日本ハム(★0対4☆)中日 =交流戦1回戦(2024.06.11)・エスコンフィールド北海道=
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中日
0001000034802
日本ハム
0000000000400
勝利投手:髙橋 宏斗(3勝0敗0S)
敗戦投手:上原 健太(0勝3敗0S)

本塁打
【中日】カリステ(4号・4回表ソロ),田中 幹也(2号・9回表2ラン)

  DAZN
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◆中日は4回表、カリステのソロが飛び出し、先制に成功する。そのまま迎えた9回には、加藤匠の適時打と田中の2ランで3点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・高橋宏が7回無失点の力投で今季3勝目。敗れた日本ハムは、好投した先発・上原を打線が援護できなかった。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が1軍に合流した。「6番DH」でスタメン出場する。今季は沖縄での先乗り自主トレで左足を負傷。4月19日に1軍昇格を果たしたが、9試合24打数2安打、打率8分3厘と成績を残せず、5月6日に登録を抹消されていた。2軍では5月18日のヤクルト戦(鎌ケ谷)で"今季1号"を放つなど、打率2割9分、4本塁打、16打点。再び新庄剛志監督(52)からお呼びがかかった。9日のヤクルト戦に惜敗し、今季初の3カード連続負け越し中。「もう勝負なんで。この何日間かはめっちゃ大事なんで。勝負しにきたんで。最近は負け越し続いてますけど、勢いを失わないように。僕が火を付けられるようにしたいなと思います」と、強い口調で話した。

◆日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(22)が、初めて1軍に合流した。久しぶりに顔を合わせる先輩やコーチ陣にあいさつ。球団方針もあって、ここまでは体づくりをメインにしてきた。「(1軍に呼ばれるのが)ちょっと想定よりは早かったです。『やっと来たか』っていうよりは、『今できることをやってみよう』っていう考えです」と話した。最速158キロ左腕は、2軍で7試合に登板。「打たれてもいいので、とにかくゾーンの中に投げて、振ってもらうっていうことをテーマにやってます」と話すが、0勝0敗、防御率1・54、23回1/3を投げ、20三振を奪っている。

◆大人気ミュージカル俳優の山崎育三郎(38)が来場した。背番号「1936」のユニホームをまとい本塁後方で、北海道出身のフォークシンガー松山千春の名曲「大空と大地の中で」を熱唱。日本ハム球団キャラクターのフレップとポリーも、目の前で聞きほれていた。その後のファーストピッチでは、セットポジションから力強いストレートを投じたが、惜しくもワンバウンド。「真ん中にすっといきたかったですけど、ちょっと力んでしまいました。でも気持ち良かった。本当に楽しかった。歌っていても気持ち良かった」とうれしそうだった。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、2学年上の中日立浪和義監督(54)とのハイタッチに"成功"した。試合前のメンバー表交換。新庄監督が右手を高々と挙げると、立浪監督も快く応じ、2人とも笑顔になった。相手ユニホームを着て登場した5月末の阪神戦では、岡田監督とのハイタッチはできなかったが、その後はDeNAの三浦監督、広島新井監督、ヤクルト高津監督とハイタッチ。新庄監督流のパフォーマンスは、交流戦でセ・リーグにも広まっている。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、中日戦初黒星を喫し、同カードの連勝が6で止まった。先発の上原健太投手(30)は7回4安打1失点と好投も、打線の援護がなかった。この日1軍に再昇格し、即スタメンの清宮幸太郎内野手(25)は、投ゴロと2四球で1打数無安打だった。新庄監督は現役最終年の06年、中日との日本シリーズを制し、日本一に輝いた。監督就任後も、1年目の22年は札幌ドームで3連勝、昨年は敵地バンテリンドームで3連勝し、6連勝中と相性がよかった。チームは今季2度目の3連敗。2試合連続無得点と苦しんでいる。

◆中日が今季11度目の完封勝利で、22年以来の日本ハム連敗を「6」で止めた。先発した高橋宏斗投手(21)は最速157キロをマークするなど、直球と変化球を駆使し、日本ハム打線を7回3安打無失点と好投。4回2死満塁の危機には清水を空振り三振に打ち取った。7回2死二塁では代打田宮に右前打を許したが、岡林のレーザービームが失点を阻止。「競った展開をものにしたかった」と、交流戦カード頭を任された3戦目を無事に終えて表情を緩めた。好守にも支えられ、「(岡林さんは)いつもお世話になってる先輩なので、すげーなと思いました」と感激。これで交流戦は今季2勝で昨季から4連勝。今季無傷の3勝目を手にした。立浪監督は、試合前のメンバー交換で、日本ハム新庄監督の依頼から、監督同士でのハイタッチのパフォーマンスを披露。監督就任"同期"の新庄監督からの初勝利に「1つ勝ててよかったんですけども、1つ勝てば、また明日勝たないといけない。今は1戦必勝なんで、1つでも借金を減らして1戦1戦頑張ろうと思います」と、交流戦中の借金返済へ表情を引き締めた。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、この日から1軍合流したドラフト1位の細野晴希投手(22)を、今季交流戦ラストとなる甲子園での18日阪神戦でプロデビューさせると明言した。自身もかつてプレーした"聖地"の重圧の中でダイヤの原石を磨き、大投手への一歩を踏み出させる。今季初の2試合連続完封負けを喫したが、若武者を鍛える舞台を常に準備し続け、チームの底上げを図っていく。新庄監督がドラ1左腕にド派手なデビュー舞台を用意する。「甲子園で行きます。そりゃもうドラ1ですから。すごいいいボール投げてるんです。期待してますよ。抑えたらめちゃくちゃ自信になりますし」。悪天候で中止になっていた5月28日の阪神戦が18日に変更。日本ハムの今季交流戦ラストマッチで、158キロ左腕がベールを脱ぐ。能力は、より重圧がかかる状況で磨き上げるのが新庄イズムだ。5日の広島戦で2/3回4四球と炎上した昨年のドラフト1位矢沢を、7日ヤクルト戦の延長10回に起用。同点のしびれる場面を無失点に抑え、11回に勝ち越し、プロ初勝利をつかませた。細野も同じドラ1。球団が真っ先に指名した才能を輝かせるため、かつて自身を鍛えてくれた熱狂的虎ファンの前で投げさせる。指揮官は「やっぱり(甲子園は)最初に投げる場所としては最高の場所。球数的には80ぐらい。そこでメンタルを見たい」と狙いを口にした。細野自身は7日のイースタン・リーグ巨人戦に先発し5回2/3、83球を投げ2安打無失点と好投。まず1軍昇格に「想定より早かった。『やっときたか』というよりも『今できることをやってみようかな』という考えでした」。指揮官から最高の舞台を用意され「1人ずつ全力でやります」と強い口調で話した。新庄監督にとって就任後6連勝中だった中日に初黒星も「俺ね、記憶なかったですね。終わった後に解説者が言ってて、ああ、そうだったって」と苦笑い。その上で「選手たちが作った貯金5。どっしり構えて。借金してるチームはまだたくさんある。しゅんとするチームじゃないんで。若い子が多くて1つ勝ったらまたノリノリの野球でね、がんがん点取ってくれると思うし。また明日」。ここから5連勝で、細野初陣に花を添える。【永野高輔】

◆5月23日オリックス戦以来の1軍マウンドだった日本ハム上原健太投手(30)は、7回4安打1失点と好投した。4回にカリステにソロを浴びたが、内野安打3本で背負った6回2死満塁のピンチは、中田を左飛に仕留めた。「あれこれ考えないように、無心でやろうという感じで入りました。やっと先発投手の仕事を果たせたかなと思います」。1度登録抹消されるが、新庄監督は「順番をちょっと待ってもらうような形」と、再度の1軍登板を約束した。

◆1軍に再昇格し即スタメン出場した日本ハム清宮幸太郎内野手(25)は、2四球を選んで好機を演出した。1点を追う4回2死二、三塁では、ファウルで粘り、10球目を見極めての価値ある出塁。「前に(1軍に)来た時よりはボールはいい感じで見えてたのかなと思います。でもちゃんと仕留めたい球もあったので、もっといい結果は残せたかなと思う」と反省も口にした。5月6日に登録抹消されてから、2軍では打率2割9分、4本塁打と結果を残してきた。左手の小指をバットから離して握る打撃フォームに変更。「ヘッドをうまく使えるようになったかなあって感じです」と、手応えをつかんで戻ってきた。今季初の2試合連続無得点と打線は失速気味。「結果どうこうというより、もっと納得できる打席をたくさん積み重ねればいいかな」と話す清宮が、エンジンを再点火させる。

◆中日が快勝。高橋宏は速球と落ちる球を効果的に組み合わせ、7回を3安打無失点で無傷の3勝目を挙げた。四回にカリステのソロで先制し、九回は加藤匠の適時打、田中の2ランでリードを広げた。日本ハムは打線が振るわず3連敗。

◆中日が日本ハム戦で3季ぶりに勝利を挙げた。四回にカリステのソロ本塁打で先制し、九回には途中出場の加藤匠の適時打、小兵の田中の2ランで3点を加えた。豪快なスイングで左越えに2号をたたき込んだ田中は「うまく反応で打つことができた」と誇らしそうに振り返った。立浪監督は、同じ就任3年目の新庄監督相手に初めて白星を挙げ「一つ勝てて良かった。一つでも借金を減らし、一戦一戦を頑張りたい」と上機嫌で話した。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1030 0.769
(↑0.019)
-
(-)
551
(+7)
35
(+6)
8
(+1)
6
(-)
0.252
(↑0.006)
2.370
(↓0.05)
2
(-)
ソフトバンク
940 0.692
(↑0.025)
1
(-)
548
(+4)
31
(+2)
6
(-)
8
(-)
0.260
(-)
2.220
(↑0.02)
3
(1↑)
ORIX
850 0.615
(↑0.032)
2
(-)
534
(+4)
29
(-)
2
(-)
6
(-)
0.227
(↑0.009)
2.080
(↑0.17)
4
(1↓)
ヤクルト
652 0.545
(↓0.055)
3
(↓1)
545
(+2)
42
(+4)
10
(-)
7
(-)
0.223
(↓0.002)
2.970
(↓0.12)
5
(-)
広島
760 0.538
(↑0.038)
3
(-)
542
(+2)
29
(+1)
6
(+1)
9
(+3)
0.232
(↓0.001)
1.710
(↑0.06)
6
(3↑)
DeNA
670 0.462
(↑0.045)
4
(-)
542
(+4)
52
(-)
11
(-)
4
(+1)
0.243
(↓0.005)
3.610
(↑0.31)
6
(1↓)
巨人
670 0.462
(↓0.038)
4
(↓1)
556
(+6)
41
(+7)
7
(+3)
8
(+1)
0.244
(↓0.002)
3.020
(↓0.25)
6
(3↑)
中日
670 0.462
(↑0.045)
4
(-)
523
(+4)
26
(-)
6
(+2)
7
(-)
0.222
(↑0.001
1.430
(↑0.12)
9
(2↓)
ロッテ
562 0.455
(↓0.045)
4
(↓1)
533
(-)
57
(+4)
4
(-)
6
(-)
0.222
(↓0.007)
4.190
(↑0.02)
10
(2↓)
日本ハム
570 0.417
(↓0.038)
4.5
(↓1)
643
(-)
36
(+4)
9
(-)
3
(-)
0.281
(↓0.01)
2.780
(↓0.12)
11
(-)
阪神
480 0.333
(↓0.031)
5.5
(↓1)
625
(-)
38
(+4)
2
(-)
2
(-)
0.224
(↓0.002)
2.530
(↓0.16)
12
(-)
西武
3100 0.231
(↓0.019)
7
(↓1)
519
(+1)
45
(+2)
5
(+1)
4
(+1)
0.172
(-)
3.160
(↑0.1)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
29234 0.558
(↑0.009)
-
(-)
87172
(+2)
135
(+1)
26
(+1)
33
(+3)
0.240
(-)
2.180
(↑0.02)
2
(-)
阪神
29274 0.518
(↓0.009)
2
(↓1)
83174
(-)
166
(+4)
25
(-)
17
(-)
0.223
(-)
2.240
(↓0.03)
3
(-)
巨人
29284 0.509
(↓0.009)
2.5
(↓1)
82169
(+6)
159
(+7)
28
(+3)
33
(+1)
0.232
(-)
2.460
(↓0.06)
4
(-)
中日
26295 0.473
(↑0.01)
4.5
(-)
83149
(+4)
174
(-)
26
(+2)
20
(-)
0.236
(↓0.001)
2.530
(↑0.04)
5
(-)
DeNA
27311 0.466
(↑0.01)
5
(-)
84190
(+4)
222
(-)
32
(-)
34
(+1)
0.244
(↓0.001)
3.380
(↑0.06)
6
(-)
ヤクルト
24314 0.436
(↓0.008)
6.5
(↓1)
84206
(+2)
199
(+4)
42
(-)
27
(-)
0.234
(↓0.001)
3.190
(↓0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
38172 0.691
(↑0.006)
-
(-)
86245
(+4)
133
(+2)
37
(-)
42
(-)
0.261
(-)
2.100
(-)
2
(-)
ロッテ
29245 0.547
(↓0.011)
8
(↓1)
85172
(-)
194
(+4)
25
(-)
22
(-)
0.238
(↓0.002)
3.090
(↓0.02)
3
(-)
日本ハム
30252 0.545
(↓0.011)
8
(↓1)
86195
(-)
176
(+4)
30
(-)
47
(-)
0.249
(↓0.002)
2.770
(↓0.03)
4
(-)
楽天
28291 0.491
(↑0.009)
11
(-)
85192
(+7)
232
(+6)
22
(+1)
37
(-)
0.240
(↑0.002)
3.700
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
27302 0.474
(↑0.01)
12
(-)
84178
(+4)
177
(-)
19
(-)
25
(-)
0.240
(↑0.001)
2.670
(↑0.04)
6
(-)
西武
18400 0.310
(↓0.006)
21.5
(↓1)
85137
(+1)
212
(+2)
28
(+1)
27
(+1)
0.205
(↓0.001)
3.260
(↑0.02)