日本ハム(☆5対2★)楽天 =リーグ戦9回戦(2024.06.22)・エスコンフィールド北海道=
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楽天
2000000002910
日本ハム
02001200X51000
勝利投手:伊藤 大海(6勝1敗0S)
(セーブ:田中 正義(2勝2敗11S))
敗戦投手:ポンセ(3勝5敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは2点を追う2回裏、福田光の適時打などで同点とする。そのまま迎えた5回にレイエスの適時打で勝ち越しに成功すると、続く6回には郡司の適時打などで2点を加えた。投げては、先発・伊藤が6回2失点の好投で今季6勝目。敗れた楽天は、打線が2回以降に追加点を奪えなかった。

◆日本ハム伊藤大海は前回登板の12日中日戦で無四死球で0封勝ち。日本ハムの投手が2試合続けて完封勝利を記録すれば18年5月16、23日の上沢以来。無四死球で2試合連続完封勝利だと11年6月1、8日のダルビッシュ以来13年ぶりの記録となる。今日も完封して上沢、ダルビッシュに続く記録を挙げられるか。

◆日本ハムは22日、21日の楽天戦の7回の走塁で、右足首を負傷して途中交代した水野達稀内野手(23)が、札幌市内の病院で精密検査を受け、右足関節外側靱帯(じんたい)損傷と診断されたと発表した。ゲーム復帰までは4~6週間の見通し。出場選手登録を抹消され、代わりに福田光輝内野手(26)が、今季初めて1軍に合流した。福田光は21日に横須賀でのナイターでのイースタン・リーグDeNA戦に同行。終了後、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷に移動した。この日は午前8時羽田発の便に乗り、同10時頃に新千歳に到着し、全体練習中に合流。「俺? って感じでした。昨日も(ファームで)試合出てなかったし。もうそんな、別にファームでいい成績でもないんで。だからこそ逆に、こうやって呼ばれて、僕からしたら超うれしいこと。朝そうやってバタバタはしたんすけど。僕にとってはめっちゃいいこと。いつ呼ばれてもいいように体もしっかり鍛えたり、振り込みもしてきたので、あとは出られたらいいなと思います」。現在、チームは2つの引き分け挟み3連敗中。水野の負傷は痛いが、新たな戦力がサポートし、巻き返しにつなげる。

◆楽天今江敏晃監督(40)が敵地の風を警戒した。デーゲームで行われるこの日は、今季初めてエスコンフィールドの天井を開けて行われる。試合前の練習時から、比較的、強い風が吹いた。屋内と屋外、どちらが好きか問われた今江監督は「屋内!」と即答。理由は「日ざしが好きじゃないです(笑い)」。野球の理由も、もちろんある。「日差しと風。だって、野手からすると、太陽と風ってなんか予測なかなか難しいんで。僕なんか千葉とかでやってて、こういうゴロでさえ風に影響されるっていう。余計な神経使わないといけないんで、なおさらね」と説明した。ロッテでの現役時、マリンの風に慣れ親しんだ今江監督でも、やはり風は神経を使った。対策のポイントについては「いつもと違う太陽、風。アジャストできるか」と話していた。

◆台湾出身の俳優・林志玲(リン・チーリン=49)がファーストピッチセレモニーに登場した。背中に「ちーりん」「070」と記されたユニホーム姿で登場。綺麗な立ち姿から投じられたボールは、コロコロと転がって捕手役の日本ハム細川凌平内野手(22)のグラブに収まった。「新たなチャレンジができて、みなさんから力強い応援をいただいて、ありがとうございました。エスコンフィールドは最高でした」と、日本語であいさつした。さらに3回表終了後には、きつねの耳を付け、セクシーなきつねダンスも披露していた。リン・チーリンは映画「レッドクリフ」でスクリーンデビューしたアジアのトップ俳優。日本でもフジテレビ系で放送された連続ドラマ「月の恋人 ~Moon Lovers~」に出演した。また、この日は今季初めてエスコンフィールドの屋根を開けて実施される「ファーストルーフオープンデー」。"そらびらき"にちなみ、"空飛ぶチアリーダー"と呼ばれる、現役客室乗務員で構成されたチアダンスチーム「JAL JETS」も登場し、ダンスパフォーマンスで球場を盛り上げた。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)の選手起用がズバリと当たった。2点を追う2回、万波中正外野手(24)の犠飛で1点差に迫ると、さらに2死二塁で、この日今季初昇格したばかりの福田光輝内野手(26)が左前へ同点適時打を放った。右足首外側靱帯損傷で離脱した水野達稀内野手(23)に代わって、この日朝の便で千葉・鎌ケ谷から北海道に移動してきた福田光は、昨年の5月31日ヤクルト戦以来、実に388日ぶりの1軍での打点。「今までやってきたことしか出ないと思ったので、気負うことなく、いつも通り打席に入りました」。抜てきした新庄監督もベンチでコーチ陣とハイタッチして喜んだ。SNS上では「確変枠、水谷くんの次は福田くん」「今年ずっとファームいて苦しかった福田光輝が初打席タイムリーは最高すぎる」と、コメントが続いた。

◆日本ハムが13日中日戦(エスコンフィールド)以来6試合ぶりの勝利を挙げた。1点を追う2回2死二塁、この日今季1軍初昇格した福田光輝内野手(26)が、今季初打席で左前へ同点適時打。5回2死一塁では、初めて4番に入ったフランミル・レイエス外野手(28)が右中間へ適時二塁打を放ち、勝ち越した。先発の伊藤大海投手(26)は6回108球を投げ、8安打4三振2四球2失点で、パ・リーグトップタイの6勝目。「初回はバタついてしまいましたが、その後は粘って投げることができたと思います。欲を言えばもう1イニングでも長く投げたかったですが、最低限の役割を果たせてよかったです」と振り返った。

◆楽天は逆転で敗れ、再び借金1となった。初回に伊藤から鈴木大、浅村の適時打で2点を先取したが、以降は走者を出しながらも追加点を奪えなかった。ポンセは死球、暴投や、高いバウンドを捕れず安打にした自らの守備が失点につながった。今江監督は「(伊藤から)簡単に点は取れない。2点を守る野球ができればいいが、なかなかそうはいかない」。ポンセには「もうちょっとできるはず」と奮起を求めた。▽楽天鈴木大(初回の先制打を含む2安打。8試合連続安打)「明日どうなるか分からない世界。目の前の打席に集中したい。それが絶対チームのためになる」▽楽天ポンセ(5回2/3、9安打5失点で5敗目)「こういう結果になったが、できることはやれたかなと思う。(屋根が開いても風の影響は)なかった」

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が試合後、自身のインスタグラムを更新し、この日お立ち台に上がった福田光輝内野手(26)とフランミル・レイエス外野手(28)とのやりとりをたたえた。福田は今季初昇格で、一時2軍降格していたレイエスとはファームで一緒にいる時間も長かった。福田が「横にでっかいやつおるんですけど、コイツもめちゃめちゃ打ったので、僕も明日も頑張りたいと思いますし、横の怪物もたぶん打つと思うので、みんな応援よろしくお願いします」とあいさつ。するとマイクを振られたレイエスは「みなさんの前でここで光輝に感謝を伝えたい。前回2軍に降格した時に、自分の中でも悔しい思いがあったんですけど、鎌ケ谷で光輝がとにかく話しかけてくれた。いつも笑顔で僕の前にいてくれた。おそらく本人は意図的にやったことではないと思いますが、僕としては助かりましたし、ホント僕は光輝のことが大好きですし、ベストフレンドのうちの一人だと思います」と話し、スタンドから拍手が沸き起こった。すると福田は「なんかちょっと僕から話しかけたみたいになっていますけど、ほとんどモーレ(レイエス)からなので、あんま勘違いせんといてほしいな」と返し、笑いを誘った。だがすぐに真顔に戻り「ファームの時も一緒でしたし、またこうやって1軍の舞台で活躍できてうれしく思います」と続けると、再び温かい拍手が球場を包んだ。しかし、これでは終わらない。再びマイクを振られたレイエスは、日本語で「ダマットケ」。爆笑とハートフルが詰まったヒーローインタビューの動画をインスターのストーリーズにアップした新庄監督は「選手達~こういうインタビューもっとちょうだい」(原文まま)と絵文字つきでメッセージを添えた。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が試合後、自身のインスタグラムを更新。今季初めて1軍昇格後、即「7番・二塁」でスタメン起用し、2安打2打点と活躍した福田光輝内野手(26)を、ジョークをまじえてたたえた。6回1死三塁で右翼線に適時二塁打を放つ直前、福田光に声をかける場面の動画を挙げ「福田君には ここで打ったらマンション買ってあげるって伝えて打席に向かわせた」と笑顔の絵文字とともに投稿した。これは、新庄流のジョークで、本当は「あまり見過ぎたらボールが手前に来すぎて詰まるから。とにかくポイントを前にして打ちなさい」と伝えた。「で、初球、変化球をめちゃくちゃポイントを前にしていたので『そこまで前にせんでいいやろ』と。でもあの(初球の)空振りがヒットにつながったんで、良かったですね」と喜んだ。

◆お立ち台に上がった日本ハム福田光輝内野手(26)とフランミル・レイエス外野手(28)とのあまりの仲のよさに、ネット上も盛り上がった。福田光は今季初昇格で、一時2軍降格していたレイエスとはファームで一緒にいる時間も長かった。お立ち台で"夫婦漫才"のようなやりとりでスタンドを沸かせた2人は、ヒーローインタビューが終了後、リリーフカーに乗って場内を1周。ここで助手席に陣取ったレイエスは、後ろの荷台に上がろうとした福田光に対し、自身のひざをたたいて「ここに座れ」とアピール。福田光も嫌がることなく応じ、レイエスの両ひざの上に福田光がちょこんと座る形で、ファンの声援に応えた。あまりの2人の"いちゃいちゃ"ぶりに、SNSでは「仲良すぎだこの2人」「ひざの上におっちゃんこしてる」などとコメントが盛り上がった。この日は「ファイターズかわいいシリーズ」として実施されたが、「レイエスがかわいすぎて心臓が持ちません」「かわいいが渋滞してる」などのコメントも続いた。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)の「勘ピューター」が的中した。この日、今季1軍初昇格の福田光輝内野手(26)を「8番・二塁」でスタメン起用。その福田光が2、6回と得点圏に走者を置いた場面でいずれも適時打を放ち、2安打2打点と期待に応えた。前日、正遊撃手の水野が負傷。代役として指揮官が選んだのは2軍で打率1割7分と絶不調の福田光だった。理由は「勘です」。前夜、神奈川・横須賀でのナイターの2軍戦中に連絡し、試合に出ていなかった福田光は試合中にマイカーで千葉・鎌ケ谷に移動。深夜に荷物をまとめて早朝8時10分羽田発の便に乗って、北海道でのデーゲーム前に1軍に合流した。新庄監督は「寝不足くらいがちょうどいいかなと(笑い)」。9回1死一塁では二遊間を抜けそうな鋭いライナーをダイビングキャッチするなど、福田光は攻守で発奮。多少、睡眠時間は削ったが「ファームにいる間、ずっと寝ていたようなもんなんで。『ちょっとしか寝れんくても体は動く』と言い聞かせました」。指揮官が「気持ちが強い。何かやってくれる」とにらんだ通り"悪条件"を、逆に力に変えた。今季初めて本拠地エスコンフィールドの屋根が開いた。あいにくの曇り空も新庄監督は「雲があって良かった。雲がないとちょっと(ボールが)見づらいんですよね。あしたも同じ雲にしてもらって」。チームは13日中日戦以来の勝利。曇天の中、光り輝く福田のプレーが、勝利と元気を呼び込んだ。【永野高輔】

◆来日初の4番で先発出場したフランミル・レイエス外野手(28)がサイクル安打まで1本に迫った。2回先頭で右越え三塁打、3回2死で中前打、同点の5回2死一塁では右中間へ勝ち越しの適時二塁打。7回の最終打席は三塁への強烈な打球が相手失策を誘った。「(7回は)もちろん狙ったよ。カーブを本塁打にしようと思ったら空振り。悔しくて時間を取りすぎたら審判に『早く』って言われ切り替えました」と苦笑いだった。

◆3試合連続で1番を任された日本ハムの郡司裕也捕手(26)が、6回2死三塁で適時内野安打を放ち、6戦ぶりに打点を挙げた。遊撃へのゴロで、一塁へ全力疾走。「キャンプで追い込んだベースランニングがいきています」と駆け抜けた。2回に三塁打を放ったレイエスにも負けない「とことこ郡司」の激走でチームに貴重な追加点が入った。

◆一時セットアッパーに配置転換となっていた日本ハム田中正義投手(29)が9回を締め、守護神復帰後初となる11セーブ目を挙げた。「どんな形でもいいので、勝った状態で試合を終われるようにと思ってマウンドに上がりました」。小郷に四球は与えたが、打者4人から2つの三振。どちらも自慢の直球で奪った。「やるかやられるかの世界。抑えられなかったら1軍にはいられないですし、そこはもう常に紙一重だと思うので、シーズン最後まで貢献できるように頑張りたいですね」と力を込めた。

◆楽天は日本ハムに逆転負けを喫し、再び借金1を抱えた。敗戦の中、鈴木大地内野手(34)のバットが光った。初回2死二塁、カウント1-1から伊藤の内角145キロを右前に運ぶ先制打。「多分、簡単な球ではなかったですけど、いい結果が出たんで良かったなと思います」。笑顔はなかったが、質問に足を止め、真摯(しんし)に答えた。5回には右前打。これで8試合連続安打と好調だ。1日のヤクルト戦から4番に座る。だが「特に何も変えてません。本当、勘違いしないように地に足はつけてやろうっていうのは、ずっと思っています」と強調した。好調でも、4番を任されても、おごらず、やるべきことをやる。ロッテ時代、いやプロ入り前から変わらない謙虚な姿勢こそ、鈴木大の本性だ。だから、主軸を任せられる。交流戦明け初戦の前夜は終盤に壮絶な点の取り合いとなり、延長12回引き分け。この日は先制しながら逆転負け。「ピッチャーが点を取られたら、それより取ってあげようと思うんですけど、今日はそれができなかった。とにかく、みんなで頑張りたい」と言った後、こう締めた。「このまま、ずるずるいきたくない。なんとか、まず明日」。地に足をつけ、戦っていく。【古川真弥】

◆今季初の「ルーフオープンデー」を勝利で飾った。日本ハム伊藤大海投手(26)が、6回8安打2失点で、リーグトップに並ぶ6勝目(1敗)を挙げた。初回に4安打を浴び2点を失ったが、以降は0を並べた。引き分けを挟んで続いていたチームの連敗を3で止め、エースの役割を果たした。鈍色の空に、気迫のこもった伊藤の声が響いた。同点の4回2死満塁。田宮のサインに首を振り、選んだのはストレート。村林の胸元に147キロを投げ込み、見逃し三振に斬った。「今日の中では一番自信のあるボールを選択しました」。2回以降は0を並べ、6回8安打ながら2失点。6勝目でリーグトップに並んだ。立ち上がりは連打を浴びた。「気負いすぎた」。いきなり喫した2失点は"エースの責任感"の裏返し。無四球完封勝利を挙げた前回登板の12日中日戦も、チームの連敗を3で止めた。この日のマウンドもチームは3連敗中。「もちろん悪い流れを断ち切りたいっていうのはあります」。はやる心が、積極的に振ってくる楽天打線の波長と重なった。だが2回からは"エースの技"が際立った。「(相手打者の)仕かけが早いと感じた」ことで、配球を見直し「チェンジアップとカーブをうまく使って、向こうの間に入らないようにした」。2、3回は3者凡退。カーブが増えたことで「足を上げたときの立ち感が不安定」だと感じた初回の違和感も修正した。「欲を言えば、もう少し長いイニングを...」。試合後に口にした反省点も"エースの自覚"だ。21日は8人が登板し延長12回引き分け。「今日は140球くらいを覚悟してマウンドに上がっていた。僕自身は5月に疲れて、今また(状態が)上がってきている。なんとか長いイニングを投げてチームに貢献できたら」と、勝利にも満足はしない。 今季初めて、エスコンフィールドの屋根を開けての一戦。「ちょっと寒かったですね」と笑ったが、大きく開いた空の下に、ファンの胸を熱くさせるエースの姿があった。【本間翼】

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】日本ハム戦に台湾出身の俳優林志玲(リン・チーリン)がファーストピッチセレモニーで登場!姿勢の良い立ち姿から軽やかにピッチング。試合中にはきつねダンスも披露し球場のみんなを魅了しました!

◆日本ハムが連敗を3で止めた。先発の伊藤大海は6回2失点でリーグトップに並ぶ6勝目を挙げた。打線は2―2の五回にレイエスの適時二塁打で勝ち越し、六回に福田光の適時二塁打などで2点加えた。楽天は打線が二回以降は無得点とつながりを欠いた。

◆楽天は好投手伊藤から一回に幸先よく2点を先取したが、最後まで追加点が奪えずに逆転負けを喫した。2―3とされた直後の六回は先頭のフランコが安打で出塁。8番太田には送らせず強攻策に出たが左飛に倒れ、後続の小深田と小郷も凡退した。同点の走者を生かすことができず、今江監督は「太田がつないで小深田が送り、小郷で勝負という形ができればと思ったが、うまくいかなかった」と悔やんだ。(共同)

◆日本ハムはメジャー通算108本塁打のレイエスが乗ってきた。二回に同点の起点となる三塁打を放ち、三回の中前打を挟み、五回は勝ち越し二塁打。満塁本塁打をマークした21日の勢いを生かし、来日初の4番先発で勝利に貢献し「全体的に打席の感覚が良かった」とはにかんだ。ドミニカ共和国出身で上背196センチの巨漢は日本の投手への対応に苦心し、2軍落ちも経験。「悔しい思いをした。自分のできることをして頑張りたい」と意欲をみなぎらせた。(共同)

◆日本ハムは楽天9回戦(エスコン)に5-2で逆転勝ちし、連敗を3で止めた。「4番・DH」で出場したフランミル・レイエス外野手(28)が3安打1打点の活躍。来日初の4番先発で勝利に貢献し「全体的に打席の感覚が良かった」とはにかんだ。メジャー通算108本塁打の助っ人が、交流戦王者、楽天を相手に快音を響かせた。二回に同点の起点となる三塁打を放ち、三回の中前打を挟み、五回は勝ち越し二塁打。5月4日のオリックス戦以来、2度目の猛打賞(1試合3安打以上)を記録した。ドミニカ共和国出身で196センチ、120キロの巨漢は、2月の沖縄・名護キャンプのフリー打撃で推定飛距離160メートルの場外弾を放ち、怪力ぶりが話題となったが、開幕後、日本の投手への対応に苦心し、5月13日に2軍落ち。イースタン・リーグに17試合で打率・340、4本塁打、9打点と結果を出して、今月15日に1軍に復帰。この日、右打者の逆方向となる中堅から右方向へ安打を重ねるなど広角打法を披露した。3号満塁本塁打をマークした21日の楽天戦に続く活躍で勢いに乗ってきた。2軍からはい上がってきたレイエスは「悔しい思いをした。自分のできることをして頑張りたい」と巻き返しへ意欲をみなぎらせた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
43192 0.694
(↑0.005)
-
(-)
79275
(+3)
156
(+1)
45
(+1)
47
(-)
0.262
(↓0.001)
2.230
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
33284 0.541
(↑0.008)
9.5
(-)
78231
(+5)
205
(+2)
36
(-)
51
(-)
0.249
(↑0.001
2.790
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
31295 0.517
(↓0.008)
11
(↓1)
78201
(+1)
228
(+3)
27
(-)
27
(-)
0.244
(-)
3.240
(-)
4
(-)
楽天
31322 0.492
(↓0.008)
12.5
(↓1)
78219
(+2)
258
(+5)
27
(-)
48
(+2)
0.243
(↑0.001
3.650
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
30342 0.469
(↓0.007)
14
(↓1)
77202
(+2)
199
(+4)
23
(+1)
29
(-)
0.246
(-)
2.690
(↓0.02)
6
(-)
西武
20450 0.308
(↑0.011)
24.5
(-)
78147
(+4)
235
(+2)
29
(+1)
30
(-)
0.202
(↑0.001)
3.240
(↑0.02)