西武(★1対7☆)巨人 =交流戦3回戦(2024.06.02)・ベルーナドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
00003030171400
西武
0000000101500
勝利投手:菅野 智之(5勝0敗0S)
敗戦投手:ボー・タカハシ(1勝4敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 西武戦チケット予約 巨人戦チケット予約
◆巨人は0-0で迎えた5回表、立岡が先制打を放つなど、3本の適時打で3点を先制する。そのまま迎えた7回には、ヘルナンデスと吉川の連続適時打が飛び出し、相手を突き放した。投げては、先発・菅野が7回無失点7奪三振の好投で今季5勝目。敗れた西武は、投打に精彩を欠いた。

◆巨人秋広優人内野手(21)が1軍にドタバタ合流した。1軍に登録されたのは、急きょだった模様だ。イースタン・リーグDeNA戦が行われる予定の神奈川・平塚から、約50キロ以上の距離を大移動してきた。ベルーナドームのグラウンドに姿を見せたのは、試合前練習が終了する約25分前。大急ぎでティー打撃を行い、その後、キャッチボール、ダッシュ、ノック、フリー打撃をこなした。試合も7番一塁でスタメンに名を連ねた。急ピッチで今季5試合目となるスタメンに備えた。

◆巨人が西武に快勝し、首位に再浮上した。0・5ゲーム差で追っていた広島がソフトバンクに敗れ、5月15日以来の首位に立った。先発菅野は7回4安打無失点の好投。直球、変化球とも切れ味抜群で、開幕から無傷の5連勝となった。打線は緊急昇格した秋広が起点となった。イースタン・リーグDeNA戦が行われる予定だった平塚から50キロ以上の距離を大移動で、ベルーナドームのグラウンドに姿を見せたのは試合前練習終了の約25分前。急ピッチで試合に備えた。そのメガゴジラが即7番一塁スタメンで、5回1死から左前打で出塁。そこから打線がつながった。小林の犠打で2死二塁となると、立岡の左前適時打で先制のホームを踏んだ。丸、ヘルナンデス、吉川も連打で続き、3点を先制した。7回も立岡、丸、ヘルナンデス、吉川の4連打に暴投も絡み3点を追加した。前日1日は今季3度目のサヨナラ負けも、嫌なムードを引きづらずに試合を優位に進めた。西武を力で押し切った。阪神、ソフトバンクに続き3カード連続の勝ち越しとなった。

◆巨人の新外国人エリエ・ヘルナンデス外野手(29)が来日初の猛打賞で2打点をマークした。5回に中前打、7回には右前適時打、9回にも右前適時打を放った。2番起用がはまり打率3割7分5厘に上昇。「常に打てる球を狙って待ってるので、その結果ヒットが出ましたし、打点もついてよかったです」と手応え十分だった。

◆先制の火付け役は、試合開始2時間半前まで平塚にいた巨人秋広優人内野手(21)だった。5回1死、左前への一打で出塁すると立岡の左前適時打で先制のホームを踏み、これが決勝点となった。「最初ウソかなと思ったけど本当だった。時間がないなりにチームが勝てたんでよかった」。1軍昇格を聞いたのは午前10時過ぎ。神奈川・平塚でイースタン・リーグの出場準備中だった。関東平野を約50キロ北上し、ベルーナドーム到着は試合前練習終了25分前だった。坂本が練習中に腰の張りを訴えたための緊急招集だった。ティー打撃、キャッチボールを数回行い、ダッシュ1往復入れてから一塁守備で捕球練習し、10分弱のフリー打撃。それでも柵越え3発で「7番一塁」の先発に臨戦態勢を整えた。練習中、ケージ裏で「ファームの映像は見ていた」と声をかけた阿部監督は「1本打っても2本目がいつも出ないので。そこら辺は厳しく言っていこうかなと思います」。秋広のこの日のドタバタ劇を、ツンデレ評で締めくくった。

◆巨人菅野智之投手(34)が隠れた勲章を手にした。ベルーナドームでの西武戦で7回4安打無失点と好投し、12球団本拠地勝利を達成した。チームに3カード連続の勝ち越しをもたらし、5月15日以来の首位に再浮上。開幕から無傷の5連勝となった菅野は「僕だけの力じゃない。ただ接戦をモノにできて、自分自身も粘れている。そこが去年との違うところでありチーム単位で乗り越えられている要因」と援護を待ちながら敵地で西武打線を封じた。3回2死三塁。最初のピンチでギアを1段階上げた。源田にフルカウントから153キロ直球の力で押した。次は緩急で揺さぶり、落差の大きい129キロカーブで空振り三振に仕留めた。「思い描いた通りに三振を取れた」と納得の表情。スライダーは本調子でなかった。それでも崩れず、他の球種も一流の決め球として扱う。「いろんな球種を選択しながら投球ができる。そこは僕の強み」。すごみを発揮し、封じ込めた。キャリアで唯一、白星がなかったベルーナドームで快投。札幌ドーム時代の日本ハムも含め12球団本拠地での勝利は、球団では16年内海(現投手コーチ)に続く2人目だった。「長くローテーションを守り続け、その記録があると思う。そこは素直にうれしい」。結果を積み重ねる中で、自然と付いてきた記録だった。昨季の4勝を超え今季はすでに5勝で、防御率は規定投球回未達ながら1・20。チームもセ界首位。「去年のことは去年として、もう忘れている。新しい自分をこれから磨いていきます」。背番号18の背中に誇りと自信がにじんだ。【上田悠太】

◆西武は3カード連続勝ち越しはならなかった。先発ボーは5回に4連打を浴びるなど3失点で降板。「コースが甘くなって連打を浴びたのは反省点」と悔しがった。打線も8回2死一塁から中村剛の適時二塁打で奪った1点だけ。渡辺GM兼監督代行は「なかなか序盤にうまく攻めきれない試合が続いている。初回からマックスに持っていけるように」と次戦を見据えた。

◆巨人丸が18試合連続出塁でリードオフマンの役割を果たした。1回先頭、西武ボーの11球目を中前打で出塁。「その日1人目の打者は後ろの打者にいい意味でも悪い意味でも影響を与えると思う。あのような形で出塁できてよかった」と粘り勝ちした。5回2死二塁では中前適時打、7回1死一塁では右中間へのエンタイトル二塁打と3安打。打率は2割9分8厘となり、3割目前に迫った。

◆巨人立岡が7年ぶりの猛打賞を決めた。5回2死二塁から先制左前適時打を放つと、7回1死と9回先頭でも左前打で出塁。17年5月18日ヤクルト戦以来の3安打で「3本すべてが点に絡んだ。電光掲示板の打率は見ないようにしているが、初めてちらっと見た」と1割3分6厘だった打率は2割3分1厘に上昇した。7回は三塁走者として暴投に好判断で本塁を陥れ、存在感が光った。

◆巨人・秋広優人内野手(21)が緊急昇格し、「7番・一塁」で先発起用された。また、1日の第2戦に出場しなかった出場坂本勇人内野手(35)が試合前練習で全体から外れ、別メニューで調整。2試合連続でベンチスタートとなった。秋広はこの日、1日に先発した左腕の又木に代わって出場選手登録。急きょの招集だったため、試合前練習の終盤に球場へ到着。急いで一塁守備練習、フリー打撃を行った。坂本はウォーミングアップに参加後、別メニューで調整。打撃、守備は行わず、入念にストレッチをしてグラウンドから引き揚げた。ベンチスタートの休養を挟みながら起用されている坂本は、1日の第2戦は出場せず。2試合連続でベンチスタートとなった。

◆巨人・立岡宗一郎外野手(34)が0-0の五回に先制の左前適時打を放った。「菅野さんが0で抑えてくれていたので、絶対に先に点を取るという気持ちで打席に入りました」2死二塁の好機で、西武のボーの低めへの直球を左前へライナーで運んだ。二塁走者の秋広が本塁へ激走し、クロスプレーとなるも間一髪でセーフ。無失点投球を続ける先発・菅野へ援護点をもたらした。5月に育成契約から復帰した俊足の左打者は、これで4試合連続安打とした。巨人打線はその後も丸の中前適時打、吉川の中前適時打など、この回は小林の犠打を挟んで5連打と集中し、3点を先取した。

◆巨人・門脇誠内野手(23)が32打席ぶりにHランプを灯した。6-0の八回に代打で出場。西武・豆田の変化球をとらえ、右前に運んだ。5月10日のヤクルト戦(神宮)以来、18試合ぶりの安打となった。この日の試合前練習では、阿部監督からマンツーマン指導を受けるなど、試行錯誤していた左打者に待望のヒットが生まれた。

◆巨人は投打がかみ合って快勝した。五回に立岡、丸、吉川の適時打で3点を奪い、七回に4連打などで3点を加えた。菅野は緩急巧みに7回を4安打無失点で無傷の5勝目を挙げた。西武は八回の1点にとどまった。

◆巨人・阿部慎之助監督(45)が試合後、2試合連続で出場がなかった坂本勇人内野手(35)の状態について語った。休養か、と報道陣から問われ、「それ(休養)もあるし、ちょっと腰が重かったみたい。(抹消は)考えていないです。休み明けはいく予定でいます」と軽症を説明した。1日の第2戦に出場しなかった坂本はこの日、試合前練習で全体から外れ、別メニューで調整。打撃、守備は行わず、入念にストレッチをしてグラウンドから引き揚げた。試合ではベンチ入りはしたが、出場はなく、声を張り上げて味方を応援していた。

◆5月に育成契約から支配下登録に復帰した巨人・立岡が五回に先制の左前打を放ち、2022年5月20日の阪神戦以来の決勝打をマークした。17年5月18日のヤクルト戦以来の3安打で、打率は・136から・231に上昇。34歳の左打者は「電光掲示板の打率は(低いため)見ないようにしていたけど、3本打った後に初めてチラッと見ました」と喜んだ。

◆復活のエースで奪首!!巨人は2日、西武3回戦(ベルーナ)に7-1で快勝。広島が敗れたため、5月15日以来の首位に浮上した。菅野智之投手(34)が7回4安打無失点で開幕から無傷の5勝目をマーク。完全復活を遂げた大黒柱が12球団の本拠地全て(日本ハムは札幌ドーム時代)で白星を挙げ、3カード連続の勝ち越しに導いた。4勝に終わった昨年の姿は、もうない。復活を遂げた菅野が貫禄の投球で、逆転サヨナラ負けを喫した前日の嫌な流れを断ち切った。7回無失点で無傷の5勝目を挙げ、チームを5月15日以来の首位浮上に導いた。「昨日、嫌な負け方をしてしまったので、先制点を与えないように入った。味方がいいプレーでしのいでくれたので、ゼロでいけた」敵地のヒーローインタビューでは野手への感謝を忘れなかった。この日は「(決め球の)スライダーがよくなかった」という中でカーブ、カットボールなどで翻弄。「いろんな球種を選択しながらの投球が僕の強み」と熟練の投球術でゼロを並べた。ベルーナドームでは初勝利。12球団の本拠地全て(日本ハムは札幌ドーム時代)で白星を挙げた。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
312 0.750
(↓0.25)
-
(-)
1219
(-)
16
(+1)
3
(-)
2
(-)
0.278
(↓0.015)
2.440
(↑0.26)
2
(1↑)
ソフトバンク
420 0.667
(↑0.067)
0
(↓1)
1216
(+5)
11
(+3)
3
(+2)
5
(+1)
0.215
(↑0.007)
1.600
(↓0.24)
2
(1↑)
巨人
420 0.667
(↑0.067)
0
(↓1)
1221
(+7)
13
(+1)
2
(-)
5
(+1)
0.245
(↑0.028
2.060
(↑0.21)
2
(-)
楽天
420 0.667
(↓0.133)
0
(-)
1224
(-)
20
(+4)
4
(-)
5
(-)
0.246
(↓0.004)
3.450
(↓0.45)
5
(2↑)
日本ハム
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(↓1)
1329
(+9)
12
(+2)
6
(+2)
1
(-)
0.315
(↑0.018)
2.350
(↑0.08)
6
(3↓)
DeNA
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
1221
(+2)
26
(+9)
6
(-)
1
(-)
0.251
(↓0.007)
4.180
(↓0.88)
6
(2↑)
中日
330 0.500
(↑0.1)
1
(↑1)
128
(+2)
8
(+1)
2
(+1)
3
(-)
0.190
(↑0.002)
1.110
(↑0.1)
6
(3↓)
西武
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
1210
(+1)
17
(+7)
2
(-)
1
(-)
0.185
(↓0.006)
2.550
(↓0.91)
9
(1↓)
ORIX
240 0.333
(↓0.067)
2
(-)
1213
(+1)
23
(+2)
0
(-)
5
(+4)
0.230
(↑0.001)
3.440
(↑0.54)
9
(1↓)
広島
240 0.333
(↓0.067)
2
(-)
1222
(+3)
18
(+5)
3
(+1)
3
(-)
0.244
(↓0.004)
2.390
(↓0.51)
11
(-)
ヤクルト
132 0.250
(↑0.25)
2
(↑1)
1218
(+4)
24
(-)
4
(+1)
3
(-)
0.236
(↑0.012)
3.930
(↑0.44)
12
(1↓)
阪神
140 0.200
(↑0.2)
2.5
(↑1)
139
(+1)
22
(-)
2
(+1)
2
(-)
0.205
(↓0.016)
3.230
(↑0.76)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
27234 0.540
(↑0.009)
-
(↓0.5)
89134
(+7)
131
(+1)
23
(-)
30
(+1)
0.231
(↑0.003
2.270
(↑0.03)
2
(1↓)
広島
24214 0.533
(↓0.012)
0.5
(↑0.5)
94152
(+3)
124
(+5)
23
(+1)
27
(-)
0.242
(↓0.001)
2.330
(↓0.05)
3
(-)
阪神
26234 0.531
(↑0.01)
0.5
(↓0.5)
90158
(+1)
150
(-)
25
(+1)
17
(-)
0.221
(↓0.002)
2.270
(↑0.04)
4
(1↑)
中日
23255 0.479
(↑0.011)
3
(↑0.5)
90134
(+2)
156
(+1)
22
(+1)
16
(-)
0.235
(↓0.001)
2.630
(↑0.05)
5
(1↓)
DeNA
24271 0.471
(↓0.009)
3.5
(↓0.5)
91169
(+2)
196
(+9)
27
(-)
31
(-)
0.245
(↓0.001)
3.420
(↓0.1)
6
(-)
ヤクルト
19294 0.396
(↑0.013)
7
(↑0.5)
91179
(+4)
181
(-)
36
(+1)
23
(-)
0.237
(↑0.001)
3.330
(↑0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
33152 0.688
(↑0.007)
-
(-)
93213
(+5)
113
(+3)
34
(+2)
39
(+1)
0.256
(-)
2.000
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
27195 0.587
(↓0.013)
5
(↓1)
92158
(-)
153
(+1)
24
(-)
18
(-)
0.247
(↓0.001)
2.720
(↑0.04)
3
(-)
日本ハム
28202 0.583
(↑0.009)
5
(-)
93181
(+9)
152
(+2)
27
(+2)
45
(-)
0.248
(↑0.003)
2.720
(↑0.02)
4
(-)
楽天
22281 0.440
(↓0.009)
12
(↓1)
92165
(-)
217
(+4)
18
(-)
36
(-)
0.237
(↓0.001)
4.000
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
21292 0.420
(↓0.009)
13
(↓1)
91157
(+1)
171
(+2)
17
(-)
24
(+4)
0.242
(↓0.001)
2.910
(↑0.03)
6
(-)
西武
18330 0.353
(↓0.007)
16.5
(↓1)
92128
(+1)
184
(+7)
25
(-)
24
(-)
0.211
(↓0.001)
3.200
(↓0.07)