DeNA(★2対4☆)広島 =リーグ戦11回戦(2024.05.26)・横浜スタジアム=
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広島
2001000104810
DeNA
10010000021121
勝利投手:アドゥワ 誠(5勝1敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗14S))
敗戦投手:大貫 晋一(2勝6敗0S)

本塁打
【DeNA】蝦名 達夫(2号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆広島は初回、野間の適時打などで2点を先制する。その後は、4回表に秋山の犠飛、8回には石原の適時打で追加点を挙げた。投げては、先発・アドゥワが6回2失点の好投で今季5勝目。敗れたDeNAは、打線が11安打で2得点とつながりを欠いた。なお、この試合で広島・栗林が通算100セーブを達成した。

◆DeNAタイラー・オースティン内野手(32)が1軍の試合前練習に姿を見せた。「ダイジョウブ」と日本語で話しながら、チームメートとウオーミングアップを行った。オースティンは前日の同戦の1点リードの6回2死二塁、広島菊池のフライを一塁カメラマン席に背中から飛び込みながらスーパーキャッチ。無失点に切り抜けたものの、すぐに立ち上がれず、チームメートが急いで駆けつけた。自ら立ち上がり、腕を気にするそぶりを見せながらも歩いてベンチ裏に下がっていった。直後の攻撃で代打・森敬がコールされ、交代となった。三浦大輔監督(50)は試合後「左手首を痛めて、本人もどうなったか覚えてないと。明日の状態を見てからになると思います」と説明した。オースティンは17日中日戦(横浜)で右太もも裏の肉離れから約1カ月ぶりに1軍復帰し、23日ヤクルト戦(神宮)では4番で3安打1本塁打3打点と存在感を見せていた。

◆DeNA蝦名達夫外野手(26)が、反撃の初球先頭打者アーチを決めた。先発・大貫が2点を先制された直後の1回先頭、広島アドゥワの初球144キロ直球を振り切った。ライナー性で左翼席最前部に飛び込む2号ソロ。自身初の先頭打者アーチで反撃ののろしを上げた。前日の同戦では2回に左前適時打で6試合連続安打とするも、以降は4打席連続三振。5時間16分、延長12回の長期戦の終盤に貢献できずにチームは敗戦した。蝦名は「2点ビハインドの状況でストライクを取りにきたボールは積極的に行こうと決めていました。一振りで捉えることができよかったです」と振り返った。

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◆DeNA宮崎敏郎内野手(35)がアクシデントに見舞われた。1点を追う3回2死二塁、広島アドゥワの抜けたボールが迫ってきた。グリップエンド付近を直撃し、宮崎はその場で倒れ込んだ。コーチらが駆け寄った。打球はアドゥワが一塁に転送後、プレーはストップ。主審は「バットに当たってインプレー、打者アウトとします」と説明した。場内は騒然とし、三浦監督は死球かどうかのリクエストを要求。しかし、判定は覆らずに投ゴロでチャンスを逃す形となった。

◆広島栗林良吏投手(27)が通算100セーブを達成した。プロ野球36人目。広島では大野豊、佐々岡真司、永川勝浩、中崎翔太に次ぎ5人目。日本人では馬原孝浩(ソフトバンク)と並ぶ最速タイの178試合目で到達した。25日は同点の場面でリリーフし、更新はならなかったが、日本人最速記録を手にした。100セーブ到達の最速記録は以下の通り<1>ギャラード(中日)148試合<2>ペドラザ(ダイエー)162試合<3>クルーン(巨人)168試合<4>林昌勇(ヤクルト)173試合<5>馬原孝浩(ソフトバンク)、栗林良吏(広島)178試合通算100セーブ=栗林(広島) 26日のDeNA11回戦(横浜)で今季14セーブ目を挙げて達成。プロ野球36人目。初セーブは21年3月27日の中日2回戦(マツダスタジアム)。178試合での達成は史上5位タイのスピードで、日本人では08年馬原(ソフトバンク)に並ぶ最速記録。4年目での達成も18年山崎(DeNA)以来7人目の最速タイ。

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◆DeNAが今季初の同一カード3連敗を喫した。2試合連続延長戦で敗れて迎えた3戦目。1回に先発・大貫が広島野間の適時打と野間の本盗で2点を先制された。直後の1回先頭の初球、蝦名が自身初の先頭打者アーチで反撃をスタートした。しかし9イニングのうち、8度の得点圏のチャンスをことごとくつぶし、得点を挙げられず。13残塁で2得点にとどまった。投げては今季12球団最長の5時間16分、延長12回の大熱戦となった前日の同戦で2回を投げた坂本と徳山が連投。しかし8回に登板した徳山は2死三塁から石原に適時二塁打を浴びて追加点を献上。3試合連続で競り負ける結果となった。これで借金3の5位で28日から始まる交流戦を迎えることになった。

◆DeNAは、ことごとくチャンスをつぶし、今季初の同一カード3連敗を喫した。2試合連続延長戦で敗れて迎えた3戦目だったが、9イニングのうち、8度の得点圏のチャンスを逃した。13残塁で2得点止まり。三浦監督は「チャンスを作ったその後が続かなかった。これからまた借金を返していく作業に入ると思います」と借金3の5位で交流戦に突入する。

◆広島栗林良吏投手(27)が通算100セーブを達成した。日本人では馬原孝浩(ソフトバンク)と並ぶ最速タイの178試合目で到達した。DeNAに3連勝した広島は今季最多の貯金「5」とし、首位阪神とのゲーム差を0・5として交流戦に臨むことになった。新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。-アドゥワが6回2失点新井監督 うちの台所事情も厳しい中で、粘ってナイスピッチングだったと思います。-ゾーンで粘って新井監督 ゾーンの中でボールを動かしながら、彼らしいピッチングだったと思います。-つないで最後は栗林新井監督 100セーブって、本当にそれだけでもすごいことだと思うし、それに最速タイということで、本当に素晴らしいと思います。素晴らしいスピードだし、やっぱり27個あるうちの最後のスリーアウトというのは、特にね。セーブシチュエーションでいくわけだから。本当、特別な最後の3アウトだと思う。その中で積み上げてきた100セーブは立派だと思う。でも、まだまだ彼には積み上げていってもらいたいと思います。-田中も攻守でさすが新井監督 久しぶりのスタメンだったと思う。バッティングもそうだし、守備も本当に素晴らしかった。攻守ともに頼りになるベテランです。素晴らしい活躍だったと思います。-序盤は足を絡めて新井監督 そうだね。うちの特徴でもあるし、また最後もう1点欲しいところで、あそこも羽月が、しびれる場面でよくスタート切ってくれたし、貴重な追加点になった。今日もうちらしい全員野球で、いい野球だったと思います。-去年よりいい貯金5で交流戦を迎える新井監督 そこは、あまり数字的なことは考えずに。みんなの頑張りで、いい形で明後日(28日)からの交流戦に入っていける。そこは一端、また仕切り直して、交流戦に臨んでいきたいと思います。

◆広島が足をからめて主導権を握った。1回に野間の本盗などで2点を先制すると、1点リードの8回には代走羽月の二盗で好機をつくり、石原の適時二塁打で加点。守備でも投手陣を支え、DeNAに毎回安打されながら2失点に抑えた。新井監督は「うちらしい全員野球で、いい野球だった」と満足げ。貯金5で交流戦に入るが「そこは仕切り直して交流戦に臨みたい」と気を引き締めていた。▽広島野間(1回に適時打と本盗で2点にからむ)「(適時打は)甘いとこに来たので、ヒットになってよかった。(本盗は)そういう準備もしながら、という感じです」▽広島石原(8回に貴重な追加点となる適時二塁打)「でかいですね、1点差と2点差では全然違うので。いい形で3連勝して(交流戦前を)終われたのがよかった」▽広島アドゥワ(自己最多の115球を投げ6回2失点でリーグ最多タイの5勝目)「毎回点を取ってくださるけど、すぐ取られてしまって情けない。全部野手に助けてもらってる数字なので」

◆広島栗林良吏投手(27)が、ソフトバンク馬原と並ぶ日本人最速タイの178試合目で通算100セーブに到達した。2点リードしたDeNA戦(横浜)の9回に登板。両親が見守る前で、1死から筒香に二塁打は許したが、後続を断ちリーグトップタイの14セーブ目を挙げた。4年目で大台に達した右腕は「みんなにお祝いしてもらってうれしい。今日達成できてよかった。でも、100回勝てたという部分が一番うれしいです」と振り返った。東京五輪優勝メンバーで、金メダルを獲得したのと同じ球場で節目に到達した。新井監督も「100セーブってそれだけでもすごいこと。それに最速タイというのは本当に素晴らしい」とたたえた。2年連続で30セーブ以上を挙げたが、昨季は18セーブとペースダウン。苦しいとき、妻や子どもたち家族に支えられた。自宅でチームの応援をしながら風船を飛ばしている動画などを見て力に変えてきた。セーブに失敗したときは夜0時まで反省し、それ以降はしない、というルーティンをプロ入りから続ける。守護神を務める覚悟は、常に胸に秘めている。チームは今季2度目のカード3連勝で、貯金は最多の5とした。阪神が敗れたためゲーム差は再び0・5と接近。首位も目の前だ。栗林は「(役割が)9回のまま野球選手を終えられればベストですけど、そううまくいかないと思う。1試合でも多くチームの勝ちのために頑張りたい」。絶対守護神とともに、上り調子のコイは28日からの交流戦に突入する。 【高垣誠】▽広島永川投手コーチ(背番号20の継承者、栗林の日本人最速100セーブに)「彼にとっては、今からどんどん上げていってもらわないといけない数字ですし、通過点だと思ってます。入団時と変わらず、全てのボールを操れて、いい状態で投げてくれてるんじゃないかなと思ってます」

◆前日の試合で左手首を痛め交代したDeNAのタイラー・オースティン内野手(32)が試合前の全体練習に参加。報道陣に「大丈夫!」と語ってグラウンドに登場し、フリー打撃や一塁での守備練習を行った。練習冒頭で取材に応じた三浦監督は「今、練習で動きを確認しています」と語った。オースティンは前日25日の広島戦の六回、菊池の一邪飛をカメラマン席に飛び込みながら好捕した際、左手首を痛めその裏に代打が送られていた。

◆DeNA・蝦名達夫外野手(26)が「1番・左翼」で出場。初球を捉え、自身初の初回先頭打者本塁打を放った。「2点ビハインドの状況でストライクを取りにきた球は積極的にいこうと決めていた。一振りで捉えることができてよかった」一回に2点を先取された直後、蝦名はアドゥワの初球、144キロ直球を振り抜き、打球速度173キロの弾丸ライナーで左翼席へ突き刺した。25日は第3打席から4打席連続三振を喫した悔しさを晴らす一発となった。

◆DeNAは1―2の三回2死二塁の好機。宮崎がアドゥワの頭部付近へ抜けた投球に対し、スイングを止めながら避けたが不運にもバットのグリップエンドに投球が当たった。強い衝撃を受けた宮崎は打席で倒れ込み、珍しい形で投ゴロとなり無得点に終わった。審判団が協議を行った後に投ゴロと場内にアナウンスされると、三浦監督が死球ではないかとリクエスト。しかし、判定は覆らず3アウトチェンジとなった。

◆広島が同一カード3連戦3連勝。適時打を放った野間が本盗も決めて一回に2点先取し、四回に秋山の犠飛で加点。アドゥワが6回2失点で5勝目を挙げた。栗林は14セーブ目で通算100セーブ達成。DeNAは13残塁の拙攻だった。

◆広島に2ー4で黒星。痛恨の同一カード3連敗。ベンチのDeNA・三浦大輔監督(左)=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

◆広島の栗林良吏投手が26日、DeNA11回戦(横浜スタジアム)でプロ野球史上36人目の通算100セーブを達成した。178試合目での到達は歴代5位のペースで、日本選手では馬原孝浩(ソフトバンク)と並び最速。4―2の九回に登板して無得点に抑え、今季14セーブ目を挙げた。栗林は愛知黎明高から名城大、トヨタ自動車を経てドラフト1位で2021年に入団。同年、初登板した3月27日の中日戦でセーブをマークするなど、新人としては山崎康晃(DeNA)の最多記録に並ぶ37セーブを積み重ねた。東京五輪の金メダル獲得にも貢献した。

◆DeNA・筒香嘉智外野手(32)が4番・右翼で出場。5打数3安打で、日本球界復帰後初の猛打賞をマークし「日に日に、ちょっとずつはよくなってきている感覚はあります」とうなずいた。この日は、登場曲を「FlyingB(AK-69)」から「Sweet Caroline(ニール・ダイアモンド)」に変更。「全く意味はないです」と気分転換の一つだと明かした。28日から始まる久々の交流戦へ「セ・リーグは今は団子の状態だと思うので、交流戦がひとつ鍵になる部分というのはあると思う。全てとは思わないですけど、非常に大事な試合になるかなと思っている」と語った。

◆広島の石原は3―2の八回に左中間へ適時二塁打を放ち、貴重な追加点を呼び込んだ。「展開的にも1点差と2点差では違う」としみじみと振り返った。前日の本塁打に続き、2試合連続で打点を記録。先発マスクをかぶり、攻守で貢献した。交流戦を前にチームの貯金は今季最多の5に。「野手にもしっかり守ってもらって、投手にも助けてもらって、この3連戦は一体感があって良かった」と実感を込めた。(共同)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
25194 0.568
(↓0.013)
-
(-)
95149
(+1)
128
(+2)
23
(-)
15
(-)
0.223
(↓0.002)
2.170
(-)
2
(-)
広島
22174 0.564
(↑0.011)
0.5
(↓1)
100130
(+4)
106
(+2)
20
(-)
24
(+3)
0.242
(-)
2.320
(↑0.01)
3
(-)
巨人
23214 0.523
(↑0.011)
2
(↑1)
95113
(+2)
118
(+1)
21
(+1)
25
(-)
0.229
(↑0.001)
2.300
(↑0.04)
4
(1↑)
中日
20225 0.476
(↑0.013)
4
(↑1)
96126
(+5)
148
(-)
20
(-)
13
(+1)
0.240
(↑0.002)
2.830
(↑0.06)
5
(1↓)
DeNA
21241 0.467
(↓0.01)
4.5
(-)
97148
(+2)
170
(+4)
21
(+1)
30
(+2)
0.244
(↑0.001
3.320
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
18262 0.409
(↓0.01)
7
(-)
97161
(-)
157
(+5)
32
(-)
20
(+1)
0.237
(↓0.003)
3.250
(↓0.04)