日本ハム(☆7対0★)中日 =交流戦2回戦(2024.06.12)・エスコンフィールド北海道=
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中日
0000000000300
日本ハム
40000012X71302
勝利投手:伊藤 大海(5勝1敗0S)
敗戦投手:小笠原 慎之介(2勝6敗0S)

本塁打
【日本ハム】万波 中正(8号・1回裏3ラン),郡司 裕也(6号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは初回、田宮の適時打と万波の3ランが飛び出し、4点を先制する。そのまま迎えた7回裏には、郡司がソロを放ち、リードを広げた。投げては、先発・伊藤が9回3安打無失点の完封で今季5勝目。敗れた中日は、先発・小笠原が初回につかまり、打線も振るわなかった。

◆体調不良で来場をとりやめた中日の人気マスコット「ドアラ」の"代打"で北海道にやってきた「シャオロン」が、エスコンフィールドに登場した。大きな顔をゆらしながら現れ、四方に深々と頭を下げあいさつ。出迎えた日本ハムのマスコット「フレップ」は、残念ながら来ることができなかったドアラの小さなぬいぐるみを持って、早期回復を願っていた。

◆日本ハムが、20イニングぶりに得点を挙げた。1回2死一、二塁、5番田宮裕涼捕手(23)の右前適時打で、8日ヤクルト戦(神宮)の8回以来、3試合ぶり得点。続く6番万波中正外野手(24)が、中日先発小笠原の147キロ直球を左中間スタンドに放り込む8号3ランを放った。初回一挙4点は5月18日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来。11日中日戦まで今季初の2試合連続完封負けと苦しんでいたが、出るときはドバドバ出る"ケチャドバ"打線で一気に突き放した。

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◆ドラゴンがきつねになった。3回表終了後、日本ハムの公式チア「ファイターズガール」とともに、中日の公式マスコット「シャオロン」と、公式チア「チアドラゴンズ」も登場。一緒になって、きゃっきゃきゃっきゃと、きつねダンスを舞い踊った。シャオロンは頭にきつねの耳をつけ、意外に? 俊敏な動きでステップ。尻尾は自前のものを揺らしながら、軽快な踊りを披露していた。

◆日本ハムが投手コーチの配置を変更して試合に臨んだ。11日中日戦(エスコンフィールド)までブルペン担当だった武田久投手コーチ(45)が一塁側ベンチに入り、逆に建山義紀投手コーチ(48)がブルペンを担当した。この配置は今季58試合目にして初めて。武田投手コーチは先発した伊藤大海投手(26)の序盤3回までの投球について「ここ最近で一番、真っすぐが走っていると思うし、そのおかげで変化球も生きている。味方が先制点を取ってくれたので、行けるところまで行ってほしい。1人で投げ切るぐらいの気持ちで、この後も投げてもらいたいです」とコメントした。

◆日本ハム郡司裕也捕手(26)が、古巣中日戦で初めて本塁打を放った。4点リードの7回1死、中日先発小笠原の147キロ直球をフルスイング。打球はぐんぐん伸びて左翼ブルペンに吸い込まれた。5月31日DeNA戦以来の6号ソロに「(伊藤)大海を援護することができてよかったです。エースに完封してもらいたいです」とコメントした。郡司は仙台育英3年時の夏の甲子園決勝で、東海大相模の小笠原に捕手として1発を許しており、立場を変えて"リベンジ"した。

◆どこかの名ストライカーが言ったように、野球の得点だってケチャップだ。出ない時は出ないけれど、出る時はドバドバ出る。サッカー元日本代表の本田圭佑の名言のように、2試合連続で0封負け中だった日本ハム打線が初回、ドバドバ得点を生み出した。2死無走者からの鮮やかな4連打だった。交流戦絶好調の水谷が13試合連続安打となる左前打で出塁。マルティネスも安打で続き、田宮が右前へ先制適時打。「先制点を取れてよかった」と喜んだ背番号64の一打で、チームは20イニングぶりの得点となった。さらに2死二、三塁と、もうひと押ししたい場面で万波がドバッと決めた。左中間の最深部へ運ぶ8号3ラン。「追い込まれるまで全体的に差し込まれていたので、思い切って振りました」と中日小笠原から電光石火の4得点。たまった鬱憤(うっぷん)を晴らすような先制攻撃だった。

◆<日本生命セ・パ交流戦:西武5-0広島>12日ベルーナドームプロ野球のナイターは、一夜で100球未満の完封を意味する「マダックス」を2人が達成する58年ぶりの快挙となった。日本ハム先発の伊藤大海投手(26)は、中日戦(エスコンフィールド)に先発し、9回3安打で今季初完投初完封。球数は98球だった。完封は昨年8月26日西武戦(ベルーナドーム)以来、エスコンフィールドでは初。5月29日阪神戦(甲子園)以来となる、5勝目を挙げた。西武の隅田知一郎投手(24)は広島戦(ベルーナドーム)に先発し、4安打4奪三振で完封。球数99球で4勝目を挙げた。試合時間は日本ハム戦が2時間34分、西武戦は2時間35分で1分差だった。西武隅田が99球、日本ハム伊藤が98球で、それぞれ初めて100球未満の完封をマークした。西武の100球未満完封は88年9月1日の松沼博久(阪急戦で99球)以来。日本ハムでは22年4月19日の加藤貴之(楽天戦で90球)以来だった。1日に2人が100球未満の完封勝利を記録したのは、66年7月3日に石岡康三(サンケイ)が広島を99球、渡辺泰輔(南海)が東京を90球で完封して以来、58年ぶり。マダックス 100球未満での完封を意味する造語。大リーグのブレーブスなどで通算355勝を挙げ、殿堂入りしたグレグ・マダックスは、通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力で「精密機械」と呼ばれた。

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◆日本ハムが連敗を3で止めた。1回2死一、二塁で、6番田宮裕涼捕手(23)の右前適時打、2死二、三塁で6番万波中正外野手(24)が左中間スタンドに8号3ランを放ち、初回に一挙4点で突き放した。先発の伊藤大海投手(26)は、9回3安打で今季初完投初完封。98球と100球未満での完封勝ちで「マダックス」達成となった。完封は昨年8月26日西武戦(ベルーナドーム)以来、エスコンフィールドでは初。5月29日阪神戦(甲子園)以来の5勝目を手にした。新人から4年連続完封は、球団では現パドレスのダルビッシュ有投手(37)以来。新庄剛志監督(52)は試合後、球団を通じて「今日は選手に聞いてあげてちょーだい!」というコメントだけを残し、球場を後にした。マダックス 100球未満での完封を意味する造語。大リーグのブレーブスなどで通算355勝を挙げ、殿堂入りしたグレグ・マダックスは、通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力で「精密機械」と呼ばれた。

◆日本ハムが投手コーチの配置転換を行った。この試合から建山義紀投手コーチ(48)がブルペン担当に変更。これまでブルペンを担当していた武田久投手コーチ(45)がベンチに入り、新庄剛志監督(52)と投手起用についてなどのコミュニケーションを取った。今季58試合目で初めてブルペン担当を任された建山投手コーチは試合後に取材対応。この試合だけ、ブルペン担当となったのかと問われると「いや、そういうことではないです。(新庄)監督の中で思うことがあっての配置転換なので。僕はブルペンでしっかりと選手を送り出す方の立場で、ということで」と説明。武田コーチも「今日(球場に)来て、監督から言われたんで。でも、基本的に入れ替わっているだけなんで、連携を取っているのは変わりないんで。そこら辺は全然問題ないです」と話した。この日、新庄監督は大勝した試合内容を受けて、試合後は球団を通じて「今日は選手に聞いてあげてちょーだい!」というコメントを残して球場を後にした。

◆「ヒロミックス」達成だ。日本ハム伊藤大海投手(26)が「日本生命セ・パ交流戦」の中日戦で100球未満の完封勝利「マダックス」を達成した。9回98球を投げ、3安打無失点で5勝目。チームの連敗を3で止めた。完封は昨年8月26日西武戦以来で、本拠地エスコンフィールドでは初めて。新人からの4年連続完封は、球団ではダルビッシュ(現パドレス)以来。チームは5日ぶりに2位に再浮上した。伊藤がテンポの良い投球で中日打線を翻弄(ほんろう)した。9回2死、福永を力のある146キロ直球で二ゴロに打ち取ると、右手を強く握り高く掲げた。駆け寄った決勝打の田宮と抱擁し「(田宮)ゆあはいつも打ってくれます。いつも自信満々にサインを出して引っ張ってくれるので、これからもついていこうと思います」と感謝した。9回中、5イニングを10球未満で打ち取った。「いいコースにっていうより、どんどんストライクゾーンに集めるという形ができた。真っすぐでファウルが取れていると、こういう結果につながる。あらためて、その重要性は感じました」。98球のうちボール球は25球。ストライク率74・5%の省エネ投球だった。尊敬する打者を封じた。プロ入り1年目の名護キャンプで、中田と釣りに出かけた。「『この先抑えてももうプロ野球選手だし、打たれても相手もプロだから気にすることない』と言ってくれたのすごい覚えてます。今でも大事にしてます」。その先輩との初対戦は3打数無安打2三振。4回2死一塁では外角低めのスイーパーで空振り三振に斬り「北海道で野球をしてきて、ずっと見てきたバッター。対戦もうれしいですし抑えられたのはプロ野球選手としてすごくうれしい」と手応えを口にした。前回登板した5日の広島戦は、7回6安打3失点で今季初黒星。「悪い流れを持ってきてしまい申し訳なかったと、1週間感じて取り組んで来た。明日(先発の)福島蓮が余計なこと考えずに投げられるよう、最後まで思い切って投げようと頑張った」。自分だけでなく、チームに流れを呼び込めるピッチングを、続けていく。【永野高輔】西武隅田が99球、日本ハム伊藤が98球で、それぞれ初めて100球未満の完封をマークした。西武の100球未満完封は88年9月1日の松沼博久(阪急戦で99球)以来。日本ハムでは22年4月19日の加藤貴之(楽天戦で90球)以来だった。1日に2人が100球未満の完封勝利を記録したのは、66年7月3日に石岡康三(サンケイ)が広島を99球、渡辺泰輔(南海)が東京を90球で完封して以来、58年ぶり。マダックス 100球未満での完封を意味する造語。大リーグのブレーブスなどで通算355勝を挙げ、殿堂入りしたグレグ・マダックスは、通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力で「精密機械」と呼ばれた。▽日本ハム田宮(1回に小笠原の直球を捉えて決勝の先制右前適時打)「最初の打席はしっかり真っすぐを打たないと。いいピッチャーなので」

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が1軍再昇格後の初安打を放った。5回の第3打席で右翼フェンス直撃の二塁打。「あの打席はまだ良かったなと思いますが、もっと打てたなっていう感じです」。凡退に終わった他の3打席の内容が「アプローチとかが中途半端」と反省した。今後へ向けて「もっと貪欲にいい打席を増やしたい」と話した。

◆日本ハム郡司裕也捕手(26)がダメ押しの1発を放った。4点リードの7回1死、中日小笠原から6号ソロを放った。小笠原とは仙台育英3年夏の甲子園決勝以来の対戦。当時は東海大相模の小笠原に、捕手として1発を許し、チームも敗れた。昨季まで中日でボールを受けていた仲間から貴重な一打を放った「りべんじ郡司」は「感慨深いですけど、個人的な事より今日はチームの連敗が止まった方が大きいです」と振り返った。

◆交流戦で大ブレーク中の日本ハム水谷瞬外野手(23)が、初回4得点の起点となった。2死無走者から左前打で出塁。13試合連続安打となる一打から4得点につながり、「流れを持ってこられたのは良かった」と振り返った。5回と7回には内野安打を放って今季3度目の猛打賞もマーク。交流戦打率は5割で首位打者をキープした。

◆日本ハムの伊藤が今季初完封で5勝目を挙げた。多彩な変化球で的を絞らせず、無四球、散発3安打で二塁を踏ませなかった。打線は一回に田宮の適時打と万波の3ランで4点を先行。終盤にも加点した。中日の小笠原は一回に崩れた。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1130 0.786
(↑0.017)
-
(-)
456
(+5)
39
(+4)
9
(+1)
9
(+3)
0.254
(↑0.002)
2.420
(↓0.05)
2
(-)
ソフトバンク
950 0.643
(↓0.049)
2
(↓1)
451
(+3)
40
(+9)
7
(+1)
8
(-)
0.257
(↓0.003)
2.710
(↓0.49)
2
(1↑)
ORIX
950 0.643
(↑0.028)
2
(-)
438
(+4)
29
(-)
2
(-)
6
(-)
0.228
(↑0.001)
1.930
(↑0.15)
4
(-)
ヤクルト
752 0.583
(↑0.038)
3
(-)
454
(+9)
45
(+3)
13
(+3)
7
(-)
0.231
(↑0.008)
2.970
(-)
5
(1↑)
DeNA
770 0.500
(↑0.038)
4
(-)
455
(+13)
55
(+3)
12
(+1)
5
(+1)
0.255
(↑0.012)
3.490
(↑0.12)
5
(-)
広島
770 0.500
(↓0.038)
4
(↓1)
442
(-)
34
(+5)
6
(-)
9
(-)
0.226
(↓0.006)
1.960
(↓0.25)
7
(3↑)
日本ハム
670 0.462
(↑0.045)
4.5
(-)
550
(+7)
36
(-)
11
(+2)
3
(-)
0.288
(↑0.007
2.560
(↑0.22)
8
(2↓)
巨人
680 0.429
(↓0.033)
5
(↓1)
460
(+4)
46
(+5)
7
(-)
8
(-)
0.247
(↑0.003)
3.180
(↓0.16)
8
(2↓)
中日
680 0.429
(↓0.033)
5
(↓1)
423
(-)
33
(+7)
6
(-)
7
(-)
0.214
(↓0.008)
1.830
(↓0.4)
10
(1↓)
ロッテ
572 0.417
(↓0.038)
5
(↓1)
436
(+3)
70
(+13)
4
(-)
6
(-)
0.224
(↑0.002)
4.750
(↓0.56)
11
(-)
阪神
490 0.308
(↓0.025)
6.5
(↓1)
525
(-)
42
(+4)
2
(-)
2
(-)
0.217
(↓0.007)
2.660
(↓0.13)
12
(-)
西武
4100 0.286
(↑0.055)
7
(-)
424
(+5)
45
(-)
5
(-)
4
(-)
0.176
(↑0.004)
2.930
(↑0.23)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
29244 0.547
(↓0.011)
-
(-)
86172
(-)
140
(+5)
26
(-)
33
(-)
0.238
(↓0.002)
2.240
(↓0.06)
2
(-)
阪神
29284 0.509
(↓0.009)
2
(-)
82174
(-)
170
(+4)
25
(-)
17
(-)
0.222
(↓0.001)
2.270
(↓0.03)
3
(-)
巨人
29294 0.500
(↓0.009)
2.5
(-)
81173
(+4)
164
(+5)
28
(-)
33
(-)
0.233
(↑0.001)
2.500
(↓0.04)
4
(1↑)
DeNA
28311 0.475
(↑0.009)
4
(↑1)
83203
(+13)
225
(+3)
33
(+1)
35
(+1)
0.247
(↑0.003)
3.360
(↑0.02)
5
(1↓)
中日
26305 0.464
(↓0.009)
4.5
(-)
82149
(-)
181
(+7)
26
(-)
20
(-)
0.234
(↓0.002)
2.610
(↓0.08)
6
(-)
ヤクルト
25314 0.446
(↑0.01)
5.5
(↑1)
83215
(+9)
202
(+3)
45
(+3)
27
(-)
0.236
(↑0.002)
3.190
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
38182 0.679
(↓0.012)
-
(-)
85248
(+3)
142
(+9)
38
(+1)
42
(-)
0.260
(↓0.001)
2.210
(↓0.11)
2
(1↑)
日本ハム
31252 0.554
(↑0.009)
7
(↑1)
85202
(+7)
176
(-)
32
(+2)
47
(-)
0.251
(↑0.002
2.720
(↑0.05)
3
(1↓)
ロッテ
29255 0.537
(↓0.01)
8
(-)
84175
(+3)
207
(+13)
25
(-)
22
(-)
0.238
(-)
3.240
(↓0.15)
4
(-)
楽天
29291 0.500
(↑0.009)
10
(↑1)
84197
(+5)
236
(+4)
23
(+1)
40
(+3)
0.241
(↑0.001)
3.690
(↑0.01)
5
(-)
ORIX
28302 0.483
(↑0.009)
11
(↑1)
83182
(+4)
177
(-)
19
(-)
25
(-)
0.240
(-)
2.620
(↑0.05)
6
(-)
西武
19400 0.322
(↑0.012)
20.5
(↑1)
84142
(+5)
212
(-)
28
(-)
27
(-)
0.205
(-)
3.210
(↑0.05)