中日(☆3対0★)西武 =交流戦1回戦(2024.05.28)・バンテリンドーム=
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西武
0000000000410
中日
00210000X3501
勝利投手:髙橋 宏斗(2勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(0勝1敗15S))
敗戦投手:今井 達也(3勝2敗0S)

本塁打
【中日】ディカーソン(2号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日が3連勝。中日は3回裏、相手失策の間に先制点を挙げ、さらに田中のスクイズで加点する。続く4回にはディカーソンのソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・高橋宏が8回途中無失点の力投で今季2勝目。敗れた西武は、打線が散発の4安打と振るわなかった。

◆中日中田翔内野手(35)が出場選手登録された。1軍の試合前練習に姿を見せ、守備練習、フリー打撃にも通常通りに参加し、柵越えも披露。練習中には大阪桐蔭の先輩でもある西武中村剛也内野手(40)らとも談笑した。16日の出場登録抹消後にリフレッシュを兼ね、金髪から黒髪に戻していたが、この日は赤銅色に近い金髪で再始動した。中田は15日阪神戦の走塁中に右太もも裏の軽い肉離れを起こし、16日に出場登録を抹消。2軍で治療を含めて再調整し、26日ウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ)で実戦復帰した。守備ではダイビングキャッチを見せ、打撃では3打数1安打1打点。「何の問題もなく打席に立てた。(守備で)とっさの動きを違和感なくできたのは自分にとってすごく収穫。内野ゴロもしっかり走れた。(1軍合流には)全然問題ない」と話していた。

◆西武渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM、58)が、監督代行として11年ぶりにユニホームに袖を通した。松井稼頭央監督(48)の休養が決まり、交流戦開幕となる試合からチームの指揮を執る。午後2時過ぎに球場入りし、午後3時半過ぎに三塁側のベンチへ姿を見せた。午後3時50分頃、グラウンドに足を踏み入れ、選手たちが打撃練習を行う打撃ケージの後ろに立ち、コーチや関係者らと会話を交わすなど、時折笑顔も見せた。

◆中日中田翔内野手(35)が出場選手登録され、スタメン「6番一塁」で戦列復帰した。中田は15日阪神戦の走塁中に右太もも裏の軽い肉離れを起こし、16日に出場登録を抹消された。26日のウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ)で実戦復帰し、3打数1安打1打点の成績で、この日の試合前練習から1軍に合流した。出場登録抹消後に金髪から黒髪に戻していたが、この日は赤銅色に近い金髪で再始動。6番起用は中日移籍後初になる。

◆西武が、渡辺久信GM(58)監督代行のもと、再スタートする。松井稼頭央監督(48)の休養が決まり、同GMが交流戦開幕となる試合からチームを指揮する。試合前のミーティングでは「戦う姿勢、ファイティングポーズを見せていこう」、「9月にヤマが来るので、それまでにしっかり勝負できる位置まで上げていくために、みんなの力が必要。力を合わせて、今日からやっていこう」などと話し、選手たちを鼓舞した。

◆西武の元監督で、中日でも2軍監督やコーチを務めた辻発彦氏(65)が始球式を行った。背番号「85」の中日のユニホームを着用してマウンドへ。投じたボールはストライクとなり、捕手のミットに収まった。試合前には松井稼頭央監督(48)に代わって、この日から監督代行として西武を指揮する渡辺久信GM(58)とも談笑。「交流戦をきっかけに勢いがついていけば」とエールを送った。この日先発は中日が高橋宏斗投手(21)、西武は今井達也投手(26)。「両チームとも素晴らしい投手が投げるので、すごい投手戦になると思います。緊張感のある試合を期待しています」と話した。

◆渡辺久信GM(58)が監督代行に就任し、再スタートを切った西武だったが、仕切り直しの一戦で勝利をつかむことはできなかった。3回に守備の乱れから先制点を奪われると、打線は中日投手陣の継投の前に4安打の無得点。松井稼頭央監督(48)の休養が決まり、同GMが交流戦開幕戦からチームを指揮したが、流れを変えることはできなかった。

◆中日立浪和義監督(54)が、26日に休養した西武松井稼頭央監督(48)について言及した。松井監督は母校・PL学園(大阪)の後輩。1年遅れで監督に就任した後輩指揮官とは昨季、交流戦やオープン戦で戦った。だが、今年の交流戦で、再会はならなかった。先輩指揮官は「自分も1年目、2年目に(松井監督に)近いような成績でずっとやらしてもらっていたけども、その時の苦しさであったり、少し似たところもある。今年の開幕から西武が結構負けていのは知っていたし、非常に苦しいだろうなと思っていた。2カ月で休養というニュースを聞いてびっくりした」と明かした。「ただ、これは12球団で監督をやってる方は全てだと思う。どこでどうなるか、これはわからない。勝敗の責任は当然、監督にあるわけだから人ごととは思えない。気持ちを整理するのは大変だと思うが、まだまだチャンスがある監督だと思う」と、これからに期待を寄せた。

◆中日高橋宏斗投手(21)が8回途中4安打無失点で2勝目を挙げた。2、7回は先頭打者に安打で出塁を許すも、後続を断った。昨年の交流戦から4戦3勝で、防御率0・00も継続。3回無死二塁では投前犠打で相手の野選を誘い、先制につなげた。8回に清水の救援を仰いだこともあり「清水さんに助けられた。交流戦の初戦、カード頭で自分の役割は全うできた」と胸を張った。チームは今季3度目の3連勝で借金を1に減らした。

◆西武渡辺久信GM(58)は監督代行として挑んだ初戦で勝利をつかむことはできなかった。松井稼頭央監督(48)の休養が決まり、同GMが「日本生命セ・パ交流戦2024」の開幕戦からチームを指揮。再スタートを切ったが、3回に守備の乱れから先制点を奪われると、打線は中日投手陣の継投の前に散発4安打の無得点。流れを変えることはできず、ビジター11連敗となった。西武渡辺GMは勝負師になっていた。監督代行初戦は黒星。最後に指揮した13年以来、11年ぶりにユニホームを着用した特別な一戦に敗れ「なんとかね、勝てればよかったけど」と悔しそうな表情を浮かべた。「緊張しましたよ」とも打ち明けた。試合前こそ笑顔も多かったが、勝負に敗れた後は硬い表情だった。渡辺カラーがにじみ出た。今季指名打者で32試合に先発している中村剛を、14年5月以来となる一塁の守備に就かせて4番で起用。「守らなきゃダメだって言っといたから。おかわりに」。渡辺監督の下、優勝、日本一に輝いた08年、25歳の若獅子は三塁を中心に143試合に出場した。大ベテランとなった今、師弟関係のメッセージが詰まっていた。試合後、中村剛は「なにもないですよ」と語らなかったが、同GMは「セ・リーグのチームとの戦いになれば当然DHがないわけだから」。起用に応え、中村剛は2回先頭で二塁打。得点にはならずも、チャンスをつくった。松井監督の電撃休養発表から2日。選手たち、それぞれが思いを抱いている。主将の源田は「あの日は戸惑いもあった選手もいると思いますけど、やることは変わらないですし、ちゃんとやっていこうということで、前向きに今日はいきました」と1戦に集中した。だが、中日投手陣の前に散発4安打の0封負け。敵地では11連敗となった。新外国人コルデロは再昇格即7番左翼で出たが、3打数無安打。守備では3回先頭で岡林の当たりをそらし二塁打に。先制の失点につなげてしまった。守備の乱れ、得点力不足。指揮官が代わっても、課題は簡単には解消されない。渡辺GMは「はっきり言って、もう下から追っかけるしかないわけだから。ファイティングポーズを取っていかないとウチはね、そうしていかないといけない」と訴えた。残り97試合。懸命に取り組んでいく。【山崎純一】

◆西武は休養が発表された松井監督に代わって、監督代行を兼任することが決まった渡辺久信ゼネラルマネジャー(58、GM)が、レギュラーシーズンでは2013年10月8日のロッテ戦以来、11年ぶりに指揮を執った。練習前にバンテリンドームで行われたミーティングで、渡辺監督代行は「今日から交流戦が始まる。この交流戦は今までになく非常に大事になる。戦う姿勢、ファイティングポーズを見せていこう」と鼓舞した。チームは15勝30敗で最下位に低迷するが、打線が奮起して2連勝中。目先の目標に掲げるクライマックスシリーズ(CS)出場圏内となる3位へ向け、巻き返しを図る指揮官は「ここ2試合はいい戦いをしている。9月にヤマが来るのでそれまでにしっかり勝負できる位置まで上げていくために力を合わせて、今日からやっていこう」と呼びかけた。試合では今季から加入し、この日再昇格したコルデロを「7番・左翼」で先発させると、40歳のベテラン・中村剛を10年ぶりに一塁で起用し、4番に置いた。試合前には飯田本部長が取材に応じ「厳しいチーム状況がずっと続いていて、これからどうしたらいいか、球団で何回も検討を重ねて、こういう結論になった」と今回の監督交代に至った経緯を説明。渡辺GMが監督代行を務めることになったことに「あとをやるのは(渡辺)GMしかいない。みんなの総意です」と語った。再出発を誓って臨んだ交流戦の開幕戦。先発の今井が打ち込まれ、四回を終えて0―3と劣勢に立たされている。

◆中日が3試合連続無失点で3連勝。高橋宏は7回1/3を4安打に封じて2勝目、マルティネスが15セーブ目を挙げた。打線は三回に田中のスクイズなどで2点を先行し、四回はディカーソンの本塁打で加点。西武は攻守で精彩を欠いた。

◆レギュラーシーズンでは2013年10月8日のロッテ戦以来、3885日ぶりの指揮。監督代行に就任した西武・渡辺久信ゼネラルマネジャー(58)は、初陣を飾れなかった。「(久々の指揮で)緊張しました。やっぱりミスが出てしまったところが大きな部分だった」。リーグワーストの得点力アップのため、この日再昇格したコルデロを「7番・左翼」、40歳のベテラン、中村剛を10年ぶりに一塁で起用し、4番に置くテコ入れも実らなかった。0―0の三回先頭でコルデロが岡林の左前打を後逸してピンチを招くと、高橋宏の犠打を先発の今井が三塁悪送球。ミスが相次いで、この回2点の先制を許した。最下位低迷の責任を取って、交流戦開幕前に松井監督が休養。渡辺監督代行は、試合前のミーティングで「戦う姿勢、ファイティングポーズを見せていこう」とナインに呼び掛けたが、今季5度目の零敗で再び借金16となった。残り97試合。まだ、浮上への時間は残されている。(石井孝尚)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
DeNA
100 1.000- 176100 0.3751.350
1
ソフトバンク
100 1.0000 172010 0.2350.000
1
広島
100 1.0000 172101 0.1541.000
1
ロッテ
100 1.0000 175320 0.4585.400
1
中日
100 1.0000 173010 0.1850.000
6
巨人
010 0.0001 170201 0.1152.000
6
ORIX
010 0.0001 171200 0.2582.250
6
楽天
010 0.0001 171600 0.1439.000
6
ヤクルト
010 0.0001 173520 0.3339.000
6
西武
010 0.0001 170300 0.1331.130

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
広島
23174 0.575
(↑0.011)
-
(↓0.5)
99132
(+2)
107
(+1)
20
(-)
25
(+1)
0.240
(↓0.002)
2.290
(↑0.03)
2
(1↓)
阪神
25194 0.568
(-)
0
(-)
95149
(-)
128
(-)
23
(-)
15
(-)
0.223
(-)
2.170
(-)
3
(-)
巨人
23224 0.511
(↓0.012)
2.5
(↓0.5)
94113
(-)
120
(+2)
21
(-)
26
(+1)
0.227
(↓0.002)
2.300
(-)
4
(-)
中日
21225 0.488
(↑0.012)
3.5
(↑0.5)
95129
(+3)
148
(-)
21
(+1)
13
(-)
0.239
(↓0.001)
2.780
(↑0.05)
5
(-)
DeNA
22241 0.478
(↑0.011)
4
(↑0.5)
96154
(+6)
171
(+1)
21
(-)
30
(-)
0.246
(↑0.002)
3.290
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
18272 0.400
(↓0.009)
7.5
(↓0.5)
96164
(+3)
162
(+5)
34
(+2)
20
(-)
0.239
(↑0.002)
3.320
(↓0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
30132 0.698
(↑0.008)
-
(-)
98199
(+2)
102
(-)
32
(+1)
34
(-)
0.261
(-)
2.010
(↑0.05)
2
(1↑)
ロッテ
25183 0.581
(↑0.01)
5
(-)
97144
(+5)
140
(+3)
23
(+2)
16
(-)
0.246
(↑0.004)
2.800
(↓0.04)
2
(-)
日本ハム
25182 0.581
(-)
5
(↓0.5)
98152
(-)
140
(-)
21
(-)
44
(-)
0.240
(-)
2.760
(-)
4
(-)
ORIX
19262 0.422
(↓0.01)
12
(↓1)
96145
(+1)
150
(+2)
17
(-)
19
(-)
0.244
(-)
2.820
(↑0.02)
5
(-)
楽天
18271 0.400
(↓0.009)
13
(↓1)
97142
(+1)
203
(+6)
14
(-)
31
(-)
0.235
(↓0.001)
4.140
(↓0.07)
6
(-)
西武
15310 0.326
(↓0.007)
16.5
(↓1)
97118
(-)
170
(+3)
23
(-)
23
(-)
0.212
(↓0.002)
3.250
(↑0.04)