手(27)が1点リードの3回1死一、二塁で左翼席上段まで運ぶ5号3ラン。「飛距離的には飛んで入ったかなと思った。あとは切れるな」と願った打球はフェアゾーンへ飛び、点差を4点に広げる貴重な1発となった。前日の試合は3試合連続完封負けで、32イニング連続無得点となり球団ワースト記録を更新していた。しかしこの日は12日広島戦以来6試合ぶりに先取点を奪った。1回先頭西川が二塁打で出塁。1死三塁から3番栗山の右犠飛で先制に成功した。7回には中前打を放ち、2安打3打点と打線を引っ張った岸は「打順は一切関係ないので、自分のやれることを」ときっちり仕事を果たした。試合前練習では珍しいシーンがあった。通常野手陣はフリー打撃を行うが、打撃ケージを置かず、ティー打撃のみ。グラウンドでは内野と外野がそれぞれノックを受けて調整した。渡辺GM兼監督代行は「ちょっと流れを変えたいというところで。いい攻撃が序盤からできて、主導権を握れた。涙が出てくるよ」と試合後、笑って冗談を交えつつ勝利をかみしめた。【山崎純一】

◆オリックス新加入のルイス・ペルドモ投手(31)が初登板を1回3者凡退で終えた。昨季ロッテ在籍の右腕は3点ビハインドの8回に登場。最速153キロのツーシームなどで封じ、最後は古賀をスライダーで空振り三振。「緊張はまったくなかった。ファンの皆さんの前でいい結果が残せた」。パドレス時代から知る中嶋監督は「低めの制球力はしっかりしている」。今後は勝ちパターンなどでの登板が増えそうだ。

◆オリックスは1得点にとどまり、西武に敗れた。先発の高卒2年目の斎藤が一回に犠飛で先制点を献上すると、三回に四球でピンチを招いて3ランを被弾した。打線は四回に西川、紅林の連打で好機を作り、宗の内野ゴロで1点を返したが、西武先発の隅田から追加点を奪うことができなかった。八回に西川がソロで1点を返したが、反撃も及ばなかった。

◆西武が連敗を5で止めた。一回に栗山の犠飛で先制し、三回に岸の3点本塁打で加点した。隅田は7回で7安打を浴びても1失点と粘り強く、5勝目を挙げた。オリックスは斎藤が制球難で4回4失点と崩れてプロ初黒星を喫した。

◆オリックスは期待の19歳、斎藤が4回で4四球と制球難で崩れた。三回に2四球で走者をためて4番の岸に3ランを浴びるなど、自己ワーストの4失点でプロ初黒星。「いい球も1、2球はあったが、少なかった」と唇をかんだ。右打者の外角を狙った直球が外へ流れ、内角へは抜け球が目立った。「少し(体が)突っ込んでいて、腕もいつもよりたたきつけられていなかった」と反省。「次は制球、メンタル面で頑張っていきたい」と改善を誓った。(共同)

◆西武の隅田は7回1失点で5勝目と星を五分に戻した。完封でチームの連敗を8で食い止めた12日に続き、今回も連敗脱出に導く好投。「四球もなかったし、要所で三振も取れたので良かった。真っすぐをしっかり投げられたのがきいた」と納得の表情だった。先制してもらった直後の一回に1死から連打を許しても西川を空振り三振、紅林を打ち取って流れを渡さなかった。「先に点を取られないように投げていきたい」と頼もしかった。(共同)

◆西武が13日の広島戦から続いていた敗戦を5で止めた。勝利投手の先発・隅田知一郎投手(24)は7回7安打1失点で5勝目(5敗)。前回登板した12日の広島戦でチーム8連敗を止める完封勝利を挙げ、昨年7月10日のソフトバンク戦でもチーム8連敗を止めた。西武(前身を含む)で同一シーズンにチーム5連敗以上が止まった試合で勝利投手に2度なったのは、2022年のエンス(4月10日のソフトバンク戦=7連敗、5月22日の日本ハム戦=5連敗)以来2年ぶり。日本投手に限ると1978年の東尾修(7月12日の日本ハム戦=7連敗、9月23日のロッテ戦=10連敗)以来46年ぶり。

◆オリックスに新加入したルイス・ペルドモ投手(31)が八回に来日初登板し、三者凡退で上々のデビューを飾った。「緊張はまったくなかった。思い描いたような結果を残せた」。最速153キロのツーシームで打者を手玉に取り「もっとよくなると思う」と手応え。ロッテに在籍した昨季、42ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手に輝いた右腕に中嶋監督は「違和感なく見ていられた」とうなずいた。チームは西武に競り負け、首位ソフトバンクとの差は今季最大タイの14ゲームに開いた。

◆西武は22日、オリックス11回戦(京セラ)に4-2で競り勝ち、連敗を5で止めた。球団ワーストタイ記録の3戦連続無得点負けを喫していた打線が奮起し、一回に栗山巧外野手(40)の右犠飛で33イニングぶりの得点を挙げると、三回に岸潤一郎外野手(27)が5号3ランを放った。投げては、先発の隅田知一郎(ちひろ)投手(24)が7回1失点で5勝目を挙げ、投打の歯車ががっちりとかみ合った。眠っていた西武打線がようやく目覚めた。一回1死三塁、3番の栗山が先制の右犠飛を放ち、連続イニング無得点の球団ワースト記録を32でストップさせた。「みんながつくったチャンスだったので、何とか得点をと思っていた」14日のDeNA戦の四回を最後に無得点が続いていた。記録的な貧打で、球団ワーストタイ記録の3戦連続無得点負けを喫していたが、40歳のベテランが先制犠飛で流れを変えた。三回は岸が左翼ポール際へ5号3ランを運んだ。21日のオリックス戦(京セラ)に続いて4番を任されたが「打順は一切関係ないので、やれることをしっかりやろう」と平常心を心がけて快打につなげた。打線が序盤に奮起し、連敗を5で止めた。援護を受けた先発の隅田は、7回7安打1失点で5勝目を挙げた。わずか99球での完封でチームの連敗を8で食い止めた12日の広島戦(ベルーナ)に続き、今回も連敗脱出に導く好投。3年目の左腕は「四球もなかったし、要所で三振も取れたので良かった。真っすぐをしっかり投げられたのがきいた」と納得の表情だった。渡辺監督代行は今回の試合前練習ではフリー打撃を外した。「流れを変えたかった」そうで「いい攻撃が序盤からできて、主導権を握れた」と満足げだった。リーグ最下位に沈むが、全員でつかんだ1勝を浮上のきっかけにする。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
43192 0.694
(↑0.005)
-
(-)
79275
(+3)
156
(+1)
45
(+1)
47
(-)
0.262
(↓0.001)
2.230
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
33284 0.541
(↑0.008)
9.5
(-)
78231
(+5)
205
(+2)
36
(-)
51
(-)
0.249
(↑0.001)
2.790
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
31295 0.517
(↓0.008)
11
(↓1)
78201
(+1)
228
(+3)
27
(-)
27
(-)
0.244
(-)
3.240
(-)
4
(-)
楽天
31322 0.492
(↓0.008)
12.5
(↓1)
78219
(+2)
258
(+5)
27
(-)
48
(+2)
0.243
(↑0.001)
3.650
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
30342 0.469
(↓0.007)
14
(↓1)
77202
(+2)
199
(+4)
23
(+1)
29
(-)
0.246
(-)
2.690
(↓0.02)
6
(-)
西武
20450 0.308
(↑0.011)
24.5
(-)
78147
(+4)
235
(+2)
29
(+1)
30
(-)
0.202
(↑0.001
3.240
(↑0.02)