ソフトバンク(☆9対4★)ロッテ =リーグ戦10回戦(2024.06.21)・北九州市民球場=
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ロッテ
0300000014900
ソフトバンク
40030002X91802
勝利投手:スチュワート・ジュニア(2勝2敗0S)
敗戦投手:小島 和哉(4勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】今宮 健太(3号・1回裏ソロ),廣瀨 隆太(2号・4回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは初回、今宮のソロと正木、甲斐の適時打で一挙4点を先制する。1点差となって迎えた4回裏には、廣瀬のソロと山川の適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発のスチュワート・ジュニアが5回3失点で今季2勝目。敗れたロッテは、先発・小島が乱調だった。

◆ソフトバンク-ロッテは北九州での一戦。ロッテが同球場で試合を行うのは14年7月22日以来10年ぶりになる。ロッテは14年もソフトバンクに4-3で勝っており、同球場では04年から現在4連勝中。4試合はすべて2桁安打と打ち勝っての連勝だったが、今年も北九州で打撃陣の活躍が見られるか。

◆ソフトバンクが先発全員の18安打9得点で圧勝した。口火を切ったのは2番今宮健太内野手(32)。1回1死、ロッテ小島から先制の3号ソロを放った。「完璧でした」。この日は毎年恒例イベント「ファイト! 九州デー」で北九州開催。自身は同地で初アーチも、球団は福岡移転後、通算150号の節目の1発となった。今季最多タイの貯金23に戻し、「先々のことは分からない。目先の1勝を」と気持ちを引き締めた。▽ソフトバンク山川(4回の左前タイムリーに)「打ったのはカットボール。チャンスを生かすことができてよかったです」

◆「北九州男」の異名を持つ、ソフトバンク甲斐拓也捕手(31)が3安打2打点と好相性ぶりを見せつけた。初回に右翼線へ2点適時打を放つと、終盤の7、8回にも連続ヒットを放って猛打賞。同球場の通算成績は36打数16安打、打率4割4分4厘。「(2点タイムリーは)いいところに飛んでくれました。北九州のみなさんありがとうございます」と、ヒーローインタビューではニコニコ顔だった。▽ソフトバンク・スチュワート(5回92球を投げ6安打3失点で2勝目)「本当はもう少し長いイニングを投げないといけない展開でしたが、四球が多く球数が増えてしまった。野手のみなさんの援護のおかげで、5回まで投げることができました」▽ソフトバンク広瀬(4回に今季2号ソロ)「とにかくシンプルに甘いボールを打ちにいくことを考えて打席に入りました。自分のスイングで仕留めることができました」

◆昇格即スタメンとなったソフトバンク正木智也外野手(24)が2安打1打点と活躍した。初回の1打席目。2死一、三塁の好機に小島のチェンジアップを中前にはじき返し、今季初安打&初打点。「長い間、2軍にいたんで1打席目で絶対に打ってやろうと思った。緊張したが、今までやってきたことを出すだけと、思い切って行った」。4回にも先頭で中前打を放ちマルチ安打。慶大の後輩広瀬とともにお立ち台に上がり、久々に笑みがはじけた。

◆ロッテ小島和哉投手(27)が4回12安打7失点で自身3連敗を喫した。1回に3連打を2度浴び、4回にも3連打でホークス打線の勢いを断ち切れなかった。直近3試合で30安打22失点と調子が上がらない左腕に対し、吉井監督は「今日もダメでしたね。どの球も高かった。それで、最後まで修正できなかった感じで。これが3回続いたので、何か考えないといけないと思っています」と話した。▽ロッテ岡(4安打4打点で打線けん引)「交流戦明けてからの1試合目。なんとも言えない部分はありますけど、当たりとしてはいい当たりもでているので続けていければ」

◆先発全員安打の猛打爆発ば~い! ソフトバンクがリーグ戦再開のロッテ戦で18安打9得点と圧勝した。2番今宮健太内野手(32)が初回に先制の3号ソロ。完璧な一撃が決勝アーチになった。この日は毎年恒例イベントの「ファイト! 九州デー」で北九州開催。同地での本塁打は、福岡移転後でチーム通算150号となった。背番号6の活躍で今季最多タイの貯金23。2位日本ハムとの差は今季最大の9・5ゲームだ。黄色に染まったスタンドが歓声に包まれた。今宮が確信めいたフォロースルーを決める。打球を見届けるまでもない。打った瞬間にそれと分かる快音を残し、一塁へ駆け出した。「完璧でした。しっかり振った結果ですね」会心の一打だった。1回1死。カウント2-2からの6球目だ。ロッテ小島のスライダーを懐に呼び込む。外角から真ん中やや低めへ曲がってくる球。グッとこらえ、最後は豪快に振り抜いた。左翼席へ突き刺す先制の3号ソロ。「結果的にホームランと最高の形となって良かった」。これで今季放った3本ともすべてがロッテ戦。好相性ぶりを発揮した。毎年恒例のイベント試合に花を添えた。この一戦は九州6地区を巡る「ファイト! 九州デー」で北九州開催。同地での本塁打数は球団が1989年(平元)に福岡移転後、チーム通算150号の節目。自身は初アーチで「初めて打った。それよりも、勝ったことが大きいですね」と言った。2回の第2打席では右前打をマーク。今シーズン全52安打中計34本が中堅から右への逆方向だ。打撃の基本であるセンター返しを意識し、2番の役割を担う。夏場には野球人としての原点を思い出す。高校球児さながらの「がむしゃら」だ。「プロに入ってくると薄れる部分もあるので」。夏の高校野球はテレビ中継を視聴する。かつては明豊(大分)で甲子園のスターだった今宮は「そこで負けたら高校野球は終わり。1球ってすごく大事だなって思いながら見ています」。プロ15年目。ベテランと呼ばれる立場にもなったが、初心だけは忘れない。交流戦明け最初の試合で18安打9得点で圧勝。今季最多タイの貯金23とした。2位日本ハムと今季最大の9・5ゲーム差。4年ぶりのV奪還へ、早くも1人旅の気配すら漂うが「まだまだ先がありますから。目先の1勝を」。背番号6に慢心はない。ペナントレースを制すために。【佐藤究】

◆先発全員安打の猛打爆発ば~い! ソフトバンクがリーグ戦再開のロッテ戦で18安打9得点と圧勝した。2番今宮健太内野手(33)初回に放った先制3号ソロが決勝アーチになった。この日は毎年恒例イベントの「ファイト! 九州デー」で北九州開催。同地での本塁打は、福岡移転後でチーム通算150号目だ。背番号6の活躍で今季最多タイの貯金23。2位日本ハムとの差は今季最大の9・5ゲームになった。-初回からいい形で得点小久保監督 ここの球場(北九州)はセーフティーリードがないので。8回の(2点の)追加点が大きかった。-広瀬が4回に1発で突き放した小久保監督 この球場じゃなければホームランじゃないでしょうけど、ホームランに変わりはないので。-1軍昇格即スタメンの正木が2安打1打点小久保監督 今の2軍の状態で、上(1軍)で勝負できなかったら厳しいので。危機感を持ってやっていると思いますよ。-前回対戦ではロッテに敵地3連敗小久保監督 こてんぱんにやられたんでね。でも、あの時も言ったように、交流戦入ると勝手に流れが変わるんですよ。だからその意識はなかった。

◆頼れるリードオフマンだ。ロッテ・岡大海外野手(32)が「1番・左翼」で出場。0―4の二回2死満塁で3点二塁打を放った。二塁ベースに到達すると笑みを浮かべて喜んだ。「とにかくランナーを返すことだけを考えて打ちました。ランナーを返すことができてよかったです」4点を追う二回は2死から高部が四球で出塁すると、D1位・上田(明大)も中前打でつなぐなどして満塁の好機をつくった。すると岡が、ソフトバンク・スチュワートの真ん中高め154キロの直球を振り抜いて右中間へ走者一掃のタイムリーを記録した。岡の状態は上向き調子だ。今季は試合前時点で60試合に出場し打率・264、5本塁打、17打点。6月上旬は5試合連続で無安打に終わるなどしたが、直近4試合では打率・500(14打数7安打)と結果を残している。この日も一回は中前打、四回は左前打を放って固め打ち。勝負強い打撃も健在で、チームを支えている。今カードは濃い灰色の「NEO CLASSIC EDITIONユニホーム」を、今季初めて敵地で着用。毎日オリオンズ時代のロゴをモチーフに、古典的かつ威圧感を感じるブラックレターフォントを採用したデザインだ。新たな戦闘服で9ゲーム差離された首位・ソフトバンクとのリーグ再開初戦。しかし、先発の小島和哉投手(27)が一回に続いて四回には3失点。3―7の劣勢のまま4回12安打7失点で降板した。

◆ソフトバンクが先発全員の18安打を放ち、9得点。一回に今宮の3号ソロや正木の適時打などで4点を先制し、四回にも広瀬の2号ソロなどで3点を加えた。スチュワートが5回3失点で5月11日以来の勝ち星。ロッテは小島が6敗目。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
42192 0.689
(↑0.006)
-
(-)
80272
(+9)
155
(+4)
44
(+2)
47
(-)
0.263
(↑0.004
2.240
(↓0.02)
2
(1↑)
日本ハム
32284 0.533
(-)
9.5
(↓0.5)
79226
(+9)
203
(+9)
36
(+1)
51
(-)
0.248
(↓0.001)
2.800
(↓0.08)
3
(1↓)
ロッテ
31285 0.525
(↓0.009)
10
(↓1)
79200
(+4)
225
(+9)
27
(-)
27
(+1)
0.244
(-)
3.240
(↓0.1)
4
(-)
楽天
31312 0.500
(-)
11.5
(↓0.5)
79217
(+9)
253
(+9)
27
(+3)
46
(+3)
0.242
(↑0.001)
3.620
(↓0.05)
5
(-)
ORIX
30332 0.476
(↑0.008)
13
(-)
78200
(+2)
195
(-)
22
(+1)
29
(-)
0.246
(↓0.001)
2.670
(↑0.04)
6
(-)
西武
19450 0.297
(↓0.005)
24.5
(↓1)
79143
(-)
233
(+2)
28
(-)
30
(-)
0.201
(↓0.001)
3.260
(↑0.01)