1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 2 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:武内 夏暉(4勝0敗0S) (セーブ:アブレイユ(1勝4敗11S)) 敗戦投手:柳 裕也(3勝3敗0S) |
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◆西武は初回、1死満塁から岸の内野ゴロの間に1点を先制する。そのまま迎えた6回表、岸の適時打とコルデロの犠飛で2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・武内が6回途中4安打無失点と試合をつくり今季4勝目。敗れた中日は、打線が再三の好機を生かせなかった。
◆中日柳裕也は2年ぶり本拠地勝利を挙げられるか。バンテリンドームで通算22勝22敗の柳だが、白星は22年8月28日阪神戦が最後。同年9月6日の広島戦からシーズンをまたいで8連敗中と本拠地での白星が遠い。バンテリンドームで8連敗は97~98年落合に並ぶ最多記録で、今日も黒星を喫するとワースト記録を塗り替えてしまう。
◆西武のドラフト1位左腕武内夏暉投手(22)が、初の交流戦に挑んだ。19日ソフトバンク戦以来、中10日で中日戦に先発した。前回登板後は登板機会がなかったため、出場選手登録が抹消され、休養もへてマウンドに上がった。「もう1回トレーニングを積んで、ここまでいい状態でこられているので、練習した通りいけたら」と話したように万全に仕上げてきた。セ・リーグの打者との対戦にもいつも通り腕を振った。4回2死二塁では5番中田を右飛、5回2死一、三塁のピンチでは1番岡林を一ゴロに抑え無失点。「打者1人1人、抑えていくこと」と意識通り、この日も6回途中まで落ちついたマウンドさばきを披露した。2回1死一塁の場面ではプロ初打席にも立った。中日先発右腕の柳に対し、送りバントを試みるも、2球連続でファウル。追い込まれ最後は変化球を見逃して三振に倒れた。しかし次の打席で取り返した。5回無死二塁でまたしても2ストライクと追い込まれたが、外寄りの球を三塁線ライン際にきっちりと転がし犠打を決めた。打撃について「楽しみですけどまずは投球」と話していたが、しっかり仕事を果たした。【山崎純一】
◆西武のドラフト1位左腕武内夏暉投手(22)が、初の交流戦に挑み、6回途中無失点で4勝目を挙げた。西武武内が無傷の4連勝。開幕から4連勝以上を記録した西武の新人は56年稲尾和久(8連勝)、93年杉山賢人(6連勝)、12年十亀剣(7連勝)に次いで4人目。過去3人は4連勝までに救援勝利を含んでおり、先発だけで無傷の新人4連勝は球団史上初。
◆中日が痛恨の本拠地2試合連続完封負けを喫した。先発柳裕也投手(30)が6回途中8安打3失点でKO。打線も西武ドラフト1位武内を打ち崩せず5度の得点圏のチャンスにあと1本が出なかった。柳は本拠地バンテリンドームで球団記録を更新する9連敗となった。昨季8月13日広島戦では、9回まで無安打無得点も打線の援護がなかった(10回サヨナラ勝利)。好投も挟むが、97~98年の落合(現2軍投手兼育成コーチ)の球団記録を更新。「リズムの悪い投球になってしまいました...」と肩を落とした。今季8度目の完封負けで借金「3」に逆戻り。立浪監督は「2試合、こうやって全く点が取れなかった。ちょっと我慢しないといけない部分もある。また打てるときがくると思う。打てないことを嘆いていても仕方ないので、根気よくやっていく」と話した。
◆中日中田翔内野手(35)が西武3回戦(バンテリンドーム)の9回無死一塁の第4打席で自打球を左膝横に当てた。その打席では左前打を放ったが出塁後に代走山本と交代した。31日オリックス戦(京セラドーム大阪)の出場は当日の様子を見て決める。
◆西武打線が2ケタ10安打を放ち先発武内夏暉投手を援護した。1回1死満塁から併殺崩れの間に1点を先制。6回無死一、三塁で岸の中前適時打、さらに1死二、三塁からコルデロの左犠飛で2点を加えた。ヒーローとなった岸潤一郎外野手は「チーム全体で必死に勝っていく雰囲気ができている。これからも連勝していきたい」と話した。
◆西武のドラフト1位左腕武内夏暉投手(22)が、新人の先発では球団初となる開幕から無傷の4連勝を飾った。プロ初の交流戦に臨み5回2/3を89球、4安打無失点。「真っすぐがあんまり良くなくて、変化球もいっていなかったんですけど、その中でもなんとか打たせて取る投球というのはできた」と振り返った。セ・リーグの中日の打者相手に考えながら腕を振った。「しっくりこなかったので、グラブの位置を変えてみたり、足の上げ方を変えてみたり」。4回2死二塁では5番中田を右飛、5回2死一、三塁のピンチでは1番岡林を一ゴロに抑え無失点で切り抜けた。「ピンチの時こそ、この状況を楽しむというか、あまりマイナスにならずに、というのはいつもできている」とうなずいた。規定投球回に再到達し、防御率はルーキーながら1・27と初めてリーグ1位となった。広島床田と並び、両リーグトップ。「あまり気にしないようにはしています」と引き締めた。渡辺GM兼監督代行は「今日はあんまり良くなかった」と、6回2死二塁の場面、中田に回ったところで交代を決断した。2回に中前打を許すなどタイミングが合っていたと判断。それでも「ゲームをつくっていける能力にたけた投手だとは思う。武内は実力通りの結果も出してくれてるなという感じがする」と評価した。チームトップの勝利数で、エース級の活躍を見せる武内は「周りのみなさんに感謝しています」と話し、次回登板を見据えた。【山崎純一】西武武内が無傷の4連勝。開幕から4連勝以上を記録した西武の新人は56年稲尾和久(8連勝)、93年杉山賢人(6連勝)、12年十亀剣(7連勝)に次いで4人目。過去3人は4連勝までに救援勝利を含んでおり、先発だけで無傷の新人4連勝は球団史上初。
◆西武のドラフト1位左腕・武内(国学院大)が交流戦初登板となる中日戦(バンテリンドーム)に先発。緩急を使って六回途中まで4安打無失点の好投で無傷の4勝目を手にした。前回登板から間隔を空けて中10日のマウンド。「もう1回トレーニングを積んでここまでいい状態で来られているので、練習した通りいけたら」と語っていた武内は、味方から1点の先制点をもらった立ち上がりの一回を難なく三者凡退で切り抜けると、その後も走者を背負いながらも要所を締め、スコアボードにゼロを並べた。前回19日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では強力打線を8回まで無失点に抑える好投を見せたが、初の完封をかけて上がった九回のマウンドで先頭に右前打を許した場面で左足がつって無念の降板。その後チームは逆転サヨナラ負けを喫し「結果はあの形になって悔しさはありますけど、先のことは考えずに一人、一人に向かっていきたい」と気持ち新たにこの日に臨んだ。開幕から6試合連続でクオリティースタート(QS、先発で6回以上、自責点3以下)を達成。この日は無失点ながら六回途中で降板して途切れたものの、防御率は1・27とルーキーとは思えぬ成績を残している。これで球団の新人では初となるデビューからの先発4連勝。この日も粘りの投球でチームに流れを呼び込んだ。
◆西武・平沼翔太内野手が左太もも裏の張りのため一回に途中交代した。2番打者として二塁打を放った際には全力疾走できなかった。三塁に進んだ後に代走を送られた。
◆中日・中田翔内野手が九回の打席で左膝付近に自打球を当て、左前打で出塁した後に代走を送られた。試合後は脚を引きずるように歩いて「明日になってみないと分からない」と話した。31日の出場は様子を見て決める。
◆交流戦に入っても崩れなかった。西武のドラフト1位・武内夏暉(なつき)投手(22)=国学院大=が先発で無傷の4連勝。新人投手では球団初の快挙だ。5回?を投じ4安打無失点。規定投球回に達して防御率は1・27でリーグトップに躍り出た。「あまり調子はよくなかったが、何とか打たせて取る投球ができた」自らの拙守でピンチをつくっても慌てない。五回はバント処理からの一塁送球がそれて1死一、二塁とされたが、代打のビシエドをカーブで中飛、岡林を真っすぐで一ゴロに仕留めた。六回無死一塁では牽制(けんせい)悪送球で二塁に進まれた後、ディカーソン、細川を連続三振。走者を背負った時の心境を聞かれ「ピンチの時こそ楽しむ」と振り返る強心臓の持ち主だ。持ち前の緩急を生かす投球で、順風満帆のスタートを切ったが「あまり気にしないようにしている」。後輩の頑張りにも刺激を受けた。この日は母校・国学院大が日大に勝利し、崖っぷちからの3連勝で東都大学1部リーグ残留が決定。「よかったです。試合前に知って刺激になりました」と背中を押された。投打がかみ合う展開でチームは2連勝。ゼネラルマネジャーとして昨秋に指名、獲得に動いた渡辺監督代行は「ゲームを作っていける能力にたけている。やっぱりいいピッチャーですね」と開幕からの躍進に目を細めた。ドラフトで3球団競合の末に獲得した左腕の存在感は増すばかりだ。(石井孝尚)西武の新人・武内がデビューから負けなしの4連勝。新人投手がデビュー4連勝したのは、2021年のロッテ・河村説人(先発で4連勝)以来3年ぶり。西武(前身を含む)では1956年の稲尾和久(8連勝)、93年の杉山賢人(6連勝)、2012年の十亀剣(6連勝)に次いで12年ぶり4人目で、先発で4連勝したのは武内が初めて。
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
日本ハム |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (↓0.5) |
16 | 14 (+6) | 2 (-) | 1 (-) | 1 (-) |
0.333 (↓0.033) | 1.000 (↑1) |
2 (-) |
ロッテ |
1 | 0 | 2 | 1.000 (-) | 0.5 (-) |
15 | 11 (+3) | 9 (+3) | 3 (+1) | 0 (-) |
0.310 (↓0.051) | 2.790 (↑0.39) |
3 (1↑) |
巨人 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0.5 (↓0.5) |
15 | 7 (+6) | 7 (+5) | 2 (+2) | 3 (-) |
0.184 (↑0.017) | 2.100 (↓1.24) |
3 (1↑) |
楽天 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0.5 (↓0.5) |
15 | 11 (+6) | 11 (+5) | 2 (+1) | 2 (-) |
0.233 (↑0.015) | 4.130 (↓0.53) |
3 (2↓) |
広島 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↓0.333) | 0.5 (↑0.5) |
15 | 18 (+2) | 9 (+8) | 1 (-) | 1 (-) |
0.307 (↓0.036) | 2.670 (↓2.17) |
3 (1↑) |
西武 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0.5 (↓0.5) |
15 | 4 (+3) | 3 (-) | 0 (-) | 0 (-) |
0.200 (↑0.055) | 0.350 (↑0.18) |
7 (3↓) |
DeNA |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1.5 (↓0.5) |
15 | 11 (+5) | 11 (+6) | 2 (+2) | 0 (-) |
0.270 (↑0.02) | 4.010 (↓1.14) |
7 (3↓) |
ソフトバンク |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1.5 (↓0.5) |
15 | 7 (+5) | 7 (+6) | 1 (-) | 1 (+1) |
0.204 (↑0.012) | 1.910 (↓1.47) |
7 (3↑) |
ORIX |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↑0.333) | 1.5 (↑0.5) |
15 | 9 (+8) | 18 (+2) | 0 (-) | 0 (-) |
0.224 (↑0.041) | 6.120 (↑2.88) |
7 (3↓) |
中日 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1.5 (↓0.5) |
15 | 3 (-) | 4 (+3) | 1 (-) | 1 (-) |
0.182 (↑0.021) | 1.330 (↓0.83) |
11 (1↓) |
ヤクルト |
0 | 1 | 2 | 0.000 (-) | 1.5 (-) |
15 | 9 (+3) | 11 (+3) | 3 (+1) | 1 (+1) |
0.221 (↓0.012) | 3.410 (↑0.83) |
11 (1↓) |
阪神 |
0 | 2 | 0 | 0.000 (-) | 2 (↓0.5) |
16 | 2 (-) | 14 (+6) | 0 (-) | 0 (-) |
0.203 (↓0.07) | 5.000 (↑2) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 |
24 | 18 | 4 | 0.571 (↓0.014) | - (-) |
97 | 148 (+2) | 115 (+8) | 21 (-) | 25 (-) |
0.246 (-) | 2.340 (↓0.1) |
2 (-) |
阪神 |
25 | 21 | 4 | 0.543 (↓0.013) | 1 (-) |
93 | 151 (-) | 142 (+6) | 23 (-) | 15 (-) |
0.222 (↓0.002) | 2.280 (↓0.02) |
3 (-) |
巨人 |
25 | 22 | 4 | 0.532 (↑0.01) | 1.5 (↑1) |
92 | 120 (+6) | 125 (+5) | 23 (+2) | 28 (-) |
0.226 (↓0.001) | 2.290 (↓0.05) |
4 (-) |
中日 |
21 | 24 | 5 | 0.467 (↓0.01) | 4.5 (-) |
93 | 129 (-) | 152 (+3) | 21 (-) | 14 (-) |
0.237 (-) | 2.750 (↓0.01) |
5 (-) |
DeNA |
22 | 26 | 1 | 0.458 (↓0.01) | 5 (-) |
94 | 159 (+5) | 181 (+6) | 23 (+2) | 30 (-) |
0.246 (↑0.001) | 3.360 (↓0.06) |
6 (-) |
ヤクルト |
18 | 27 | 4 | 0.400 (-) | 7.5 (↑0.5) |
94 | 170 (+3) | 168 (+3) | 35 (+1) | 21 (+1) |
0.236 (↓0.001) | 3.270 (↑0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
30 | 15 | 2 | 0.667 (↓0.015) | - (-) |
96 | 204 (+5) | 109 (+6) | 32 (-) | 35 (+1) |
0.257 (↓0.001) | 2.050 (↓0.07) |
2 (-) |
日本ハム |
27 | 18 | 2 | 0.600 (↑0.009) | 3 (↑1) |
96 | 166 (+6) | 142 (-) | 22 (-) | 45 (-) |
0.245 (↑0.002) | 2.690 (↑0.06) |
3 (-) |
ロッテ |
25 | 18 | 5 | 0.581 (-) | 4 (↑0.5) |
95 | 150 (+3) | 146 (+3) | 24 (+1) | 16 (-) |
0.247 (↓0.001) | 2.770 (↑0.01) |
4 (-) |
ORIX |
20 | 27 | 2 | 0.426 (↑0.013) | 11 (↑1) |
94 | 153 (+8) | 166 (+2) | 17 (-) | 19 (-) |
0.243 (↑0.001) | 3.030 (↑0.04) |
4 (-) |
楽天 |
20 | 27 | 1 | 0.426 (↑0.013) | 11 (↑1) |
95 | 152 (+6) | 208 (+5) | 16 (+1) | 33 (-) |
0.236 (-) | 4.070 (↓0.02) |
6 (-) |
西武 |
17 | 31 | 0 | 0.354 (↑0.014) | 14.5 (↑1) |
95 | 122 (+3) | 170 (-) | 23 (-) | 23 (-) |
0.213 (↑0.002) | 3.110 (↑0.07) |
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