ロッテ(☆7対1★)ソフトバンク =リーグ戦9回戦(2024.05.26)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
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勝利投手:中村 稔弥(1勝0敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝2敗7S))
敗戦投手:スチュワート・ジュニア(1勝2敗0S)
  DAZN
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◆ロッテが連勝を8に伸ばした。ロッテは3回裏、1死満塁からソトの適時打で2点を先制する。その後1点差に迫られるも、8回には高部の適時打などで一挙5点を加え、相手を突き放した。投げては、2番手・中村稔が3回無失点で今季初勝利。敗れたソフトバンクは、打線が振るわなかった。

◆ソフトバンク山川穂高が日曜日に1発を打てるか。ここまで12本塁打しているが、曜日別の本数は月曜2本、火曜2本、水曜2本、木曜1本、金曜3本、土曜2本、日曜0本。日曜日は7試合に出場して24打数5安打、打率2割8厘で、本塁打がまだ出ていない。西武時代は日曜日に最多の46本を打っていただけに、そろそろソフトバンクでも日曜日の1発が欲しい。

◆ソフトバンクが今季初の同一カード3連敗を喫した。ロッテ岩下の先発から始まったブルペンデーで打線が沈黙。0-2の7回は3四球をもらって無死満塁という絶好機を迎えたが、甲斐の代打の中村晃が痛恨の投ゴロ併殺。2死二、三塁と状況は変わり、最後は9番三森が遊ゴロに倒れた。8回2死一塁で4番山川が右中間に適時打を放ったが、反撃はここまで。山川が打点を挙げた試合は19勝1分だったが、不敗神話も途絶えた。前カードの楽天戦では2試合で計35安打33得点を挙げたが、今カードは一転急ブレーキ。3連敗は今季2度目。29勝13敗(2分け)で2位日本ハムとの4・5ゲーム差は変わらず。貯金16で28日からの交流戦に向かう。

◆ロッテは首位ソフトバンクに3連勝を収めた。ソフトバンクは同一カード3連敗したのは今季初めて。ロッテは14日から2つの引き分けを挟み、8連勝となった。ブルペンデーのため、岩下大輝投手(27)が先発。四球を出したが、初回を危なげなく無安打無失点で抑えた。「ヒヤッとしましたが、0で抑えられて良かったです」と振り返った。3回に2死満塁からネフタリ・ソト内野手(35)の2点適時打で先制した。ピンチは7回に訪れた。この回からマウンドに上がった沢村拓一投手(36)が3連続四球で無死満塁。代わった鈴木昭汰投手(25)が、投-捕-一の併殺打、後続も遊ゴロに打ち取り無失点で大ピンチを切り抜けた。8回には1点返され、なおも2死満塁のピンチでマウンドに上がった守護神・益田直也投手(34)が三振で切り抜けた。回またぎでそのまま試合を締め、計8人の投手が継投しソフトバンク打線を抑えた。

◆交流戦突入直前だったのが、救いか。ソフトバンクが今季初の同一カード3連敗を喫した。ロッテの岩下から始まったブルペンデーで、打線が沈黙。前カードの楽天戦では2試合で計35安打33得点を挙げたが、今カードは3試合で計14安打2得点と急ブレーキだ。それでも、試合後の小久保裕紀監督(52)は冷静だった。小久保監督 まぁ長いシーズンではこんなこともあるし、ある意味これで交流戦に入るので、なんかいいですよ、逆に。このままパ・リーグやったらなんかちょっと、なんかなと思いますけど。(交流戦は)全然雰囲気が変わるし、全く別ものの野球になるのでね。超強力打線が鳴りを潜めた。0-2の7回。3四球をもらって無死満塁という絶好機を迎えたが、代打の中村晃が「投-捕-一」とわたる痛恨の投ゴロ併殺。1点も奪えず2死二、三塁と状況は変わり、9番三森が遊ゴロ。3試合ぶりの勝利を期待した幕張のタカ党からは、ため息がもれた。8回2死一塁、4番山川の適時打で25イニングぶりに得点も、反撃はここまで。2死満塁で川村が見逃し三振。直後に救援陣が決定的な5点を失った。山川が打点を挙げた試合は今季ここまで19勝1分だったが、不敗神話は途絶えた。2位の日本ハムも敗れ、4・5ゲーム差は変わらなかった。3連敗は今季2度目。29勝13敗(2分け)の貯金16で交流戦に向かう。最初のカードは東京ドームに乗り込んでの巨人3連戦だ。小久保監督は「セ・リーグ(球場で)スタートやし(打線に)ピッチャーが入る。切り替えるというほどではないけど、勝手に雰囲気は変わるから。それをよしとしましょう」と次戦を見据えた。セとの戦いで流れを変え、12球団最速30勝を決める。【只松憲】

◆ソフトバンク先発のカーター・スチュワート投手(24)も連敗を止められなかった。5回105球を投げ、4安打2失点。3回1死満塁からソトに先制の2点適時打を許した。「ソト選手に打たれてしまったタイムリー以外は、粘り強く投げることができたと思います」と話したが、3人で抑えたのは4回だけ。連敗阻止へ「攻め」の投球を誓いながらの苦しい投球内容に「四球が多く、球数が多くなってしまったのは反省」と唇をかんだ。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)の「不敗神話」が崩れた。2点を追う8回2死一塁から右中間フェンス直撃の適時打。今季は山川が打点を挙げた試合は19勝(1分け)だったが、この日は勝利につながらず。「毎打席、必死にやっていますし、それによって結果が出る、出ないは長いシーズンあると思う。切り替えてやっていきたい」。28日から交流戦がスタート。「交流戦は難しい部分もあるが、僕は自分の打席をしっかりやるだけ」と気持ちを切り替えた。

◆ロッテが、今季1度も同一カード3連敗のなかった首位ソフトバンクから3連勝を収めた。14日から2つの引き分けを挟んで8連勝となった。計8人の投手で試合を作ったブルペンデー。吉井理人監督(59)は「きょうのキーは左ピッチャーだった。3人本当によく頑張ってくれた」と無失点投球をした中村稔、坂本、鈴木をたたえた。1点差に迫られた直後の8回には打線がつながり一挙5得点と点差を広げた。指揮官は「ブルペンデーだったのでもっと点を取れる場面があったから取りたかったんですけど、流れが悪かったのであそこで一気に点を取ってくれて良かった」と振り返った。28日から、ヤクルト戦を皮切りに交流戦がスタートする。「できることしかできない。今やれることをしっかりやっていきたい」と意気込んだ。

◆ロッテは2回から2番手で登板した中村稔弥投手(27)が3回無失点に抑え、流れを渡さなかった。「低めに丁寧に投げられたのでよかった」と振り返った。吉井理人監督(59)も「今日のMVPの1人です。ブルペンデーだったので左の3人がホントによく頑張ってくれた」とたたえた。チームはこの日、通常の白ストライプとは異なる、灰色のネオクラシックユニホームを着用。ここまでネオクラシックユニ着用日は5戦全勝中。中村稔は「チームのために無失点で抑えて、勝ちにつながるピッチングをしていきたい。これからも全勝します!」と宣言した。

◆ロッテ吉井理人監督(59)の采配で首位ソフトバンクに3連勝。引き分けを挟み8連勝になった。采配がズバリ、はまった。この日はブルペンデーで、中継ぎ投手8人で試合を作った。指揮官は「上位打線のところに左ピッチャーを当てようと思っていたので、キーは左ピッチャーだった。左の3人が本当によく頑張ってくれた」と無失点投球をした中村稔弥、坂本光士郎、鈴木昭汰の左腕3人衆をたたえた。左投手の3人目、鈴木は2点リードの7回無死満塁のピンチでも「1点はOKとか1点もやれないとか考えると苦しくなるので、目の前の打者を1人1人抑えていこう」と強気でマウンドに上がった。ソフトバンク中村晃のゴロに素早く反応し、1-2-3の併殺打に打ち取った。「よく(ゴロを)捕ったなって感じです」と笑顔で自画自賛。続く三森を遊ゴロに仕留め火消しに成功すると力強く拳を握った。「自分が出したランナーじゃなかったので、いつもより余計に抑えたかった」と頼もしかった。12日の日本ハム戦では9回無死満塁の場面でマウンドに上がりサヨナラ負けを喫した。「2回目は絶対、抑えてやると思っていきました」。あの日の悔しさがこの日は笑顔に変わった。交流戦に向け勢いづいた。「今日は本当にみんなでつないできた。この勝ちはチームとしてもすごく大きい。この流れを交流戦にそのままぶつけていきたい」。心強い投手陣が連勝を支えている。【星夏穂】

◆ロッテは首位ソフトバンクに3連勝を収めた。1点差に迫られた8回の2死満塁の場面でマウンドに上がった益田直也投手(34)は「つないでもらっていたので、ちゃんと抑えて勝てるようにと思って投げました」とソフトバンク川村を3球三振に仕留めた。回またぎで9回にもマウンドへ上がり、3人で試合を締めた。「ここまでしょうもないピッチングしていたので、ここからまた盛り返せるようにと思って頑張っていきます」と意気込んだ。お立ち台の最後には「明日からまた仕事があると思うので、火曜日からまた応援よろしくお願いします」とファンを気遣う一面も見せた。

◆今季初のブルペンデーにロッテ・岩下大輝投手(27)が先発し、1回無安打1四球で無失点に抑えた。役目を果たし「ヒヤッとしましたが、0で抑えられて良かったです。あとは、全力で応援します」とうなずいた。同じくブルペンデーだった昨年5月21日の楽天戦以来となる先発マウンド。先頭の周東を一ゴロに抑えると、今宮は空振り三振、柳田には四球を出し、山川には大きな当たりを打たれたがスタンド手前で中堅手・岡が捕球。無事に強力打線を封じた。2021年までは先発を担っていた岩下は昨季途中に国指定の難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」を患い、昨年10月に手術を受けたが、今季は4月25日のソフトバンク戦で1軍復帰。力強い直球を軸に救援で試合前時点で8試合に登板し2勝0敗、防御率1・23と安定した成績を残していた。

◆渾身の9球だった。ロッテ・鈴木昭汰投手(25)が七回無死満塁から登板。代打・中村晃を投ゴロ併殺、三森を遊ゴロに抑えて無失点でピンチを切り抜けた。ブルペンデーで岩下からつないだ継投。七回は5番手の沢村が3者連続の四球でピンチとなった。そこで試合前時点で18試合に登板し、防御率0・00の鈴木がマウンドへ。150キロを超える直球を軸にソフトバンク打線を抑えると、右拳を握ってガッツポーズをみせた。チームは引き分けを挟んで7連勝中。三回のソトのタイムリーで七回まで2点をリードしており、8連勝となれば、2020年以来4年ぶりとなる。

◆ロッテは2020年6月以来4年ぶりとなる引き分けを挟んだ8連勝を達成した。この日はブルペンデーで、先発の岩下から8人の救援陣で2失点に抑えて勝利に導いた。最大のハイライトは2点差の七回。5番手・沢村が3者連続の四球を許して無死満塁とすると、今季18試合で防御率0・00の鈴木にスイッチ。すると、150キロを超える直球を軸に代打・中村晃を投ゴロ併殺、三森を遊ゴロに抑えて、9球でピンチを切り抜けた。八回にも2死から国吉が1点を失い、なお満塁のピンチを背負うと益田に交代。通算224セーブを誇る右腕が、川村を3球三振で切り抜けた。その裏の八回の攻撃では打線が6安打するなどして一挙5得点を奪取。最終的には投打がかみ合って、首位・ソフトバンクに対して同一カード3連勝を記録した。

◆ロッテの益田が1回?を完璧に封じ、7セーブ目を挙げた。2―1の八回2死満塁で登板。川村を3球勝負の内角直球で見逃し三振に仕留め、その裏に味方が5得点と大量援護を呼んだ。九回も三者凡退で締め「つないでもらっていたので、ちゃんと抑えて勝てるようにと思っていた」と息をついた。四つ以上のアウトを奪ったのは6年ぶり。開幕直後は不安定な投球が続いたが、4試合連続無失点と復調してきた。「しょうもない投球が続いていたので、盛り返せるよう頑張っていく」と気合を入れた。(共同)

◆グラブを力強くたたき、雄たけびをあげた。ロッテ・鈴木昭汰投手(25)が2―0の七回無死満塁から登板。絶体絶命のピンチを無失点で切り抜け、チームを2020年6月20-28日以来4年ぶりの8連勝(2分けを挟む)に導いた。「興奮してあまり覚えていないのですが、何が何でも抑えて帰ってこようと思っていた。絶対に甘い球が行かないように何回も念じながら投げました」渾身(こんしん)の9球だった。今季初のブルペンデーで、岩下から始まった継投リレー。七回は沢村が先頭から3者連続四球でピンチを招くと、鈴木がマウンドへ。「1点はOKとか1点もやれないと考えると苦しくなる。目の前の打者を一人一人抑えていこう」と気合を入れると、代打・中村晃を2球で投ゴロ併殺、三森は遊ゴロに仕留めた。4年目の今季は19試合に登板し、防御率0・00。急成長を遂げる鈴木の帽子のつばやグラブには座右の銘「不動心」が記されている。何事にも動じない精神という意味。そのメンタルを学ぼうと、このオフは松井裕樹(パドレス)に弟子入り。救援投手の極意を助言され「今の投球の自信につながっている」。いつもと変わらぬ心構えが、好救援につながった。チームは首位・ソフトバンクに今季初の同一カード3連勝。28日のヤクルト戦(神宮)からは交流戦がスタートする。飛ぶ鳥を落とす勢いで、5ゲーム差の3位から猛追する。(森祥太郎)

◆守護神が頼もしかった。益田が2-1の八回2死満塁から登板。一打逆転のピンチで、川村を3球三振に仕留めた。イニングをまたいで九回も3者凡退に抑え、今季7セーブ目。開幕直後は調子が上がらず、一度抹消されて再調整することもあった右腕は「ここまでしょうもない投球をしているので、盛り返せるように頑張っていきます」と力強かった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
29132 0.690
(↓0.017)
-
(-)
99197
(+1)
102
(+7)
31
(-)
34
(-)
0.261
(↓0.002)
2.060
(↓0.1)
2
(-)
日本ハム
25182 0.581
(↓0.014)
4.5
(-)
98152
(+2)
140
(+3)
21
(-)
44
(+4)
0.240
(↓0.001)
2.760
(↓0.01)
3
(-)
ロッテ
24183 0.571
(↑0.01)
5
(↑1)
98139
(+7)
137
(+1)
21
(-)
16
(+1)
0.242
(↑0.001
2.760
(↑0.04)
4
(-)
ORIX
19252 0.432
(↓0.01)
11
(-)
97144
(+2)
148
(+5)
17
(+1)
19
(+1)
0.244
(↓0.001)
2.840
(↓0.06)
5
(-)
楽天
18261 0.409
(↑0.014)
12
(↑1)
98141
(+3)
197
(+2)
14
(-)
31
(+1)
0.236
(↓0.002)
4.070
(↑0.04)
6
(-)
西武
15300 0.333
(↑0.015)
15.5
(↑1)
98118
(+5)
167
(+2)
23
(+1)
23
(-)
0.214
(↑0.001)
3.290
(↑0.03)