楽天(☆5対3★)ヤクルト =交流戦1回戦(2024.05.31)・ヨーク開成山スタジアム=
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ヤクルト
02001000031000
楽天
010000103X51021
勝利投手:渡辺 翔太(2勝0敗0S)
敗戦投手:エスパーダ(0勝2敗0S)

本塁打
【楽天】フランコ(1号・9回裏3ラン)

  DAZN
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◆楽天が劇的な逆転サヨナラ勝利。楽天は2点ビハインドで迎えた7回裏、小郷の適時打で1点差に迫る。そのまま迎えた9回には、代打・フランコが3ランを放ち、試合を決めた。投げては、3番手・渡辺翔が今季2勝目。敗れたヤクルトは、3番手・長谷川が痛恨の一発を浴びた。

◆福島県出身のお笑いタレントあばれる君(37)が、楽天-ヤクルト1回戦を前にセレモニアルピッチを行った。小学1~6年までの児童、保護者108組216名と一緒にグラウンドに登場。捕手を務めた楽天銀次アンバサダー(36)に向かってストライク投球を披露し、5年ぶりの福島開催となった1軍公式戦を盛り上げた。あばれる君は「事前のピッチング練習で80球以上投げて、9回裏抑え投手の気持ちで臨みました! 今日は100人以上の福島の子供たちと一緒に投げることができて、とても幸せです。しかもプロ野球選手と一緒の空間にいられるなんて、夢みたいでした。一緒に投げてくれた子供たち! たくさん福島のお米を食べて、すくすく育ってください! 今日はありがとうございました」とコメントした。

◆ヤクルト長岡秀樹内野手がバットに思いを込めた。3番・遊撃でスタメン出場。1点リードの5回2死一、三塁から楽天早川の初球カーブを右前に落とした。「今日は母親の誕生日なので、なんとか1本打って良いところを見せたかった。落ちてくれて良かったです」。4試合連続安打となる貴重な適時打で存在感を示した。

◆楽天が福島県で5年ぶりに1軍主催試合を開催した。チームトップタイ3勝の早川がヤクルト戦に先発。初回1死二塁のピンチは無失点で切り抜けるも、2回に2点を先行された。無死一、三塁からオスナに左犠飛、なおも2死三塁で山崎に左前適時打を許した。5回は2死から与えた四球を起点に3点目を奪われた。打線は2回、1500安打が目前に迫る先頭鈴木大が中前打でチャンスメーク。2死三塁から太田が右前適時打を運んだが、3、4回は3者凡退に封じられるなど追加点が遠かった。5月8日に秋田で行われたオリックス戦に続いて今季2度目の"東北巡業"だった。今江敏晃監督(40)は「とにかくいい試合を皆さんに見てもらって、やっぱり野球って面白いな、イーグルスいいなって思ってもらいたい」と意気込んでいたが、序盤から追いかける苦しい展開が続いた。

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◆ヤクルトの24年度の開幕投手・サイスニード投手(31)が、またも今季初勝利を逃した。今季9度目の登板は6回1/3を6安打2失点。1点リードした状態でリリーフ陣に後を託した。その後はベンチの最前列で祈るように戦況を見つめていた。悲劇は9回に待っていた。2番手のエスパーダが1死から連打を浴び、一、二塁とピンチを広げた。ここで3番手・長谷川が登板したが、代打・フランコに痛恨のサヨナラの3ランを被弾した。サイスニードは、どうすることも出来ない感情からか、ぼうぜんと立ち尽くした。これで今季の開幕投手(ヤクルト・サイスニード、阪神青柳、広島九里、DeNA東、巨人戸郷、中日柳。ロッテ小島、ソフトバンク有原、楽天早川、日本ハム伊藤、オリックス宮城、西武今井)の中で、サイスニードだけが未勝利のままとなった。前回の5月24日中日戦は7回途中4安打1失点、その前の5月12日巨人戦も6回4安打1失点と3試合連続でクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)を達成。試合をつくりながら、勝ち星には恵まれていない。次回こそ勝ち星を手にし、笑顔を見せたい。

◆楽天が球団初の代打サヨナラ弾でミラクルを起こした。5年ぶり開催の福島で、今季3度目のサヨナラ勝ち&今季初の3連勝を飾った。2-3の9回1死一、二塁。代打茂木が控えていたが、相手投手が左腕長谷川に代わり、今江監督は「本当に賭けに出ました」とフランコにスイッチした。その思いに応えた助っ人砲は初球チェンジアップを強振。「シンプルにいい球を狙って、いいスイングをして、いい打球を打つのを心がけた」と左翼席に逆転の1号3ランを突き刺した。フランコは開幕2試合連続スタメン出場も、計4三振で2軍に降格。それでも、腐らずに若手と一緒に汗を流し、昇格のチャンスに備えてきた。この日はここぞの場面で登場し、球団初の代打サヨナラ弾を放ち「初めてに関われたのはすごくうれしい。ほかの初めてにも貢献できるようにしたい」。1軍再昇格後は6打数3安打。必殺仕事人として楽天打線を支えていく。フランコが代打茂木の代打で出場して逆転サヨナラ3ラン。楽天のサヨナラ本塁打は通算21本目になるが、代打サヨナラ本塁打は球団史上初めてになる。代打の代打でサヨナラ本塁打を打ったのは、06年8月5日ソフトバンク戦のパスクチ(ロッテ)以来18年ぶり5人目で、「逆転サヨナラ」は80年6月25日日本ハム戦の門田(南海)に次いで44年ぶり2人目。

◆楽天が球団初の代打サヨナラ弾でミラクルを起こした。5年ぶり開催の福島で、今季3度目のサヨナラ勝ち&今季初の3連勝を飾った。2-3の9回1死一、二塁。代打茂木が控えていたが、相手投手が左腕長谷川に代わり、今江監督は「本当に賭けに出ました」とフランコにスイッチした。その思いに応えた助っ人砲は初球チェンジアップを強振。「シンプルにいい球を狙って、いいスイングをして、いい打球を打つのを心がけた」と左翼席に逆転3ランを突き刺した。フランコが代打茂木の代打で出場して逆転サヨナラ3ラン。楽天のサヨナラ本塁打は通算21本目になるが、代打サヨナラ本塁打は球団史上初めてになる。代打の代打でサヨナラ本塁打を打ったのは、06年8月5日ソフトバンク戦のパスクチ(ロッテ)以来18年ぶり5人目で、「逆転サヨナラ」は80年6月25日日本ハム戦の門田(南海)に次いで44年ぶり2人目。

◆ヤクルト・山崎晃大朗外野手(30)が「9番・中堅」で先発し、二回2死三塁で今季初安打となる左前適時打を放った。カウント1―2から楽天先発・早川が投じた直球をはじき返し「松本(直)がランナーを進めてくれたので(1死二塁から右邪飛で三進)、気持ち的にも楽に打席に入ることができた。タイムリーが打てて良かった。個人的にも一本出て良かった」とうなずいた。

◆楽天が逆転サヨナラ勝ちで今季初の3連勝。2―3の九回1死から小深田、小郷の連打で一、二塁とし、代打フランコが3ランを放った。ヤクルトはサイスニードが好投したが逃げ切りに失敗し、2分けを挟んで4連敗を喫した。

◆楽天・フランコ(中央)に逆転サヨナラ本塁打を許したヤクルト・長谷川宙輝(撮影・土谷創造)

◆楽天・フランコが「代打の代打」でサヨナラ本塁打。代打の代打でのサヨナラ弾は1980年の門田博光(南海)、83年の平田薫(巨人)、98年の広永益隆(オリックス、延長十二回満塁)、2006年のパスクチ(ロッテ、延長十回)がマークしている。

◆無情にも、敗戦を告げる打球が左中間席に吸い込まれた。セ・リーグ最下位のヤクルトは、1点差の九回にサヨナラ3ランを浴びて2分けを挟んで4連敗。借金は今季最多の10に達した。2017年以来、7年ぶりに福島県営あづま球場(福島市)で行われた一戦を白星で飾れず、高津臣吾監督(55)は悔しさを押し殺しながら、言葉を紡いだ。「どこのファンにも勝つところを見せたいなと思っているけど、なかなかうまくいっていない」悲劇の幕切れとなったが、投手陣は責められない。前日(5月30日)まで2戦連続で延長十二回を戦っており、この日は石山をベンチから外した。先発のサイスニードが七回途中112球を投げ、2番手のエスパーダも2回を投げた。エスパーダが九回に1死一、二塁で左打者の茂木を迎えて左腕・長谷川に交代。田口と山本が2連投していたための選択だったが、代打・フランコに決勝弾を浴びた。直近3試合は全て九回に追いつかれ、白星をつかめなかった。「今いるリリーフのメンバーは9人でやりくりするしかない。明日、全力を尽くすしかない」と高津監督。負の連鎖を断ち切るべく、言葉に力を込めた。(赤尾裕希)

◆判断は間違っていなかったと思う。ヤクルト・高津監督の継投策だ。さきのロッテ戦は2試合連続で、抑えの石山が追いつかれ、延長十二回ドロー。この日は石山がベンチ外で、試合前、高津監督に抑えは誰かと尋ねると「決めていません。楽しみにしておいてください」-。予告通り? 九回のマウンドにいたのはエスパーダだった。しかも七回1死一塁から登板していた。ロッテ戦でリリーフを多用したこともあり、投手を使いたくないということも理由だろう。それと同時に、エスパーダの投球内容もよかった。スピードがあり、早めに追い込み、躍動感があった。七回を見て、イニングまたぎでもいける。八回を見て、最後までいける。まさに刻々と、状況に応じて判断したはずだ。結果は1死後、小深田の遊撃への打球がきわどくセーフになり内野安打。小郷の左前打で、さすがに交代となり、長谷川が逆転サヨナラ弾を浴びたわけだが、ベンチも投手も、責められない。1つ勝つことの難しさを教えてくれる展開だった。(サンケイスポーツ専属評論家)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ロッテ
202 1.000
(-)
-
(↓0.5)
1416
(+5)
13
(+4)
3
(-)
1
(+1)
0.318
(↑0.008)
3.000
(↓0.21)
2
(1↑)
巨人
310 0.750
(↑0.083)
0
(↓0.5)
1411
(+4)
8
(+1)
2
(-)
4
(+1)
0.218
(↑0.034)
1.850
(↑0.25)
2
(1↑)
楽天
310 0.750
(↑0.083)
0
(↓0.5)
1416
(+5)
14
(+3)
3
(+1)
3
(+1)
0.248
(↑0.015
3.270
(↑0.86)
4
(3↓)
日本ハム
210 0.667
(↓0.333)
0.5
(↑0.5)
1517
(+3)
6
(+4)
3
(+2)
1
(-)
0.313
(↓0.02)
1.930
(↓0.93)
5
(2↑)
DeNA
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑0.5)
1415
(+4)
14
(+3)
4
(+2)
0
(-)
0.258
(↓0.012)
3.380
(↑0.63)
5
(2↑)
ソフトバンク
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑0.5)
149
(+2)
8
(+1)
1
(-)
2
(+1)
0.212
(↑0.008)
1.690
(↑0.22)
5
(2↑)
ORIX
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑0.5)
1411
(+2)
19
(+1)
0
(-)
1
(+1)
0.232
(↑0.008)
4.500
(↑1.62)
5
(2↓)
広島
220 0.500
(↓0.167)
1
(↓0.5)
1419
(+1)
11
(+2)
2
(+1)
3
(+2)
0.269
(↓0.038)
2.310
(↑0.36)
5
(2↓)
西武
220 0.500
(↓0.167)
1
(↓0.5)
145
(+1)
7
(+4)
1
(+1)
0
(-)
0.176
(↓0.024)
1.290
(↓0.94)
10
(3↓)
中日
130 0.250
(↓0.083)
2
(↓0.5)
144
(+1)
6
(+2)
1
(-)
3
(+2)
0.153
(↓0.029)
1.260
(↑0.07)
11
(-)
ヤクルト
022 0.000
(-)
2
(↓0.5)
1412
(+3)
16
(+5)
3
(-)
3
(+2)
0.236
(↑0.015
3.860
(↓0.45)
11
(-)
阪神
030 0.000
(-)
2.5
(↓0.5)
156
(+4)
19
(+5)
1
(+1)
0
(-)
0.243
(↑0.04)
4.550
(↑0.45)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
24194 0.558
(↓0.013)
-
(-)
96149
(+1)
117
(+2)
22
(+1)
27
(+2)
0.244
(↓0.002)
2.320
(↑0.02)
2
(1↑)
巨人
26224 0.542
(↑0.01)
0.5
(↓1)
91124
(+4)
126
(+1)
23
(-)
29
(+1)
0.228
(↑0.002)
2.260
(↑0.03)
3
(1↓)
阪神
25224 0.532
(↓0.011)
1
(-)
92155
(+4)
147
(+5)
24
(+1)
15
(-)
0.224
(↑0.002)
2.310
(↓0.03)
4
(1↑)
DeNA
23261 0.469
(↑0.011)
4
(↑1)
93163
(+4)
184
(+3)
25
(+2)
30
(-)
0.245
(↓0.001)
3.320
(↑0.04)
5
(1↓)
中日
21255 0.457
(↓0.01)
4.5
(-)
92130
(+1)
154
(+2)
21
(-)
16
(+2)
0.234
(↓0.003)
2.710
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
18284 0.391
(↓0.009)
7.5
(-)
93173
(+3)
173
(+5)
35
(-)
23
(+2)
0.237
(↑0.001
3.300
(↓0.03)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
31152 0.674
(↑0.007)
-
(-)
95206
(+2)
110
(+1)
32
(-)
36
(+1)
0.257
(-)
2.030
(↑0.02)
2
(1↑)
ロッテ
26185 0.591
(↑0.01)
4
(-)
94155
(+5)
150
(+4)
24
(-)
17
(+1)
0.249
(↑0.002)
2.790
(↓0.02)
3
(1↓)
日本ハム
27192 0.587
(↓0.013)
4
(↓1)
95169
(+3)
146
(+4)
24
(+2)
45
(-)
0.245
(-)
2.710
(↓0.02)
4
(-)
ORIX
21272 0.438
(↑0.012)
11
(-)
93155
(+2)
167
(+1)
17
(-)
20
(+1)
0.243
(-)
2.960
(↑0.07)
4
(-)
楽天
21271 0.438
(↑0.012)
11
(-)
94157
(+5)
211
(+3)
17
(+1)
34
(+1)
0.237
(↑0.001
4.010
(↑0.06)
6
(-)
西武
17320 0.347
(↓0.007)
15.5
(↓1)
94123
(+1)
174
(+4)
24
(+1)
23
(-)
0.211
(↓0.002)
3.130
(↓0.02)