広島(☆2対1★)オリックス =交流戦1回戦(2024.05.28)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ORIX
0001000001800
広島
20000000X2400
勝利投手:床田 寛樹(6勝2敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗15S))
敗戦投手:エスピノーザ(4勝3敗0S)
  DAZN
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◆広島が接戦を制して4連勝。広島は初回、末包の適時打で2点を先制する。投げては、先発・床田が7回1失点の好投。その後は島内、栗林の継投でリードを守り、床田は今季6勝目を挙げた。敗れたオリックスは、打線が相手を上回る8安打を放つも、つながりを欠いた。

◆オリックスが広島に敗れ、今季4度目の3連敗を喫し、借金は今季ワーストの7に膨らんだ。先発エスピノーザは開幕4連勝から3連敗。1回1死から連続四球でピンチを招き、末包の適時打で2点を先制された。2回以降はテンポよくゼロを並べただけに、もったいない立ち上がりだった。床田と初対戦だった打線は2回に2死二塁から8番の宗が左前打を放ったが、三塁コーチャーは本塁突入をストップ。続く来日初打席のエスピノーザは三振に倒れた。4回には1軍復帰即スタメンの頓宮の犠飛で1点差に迫った。ただその後は追いつくことができず、競り負け。交流戦は2年ぶりの黒星スタートとなった。

◆オリックス西川龍馬外野手(29)が昨季まで在籍した広島との初対戦で今季10度目のマルチ安打をマークした。久しぶりのマツダスタジアムに「ちょっと変な感じ。ベンチが違ったり...」と苦笑い。広島ファンからブーイングはなく、声援も受け「久しぶりに緊張した。何かうれしかった。終わるまでふわふわしていました」。同学年の床田から4回に左前打、6回は中前打を放ち「床田から2安打は僕なりに自信になる」と話した。

◆広島がオリックスに競り勝ち、17年以来の交流戦初戦白星発進となった。1回に末包の2点適時打で幸先良く先制。その後は追加点を奪えなかったものの、先発床田が7回8安打されながら1失点。8回以降は島内、栗林のリレーで逃げ切った。今季3度目の4連勝で、今季初の首位に浮上した。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-立ち上がりの1回に末包がうまく打った新井監督 追い込まれながら、ストライクからボールになるカーブだったんですけど、よく対応しましたね。ナイスバッティングでした。-先発床田投手は8安打も1失点と粘った新井監督 粘り強く投げてくれたと思います。今日も7回まで投げてくれたので、さすがだなと思います。-昨季まで広島に在籍した西川選手と初対戦新井監督 やっぱりいいバッターだなと思いましたね。味方にすると頼りになるバッターなんですけど、相手にするといいバッターだな、嫌だな、怖いなと感じました。(西川)龍馬も元気そうで良かったと思いますし、"次のカードから打つように"と言っておきます。-先発床田の投球については、交流戦初戦の硬さもあったか新井監督 なかなか対戦する機会が少ないから、本人の中でも探りながらというか、大事に行っていたなと思います。ミーティングで頭に入れて準備して行くんだけど、対戦となったら感じるところもあると思うので、大事にピッチングしていたなと見えました。ナイスピッチングでした。-1点リードの8回無死一塁は犠打ではなく、代走と代打の切り札を投入新井監督 あそこも"どんどん行きなさい"とこちらから羽月に言っている。あそこは勝負をかけた結果(盗塁死)。使っているのは自分なので。また次も臆することなく行って欲しい。-手堅く犠打で1死二塁とする策ではなかった新井監督 打つだけで無く、走塁面でも(揺さぶりたかった)。羽月があそこで盗塁を成功すると得点圏になるし、まっちゃん(代打・松山)の技術だったら追い込まれても進塁打を打ってくれるという信頼もあるので、いろいろ考えながら起用しました。-首位に浮上した新井監督 そんなの全然関係ないから。あと何試合残っていると思っているんですか。まだ100試合(99試合)くらい残っているでしょう。そんなの全然、関係ないから、という形で。また明日の一戦をみんなで頑張っていきたい。

◆広島新井貴浩監督(47)が選手に求めた姿勢をナインが実践し、パ・リーグ3連覇中のオリックスに競り勝った。交流戦初戦の白星発進は、ソフトバンクと同率首位となった17年以来7季ぶり。昨年7月27日以来、今季初の首位浮上となった。「ヒットは4本だったけど、各打者の反応を見ても、ミーティング通りにどんどん積極的に行ってくれたので、良かった」2回と4回はわずか6球の早打ちは不発となるも、新井監督は前向きだった。3回まで2盗塁を仕掛け、成功は1つ。1点リードの8回無死一塁では、手堅く犠打で進めずに、代走羽月と代打松山の切り札をダブル起用するも、羽月がけん制に飛び出して盗塁死となった。攻めの姿勢がすべて奏功したわけではないが、「勝負をかけた結果。使っているのは自分。また次も臆することなく行って欲しい」と指揮官は言動で選手の背中を押し続ける。広島にとって、交流戦は鬼門だった。22年まで3季連続で最下位。だが、新井監督1年目の昨季は「小堺一機さんではなく、小島よしおさんでいこう。"何が出るかな"ではなく、"そんなの関係ねぇ"だ」と選手を鼓舞した。受け身にならず、積極性を後押しし、勝率5割で乗り切ってチームは自信をつけた。今季も攻撃的姿勢でパ球団に挑む。今季3度目の4連勝で首位浮上も「そんなの全然、関係ない。また明日の一戦をみんなで頑張っていきたい」と新井監督。交流戦もペナントレースもまだ序盤。ズンズンズンズン...、選手とともに前へ前へと突き進む。【前原淳】

◆オリックス・田嶋大樹投手(27)が先発予定の29日の2回戦に向けてキャッチボールなどで調整した。広島戦は通算4試合に登板し、2勝0敗、防御率0・41と好相性を誇る。今季はここまで6試合の登板で2勝1敗、同2・97。「相手打線がどうというより、バッター1人1人に対して自分のピッチングをするだけ。マツダスタジアムは特に悪い印象はないですし、いつも通り投げられたら」と気合を入れた。

◆昨オフにFAで広島から移籍したオリックス・西川龍馬外野手(29)が古巣との対戦でマルチ安打と躍動した。まずは0-2の四回1死一塁で先発・床田の外角直球を左前にはじき返して好機を演出。頓宮の中犠飛につなげた。1―2の六回1死ではカーブをとらえて中前へ。2試合ぶりのマルチ安打で存在感を放ったが、得点にはつながらなかった。試合前から広島ファンに歓迎の拍手や声援を送られた西川は「元気な姿を見せれるように頑張りたい」と語っていた。

◆広島が昨季パ・リーグ王者オリックスとの接戦を制し、日本ハム戦(甲子園)が天候不良で試合中止となった阪神を勝率で上回り、トップに立った。単独首位は昨年7月以来。一回2死二、三塁で末包昇大外野手(28)が右前へ2点打を放って先制した。投げては床田寛樹投手(29)が8安打されながら7回1失点と粘り、ハーラー単独トップの6勝目を挙げた。八回は島内颯太郎投手(27)、九回は栗林良吏投手(27)がそれぞれ1回を無失点に抑えた。チームは連勝を「4」に伸ばし、貯金を今季最多の「6」とした。

◆オリックスは広島に競り負け、交流戦黒星発進。3連敗で今季ワーストの借金7となった。先発のエスピノーザは一回に連続四球からピンチを招き、末包の2点打で先制を許した。打線は四回にこの日昇格したばかりの頓宮の中犠飛で1点を返したが、追加点を奪えず。オフに広島からFAで移籍した西川が古巣相手に2安打と存在感を放ったが、勝利につながらなかった。チームは2019年6月21日から続いていたマツダでの連勝が6でストップした。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
DeNA
100 1.000- 176100 0.3751.350
1
ソフトバンク
100 1.0000 172010 0.2350.000
1
広島
100 1.0000 172101 0.1541.000
1
ロッテ
100 1.0000 175320 0.4585.400
1
中日
100 1.0000 173010 0.1850.000
6
巨人
010 0.0001 170201 0.1152.000
6
ORIX
010 0.0001 171200 0.2582.250
6
楽天
010 0.0001 171600 0.1439.000
6
ヤクルト
010 0.0001 173520 0.3339.000
6
西武
010 0.0001 170300 0.1331.130

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
広島
23174 0.575
(↑0.011)
-
(↓0.5)
99132
(+2)
107
(+1)
20
(-)
25
(+1)
0.240
(↓0.002)
2.290
(↑0.03)
2
(1↓)
阪神
25194 0.568
(-)
0
(-)
95149
(-)
128
(-)
23
(-)
15
(-)
0.223
(-)
2.170
(-)
3
(-)
巨人
23224 0.511
(↓0.012)
2.5
(↓0.5)
94113
(-)
120
(+2)
21
(-)
26
(+1)
0.227
(↓0.002)
2.300
(-)
4
(-)
中日
21225 0.488
(↑0.012)
3.5
(↑0.5)
95129
(+3)
148
(-)
21
(+1)
13
(-)
0.239
(↓0.001)
2.780
(↑0.05)
5
(-)
DeNA
22241 0.478
(↑0.011)
4
(↑0.5)
96154
(+6)
171
(+1)
21
(-)
30
(-)
0.246
(↑0.002)
3.290
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
18272 0.400
(↓0.009)
7.5
(↓0.5)
96164
(+3)
162
(+5)
34
(+2)
20
(-)
0.239
(↑0.002)
3.320
(↓0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
30132 0.698
(↑0.008)
-
(-)
98199
(+2)
102
(-)
32
(+1)
34
(-)
0.261
(-)
2.010
(↑0.05)
2
(1↑)
ロッテ
25183 0.581
(↑0.01)
5
(-)
97144
(+5)
140
(+3)
23
(+2)
16
(-)
0.246
(↑0.004)
2.800
(↓0.04)
2
(-)
日本ハム
25182 0.581
(-)
5
(↓0.5)
98152
(-)
140
(-)
21
(-)
44
(-)
0.240
(-)
2.760
(-)
4
(-)
ORIX
19262 0.422
(↓0.01)
12
(↓1)
96145
(+1)
150
(+2)
17
(-)
19
(-)
0.244
(-)
2.820
(↑0.02)
5
(-)
楽天
18271 0.400
(↓0.009)
13
(↓1)
97142
(+1)
203
(+6)
14
(-)
31
(-)
0.235
(↓0.001)
4.140
(↓0.07)
6
(-)
西武
15310 0.326
(↓0.007)
16.5
(↓1)
97118
(-)
170
(+3)
23
(-)
23
(-)
0.212
(↓0.002)
3.250
(↑0.04)