中日(★2対5☆)ヤクルト =リーグ戦10回戦(2024.05.24)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
20000000035811
中日
00000011002720
勝利投手:山本 大貴(2勝0敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(1勝0敗5S))
敗戦投手:マルティネス(0勝1敗13S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(12号・1回表2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトが延長戦を制した。ヤクルトは初回、村上の2ランで先制に成功する。その後同点とされるも、延長10回表には代打・川端の適時打などで3点を挙げ、リードを奪った。投げては、5番手・山本が今季2勝目。敗れた中日は、5番手・マルティネスが乱調だった。

◆/深さも高さも関係ない\キングへ向けて2試合連発村上宗隆が第12号先制ホームラン?プロ野球(2024/5/24)??中日×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/aiCGml6bPQ

◆ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、2戦連発となるリーグトップの12号2ランを放った。0-0の1回2死一塁。中日先発・涌井の初球を左中間スタンドのギリギリに運んだ。前夜の23日DeNA戦では、4点を追う7回先頭で石田の甘く入ったスライダーを捉え、右翼スタンドの中段へ放り込んでいた。

◆中日は、ライデル・マルティネス投手(27)の今季初失点で連勝が止まった。延長10回2死満塁から西川に押し出しで決勝点を与えた。立浪和義監督(54)は「(10回は)クリーンアップの上位打線だったので行ってもらった。ここまで点を取られていないわけで、これはしようがない。切り替えてまた頑張ってもらいたい」と守護神を責めなかった。絶対的守護神のまさかの失点劇となった。ここまで21試合、20回1/3無失点。防御率「0」のまま13セーブを積み重ねてきた右腕だったが、先頭長岡の右前打で初黒星への道が始まった。犠打と村上への申告敬遠、続く岩田への死球で満塁となった。オスナを浅い右飛に打ち取り、2死までこぎつけたが、西川にフルカウントから押し出し四球。さらに代打川端の二塁内野安打が一塁への悪送球を生み、2者生還を許した。この際、一塁ベースカバーに入った守護神は打者走者と交錯して転倒するアクシデントまで発生した。いったんマウンドに戻ったものの、交代を告げられた。「俺のやることは明日からも何も変わらない。いつも通り試合に向けて準備していくよ」とマルティネス。転倒による体調面は「今のところ、何も問題はない。大丈夫だと思うよ」と話しており、最悪の事態は免れそうだが、中日にとっては痛い敗戦となった。

◆ヤクルトが連敗を5で止めた。2-2の延長10回2死満塁から西川が押し出し四球。「欲を言えば(前打者で右飛の)ホセ(オスナ)に決めて欲しかった」と冗談を言ったが、3打数3安打5出塁と存在感を示した。次打者の代打川端は「とにかく気持ちで」と内野安打で勝利を決定付けた。高津監督は17日阪神戦以来の勝利に「やっぱりうれしいね。みんなよく頑張ってるよ」とねぎらった。

◆ヤクルト・山崎晃大朗外野手(30)が1軍に合流。今季初めて出場選手登録され、「1番・右翼」に名を連ねた。9年目の今季は春季キャンプを2軍でスタート。イースタン・リーグでは26試合に出場し、打率・221だった。同じ外野手である塩見が故障で離脱し、丸山和は脳振盪(しんとう)特例措置で23日に出場選手登録を外れた。緊急事態で声がかかり、「いつ連絡がきてもいいようにファームで準備していた。チームは連敗中ですけど、自分はよくも悪くも空気が読めないので、ハツラツとやっていきたい」と力を込めた。試合前練習では、少年野球チーム「西貴志ドリームス」の1学年先輩で、今季加入した西川遥輝外野手(32)とキャッチボールする姿も見られた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が、一回2死一塁の第1打席にバックスクリーン左へ12号2ランをたたき込んだ。中日先発・涌井が投じた初球、135キロのシンカーを完璧に捉え「とにかく先制したかったので、初回から良い形で先制できて良かった」。本塁打部門でリーグトップを独走する主砲が、今季4度目となる2戦連発(うち1度は3戦連発)でチームに勢いをもたらした。

◆ヤクルトのサイスニードが先発し、6回?を投げ4安打1失点と力投した。試合前の時点で、12球団の開幕投手でただ一人勝利がなかった助っ人右腕。今季8度目の登板で白星をつかみにいくべく、腕を振った。中盤までは順調にアウトを重ねた。一回、先頭・村松に右前打とされたが、以降は六回先頭で木下に中前打とされるまで15者連続でアウト。緩急を使って凡打の山を築いた。〝異変〟が起きたのは七回だった。細川、カリステと連続四球で無死一、二塁。伊藤投手コーチがタイムをかけてマウンドに駆け寄ると、左足を踏み出す位置が不安定であることを指摘し、球場スタッフが急遽、土を入れて補修することに。プレーが再開され、ディカーソンと岡林を右飛に仕留め、木下に中前適時打を浴びたところで降板した。後を継いだ丸山翔は山本に四球を与えて満塁とし、代わった3番手の田口が村松を二飛に抑えた。勝利投手の権利を持った状態でマウンドを降りたサイスニード。ベンチで声を上げてチームを盛り上げた。

◆ヤクルトは2-2の延長十回、2死満塁のチャンスで西川遥輝内野手(32)の押し出し四球で勝ち越しに成功。この回さらに2点を加え、連敗を5で止めた。以下、西川のヒーローインタビュー。--延長十回、2死満塁のチャンス。どんな思いで打席に「(前のバッターの)オスナが決めてくれると思ってたんですけど。みんな打てる時ばかりじゃないんで、 誰かが打てない時は次のバッターがカバーという風に心がけていきました」--ストライクは全部打っていって、そしてボール球を選んだという打席だった「ストライクはなるべく前に飛ばしたいなという風に思っていたんですけど、 やっぱり(マルティネスは)いいピッチャーなので、なかなか前に飛ばずに3-2になったので、なんとか、粘ってフォアボール取れるようにっていう風には思ってました」--フォアボールを選んだ瞬間にベンチに向かって拳を突き上げた「自然に出ましたね」--今日は猛打賞、すべての打席で出塁「寝ずに明日を迎えたいなと思います」--来週からは交流戦が始まる「今最下位ですけど、交流戦まであと2試合。なんとか乗り切って、 いい交流戦を迎えたいなと思います」

◆2点本塁打を放ったヤクルト・村上宗隆(撮影・渡辺大樹)

◆ヤクルトは延長十回に3点を勝ち越し、連敗を5で止めた。「7番・中堅」で先発した西川遥輝外野手(32)が2―2の十回2死満塁で決勝の押し出し四球。この日は全5打席で出塁するなど3打数3安打の活躍で、ヒーローインタビューを受け、「(前打者の)オスナが決めてくれると思っていたんですけど、みんながみんな打てるときばかりではないので、誰かが打てないときは次のバッターがカバーというふうに自分で心掛けていきました」と発言。3安打の活躍には「そうですね。寝ずに明日を迎えたいなと思います」と話していた。

◆ヤクルトが連敗を5で止めた。2―2の延長十回、押し出し四球、代打・川端の適時打に失策が絡んで計3点を勝ち越した。中日は七回に木下の適時打、八回に細川の適時二塁打で追い付いたが、マルティネスの制球が不安定だった。

◆難攻不落の山を崩した。ヤクルトは延長十回の末、中日の絶対的守護神であるマルティネスを攻略し、今季ワーストの連敗を5で止めた。2-2の延長十回、先頭打者の2番・長岡秀樹内野手(22)が、勝ち越し劇の起点となった。「何が何でもという風に思っていました」1ボールから変化球を引っ張り右前打。突破口を開くと、村上への申告敬遠、岩田への死球などで1死満塁の好機をつくった。オスナは右飛に倒れたが、続く西川が「誰かが打てないときは次のバッターがカバーと心掛けていた」と押し出し四球を選んで勝ち越した。この日の5出塁目(3安打)が勝利を呼び込み、ガッツポーズ。「自然に出ましたね」と笑った。今季21試合連続無失点だったマルティネスから3得点。昨年5月3日の阪神戦以来、登板60試合ぶりとなる土をつけた。高津監督は「四死球を絡めて、100点の攻撃。先頭の長岡が出て、理想的な点の取り方だった」とうなずいた。一回には4番の村上が12号2ランでチームを勢いづけた。六回には長岡、七回には山崎の好守も光るなど粘り強く戦ってつかんだ1勝。長岡は「何かきっかけをつかめれば、上がっていけるチームだと思う。連勝していきたい」。最下位からの浮上の契機とする。(武田千怜)

◆今季初昇格を果たし、「1番・右翼」で先発したヤクルト・山崎は6打数無安打と振るわなかったが、好守でチームを救った。三回2死では後方の打球をフェンスに激突しながら好捕し、七回1死一、二塁では抜けたら長打になる右翼線寄りの打球をダイビングキャッチ。高津監督は「雰囲気を変える一人ではあるし、(打撃で)結果は出なかったですけど、チームを救ったプレーはいくつかあった」とたたえた。

◆勝利を呼ぶ一発だった。ヤクルト・村上が、一回2死一塁でバックスクリーン左への12号2ラン。スタンド最前部に飛び込んだだけに「思ったより飛んでいなかったですね」と笑ったが、リーグの本塁打部門を独走する今季4度目の2戦連発(うち1度は3戦連発)で勝利に貢献し「チーム一丸で勝てたので、何とか連敗を止められたので、連勝できるように頑張りたい」と力を込めた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
24184 0.571
(↓0.014)
-
(-)
97145
(-)
126
(+1)
22
(-)
15
(-)
0.224
(↓0.004)
2.220
(↑0.03)
2
(-)
広島
20174 0.541
(↑0.013)
1.5
(↑1)
102117
(+5)
98
(+2)
19
(+3)
16
(-)
0.238
(↑0.004)
2.260
(↑0.01)
3
(-)
巨人
22204 0.524
(↑0.012)
2
(↑1)
97111
(+1)
114
(-)
20
(-)
25
(+2)
0.230
(-)
2.320
(↑0.05)
4
(-)
DeNA
21221 0.488
(↓0.012)
3.5
(-)
99140
(+2)
157
(+5)
20
(-)
27
(-)
0.242
(↓0.001)
3.200
(↓0.03)
5
(-)
中日
18225 0.450
(↓0.012)
5
(-)
98120
(+2)
148
(+5)
19
(-)
12
(+2)
0.239
(↓0.002)
2.960
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
18242 0.429
(↑0.014)
6
(↑1)
99161
(+5)
151
(+2)
32
(+1)
19
(+2)
0.243
(-)
3.250
(↑0.04)