1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 3 | 2 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 10 | 15 | 0 | 1 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 1 |
勝利投手:モイネロ(3勝2敗0S) 敗戦投手:森 唯斗(1勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは2回表、甲斐の3ランで先制に成功する。続く3回には、栗原と柳町の適時打で2点を挙げるなど、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・モイネロが8回1失点7奪三振の快投で今季3勝目。敗れたDeNAは、先発・森唯が試合をつくれなかった。
◆ハマスタが煙に包まれた。スタジアムからほど近い中華街付近で火災が発生していると見られ、煙や灰がスタジアム方向に風に流されてきた。焦げ臭いにおいも充満した。SNSでは「ハマスタなう。焦げ臭いと思ったら中華街で火事らしい」「中華街火事で灰の降るハマスタ」「風向き的に煙くて灰も飛びまくってシャツに付くし野球観戦どころじゃないかも」「がっつり灰が座席に降ってくる」などの投稿が見られた。
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◆元同僚からの会心アーチだ。ソフトバンク甲斐拓也捕手(31)が先制の2号3ランを放った。0-0の2回1死一、二塁。昨年までチームメートだったDeNA森唯斗の内角直球を仕留めた。打球は左翼スタンドにぎりぎり飛び込んだ。「かつてバッテリーを組んでいた森さんがいいピッチャーということは十分分かっているので。とにかく割り切って勝負しにいきました。結果的にホームランと最高の結果になって良かったです」甲斐と森唯はホークスで10年間ともにプレーした間柄。3月2日のオープン戦(北九州)でも森唯から代打逆転3ランを放っていた。「たくさん2人で苦労してきた。僕のいいものを森さんに見せることができた」と語っていた。再び、1学年上の先輩右腕から恩返しのフルスイングで応えた。
◆DeNA森唯斗投手(32)の古巣ソフトバンク相手の移籍後初先発マウンドはほろ苦いものとなった。序盤は完璧な立ち上がりだった。先頭の周東を3球三振に仕留めると、続く同学年の"親友"今宮を三ゴロ。栗原を中飛に打ち取った。気迫を前面に押し出しながらも制球良くゾーンを攻めて3者凡退。グラブを何度もたたきながら感情をあらわにした。しかし2回、"天敵"にやられた。1死一、二塁、かつて何度もバッテリーを組んだ甲斐に左翼席への3ランを被弾。3月2日のオープン戦(北九州)でも3ランを打たれていた因縁の相手に、またも手痛い1発を浴びた。続く3回には先頭の周東に中前打を浴びると、二盗を決められ、今宮の進塁打で1死三塁。栗原に適時二塁打を打たれた。さらに2死一、二塁から柳町にも中前適時打を浴び、甲斐を迎えた場面で2番手上茶谷と交代となった。「正直、一番投げたかった試合」と話していた移籍後初先発は3回途中6安打5失点。悔しさをにじませながらベンチに歩いて戻っていった。
◆DeNAの苦難が続く。上茶谷大河投手(27)がアクシデントに見舞われた。3回から2番手で登板。続く3回の攻撃に先頭打者として打席に入った。ソフトバンク・モイネロから右前に勢いよくはじき返すも、右翼・柳町が一塁へ好返球してライトゴロとなった。上茶谷は全力疾走で最後は左足を伸ばして一塁ベースを踏むも、勢い余って大転倒。苦悶(くもん)の表情を浮かべてその場に倒れ込んだ。チームメートや首脳陣が心配そうに駆け寄る中、ブルーシートで囲まれ、担架に乗せられながらベンチ裏に下がっていった。DeNAはこの日、宮崎敏郎内野手(35)が左ハムストリングの軽い肉離れで出場選手登録を抹消。前日の同戦で1回13球で途中降板した石田健大投手(31)も左肩の肉離れと診断され、この日に出場選手登録を抹消された。アンダースロー右腕・中川颯投手(25)も1日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で4回2失点で緊急降板。右肩の炎症で2日に出場選手登録を抹消されており、6月に入ってけが人が続出する形となっている。
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◆ソフトバンク柳町達外野手(27)が「ライトゴロ」を決めた。5-0の3回無死。DeNA上茶谷が放った右ゴロに猛チャージした。捕球と同時に勢いよく一塁へ送球。ライトゴロを成立させた。打っては3回の第2打席に中前タイムリー。2死一、二塁から森唯の外角低めフォークを仕留めた。「いい流れの中での打席で思い切っていくことができた。大きい追加点を取るバッティングができて良かった」4回は2死満塁の場面で2打席連続となる左翼へ2点適時二塁打。内角高めの直球をうまく流し打った。柳町が攻守で躍動した。
◆ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)が来日2打席目でプロ初ヒットを放った。5-0で迎えた4回無死。フルカウントからの6球目だった。DeNA宮城の真ん中150キロ直球を流し打ち。左前へ運んだ。2回の来日初打席は見逃し三振だったが、2打席目で快音が生まれた。登板前日の6日に「打ちたいので待ち遠しい。小さい時から両打ちで教えられたので。本当に楽しみなので打てるといいな」と語っていた。
◆もはや呪われているのか...。DeNA中川虎大投手(24)にアクシデントが襲った。9点を追う8回から登板。1死一、三塁、古巣帰還となった代打嶺井のピッチャーライナーがノーバウンドで右足を直撃。足を引きずり、両肩を支えられながらベンチ裏へ治療に下がった。それでも数分後には小走りでマウンドに戻ると、投球練習で無事を確認。再びマウンドに立ち、続投した。3回には上茶谷大河投手(27)が先頭打者として打席へ。ソフトバンク・モイネロから右前に勢いよくはじき返すも、右翼・柳町が一塁へ好返球してライトゴロとなった。上茶谷は全力疾走で最後は左足を伸ばして一塁ベースを踏むも、勢い余って大転倒。苦悶(くもん)の表情を浮かべてその場に倒れ込み、担架で運ばれて交代。この日、出場選手登録を抹消された宮崎敏郎内野手(35)(左ハムストリングの軽い肉離れ)、石田健大投手(31)(左肩の肉離れ)らに続いてアクシデントに見舞われる形となった。
◆ハマスタ史上最多動員を更新する3万3423人が集まった一戦だったが、DeNAが屈辱の大敗を喫した。移籍後初先発の森唯斗投手(32)が古巣ソフトバンクを相手にめった打ちされた。2回1死一、二塁、かつて何度もバッテリーを組んだ甲斐に左翼席への3ランを被弾。3月2日のオープン戦(北九州)でも3ランを打たれていた因縁の相手に、またも手痛い1発を浴びた。続く3回には先頭の周東に中前打を浴びると、二盗を決められ、今宮の進塁打で1死三塁。栗原に適時二塁打を打たれた。さらに2死一、二塁から柳町にも中前適時打を浴び、甲斐を迎えた場面で2番手上茶谷と交代となった。「正直、一番投げたかった試合」と話していた移籍後初先発は3回途中6安打5失点。「申し訳ないのひと言です」と悔しさをにじませながらベンチに歩いて戻っていった。リリーフ陣もソフトバンク打線を抑えられない。宮城が2回3失点、佐々木も2回3失点とリードを広げられ今季3度目の2ケタ失点となった。一方打ってはモイネロを前に沈黙。4回のオースティンのソロ1本のみの1得点だった。さらにけが人が続出する緊急事態も発生。試合前に宮崎が左ハムストリングの軽い肉離れ、石田健が左肩の肉離れ、山崎が再調整で出場選手登録を抹消。さらに試合中には2番手投手の上茶谷がライトゴロの際に一塁ベースを踏むと同時に左足を痛めてもん絶。担架でベンチ裏に運ばれた。中川虎も投直が直撃して一時ベンチ裏に治療に下がるアクシデントも。史上最多動員で、今季主催試合における観客動員数が100万人に到達。31試合目での到達は、球団最速での到達となったが、ハマスタに集まった多くのファンの前で屈辱の大敗を喫し、今季ワーストを更新する借金5となった。
◆DeNAが7日、けが人続出の苦難に直面した。宮崎敏郎内野手(35)が左ハムストリングの軽い肉離れ、石田健大投手(31)が左肩の肉離れ、山崎康晃投手(31)が再調整で出場選手登録を抹消。ソフトバンク1回戦(横浜)では上茶谷大河投手(27)がライトゴロで一塁ベースを踏む際に左足を痛め、担架で運ばれた。8日に病院で検査を行う予定。続投したものの中川虎も投直が直撃して治療を行った。三浦大輔監督は「苦しい状況ですけど全員で戦っていきます」と前を向いた。
◆ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)がDeNA打線を8回5安打1失点に抑え、3勝目を挙げた。立ち上がりから圧倒した。150キロ超の直球に落差のあるカーブ、チェンジアップを交え牛耳った。「何とかコントロールして投げることができた。ベイスターズ打線は強力なので、しっかり投げ込んでいこうとポジティブな気持ちで投げた」。失点は4回、先頭オースティンに許したソロ1発のみ。計7三振を奪うなどしっかり要所を締めた。昨年までホークスに在籍し、7年間同僚だった森との投げ合い。8回モイネロ、9回森で20年には日本一に貢献した間柄。2回の初打席では見逃し三振に倒れたが「すごく楽しかった」と笑顔で振り返った。4回の2打席目では、3番手宮城の150キロの直球を左前にはじき返しNPB7年目で初安打をマーク。山川の押し出しで初得点も記録した。「ヒットを打ててすごく満足しています。打ててうれしかった」。初ヒットの記念球を手にニコニコ顔だった。打線の強力援護もあって8回120球をテンポ良く投げ込んだ。防御率も1・70と上昇。頼れるサウスポーは大好きな夏に向け、さらに白星を積み重ねる。○...モイネロはアクシデントにも動じなかった。試合開始を目前に控え、横浜スタジアムにほど近い中華街で火災が発生。風で黒煙や灰がスタジアム方向に流され、焦げ臭いにおいが充満した。左腕は「火事っぽいなというのは見たんですけど。特に影響はなかったです」と平常心で奮闘した。○...甲斐が元同僚のDeNA森唯から恩返し弾を決めた。0-0の2回1死一、二塁。内角直球を強振し、左翼席に先制決勝の2号3ランをかっ飛ばした。「いろいろな思いを感じながらエキサイトして、勝負に勝ちたかった」。1学年上の先輩右腕とは昨季まで10年間プレー。20年の日本シリーズでは森唯がセーブを挙げて4連覇を達成し、抱き合って喜んだ間柄だ。今年3月のオープン戦(北九州)でも代打逆転3ランを放っており、今度は本番で恩返し。15安打10得点の大勝&今季最多タイの貯金20に大きく貢献した。○...3番栗原が貴重な適時打を放った。3点リードの3回1死三塁で森から右中間を破るタイムリー二塁打。「打ったのはカーブ。とにかく追加点をという気持ちだけでした。走者をかえす打撃ができてよかった」。3試合ぶりの打点にホッとした様子。柳田離脱後の大事な打順を任され、さらに打撃力を高めていく。○...6番柳町も3安打3打点の活躍で大勝に貢献した。3回にリードを5点に広げる中前適時打を放つと、4回2死満塁でも左翼線へ2点タイムリー二塁打を放ち8-0とした。「狙い通り、イメージ通りの打撃ができました。満塁のチャンスを生かすことができて良かった」と納得の一打を自画自賛した。8回の左前打を合わせて今季2度目の猛打賞。打率も4割6厘に引き上げた。▽ソフトバンク周東(8試合ぶりのスタメンでマルチ安打&盗塁成功)「本当にホッとしています。あまり一喜一憂しないで、できることをこれからも続けていきたい」
◆会心の恩返しダーン~! ソフトバンク甲斐拓也捕手(31)が「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦に7番で出場。0-0の2回1死一、二塁。昨季まで10年間苦楽をともにした先発の森唯斗投手(32)から先制決勝の2号3ランをかっ飛ばした。3月のオープン戦でも先輩右腕から代打逆転3ランを放っていたが、本番でも元バッテリー対決を制した。背番号19が15安打10得点の大勝&今季最多タイの貯金20に大きく貢献した。甲斐は体をそるほど豪快なフォロースルーを描いた。打球は左翼へ舞い上がる。角度は文句なし。飛距離はどうか。コツン。フェンス上段のバーに当たり、跳ね返ったボールがスタンドに飛び込んだ。マウンド上のDeNA森唯は、険しい表情を浮かべるしかない。甲斐は淡々とした表情でダイヤモンドを周回した。「長く一緒にやらせてもらって、森さんがいいピッチャーということは十分分かっていたので。とにかく割り切って勝負しにいきました」0-0で迎えた2回1死一、二塁。カウント1-1からの3球目だった。内角直球を迷わず強振。4月28日以来、出場24試合ぶりの先制2号3ランを決めた。森唯からは3月2日のオープン戦(北九州)で放った代打逆転3ランに続く2発目。「結果的にホームランになっただけ。でも、感慨深いところはあります」としみじみ言った。小久保監督は「あの3ランは今日の流れ的には良かったです。(甲斐)拓也の3ランは大きかった」。甲斐のアーチを手始めに打線は3回に2点を追加。森唯を3回途中で引きずり下ろし、終わってみれば計15安打10得点の圧勝だった。甲斐と森唯はホークスで10年間ともにプレーし、長年バッテリーも組んだ。1学年先輩の右腕から学んだことはたくさんある。「僕がリードし切れずっていうことがたくさんあった。(森さんが)ものすごく大きい心で守ってくれた部分もあった」。ミスを責められることはなかった。寄り添い、配球面で助言ももらった。17年、20年は主力としてリーグ優勝&日本一を経験。20年の日本シリーズでは森唯がセーブを挙げ、抱き合って歓喜の瞬間を味わった。甲斐は「森さんの涙も見てきていますし、お互いいろんなことを乗り越えてきた」。喜びも悲しみもすべて共有してきた。今でも感謝は尽きない。チームは連敗を阻止し、貯金を再び今季最多タイの20に戻した。交流戦は4カード連続で初戦を取り、首位楽天とは1ゲーム差をキープ。背番号19が恩返しの1発で、心新たに進撃を期す。【佐藤究】
◆ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)がDeNA打線を8回5安打1失点に抑え、3勝目を挙げた。立ち上がりから圧倒した。150キロ超の直球に落差のあるカーブ、チェンジアップを交え牛耳った。以下は小久保監督の一問一答。-結果的に元ホークスでDeNA森唯をKO小久保監督 そうね。8回モイネロ、9回森(唯)でやってたピッチャーが、違うユニホームを着て先発で当たるんでね。こんなことあるんやなと思いながら見てましたけど。でも、モイネロは打席に立ちたかったんじゃないですか。-周東がスタメンに復帰して2安打小久保監督 やっぱりあいつが出たら、得点になるなっていうのは感じるゲームでもあった。スタメンから外れてる中でバッティングコーチに、どういう状態になった時にGOだっていう話をしてたので。バッティングコーチの方から「もういけます」っていう話しで今日はスタメンにしたんでね。2本出て良かったですね。-柳町は3安打3打点で好調小久保監督 フリーの時は打つんでね。作戦が絡める選手にならないと。もうやっぱり、スキルアップしていかない限りは。
◆ソフトバンク・甲斐拓也捕手(31)が「7番・捕手」で先発出場し、二回に先制となる2号3ランを放った。1死一、二塁、カウント1―1から森唯斗の直球をレフトスタンドへ運んだ。甲斐は「打ったのは真っすぐです。かつてバッテリーを組んでいた森さんがいいピッチャーということは十分わかっているので、とにかく割り切って勝負しにいきました。結果的にホームランと最高の結果になって良かったです。色々な思いを感じながらエキサイトして勝負に勝っていたいと思います」と振り返った。昨季ソフトバンクを戦力外となった、元同僚打ちの大きな一発となった。
◆DeNA・上茶谷大河投手(27)が7日、ソフトバンク1回戦(横浜)で負傷交代した。三回途中から2番手で登板。三回に右ゴロに倒れた走塁で一塁ベースを踏んだ際、左脚に異変があったとみられ、担架で運ばれた。
◆横浜中華街近くで発生した火災の影響により、試合開始直後に黒煙が舞った横浜スタジアム。波乱含みの幕開けとなった一戦は、苦しい展開が待ち受けていた。DeNA先発の森唯は「一番投げたかった試合」とマウンドに上がった。相手は昨季限りで戦力外となったソフトバンク。3月2日のオープン戦(北九州)で3回9安打5失点と打ち込まれており、雪辱を期して移籍後初先発に臨んだ。一回は三者凡退で滑り出したが、二回に長年バッテリーを組んだ甲斐に先制3ランを浴びた。三回は先頭の周東に安打を許し、二盗を決められてピンチを招くと、進塁打を挟んで栗原に適時二塁打。その後も立て直せず、三回途中6安打5失点で降板を余儀なくされた。2番手の上茶谷はロングリリーフとして期待されたが、走塁で脚を負傷し、わずか?回で交代。3番手の宮城は制球に苦しみ、失点を重ねた。前夜は先発の石田健が左肩の違和感を訴え、1回13球で緊急降板。投手陣は連日のスクランブル態勢を強いられた。試合前には石田健と宮崎の負傷離脱が明らかになり、調子を落としていた山崎の2軍再調整も決まった。三浦監督は「ずるずるいかないように」と気を引き締めていたが、厳しい局面を迎えた。(鈴木智紘)
◆ソフトバンクは二回に甲斐の2号3ランで先制し、三回は栗原の適時二塁打と柳町の中前打で2得点。柳町は四回にも2点二塁打を放った。モイネロは8回1失点で3勝目。DeNAは森唯が炎上、3連敗で今季最多の借金5となった。
◆加入後初先発したDeNAの森唯は、昨季まで10年プレーしたソフトバンクに三回途中でKOされた。自らに打席が回ることすらなく交代となり「一番投げたかった試合。申し訳ないの一言」とうつろな表情だった。一回は気迫のこもった投球で三者凡退。しかし二回、長くコンビを組んだ甲斐に内角球を打たれて3ランにされた。三回は栗原に適時二塁打、柳町にも適時打を食らったところで降板。三浦監督は「本塁打の後、投球が変わってしまった。慎重になりすぎた」と苦い表情だった。(横浜)
◆ソフトバンクのモイネロがソロのみに抑える8回1失点で、白星を先行させる3勝目を挙げた。先発転向した来日8年目で初めて打席に立って安打も放ち「すごく満足している」と満面の笑みだった。かつてともに勝ちパターンの継投を担ってきた森唯との投げ合いだった。「打席に入るのでいつもと準備が違った」というが、120球の力投。四回の第2打席では宮城の速球を左前へ運び、押し出し四球でホームも踏んだ。選手登録では左打ちだが、両打ちといい「チャンスがあれば右打席にも入りたかった」と上機嫌だった。
◆横浜中華街で発生した火災の影響により、試合開始直後に黒煙が舞った横浜スタジアム。波乱含みの幕開けとなった一戦は、大敗したDeNAにとって苦難続きだった。森唯斗投手(32)が昨季限りで戦力外となったソフトバンク相手に先発し、三回途中6安打5失点でノックアウト。「申し訳ないの一言」と落胆した。二回に甲斐の3ランで先制を許し、その後も立て直せないまま降板を余儀なくされた。2番手の上茶谷は走塁で左足首を負傷し、わずか?回で交代。前夜は先発の石田健が左肩の違和感を訴え、1回13球で緊急降板した。連日のスクランブル態勢を強いられた投手陣は6人が登板し、申告敬遠1つを含む計8四球と制球に苦しんだ。打線は3試合連続で1得点止まり。試合前には石田健と宮崎の負傷離脱が明らかになり、調子を落としていた山崎の2軍再調整も決まった。3連敗で今季最多の借金5と正念場を迎え、三浦監督は「いるメンバーで戦っていく。ここが踏ん張りどころ」と声を絞り出した。(鈴木智紘)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
8 | 2 | 0 | 0.800 (↑0.022) | - (-) |
8 | 36 (+2) | 24 (-) | 5 (-) | 5 (-) |
0.249 (↓0.006) | 2.250 (↑0.27) |
2 (-) |
ソフトバンク |
7 | 3 | 0 | 0.700 (↑0.033) | 1 (-) |
8 | 34 (+10) | 18 (+1) | 4 (+1) | 8 (+2) |
0.247 (↑0.016) | 1.680 (↑0.07) |
3 (1↓) |
巨人 |
6 | 4 | 0 | 0.600 (↓0.067) | 2 (↓1) |
8 | 49 (-) | 25 (+2) | 4 (-) | 7 (-) |
0.265 (↓0.018) | 2.430 (↑0.04) |
4 (2↑) |
日本ハム |
5 | 4 | 0 | 0.556 (↑0.056) | 2.5 (-) |
9 | 40 (+5) | 25 (+4) | 8 (+2) | 2 (+1) |
0.298 (↑0.003) | 2.520 (↓0.11) |
5 (2↑) |
ORIX |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↑0.056) | 3 (-) |
8 | 21 (+2) | 28 (-) | 2 (+1) | 5 (-) |
0.209 (↓0.005) | 2.600 (↑0.29) |
5 (2↑) |
広島 |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↑0.056) | 3 (-) |
8 | 35 (+4) | 24 (-) | 5 (-) | 5 (+2) |
0.233 (↓0.005) | 1.930 (↑0.22) |
7 (3↓) |
ロッテ |
4 | 4 | 2 | 0.500 (↓0.071) | 3 (↓1) |
8 | 29 (-) | 48 (+4) | 4 (-) | 3 (-) |
0.238 (↓0.019) | 4.600 (↑0.01) |
7 (3↓) |
ヤクルト |
4 | 4 | 2 | 0.500 (↓0.071) | 3 (↓1) |
8 | 36 (+4) | 35 (+5) | 8 (+1) | 6 (+1) |
0.235 (↑0.002) | 3.320 (↓0.1) |
9 (2↓) |
DeNA |
4 | 6 | 0 | 0.400 (↓0.044) | 4 (↓1) |
8 | 27 (+1) | 42 (+10) | 8 (+1) | 2 (-) |
0.248 (↓0.005) | 3.900 (↓0.7) |
9 (2↓) |
中日 |
4 | 6 | 0 | 0.400 (↓0.044) | 4 (↓1) |
8 | 14 (-) | 18 (+2) | 3 (-) | 6 (+1) |
0.204 (↑0.004) | 1.170 (↓0.09) |
11 (-) |
西武 |
3 | 7 | 0 | 0.300 (↓0.033) | 5 (↓1) |
8 | 17 (+1) | 36 (+5) | 4 (-) | 3 (+1) |
0.184 (↑0.005) | 3.140 (↑0.09) |
12 (-) |
阪神 |
2 | 7 | 0 | 0.222 (↑0.097) | 5.5 (-) |
9 | 18 (+5) | 33 (+1) | 2 (-) | 2 (-) |
0.204 (↑0.007) | 2.770 (↑0.22) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
広島 |
27 | 22 | 4 | 0.551 (↑0.009) | - (↓0.5) |
90 | 165 (+4) | 130 (-) | 25 (-) | 29 (+2) |
0.240 (↓0.001) | 2.250 (↑0.04) |
2 (1↓) |
巨人 |
29 | 25 | 4 | 0.537 (↓0.01) | 0.5 (↑0.5) |
85 | 162 (-) | 143 (+2) | 25 (-) | 32 (-) |
0.236 (↓0.002) | 2.320 (↑0.01) |
3 (-) |
阪神 |
27 | 26 | 4 | 0.509 (↑0.009) | 2 (↑0.5) |
86 | 167 (+5) | 161 (+1) | 25 (-) | 17 (-) |
0.220 (↑0.001) | 2.260 (↑0.03) |
4 (-) |
中日 |
24 | 28 | 5 | 0.462 (↓0.009) | 4.5 (↓0.5) |
86 | 140 (-) | 166 (+2) | 23 (-) | 19 (+1) |
0.234 (-) | 2.540 (↑0.01) |
5 (-) |
DeNA |
25 | 30 | 1 | 0.455 (↓0.008) | 5 (↓0.5) |
87 | 175 (+1) | 212 (+10) | 29 (+1) | 32 (-) |
0.245 (↓0.001) | 3.420 (↓0.12) |
6 (-) |
ヤクルト |
22 | 30 | 4 | 0.423 (↓0.008) | 6.5 (↓0.5) |
87 | 197 (+4) | 192 (+5) | 40 (+1) | 26 (+1) |
0.237 (-) | 3.270 (↓0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
36 | 16 | 2 | 0.692 (↑0.006) | - (-) |
89 | 231 (+10) | 120 (+1) | 35 (+1) | 42 (+2) |
0.259 (↑0.003) | 1.990 (↑0.02) |
2 (1↑) |
日本ハム |
30 | 22 | 2 | 0.577 (↑0.008) | 6 (-) |
89 | 192 (+5) | 165 (+4) | 29 (+2) | 46 (+1) |
0.250 (↑0.001) | 2.720 (↓0.01) |
3 (1↓) |
ロッテ |
28 | 22 | 5 | 0.560 (↓0.011) | 7 (↓1) |
88 | 168 (-) | 185 (+4) | 25 (-) | 19 (-) |
0.242 (↓0.003) | 3.100 (↓0.02) |
4 (-) |
楽天 |
26 | 28 | 1 | 0.481 (↑0.009) | 11 (-) |
88 | 177 (+2) | 221 (-) | 19 (-) | 36 (-) |
0.239 (-) | 3.750 (↑0.08) |
5 (-) |
ORIX |
24 | 30 | 2 | 0.444 (↑0.01) | 13 (-) |
87 | 165 (+2) | 176 (-) | 19 (+1) | 24 (-) |
0.238 (↓0.001) | 2.790 (↑0.05) |
6 (-) |
西武 |
18 | 37 | 0 | 0.327 (↓0.006) | 19.5 (↓1) |
88 | 135 (+1) | 203 (+5) | 27 (-) | 26 (+1) |
0.209 (↑0.001) | 3.260 (↑0.02) |
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