阪神(☆1対0★)DeNA =リーグ戦9回戦(2024.06.21)・阪神甲子園球場=
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DeNA
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阪神
000000001X1610
勝利投手:石井 大智(1勝0敗0S)
敗戦投手:ウィック(1勝1敗1S)
  DAZN
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◆阪神がサヨナラ勝利。阪神は両軍無得点で迎えた9回裏、2死一二塁から小幡の適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、先発・西勇が7回無失点の好投。4番手・石井が今季初勝利を挙げた。敗れたDeNAは、打線が相手を上回る8安打を放つも、つながりを欠いた。

◆きょう21日からリーグ戦が再開し、阪神は甲子園でDeNA3連戦に臨む。不振で降格していた大山悠輔内野手(29)が戦列に戻り、ほぼベストの布陣が復活。首位広島を2・5差で追うセ界2位ながら、借金4の交流戦は打線が1試合平均2・1得点と低調。4番復帰が濃厚な主砲とともに一気にお目覚めといきたい。阪神岡田彰布監督(66)の一問一答は以下の通り-リーグ戦は2位で貯金もあってスタート不思議やなあ。不思議と思うよ。-ラッキーかラッキーというか、だから言うてるやん、今年は混戦やて。そういうことやろ。キャンプで言うてた、その通りやんか。簡単にダントツに突き抜けるかいな。そんな勝負あまいもんちゃうよ。-2位で上を目指す方が心理的にはいいかそれは相手がおるからな。相手も勝っていったら、なかなかそんな上立たれへんし。これから1つ1つ貯金積み重ねやろ。半分ちょい、半分以上あるわけやから、80くらいか。それにはオールスターまでにある程度、形をな、形というかみんながやることを去年に近いぐらいのな、そういう役割をできるかどうかやろな。-ゲラが戻ったが、最初の使い所は分かれへん分かれへん、ピッチャー1人外さなあかんやんか、まだ決めてないよ。ブルペン誰外すとか。-交流戦を終えて、これからのやっかいなチームはいや、それは分からへん。だってそれはお前、やっかいというか、それはやっかいは最初言ってた巨人やろ。いやいや、最初に言ってたから、言うたやんか、おーん。それはチームが変わってな、メンバーも監督も代わってのあれやったから。でもどこやなしに、だから言うやん、混戦やっていつも言うてるやろ。どこというあれじゃないよそら。-21日先発の西勇は今年はいい状態をキープしている今一番いいしなあ、おーん。-監督通算700勝まであと2勝あと2なん? 700。まあ別に、別にそんなんええわ。-前日19日に直接打撃指導した森下は、姿勢は見えたいや、だから結局なあ、半信半疑でやっても良く、そんなん言うたからってすぐ、ヒットとかホームランが出るとか、そういうんじゃない。これ継続やからな。毎日バッティング練習してな。どうこう試行錯誤して悩みながらやってたらあかんよ。これと思ったことをやればええのに。だから今日でも簡単に軽-く打っとるから水口(打撃コーチ)に言うたんよ。「普通に振れ!」言うて。そんなん半信半疑でやってたらようなるわけないやん。これをやろうと思ったらそれを突き通したらええだけの話やん。ええとか悪いとかの話やない。良くないんやから、あんなスイング。そういうことやろ、おーん。あのスイング10人に聞いたら10人ともええスイングて言うやつおらへんよ、はっきり言うて。なかなかな悪なったの直すのは大変よ、そら。当たり前やん。極端にやらんと。明日からのゲームのためじゃないやん、あいつが長いこと野球をするためやからさ、それをどう自分が思ってやるかやろうな。まだ半信半疑で、打席に立つようじゃあかんわな。打席に立ったら、あいつにも言うたけど来たボールを打つだけやないかと、なあ、そら。悩んで打てる問題じゃないやん。ふっきれて打たんと。

◆DeNAが強力ローテで連勝を伸ばす。21日阪神戦(甲子園)はアンドレ・ジャクソン投手(28)が先発。11日ロッテ戦では7回2安打無失点と好投。7連勝で終えた交流戦は、球団41年ぶりに全て先発投手に勝ちがついた。助っ人右腕も流れに乗るべく「先発がしっかりしていればおのずと結果がついてくる」と役割を果たす。2戦目は15日西武戦で完封した東、3戦目は直近4戦3勝のケイが先発する見込み。

◆阪神のセットアッパー桐敷拓馬の19ホールドポイント(HP)は、島内颯太郎(広島)の21HPに次ぎリーグ2位タイ。20HPの大台に乗せれば、球団の生え抜き左腕では榎田大樹(11、12年)、筒井和也(12年)、能見篤史(18年)、岩崎優(19~21年)、岩貞祐太(23年)に続き6人目、9度目となる。

◆阪神はベストに近い打線でセ・リーグ再開初戦に臨む。不振で再調整していた大山悠輔内野手(29)が16日ぶりに出場選手登録され、さっそく本来の4番に入った。1番近本光司外野手(29)から始まるオーダーは開幕時に近いものだ。岡田監督が打撃フォームにメスを入れた森下翔太外野手(23)が3番。5番は前川右京外野手(21)、佐藤輝明内野手(25)は6番に入った。先発は前回のオリックス戦(京セラドーム大阪)で完封勝利を挙げた西勇輝投手(33)。1イニング投げれば通算2000投球回に到達。4勝目で飾れるか。

◆阪神先発の西勇輝投手(33)が初回を無失点で抑え、球団11人目となる通算2000投球回を達成した。初回、1死から2番度会が三塁線を抜く左前打で出塁。3番オースティンとの対戦だったが、遊ゴロ併殺で3アウトを奪った。ベンチに戻ると記念のパネルを渡され、球場の各方面に向かって会釈。その後、ナインらからはハイタッチで祝福を受けた。通算2000投球回=西勇(阪神) 21日のDeNA9回戦(甲子園)の1回、オースティンを遊併打に仕留めて達成。プロ野球94人目。初投球回はオリックス時代の09年9月21日の楽天20回戦(Kスタ宮城)。

◆阪神大山悠輔内野手(29)が、16日ぶりに出場選手登録され、いきなり安打を放った。不振で2軍落ちしていた主砲は「4番一塁」でスタメン出場。1軍復帰戦の第1打席、DeNAジャクソンから右前打を放ち、結果を残した。これが5月29日の日本ハム戦以来、23日ぶりとなる1軍での安打となった。試合前時点で1割9分9厘だった打率は、これで2割台に乗った。さらに4回1死一塁の第2打席でも中前打。大山の1試合複数安打は、5月17日ヤクルト戦以来、約1カ月ぶりのことだ。苦しんできた4番が、2軍での調整期間を経て浮上のきざしを見せている。

◆阪神小幡竜平内野手(23)の顔面にボールが直撃した。3回表の守備。DeNA森敬の遊撃への当たりを捕球しようと試みたが、イレギュラーでボールがはね、そのまま顔面に当たった。小幡は無事な様子も、記録は失策。岡田監督もしぶい表情だった。

◆通算525本塁打を誇る元プロ野球選手の清原和博氏(56)が、関西テレビ(カンテレ)で阪神-DeNA戦(甲子園)の解説を元阪神の掛布雅之氏(69)とともに務めた。2回、先頭で打席に立ったのは、この日1軍復帰したばかりの4番大山悠輔内野手(29)。第1打席でジャクソンの直球をはじき返し、右前打とした主砲に清原氏は「復帰後すぐに154キロだったと思うんですけど、それを打ち返したというのは、しっかり調整してきたんだなと思いますね」と話した。また、6番佐藤輝明内野手(25)については「あの時(2軍降格した時)はちょっと驚きましたけど、打率も2割4厘ということで、本人はもう1つ乗り切れないところがあるんでしょうね」と分析していた。

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)がNPB通算1000試合出場を達成した。5回終了と同時に場内にアナウンスされ、記念パネルを掲げてあいさつした。プロ初出場はルーキーイヤーの10年10月5日の巨人戦。19年以来5年ぶりに訪れた甲子園のファンにも拍手で祝福された。通算1000試合出場=筒香(DeNA) 21日の阪神9回戦(甲子園)に先発出場して達成。プロ野球531人目。初出場は10年10月5日の巨人24回戦(横浜)。

◆通算525本塁打を誇る元プロ野球選手の清原和博氏(56)が、関西テレビ(カンテレ)で阪神-DeNA戦(甲子園)の解説を元阪神の掛布雅之氏(69)とともに務めた。この日1軍復帰したばかりの4番大山悠輔内野手(29)については、2軍調整前に比べて良くなっていると言及。「一番の違いは構えたときに背番号3が見えすぎていた」と具体的に話した。また一時2軍降格となっていた、6番佐藤輝明内野手(25)については、さらなる成長を期待。「自分も経験ありますけども、1回止まるとなかなか出る気がしないんですよね。どうしても力みが出たり、手を出さないボールに手が出たりするんですよね。ヒットが出てもHRが出ないのはバッターとしても気持ちが悪いですね。まだまだ若いですからね。ストレートにめっぽう強いバッターになってほしいですね」。また、梅野隆太郎捕手(33)には「そうなんですよね。プレースタイルが好きで」と話していた。

◆通算525本塁打を誇る元プロ野球選手の清原和博氏(56)が、関西テレビ(カンテレ)で阪神-DeNA戦(甲子園)の解説を元阪神の掛布雅之氏(69)とともに務めた。清原氏は、梅野隆太郎捕手(33)について「そうなんですよね。プレースタイルが好きで」と話した。梅野が7回2死から右中間を真っ二つの二塁打を放つと、思わず「よっしゃー!」と声を上げていた。

◆阪神佐藤輝明内野手(25)が、自己ワーストを更新する95打席連続ノーアーチとなった。7回の第3打席で空振り三振。これで、4月21日の中日戦で3号アーチを放って以来、本塁打が出ていない。これまでは昨年5月中旬から6月中旬までの94打席連続ノーアーチが自己ワーストだった。代名詞の本塁打が、2カ月間出ていない。待望の1発が待たれる。

◆阪神岡田彰布監督(66)の勝負手が、不発に終わった。両軍無得点の7回2死一、二塁。投手西勇に代打糸原を送ると、DeNAは右腕ジャクソンから左腕坂本へスイッチ。これを見た指揮官は、すかさず「代打の代打」で、糸原に代わってノイジーを起用した。ただ、ノイジーは坂本の146キロ直球に詰まらされ、一邪飛で凡退。ロースコアの展開でワンチャンスをものにできなかった。

◆阪神漆原大晟投手(27)が後輩のピンチを救った。0-0の8回。2番手桐敷拓馬投手(25)が安打と四球で招いた1死一、二塁で登板となった。3番オースティンとの対戦だったが、136キロ変化球で三ゴロ併殺でピンチを脱出。3球で火消しに成功し、新潟医療福祉大の3学年後輩にあたる左腕を救った。

◆阪神がリーグ戦再開初戦で、2試合連続&今季3度目のサヨナラ勝ちを飾った。交流戦からこれで3連勝。首位広島が敗れたため、1・5ゲーム差に迫った。初回に通算2000投球回を達成した阪神西勇輝投手(33)は勝ち負けつかずも、7回6安打無失点。6回には1死一、二塁のピンチを招くも、牧、宮崎の中軸を連続で中飛に打ち取るなど、114球の熱投を見せた。打線は幾度と好機をつくるも、なかなか走者をかえす1本が出ない。5回は先頭の佐藤輝の中前打から相手失策もからみ2死一、三塁とするも、近本がDeNAジャクソンの初球に遊ゴロ。7回は2死から梅野が右中間へ二塁打を放つと、投手西勇に代打糸原。DeNAが右腕ジャクソンから左腕坂本へスイッチすると、すかさず「代打の代打」で糸原に代わってノイジーを起用した。ノイジーは坂本の146キロ直球に詰まらされ、一邪飛で凡退となった。先発西勇のあとは、リリーフ陣で粘り強くリレー。9回裏、小幡が2死一、二塁から右前に運び、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

◆DeNAが無念のサヨナラ負け。9回2死一、二塁、ウィックが小幡に右前適時打を浴びた。右翼手の度会が本塁に送球も、クロスプレーでショートバウンドを捕手の山本が捕球しきれなかった。交流戦で続いていた連勝は7でストップした。阪神先発の西勇を前に1点が遠い展開が続いた。1回に1死から度会が左前打を放つも、オースティンが遊ゴロ併殺に倒れた。2回も先頭の牧が内野安打で出塁するも、筒香が二ゴロ併殺打。4回にも度会と牧の安打で1死一、二塁のチャンスを作るも、宮崎、筒香が倒れた。6回は度会、オースティンの連打で1死一、二塁も、牧と宮崎が倒れて得点は挙げられず。8回には2番手の桐敷からチャンスメークし、1死一、二塁とするも、オースティンが代わったばかりの漆原に三ゴロ併殺に打ち取られた。9回までで3併殺に7残塁と走者を出しながらも1点が遠い、歯がゆい展開となった。投げては先発ジャクソンが6回2/3を4安打無失点と好投し、2番手の坂本も2死一、二塁のピンチから火消しに成功。中川虎は3者凡退と安定感を見せていたが、無念のサヨナラ負けとなった。

◆阪神がリーグ戦再開初戦で、今季3度目のサヨナラ勝ちを飾ったり交流戦からこれで3連勝とした。18日の日本ハム戦(甲子園)から続いて2戦連続のサヨナラ勝ち。9回2死一、二塁で小幡竜平内野手(23)が右前打を放ち、二塁走者の植田が激走。これが決勝点となった。また首位広島が敗れたため、1・5ゲーム差に迫った。阪神岡田監督の一問一答は以下の通り-打てなかったところは反省だが守備や走塁は守備ってそら、当たり前のことやからそんな、守備を褒めるなんかシーズンないぞ、そんなんお前。普通にやる、ゲッツー取れるボールはゲッツー取って、ええとか悪いとか、そら当たり前のことやろ。守備が良かったんじゃないよ。-植田はよくかえってきたいやそら、かえるやろ、あの場面で。何を言うてんの。あんなん止めたらもう、辞めるよ、俺はもう。何を言うてんのそんなん、当たり前やんか。-石井より先に漆原いや、石井はもう、今日は9回やったから。-漆原の存在感はどんどん大きくなっているいやいやいや、まあねえ、ランナー背負っても結構落ち着いて投げてるし、コントロールもいいからね。ほんと貴重よ、今はそれは。-昨年の島本のような存在にいやいや、だから、普通は1イニングに2人ピッチャー使わんと、1人でぽっと決めに行ければいいんだけど。まあ終盤でこんな展開になったらもうしょうがないわなでもな。やっぱりフォアボールが絡むとこうなるということよ。-石井も最初走者出したがあれフォークが抜けたんねまあ、普通にそないして、低め投げてればなあ。-小幡は自信になるまあ自信にってか、だからそら木浪があかんなったら小幡しかいないわけやから、そんな。まぁ、そら打てんでもずっと使うのはしょうがないわ、それは、そんなんわ。-7回も欲張らずに四球。評価できるまあ評価て、どういう評価か分からんけどな、そら。いや、だからそれはストライク、ボールの見極めやろ。ボールを振らんかったらフォアボールになるいうことやんか。

◆DeNAが歯がゆいサヨナラ負けに沈んだ。9回2死一、二塁、ウィックが阪神小幡にサヨナラ打を浴びた。右翼・度会の送球がショートバウンドで捕手・山本が捕球しきれず。三浦監督は「精いっぱいのプレー」と擁護した。打線は8安打も長打がなく3併殺に残塁7で完封負け。連勝は7で止まり、指揮官は「上位で形は作れましたけど、長打や(打球)判断でつながらなかった」と話した。

◆DeNA度会隆輝外野手(21)が5年ぶりの甲子園で3安打猛打賞も、勝ちには結び付かなかった。阪神西勇から、第1打席から3打席連続左前打を放つも、連続試合打点は6でストップ。この日解説で甲子園を訪れていた86年清原和博(西武)に並ぶ新人での7試合連続打点はならず。「打撃は良い感じでしたけどチームは負けてしまった。個人の結果はどうでもいいので、勝利に貢献する思いでやりたい」と笑顔はなかった。

◆再開リーグ戦の開幕投手を任された阪神西勇輝投手(33)が、節目のゲームでサヨナラ勝ちを呼び込んだ。1回を投げ終えた時点で、通算2000投球回に到達。NPB94人目、球団では11人目の大台だ。記念のパネルを掲げ、甲子園の「西コール」に応えてみせた。三重・菰野高からドラフト3位でオリックスに入団した1年目の09年。初登板した9月21日の楽天戦で1回無失点。セギノール、中島俊哉、草野大輔を3人で片付けたところから物語は始まった。オリックスでの若手時代、当時コーチを務めていた星野伸之氏からは「2000イニングいったら一流」と言われ続けた。通算2669回1/3を投げ抜いた大先輩からの指令は、今も鮮明に覚えている。「『いつか抜かせ』と若い頃に言われて。『そんな数字届くか...』と。先が遠すぎて、どんな数字なんやろうと(思って)来ましたけど。順調にケガなく来られて、この数字なのかなと思います」常に「いつも通り」を心がける。「不安な考えを持っていたら、その通りになる。そういう考えで16年間やっている」。チーム最年長。自らの背中で若手に手本を示してきた。この日は桐敷、漆原、石井と後輩中継ぎ陣に「0」をバトンパス。「最終的に勝つという素晴らしい流れ」。初回、2回と2イニング連続で併殺打を奪うなど、要所を締めて7回6安打無失点。今季初めて任された金曜日のマウンドで、13度目完封リレーの立役者となった。星野氏には「(2000投球回に)やっといけました」と言うつもり。「OBの方々、コーチの方々の成績を抜かしたいと思ってやってきました」。これからも虎の柱の1人として、腕を振り続ける。【中野椋】▽阪神西の恩師、菰野(三重)の戸田直光監督 西の活躍は母校の励みに、また監督を務めるわたし自身の気持ちの張りにもなっています。本人は体のケアに気をつけていると思います。昨年の夏はわざわざ遠征先に差し入れにも来てくれました。優しい男です。彼がどう考えているかはわかりませんが、できるだけ長く、無事にプロ野球生活を送ってほしいと願っています。

◆阪神がリーグ戦再開初戦で、2試合連続&今季3度目のサヨナラ勝ちを飾った。交流戦からこれで3連勝。首位広島が敗れたため、1・5ゲーム差に迫った。サヨナラ打の小幡、今季初勝利を挙げた石井のヒーローインタビューでの一問一答は以下の通り。石井がファンに呼びかけた「勝ちマッスル」は、球団の営業担当者が「勝ちマッスルグッズ、急ぎで企画します」と言い、グッズ化に期待がかかる。-2度目のヒーローインタビュー石井 すごく人がいっぱいいて、すごく緊張します。-ピッチングは石井 先頭を出してしまって、なんとか粘って、牧選手をケアしながら、その後しっかり抑えられたので良かったと思います。-ストレートがうなりをあげていた石井 空振りもしっかり取れて良かったかなと思います。-小幡のサヨナラ打でプロ通算2勝目石井 去年の初勝利も小幡がランナーで点を取ってくれて。でも腰をけがして(お立ち台に)上がれなかったので、上がれてうれしいし、小幡に感謝します。-小幡は2度目のサヨナラ打。小幡 最高です。-去年も6月に人生初サヨナラ打。その時と比べて小幡 外野も結構前に来てたので、植田さんの足でも難しいと思いましたけど、藤本さんがめちゃくちゃ回してくれていたので。なんとかセーフになってくれと。植田さんの足じゃないとセーフになれなかった。ありがとうございます、と言いました。-印象に残った祝福小幡 頭たたかれすぎて覚えてない(笑い)。-木浪選手が抜ける中プレッシャーは小幡 プレッシャーは感じてないですけど、自分がやることを必死にするだけなので。頑張ります。-今後へ小幡 いつも熱い声援をありがとうございます。もっともっと勝てるように頑張っていくので、熱い声援をお願いします。石井 今日も応援ありがとうございました。僕はトレーニングが大好きで、チーム1のマッチョだと思ってるんですけど、僕が「勝ち」と言ったら、「勝ちマッスル」と言ってもらっていいですか? 明日も、勝ち? (ファンが)「マッスル!」

◆阪神佐藤輝明内野手(25)は少しホロ苦い夜になった。7回1死の第3打席でジャクソンに空振り三振に斬られ、自己ワーストの95打席連続ノーアーチ。9回は死球出塁で劇的勝利に貢献し「みんなでつないで点取れたのでよかったです」と喜んだが、96打席連続に伸びた。4月21日中日戦の3号以来、アーチが遠い。入団以来3年連続20本塁打以上をマークしてきただけに、もどかしい打席が続く。「打ちたいのは打ちたいですけど、頑張ります」とぐっとこらえた。この日は西武などで活躍し通算525本塁打を誇る清原和博氏(56)が、カンテレでゲスト解説。佐藤輝について「自分も経験がありますけど、1回止まるとなかなか出る気がしないんですよね」と思いやりながら「まだまだ若いですからね。ストレートにめっぽう強いバッターになってほしいですね」と望んだ。レジェンドの期待に応え、会心の1発を放ちたい。

◆阪神がリーグ戦再開初戦で、今季3度目のサヨナラ勝ちを飾り、交流戦からこれで3連勝とした。18日の日本ハム戦(甲子園)から続いて2戦連続のサヨナラ勝ち。9回2死一、二塁で小幡竜平内野手(23)が右前打を放ち、二塁走者の植田が激走。これが決勝点となった。また首位広島が敗れたため、1・5ゲーム差に迫った。阪神岡田彰布監督の一問一答は以下の通り-最後は小幡が決めたその前の打席も、四球とか選んで感じはよかったですけどね。よく打ったですね。-西勇はベンチからどうみていたいやいやまだね、本人もいくつもりだったと。まあ、チャンスが来たら、代打いくというのはいってあったんですけど。勝ち投手つけてあげたかったですけどね。-走者を背負いながら粘ったゲッツーね、ほんとうまく、ゴロ打たせて。やっぱコントロールがいいから、ね。長打も浴びないというかね。そのへんでしょうね。-3つのダブルプレー。守り勝ったいやいや、守り勝った、しのいだほうでしょ。しのいだという感じですね。-8回の漆原はバントしてくるか、ね。度会ですか。あの四球はちょっとイカンですね。やっぱりね。2死二塁だったら、代えてなかったですけどね。-9回は石井が流れを作ったまあそうですね、ずっと調子がいいですし、何とか0点で抑えておけば、負けはないかなとそういう感じですね。-大山がストレートを打っての2安打。いやいや、復帰戦ですから、最初に2本出たから気分的にもだいぶ楽になったと思うんだけど、まだまだこれからですよ。-大山が帰ってきてくれたのは大きなこと帰って来てくれたというか、本当はずっといないといけないところなんだけどね、それは。-3連勝、2試合連続サヨナラ勝ち。いやあ、まだまだそんなの。点を取れないのが続いているので、点を取ってからですね。-カード頭を取った。あす以降に向けて。今日の勝ちもね、勝ち負けというのは非常に大きいと思うし。今日も野手もミーティングでもっと点を取ろうと言っていたですけどね、今までどおり同じような展開になったけど、やっぱり野手がもうちょっと頑張らなあかんですね。

◆レジェンドも太鼓判の4番復活だ。不振で2軍調整していた阪神大山悠輔内野手(29)が、16日ぶりに昇格し、定位置の4番で出場。チームただ1人の複数安打となる2安打を放った。マルチ安打について聞かれると「いや...」と否定。「チームが勝ったことが一番なので、この勢いで明日からも頑張りたいです」と引き締めた。やはり存在感は大きい。名前がコールされると、甲子園に大きな拍手が起きた。注目の第1打席は追い込まれながらジャクソンの外角速球を右前へ。4回1死一塁でも内角153キロに振り負けず、中前に運んだ。カンテレの解説を務めた清原和博氏(56)も試合前から注目していた。大山が打ちにいく際、不振時は投手側から見て背番号3が見えすぎていたと指摘。「自分もそうだった」と現役時と重ね合わせて熱のこもった解説を展開した。「右打者は誰でもそうだけど、悪くなると背中側に入りすぎる。久しぶりで、4番で、力みがあるかなと思ったけど自然体で構えていた」。同じ右の強打者で4番を張り、プロ入り時の背番号も同じ3。その重圧も、技術的な悩みどころも手にとるように分かる。「みんなが打たない時にね(打つ)。最初、誰もヒットが出てない時に1人で気を吐いて、すごくよかったんじゃないですか」と、4番らしい姿を称賛した。コンディションが上がらず、降格時の打率は1割9分9厘。2軍では連日、泥まみれで白球を追った。試合の前後に特打、特守、走り込みを繰り返した。前日20日の練習から1軍合流。打撃を見た平田ヘッドコーチも「守備、スローイングをしっかりしたから、その動きが打撃にもいい影響があるよな」と体にキレが戻ってきたことを認めていた。岡田監督もひと安心だ。「最初に2本出たから、気分的にもだいぶ楽になったと思う。まだまだこれから。帰ってきたというか、本当はずっといないといけないんだけどね」。打線全体はまだ目覚めていない。4番に大山がデンと座る猛虎打線が本来の形。本領発揮はこれからだ。【柏原誠】

◆9回に登板した阪神石井大智投手(26)がKKKで流れを引き寄せた。先頭の牧に中前打を許したが、宮崎を152キロ直球、筒香をシンカー、山本をフォークで3者連続三振。「運良く三振を取れたので良かった。すごく大事な1イニングを抑えられてよかった」と喜んだ。今季初勝利のプロ2勝目で、お立ち台では新たなかけ声「勝ちマッスル!」を披露。「計画してもう3年くらいたっているので、きょうできてよかった」と顔をほころばせた。

◆阪神前川右京外野手が「足」でサヨナラ勝ちに貢献した。0-0の9回1死。強くたたきつけた打球が三塁へ。全力で走って内野安打にし、代走植田が決勝ホームを奪った。大山が4番に戻った試合で、打順は5番。佐藤輝の前を打った。「詰まらされたり、泳がされたり、今日は分からなくなっていた」と会心の当たりが出なかったことは反省。「何とかしたかったので最後ヒットで良かったです」と胸をなで下ろしていた。

◆阪神がDeNAとの再開リーグ戦を今季3度目のサヨナラ勝ちで飾った。0-0で進んだ9回2死一、二塁から「9番遊撃」の小幡竜平内野手(23)がプロ2度目の劇的安打。サヨナラ勝ちは交流戦ラストの18日日本ハム戦から2試合連続でチームは3連勝、岡田彰布監督(66)はNPB20人目の指揮官700勝に王手をかけた。この日敗れた首位広島に1・5ゲーム差に再接近。球団初の"アレンパ"へ、さあ6月反攻だ。一斉に飛び出したナインの中心で、小幡は笑顔を爆発させた。プロ2度目のサヨナラ打。一塁上でもみくちゃになりながら、歓喜のウオーターシャワーを全身に浴びた。待望の一打に、ナインの喜びも爆発した。「頭をたたかれすぎて覚えていないです」0-0で進んだ9回2死一、二塁。右腕ウィックとの今季初対戦だった。カウント1-2から150キロの速球を捉え、低いライナーでの右前打。昨年6月3日のロッテ戦以来、自身2度目の劇的打だ。「植田さんの足じゃないとセーフになれなかった。『ありがとうございます』と言いました」代走出場していた二走植田が一気に三塁を蹴った。際どいタイミングだったが、相手捕手山本がボールをはじいて生還。NPB20人目の監督通算700勝に王手をかけた岡田監督は、当然のプレーと振り返った。「そらかえるやろ、あの場面で。あんなん止めたらもう辞めるよ、俺はもう。そんなん当たり前やんか」同じくサヨナラ勝ちした前試合の18日の日本ハム戦は走塁ミスを連発。指揮官は「1つでも前の塁とか、それが仕事なわけやから」と苦言を呈していた。19日の全体練習はシート打撃で走塁練習に注力。チーム全体で次の塁への意識を再確認し、勝利で結実させた。15日のソフトバンク戦で木浪が背中に死球を受け、左肩の甲骨骨折で離脱。遊撃の代役小幡は、3試合連続のスタメン起用に最高の形で応えた。課題の打力アップへ、今季から打撃フォームをマイナーチェンジ。ワンステップして上げていた左足を、止まったところから上げるフォームに変えた。ステップする分、早める必要があったタイミングの取り方を改善した。「去年に比べたら、全然練習から振っている感覚とか打感が違う感じはあるので。そこでは手応えを感じられています」9回は助っ人右腕の150キロに振り負けず、引っ張り込んだ。新打法で歓喜に導いた。「1つ勝てたのはすごく大きいですし、サヨナラという面でも勢いに乗っていけると思う。また明日からも頑張りたい」。交流戦からの連勝を3に伸ばし、敗れた首位広島に1・5差に再接近。一丸でもぎ取ったリーグ戦再開初戦の白星で、一気の上昇気流に乗る。【波部俊之介】▽阪神植田(二塁代走でサヨナラの生還)「コーチが回していたので行きました。いいスタート切ろうと思ってたので、2アウト2ストライクで、それは良かったです。打ってくれって感じで、願っていました」阪神の完封勝利13度は今季12球団最多。歴代3位の年間27度ペースになる。球団のシーズン最多は65年の32度、2位は56年の28度。また、1-0勝利は今季6度目。年間12度ペースで、チーム最多の68年12度に並ぶ勢いだ。阪神のサヨナラ勝ちは今季3度目。4月18日巨人戦(佐藤輝の適時打)、6月18日の日本ハム戦(相手投手の暴投)以来。また、2試合連続のサヨナラ勝ちは、17年9月9日DeNA戦(鳥谷中前打)10日DeNA戦(伊藤隼右越え安打)以来、7年ぶり。岡田監督は通算699勝とし、NPB20人目の監督通算700勝に王手をかけた。内訳は阪神511勝、オリックス188勝。阪神最多、藤本定義監督の514勝にあと3勝に迫った。

◆阪神3番手の漆原大晟投手がピンチを救った。0-0の8回、2番手桐敷が1死一、二塁としたところでリリーフ。オースティンをカットボールで三ゴロ併殺に仕留めて火消しを決めた。「欲張らずに。すごく大きなダブルプレーでした」。桐敷は球団の生え抜き左腕6人目の20ホールドポイント(HP)を達成。新潟医療福祉大の3学年後輩にあたる左腕から「『ありがとうございます』とは言われました」と先輩の貫禄を見せた。

◆再開リーグ戦の開幕投手を任された阪神西勇輝投手(33)が、節目のゲームでサヨナラ勝ちを呼び込んだ。1回を投げ終えた時点で、通算2000投球回に到達。NPB94人目、球団では11人目の大台だ。記念のパネルを掲げ、甲子園の「西コール」に応えてみせた。この日は西武などで活躍し通算525本塁打を誇る清原和博氏(56)が、カンテレでゲスト解説。西勇の老練さに舌を巻いた。「もし西投手と対戦したら、いやなタイプですね」と打者の打ち気を引き出して空振りさせる投球術を絶賛。「すごいですね。フォークをコントロールできる」と制球力にも目を見張った。清原氏は石井の必殺球も絶賛。9回1死一塁で筒香から空振りを奪った変化球に「このシンカー、見たことないですね」とうなった。3者連続三振を奪った投球に「これはもう圧巻でしたね」と最大級のほめ言葉でねぎらった。

◆女房役の阪神梅野隆太郎捕手(33)が4投手の無失点リレーを導いた。「スタートの試合で、しっかり(カードの)頭を取れた。球数使うところは使いながら、今日は本当にピッチャーといい仕事ができました」。8回1死一、二塁のピンチでは漆原がオースティンを三ゴロ併殺。「マウンドでも(狙いを)伝えていたので、意図的に取れたのは、よりうれしい」と振り返った。西勇の2000投球回達成も「イニング数をこなすのは本当に大変なこと」とたたえた。

◆阪神・伊藤将司投手(28)が先発する22日の10回戦に向けてキャッチボールなどで調整した。「前回はやられているので、やり返す気持ちで投げたい」。リベンジ心を強く燃やす明確な理由がある。DeNAには5月11日の前回対決(横浜)で、4回2/3を投げて8安打7失点(自責5)と打ち込まれ、12日に2軍降格。厚みのある打線を今度はホームに迎え、借りを返すマウンドだ。前回登板した14日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では敗戦投手となるも8回2失点と先発としての役目は果たし、直球にも手応えは十分。「この2試合、いい感じに自分らしい投球ができているので、それは崩さずにやりたい」と気合を込めた。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神はこの日1軍選手登録された大山悠輔内野手(29)が「4番・一塁」で昇格即スタメン出場となった。大山はここまで53試合の出場で打率・199。不振で5日に出場選手登録を抹消されたが、2軍で体の切れを取り戻すための〝ミニキャンプ〟などを行い、20日から1軍に合流していた。また同じく出場選手登録されたハビー・ゲラ投手(28)もリリーフでベンチ入りした。

◆阪神の先発・西勇輝投手(33)が一回を無失点に抑えた。先頭の桑原を右飛。DeNAのD1位・度会(ENEOS)に左前打を浴びたが、3番・オースティンを注文通りの遊ゴロ併殺に仕留めた。これで西勇は史上94人目の通算2000投球回。阪神在籍時での達成は1983年の小林繁以来、11人目の快挙に、記念ボードを手渡され、笑顔でファンの声援に応えた。

◆阪神・大山悠輔内野手(29)が二回の第1打席で右前打を放った。カウント1-2からジャクソンの154キロ直球を捉えた。打球は一、二塁間を抜け、右前へ。スタンドから大歓声が起こった。大山は5日に不振で2軍降格。この日、1軍再登録され、「4番・一塁」で即スタメン出場を果たした。復活の一打を第1打席にみせた。

◆阪神が先制機を逃した。近本光司外野手(29)が好機で凡退した。五回先頭の佐藤輝が中前打を放つと、1死から小幡は投手強襲の打球。これをDeNAの遊撃手・森敬が好守でさばいた。判定はアウト。岡田監督がリプレー検証を要求も、判定は変わらず2死二塁。投手・西勇が打席に向かった。初球は遊撃へボテボテの打球。これを森敬が今度はファンブルし、2死一、三塁の先制機とした。打席には1番・近本。再び初球打ちし、打球はまたも遊撃へ。しかし、今度は森敬がしっかりとさばき、好機を生かせず。甲子園から大きなため息が漏れた。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)が七回の第3打席で空振り三振に倒れ、自己ワーストを更新する95打席連続ノーアーチとなった。今季は4月21日の中日戦(甲子園)で3号3ランを放ってから本塁打がなかった。これまでの自己ワーストは2023年5月19日の広島戦(甲子園)の第3打席から、6月16日のソフトバンク戦(甲子園)の第2打席までで記録した94打席連続ノーアーチだった。持ち味の長打、代名詞のホームランが1打席でも早く望まれる。

◆甲子園の三塁ベンチからグラウンドに足を踏み入れ、声を弾ませた。「高校野球でプレーしたときよりも小さく感じる」。DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=は強い西日を浴びながら、精力的に試合前練習に励んだ。甲子園でプレーするのは、横浜高2年時に出場した2019年の選抜大会以来5年ぶり。高校時代は1年夏を含め2度、聖地に立ち、全て代打で通算3打数1安打。3年時は新型コロナウイルス禍で春も夏も大会が中止となった。社会人のENEOSで荒波にもまれ、一回りも二回りも大きくなり、プロとして甲子園に帰ってきた。11勝7敗と勝ち越した交流戦ではチームの起爆剤となり、勢いそのままにリーグ戦の再開初戦を迎えた。一回の1打席目は三塁線、四回の2打席目は三遊間を破る安打。さらに、六回の3打席目も左前に運んだ。いずれも西勇に追い込まれながら厳しいコースをファウルで逃げ、巧みに左方向へ運び、今季6度目の猛打賞(1試合3安打以上)を記録した。「高校野球をやっている子たちからしたら特別な場所。プロとしてそういう場所で野球をやれるのは楽しみ」とプレーを待ち望んでいた舞台。持ち前の打力で快音を奏でた。

◆阪神の先発・西勇輝投手(33)が7回6安打無失点、114球の力投で降板した。一回は1死一塁でオースティンを遊ゴロ併殺。二回1死一塁では筒香を二ゴロ併殺に仕留めた。四回は1死一、二塁のピンチも宮崎を二ゴロ、筒香を遊ゴロで得点を許さない。六回も1死一、二塁のピンチを背負ったが、牧を中飛、宮崎も中飛に抑えた。西は一回を投げた時点で史上94人目の通算2000投球回を達成。阪神在籍時の投手では1983年の小林繁以来、11人目で実に41年ぶりだった。好投で流れを渡さなかった西勇は七回2死一、二塁の好機で代打を送られて降板。しかし、代打の代打・ノイジーが一邪飛に倒れて勝ち投手の権利をプレゼントすることはできなかった。

◆阪神の先発・西勇輝投手(33)が7回6安打無失点、114球の力投で降板した。一回は1死一塁でオースティンを遊ゴロ併殺。二回1死一塁では筒香を二ゴロ併殺に仕留めた。四回は1死一、二塁のピンチも宮崎を二ゴロ、筒香を遊ゴロで得点を許さない。六回も1死一、二塁のピンチを背負ったが、牧を中飛、宮崎も中飛に抑えた。西は一回を投げた時点で史上94人目の通算2000投球回を達成。阪神在籍時の投手では1983年の小林繁以来、11人目で実に41年ぶりだった。好投で流れを渡さなかった西勇は七回2死一、二塁の好機で代打を送られて降板した。「ランナーを出しながらでしたが、梅野が上手くリードしてくれてピッチングを組み立てることができました。ヒットを打たれてしまった時も次の進塁を防いでくれたり、内野ゴロでもしっかりゲッツーを取ってくれて、みんなのおかげで無失点で抑えることができました」とコメントした。

◆阪神がサヨナラ勝ちで、リーグ戦再開を白星で飾った。九回2死一、二塁、小幡竜平内野手(23)が右前打を放ち、2戦連続サヨナラ試合で、3連勝を飾った。佐藤輝明内野手(25)が空振り三振で終わった第3打席で、4月21日・中日戦(甲子園)の第3打席での3号3ランを最後に95打席ノーアーチ。昨年5月19日・広島戦(甲子園)の第3打席から6月16日・ソフトバンク戦(甲子園)の第2打席までの94打席本塁打ナシの自己ワーストを更新した。九回は死球で96打席まで伸びた。大山悠輔内野手(29)は5月31日・ロッテ戦(ZOZO)以来の「4番・一塁」で2安打。一回にプロ野球94人目の通算2000投球回に到達した西勇輝投手(33)は7回無失点も4勝目はならなかった(成績=33勝30敗4分、観衆=4万2620人)。

◆七回1死、空振り三振に倒れた阪神・佐藤輝明=甲子園球場(撮影・根本成)

◆阪神が2戦連続、今季3度目のサヨナラ勝ちで、3連勝。九回2死一、二塁、小幡竜平内野手(23)が右前打を放ち、試合を決めた。佐藤輝明内野手(25)が空振り三振で終わった第3打席で、4月21日・中日戦(甲子園)の第3打席での3号3ランを最後に95打席ノーアーチ。昨年5月19日・広島戦(甲子園)の第3打席から6月16日・ソフトバンク戦(甲子園)の第2打席までの94打席本塁打ナシの自己ワーストを更新した。九回は死球で96打席まで伸びた。1軍昇格後は打点ゼロ。大山悠輔内野手(29)は5月31日・ロッテ戦(ZOZO)以来の「4番・一塁」で2安打。一回終了後に通算2000投球回に到達した西勇輝投手(33)は7回無失点。首位広島に1・5差に迫った岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り(成績=33勝30敗4分、観衆=4万2620人)。ーー打てなかったのは反省だが守備や走塁は「守備ってそら、当たり前のことやからそんな、守備を褒めるなんかシーズンないぞ、そんなんお前。普通にやる、ゲッツー取れるボールはゲッツー取って、ええとか悪いとか、そら当たり前のことやろ。守備が良かったんじゃないよ」ーー植田は生還した「いやそら、帰るやろ、あの場面で。何を言うてんの。あんなん止めたらもう、辞めるよ、俺はもう。何を言うてんのそんなん、当たり前やんか」ーー石井より先に漆原(八回1死一、二塁で登板し、オースティンを三ゴロ併殺)「いや、石井はもう、今日は九回やったから」ーー漆原の存在感は大きくなっている「ランナー背負っても結構落ち着いて投げてるし、コントロールもいいからね。ほんと貴重よ、今はそれは。」ーー石井も最初走者出したが(九回無死から中前打後に3連続三振)「アレ、フォークが抜けたんやね。普通にそないして、低め投げてればなあ」ーー小幡は自信になる「自信にってか、木浪がアカンなったら、小幡しかいないわけやから、そんな。そら打てんでも使うのはしょうがないわ、それは、そんなんわ」ーー七回の四球も評価できる「評価て、どういう評価か分からんけどな。ストライク、ボールの見極めやろ。ボールを振らんかったらフォアボールになるいうことやんか」ーーノイジーも打っておけば(七回2死一、二塁、代打の代打で一邪飛)「...」

◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(76)は復帰戦で2安打を放った阪神・大山悠輔内野手(29)に代表される打線に言及した。勝つことが一番大事。小幡はよく打ったし、あの外野の前進守備の状況で二塁から生還した植田の走塁はさすが。ただ勝ったとはいえ、言及せざるを得ないのが阪神打線だ。ジャクソンを打てないのは、ある程度想像できたが、それにしてもひどすぎる。岡田監督が新たに手を打った4番・大山の復帰。2安打したが、凡退した2打席の内容はひどい。バットを振り切った、芯で捉えた打球にはほど遠く、どん詰まりばかり。こうなると、安打2本もたまたま間を抜けた打球に思えてくる。しばらく4番を打っていた近本も、明らかに調子を落としている。森下、佐藤輝も、内容は全くダメ。働くべき選手が全然働かない。交流戦までの点が入る気配もない打線から全く変わっていない。起爆剤がどこにも見当たらない。強打のDeNA打線を抑えた投手陣は見事だが、いつまで投手に頼り切った戦いを続けるのか。リーグ戦再開で1勝したが、喜びよりも、危機的な今後の戦いへの心配ばかりが強まった。

◆阪神が2戦連続、今季3度目のサヨナラ勝ちで、3連勝。九回2死一、二塁、小幡竜平内野手(23)が右前打を放ち、試合を決めた。佐藤輝明内野手(25)が空振り三振で終わった第3打席で、4月21日・中日戦(甲子園)の第3打席での3号3ランを最後に95打席ノーアーチ。昨年5月19日・広島戦(甲子園)の第3打席から6月16日・ソフトバンク戦(甲子園)の第2打席までの94打席本塁打ナシの自己ワーストを更新した。九回は死球で96打席まで伸びた。1軍昇格後は打点ゼロ。大山悠輔内野手(29)は5月31日・ロッテ戦(ZOZO)以来の「4番・一塁」で2安打。一回にプロ野球94人目の通算2000投球回に到達した西勇輝投手(33)は7回無失点。主な選手のコメントは以下の通り(成績=33勝30敗4分、観衆=4万2620人)。サヨナラ打の小幡竜平 「そこで(リーグ戦再開)一つ勝てたのはすごく大きい」ヘッスラサヨナラ生還の植田海 「ちょっとスライディングが合わなくて、頭になったみたいな感じです」96打席ノーアーチの佐藤輝明 「それは打ちたいのは打ちたいですけど、頑張ります」復帰戦で2安打の大山悠輔 「チームが勝ったのが一番なので、この勢いで明日も頑張りたいと思います」八回に登板し、1死後、安打と四球で降板した桐敷拓馬 「次は3人で切れるように頑張りたいです」八回1死一、二塁でオースティンを三ゴロ併殺に仕留めた漆原大晟 「欲張らずにというか。いいバッターが続いていたので、一人ひとりを意識しながら投げた結果があのゲッツーになった」通算2000投球回達成試合でのサヨナラ勝利に西勇輝 「ヒーロー(インタビュー)に行けると思ったけど行かれへんかった」

◆度会隆輝が5年ぶりの甲子園で猛打賞の活躍を見せるもDeNAは阪神に0-1で敗れた(撮影・根本成)

◆DeNAのアンドレ・ジャクソン投手(28)が中9日で6回2/3を4安打無失点と好投した。4勝目ならずも、150キロ超の直球で押し、チェンジアップやカーブで緩急を付けた。「ストライク先行で打たせて取る、状況によって空振りを取りにいく投球を心掛けた。最低限の仕事はできた」とうなずき、三浦監督は「球威が落ちることなく、しっかり投げられていた」と評価した。

◆任された重要局面。己を信じて指先に力を込め、強打者たちのバットに、次から次へと空を切らせた。スコアレスの九回に登板した阪神・石井大智投手(26)が見せた17球の熱投―。サヨナラ勝利への流れを呼び込み、胸を...いや、大胸筋を張った。「間違ったらホームランがある打者ばかり。(点を)取られたら向こうもクローザーが出てきて、負ける可能性が高くなる。大事な1イニングでしっかりと抑えられてよかったと思います」先頭の4番・牧に中前打を浴び、不穏な空気が漂う。ただ、ブルペン投球の時点で荒れ気味だったボールも、この一本を浴びてから低めへの意識を強めて修正。まず5番・宮崎に直球勝負を挑んで三振に斬ると、6番・筒香もシンカーを振らせて三振に。続く山本にはフォークを振らせ、3連続K斬り。圧倒してみせた右拳を力強く握り、劇的シーンへの流れを作った。岡田監督も「ずっと調子がいいですし、なんとか0点で抑えておけば、負けはないかな」と勝利に直結した力投をたたえた。

◆阪神は劇的なサヨナラ勝ちでDeNAを破り、リーグ戦再開で白星スタートを切った。両軍無得点で迎えた九回2死一、二塁で小幡竜平内野手(23)が右前に適時打を放ち、二走の植田が生還。交流戦最終戦から2試合連続でサヨナラ勝ちし、3連勝で首位広島とのゲーム差を1・5に縮めた。勝利を告げる快音が甲子園に響き渡る。夏至の日に再開したセ・リーグ。最後に待っていたのは太陽のように輝くカクテル光線と歓喜のウオーターシャワー。無念の離脱となった先輩の思いを胸に、小幡がサヨナラ劇の中心に立った。「(自分で)決めたいなという思いは強かったですね。(ウオーターシャワーは)気持ちよかったです。あまり覚えていないですけど」両軍ゼロ行進のまま迎えた九回2死一、二塁の好機。息を吐いて打席へと向かった。「真っすぐ多めの投手。振り負けないように思い切っていった」。カウント1-2から5球目、ウィックの150キロを引っ張った。右前で弾んだ打球に二走・植田がヘッドスライディングでホームへとかえってくる。捕手のミットからこぼれ、転々とする白球。昨年6月3日のロッテ戦(甲子園)以来、自身2度目のサヨナラ打。響き渡る大歓声をバックに、両手を広げて仲間たちから祝福を受けた。「出番が増えるので、しっかり準備するだけと思っていました」16日に正遊撃手の座を争ってきた木浪が左肩甲骨の骨折で離脱。そこから、先輩の穴を埋める形で遊撃手として先発出場を続けている。

◆丸い月が聖地を照らす仕切り直しの一戦で、虎に主砲が帰ってきた。Hランプを点灯させるたびに、スタンドから一層多くの声援が巻き起こる。大山が19日ぶりの1軍戦に定位置の4番で臨み、マルチ安打。交流戦明けという再出発の一歩目に十分な結果を残した。「チームが勝ったことが一番なので、この勢いで明日も頑張りたいと思います」打席に向かうだけで虎党から拍手が起き、その期待の大きさに結果で応えた。二回の第1打席。ジャクソンが4球目に投じた154キロ直球をバットに当てた。会心ではなかったが打球は一、二塁間を破って右前へ。5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来の安打を放つと、さらに森下の四球で1死一塁となった四回にも中前打。マルチ安打でチャンスを拡大した。開幕から50試合を過ぎたところで打率が2割を下回り、今月5日に2軍落ち。鳴尾浜で若手とともに汗を流し、再浮上に向けた土台を築いた。信条の全力プレーは、初めて長い時間をともに過ごす若手にも好影響を与えた。三塁や遊撃でともにノックを受けた2年目の戸井は「グラウンドでもベンチに戻っても常に全力で、見習わないといけない部分を見せてもらった」と振り返る。やり抜いた先に続く道があることを示し、後輩たちの指針になった。昇格即4番に据えた岡田監督は「復帰戦ですから、最初に2本出たから気分的にもだいぶ楽になったと思うんだけど、まだまだこれからですよ」と、今後にさらなる期待を込めた。1―0のサヨナラ勝ちで3連勝も、まだまだ得点力を高めたい。帰ってきた大山に求められるものは大きい。(邨田直人)

◆リーグ戦が再開しても、勢いは止まらない。DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が、今季6度目の3安打。横浜高2年時に出場した2019年の選抜大会以来、5年ぶりにプレーした甲子園で存在感を放った。「負けてしまったので元も子もない」と悔やみつつ「バッティングはいい感じだった」と振り返った。3安打はいずれも左方向への流し打ち。西勇に追い込まれながら厳しいコースをファウルで逃げ、しぶとい打撃を見せた。全て適時打で記録していた連続打点こそ6試合で止まったが、11日の1軍復帰後は打率・448(29打数13安打)と好調を維持する。チームは0-0の九回に32イニングぶりの失点を喫し、今季初のサヨナラ負けで連勝が7でストップ。2死一、二塁で前進守備を敷いた右翼の度会は、右翼線寄りで弾んだ当たりをさばいて本塁へ送球したが、ハーフバウンドで一塁側にそれて二塁走者の生還を許した。「精いっぱいのプレーだった」と三浦監督。度会は「イチローさんのように、もっともっと上を目指して頑張りたい」。強肩でならした憧れの偉人の名前を挙げ、レベルアップを誓った。(鈴木智紘)

◆阪神・西勇がチームの劇勝を呼び込む好投で、自らの節目に花を添えた。一回を投げ終えて通算2000投球回に達すると、抜群の制球力で7回まで無失点で抑え、主導権を渡さなかった。「ヒーロー(インタビュー)に行けると思ったけど、行かれへんかった」試合後はジョークを飛ばして笑わせた。一回1死一塁はオースティンを遊ゴロ併殺、二回1死一塁では筒香を二ゴロ併殺。テンポよく打たせて取り、七回2死一、二塁の好機で代打を送られて御役御免。打線の援護がなく勝ち負けはつかなかったが、岡田監督も「勝ち投手つけてあげたかった。コントロールがいいから長打も浴びない」と評価した。オリックス時代にコーチとして師事し、通算投球回で2669回?を誇るサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(58)からの言葉も支えになった。「星野さんに『2000イニングいったら一流や』って若い頃に言われた。『いつか抜かせ』って。まだ10勝しか勝っていない頃」と述懐。プロ16年目で到達し、「先が遠すぎて『どんな数字なんやろうな』と思いながらきました。けがなくこられたので、この数字に届いた」と感慨深げに喜んだ。西勇輝がDeNA戦の一回で通算2000投球回に到達した。昨年5月24日の日本ハム戦で達成したソフトバンク・和田毅以来、プロ野球94人目。阪神所属での達成は1983年9月4日のヤクルト戦での小林繁以来、41年ぶり11人目。プロ野球記録は金田正一(国鉄など)の5526回?

◆交流戦が終わって、いよいよリーグ戦が再開された。甲子園球場のある兵庫県は梅雨入り。史上3番目に遅い発表だとか。そこへ、あの男がやってきた。存在感は別格だ。甲子園に清原和博氏が登場。カンテレの阪神戦中継の解説だった。PL学園高時代の活躍の印象は強烈。朝日放送・植草貞夫アナの「甲子園は清原のためにあるのか」の絶叫は、いまなお記憶に残る実況だ。以降、プロ野球界でもスポットライトを浴び続けた。野球記者として、清原の豪打を、ライバルチームの担当として見続けた。史上最高の打者は?頭の中で自問自答して「清原」と即答だ。1986年。西武に入団した高卒ルーキー清原が初めて出場したオールスターで、18歳のスーパースターを取材した(といっても、先輩記者が質問しているのを、後ろで聞いていただけだが)。第2戦。舞台は大阪球場。左翼ポール際へ豪快アーチを放ってMVPに輝いた。比較したらかわいそうだけれど、ことしの虎の高卒ルーキーが、来月のオールスターで本塁打を放つなんて、想像すらできない。いかに清原がすごかったか。その後、担当の近鉄バファローズに野茂英雄という、のちのメジャーリーガーが入ってきて、野茂vs清原の名勝負が繰り広げられた。語り継がれている「平成名勝負」。純粋に楽しかった。どっちもすごかったが、結果としては清原が打ち勝った。あの野茂を打つんだから...。清原は最高の打者だった。

◆小幡! 小幡! 小幡!! 交流戦後の第1戦の大事な試合でサヨナラヒット、ありがとう!! 木浪の負傷により、サブの君が出場するようになったけど、アレ(日本一)になった昨年の開幕戦のショートスタメンは君やんけ!! 木浪の一日も早い復帰を願いつつも、このチャンスに若虎小幡はレギュラーをガッチリとったれ!!勝ったけど、ムカムカするわー!! 7回114球無失点の33歳、西勇に阪神打線は白星をつけたれ~や!!(怒) あのね...年齢って1歳上になる程、身体がドンドンきつくなるのよ~。俺たちオジさんはもちろん、アスリートの1年はキツイでェ!! 猛虎打線、後半は最低5点は取ったれよー!!大山の復帰即2安打は、2軍で(精神的に)いい調整をした証拠だと思う!! ただ、わが阪神はここが勝負の時だから、これまた厳しく言うと、1番近本、2番中野、ハッキリ言って全然機能しとらんやんけ!!半世紀以上の虎党だけど、近本がオールスターの外野手部門で、この低い成績なのに1位になっていることが、不安で不安で仕方ない、俺なのだ。

◆DeNA・東克樹投手(28)が8回5安打2失点と好投し、無傷の6勝目を挙げた。球団では1999年の福盛和男以来、25年ぶり。甲子園での登板は1年目の2018年以来、6年ぶりだった。小雨が降る中、無四球と制球力が光り「野球といえば聖地甲子園。そこで勝利することができてうれしい」と笑みを浮かべた。

◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(32)が逆転の8号3ランを含む2安打4打点で勝利に貢献した。1点を先制された直後の三回に甘く入った初球の速球を逃さず、一直線で左翼席に突き刺した。七回も初球を中前に運んで適時打を記録し「いかに強い打球を打つかに集中していた」。14試合連続安打と好調の助っ人は「この流れを続けていきたい」とさらなる意欲を示した。

◆DeNA・東克樹投手(28)が8回5安打2失点と好投し、開幕から負けなしの6連勝(全て先発勝利)をマークした。DeNA(前身を含む)の投手が開幕6連勝以上したのは、1964年の秋山登(6連勝)、68年の島田源太郎(10連勝)、72年の坂井勝二(7連勝)、75年の間柴富裕(6連勝)、95年の島田直也(6連勝)、99年の福盛和男(6連勝)に次いで25年ぶり7人目。全て先発勝利の開幕6連勝は球団史上初。左投手の開幕6連勝は75年の間柴と並ぶ最多連勝記録。開幕からに限らない、球団の最多連勝は83年の遠藤一彦と昨季の東がマークした12連勝。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
32264 0.552
(↓0.009)
-
(-)
81185
(-)
149
(+1)
26
(-)
38
(+2)
0.239
(↓0.001)
2.170
(↑0.01)
2
(-)
阪神
33304 0.524
(↑0.008)
1.5
(↑1)
76188
(+1)
180
(-)
27
(-)
21
(-)
0.219
(↓0.001)
2.190
(↑0.03)
3
(1↑)
DeNA
32321 0.500
(↓0.008)
3
(-)
78220
(-)
228
(+1)
37
(-)
36
(-)
0.250
(-)
3.150
(↑0.03)
4
(1↓)
巨人
31315 0.500
(↓0.008)
3
(-)
76187
(+2)
176
(+4)
33
(-)
35
(-)
0.232
(-)
2.460
(↓0.03)
5
(-)
ヤクルト
28334 0.459
(↑0.009)
5.5
(↑1)
78235
(+4)
226
(+2)
48
(+1)
32
(-)
0.239
(↑0.001)
3.310
(↑0.02)
5
(-)
中日
28335 0.459
(↑0.009)
5.5
(↑1)
77160
(+1)
210
(-)
29
(+1)
22
(-)
0.233
(-)
2.720
(↑0.04)