DeNA(★6対9☆)広島 =リーグ戦10回戦(2024.05.25)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
05001000000061300
勝利投手:黒原 拓未(1勝2敗0S)
(セーブ:河野 佳(0勝0敗1S))
敗戦投手:三嶋 一輝(1勝1敗0S)

本塁打
【広島】石原 貴規(2号・8回表ソロ)

  DAZN
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◆広島は1点を追う8回表、代打・石原のソロで試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた延長12回には、坂倉の適時打などで3点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、8番手・黒原がプロ初勝利。最後を締めた河野はプロ初セーブを挙げた。敗れたDeNAは、9回に一打サヨナラの好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆DeNA先発投手中川颯は今日も本塁打を打てるか。同投手の今季打撃成績は10打席立って9打数2安打の打率2割2分2厘で、前回登板の5月18日中日戦では松葉から右本塁打をマーク。投手が2試合連続本塁打を記録すれば99年ガルベス(巨人)以来。DeNAでは大洋時代の51年高野、63年秋山、76年平松(3試合連続)以来、球団4人目の快記録となる。

◆タカとユージがハマスタ来場! 24日に公開された人気シリーズの劇場版最新作「帰ってきた あぶない刑事」に出演する俳優・舘ひろし(74)と柴田恭兵(72)が、セレモニアルピッチに登場した。センター奥から劇中に登場する日産自動車「レパード」に乗ってド派手に登場。ビシッと決めたスーツに黒のサングラス姿で舘は「あぶない刑事、横浜に帰ってきました」とあいさつ。柴田は「僕はずっと子供のころから野球少年で、初めてみた野球選手は大洋ホエールズの選手でした。そのときからずっとファンでした。ベイスターズの試合はとてもドラマチックで見ていてワクワクします。今回の映画もドラマチックになっていますので、ぜひ映画館に足を運んでください」と呼びかけた。さらに柴田は「帰ってきたと言えば、ベイスターズには筒香選手が帰ってきました。筒香選手はメジャーリーグのユニホームも似合っていましたが、ベイスターズのユニホームもカッコイイです。若干スマートに見えます。今日はよろしくお願いします」とベンチにいる筒香にエールを送り、筒香も笑顔で応えた。野球経験のある柴田が投手を務め、主審の舘、打者の筒香に向けて投球を披露。ワインドアップのきれいなフォームからノーバウンド投球を見せ、球場から温かい拍手が送られた。最後は三浦監督も加わった4人で記念撮影。「I LOVE YOKOHAMA」とハマスタのお立ち台で定番のセリフを叫び、役名の「タカ」「ユージ」と書かれた特別ユニホームが贈られた。三浦監督は試合前、「あぶ刑事、もちろんテレビで見てましたよ。柴田さんとは何回かお会いしたことはあります」と話しており、最強バディの2人と固く握手を交わしていた。

◆DeNA中川颯投手(25)が、再び二刀流の活躍を見せた。同点の2回無死満塁、広島玉村の初球143キロを逆方向にはじき返した。強烈なゴロで三遊間を破る適時打。試合をひっくり返し、一塁ベース上で笑顔を見せた。中川颯は前回登板となった18日の中日戦の2回、中日左腕の松葉のカーブを捉え、右翼席中段に飛び込む豪快なプロ初アーチを放っていた。右投げ左打ちの中川颯は投手ながら打撃力には定評があり、桐光学園(神奈川)時代にはエースで4番として通算26本塁打を記録するなど、投打でチームをけん引していた。本職のピッチングではこの時点で2回2失点と精彩を欠いていたが、持ち味の打撃力で存在感を見せつけた。

◆今季初登板の広島玉村昇悟投手(23)が、DeNA打線に打ち込まれた。菊池の適時打で先制し、2回には玉村自身の内野ゴロで1点を加え、2点リードして迎えた2回。筒香、宮崎に連打され、大和には死球で無死満塁のピンチ。伊藤に適時打、知野に押し出し四球で同点。さらに投手の中川颯に勝ち越し適時打を浴び、蝦名にも2点打を許しこの回5失点。2軍で7試合4勝2敗、防御率1・60と数字を残して昇格。満を持しての登板に「しっかりチームに貢献できるように頑張りたい」と意気込んでいたが、結果を残せなかった。3回は無失点に抑えたものの、4回に代打を送られて交代。左腕の今季初登板は、3回6安打5失点とほろ苦いものになった。

◆DeNAタイラー・オースティン内野手(32)がカメラマン席に飛び込む気迫のプレーを見せるも、球場は騒然とした雰囲気に包まれた。1点リードの6回2死二塁、広島菊池のフライを一塁・オースティンが全力で追い、一塁カメラマン席に背中から飛び込みながらスーパーキャッチ。無失点に切り抜けたものの、すぐに立ち上がれず、チームメートが急いで駆けつけた。自ら立ち上がり、腕を気にするそぶりを見せながらも歩いてベンチ裏に下がっていった。直後の攻撃で代打・森敬がコールされ、交代となった。三浦大輔監督(50)は試合後「左手首を痛めて、本人もどうなったか覚えてないと。明日の状態を見てからになると思います」と説明した。オースティンは17日中日戦(横浜)で右太もも裏の肉離れから約1カ月ぶりに1軍復帰し、23日ヤクルト戦(神宮)では4番で3安打1本塁打3打点と存在感を見せていた。

◆大熱戦の延長11回にDeNA関根大気外野手(28)がアクシデントに見舞われた。2死から広島黒原の初球直球が右背中付近を直撃。その場でうずくまって倒れ込んだ。三浦監督らコーチ陣も心配そうに駆け寄り、自らの足でベンチ裏に治療に下がった。数分間の治療を経て、小走りで一塁ベースに戻っていった。2試合連続の延長戦に突入したこの試合は、両軍総力戦。DeNAはこの時点で野手の控えが桑原しかいない状況だった。

◆DeNAがハマスタでの史上最多動員を更新する3万3376人が集まった中で、大熱戦を粘りきれなかった。延長12回、7番手三嶋が先頭の広島小園に右翼へ二塁打を浴び、1死二塁から坂倉に右翼越えの決勝適時二塁打を許した。さらに代わった8番手・石川も粘りきれず、矢野、二俣の連打でさらに2点を献上した。今季12球団最長となる4日のヤクルト対中日戦(神宮)の5時間4分を上回る5時間16分の長期戦も報われなかった。打線は2回に投手・中川颯の適時打などで一挙5得点とリードを奪うも、マウンドでは中川颯が5回途中9安打5失点。リードを守り切れなかった。5回1死三塁には伊藤が2打点目となる勝ち越し適時打で再びリードするも、8回2死、山崎が代打石原に同点ソロを浴びて試合を振り出しに戻された。ベンチメンバー総動員で延長戦に突入するも、わずかに及ばず。前日24日の同戦では延長10回に3本塁打を被弾して敗れており、2試合連続延長戦で敗れる結果となった。

◆DeNAが今季12球団最長の5時間16分の大熱戦も報われなかった。2回に筒香の中前打からつながり、先発・中川颯の適時打などで8者連続出塁。一挙5得点を挙げるも、1死満塁から筒香が併殺に倒れて畳みかけられず。9回には1死一、二塁で大和が左翼へ大飛球を放つも左飛で無得点。延長10回には無死一塁から林が犠打を失敗して併殺に倒れ、度重なる勝機を逸した。横浜の空も暗くなった延長12回、7番手・三嶋が1死二塁から坂倉に決勝打を浴びて2試合連続延長戦での敗戦。ハマスタの史上最多動員を更新する3万3376人に勝利は届けられず、三浦監督は「なんとかしようという気持ちで食らいついてましたけど、守り切れなかったというところ」と言葉を絞りだした。

◆広島が今季両リーグ最長5時間16分の熱戦に勝ち、2日連続の延長戦を制した。延長12回に坂倉が決勝打。3年目の左腕黒原が初勝利、2年目河野が初セーブを挙げた。新井貴浩監督(47)の試合後の一問一答は以下の通り。-連日の延長戦勝利「そうやね。ほんとにうちらしい、全員でたぐり寄せた勝利だったと思います。みんなよく頑張ってくれた」-坂倉もきのうは得点圏で打てなかったが「状態自体はね、間違いなく上がってきているし、昨日は昨日、今日は今日。ナイスバッティングだったね」-ツーアウトランナーなしからの得点が目立った「チーム全体にね、粘りが出てきてるんです。先制して追い越されても、絶対に追いつくと。で、ツーアウトからでも粘り強く攻撃していくというね、そういうチーム全体の粘りが出てきてる」-同点の場面で栗林の投入「あそこはもう3番から始まるとこだったし、もう栗林しかいないですねので、行ってもらいました」-リリーフ陣、みんな頑張った中で、黒原はようやく初勝利「ここまでね、長かったと思うけどね、彼に期待してるものは大きいし、今日はスタートだと思って、また頑張って、もらいたいですね。おめでとうございます」-采配も当たった「いやいや、私の采配というよりね、頑張ってくれた選手に感謝したいと思います」-12回も想定しながらあの継投に「結構連投してるピッチャーがいたんで。明日もまだね、試合があるからね。いろいろ考えて」-昨日は移動ゲーム、今日はナイターからデーゲーム。勝つと引き分けでも大きく違う「本当ね、昨日の試合といい今日の試合といい、さっきもいったけど、チーム全体の粘りというのも出て来ているし、みんなの気持ち、絶対に勝つ、追い付く、追い越すというね。そういう気持ち、雰囲気はすごく伝わってきます。いつも言ってるんだけど、自分たちは戦いながら強くなっていく。間違いなく、戦いながら強くなってきていると思います」

◆広島3年目左腕の黒原拓未(24)が、8番手で1回を無失点に抑え、プロ初勝利を手にした。開幕2戦目に先発したが、わずか3球で危険球退場。この日も2死からDeNA関根の背中にぶつけてしまったが、後続を断った。「純粋に勝ちという形がついたのはうれしく思います」と振り返った。開幕2戦目に退場となったのと同じ球場だったが「プロ生活ではいいことも悪いこともある」と切り替えた。「これからもっと上のレベルに上がれるように」と意気込んだ。

◆DeNAが今季12球団最長の5時間16分の大熱戦も報われなかった。2回に筒香の中前打からつながり、先発・中川颯の適時打などで8者連続出塁。一挙5得点を挙げるも、1死満塁から筒香が併殺に倒れて畳みかけられず。9回には1死一、二塁で大和がライナー性の飛球も左飛で無得点。延長10回には無死一塁から林が犠打を失敗して併殺に倒れ、度重なる勝機を逸した。横浜の空が暗くなった延長12回、7番手・三嶋が1死二塁から坂倉に決勝打を浴びて2試合連続延長戦での敗戦。ハマスタ史上最多動員を更新する3万3376人に勝利は届けられず、三浦監督は「なんとかしようという気持ちで食らいついてましたけど、守り切れなかったというところ」と言葉を絞りだした。試合後、三嶋と石川の2軍降格が決まった。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】横浜スタジアムにタカとユージのあぶない刑事コンビが来場!劇場版最新作「かえってきた あぶない刑事」に出演の舘ひろしと柴田恭兵が日産レパードでグラウンドに登場。セレモニアルピッチなどで球場を沸かせました!

◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(32)が「2番・一塁」で出場。六回2死二塁のピンチで、菊池の一邪飛をカメラマン席に飛び込みながら好捕するハッスルプレーでチームを救った。選手、スタッフがすぐさま駆け寄り、担架も用意される中で最後は左腕をおさえながら自力で歩いてベンチへ戻った。直後に代打が送られ途中交代となった。

◆試合の来場者数が「3万3376人」と発表され、3月30日の広島戦で記録した3万3337人を上回り、ハマスタ史上最多の観客動員を更新した。

◆広島が延長戦の末に競り勝った。5―6の八回に代打石原の2号ソロで同点。延長十二回に1死二塁から坂倉の二塁打で勝ち越し、二俣も2点打を放った。黒原がプロ初勝利、河野に同初セーブがついた。DeNAは拙攻続きで2連敗。

◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(32)が「2番・一塁」で出場。六回2死二塁で菊池の一邪飛をカメラマン席に飛び込みながら好捕した際、左手首を痛めその裏に代打が送られた。三浦監督は試合後に「左手首を痛めて、本人もどうなったかというのが必死のプレーだったのでちょっと覚えていないというところで、トレーナーにみてもらいながら、明日の状態を見てからでないと、という報告は受けています」と説明した。

◆広島・菊池涼介の飛球をカメラマン席に飛び込みながら好捕するDeNAのタイラー・オースティン(撮影・中井誠)

◆DeNAは25日、広島10回戦(横浜)で2度のリードを守れず、6―9で逆転負けを喫した。今季両リーグ最長の5時間16分の総力戦となったが、2試合連続で延長戦を落とした。横浜スタジアム史上最多動員を更新する3万3376人が詰めかけた本拠地で手痛い敗戦を喫し、借金2で交流戦前の負け越しが決まった。照明がともったハマスタにため息がもれた。今季両リーグ最長5時間16分の激闘。DeNAはベンチ入り26選手中25選手をつぎ込んだが、2試合続けて延長戦の末に逆転負け。史上最多動員を更新した本拠地のファンに白星を届けられず、三浦大輔監督(50)は「何とかしようという気持ちで食らいついたが、守り切れなかった」と唇をかんだ。2点を追う二回に8者連続出塁を含む打者一巡、6安打5得点の猛攻でひっくり返した。五回に追いつかれても、直後に伊藤の適時打で勝ち越し。しかし、6―5の八回に4番手の山崎が、2死走者なしから代打の石原に左翼ポール際へ痛恨の同点ソロを浴びた。六回の好機は佐野、筒香が凡退し無得点。八、九回も得点圏に走者を進めながら本塁が遠かった。好守も出て救援陣が踏ん張ったが、最後は延長十二回。7番手三嶋が坂倉に適時二塁打を浴びるなど、3点を勝ち越されて力尽きた。試合前に横浜を舞台とする映画「帰ってきた あぶない刑事」のPRでセレモニアルピッチを務めたベイ党、柴田恭兵は「(試合前時点で)ベイスターズは首位と3・5ゲーム差。ちょうどいいハンデじゃないでしょうか。強い相手には燃えるチーム」とエールを送った。首位・阪神とは4・5ゲーム差。26日に連敗を止め、昨年王者となった28日からの交流戦に突入する。(浜浦日向)

◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(32)が25日、広島10回戦(横浜)で途中交代した。「2番・一塁」で出場。六回2死二塁の守備で菊池の一邪飛をカメラマン席に飛び込みながら好捕した際、左手首を痛めてその裏に代打が送られた。三浦監督は試合後に「トレーナーに見てもらい、明日の状態を見てからでないと、という報告は受けています」と説明した。

◆横浜を舞台に公開中の映画「帰ってきた あぶない刑事」の「タカ」こと鷹山敏樹役の舘ひろし(74)と「ユージ」こと大下勇次役の柴田恭兵(72)がスペシャルゲストとして来場。試合前にセレモニアルピッチを務めた。劇中で使用した覆面パトカー仕様の日産レパードに乗って登場。草野球チームに所属する柴田は「子供の頃から野球少年で、初めて見たプロ野球選手は大洋ホエールズの選手だった。その時からずっとファン。筒香選手はベイスターズのユニホームが一番格好良い」と語り、米球界から〝帰ってきた〟筒香に対し、見事なノーバウンド投球で空振りを奪った。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
25184 0.581
(↑0.01)
-
(-)
96148
(+3)
126
(-)
23
(+1)
15
(-)
0.225
(↑0.001)
2.170
(↑0.05)
2
(-)
広島
21174 0.553
(↑0.012)
1.5
(-)
101126
(+9)
104
(+6)
20
(+1)
21
(+5)
0.242
(↑0.004
2.330
(↓0.07)
3
(-)
巨人
22214 0.512
(↓0.012)
3
(↓1)
96111
(-)
117
(+3)
20
(-)
25
(-)
0.228
(↓0.002)
2.340
(↓0.02)
4
(-)
DeNA
21231 0.477
(↓0.011)
4.5
(↓1)
98146
(+6)
166
(+9)
20
(-)
28
(+1)
0.243
(↑0.001
3.310
(↓0.11)
5
(-)
中日
19225 0.463
(↑0.013)
5
(-)
97121
(+1)
148
(-)
20
(+1)
12
(-)
0.238
(↓0.001)
2.890
(↑0.07)
6
(-)
ヤクルト
18252 0.419
(↓0.01)
7
(↓1)
98161
(-)
152
(+1)
32
(-)
19
(-)
0.240
(↓0.003)
3.210
(↑0.04)