1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 3 | 8 | 11 | 2 | 0 |
広島 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 2 | 0 |
勝利投手:古田島 成龍(1勝0敗0S) 敗戦投手:矢崎 拓也(0勝1敗0S) |
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◆投打のかみ合ったオリックスが快勝。オリックスは2点を追う7回表、福田の適時打で1点差に迫る。なおも1死満塁の好機で、太田の適時打に相手失策が絡み3点を加え、逆転に成功した。投げては、2番手・古田島がプロ初勝利。敗れた広島は、救援陣が精彩を欠いた。
◆横浜、広島、西武でプレーし、クリケット選手に転身した木村省吾選手(44)が30日、交流戦解説のためマツダスタジアムを訪れ、古巣の広島と対戦相手のオリックスにクリケットのバットを寄贈した。直接バットを受け取った松山は「練習で使えるということなので、ちょっと取り入れてみようかなと思います」と興味を示した。今年4月に米大リーグ・ドジャースの大谷がクリケットのバットを使った練習で調子を取り戻したという報道を機に注目されたことで、寄贈を検討したという。古巣の広島に打診し、実現した。「いろんな方に取材していただいたので、カープさんに寄付させてもらえたらなと。僕が現役だったら絶対に使いたいなと思った。ちょっとでも野球界のためにもなったらいいなと思うし、これを機にクリケット普及の一翼を担えたら」。広島だけでなく、中嶋監督や西川、森と現役時代に所属した3球団でともにプレーしたことのある関係者が多いオリックスにも寄贈した。木村は2球団に限らず、ほかのプロ野球10球団も興味があれば、自らバットを届ける思いでいる。「もし欲しい、使ってみたいという球団があれば、寄贈させていただきたい。(現役最後に所属した)ライオンズにも寄贈させてもらおうかなという話も出ている。(他球団も)ご連絡いただければ、行かせていただきます。寄付させていただきます。それでプロ野球界のレベルアップにつながれば」。野球界とクリケット界の橋渡し役となるとともに、野球界の発展を願った。
◆今季初3番起用されたオリックス太田椋内野手(23)が逆転打を放った。0-2で迎えた7回、まず福田が適時打。チーム21イニングぶり得点で1点差に迫った。さらに1死満塁とチャンス拡大し、太田が広島の左腕塹江の低め直球を右前にはじき返す2点適時打。これで3-2と逆転した。なおこの時、相手一塁手の送球ミスが絡んでチーム4点目も入った。太田の3番スタメン起用は2年ぶり。2回の二塁守備では送球を捕球ミスする失策が相手の先制点に絡んでおり、これをバットで取り返した格好となった。
◆オリックスに21イニングぶりの得点が生まれた。0-2とビハインドの7回、1死一、三塁から1番福田周平が右前への適時打を放った。広島が継投策に入ったこの回、2番手の矢崎を攻めた。この広島3連戦、初戦は4回の1得点。2戦目は完封負けを喫した。福田自身にとっても5月22日の日本ハム戦で満塁アーチを放って以来の打点となった。さらに代わった塹江から、太田椋が2点適時打、逆転に成功した。
◆6回無失点に、自身初の1試合複数打点と、二刀流の活躍を見せた広島九里亜蓮投手だが白星は得られなかった。2回1死一、三塁から投手右前に転がしたバントをオリックス斎藤が本塁へ悪送球(記録は犠打野選)。4年ぶりの打点が先制点となった。さらに4回1死三塁では、外角球に食らいついて犠飛とした。シーズン2打点も自身最多だが「そこはあまり。たまたまだと思います。打者1人でも1イニングでも長く投げられるようにしたい」と投球内容を反省した。
◆広島は安定していた中継ぎ陣と堅守を誇っていた守備にほころびが生じて、逆転負けを喫した。先発九里は6回まで3四球を与えるなど球数108球を要しながらも、無失点に粘った。打っては野選を誘うバントに犠飛と自身初の1試合2打点を記録した。2点リードの7回、3投手が打者11人に4安打4四球に失策が絡んで大量5点失点。1点7回1死満塁からこの回2人目の塹江が右前適時打で逆転を許すと、中継に入った一塁坂倉の三塁転送を小園がスルー。傷口を広げた。連勝は5で止まったものの、首位の座はキープした。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-これまで頑張ってきた中継ぎ陣、守備にほころびが出た新井監督 ブルペンはいつも頑張ってくれているので、こういう日もあると思う。また明日から頑張ってもらいたい。-守備のミスで傷口を広げた新井監督 ここで私が言わなくても本人が反省していると思う。もう2度とやらないと思います。-先発の九里投手は粘った新井監督 粘ったね。粘って、ゼロで抑えているわけだから。しっかり試合をつくってくれたと思います。-打席でも粘った新井監督 彼はマウンドだけでなく、打席でも気持ちが出る選手。食らいついて行ったと思う。また宇草がバッティングだけじゃなく、走塁でもすごくいいものを見せてくれている。そこは収穫だと思います。ワンバウンドにしても。(2回)一、三塁のところも、(一塁走者を送る)バントのサインなんだけど判断良くスタートを切って、素晴らしい走塁だったと思う。-ああいう走塁はキャンプからやってきたことか新井監督 宇草に限らず、走塁に関しては各自が意識高くやってくれていると思います。-小園選手は打撃では思い切りの良さを継続も、三塁守備では消極的な姿勢が目立つ新井監督 そうだね。ずっとショートをやっていたから、サードに慣れるのに時間がかかると思う。ショートとサードは別物だと思っている。エラーは使っている監督の責任なので、そこは全然気にしなくていいと思います。また練習して慣れていってもらいたいと。ただ、やらないといけないことは、それとはまた別だから。インプレー中にボールから目を切っちゃいけないということは。それは本人も反省していると思うので、もう2度ないと思います。
◆広島は強みの中継ぎ陣と守備のほころびから逆転負けし、連勝が5で止まった。2点リードの7回。3投手が打者11人に4安打4四球に失策が絡んで大量5点を失った。1点差となった7回1死満塁から塹江が右前適時打で逆転を許すと、中継に入った一塁坂倉の三塁転送を小園海斗がスルー。傷口を広げた。新井監督は投手陣をかばいつつ、小園のミスに「本人も反省していると思うので、もう2度とないと思います」と話した。
◆オリックスが逆転勝ちで連敗を4でストップした。0-2で迎えた7回、頓宮の三塁内野安打を足掛かりに4安打と4四球を絡めて一挙5得点。9回にも3点を追加した。中嶋聡監督(55)は終盤の攻撃を「一気につながった感はありました。四球をしっかり取っていくのが必要なんだなと、あらためて思った感じ」と振り返った。6回の1イニングを抑えてプロ初勝利のルーキー古田島について指揮官は「最近ちょっと、ランナーを散らかすんですけどね。デカい声で(ベンチに)帰ってくるんで」と苦笑い。時には派手なガッツポーズを繰り出すスタイルに「最初のうちは『うざいな』と思ったんですけどね。何かあれが心地よくなってきました」と率直な思いを語った。今季3度目の先発で5回2失点もプロ初勝利はお預けとなった斎藤に関しては及第点を与えた。「頑張って投げていますよね、本当に。内野のミスとかがなかったら、もうちょっといい結果になっていたと思う。かわいそうな部分もありますよね」と話した。
◆オリックスはドラフト6位ルーキー古田島成龍投手(24)がプロ初勝利を挙げた。0-2の6回から2番手で1イニングを無失点。直後に味方が逆転した。「流れを持ってきたいという気持ちだった。子供が生まれてからすごくいい感じ。妻のためにも頑張りたい」。4月30日には第1子となる長女が誕生した新米パパ。開幕1軍から今季15試合を投げ、いまだ防御率「0・00」と奮闘している。
◆オリックスがリーグ4連覇の「デッドライン越え」を水際で阻止した。広島に終盤の逆転勝ちで連敗を4で食い止め、借金を8から7に減らした。負けて9なら一大事だった。過去のNPB優勝球団のシーズン中最大借金は07年日本ハムの8。データで言えば今季オリックス逆転V率が「0%」となるところだった。危機を救ったのは太田椋内野手(23)だ。2年ぶり3番に応えた。1点差に迫った7回1死満塁から塹江の直球を右前に逆転2点打。今季は満塁で5打数3安打と大当たりだ。守備のミスをバットで取り返したい一心だった。「チームに迷惑をかけていたし、何とかしたいという気持ちだけ」。2回1死一塁の守りで、三塁手からの二塁送球を取り損ねる凡ミス。併殺が、先制点を与える失策となっていた。バットでは打率2割以下だった4月から一転、5月は3割7分8厘。昨年までと違い、狙い球を絞る考えが好結果を生んでいる。「何かチャンスで冷静にいけている感じがある」。得点圏では19打数9安打の4割7分4厘と勝負強い。過去5年は年間9打点が最多。今季14打点ともう更新しており、脱皮の時は近い。前日0-14の大敗から意地を見せ、中嶋監督は「一方的にやられたのは誰もが悔しい。やりかえすのはすごく大事と思っていた」。今季初の同一カード3連敗も阻止した。【大池和幸】
◆オリックスは終盤に粘りを見せ、逆転で交流戦初勝利。連敗を4で止めた。先発の高卒2年目右腕・斎藤は失策も絡んで5回2失点(自責1)で降板。沈黙していた打線は七回に奮起した。2本の安打で1死一、三塁とし、福田が適時打を放ってチーム21イニングぶりの得点をもたらした。その後、1死満塁と好機が続き、太田が右前へ2点打を放つと、敵失も重なって一走も生還。その後も押し出し四球で加点し、この回一挙5得点で逆転に成功した。九回には頓宮、西野にもタイムリーが出てリードを広げた。 六回に2番手で登板した?6位・古田島(日本通運)が1回0封で15試合連続無失点とし、その裏にチームが逆転。プロ初勝利を挙げた。
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
日本ハム |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (↓0.5) |
16 | 14 (+6) | 2 (-) | 1 (-) | 1 (-) |
0.333 (↓0.033) | 1.000 (↑1) |
2 (-) |
ロッテ |
1 | 0 | 2 | 1.000 (-) | 0.5 (-) |
15 | 11 (+3) | 9 (+3) | 3 (+1) | 0 (-) |
0.310 (↓0.051) | 2.790 (↑0.39) |
3 (1↑) |
巨人 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0.5 (↓0.5) |
15 | 7 (+6) | 7 (+5) | 2 (+2) | 3 (-) |
0.184 (↑0.017) | 2.100 (↓1.24) |
3 (1↑) |
楽天 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0.5 (↓0.5) |
15 | 11 (+6) | 11 (+5) | 2 (+1) | 2 (-) |
0.233 (↑0.015) | 4.130 (↓0.53) |
3 (2↓) |
広島 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↓0.333) | 0.5 (↑0.5) |
15 | 18 (+2) | 9 (+8) | 1 (-) | 1 (-) |
0.307 (↓0.036) | 2.670 (↓2.17) |
3 (1↑) |
西武 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 0.5 (↓0.5) |
15 | 4 (+3) | 3 (-) | 0 (-) | 0 (-) |
0.200 (↑0.055) | 0.350 (↑0.18) |
7 (3↓) |
DeNA |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1.5 (↓0.5) |
15 | 11 (+5) | 11 (+6) | 2 (+2) | 0 (-) |
0.270 (↑0.02) | 4.010 (↓1.14) |
7 (3↓) |
ソフトバンク |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1.5 (↓0.5) |
15 | 7 (+5) | 7 (+6) | 1 (-) | 1 (+1) |
0.204 (↑0.012) | 1.910 (↓1.47) |
7 (3↑) |
ORIX |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↑0.333) | 1.5 (↑0.5) |
15 | 9 (+8) | 18 (+2) | 0 (-) | 0 (-) |
0.224 (↑0.041) | 6.120 (↑2.88) |
7 (3↓) |
中日 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 1.5 (↓0.5) |
15 | 3 (-) | 4 (+3) | 1 (-) | 1 (-) |
0.182 (↑0.021) | 1.330 (↓0.83) |
11 (1↓) |
ヤクルト |
0 | 1 | 2 | 0.000 (-) | 1.5 (-) |
15 | 9 (+3) | 11 (+3) | 3 (+1) | 1 (+1) |
0.221 (↓0.012) | 3.410 (↑0.83) |
11 (1↓) |
阪神 |
0 | 2 | 0 | 0.000 (-) | 2 (↓0.5) |
16 | 2 (-) | 14 (+6) | 0 (-) | 0 (-) |
0.203 (↓0.07) | 5.000 (↑2) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 |
24 | 18 | 4 | 0.571 (↓0.014) | - (-) |
97 | 148 (+2) | 115 (+8) | 21 (-) | 25 (-) |
0.246 (-) | 2.340 (↓0.1) |
2 (-) |
阪神 |
25 | 21 | 4 | 0.543 (↓0.013) | 1 (-) |
93 | 151 (-) | 142 (+6) | 23 (-) | 15 (-) |
0.222 (↓0.002) | 2.280 (↓0.02) |
3 (-) |
巨人 |
25 | 22 | 4 | 0.532 (↑0.01) | 1.5 (↑1) |
92 | 120 (+6) | 125 (+5) | 23 (+2) | 28 (-) |
0.226 (↓0.001) | 2.290 (↓0.05) |
4 (-) |
中日 |
21 | 24 | 5 | 0.467 (↓0.01) | 4.5 (-) |
93 | 129 (-) | 152 (+3) | 21 (-) | 14 (-) |
0.237 (-) | 2.750 (↓0.01) |
5 (-) |
DeNA |
22 | 26 | 1 | 0.458 (↓0.01) | 5 (-) |
94 | 159 (+5) | 181 (+6) | 23 (+2) | 30 (-) |
0.246 (↑0.001) | 3.360 (↓0.06) |
6 (-) |
ヤクルト |
18 | 27 | 4 | 0.400 (-) | 7.5 (↑0.5) |
94 | 170 (+3) | 168 (+3) | 35 (+1) | 21 (+1) |
0.236 (↓0.001) | 3.270 (↑0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
30 | 15 | 2 | 0.667 (↓0.015) | - (-) |
96 | 204 (+5) | 109 (+6) | 32 (-) | 35 (+1) |
0.257 (↓0.001) | 2.050 (↓0.07) |
2 (-) |
日本ハム |
27 | 18 | 2 | 0.600 (↑0.009) | 3 (↑1) |
96 | 166 (+6) | 142 (-) | 22 (-) | 45 (-) |
0.245 (↑0.002) | 2.690 (↑0.06) |
3 (-) |
ロッテ |
25 | 18 | 5 | 0.581 (-) | 4 (↑0.5) |
95 | 150 (+3) | 146 (+3) | 24 (+1) | 16 (-) |
0.247 (↓0.001) | 2.770 (↑0.01) |
4 (-) |
ORIX |
20 | 27 | 2 | 0.426 (↑0.013) | 11 (↑1) |
94 | 153 (+8) | 166 (+2) | 17 (-) | 19 (-) |
0.243 (↑0.001) | 3.030 (↑0.04) |
4 (-) |
楽天 |
20 | 27 | 1 | 0.426 (↑0.013) | 11 (↑1) |
95 | 152 (+6) | 208 (+5) | 16 (+1) | 33 (-) |
0.236 (-) | 4.070 (↓0.02) |
6 (-) |
西武 |
17 | 31 | 0 | 0.354 (↑0.014) | 14.5 (↑1) |
95 | 122 (+3) | 170 (-) | 23 (-) | 23 (-) |
0.213 (↑0.002) | 3.110 (↑0.07) |
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