DeNA(★1対3☆)オリックス =交流戦3回戦(2024.06.06)・横浜スタジアム=
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ORIX
0000010113600
DeNA
1000000001710
勝利投手:山田 修義(1勝0敗0S)
(セーブ:マチャド(2勝1敗5S))
敗戦投手:山﨑 康晃(1勝2敗3S)
  DAZN
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◆オリックスは1点を追う6回表、西川の適時打で同点とする。そのまま迎えた8回には、2死一三塁から西川の適時二塁打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・山田が今季初勝利。敗れたDeNAは、打線が7安打1得点と再三の好機を生かせなかった。

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)が、オリックス戦で2試合ぶりに「4番右翼」でスタメンに名を連ねた。牧秀悟内野手(26)は「3番二塁」で起用され、筒香、牧がクリーアップに戻った。その一方で、宮崎敏郎内野手(35)がベンチスタート。三塁には京田陽太内野手(30)が起用され、5番には佐野恵太外野手(29)が入った。

◆<日本生命セ・パ交流戦:DeNA-オリックス>6日横浜DeNAの球団OBの谷繁元信さん(53=日刊スポーツ評論家)が、オリックスOBの野田浩司さんが、DeNA-オリックス戦前に1打席対決に登場した。対戦前には、野田さんのボールを谷繁さんが捕球し、「レジェンドバッテリー」を結成。谷繁さんは2000安打を達成した時のバットを持ち、打席に立った。スタンドからは、谷繁さんの現役時代の応援歌が流れる中、カウント1-2から痛烈なライナーを放ったが、三塁手がキャッチし、野田さんに軍配が上がった。谷繁さんは「入団当時からの自分の応援歌を久々に聴くことができて、懐かしく感じましたし、楽しませていただきました。このような機会をいただきありがとうございました」とコメントした。野田さんは「今回はこのような機会を与えていただいて感謝しています。横浜スタジアムはプロ初先発した思い出のマウンドですし、そこで当時対戦していた谷繁さんと対決でき、無事ストライクも入ったので、よかったです」とコメントした。

◆先発したDeNA石田健大投手(31)が、1回で交代した。何らかのアクシデントが起こったとみられ、2番手に京山将弥投手(25)が上がった。石田健は1回は広岡、宗、太田を3者凡退に抑えた。最速は135キロだった。打線がその裏に筒香の適時三塁打で先制したが、予期せぬ形で2回を迎えた。

◆オリックス福田周平外野手(31)が8回、アクシデントによる負傷交代となった。1死からオースティンの右中間への飛球を追いかけ、フェンスに激突。倒れて動けなくなった。トレーナーが駆け寄って治療を施し、立ち上がっていったんはプレーを継続しかけたが結局は交代となった。だが懸命のプレーに、両チームのファンから大きな拍手が送られた。

◆DeNAが、再三の好機を生かせず、オリックスに連敗し、カード負け越しが決まった。1回に牧と共にスタメン復帰した筒香の適時三塁打で先制したが、2回以降は拙攻の連続。先発石田健が左肩の違和感で降板し、2回から京山が緊急登板。3回無失点と好投したが打線が追加点を奪えず、同点の8回に山崎が西川に決勝の適時二塁打を浴びた。三浦監督は「昨日と同じような形になってしまった」と唇をかんだ。蝦名の先頭打者弾の後は再三の好機で無得点だった前夜と、同じようなシーンが繰り返された。2回無死一塁、3回1死一、二塁では併殺。4回2死二塁、6回無死二塁、8回1死三塁でも無得点に終わった。三浦監督は「チャンスでちょっと力むのか、力が入るのか、そこを乗り越えられれば雰囲気は変わる」と指摘。借金は今季ワーストタイの4で、首位巨人との差が4・5ゲームに開いた。▽DeNA筒香(2試合ぶりの出場で1回に適時三塁打)「打ったのはチェンジアップです。自分のスイングで捉えることができた」

◆DeNA石田健大投手(31)が6日、オリックス3回戦(横浜)で左肩の違和感を覚え、1回で交代した。1回を3者凡退に抑えたが、球速は135キロ止まりだった。三浦監督は「(1回終了後に)左肩の違和感があったので代えた」と説明。石田健は「投げてる時に嫌な感じはあったんですけど、そのイニングは投げきりたいと思った」と話した。今後、検査を受ける予定で、7日に出場選手登録を抹消される。

◆オリックス中嶋聡監督(55)は連勝で5カードぶり勝ち越しを決めた。8回決勝打の西川について「あれぐらいのバッターだったら本人の感覚というのもあるでしょうし、(状態が)上がってきたら本当に自信満々に打席に入ってピッチャーと勝負していくと思うので、本人の感覚でいいと思うんですけどね」と評した。投手陣はブルペンデーで先発高島に始まり6人が1失点でつないだ。「いい集中力で1人1人、何とか1球1球しっかり投げてくれた」。2年ぶり白星の山田については「3連投だった輝星をしっかり助けてくれたの。よく投げてくれた」とたたえた。8回の守備では中堅手の福田が飛球を追いかけフェンスに激突。何とか立ち上がった福田本人が"OK"の「マル」サインをつくりかけて「バツ」を出した。この流れに指揮官も試合中は少し戸惑った顔だったが、冷静に選手交代を指示。「自分でバツ出してたやん。ひょうきん族かと思ったわ。マルからのバツ、ひょうきん族。知らんやろ、みんな」と白塗りの神様が登場する昔のバラエティー番組を思い浮かべ、ジョークで締めた。▽オリックス高島(ブルペンデーで今季3度目の先発。4回を1失点)「2回以降は粘り強く投げることができた。自分の役割という部分では、最低限は果たせたのかなと思います」

◆オリックス西川龍馬外野手(29)が2試合連続の4番起用に応え、決勝打を放った。8回2死一、三塁から右越え適時二塁打。2回に内野安打、6回は同点打で猛打賞は今季3度目だ。チームの連勝と5カードぶり勝ち越しに貢献。ここまで打率2割台前半と不本意な成績だが、得意の球場で意地を見せた。「横浜と東京ドームは打ってるイメージがあった。なかなか点が取れてない中で、得点圏で打てたのは僕にとっても大きい」。昨季までの広島時代、DeNAには対戦カード別で最も高い打率3割4分2厘。横浜スタジアムでは3割7分3厘の好相性だった。

◆DeNAは、山崎康晃投手(31)が、8回に天敵のオリックス西川龍馬外野手(29)に痛恨の決勝打を浴び、連敗で5位に転落した。同点の8回から登板。先頭の福田にストレートの四球で出塁を許し、2死一、三塁から西川に右翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び、今季2敗目(1勝3セーブ)を喫した。三浦大輔監督(50)は「(西川の決勝打は)初球でしたからね。その前の先頭打者にもストレートの四球でしたからね。(点の)取られ方が悪かったですね」と苦言を呈した。西川とは広島時代から対戦し、過去3年間の対戦成績は昨季は3打数2安打1打点、22年は1打数1安打3打点、21年は6打数2安打1打点だった。

◆DeNAの企画「交流戦SERIES2024」の一環で伝説のOBによる1打席対決が行われ、ベイスターズでプレーした通算2108安打の谷繁元信氏(53)が、オリックスOBで通算89勝の野田浩司氏(56)と対戦した。谷繁氏はまずミットを構え、野田氏の投球を2球受けてから打席へ。通算2000安打を記録したバットで勝負に臨み、三直に倒れて天を仰いだ。「入団当時からの自分の応援歌を久々に聴くことができて懐かしく感じた」と語った。野田氏は「横浜スタジアムはプロ初先発した思い出のマウンド。そこで当時対戦していた谷繁さんと対決でき、無事ストライクも入ったのでよかった」と振り返った。

◆オリックス・西川龍馬外野手(29)が同点打で試合を振り出しに戻した。0―1の六回1死から代打・西野が敵失で出塁。その後、太田の四球などで1死一、二塁とし、西川が代わったばかりの5番手・坂本のカットボールを捉え、右前に運んだ。5月23日の日本ハム戦(エスコン)以来、12試合ぶりのタイムリーで追いついた。

◆オリックス・西川龍馬外野手(29)が試合終盤に勝ち越しタイムリーを放った。1―1で迎えた八回、DeNA・山崎から四球と安打で2死一、三塁とし、西川が初球の直球を捉え、フェンス直撃の適時二塁打で勝ち越しに成功した。2試合連続の4番に座り、今季3度目の猛打賞。12試合ぶりの複数打点と勝負強さを発揮した。さらに広島に在籍していた昨季、DeNA相手に打率・414(58打数24安打)と好相性だった男が結果を残した。

◆六回に代打で途中出場のオリックス・福田周平外野手(31)が八回の守備でアクシデントに見舞われた。1死でオースティンの打球は中堅後方へ。福田は全力疾走で追い、フェンス際への打球にジャンプしながら捕球を試みるも失敗。中堅フェンスに全身を強打し、倒れたまましばらく動くことができず。球団トレーナーが駆け付けたが、数分後に自力で立ち上がった。しかし、ベンチは交代を決断し、福田は歩いてベンチへと下がった。球団によると右足首付近に痛みを感じたため、大事を取って交代したという。1日には森が右大腿二頭筋の筋損傷で抹消されたばかり。故障者が絶えない状況で福田も離脱となれば、大きな痛手だ。

◆オリックスは西川の3安打2打点の活躍で6月初の連勝。5カードぶりに勝ち越した。2試合連続で4番に座った西川が六回に同点打を放ち、八回にもフェンス直撃のタイムリーで勝ち越しに成功。九回にはバッテリーエラーも絡んで1点を追加し、その裏は抑えのマチャドを投入し、逃げ切った。

◆オリックスが競り勝った。5カードぶりの勝ち越し。0―1の六回に西川の適時打で同点。八回に西川の適時二塁打で勝ち越した。九回にも1点を加えた。先発高島が4回1失点と粘り、山田が2年ぶり白星。DeNAは拙攻だった。

◆DeNA・石田健大投手(31)が先発登板し、左肩の違和感で1回13球で緊急降板した。三者凡退に抑えたものの、直球の最速は136キロにとどまった。登板前から異変はあったといい「1イニングは投げ切りたいと思った。投げ終わって、よくないと伝えさせてもらった」と語った。

◆DeNA・三浦大輔監督はベンチで渋い表情(撮影・尾崎修二)

◆DeNAは2試合連続で一回に挙げた1得点にとどまり、2連敗を喫した。三浦大輔監督(50)は「昨日と同じような感じになった」と渋い表情だった。状態を考慮されて前夜は欠場した筒香が4番、同じく途中出場だった牧が3番で先発に復帰。一回に筒香の右越え適時三塁打で幸先よく先制点を奪ったが、そこから追加点を奪えなかった。悔やまれるのは1-2と勝ち越された直後の八回。1死からオースティンが中越え三塁打を放ち、代走に神里を送って勝負をかけた。ここで打席に立った牧は、前進守備を敷いた遊撃の正面を突くライナー。神里は打者のスイングと同時に走るギャンブルスタートを切っており、併殺に終わった。好機をつくりながら決定打が出ないもどかしい展開が続く。三浦監督は「乗り越えれば雰囲気は変わる。ずるずるいかないように」と語気を強めた。(鈴木智紘)

◆ベイスターズ目線でいうと、考えさせられるところはいろいろ、ある。先発・石田健のアクシデントを受け、京山が二回から緊急登板。3イニングを内野安打1本に封じただけに、もっと引っ張る手もあった。どのみち、次戦では起用できないし、石田健の回復具合によっては、京山を来週の先発に回すのも面白いと思ったからだ。続くウィックも五回の1イニングだけと、刻んできた。投手を使えば使うほど、調子の悪い者が1人は出てくるもの。案の定というか、坂本が西川に同点打、山崎も西川に決勝二塁打を喫している。ただしそこは、西川の役者が上と素直に、たたえるべきか。いくら不振だったとはいえ、前日に坂本に三振に取られているとはいえ、ここ一番での打撃はさすが。広島から移籍したので、山崎との対戦経験も豊富。セの投手を熟知している強みも、あるだろう。したがって、結論。投手陣は頑張った。ベンチも決して責められない。必死の継投を余儀なくされた試合こそ、打線の出番。乏しい援護は、さびしい限りだ。(サンケイスポーツ専属評論家)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
720 0.778
(↑0.028)
-
(-)
934
(+4)
24
(+1)
5
(-)
5
(-)
0.255
(↓0.016)
2.520
(↑0.21)
2
(1↓)
ソフトバンク
630 0.667
(↓0.083)
1
(↓1)
924
(-)
17
(+3)
3
(-)
6
(-)
0.231
(↓0.001)
1.750
(↓0.18)
2
(2↑)
巨人
630 0.667
(↑0.042)
1
(-)
949
(+7)
23
(+4)
4
(+1)
7
(+1)
0.283
(↓0.002)
2.470
(↓0.18)
4
(1↓)
ロッテ
432 0.571
(↓0.096)
2
(↓1)
929
(+4)
44
(+7)
4
(-)
3
(-)
0.257
(↑0.001)
4.610
(↓0.23)
4
(3↑)
ヤクルト
432 0.571
(↑0.071)
2
(-)
932
(+3)
30
(+1)
7
(+1)
5
(-)
0.233
(-)
3.220
(↑0.28)
6
(1↓)
日本ハム
440 0.500
(↓0.071)
2.5
(↓1)
1035
(+1)
21
(+3)
6
(-)
1
(-)
0.295
(↓0.012)
2.410
(↓0.12)
7
(1↓)
DeNA
450 0.444
(↓0.056)
3
(↓1)
926
(+1)
32
(+3)
7
(-)
2
(-)
0.253
(↓0.003)
3.200
(↑0.16)
7
(1↑)
ORIX
450 0.444
(↑0.069)
3
(-)
919
(+3)
28
(+1)
1
(-)
5
(-)
0.214
(↓0.004)
2.890
(↑0.24)
7
(1↑)
広島
450 0.444
(↑0.069)
3
(-)
931
(+3)
24
(+1)
5
(+1)
3
(-)
0.238
(-)
2.150
(↑0.14)
7
(1↑)
中日
450 0.444
(↑0.069)
3
(-)
914
(+3)
16
(-)
3
(+1)
5
(+1)
0.200
(↑0.006)
1.080
(↑0.13)
11
(3↓)
西武
360 0.333
(↓0.042)
4
(↓1)
916
(+1)
31
(+3)
4
(-)
2
(-)
0.179
(↓0.009)
3.230
(↓0.02)
12
(-)
阪神
170 0.125
(↓0.018)
5.5
(↓1)
1013
(+1)
32
(+4)
2
(-)
2
(-)
0.197
(↓0.009)
2.990
(↑0.13)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
29244 0.547
(↑0.009)
-
(-)
86162
(+7)
141
(+4)
25
(+1)
32
(+1)
0.238
(-)
2.330
(↓0.03)
2
(-)
広島
26224 0.542
(↑0.01)
0.5
(-)
91161
(+3)
130
(+1)
25
(+1)
27
(-)
0.241
(-)
2.290
(↑0.03)
3
(-)
阪神
26264 0.500
(↓0.01)
2.5
(↓1)
87162
(+1)
160
(+4)
25
(-)
17
(-)
0.219
(↓0.002)
2.290
(-)
4
(1↑)
中日
24275 0.471
(↑0.011)
4
(-)
87140
(+3)
164
(-)
23
(+1)
18
(+1)
0.234
(-)
2.550
(↑0.04)
5
(1↓)
DeNA
25291 0.463
(↓0.009)
4.5
(↓1)
88174
(+1)
202
(+3)
28
(-)
32
(-)
0.246
(-)
3.300
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
22294 0.431
(↑0.011)
6
(-)
88193
(+3)
187
(+1)
39
(+1)
25
(-)
0.237
(-)
3.250
(↑0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
35162 0.686
(↓0.014)
-
(-)
90221
(-)
119
(+3)
34
(-)
40
(-)
0.256
(↓0.001)
2.010
(↓0.03)
2
(-)
ロッテ
28215 0.571
(↓0.012)
6
(-)
89168
(+4)
181
(+7)
25
(-)
19
(-)
0.245
(-)
3.080
(↓0.06)
3
(-)
日本ハム
29222 0.569
(↓0.011)
6
(-)
90187
(+1)
161
(+3)
27
(-)
45
(-)
0.249
(↓0.001)
2.710
(↓0.01)
4
(-)
楽天
25281 0.472
(↑0.01)
11
(↑1)
89175
(+4)
221
(+1)
19
(-)
36
(-)
0.239
(↓0.002)
3.830
(↑0.05)
5
(-)
ORIX
23302 0.434
(↑0.011)
13
(↑1)
88163
(+3)
176
(+1)
18
(-)
24
(-)
0.239
(↓0.001)
2.840
(↑0.04)
6
(-)
西武
18360 0.333
(↓0.007)
18.5
(-)
89134
(+1)
198
(+3)
27
(-)
25
(-)
0.208
(↓0.002)
3.280
(-)