オリックス(☆4対0★)阪神 =交流戦2回戦(2024.06.12)・京セラドーム大阪=
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阪神
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ORIX
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勝利投手:エスピノーザ(5勝3敗0S)
敗戦投手:大竹 耕太郎(4勝4敗0S)
  DAZN
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◆オリックスが7連勝。オリックスは4回裏、紅林と宗の適時打で3点を先制する。そのまま迎えた6回には紅林が適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・エスピノーザが7回途中3安打無失点の好投で今季5勝目。敗れた阪神は、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆来日初登板から4連勝したオリックスのエスピノーザだが、その後は5月11日ソフトバンク戦から3連敗中。3敗はすべてビジターで、京セラドームは2勝0敗、防御率0・47。同球場では19回を投げて犠飛による1失点だけで、適時安打を許していない。5月4日以来の本拠地登板で、連敗を止められるか。

◆阪神は佐藤輝明内野手(25)を今季初めて7番に入れた。1~4番は変わらず、5番にはDHの糸原健斗内野手(31)、6番に渡辺諒内野手(29)。先発の大竹耕太郎投手(28)は5勝目を狙う。

◆阪神坂本誠志郎捕手(30)が驚異のファウル連発で、難敵を困らせた。3回2死。4球でカウント2-2になると、5球目から4連続ファウル。9球目はボールでフルカウントになった。ここからさらに6球連続のファウル。バックネット裏、三塁ファウルゾーンなどさまざまな方向に打ち、観客も大喜び。16球目に三ゴロに倒れたが、場内からは拍手が送られた。オリックスのエスピノーザ(26)はこれで3回までパーフェクト投球。150キロを超えるムービングボールに初対戦の阪神の打者は対応に苦慮した。

◆阪神佐藤輝明内野手(25)が狙い打ちされた?三塁を守る佐藤輝のところに、最初の打者10人のうち、6度もゴロが飛んできた。初回先頭はハーフバウンドをうまく逆シングルでつかみ、この回もう1つアウトにした。2回は1死一塁から三ゴロ併殺。3回も2球を軽快にさばいた。4回先頭は、ボテボテのゴロに前進したが投げられず、内野安打になった。

◆パーフェクト継続だったら物議必至?打線沈黙の阪神は7回2死から近本光司外野手(29)が一塁前にゴロを打って、判定はアウト。岡田彰布監督(66)がすぐにリクエストを要求した。映像でも判断が難しい微妙なタイミングだったが、判定がセーフに覆り、この試合2人目の走者となった。オリックスのエスピノーザに序盤から完璧に抑えられ、6回1死から木浪聖也内野手(29)がようやく初の走者となる中前打を放っていた。

◆阪神打線が17人目の打者でようやく走者を出した。6回1死から木浪聖也内野手(29)が中前打を放った。オリックスのエスピノーザ(26)に対して5回までは攻撃の手がかりもつかめないまま。3回には9番の坂本誠志郎捕手(30)が16球粘ったが凡退した。阪神は今季、5月24日の巨人戦(甲子園)で戸郷翔征投手(24)に無安打無得点試合を達成されている。1シーズンで2度の屈辱はまぬがれた。

◆阪神に運が向いたと思われたが、それも一瞬だった。0-4の7回2死満塁。1発出れば同点という場面で、佐藤輝明内野手(25)が2球目を強振すると飛球はファウルゾーンに飛んで、捕手がキャッチ。だが、審判は打球が天井に当たっていたとしてファウルを宣告した。同ドームのグラウンドルールでは、ファウルエリア上の天井に当たった場合はファウルになる。1度は救われた佐藤輝だったが、結局空振り三振に倒れた。

◆阪神が「関西ダービー」で2戦連続の完封負けを喫し、今年の交流戦勝ち越しの可能性が消滅した。2戦連続の完封負けは、開幕戦だった3月30日、31日巨人戦(東京ドーム)以来。交流戦でオリックスに2戦連続完封負けを喫すのは、初めてとなった。オリックス先発のエスピノーザを前に、5回まで走者を出すこともできなかった。3回2死から坂本が10球ファウルと驚異の粘りを見せるも、16球目のスライダーを三ゴロ。5回までに81球を投げさせたが、快投を許した。6回1死から、木浪がこの日チーム初安打となる中前打。しかし後続2人が打ち上げて、走者を進めることができず。7回には2死から近本の内野安打、糸原の右前打から、渡辺が四球を選んでエスピノーザをマウンドから降ろすも、代わった富山を前に佐藤輝が空振り三振。好機を生かすことができなかった。阪神先発の大竹耕太郎投手(28)も3回まで1安打無失点と好投するも、6回7安打4失点で4敗目。今季ワーストタイの失点で、阪神移籍後の交流戦では昨年に続いて6試合目でも勝ち星を手にすることはできなかった。昨季、日本一に輝いた京セラドーム大阪で、2戦連続の完封負け。この日も苦しい敗戦となった。

◆オリックスが昨季日本シリーズの再現となった「関西ダービー」に連勝した。連勝は今季最長を更新する「7」まで伸びた。打線は3回まで阪神大竹の前に1安打無得点だったが、4回に先制した。1死一、二塁から紅林が左前にライナーで運ぶタイムリーでまず1点。さらに2死満塁から宗が左前への2点適時打を放った。6回にも再び紅林が適時打を放ち、4-0と優位に進めた。先発エスピノーザは球威、制球力とも良く、阪神打線を圧倒。5回まで完全投球を演じた。6回1死から木浪に初安打を許し、7回は2死から連打と四球で満塁のピンチを迎えて降板。続く富山が佐藤輝を空振り三振に抑えた。8回は本田、9回はマチャドが締めた。エスピノーザはチーム単独トップの5勝目。チームは最大借金9の状態から7連勝で、一気に2まで減らした。

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◆阪神が「関西ダービー」で2戦連続の完封負けを喫し、交流戦勝ち越しの可能性が消滅した。2戦連続の完封負けは、開幕戦だった3月30日、31日巨人戦(東京ドーム)以来。交流戦でオリックスに2戦連続完封負けを喫したのは、初めてとなった。試合後、岡田彰布監督(66)は「なんもないで、昨日よりないわ」と言葉少な。4安打に抑え込まれ、対応できなかった打線には「ずーっとやん。そんなんきょうの試合だけちゃうやんか。それだけのことやん。ないない」と話した。阪神岡田監督の一問一答は以下の通り(自ら)なんもないで。昨日よりないわ。-バッターの対応がずーっとやん。そんなんきょうの試合だけちゃうやんか。それだけのことやん。ないない。何も言うことないわ。もう、見ての通りよ。-大竹も3回まではもうなあ。狙い打ちされてるなあ。なあ。もう読まれとるよな。-同じバッターにやられることが多いやられるやろ。だから昨日のミーティング、試合前に言うてんのにな。それやらへんから、そら同じバッターばっかりに打たれるよ。-なかなか言っても難しいやれへんからしゃあないやん。そんなんお前。昨日のミーティングの時に言うてる話や。

◆阪神木浪聖也内野手(29)がチーム初出塁となる中前打で完全試合を止めた。打線は5回まで無安打無四球の中、6回1死。3-2から先発エスピノーザの速球を捉え、3試合ぶりの安打を放った。「打てたことはよかった」。チームは11日に7安打、12日は4安打したが2試合完封負け。「こういう時もあると思うので。その次が大事。明日も頑張ります」と引き締めていた。

◆阪神大竹耕太郎投手(28)が、交流戦で勝てない。パ・リーグ出身だが、パ相手にはどうも分が悪い。今季は3戦0勝2敗。年間12勝2敗だった昨年も3試合で0勝1敗。通算防御率は3・08と大崩れしているわけではないが、タテジマ移籍後は6戦0勝3敗の"鬼門状態"だ。悔やんだのは魔の4回だ。3回までは3人ずつで抑えていたが、4回に集中打を浴びて3失点。味方打線に元気がなく、序盤から走者すら出せなかった。雰囲気的にも絶望感の漂う「ビッグイニング」となった。4回1死二塁から相手の走塁ミスで2死一塁。絶好調の4番西川に8球粘られた。最後は四球。対決前から勝負強さが際立つ西川を警戒していた。だが左腕は「相手がどうこうではなく、僕の問題。普通にストライクを投げていれば...」と反省した。そこから紅林、宗に適時打を浴びた。6回7安打4失点で4敗目。「普通に自分の投げたいボールを投げられなかった。そうなってしまった原因は明確に分かった」と振り返った。一方、岡田監督は2試合連続3安打された紅林らを止められていないことに表情を曇らせた。「もう狙い打ちされてるな。読まれとるよな。昨日のミーティング、試合前に言うてんのにな。それやらへんから、同じバッターばっかりに打たれるよ」と対策面の不備を指摘した。大竹は切り替えを強調した。「(オリックスとは今年の交流戦で)もう対戦することがない。そんなに引きずるような内容ではない。何点取られた試合でも、淡々と同じように反省することが大事」。次回登板はセ・リーグ。しっかり前を向いた。【柏原誠】大竹は昨季の阪神移籍後、交流戦6試合に先発したが0勝3敗と勝ち星がない。阪神で挙げた全16勝はセ・リーグ球団から。一方、ソフトバンク時代は交流戦3試合に登板し3勝0敗(すべて19年)。セ球団には通算19勝3敗だが、パ球団には7勝12敗と苦戦している。

◆阪神西純矢投手(22)が中10日のマウンドを2回無安打無失点に抑えた。4点ビハインドの7回に登板し、まずは3者凡退。8回は先頭太田の投ゴロをファンブルし、悪送球。その後は四球で2死一、二塁を招いたが、得点は許さなかった。「エラーとフォアボールが反省。それ以外は良かったかなと思っています。ああいう展開ですけど、ゼロで抑えることで何が起こるか分からない。ゼロで終われたのは良かった」と振り返った。

◆岡田阪神が昨年日本一をつかんだ京セラドーム大阪で屈辱にまみれた。オリックスとの「日本生命セ・パ交流戦」で、関西ダービー初の2試合連続完封負け。3年ぶりに7番に下がった佐藤輝明内野手(25)は、7回2死満塁の好機で空振り三振に倒れるなど4の0に終わった。交流戦は4勝9敗で2年連続勝ち越しなしが決定。セ界首位の広島も敗れて2ゲーム差は変わらずだが、3タテを食らえば再び貯金が0になる。前夜に続き、虎党のため息で試合が終わった。4点を追う最終回。2死から糸原、渡辺が連続四球で出塁して一、二塁。期待を一身に背負ったのは佐藤輝だ。だが、マチャドの初球の直球をはじき返した痛烈な打球は、一塁手のミットにに収まり、万事休した。取材エリアに現れた岡田監督は、開口一番言った。「なんもないで。昨日よりないわ」。巨人との開幕1、2戦目以来の2試合連続完封負け。オリックスとの交流戦では初の屈辱だった。15三振を喫した前夜の7安打より少ない4安打に、指揮官も言葉がなかった。オリックスの先発右腕、エスピノーザに圧倒された。球威と絶妙に動く多彩なボールに、5回まで完全投球を許した。打者の対応を問われた指揮官は「ずーっとやん。そんなんきょうの試合だけちゃうやんか。それだけのことやん。ないない。何も言うことないわ。もう、見ての通りよ」とバッサリだった。貧打打開を目指す試行錯誤で、佐藤輝を3年ぶりの7番に置いた。そして0-4の7回2死から近本の内野安打、糸原の右前打、さらに渡辺の四球でつくった満塁の好機。ここで打席が背番号8に回った。代わった2番手富山の2球目をフルスイング。打球は三塁ファウルゾーンに高く上がり、捕手若月のミットに収まった。捕邪飛でチャンスはついえたかに思えたが、打球が天井に直撃しており、京セラドーム大阪の特別ルールでファウルの判定になった。命拾いの打ち直しで今度こそ! だが、最後は外のスライダーを振らされての空振り三振で"1イニング2アウト"。「その前の球を仕留めたかったです」と悔やみ「本当に切り替えてやっていきたい」と懸命に前を向いた。昨秋虎ナインが躍動し、日本一に輝いた京セラドーム大阪でもがき苦しむ0行進。交流戦は4勝9敗で2年連続勝ち越しがなくなった。セ界トップの広島も敗れ、変わらない2ゲーム差はせめてもの救い。3連敗なら貯金0の危機。猛虎の意地を見せる。【磯綾乃】京セラドーム大阪特別ルール 打球がフェア地域上の天井もしくはスーパーリングに当たった場合、またはスーパーリングの内側に入りすぐに落ちてきた場合は、ボールインプレーとなる。昨年の日本シリーズ第1戦では、右翼側のスーパーリングに入って落ちてこなかった森の打球が二塁打の判定を受けた。一方で、ファウル地域の天井に当たった場合はボールデッドとなる。今回の佐藤輝の飛球はファウル地域の天井に当たった後、相手捕手に捕球されたがファウルと判定された。阪神の2試合連続完封負けは3月29~30日巨人戦で、開幕戦からの2試合連続以来2度目。交流戦では22年6月8~9日ソフトバンク戦の2試合連続以来。オリックス戦では初めて。阪神は6月4日楽天戦から8試合連続本塁打がない。過去2度あった7試合を超え、今季最長となった。阪神は今季の交流戦成績が4勝9敗となり、勝ち越しがなくなった。13日オリックス戦で△または●で、2年連続の負け越しが決まる。

◆虎にリベンジだ! オリックスが昨年敗れた日本シリーズ再戦の阪神戦で連勝し、カード勝ち越しを決めた。同戦での連続完封はオリックス史上初めて。連勝を今季最長を更新する「7」に伸ばした。5番紅林弘太郎内野手(22)が決勝打となる先制打など3安打2打点の活躍で、交流戦は9勝5敗で2位タイに浮上。4連覇を狙うリーグの順位は5位のままだが、最大8ゲームあった3位との差を3に縮め、まずはAクラスを視界にとらえた。昨秋の屈辱はもちろん忘れていない。オリックス紅林は阪神に勝ち越し、少し声のトーンを上げた。「去年、すごい悔しい思いをしている。やっぱり日本一を目の前で取られたので。チーム全体が悔しい思いを持ってやっている」紅林自身は日本シリーズ全7試合に出場し、20打数8安打の打率4割で敢闘選手賞に選出。それでも敗れた記憶しかない。リベンジの思いを体現したのは4回だ。2死一、二塁で大竹の直球を左前にクリーンヒット。先制点を奪った。前の西川が四球とあり、初球を狙った。5月24日の西武戦以来となる自身14試合、59打席ぶりのタイムリー。「5番を打たせてもらっている。打点とかの1本が仕事。そこで打てたのは良かった」。6回も適時二塁打を追加した。シーズン序盤は下位を担っていた。5月中旬から5番にほぼ固定。前を打つ4番西川が調子を上げてきただけに、紅林も好調なら得点力が増す。3番太田も含めた若い主軸が、チームを勢いに乗せている。紅林は昨年、得点圏打率が2割3分6厘。それが今年は3割4分1厘に大幅アップ。2度のサヨナラ打もマークした。「去年までは打ちたいとか、打点を挙げたいとか結果を気にしていた。今年は過程を大切にできている」と自己分析。クリーンアップに見合う勝負強さが身についてきた。「坊主にしたからです。髪を切ったから」。4月中旬、3失策した試合後の丸刈りをきっかけに、2割程度だった打率が上昇。この阪神2連戦は2戦連続3安打の固め打ちで打率は2割9分まで上げた。「見ての通り、鼻声なので」と今は体調不良を引きずりながらプレーを続けている。「宮城と連絡取りますけど『すごく悔しい』と言っていた。早く戻って欲しいし、宮城がいたらもっともっと勝てる」。同学年で仲のいい左腕エースが5月上旬に左大胸筋の筋損傷で離脱。復帰するまで打ち続けるつもりだ。【大池和幸】23年日本シリーズVTR セは阪神、パはオリックスが制し、1964年(昭39)の阪神-南海以来、59年ぶりに関西球団が顔を合わせた。初戦は阪神がオリックスのエース山本を打ち砕き先勝。第2戦はオリックスが4投手の継投でタイに。第3戦はオリックスが逃げ切ったが、阪神は第4戦で大山のサヨナラ打、第5戦は8回に大量6点を挙げて逆転勝ちし、王手をかけた。第6戦で山本が14奪三振の力投を見せ、オリックスが逆王手。3勝3敗で迎えた第7戦は阪神がノイジーの先制3ランを手始めに7点を挙げて大勝し、85年以来38年ぶりの日本一を手にした。▽オリックス富山(7回2死満塁で登板。佐藤輝のフライを捕手若月が捕球も、天井に当たったとファウルの判定となり、最後は空振り三振)「アウトカウントを間違えたかなと思った。2回喜べたんで良かった」▽オリックス宗(4回2死満塁から左前へ2点適時打)「コンパクトに振るだけだと思ってシンプルにいきました。貴重なヒットだと思いました。連勝伸ばせるように頑張ります」

◆5番起用の阪神糸原健斗内野手(31)が安打で意地を見せた。DHでの出場は6月1日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来。7回2死一塁で、エスピノーザの6球目、外角のスライダーに泳がされながらも右前にはじき返して好機を広げた。9回も2死走者なしから四球を選び、最後まで粘った。「(調子の良い6番)渡辺の前で2出塁できてよかった」とうなずいた。

◆オリックス・宜保翔内野手(23)が右肩痛で登録を抹消された。また、交流戦全日程終了後の17日から4日間は試合がないため、登板機会のない曽谷龍平投手(23)も登録を外れた。代わってレアンドロ・セデーニョ内野手(25)が登録された。

◆オリックス・田嶋大樹投手(27)が先発予定の13日の阪神戦(京セラ)に向け、試合前にキャッチボールなどで調整した。「相手打線に関係なく、自分のピッチングを心がけたい」阪神戦の登板は公式戦では2019年(6月16日、京セラ、6回2失点で勝ち負けつかず)以来、自身2度目。昨年の日本シリーズ第5戦(甲子園)でも対戦し、7回無失点と好投している。田嶋は今季、本拠地・京セラドームで4試合に登板し、2勝0敗、防御率2・42と強さを見せるが「あまり意識はしていない。いつもと変わらない調整をしている」と冷静に語った。

◆11日の関西ダービー1戦目で今季ワースト15三振と苦戦し今季7度目の零敗を喫していた阪神は、佐藤輝明内野手(25)を「7番・三塁」とし、「5番・DH」に糸原健斗内野手(31)を起用するなど打線を組み替えて2戦目に臨む。7日に1軍復帰した佐藤輝は、11日は内野安打を放つも4打数1安打2三振だった。7番での出場は、昨年11月5日の日本シリーズ第7戦(京セラ)以来で、レギュラーシーズンでは新人だった2021年10月26日の中日戦(甲子園)以来となる。チームはオリックスの先発のエスピノーザと今春のオープン戦(3月24日、京セラ)で対戦しており、そのときは3回を投げた右腕に対し2安打1得点だった。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)が、三塁守備で序盤から鮮やかなグラブさばきを連発した。一回には1番・中川と3番・太田の三ゴロを無難に処理。二回1死一塁ではセデーニョの打球が三塁線を襲ったが、逆シングルでつかむと素早く二塁へ転送し三ゴロ併殺を完成。二回までの6つのアウトのうち、実に〝4つ〟に関与して先発の大竹を盛り立てた。佐藤輝はこの日まで、38試合に出場し三塁守備で6失策を犯してきた。5月14日の中日戦(豊橋)での送球を捕球ミスする痛恨のミスが2軍降格の一因となっていた。今季の失策の内訳は、ファンブルが1つ、後逸が1つ、悪送球が3つ、送球の捕球ミスが1つだが、再昇格後は安定した守りを見せている。

◆阪神・坂本誠志郎捕手(30)が驚異の粘りを見せた。三回2死で打席へ。エスピノーザに対して3球で追い込まれた。4球目はボールでカウント2-2。ここから鬼の粘りをみせる。4球連続ファウルで食らいつくと、9球目は見逃してボール。フルカウントからまた粘った。ここから6球連続ファウル。結果的に16球目を打ち返すも、これは平凡な三ゴロに。それでも粘る坂本、そしてストライクゾーンへと投げ込むエスピノーザに1球ごとに両軍から大きな拍手が送られた。

◆阪神の先発、大竹耕太郎投手(28)が四回に先制点を献上した。三回までは30球で1安打投球。味方の好守にも盛り立てられ、オリックスの先発・エスピノーザとの投手戦を演じた。しかし、四回は2死一、二塁で紅林に左前適時打を許して均衡を破られると、セデーニョにストレートの四球を与えて満塁。宗にも左前2点打を浴び、打線が四回まで無安打と苦しむ中で重たい3点を刻まれてしまった。チームは、先制を許した試合でなかなか勝てておらず、5月21日の広島戦(マツダ)での勝利を最後に前日まで7連敗中。今季の逆転勝ちの最大点差は2点ビハインドからしかなく、中盤までに苦しい状況に追い込まれた。

◆阪神打線が精彩を欠いている。オリックスの先発・エスピノーザの前に五回まで無安打。四死球、失策もなく、1人の走者も出していない。五回終了時で81球とファウルで粘って球数を投げさせてはいるものの、攻略の糸口すらつかめていない。阪神は5月24日の巨人戦(甲子園)で戸郷にノーヒットノーランの屈辱を味わった。再びよぎる悪夢に京セラの虎党は静まり返った。阪神が五回を終えて1安打も放つことができないのは、戸郷にノーヒットノーランを許したゲームと、その2日後の5月26日に巨人・菅野に好投を許したゲームに続いて今季3度目。菅野からは七回1死で森下が右中間二塁打を放って、屈辱を回避した。

◆阪神・木浪聖也内野手(29)が意地の一本を放った。六回1死、ここまで1人の走者も出せず完璧に抑えられていたエスピノーザのツーシームを捉えた。中前に運んだ一打は、チームの打者17人目でようやくともした「H」ランプ。反攻のきっかけとしたい打線だったが、続く坂本が三邪飛、中野が左邪飛に倒れ、得点することはできなかった。

◆オリックス・紅林弘太郎内野手(22)が先制タイムリーを放った。「とにかく初球から積極的に打ちにいきました。エスピ(エスピノーザ)ががんばっていたので、なんとか先制点を取ることが出来てよかったです!」2死一、二塁で阪神先発・大竹の初球の直球を左前へはじき返して先制。続くセデーニョは四球を選んで好機を広げ、宗も左翼へ2点打を放ってリードを広げた。

◆オリックス・中川圭太内野手(28)が五回の守備で途中交代した。球団は、左大腿部に強い張りを感じたため、大事をとって交代したと発表。四回の攻撃の走塁時に張りを感じたとみられる。四回に先頭で三塁内野安打で出塁すると、来田の犠打で二進、太田の遊ゴロで三塁へ走ったが、憤死となっていた。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)が一発出れば同点の好機で三振に倒れた。0-4の七回2死満塁で打席へ。オリックスは先発・エスピノーザに代えて左腕・富山をマウンドに送った。2球目をフルスイングすると打球は高々と舞い上がり、ファウルゾーンで捕手・若月のミットへ。しかし、これが天井に当たっており、判定はファウルとなった。一度は命拾いした佐藤輝だったが、続く3球目、4球目と続けて空振りして三振に倒れ、チームを救う一打を放つことはできなかった。

◆先発し登板3試合ぶりの勝利を目指した阪神・大竹耕太郎投手(28)だったが、オリックス打線につかまり6回7安打4失点で降板した。三回までは1安打無失点投球。わずか30球で二塁も踏ませなかったが、四回2死一塁から西川に自身4試合ぶりとなる四球を与えたところから、すべてが狂っていく。紅林に2打席連続安打となる左前適時打を浴びて先制点を献上すると、セデーニョにはストレートの四球を与えて満塁とさらにピンチを広げる。そして、続く宗に左前2点打を浴びた。六回には1死から西川に技ありの中前打を許し、紅林にこの日3安打目となる右中間方向への二塁打を浴びて4失点目。この回までで降板となった。4失点は4月13日の中日戦(バンテリンドーム)、5月29日の日本ハム戦(甲子園、自責3)に並ぶ今季ワーストタイ。悔しい登板になってしまった。

◆オリックスは紅林の3安打2打点の活躍で2試合連続の完封勝利。今季最長の7連勝に伸ばした。四回に紅林が先制打を放って勢いづけると、宗も2点打で続いてリードを広げた。六回にも西川のチャンスメークから紅林が右中間へタイムリーを記録した。 先発のエスピノーザは六回1死まで完全投球。七回に2死満塁のピンチを招いて降板したが、2番手・富山が火消しし、流れを断った。エスピノーザは5月4日の日本ハム戦(京セラ)以来、1カ月ぶりの勝利で5勝目。これで5試合連続で先発投手に白星がついた。

◆阪神は11日のカード初戦に続いて、関西ダービー2戦目もオリックスに完敗を喫した。2試合連続、今季8度目となる零封負けで、2カードぶりのカード負け越し。交流戦は4勝9敗となって、5戦を残して勝ち越しが消滅。7勝10敗1分け(10位)だった昨季に続いて、2年連続の勝率5割以下が決まった。打線はオリックス先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(26)の前に手も足も出ず、六回1死から木浪聖也内野手(29)が中前打を放つまで完全投球を許した。0-4の七回には2死満塁として佐藤輝明内野手(25)に打席が巡った。ファウルフライが天井に直撃し、打ち直しとなる〝幸運〟もあったが生かせず。空振り三振に倒れて、チャンスを逃した。先発し登板3試合ぶりの勝利を目指した阪神・大竹耕太郎投手(28)は、オリックス打線につかまり6回7安打4失点での降板となり、悔しい自身4敗目(4勝)。チームの2試合連続零封負けは、3月29、30日の開幕1、2戦目(巨人戦、東京ドーム)以来、今季2度目となった。

◆阪神がオリックスに2連敗。4勝9敗となり、5試合を残して、交流戦勝ち越しが消滅した。大竹耕太郎投手(28)が四回、紅林弘太郎内野手(22)、宗佑磨内野手(28)に適時打を許して3点を献上。六回に4点目を失った。打線はアンダーソン・エスピノーザ投手(26)に六回1死までパーフェクト。七回2死満塁ではルーキー時代の2021年10月26日の中日戦(甲子園)以来の「7番」に入った佐藤輝明内野手(25)が2番手左腕・富山凌雅投手(27)の前に空振り三振に倒れた。チームは19回無得点。3月29、30日の巨人との開幕2連戦(東京D)以来の連続零敗で8度目の完封負けを喫した。岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り(成績=29勝28敗4分、観衆=3万6171人)。(1回戦に続いて自ら)「なんもないで。昨日よりないわ」ーーバッターの対応が「ずっとやん。そんなん、今日試合だけちゃうやんか。それだけのことやん。ないない。何も言うことないわ。もう、見ての通りよ」ーー大竹も三回までは「もうなぁ。狙い打ちされてるなぁ。なあ。もう読まれとるよな」ーー同じバッターにやられることが多い「やられるやろ。だから昨日のミーティング、試合前に言うてんのにな。それやらへんから、そら同じバッターばっかりに打たれるよ」ーーなかなか言っても難しい「やれへんからしゃあないやん。そんなんお前。昨日のミーティングの時に言うてる話や」

◆四回、オリックス・中川圭太の打球が手につかない阪神・佐藤輝明=京セラドーム大阪(撮影・沢野貴信)

◆阪神は11日のカード初戦に続いて、関西ダービー2戦目もオリックスに完敗した。オリックス先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(26)の前に手も足も出ず、六回1死から木浪聖也内野手(29)が中前打を放つまで完全投球を許した。2試合連続、今季8度目となる零封負けで、2カードぶりのカード負け越し。交流戦は4勝9敗となって、5戦を残して勝ち越しが消滅し、7勝10敗1分け(10位)だった昨季に続いて2年連続の勝率5割以下が決まった。主な選手のコメントは以下の通り(成績=29勝28敗4分、観衆=3万6171人)。六回1死からチーム初安打となる中前打を放った木浪 「打てたことはよかったです。(チームが打てないが)別にこういうときもあると思うので。その次が大事だと思うので、明日も頑張ります」七回に一塁内野安打を放ち、5試合連続安打とした近本 「やるべきことは変わらないので。(今の打線はと問われ)打線のことに関して僕が言うことはない」5日の楽天戦以来の先発出場で「5番・DH」に入り1安打1四球だった糸原 「(後を打つ)渡辺が調子がいい中で2出塁できてよかった。また明日頑張ります」四回2死一塁で西川に四球を与えたところから一気に崩れた先発の大竹 「相手がどうこうというよりは僕の問題ですね。普通にストライクを投げていればいいので」三回の第1打席で粘りを見せ、16球目で三ゴロに倒れた坂本 「気持ちを感じても結果が出ないと。プロなんで。気持ちじゃなく、結果で応えられるよう頑張りたいと思います」

◆阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(55)が中継ぎを温存する岡田彰布監督(66)の采配と、近本光司外野手(29)の「4番の姿」に疑問を呈した。最近、気になっているのは先発投手の引っ張り過ぎだ。大竹の投球内容なら、五回を投げ終えた時点で継投に入っても良かった。0-3の展開は次の1点がどちらに入るかで大勢が決する。六回の1点で、勝負ありだ。11日の1回戦も村上が完投したが、八回に致命的な2点を失った。先発投手は「どうする?」と尋ねられて「交代します」とは答えない。ベンチが決断すべきだ。火曜日から始まる1週間で、前半は先発が長いイニングを投げて、救援陣を温存させた方がいいというセオリーがあるのは事実。ただ月曜日に救援陣は休んでいる。もっと言えば、日曜日の才木は、かなりの確率で長いイニングを投げる。日、月が休めるのだ。この日のケースでは村上の完投で休んでいる。休養十分の救援陣をつぎ込んで、4点目を防ぐべきだった。ズルズルと黒星が重なってもおかしくない現状。非常事態だ。ここはベンチが救援陣をつぎ込んでも、余計な失点を防ぐべきだろう。とはいえ、一番の問題は点が取れない打線だ。かなり深刻といっていい。中でも心配しているのは、4番・近本だ。九回も森下が初球を打って三ゴロの後、2球目を左飛。マチャドは13日の3回戦も対戦する可能性があるのだから、もう少し、打席で「姿」を見せられないものか。三回に坂本が16球粘った。中野も少しでも投げさせようとした打席があった。体現している選手はいる。こういう姿を、4番なら見せて欲しいのだ。本来の4番が2軍落ちして、応急処置で任されている事情は理解する。いざ、試合が始まると、野手はもちろん、投手も「4番」を見ている。勝敗の責任を背負うのは、今も昔も変わらない。近本ほどの選手なら、できるはずだ。

◆阪神・近本光司外野手(29)が快足で安打をもぎ取った。0―4の七回2死で一塁へのゴロを放つと、ベースカバーに入ったエスピノーザ(前パドレス3A)と競走に。一旦はアウトと判定されたが、リプレー検証でセーフに覆った。得点にはつながらなかったが、2死満塁のチャンスを演出した。5試合連続安打の4番は「やるべきことは変わらない」と、一喜一憂せずに次戦を見据えた。

◆またかいな...。阪神はオリックスに0―4で敗れ、今季2度目の2戦連続の零封負けを喫した。関西ダービーで連敗となった岡田彰布監督(66)は、決勝打を放った紅林ら同じ打者に連日やられたバッテリーに苦言を呈した。低調な打線にはあきれっぱなしで、早くも2年連続で交流戦の勝率5割以下が決定。虎の牙はどこへいったのか。打てないばかりか、守れもしない。2試合連続で完敗の関西ダービー。岡田監督はまるで再現VTRのように同じ相手に痛打されたバッテリーに苦言を呈した。「狙い打ちされてるなあ。もう(配球を)読まれとるよな。きのう(11日)のミーティング、試合前に言うてんのにな。それやらへんから、そら同じバッターばっかりに打たれるよ」先発の大竹が突然乱れたのは四回だった。1死二塁のピンチで太田は遊ゴロ。飛び出した二走・中川を三塁でタッチアウトに仕留め、2死一塁とピンチを脱したかに見えた。しかし、昨季の対戦打率・368と左腕が苦手とする西川を迎えて流れが変わった。11日には2本の適時打を放ち、好調の4番を警戒するのは当然だ。ただ、厳しく攻めるがあまりの四球で2死一、二塁。続く紅林に痛恨の先制打を許した。六回は1死走者なしから4、5番の連打で再び失点。この2戦で紅林には6安打2打点、西川には3安打2打点とやられ放題だ。同じ打者に捉えられる展開は、特に今季の大竹-坂本バッテリーには顕著に現れている。カード頭だった11日の試合前にはバッテリーミーティングを行い、対策を十分に講じた。ただ、これでは机上の空論...。というよりも、やるべきことをやった結果ではない。指揮官は「(言っていることを)やれへんからしゃあないやん。そんなん、きのうのミーティングのときに言うてる話や」と語気を強めた。

◆マスクをかぶった阪神・坂本誠志郎捕手(30)は「何とか1イニング1点で粘れていたら全然違う展開になると思うので、粘っていかないと。きのうよりきょう、きょうよりあしたで何とかして1個勝ちたい」と前を向いた。三回には完全投球を続けるエスピノーザから16球粘ったが「気持ちを感じても結果が出ないと。プロなので」と反省した。

◆七回から登板した西純矢投手(22)は2回零封だった。「エラーとか四球が反省。それ以外はゴロアウトを取れたり、詰まらせたりしてよかった」七回は三者凡退に抑え、八回は自身の失策などもあって得点圏に走者を背負ったが粘った。今季初登板だった1日のロッテ戦(ZOZOマリン)では延長十一回にサヨナラ打を浴びたが、11日ぶりの出番でしっかりと仕事をこなした。

◆「5番・DH」で5日の楽天戦(甲子園)以来6戦ぶりに先発起用された阪神・糸原健斗内野手(31)がバットで結果を残した。七回2死一塁で右前へ打ち返して好機を拡大。九回にはマチャド(前ナショナルズ)から四球を選び「(6番を打つ)渡辺が調子がいい中で2出塁できてよかった。またあした頑張ります」とうなずいた。

◆2021年10月以来の7番で先発した阪神・佐藤輝明内野手(25)は4打数無安打。0-4の七回2死満塁では高々と打ち上げた打球がファウルゾーンの天井に当たり、若月のミットに収まった。捕邪飛かと思われたが、球場ルールでファウル判定。命拾いしたが直後に空振り三振に倒れた。「最後はいいボールだった。その前の球を仕留めたかった」と悔しさをにじませた。

◆三回までは二塁を踏ませず1安打投球だった阪神・大竹耕太郎投手(28)が中盤に崩れた。6回を今季ワーストタイの4失点で4敗目を喫した。「相手どうこうというよりも、普通に自分の投げたいボールが投げられなかっただけ」四回2死一、二塁で紅林に先制打を許すと、さらに満塁のピンチで宗に左前2点打を浴びた。重い3点を刻まれると、六回も1死一塁で紅林にこの日3安打目となる右中間への適時二塁打。反撃ムードをつくることはできなかった。ただ、左腕は「いいように捉えれば(オリックスとは)対戦することもないので、切り替えていけばいいかなと思う」と前を向いた。昨季は一時離脱があった夏場に向け、反省しながら心身ともに整えていく。(須藤佳裕)

◆阪神・木浪聖也内野手(29)が六回1死からチーム初出塁となる中前打を放った。五回まで一人の走者も出せなかっただけに、球場には歓声とどよめきが入り交じった。5月24日の巨人戦(甲子園)で戸郷に許した無安打無得点試合に続く屈辱は阻止したが、2試合連続の零封負けに「(ヒットを)打てたことはよかった。こういうときもあると思う。次が大事。あすも頑張ります」と気持ちを切り替えていた。

◆ナニワの春団治が全国区になったのは、ざこばさんのおかげだった?! これぞ関西! これぞタイガース! 伝説的なCMがあった。「待つことが仕事だった男」カッコいいフレーズのバックでバットを振る川藤幸三。撮影場所は西武球場(現ベルーナドーム)のベンチ裏だったそうだ。舞台は転換して、雑然とする居酒屋で野球中継を見ながら声を張り上げるざこばさん。そして絶叫!「川藤、出さんかい!」熱烈ファンの声がベンチに届いたのか、川藤がバットを持ってさっそうと登場。「男ならモルツ」再び映し出されるメッセージがまたイカしていた。でも、その結末は...ガッカリしてざこばさんがつぶやく。「ホンマに出してどないすんねん」いかにも、ありそうな、ホントのようなウソの話。実によくできたCMだった。散々、応援しておきながら、アウトになったらメチャクチャにヤジる。ざこばさんが演じる〝阪神ファン〟は素晴らし過ぎた。「モルツ球団が誕生の頃で、大沢啓二さん(元日本ハム監督)、山本浩二さん(元広島監督)、江川卓(元巨人)ら、大スターばかりがそれぞれのバージョンを撮影していたらしい。何でワシがそこに入るんや、と不思議に思った。ただ、サントリーが大阪の企業やから、どうしても関西風を撮りたかったらしい」京セラドームの試合前。関西を代表する偉大な落語家の訃報に接した阪神OB会長は〝共演〟したCMの舞台裏を教えてくれた。ただ、撮影は全く別。どんな仕上がりになっているかも、テレビのオンエアを見るまで知らなかったそうだ。

◆いやだ~! 俺は13日にラジオの文化放送『くにまる食堂』(午前9時から)の生放送に出るんだけど、わが阪神は4安打で今季8度目の零封負け。間違いなく『トラハラ』(阪神の弱さを責められる)の強烈なムチを浴びるよ~。どないしてくれるねん、阪神さん!!本日はマジで厳しいことを言います! 負け投手は大竹だけど〝負け打撃コーチ〟は今岡真訪です!! オリックスのエスピノーザは6回?で115球を投げたけど、その全てが変化球、もしくは動くボール。純粋なフォーシーム(直球)は1球たりともなかったのだ。それに対する対応を自分たちで見つけろというのも、プロとして今後のために必要かもしれない。けれど、打撃コーチとしてヒントくらいは指示をしてほしかった!!七回2死満塁の一発が出れば同点の場面。佐藤輝は毎回ハンコで押したように、クソボールに手を出して空振り三振。今岡コーチ、送り出す前に何か指示してくれよ~。それでも、広島も巨人も負けて順位が変わらないセ・リーグ。交流戦は弱い虎の救済ゲームなの!?

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1130 0.786
(↑0.017)
-
(-)
456
(+5)
39
(+4)
9
(+1)
9
(+3)
0.254
(↑0.002)
2.420
(↓0.05)
2
(-)
ソフトバンク
950 0.643
(↓0.049)
2
(↓1)
451
(+3)
40
(+9)
7
(+1)
8
(-)
0.257
(↓0.003)
2.710
(↓0.49)
2
(1↑)
ORIX
950 0.643
(↑0.028)
2
(-)
438
(+4)
29
(-)
2
(-)
6
(-)
0.228
(↑0.001
1.930
(↑0.15)
4
(-)
ヤクルト
752 0.583
(↑0.038)
3
(-)
454
(+9)
45
(+3)
13
(+3)
7
(-)
0.231
(↑0.008)
2.970
(-)
5
(1↑)
DeNA
770 0.500
(↑0.038)
4
(-)
455
(+13)
55
(+3)
12
(+1)
5
(+1)
0.255
(↑0.012)
3.490
(↑0.12)
5
(-)
広島
770 0.500
(↓0.038)
4
(↓1)
442
(-)
34
(+5)
6
(-)
9
(-)
0.226
(↓0.006)
1.960
(↓0.25)
7
(3↑)
日本ハム
670 0.462
(↑0.045)
4.5
(-)
550
(+7)
36
(-)
11
(+2)
3
(-)
0.288
(↑0.007)
2.560
(↑0.22)
8
(2↓)
巨人
680 0.429
(↓0.033)
5
(↓1)
460
(+4)
46
(+5)
7
(-)
8
(-)
0.247
(↑0.003)
3.180
(↓0.16)
8
(2↓)
中日
680 0.429
(↓0.033)
5
(↓1)
423
(-)
33
(+7)
6
(-)
7
(-)
0.214
(↓0.008)
1.830
(↓0.4)
10
(1↓)
ロッテ
572 0.417
(↓0.038)
5
(↓1)
436
(+3)
70
(+13)
4
(-)
6
(-)
0.224
(↑0.002)
4.750
(↓0.56)
11
(-)
阪神
490 0.308
(↓0.025)
6.5
(↓1)
525
(-)
42
(+4)
2
(-)
2
(-)
0.217
(↓0.007)
2.660
(↓0.13)
12
(-)
西武
4100 0.286
(↑0.055)
7
(-)
424
(+5)
45
(-)
5
(-)
4
(-)
0.176
(↑0.004)
2.930
(↑0.23)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
29244 0.547
(↓0.011)
-
(-)
86172
(-)
140
(+5)
26
(-)
33
(-)
0.238
(↓0.002)
2.240
(↓0.06)
2
(-)
阪神
29284 0.509
(↓0.009)
2
(-)
82174
(-)
170
(+4)
25
(-)
17
(-)
0.222
(↓0.001)
2.270
(↓0.03)
3
(-)
巨人
29294 0.500
(↓0.009)
2.5
(-)
81173
(+4)
164
(+5)
28
(-)
33
(-)
0.233
(↑0.001)
2.500
(↓0.04)
4
(1↑)
DeNA
28311 0.475
(↑0.009)
4
(↑1)
83203
(+13)
225
(+3)
33
(+1)
35
(+1)
0.247
(↑0.003)
3.360
(↑0.02)
5
(1↓)
中日
26305 0.464
(↓0.009)
4.5
(-)
82149
(-)
181
(+7)
26
(-)
20
(-)
0.234
(↓0.002)
2.610
(↓0.08)
6
(-)
ヤクルト
25314 0.446
(↑0.01)
5.5
(↑1)
83215
(+9)
202
(+3)
45
(+3)
27
(-)
0.236
(↑0.002)
3.190
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
38182 0.679
(↓0.012)
-
(-)
85248
(+3)
142
(+9)
38
(+1)
42
(-)
0.260
(↓0.001)
2.210
(↓0.11)
2
(1↑)
日本ハム
31252 0.554
(↑0.009)
7
(↑1)
85202
(+7)
176
(-)
32
(+2)
47
(-)
0.251
(↑0.002)
2.720
(↑0.05)
3
(1↓)
ロッテ
29255 0.537
(↓0.01)
8
(-)
84175
(+3)
207
(+13)
25
(-)
22
(-)
0.238
(-)
3.240
(↓0.15)
4
(-)
楽天
29291 0.500
(↑0.009)
10
(↑1)
84197
(+5)
236
(+4)
23
(+1)
40
(+3)
0.241
(↑0.001)
3.690
(↑0.01)
5
(-)
ORIX
28302 0.483
(↑0.009)
11
(↑1)
83182
(+4)
177
(-)
19
(-)
25
(-)
0.240
(-)
2.620
(↑0.05)
6
(-)
西武
19400 0.322
(↑0.012)
20.5
(↑1)
84142
(+5)
212
(-)
28
(-)
27
(-)
0.205
(-)
3.210
(↑0.05)