日本ハム(☆9対2★)DeNA =交流戦3回戦(2024.06.02)・エスコンフィールド北海道=
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DeNA
0011000002610
日本ハム
02421000X91402
勝利投手:福島 蓮(1勝0敗0S)
敗戦投手:大貫 晋一(2勝7敗0S)

本塁打
【日本ハム】田宮 裕涼(2号・3回裏3ラン),水谷 瞬(1号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆日本ハムは2回裏、水野と野村の連続適時打で2点を先制する。その後は、3回に田宮の3ランなどで一挙4点を奪うと、4回には水谷のプロ初本塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・福島が7回2失点の好投でうれしいプロ初勝利。敗れたDeNAは、投打に精彩を欠いた。

◆蓮が連敗を止める。日本ハムの高卒3年目、福島蓮投手(21)が交流戦初登板する。中10日での準備に「いつも通り体づくりを入れながら、間を空けてもらってるのでしっかり調整してやってきた」。前回登板した楽天戦は5回2/3を2安打無失点も、球数が92球と増えたため降板。「この前はボール先行になったので、ちゃんとストライク先行でいけるようにしたい」と制球面を見直し、5度目登板でのプロ1勝目を目指す。チームは2連敗中。若き右腕の好投で、再び勢いを取り戻したいところだ。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が試合前に自身のインスタグラムでストーリーズを投稿し、ハマの宴会部長こと? DeNA桑原将志外野手(30)を大絶賛した。1日の試合中のイニング間にファイターズガールが披露した「きつねダンス」を三塁側ベンチで持ち前の身体能力を生かし、切れ味鋭い"高速きつねダンス"として披露していた桑原。その瞬間を捉えた映像とともに新庄監督は「桑原君いいね~ 最高」とメッセージを添えた。思わぬ形で球界最高峰のエンターテイナーから大絶賛された桑原は「次は野球で目立てるように頑張ります」と謙虚にコメントした。

◆DeNA三浦大輔監督(50)の愛馬・リーゼントブルースが、JRA札幌競馬場からエスコンフィールドに来場した。多くのファンと写真撮影に応じながら、触れ合った。馬主の三浦監督は「みなさんに触れ合ってもらえればと思います」と"わが子"の来場を喜んだ。

◆日本ハム田中正義投手(29)にスマイルが戻った。試合前練習中に新庄剛志監督(52)から両肩をもまれながら声をかけられ、白い歯を見せながら"正義スマイル"を見せた。田中正は1日DeNA戦(エスコンフィールド)で3-3の9回に登板も、牧に決勝ソロを浴びた。登板3試合連続失点となり、試合後には新庄監督が一時的にクローザーから外すことを明言。田中正は「昨日(5月31日)、今日(1日)と本当にチームがいい流れできたところで、こういう形になったので申し訳ないっていう気持ちです」と率直な心境を明かしていた。一夜明けて、指揮官はグラウンドに登場すると田中正の元へ歩み寄って激励。笑顔も戻った田中正はこの日もベンチ入りし、守護神奪回へのスタートを切る。

◆「モーニング娘。'24」の牧野真莉愛(23)が、憧れの日本ハム新庄剛志監督(52)の前で華麗な投球フォームを披露した。7月22日にエスコンフィールドで行われる日韓OB戦の告知イベントに登場。元日本ハム糸井嘉男さん(42)との始球式の権利をかけた1球勝負対決では見事なストライク投球を見せた。その後は無事、本番の始球式も務めた。登板前には球団OBの斎藤佑樹さん(35)にアドバイスをもらい「本番通りに"佑ちゃん"がバッターボックスに入って練習してくださったりとか。本番を想定してピッチング練習をしていただきました」と感謝。この日の投球の自己採点を聞かれると「勇気100パーセントです」とニッコリと笑った。1球対決についても「自分の中でちゃんとストライクが取れた感じがしたし、"よっぴっぴ"がバッターボックスに立ってるのがちょっと夢のような感じがして、夢の対決になりました」と、ニックネームを駆使し振り返った。牧野は幼少期に現役時代の新庄監督のプレーに心奪われたことがきっかけで、大の日本ハムファンとなった。ここまで好調なチーム状況について聞かれると「いや、もう、"つーたん"に任せれば日本一になるっていうのはすごくわかっているので。はい。もうほんとに、今年は日本一を見るのを楽しみにしてます。たくさん応援したいと思います」と期待していた。

◆日本ハムの球団公式チアリーダー「ファイターズガール」が特別衣装で登場し、「モーニング娘。'24」のメンバー、そして三塁側ベンチで飛び入り参加のDeNA桑原将志外野手(30)と一緒にこの日限りの「きつねダンス」を披露した。この日はオールスター第1戦開催前日の7月22日にエスコンフィールドで行われる一夜限りの真剣勝負「日韓ドリームプレーヤーズゲーム」のプロモーションイベントが実施されており、ファイターズガールも同戦で日韓両チームが着用するプラクティスユニホームを着てパフォーマンスを行った。「日韓ドリームプレーヤーズゲーム」はWBCやオリンピックなどの世界大会で激しい戦いを繰り広げてきた日本代表と韓国代表のプロ野球レジェンド選手たちが集うOB戦。エスコンフィールドで行われる初めての国際試合開催へ向けて、ファイターズガールもかわいくアピールした。

◆ハマの宴会部長こと? DeNA桑原将志外野手(30)が、連日の"桑流きつねダンス"で北海道を大いに盛り上げた。2回表の攻撃が終わり、イニング間に行われたきつねダンスの場面。ベンチの桑原が反応し、白目をむきながらのキレキレダンスを披露し、オリジナルのダンスや変なおじさんダンスも織り交ぜた。これには隣の大和らチームメートも爆笑。さらにその様子が場内のビジョンに映し出されると、「おおー!」とどよめきと拍手が起こり、大盛り上がりだった。桑原は前日にも同ダンスを披露して一役話題に。日本ハム新庄監督からも自身のインスタグラムのストーリーズに「桑原君いいね~ 最高」と名指しで大絶賛されていた桑原は試合前、少し照れくさそうにしながら「野球で目立てるように頑張ります」と話していた。

◆日本ハム水谷瞬外野手(23)のプロ初本塁打が"幻"になった。3回無死、左中間への大飛球は、フェンス最上部に当たってグラウンドにはね返った。打球が当たった支柱は、本塁打の境界に引かれている青いラインより上にあり、グラウンドルールでは「プレイングフィールドに跳ね返ってきても本塁打とする」と明記されているが、審判の判定はオーバーフェンスと認めずに二塁打に。日本ハムベンチからもリクエストの要求はなかった。テレビなどの中継ではスロー映像も見られるとあって、ネット上では「かわいそうすぎる」「悔しい」「当たったら光るシステムとか採用してほしい」などのコメントとともに「惜しいけど、あのスイングであそこまで持ってく??」とあらためて打撃能力に驚く声もあった。

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◆日本ハム水谷瞬外野手(23)が、正真正銘のプロ初本塁打を放った。4回1死二塁の第3打席、DeNA大貫の114キロカーブを左中間スタンドに運んだ。「今日は朝から打てそうな気がしていました。しっかり"打ち直す"ことができてよかったです」。ベンチ前では、ソフトバンク時代の先輩で自主トレをともにしていた松田宣浩のパフォーマンス「熱男ポーズ」を披露した。実は3回の第2打席も同じ方向に大飛球を飛ばし、二塁打としていた。このときの打球は、スロー映像で見ると本塁打の境界に引かれている青いラインより上に当たり、グラウンドルールでは本塁打だったのだが、審判の判定はオーバーフェンスと認めずに二塁打に。日本ハムベンチからもリクエストの要求はなかった。「かわいそう」とネット上では話題になり「幻のホームラン」はトレンドワードになっていたが、次の打席で文句なしの1発をたたき込み、「さっきと同じ場所の深いところにぶち込んだ!」「本当は二打席連続」などのコメントが続いた。

◆DeNAが日本ハム打線に打ち込まれて惨敗した。日本ハムを相手にビジターでの初の同一カード3連勝はならなかった。先発大貫が序盤から捕まった。2回1死、田宮に三塁線を破る二塁打を浴びると、2死二塁から水野の中越えの適時三塁打で先制された。続く野村にも左前適時打を打たれて2点を献上した。3回には、この日右太もも裏の肉離れから復帰後初めて守備についた牧が二塁への悪送球などで走者をため、田宮に3ランを打たれて一挙4失点。4回にも1死二塁から水谷にプロ初本塁打となる2ランを打たれた。4回9安打8失点(自責7)と先発の役割を果たせず。「早いイニングでマウンドを降りることになりチームに申し訳ないです。」と悔しさをにじませた。打線も3回の蝦名と4回の山本の犠飛での2点にとどまった。6回の守備からは牧に代わって柴田が二塁へ、7回からはオースティンに代わって捕手が本職の戸柱が、プロ入り後初めて一塁守備に入った。借金3で4日からのオリックス3連戦を本拠地で仕切り直すことになった。

◆日本ハムの高卒3年目・福島蓮投手(21)が、5度目の登板でプロ初勝利を挙げた。「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦に先発し、7回5安打2失点。前回登板では勝利を保って降板した後に試合をひっくり返され悔しい思いをしたが、3月に支配下契約を勝ち取った大型右腕が、ついに記念の1勝を手にした。あの日かけられた「どんまい」の言葉は、「おめでとう」に変わった。勝利を見届けた福島に、先輩たちの祝福が続いた。降板後に逆転負けを喫した前回登板から11日。記念のボールを手にし「やっぱりうれしいですね。(勝利球の行き先は)家族じゃないですかね」。お立ち台からは、スタンドで見守った両親へ、少し照れながら「今まで育ててくれてありがとうございます」と伝えた。3月に支配下登録。1軍に同行する中で「いろいろな人から助言をいただいて、だいぶ成長できているかな」と実感している。カーブやフォークなど変化球はもちろん、自信にしているのは最速152キロのストレート。「押し込めてるな」と手応えをつかんだ。自己最長イニングとなった7回は、無死一塁から山本をその直球で併殺に打ち取ると、同最多100球目148キロ直球で空振り三振を奪い、マウンドを降りた。190センチと大柄で、目指すのは同じ東北出身のドジャース大谷翔平。「そんなに(腕を)強く振っている感じではないのにリリースが強くて伸びがある」と、何度も投球フォームを映像で参考にしてきた。体の線が細く、体重が増えないのは八戸西時代からの悩み。だが1日3食のほかにおにぎりなどで補食をとり、友人からもらった団子を授業中にほおばって先生からカミナリを落とされた思い出も、プロとなった今では笑い話にできる。登板間隔が空くため1度登録を抹消されるが、次回以降も先発ローテのひとりとして期待は大きい。「新庄監督も言ってると思うんですけど、完投、完封してこそ先発だと思う。いずれは、頑張りたいです」。プロとして大きな一歩を踏み出した福島の澄んだ目は、もっと先を見ている。【本間翼】▽日本ハム新庄監督(初勝利の福島に) これからすごさがどんどん出てくる選手。投球技術というか、マウンドさばきもこれからレベルアップしていくと思う。

◆/5度目の正直\7回2失点、1奪三振福島蓮がプロ初勝利?プロ野球(2024/6/2)??日本ハム×DeNA??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #lovefighters"野球一本" 新プラン登場「DAZN BASEBALL」 月々2,300円 (年間プラン・月々払い)初月無料!6/17まで#セパ無双 #最高を決める20日間 #交流戦 pic.twitter.com/TMD0mqNpz6

◆日本ハムの高卒3年目・福島蓮投手(21)が、5度目の登板でプロ初勝利を挙げた。「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦に先発し、7回5安打2失点。前回登板では勝利を保って降板した後に試合をひっくり返され悔しい思いをしたが、3月に支配下契約を勝ち取った大型右腕が、ついに記念の1勝を手にした。福島は支えてくれる人への感謝の気持ちが人一倍強い。そんな精神を築くきっかけをくれたのは、八戸西(青森)時代の恩師、小川貴史監督だった。同監督の本職は八戸高等支援学校の教師。知的障がいのある高校生を教えている。その縁で、同校野球部でも交流会を実施したり、いろいろなスポーツなどを一緒に楽しんだりする機会もあった。縫い目がほつれてしまった練習用の硬式球を、真っ赤な糸で縫い直してくれていたのも支援学校の生徒だった。コロナ禍で制限も多かった20年夏の練習中、身長190センチ近い細身な男の、こんなひと言は印象深い。「こうやって支えてくれる人がいるから自分たちも野球が出来る。甲子園にいったり、自分がプロにいって投げている姿を届けられれば恩返しになる。野球だけでないですけれど生きていくのは、自分1人の力ではないと思います。親に買ってもらった道具、同じ高校生が自分たちのために直してくれたボール、大切に使っていかないといけない宝物なんです」支援学校の生徒、園児、お年寄り、どんな相手でも腰をかがめて目線の高さを合わせる。ニコっと白い歯を見せて話しかける姿は今も変わらないはず。プロ1勝は、福島を応援するみんなの宝物になった。【17~20年東北アマ野球担当=鎌田直秀】

◆日本ハム水谷瞬外野手(23)がプロ初本塁打を放った。4回1死二塁の第3打席、DeNA大貫の114キロカーブを左中間スタンドへ運んだ。一塁側ベンチへ戻ると「熱男(あつおー)」と右拳を突き上げた。ソフトバンク時代の先輩、松田宣浩氏(41)のパフォーマンスを決めた、熱い理由があった。水谷が大事な人との約束をついに果たした。正真正銘のプロ初本塁打を放った直後に披露したのは「熱男」ポーズ。2年目から3年間、自主トレでお世話になった松田宣浩氏(41)への感謝の思いと、ソフトバンク時代の20年途中で急逝した当時3軍コンディショニング担当の川村隆史さんへ向けたものだった。水谷 僕が2年目の時に、川村さんが亡くなる1週間ぐらい前に、ふとした会話で。ウエートしている時に初ホームランを打ったら「あつお~」か、川村さんの「たかし~」か、ファームの2軍本拠地の「ちくご~」か、それやなっていう話をしていた。その1週間後に亡くなられて。1本目を打ったら、やろうとずっと決めていた。川村さんへ届ける思いでやりました。だから、お世話なった天国にいる川村さんにも届くように大きな声で「あつお~」と叫んだ。【日本ハム担当=木下大輔】

◆日本ハムの田宮裕涼捕手(23)が3回の2号3ランを含む3安打で、リーグトップの打率を3割4分1厘に上げた。「やっぱり高い数字でありたいなっていうのは思ってるので、首位打者とか関係なく、もっと高み目指してやっていきたい」とさらに気を引き締めた。捕手としては好リードで福島の初勝利をアシスト。「前のホームラン(5月22日の1号)も福島の時だった。勝たせてあげたいというのはあるので打ててよかった」と振り返っていた。

◆日本ハムの水野達稀内野手(23)が2本の三塁打で連続試合安打を「11」に伸ばした。2回2死二塁で中越えの先制適時三塁打を放つと、5回は右中間フェンス直撃の適時三塁打。三塁打数はリーグトップの6本となった。特に2本目はあと少しで柵越えという打球だけあって「ご飯を食べてウエートトレーニングします」と、ユーモアを交えて振り返った。

◆プロ6年目の日本ハム水谷瞬外野手(23)が"打ち直し"でプロ初本塁打をマークした。4回の第3打席。「2打席目は厳密には入っているとか...そういう話を聞いたので、次の打席の前にプロテインを飲んでいきました(笑い)」と左中間スタンドへ届く1号2ランとなった。本来なら、3回の第2打席の打球がプロ1号になるはずだった。打球は中堅フェンス最上部の青いライン上にある柵に当たってグラウンドに跳ね返った。水谷は二塁でストップ。エスコンフィールドの球場ルールでは青いラインを越えたら本塁打だが、グラウンド内の誰もが柵越えとアピールできる材料がなかった。森本三塁コーチは「ガラスの反射で見えないんですよ。審判も見えていないんだから」。外は晴天のデーゲーム。外光を採り入れる巨大なガラス壁が光り輝き、柵越えの境目は判別できなかった。新庄監督も「ガラスがまぶしくて」と確認できなかった1人。今後、幻の本塁打を生まないために「(柵で)跳ね返らないように(打球が入る)網にしてもらうか、接触したらピピピって光るとかね」と提案し、小村球団社長は「何か策を考える」と改善策を検討する意向だ。水谷は「打ち直した方がかっこいい。話のネタにはなったんで良かった」と幻の1号を笑い飛ばした。昨年の現役ドラフトでソフトバンクから移籍。新天地で1軍デビューした"ロマン砲"は「悔しい5年間があったから今がある。その5年間に感謝しながら今は野球をやっています」。交流戦打率は5割7分9厘で首位打者に浮上。幻は追い求めずに、突っ走る。【木下大輔】

◆日本ハム水谷が大事な人との約束をついに果たした。正真正銘のプロ初本塁打を放った直後に披露したのは「熱男」ポーズ。2年目から3年間、自主トレでお世話になった松田宣浩氏(41)への感謝の思いと、ソフトバンク時代の20年途中で急逝した当時3軍コンディショニング担当の川村隆史さんへ向けたものだった。水谷 僕が2年目の時に、川村さんが亡くなる1週間ぐらい前に、ふとした会話で。ウエートしている時に初ホームランを打ったら「あつお~」か、川村さんの「たかし~」か、ファームの2軍本拠地の「ちくご~」か、それやなっていう話をしていた。その1週間後に亡くなられて。1本目を打ったら、やろうとずっと決めていた。だから、お世話なった天国にいる川村さんにも届くように大きな声で「あつお~」と叫んだ。【日本ハム担当=木下大輔】

◆DeNA・三浦大輔監督(50)が全体練習前に慣例の報道陣の取材に対応。前日1日の試合に先発し、右肩の違和感を訴え緊急降板した中川颯投手(25)について「一度(出場選手登録)抹消して、きょう横浜に帰って病院に行く予定」と説明した。代わって、京山将弥投手(25)が中継ぎとして1軍に合流した。

◆日本ハムのイベント企画で、DeNA・三浦大輔監督(50)の愛馬「リーゼントブルース」がJRA札幌競馬場からエスコンフィールド北海道に来場した。試合前、外周スペースで記念の写真撮影を希望するファンが長蛇の列をつくった。三浦監督は「たくさんのファンの方と触れあってもらえたらと思います」とコメントした。

◆「1番・左翼」で先発出場の日本ハム・水谷瞬外野手(23)が6-2の四回2死二塁、プロ初本塁打となる1号2ランをマークした。「今日は朝から打てそうな気がしていました」。1ボールからDeNA先発右腕、大貫の114キロのカーブをフルスイング。左中間席へ運び「(自軍先発の)福島に何とか勝ちをつけさせたいです」と語った。〝打ち直し〟で正真正銘の本塁打を放った。前打席では左中間フェンス上部、本塁打ゾーンの鉄柵に直撃するも打球がグランド方向に跳ね返り判定は二塁打。次打席で悠々とフェンスを越えるアーチを描き「しっかり打ち直すことができてよかったです」と振り返った。

◆DeNA・京山将弥投手(25)が1軍に昇格し、2―9の八回に3番手で登板。最速155キロをマークし、1回無安打無失点に抑えた。1球目から14球連続直球を投じ、直球は全て150キロオーバー。先頭の当たっている水谷を154キロで見逃し三振に仕留め、宮崎には四球を与えたが、奈良間を変化球で三ゴロ、マルティネスを154キロで一邪飛に仕留めた。昨季は1軍登板なしに終わった右腕。8年目の今季は5月12日に初昇格も、登板機会のないまま同22日に登録抹消となっていた。

◆日本ハムが快勝した。二回に水野の三塁打と野村の適時打で2点を先制。三回は田宮の3ランなどで4得点し、四回は水谷の2ランで加点した。7回2失点の福島が3年目でプロ初勝利を挙げた。DeNAは大貫が崩れた。

◆〝打ち直し〟でプロ初本塁打をマークした。6-2の四回一死二塁、日本ハム・水谷瞬外野手(23)が左中間へ1号2ランを放った。三回の前打席では打球が左中間フェンスを越えて、その奥の柵に当たってグラウンドに跳ね返った。球場のルールではフェンスさえ越えれば本塁打だが、本人も、ベンチも、審判も越えたことに気付かず、二塁打のまま試合続行。次の打席で悠々とフェンスを越えるアーチを描き「しっかり打ち直すことができてよかった。最高です」と声を弾ませた。三回の打席で筋力不足を痛感し、四回の打席に入る前にプロテインを補給したという。1ボールから大貫の114キロのカーブを完璧に捉えた。師匠と天国で見守る亡き恩人にささげた本塁打だ。ダイヤモンドを一周してベンチに向かうと、ソフトバンク時代に自主トレーニングを共にした松田宣浩氏の代名詞「熱男ポーズ」を披露。2020年に亡くなった元ソフトバンクの川村隆史トレーナーと初本塁打の際には「熱男ポーズ」を決める約束をしていたと言い、「4年越しになってしまった。感謝の気持ちを届ける思いでやりました」と感慨深げに語った。チームは2位・ロッテにゲーム差なしの3位に接近。現役ドラフトでソフトバンクから加入した水谷はお立ち台で北海道のファンに向かって「水谷タオルが少ないと感じています。応援していただければ明日からの励みになります」とあいさつし、北海道の方言で「またね」を意味する「したっけねー!!」と叫び、喝采を浴びた。(加藤次郎)水谷の本塁打について日本ハム・新庄監督 「1本目は本塁打でしたね。(本塁打エリアに)入ったらピピピって光る(演出)とかね。僕がプロ野球人生で放った125本を目指してもらえたら」

◆3月に支配下登録された福島蓮投手(21)が7回5安打2失点でプロ初勝利をマークした。青森・八戸西高で指導にあたった元日本ハム左腕投手で同校野球部投手コーチの中村渉氏(44)は「祈りながら見ていました。こういうピッチングをしていれば、いつかは勝ち星が付くものだと思っていました。まずはよかった」と教え子の初勝利を喜んだ。その上で「これでゴールじゃなく、今からやっとスタート。しっかりまた褌を締め直してやっていてほしい」とエールを送った。

◆右太もも裏の肉離れから前日に「6番・DH」でスタメン復帰した牧が、離脱後初の「4番・二塁」で先発出場。プロ2年目から出続けてきた自らの〝定位置〟に戻った主将は、四回の第2打席にしぶとく中前打を放ち2試合連続安打をマークし「いつも通り動けた。もう(故障箇所も不安なく)できている」と語った。

◆まさに鬼門のサンデーだ。DeNAは大敗を喫し、連勝が2で止まった。日曜日の試合は4連敗となり、今季2勝8敗で全ての曜日の中で最低の勝率2割と苦戦が続く。先発の大貫晋一投手(30)が、今季最短の4回9安打8失点でノックアウト=写真。試合をつくれず「早い回でマウンドを降りることになり、チームに申し訳ない」と肩を落とした。開幕から日曜日の全10試合に先発した右腕は、好投しながら援護がなかった登板もあり4連敗。両リーグワーストの7敗目を喫した。2試合連続逆転勝ちの打線も、序盤の大量ビハインドははね返せず。三浦監督は「(大貫は)きょうはちょっと悪すぎた。球の走りも、制球も真ん中に集まってきたところをことごとく打たれた」と苦言を呈した。(浜浦日向)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
312 0.750
(↓0.25)
-
(-)
1219
(-)
16
(+1)
3
(-)
2
(-)
0.278
(↓0.015)
2.440
(↑0.26)
2
(1↑)
ソフトバンク
420 0.667
(↑0.067)
0
(↓1)
1216
(+5)
11
(+3)
3
(+2)
5
(+1)
0.215
(↑0.007)
1.600
(↓0.24)
2
(1↑)
巨人
420 0.667
(↑0.067)
0
(↓1)
1221
(+7)
13
(+1)
2
(-)
5
(+1)
0.245
(↑0.028)
2.060
(↑0.21)
2
(-)
楽天
420 0.667
(↓0.133)
0
(-)
1224
(-)
20
(+4)
4
(-)
5
(-)
0.246
(↓0.004)
3.450
(↓0.45)
5
(2↑)
日本ハム
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(↓1)
1329
(+9)
12
(+2)
6
(+2)
1
(-)
0.315
(↑0.018
2.350
(↑0.08)
6
(3↓)
DeNA
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
1221
(+2)
26
(+9)
6
(-)
1
(-)
0.251
(↓0.007)
4.180
(↓0.88)
6
(2↑)
中日
330 0.500
(↑0.1)
1
(↑1)
128
(+2)
8
(+1)
2
(+1)
3
(-)
0.190
(↑0.002)
1.110
(↑0.1)
6
(3↓)
西武
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
1210
(+1)
17
(+7)
2
(-)
1
(-)
0.185
(↓0.006)
2.550
(↓0.91)
9
(1↓)
ORIX
240 0.333
(↓0.067)
2
(-)
1213
(+1)
23
(+2)
0
(-)
5
(+4)
0.230
(↑0.001)
3.440
(↑0.54)
9
(1↓)
広島
240 0.333
(↓0.067)
2
(-)
1222
(+3)
18
(+5)
3
(+1)
3
(-)
0.244
(↓0.004)
2.390
(↓0.51)
11
(-)
ヤクルト
132 0.250
(↑0.25)
2
(↑1)
1218
(+4)
24
(-)
4
(+1)
3
(-)
0.236
(↑0.012)
3.930
(↑0.44)
12
(1↓)
阪神
140 0.200
(↑0.2)
2.5
(↑1)
139
(+1)
22
(-)
2
(+1)
2
(-)
0.205
(↓0.016)
3.230
(↑0.76)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
27234 0.540
(↑0.009)
-
(↓0.5)
89134
(+7)
131
(+1)
23
(-)
30
(+1)
0.231
(↑0.003)
2.270
(↑0.03)
2
(1↓)
広島
24214 0.533
(↓0.012)
0.5
(↑0.5)
94152
(+3)
124
(+5)
23
(+1)
27
(-)
0.242
(↓0.001)
2.330
(↓0.05)
3
(-)
阪神
26234 0.531
(↑0.01)
0.5
(↓0.5)
90158
(+1)
150
(-)
25
(+1)
17
(-)
0.221
(↓0.002)
2.270
(↑0.04)
4
(1↑)
中日
23255 0.479
(↑0.011)
3
(↑0.5)
90134
(+2)
156
(+1)
22
(+1)
16
(-)
0.235
(↓0.001)
2.630
(↑0.05)
5
(1↓)
DeNA
24271 0.471
(↓0.009)
3.5
(↓0.5)
91169
(+2)
196
(+9)
27
(-)
31
(-)
0.245
(↓0.001)
3.420
(↓0.1)
6
(-)
ヤクルト
19294 0.396
(↑0.013)
7
(↑0.5)
91179
(+4)
181
(-)
36
(+1)
23
(-)
0.237
(↑0.001)
3.330
(↑0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
33152 0.688
(↑0.007)
-
(-)
93213
(+5)
113
(+3)
34
(+2)
39
(+1)
0.256
(-)
2.000
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
27195 0.587
(↓0.013)
5
(↓1)
92158
(-)
153
(+1)
24
(-)
18
(-)
0.247
(↓0.001)
2.720
(↑0.04)
3
(-)
日本ハム
28202 0.583
(↑0.009)
5
(-)
93181
(+9)
152
(+2)
27
(+2)
45
(-)
0.248
(↑0.003
2.720
(↑0.02)
4
(-)
楽天
22281 0.440
(↓0.009)
12
(↓1)
92165
(-)
217
(+4)
18
(-)
36
(-)
0.237
(↓0.001)
4.000
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
21292 0.420
(↓0.009)
13
(↓1)
91157
(+1)
171
(+2)
17
(-)
24
(+4)
0.242
(↓0.001)
2.910
(↑0.03)
6
(-)
西武
18330 0.353
(↓0.007)
16.5
(↓1)
92128
(+1)
184
(+7)
25
(-)
24
(-)
0.211
(↓0.001)
3.200
(↓0.07)