ソフトバンク(☆2対0★)広島 =交流戦2回戦(2024.06.01)・みずほPayPayドーム福岡=
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広島
0000000000520
ソフトバンク
00200000X2600
勝利投手:大津 亮介(4勝2敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝2敗14S))
敗戦投手:玉村 昇悟(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆ソフトバンクは3回裏、今宮と近藤の適時打で2点を先制する。投げては、先発・大津が7回5安打無失点の力投。その後はヘルナンデス、オスナの継投で完封リレーを展開し、大津は今季4勝目を挙げた。敗れた広島は、先発・玉村が好投を見せるも、打線が沈黙した。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が1日、出場選手登録を抹消された。柳田は前日5月31日の広島戦(みずほペイペイドーム)で右ハムストリングを負傷。3回に二ゴロを放った際の走塁で痛め、途中交代を告げられていた。今季はここまで全48試合に出場。開幕から全試合「3番」起用され、打率2割9分3厘、4本塁打、リーグ2位の35打点をマークしていた。代わって、この日急きょ支配下復帰した佐藤直樹外野手(25)が出場選手登録された。試合前練習に参加し、フリー打撃などを消化。「(背)番号は変わりますけど、今年1年継続してやってきたことを変えずに、ラストチャンスや思って頑張ります」と意気込んだ。

◆主砲の不在はチーム一丸で乗り切る。両チームのスタメンが発表され、ソフトバンクは右ハムストリングを痛めて登録抹消された柳田悠岐外野手(35)を欠いたオーダーが組まれた。1番はこの日緊急で支配下返り咲きとなった佐藤直。柳田が座っていた3番には好調栗原が入った。

◆人気お笑いタレントなかやまきんに君(45)が試合前の始球式を務めた。この日の一戦は「洋服の青山スペシャルマッチ2024」と銘打たれた。おなじみのタンクトップ姿ではなく、洋服の青山のCMに出演中だけにカジュアルなスーツ姿で登場。結果はワンバウンド投球となった。「ちょっとワンバウンド投球になってしまって悔しい。普段はタンクトップ、短パンで筋肉を見せての状態で人前に出るんですけど、今日はゼロプレッシャースーツということで。動きは全然プレッシャーないわけですけど、唯一の武器である筋肉を隠してしまったので。筋肉を隠したプレッシャーが...」と振り返った。

◆ソフトバンクが本拠地9連勝を飾り、主催ゲーム11連勝で3カードぶりの勝ち越しを決めた。0-0の3回。この日急きょ支配下登録された佐藤直樹外野手(25)が、遊ゴロ失策で出塁。無死二塁となり、続く2番今宮健太内野手(32)が広島玉村の真ん中直球を右前へ。二塁走者の佐藤直が快足を飛ばし、先制のホームを踏んだ。なおも2死三塁で、5番近藤健介外野手(30)が左前適時打でさらに1点を追加した。投げては先発した大津亮介投手(25)が今季4勝目。7回を投げ、5安打無失点の好投だった。チームは前日5月31日の同戦で右ハムストリングを負傷した柳田悠岐外野手(35)を欠く中、僅差での勝負を制した。絶対的主軸が離脱も、チームは2連勝で首位をがっちりキープした。

◆ソフトバンク大津が、広島打線を手玉に取った。7回を5安打無失点投球。4勝目を挙げた。体重は公称64キロ。細身の右腕は立ち上がりから攻めの投球だった。自慢のチェンジアップを駆使し、ストライクゾーンでしっかり勝負。2回1死から末包に左翼越え二塁打を許したが、宇草、林を連続空振り三振に切った。「粘られても、ゾーン勝負で打ちミスを待つというつもりで投げた。毎試合、7回以上は投げたいと持っているのでよかった」。3、4回は先頭打者に10球以上粘られたが、ともに内野ゴロに仕留めた。無四球で7回を投げ終え「そこは合格点ですね」と笑った。4月25日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来の白星。「5月は苦しい試合が多かったので、1勝目よりもこの勝利がうれしかった」。主砲・柳田が戦線離脱。チームは窮地に立たされても、失点しなければ負けはない。強い思いで、2年目右腕は腕を振り抜いた。

◆広島が今季9度目のゼロ封負けで3連敗を喫した。先発玉村は3回に遊撃矢野の悪送球など2失策が絡んで2点を失い、6回2失点も今季初黒星。打線はソフトバンク大津の前に走者を出しながら、1点を返すことができなかった。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-玉村投手は6回2失点新井監督 しっかり粘って投げていたと思います。しっかりゲームをつくってくれた。前回の反省もあったと思うし、修正して、しっかりゲームをつくってくれたと思います。-ここ3試合、守備の乱れが失点につながっている新井監督 エラーゼロというのはないからね。(悪送球の矢野は)それ以上に今まですごくいいプレーがたくさんあるので、またしっかり練習して準備して明日に備えてもらいたいなと思います。-ソフトバンク大津投手について新井監督 見ていても、すごく良かった。ナイスピッチングをされたと思う。縦横だけじゃなく、チェンジアップで緩急もついていた。ストライク先行で、相手がナイスピッチングだったと思います。-末包選手は長打含む2安打、粘りもあった新井監督 いいヒットだったし、最後もいい内容だったと思います。また明日につなげてもらいたい。-若い打線で挑んでチャンスはつくった新井監督 今日も若い選手が結構スタメンに多かった。打てても打てなくても、いい経験にしてもらいたいです。

◆絶対的主軸のレギュラーシーズンの復帰が絶望的となった。ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が1日、佐賀市内の病院でMRI検査を受け、「右半腱様筋損傷」と診断されたと球団が発表。全治まで約4カ月で、戦列復帰はチームがAクラスに入った場合、ポストシーズンになる見通しとなった。2日から福岡・タマスタ筑後のリハビリ組に合流する。柳田は5月31日の広島戦(みずほペイペイドーム)で右ハムストリングを負傷。3回に二ゴロを放って走り出した際に痛め、途中交代した。今季はここまで48試合に3番起用され、打率2割9分3厘、4本塁打、リーグ2位の35打点をマークしていた。この日の試合後、小久保監督は「彼(柳田)が抜けたからというところで、彼がいた時の勝率、その後の勝率はみなさん(報道陣)がまたご丁寧に出してくれるでしょう。しっかり変わらないようにしたいなと思います」と気持ちを引き締めた。

◆広島が今季9度目のゼロ封負けで、7シーズン連続交流戦ソフトバンク戦の負け越しが決まった。3回に遊撃矢野の悪送球からピンチを迎え、2点を先制された。打線はソフトバンク大津の前に走者を出しながら1点も奪えなかった。チームは3連敗。新井貴浩監督は「縦横だけじゃなく、緩急もついていた。ストライク先行で相手がナイスピッチングだった」と初対戦の右腕をたたえた。

◆ソフトバンクの2番今宮健太内野手(32)が決勝打を放った。3回無死二塁から詰まりながらも右前に運ぶ先制打。「打ったのはまっすぐ。(前打者の佐藤)直樹の全力疾走を見て、自分もつないでチャンスを広げたいと気合が入りました」。初回にも中前打を放ち、2戦連続マルチ安打&打点をマーク。「直樹の姿勢がチームの士気を上げ、いいところに落ちてくれました」と笑顔で振り返った。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(30)が貴重な追加点を挙げた。3回、今宮の先制打で1点を挙げ、なおも2死三塁。初球を左前への適時打にした。「ランナー三塁のチャンスを絶対に生かそうと集中しました。甘いボールを仕留めることができました。大きな追加点を挙げることができてよかった」。柳田不在の中、頼れるヒットメーカーが7試合ぶりの打点を挙げて気を吐いた。

◆ソフトバンク佐藤直樹外野手(25)が、支配下復帰即「1番中堅」で先発出場。0-0の3回に先制のホームを踏み、4回には右前打を放った。1盗塁も決め、守備では好捕も披露。自主トレをともにした柳田がシーズン復帰はほぼ絶望的な全治4カ月の診断を受け、チームの大ピンチに育成からはい上がった男が奮起。3カードぶりの勝ち越しで主催ゲーム11連勝とし、本拠地9連勝を飾った。-広島に接戦で2連勝した小久保監督 まあ、やっぱり2点をしっかり投手陣が守り切った。大津が100球超えたところだったが、本当は代えるんですが、彼のためにもう1イニングというところでしっかりゼロに抑えてくれた。-大津は7回無失点で4勝目小久保監督 広島打線を見ると、2ストライク後は1球でも多く粘って、100球くらいになると球威も落ちるだろうという対応と感じていた。先発投手に関しては120球くらいまで持っていきたいと思っている。今日はそのための7回だった。-ヘルナンデスも四球はあったが3奪三振小久保監督 あれが持ち味なんで。四球出して死球を当てても走者が三塁に行っても、腕を目いっぱい振る。空振り率が高い投手なんでね。

◆ギータ不在の危機に、2019年ドラフト1位が走攻守で恩返しだ。ソフトバンク佐藤直樹外野手(25)が、支配下復帰即「1番中堅」で先発出場。0-0の3回に先制のホームを踏み、4回には右前打を放った。1盗塁も決め、守備では好捕も披露。自主トレをともにした柳田がシーズン復帰はほぼ絶望的な全治4カ月の診断を受け、チームの大ピンチに育成からはい上がった男が奮起。3カードぶりの勝ち越しで主催ゲーム11連勝とし、本拠地9連勝を飾った。鷹党からの大歓声を受け、佐藤直はこみ上げるものを懸命に堪えた。「何かちょっと。泣きそうじゃないですけど。ファンの大歓声を聞いて『幸せやなぁ~』って」。懐かしい本拠地のお立ち台。背番号3桁からはい上がった苦労人は、無数のフラッシュを浴びた。出番は突然、巡ってきた。5月31日の広島戦で、柳田が全治まで約4カ月の大けが。主軸の長期離脱に、佐藤直の支配下再登録が急きょ決まった。さらに「1番中堅」でスタメンに抜てき。0-0の3回無死で放った遊撃へのゴロが敵失を誘い、二塁へ。続く今宮の右前へのポテン打に佐藤直は快足を飛ばし、先制のホームイン。貴重な1点を挙げた。4回2死一塁では、今季初安打となる右前打。広島玉村の外角高めチェンジアップを流し打った。「(プロ)初ヒットの時よりもうれしい気持ちです」と、安打にした記念球まで手にした。小久保監督も「今年は新たな佐藤直樹として再スタートのイメージの右前ヒット。非常に良かったと思います」。1盗塁も決め、5回の守備では先頭・末包の飛球をグラウンドすれすれで好捕。19年ドラフト1位が走攻守で躍動した。「ギータさんに恩返ししたい気持ちで」と明かした。柳田は尊敬する先輩。昨年に戦力外通告を受け、育成で再出発することになった。「人として成長していかないといけない」と決め、オフは柳田に初めて弟子入りを志願。約1カ月の自主トレ期間、技術面も含めて先輩を質問攻め。意識することは「真っすぐをどこに打つか」。打席内では大振りを捨て、シンプルな思考を貫くことを学んだ。ラインで、柳田に「柳田塾のおかげで支配下登録されることができました」と送った。柳田から「これはお前が頑張ったからじゃけぇ」と、広島弁の"ギータ節"で祝福された。「育成になった時の気持ちを忘れず。悔いのないように」と全力を尽くし、ホークスの底力を見せた。【佐藤究】

◆ソフトバンクの大津は内外角を丁寧に突き、7回5安打無四球無失点で4月25日以来の白星を得て4勝目を挙げた。三回に今宮と近藤の適時打で奪った2点を守り切った。広島は3連敗。三回の2失策が失点につながった。

◆広島の森浦がセ・リーグ12人目の1イニング3者連続3球奪三振を記録した。0―2の七回に登板し、柳町、佐藤直、今宮を空振り、空振り、見逃しに仕留めた。両リーグでは19人目。直球にカーブ、チェンジアップを交えて緩急を駆使したサウスポーは、「テンポ良く投げていきたいと思っていた」と役割をしっかりと果たした。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
302 1.000
(-)
-
(-)
1319
(+3)
15
(+2)
3
(-)
2
(+1)
0.293
(↓0.025)
2.700
(↑0.3)
2
(-)
楽天
410 0.800
(↑0.05)
0
(-)
1324
(+8)
16
(+2)
4
(+1)
5
(+2)
0.250
(↑0.002)
3.000
(↑0.27)
3
(2↑)
DeNA
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
1319
(+4)
17
(+3)
6
(+2)
1
(+1)
0.258
(-)
3.300
(↑0.08)
3
(2↑)
ソフトバンク
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
1311
(+2)
8
(-)
1
(-)
4
(+2)
0.208
(↓0.004)
1.360
(↑0.33)
3
(1↓)
巨人
320 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
1314
(+3)
12
(+4)
2
(-)
4
(-)
0.217
(↓0.001)
2.270
(↓0.42)
3
(2↑)
西武
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
139
(+4)
10
(+3)
2
(+1)
1
(+1)
0.191
(↑0.015)
1.640
(↓0.35)
7
(3↓)
日本ハム
220 0.500
(↓0.167)
1.5
(↓1)
1420
(+3)
10
(+4)
4
(+1)
1
(-)
0.297
(↓0.016)
2.430
(↓0.5)
8
(3↓)
ORIX
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1312
(+1)
21
(+2)
0
(-)
1
(-)
0.229
(↓0.003)
3.980
(↑0.52)
8
(3↓)
広島
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1319
(-)
13
(+2)
2
(-)
3
(-)
0.248
(↓0.021)
1.880
(↑0.43)
8
(2↑)
中日
230 0.400
(↑0.15)
2
(-)
136
(+2)
7
(+1)
1
(-)
3
(-)
0.188
(↑0.035)
1.210
(↑0.05)
11
(-)
ヤクルト
032 0.000
(-)
3
(↓1)
1314
(+2)
24
(+8)
3
(-)
3
(-)
0.224
(↓0.012)
4.370
(↓0.51)
11
(-)
阪神
040 0.000
(-)
3.5
(↓1)
148
(+2)
22
(+3)
1
(-)
2
(+2)
0.221
(↓0.022)
3.990
(↑0.56)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
24204 0.545
(↓0.013)
-
(-)
95149
(-)
119
(+2)
22
(-)
27
(-)
0.243
(↓0.001)
2.280
(↑0.04)
2
(-)
巨人
26234 0.531
(↓0.011)
0.5
(-)
90127
(+3)
130
(+4)
23
(-)
29
(-)
0.228
(-)
2.300
(↓0.04)
3
(-)
阪神
25234 0.521
(↓0.011)
1
(-)
91157
(+2)
150
(+3)
24
(-)
17
(+2)
0.223
(↓0.001)
2.310
(-)
4
(-)
DeNA
24261 0.480
(↑0.011)
3
(↑1)
92167
(+4)
187
(+3)
27
(+2)
31
(+1)
0.246
(↑0.001)
3.320
(-)
5
(-)
中日
22255 0.468
(↑0.011)
3.5
(↑1)
91132
(+2)
155
(+1)
21
(-)
16
(-)
0.236
(↑0.002)
2.680
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
18294 0.383
(↓0.008)
7.5
(-)
92175
(+2)
181
(+8)
35
(-)
23
(-)
0.236
(↓0.001)
3.370
(↓0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
32152 0.681
(↑0.007)
-
(-)
94208
(+2)
110
(-)
32
(-)
38
(+2)
0.256
(↓0.001)
1.990
(↑0.04)
2
(-)
ロッテ
27185 0.600
(↑0.009)
4
(-)
93158
(+3)
152
(+2)
24
(-)
18
(+1)
0.248
(↓0.001)
2.760
(↑0.03)
3
(-)
日本ハム
27202 0.574
(↓0.013)
5
(↓1)
94172
(+3)
150
(+4)
25
(+1)
45
(-)
0.245
(-)
2.740
(↓0.03)
4
(-)
楽天
22271 0.449
(↑0.011)
11
(-)
93165
(+8)
213
(+2)
18
(+1)
36
(+2)
0.238
(↑0.001)
3.970
(↑0.04)
5
(1↓)
ORIX
21282 0.429
(↓0.009)
12
(↓1)
92156
(+1)
169
(+2)
17
(-)
20
(-)
0.243
(-)
2.940
(↑0.02)
6
(-)
西武
18320 0.360
(↑0.013)
15.5
(-)
93127
(+4)
177
(+3)
25
(+1)
24
(+1)
0.212
(↑0.001)
3.130
(-)