1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 1 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:松葉 貴大(3勝3敗0S) (セーブ:マルティネス(0勝2敗19S)) 敗戦投手:岸 孝之(2勝6敗0S) 本塁打 |
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◆中日は1点を追う4回裏、村松の犠飛とカリステの適時打で2点を挙げ、逆転に成功する。続く5回には、宇佐見の適時打で1点を加え、リードを広げた。投げては、先発・松葉が5回1失点で今季3勝目。敗れた楽天は、最終回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。
◆中日の人気マスコット・ドアラが再び欠場することになった。球団公式X(旧ツイッター)が「体調不良」と理由を説明。ドアラ公式ブログには「どうもドアラです。昨日は出ましたが...」とコメントされた。ドアラは4日のソフトバンク戦(バンテリンドーム)から4戦連続、体調不良で欠場し、8日の楽天戦(同)から復帰していた。
◆"マスター"こと楽天阿部寿樹内野手(34)が、7年在籍した古巣から恩返し弾を決めた。2回1死走者なし、中日ファンからも拍手を送られて打席に入った。カウント1-1から松葉の128キロカットボールを捉えて1号先制ソロ。「古巣との対戦なので元気な姿を見せたいと思っていました。打ててよかったです」。楽天ファンが待つ左翼席に完璧な1発をかっ飛ばした。阿部は22年11月、涌井との交換トレードで中日から楽天に入団した。7日の今カード初戦では、トレード相手の涌井から適時打を放って勝利に貢献。この日も5連勝中と勢いに乗るチームに先制点をもたらした。
◆中日が背水オーダーで連敗を止めた。4回、1番起用のオルランド・カリステ内野手(32)の適時二塁打で逆転に成功。6番二塁の板山祐太朗外野手(30)の二塁打が逆転劇の起点となった。立浪和義監督(54)は「みんなつないでいい形で試合を運べた。(カリステは)いいところで打ってくれた」と振り返った。この試合まで交流戦11試合で16得点。課題の打線は深刻度が増し、借金は今季最多タイの5に膨らんでいた。先発松葉の出場選手登録に伴い、抹消したのはビシエドだった。6日ソフトバンク戦(バンテリンドーム)で今季1号の決勝弾を放ったが、ここ2試合は結果が出ていなかった。一塁スタメンで決勝打を放ったカリステは「自分はユーティリティープレーヤー。いつも準備している」と胸を張った。阪神時代以来の猛打賞で勝利を呼び込んだ板山は「スタメンを言われたときは吐き気がしましたが、家族も観に来ていたので、いいところを見せることができて良かった」とほほ笑んだ。日曜日にはなぜか強い。5月5日以降、雨天中止を挟んで5連勝。10日の移動日は北海道に乗り込むが、エスコンフィールドで全体練習を予定している。「なんとか勝ち越して終われるように」。指揮官の視線は日本ハム、ロッテとアウェーが続く交流戦ラストウイークに向けられた。▽中日松葉(5回3安打1失点で3勝目)「全体としてはよかったと思いますが、反省する部分も多くあります。次はもっと長いイニングを投げられるように頑張ります」▽中日宇佐見(5回、楽天岸から3点目の適時打)「カーブです。ボールが上から落ちてきました。打ててよかったです」
◆交流戦首位の楽天が逆転負けを喫し、連勝は5でストップした。同2位ソフトバンクが敗れたため、9勝3敗で首位はキープ。4月2日以来の勝率5割復帰はお預けとなった。先発岸孝之投手(39)は5回9安打3失点で6敗(2勝)となった。1-0の4回無死一、三塁から村松に同点犠飛。なおも2死二塁からカリステに勝ち越しの適時二塁打を浴びた。5回は連続三振で2死とするも、その直後の四球を起点に3点目を奪われた。「一番良くない3点目の取られ方っていうところが一番の反省点ですかね」と岸。「制球力だったりとかそういう部分でここ何試合かそうですけど、今日も含め納得いかない部分はあるので、ちょっと出直してきます」と話した。打線は2回に2試合ぶりスタメン出場の阿部が、古巣中日から恩返しの1号ソロを放ち先制した。しかし、2点を追う9回2死二、三塁で代打渡辺佳が凡退するなど、あと1本が出なかった。交流戦Vの行方 4カードすべて勝ち越しの首位楽天が、球団初の交流戦Vを狙う。過去の最高順位は13年の2位で、昨年初優勝のDeNAに続く8チーム目の優勝となるか。残りはともに6勝6敗の巨人と広島。本拠地で行う強みを生かして逃げ切れるか。追う存在でカギとなるのが上位対戦を残すヤクルト。ビジター6連戦となるが、交流戦でのみずほペイペイドームは通算17勝16敗1分け、同じく京セラドーム大阪は16勝13敗1分けと勝ち越し。敵地での連戦を乗り切れば、18、22年に次ぐ3度目の優勝が見えてきそうだ。
◆中日は「1番・一塁」でO・カリステ内野手(32)が出場する。3月31日のヤクルト戦(神宮)でも1番で起用されており、4打数1安打だった。楽天との2戦で8打数5安打と打撃好調。出塁して攻撃の起点となる活躍が期待される。「6番・二塁」で板山祐太郎外野手(30)が今季4度目のスタメン出場に臨む。
◆楽天・阿部寿樹内野手(34)が二回、左越えに1号ソロを放った。中日・松葉の高め変化球を左翼席に運んで今季初本塁打を放って1-0と先制した。阿部は7日の中日戦(バンテリンドーム)でも二回に涌井から右翼線への適時打を放って活躍。古巣を相手に存在感を発揮した。
◆中日が1点を追う四回、村松開人内野手(23)の犠飛とO・カリステ内野手(32)の適時二塁打で2-1と逆転した。この回先頭の板山祐太郎外野手(30)が右翼線二塁打を放って出塁。宇佐見真吾捕手(31)が左前に落ちる安打で広げた無死一、二塁で村松が初球を打った打球は右中間にフライとなった。タッチアップから板山が生還して1-1。さらに犠打でつくった2死二塁で、トップバッターカリステが左翼線へ適時二塁打を放った。2-1と試合をひっくり返した。カリステは直前の2戦で8打数5安打。1番を任されたこの日も打撃好調を継続してチームを引っ張っている。
◆中日が五回に宇佐見真吾捕手(31)が左前適時打を放って3-1とリードを広げた。2死からA・ディカーソン外野手(34)が四球で出塁。さらに板山祐太郎外野手(30)が五回2死一塁で中前打を放って、阪神時代の2018年10月13日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、プロ3度目の1試合3安打とした。2死一、三塁とした絶好のチャンスで宇佐見がカウント1-2からカーブを打った逆方向への打球は三遊間を抜ける適時打となり、追加点をあげた。
◆中日・松葉貴大投手(33)は5回3安打1失点でマウンドを降りた。二回1死で阿部に左越えソロを放って先制を許したが、その後は打者に的をしぼらせず、4イニング連続でゼロを並べた。打席でも四回に犠打を決めるなど貢献。「全体としては良かったと思いますが、反省する部分も多くあります。次はもっと長いイニングを投げられるように頑張ります」と振り返った。4月29日のDeNA戦では完投して2勝目をあげたが、その後の3試合では試合後半のマウンドを踏めておらず、悔しさもにじませた。
◆中日が逆転勝ち。1点を追う四回に村松開人内野手(23)の犠飛とO・カリステ内野手(32)の適時二塁打で2点を奪って逆転。五回には2死一、三塁から宇佐見真吾捕手(31)が左前適時打を放って1点を追加した。松葉貴大投手(33)は5回3安打1失点で今季3勝目(3敗)。二回に阿部に左越えソロを浴びて先制を許したが、5回3安打1失点と試合をつくった。その後は藤嶋健人投手(26)、清水達也投手(24)、松山晋也投手(22)とつなぎ、最終回はR・マルティネス投手(27)が2死から小深田と代打・茂木に連打され二、三塁のピンチを招いたが、最後は代打・渡辺佳を空振り三振に仕留めてリードを守りきった。
◆中日が逆転勝ち。0―1の四回に松村の犠飛とカリステの適時二塁打で2点を奪い、五回に1点を加えた。六回以降は小刻みな継投でリードを守り、5回1失点の松葉が3勝目。楽天は阿部のソロだけで終わり、連勝が5で止まった。
◆楽天は連勝が5で止まり、勝率5割復帰はならなかった。2点を追う九回、抑えのマルティネスを攻めて2死二、三塁に。最後は代打の渡辺佳が空振り三振に倒れ、今江監督は「粘り強く戦った。また目の前の試合を戦っていきたい」と切り替えを口にした。先発の岸は5回を3失点で6敗目を喫した。2死からの四球をきっかけに許した五回の失点を悔やみ「何も言い訳のできない最悪の形」と猛省した。
◆広いグラウンドを縦横無尽に駆け回った。「6番・二塁」でスタメン出場の中日・板山祐太郎外野手(30)が、阪神時代の2018年10月13日の中日戦(ナゴヤドーム)以来の3安打をマークした。「個人的にバンテリンドームがすごい好きで、守りやすいし打ちやすいという印象をタイガース時代から持っていた。いいイメージがある」阪神時代は22打数9安打、打率・409と好相性。二回先頭では一塁付近へのゴロにヘッドスライディングで内野安打をもぎとり「厳しい大学(亜大)で全力疾走はモットーだった」という。四回先頭では二塁打。五回2死一塁では右中間への安打で好機を拡大して、追加点につなげた。育成での入団も5月5日に支配下登録された。立浪監督は「見事期待に応える働きをしてくれた」と目を細めた。元虎戦士が元気のなかった竜打線に風を吹き込んだ。(上阪正人)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
9 | 3 | 0 | 0.750 (↓0.068) | - (-) |
6 | 44 (+1) | 29 (+3) | 7 (+1) | 6 (+1) |
0.246 (↓0.004) | 2.320 (↓0.09) |
2 (-) |
ソフトバンク |
8 | 4 | 0 | 0.667 (↓0.06) | 1 (-) |
6 | 44 (+5) | 29 (+8) | 6 (+1) | 8 (-) |
0.260 (↑0.005) | 2.240 (↓0.54) |
3 (-) |
ヤクルト |
6 | 4 | 2 | 0.600 (↑0.044) | 2 (↑1) |
6 | 43 (+1) | 38 (-) | 10 (-) | 7 (+1) |
0.225 (↓0.003) | 2.850 (↑0.26) |
4 (1↑) |
ORIX |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 2 (↑1) |
6 | 30 (+4) | 29 (+1) | 2 (-) | 6 (-) |
0.218 (↓0.001) | 2.250 (↑0.11) |
5 (-) |
巨人 |
6 | 6 | 0 | 0.500 (↓0.045) | 3 (-) |
6 | 50 (+1) | 34 (+4) | 4 (-) | 7 (-) |
0.246 (↓0.008) | 2.770 (↓0.11) |
5 (3↑) |
広島 |
6 | 6 | 0 | 0.500 (↑0.045) | 3 (↑1) |
6 | 40 (+4) | 28 (+1) | 5 (-) | 6 (-) |
0.233 (↑0.011) | 1.770 (↑0.07) |
7 (4↓) |
ロッテ |
5 | 5 | 2 | 0.500 (↓0.056) | 3 (-) |
6 | 33 (+1) | 53 (+4) | 4 (-) | 6 (+2) |
0.229 (↓0.01) | 4.210 (↓0.02) |
8 (1↓) |
日本ハム |
5 | 6 | 0 | 0.455 (↓0.045) | 3.5 (-) |
7 | 43 (-) | 32 (+1) | 9 (-) | 3 (+1) |
0.291 (↓0.005) | 2.660 (↑0.24) |
9 (-) |
DeNA |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↑0.053) | 4 (↑1) |
6 | 38 (+8) | 52 (+5) | 11 (+2) | 3 (-) |
0.248 (↑0.006) | 3.920 (↑0.08) |
9 (-) |
中日 |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↑0.053) | 4 (↑1) |
6 | 19 (+3) | 26 (+1) | 4 (-) | 7 (+1) |
0.221 (↑0.006) | 1.550 (↑0.04) |
11 (-) |
阪神 |
4 | 7 | 0 | 0.364 (↑0.064) | 4.5 (↑1) |
7 | 25 (+3) | 34 (-) | 2 (-) | 2 (-) |
0.226 (↑0.01) | 2.370 (↑0.23) |
12 (-) |
西武 |
3 | 9 | 0 | 0.250 (↓0.023) | 6 (-) |
6 | 18 (-) | 43 (+3) | 4 (-) | 3 (-) |
0.172 (↓0.009) | 3.260 (-) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 |
28 | 23 | 4 | 0.549 (↑0.009) | - (-) |
88 | 170 (+4) | 134 (+1) | 25 (-) | 30 (-) |
0.240 (↑0.002) | 2.200 (↑0.03) |
2 (1↑) |
阪神 |
29 | 26 | 4 | 0.527 (↑0.008) | 1 (-) |
84 | 174 (+3) | 162 (-) | 25 (-) | 17 (-) |
0.223 (↑0.001) | 2.210 (↑0.03) |
3 (1↓) |
巨人 |
29 | 27 | 4 | 0.518 (↓0.009) | 1.5 (↓1) |
83 | 163 (+1) | 152 (+4) | 25 (-) | 32 (-) |
0.232 (↓0.002) | 2.400 (↓0.03) |
4 (-) |
中日 |
25 | 29 | 5 | 0.463 (↑0.01) | 4.5 (-) |
84 | 145 (+3) | 174 (+1) | 24 (-) | 20 (+1) |
0.237 (↑0.001) | 2.570 (↑0.03) |
5 (-) |
DeNA |
26 | 31 | 1 | 0.456 (↑0.01) | 5 (-) |
85 | 186 (+8) | 222 (+5) | 32 (+2) | 33 (-) |
0.245 (↑0.001) | 3.440 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
24 | 30 | 4 | 0.444 (↑0.01) | 5.5 (-) |
85 | 204 (+1) | 195 (-) | 42 (-) | 27 (+1) |
0.235 (-) | 3.170 (↑0.06) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
37 | 17 | 2 | 0.685 (↓0.013) | - (-) |
87 | 241 (+5) | 131 (+8) | 37 (+1) | 42 (-) |
0.261 (↑0.001) | 2.100 (↓0.11) |
2 (-) |
ロッテ |
29 | 23 | 5 | 0.558 (↓0.011) | 7 (-) |
86 | 172 (+1) | 190 (+4) | 25 (-) | 22 (+2) |
0.240 (↓0.002) | 3.070 (↓0.02) |
3 (-) |
日本ハム |
30 | 24 | 2 | 0.556 (↓0.01) | 7 (-) |
87 | 195 (-) | 172 (+1) | 30 (-) | 47 (+1) |
0.251 (-) | 2.740 (↑0.05) |
4 (-) |
楽天 |
27 | 29 | 1 | 0.482 (↓0.009) | 11 (-) |
86 | 185 (+1) | 226 (+3) | 21 (+1) | 37 (+1) |
0.238 (↓0.001) | 3.720 (-) |
5 (-) |
ORIX |
26 | 30 | 2 | 0.464 (↑0.009) | 12 (↑1) |
85 | 174 (+4) | 177 (+1) | 19 (-) | 25 (-) |
0.239 (-) | 2.710 (↑0.03) |
6 (-) |
西武 |
18 | 39 | 0 | 0.316 (↓0.005) | 20.5 (-) |
86 | 136 (-) | 210 (+3) | 27 (-) | 26 (-) |
0.206 (↓0.002) | 3.280 (-) |
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