ソフトバンク(☆12対0★)楽天 =リーグ戦9回戦(2024.05.22)・京セラドーム大阪=
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楽天
0000000000410
ソフトバンク
54010002X121202
勝利投手:和田 毅(2勝0敗0S)
敗戦投手:荘司 康誠(1勝4敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】山川 穂高(11号・1回裏3ラン),山川 穂高(12号・2回裏2ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクが6連勝。ソフトバンクは初回、山川の3ランと海野の適時打で5点を先制する。続く2回裏には、山川の2ランと三森の適時打で4点を加え、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・和田が7回3安打無失点の好投で今季2勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆43歳のソフトバンク和田毅が今季2度目の先発。和田は40歳を迎えた21年からの勝利数が21年5勝→22年7勝→23年8勝→24年1勝の合計21勝。40歳以上で挙げた勝利数ランキングは(1)山本昌(中日)40勝(2)工藤(西武)38勝(3)若林(毎日)36勝(4)下柳(楽天)黒田(広島)和田21勝。現在、21勝で下柳と黒田に並んでおり、今日の楽天戦に勝って単独4位を目指す。

◆ソフトバンクは前日21日の楽天戦(みずほペイペイドーム)で計23安打21得点をマークした。1試合20得点以上は球団12度目。16年以来8年ぶりの快挙だった。記録的大勝を収めた次戦は過去11度で4勝7敗と負け越している。ただ、直近の16年は5-2で勝利している。先発投手はこの日と同じく和田毅投手(43)だった。当時は6回0/3を投げ7安打2失点、9奪三振で勝ち投手になっている。この日はいかに。ソフトバンクに注目が集まる。

◆元ソフトバンクの新垣渚氏(44)と、平成唯一の3冠王で知られる松中信彦氏(50)がダブル競演した。試合前。2人はホークスのユニホーム姿で登場した。新垣氏はマウンドへ、左打席には松中氏が立った。"1球勝負"の結果は松中氏が一、二塁間を破る右前打を放った。新垣氏は「1球しかないんでね。ストライク投げるのに必死でした。松中さんがものの見事に打ち返してくれた」と振り返った。松中氏も「1球勝負だったんで。ボールに当たって良かったです」と声をはずませた。この日は大阪開催で20年ぶりの復刻イベント「白のキセキin大阪」と銘打たれた一戦。新垣氏は「僕のデビュー戦がここ(京セラドーム大阪)だったんでね。思い入れのある地でもあるので」と懐かしんだ。元ホークスの投打レジェンドによる豪華競演にファンも大盛り上がりだった。

◆/白のキセキの幕開け\超満員のスタンドへ山川穂高がぶち込んだ?#プロ野球(2024/5/22)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/XWaphq91lg

◆前日21日に23安打21得点を挙げたソフトバンク打線が、またも楽天投手陣を襲った。1回1死一、三塁で4番の山川穂高内野手(32)が先制の11号3ラン。楽天荘司の153キロ直球を左翼スタンドに運んだ。「追い込まれてからは外野フライでもと意識を変えました。先制のホームランとなって良かったです」。試合前時点で山川が打点を挙げた試合は19勝無敗(1分け)。不敗神話継続へ大きな3点が入った。その後も荘司を攻め立て、1死満塁となったところで楽天の今江監督が継投策に出た。荘司は1回持たず、わずか1/3回でKO。しかし2番手の松井友に対しても海野が中前2点適時打。初回から打者一巡で一挙5得点だ。小久保監督は今日の試合に向けて「まぁ点は入らないでしょうね」と話していたが、打ち疲れを知らないのがホークス打線。2回にも山川の2打席連発などで4安打4得点、4回も栗原の適時打で追加点。2試合連続で2桁得点を挙げた。さらにこの日は20年ぶりに復刻した「白のキセキ2024in大阪」。20年前の同イベントで完投勝利を挙げた先発の和田をもり立てる猛攻にもなった。

◆21失点大敗から楽天の負の連鎖が止まらない。荘司康誠投手(23)がプロ最短1/3回5失点でKOされた。1回、先頭周東を右飛に打ち取ったが、続く今宮と柳田の連打で1死一、三塁。4番山川にカウント1-2から投じた153キロ直球を左翼席へ運ばれ、先制3ランを運ばれた。その後、近藤に四球、栗原に右越え二塁打、中村晃に四球と1死満塁としたところで降板。これまでは2回3失点でマウンドを降りた昨年6月4日ヤクルト戦(神宮)が最短だったが、わずか1アウトしか取れずに松井に交代した。松井は海野に2点適時打を浴びたが、後続の三森、周東を封じた。前日21日には歴史的大敗を喫した。先発ポンセがソフトバンク打線につかまり、4回途中11安打12失点の大乱調。リリーフの桜井、吉川、西垣もそれぞれ失点を重ね、最終的には23安打21失点。20失点以上は0-26で大敗した05年3月27日ロッテ戦(千葉マリン)以来、19年ぶり2度目の屈辱的な記録となった。この日も初回に5点を先行され、早くも窮地に立たされた。

◆/なんだこの四番は...\2打席連発山川穂高がカチこんだ?#プロ野球(2024/5/22)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/NuODposSGm

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が今季3度目の2打席連続アーチを放った。1回1死一、三塁で荘司から左翼越え11号3ラン。第2打席の2回1死一塁では松井友のカーブを再び左翼スタンドに運ぶ12号2ランを放った。山川の2打席連発は、満塁本塁打を2本放った4月13日の西武戦(ベルーナドーム)、5月6日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)に続き3度目。4番の一振りが猛攻を呼び、2回を終えた時点で9安打9得点で大量リードを奪っている。打点は2打席を終えた時点で12球団断トツの「44」まで膨らんだ。なお、試合前時点で山川が打点を挙げた試合は19勝無敗(1分け)で不敗神話が続いている。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(32)が負傷交代した。10-0の6回1死、楽天太田の遊ゴロが右手に直撃。ファンブルするも、素早く拾い上げた。一塁へ苦悶(くもん)の表情を浮かべながらワンバウンド送球。結果はアウトだった。その後、ベンチから本多雄一コーチ(39)とトレーナーが駆けつけた。ベンチに退いた直後、小久保裕紀監督(52)が川瀬晃内野手(26)に交代を告げた。

◆大阪に場所を移しても悲劇は終わらなかった。前夜の福岡で21失点を喫した楽天が、2試合連続の2ケタ失点で大敗。ソフトバンク2連戦の計18イニングで33失点となった。先発の荘司康誠投手(23)が、初回1死一、三塁から4番山川に先制3ランを被弾するなど、プロ最短0回1/3、5失点でKOされた。2回には2番手の松井友飛投手(24)が、山川に2打席連発となる2ランを浴びるなど4失点。4回にも1点を追加され、4回終了時で10失点となった。直近では3-10で敗れた20年7月21日オリックス戦、7-11だった22日の同戦(いずれも楽天生命パーク)以来の2戦連続2ケタ失点を喫した。前日21日は23安打21失点の歴史的大敗。20失点以上は0-26で屈した05年3月27日ロッテ戦(千葉マリン)以来、19年ぶり2度目の不名誉記録となった。この日は打線も振るわず、散発4安打で2試合連続の完封負けと無抵抗で敗れた。開幕から15カード連続で1勝以上をマークしてきたが、それも途切れて今季初の4連敗。借金は今季最大の7に膨らんだ。

◆2試合ぶりの先発マスクとなったソフトバンク海野隆司捕手(26)がバットと好リードで勝利に貢献した。初回、山川の先制3ランが飛び出した後、1死満塁から中前に2点タイムリー。「満塁のチャンスを生かしたいという気持ちだけでした。シャープに振り抜くことができました」。守っては先発和田を含め3投手をうまくリードし完封リレー。前日(21日)は途中出場で1号ソロを放つなど、攻守ともに乗っている。

◆ソフトバンク今宮健太内野手が無事を強調した。7回1死の守備で遊ゴロが右手のひらに直撃。素早く拾い上げ、一塁にワンバウンド投球でアウトにした。プレー後にベンチへ下がり、そのまま交代。試合後「全然大丈夫です。アウトにできたので良かった」と振り返った。バットでは0-0の初回1死から中前打。この回一挙5得点の口火を切る一打を放った。

◆前日21日に23安打21得点を挙げたソフトバンク打線が、またも楽天投手陣を襲い、4番山川穂高の2打席連発を含む12安打12得点で快勝した。ソフトバンクは21日が21-0、22日が12-0。2試合の合計得点は03年7月26、27日ダイエーの41点(15点→26点)が最多で、33点以上は同じく03年9月13、14日ダイエー(13点→20点)以来、21年ぶり。2試合連続2桁得点の完封勝ちは、73年近鉄が5月23日ロッテ戦のダブルヘッダー第1試合で12-0、第2試合で10-0、97年巨人が4月23日中日戦12-0、同24日中日戦10-0に次いでプロ野球史上3度目。

◆ソフトバンクの6番栗原陵矢内野手(27)が2安打1打点と好調をキープしている。初回に右翼フェンス直撃の二塁打を放つと、9点リードの4回1死二塁から右前タイムリーを放ち、2戦連続2ケタ得点に導いた。「自分の打撃をしようと集中しました。追加点を取るバッティングができてよかったです」。5月に入って打撃は絶好調。前日(21日)はプロ初の4安打を放ち6打点の大暴れ。5月の月間打率も4割3分5厘と驚異的だ。▽ソフトバンク三森(2回に右前2点打)「打ったのはチェンジアップです。追い込まれてしまいましたが食らいついていくことができました。チャンスを生かす打撃ができてよかった」

◆悪夢再び。楽天が2試合連続の2ケタ失点で大敗した。福岡、大阪と続いたソフトバンク2連戦は0-21、0-12と計18イニングで33失点。試合後にはチーム全体でミーティングを行った。今江監督は「負け方が良くないというか、ズルズルいくというか、普通の負け方ではない」と話した上で「今まで、すごく粘り強く戦ってきたことが、全てなくなるというか、この2試合で忘れてしまいそうな雰囲気だった」と危機感を口にした。初回、先発荘司が4番山川に先制3ランを被弾するなどプロ最短1/3回、5失点でKOされた。直近では3-10で敗れた20年7月21日オリックス戦、7-11だった22日の同戦(いずれも楽天生命パーク)以来の2戦連続2ケタ失点。散発4安打で2日連続の完封負けで今季初の4連敗、借金は今季最大の7となった。今江監督は荘司を登録抹消することを明言した。

◆ソフトバンク和田毅投手(43)が20年の時を超えた快投劇を演じた。今季最長の7回102球。楽天打線を散発3安打無失点に抑え込んだ。「アドレナリンも出ていたと思います。こういうイベントで勝てたのは本当にうれしい」。20年ぶりの復刻イベント「白のキセキin大阪」に気持ちは高ぶった。「本当に奇跡だなと。このマウンドに立てると思っていなかった。そういう巡り合わせで投げられて良かった」。そんな喜びをかみしめ、左腕を振った。初回から3回まではパーフェクト投球。4回無死一塁、7回1死一塁はともに併殺打に仕留めた。直球は走り、制球もさえる。無四球の好リズムで二塁すら踏ませなかった。自身にとって同イベントでの先発はプロ2年目の04年以来。当時は9回1安打1失点の完投勝ちだった。「20年前だったら(9回まで)投げたかな。本当に必死に1イニングずつ投げていました」。大ベテランと呼ばれる立場になっても背番号21は衰え知らず。今季初のお立ち台では自然と笑みもこぼれた。今季は左手中指のマメの影響などで先発ローテーションを回避。その後も左足親指裏のマメがむけるなどアクシデントの連続だった。今季2度目の先発で7回0封に、小久保監督も「今年一番のピッチング。安心して見ていられました」と目を細めた。さらに40歳以上での勝利数22は歴代単独4位に浮上。元阪神などでプレーした下柳氏、元広島黒田氏超えの1勝となった。【佐藤究】

◆ソフトバンク和田毅投手(43)が40歳以上での登板で通算22勝目をマークした。これで40歳以上で挙げた勝利数ランキング単独4位に浮上。元阪神などでプレーした下柳、元広島黒田(ともに21勝)を抜いた。和田は今季2度目の先発マウンドで7回を3安打無失点の好投。初回から3回まではパーフェクト投球を披露した。4回先頭の1番小郷に左前打を許したが、続く2番村林を注文通りの二ゴロ併殺に打ち取った。5回は3者凡退。6回は2死から右前打で走者を出すも、最後は空振り三振。7回も無失点で締めくくった。今季最長の7回102球。無四球で二塁すら踏ませない内容だった。同戦では20年ぶりの復刻イベント「白のキセキin大阪」と銘打たれた。20年前の04年7月19日の同イベントでも和田は先発。9回を1安打1失点の完投勝ちを見せていた。チームも今季2度目の6連勝とし、連日今季最多を更新する貯金19とした。

◆ソフトバンクが78年ぶりの猛打で今季2度目の6連勝を飾った。前日21日に23安打21得点を奪いながら、一夜明けたこの日も12安打12得点。4番の山川穂高内野手(32)が2打席連続本塁打を放つなど5打点の活躍で打線をけん引した。20年ぶりに復刻した「白のキセキ」の大阪開催で奇跡的な攻撃力を見せつけ、貯金は19で今季最多を更新。タカの勢いが止まらない。アーチストの貫禄だった。0-0の1回1死一、三塁。山川はカウント1-1からの3球目、楽天荘司のフォークに空振りした。胸のうちで「やばい」とつぶやいた。「フォークに空振りしてタイミングが合わなかったので、ミートするというか、外野まで飛ばしたいと思って振りました」。4球目の153キロを左翼スタンドへ。強振せずとも打球は悠々とスタンドインだ。「そういう時もあります。たまたまだと思います」。いつも通り、謙遜した。先制の11号3ランで打線に火をつけた。その後1死満塁までつなぎ、荘司をわずか1/3回でマウンドから引きずり降ろした。着火剤としての役割を問われ「もちろんそういう結果になればうれしい。ただ、打席に入った時は自分のバッティングに最大限ベストを尽くすことを考えている。引き続きそうやっていきたいですね」と涼しい顔で言った。初回に打者一巡で5得点。間違いなく山川が口火を切った。2回1死一塁の第2打席目も松井のカーブを再び左翼スタンドへ。「タイミングが合い、しっかり振り切ったいいホームラン」とこちらは満足だ。同一試合で2打席連発以上は今季3度目で通算16度目。「僕の場合は乗っていける」と1本出れば今後も期待できる。前日21日の楽天戦で23安打21得点を奪いながら、一夜明けたこの日も12安打12得点と打線が爆発した。20得点以上の次戦に2桁得点を挙げたのは、グレートリング時代の46年に26点→12点を記録して以来78年ぶりだ。試合前に「(今日は)点は入らんでしょう」と話していた小久保監督も「見事に予想が外れました」とご機嫌。山川は5打点の大暴れで12球団断トツの打点44。打点を挙げた試合は19勝無敗(1分け)で、不敗神話も継続した。20年ぶりに復刻した「白のキセキ」の大阪開催で、奇跡的な攻撃力を見せつけたソフトバンク。勢いは止まらない。貯金は今季最多19。間違いなく強い。【只松憲】ソフトバンクは21日が21-0、22日が12-0。2試合の合計得点は03年7月26、27日ダイエーの41点(15点→26点)が最多で、33点以上は同じく03年9月13、14日ダイエー(13点→20点)以来、21年ぶり。2試合連続2桁得点の完封勝ちは、73年近鉄が5月23日ロッテ戦のダブルヘッダー第1試合で12-0、第2試合で10-0、97年巨人が4月23日中日戦12-0、同24日中日戦10-0に次いでプロ野球史上3度目。

◆ソフトバンクが78年ぶりの猛打で今季2度目の6連勝を飾った。前日21日に23安打21得点を奪いながら、一夜明けたこの日も12安打12得点。4番の山川穂高内野手(32)が2打席連続本塁打を放つなど5打点の活躍で打線をけん引した。20年ぶりに復刻した「白のキセキ」の大阪開催で奇跡的な攻撃力を見せつけ、貯金は19で今季最多を更新。タカの勢いが止まらない。-今日も打線が2桁得点小久保監督 今日は2回で勝負ありましたね。-初回、山川の3ラン後に満塁で海野が適時打小久保監督 ゲッツーと紙一重やったけど、あれは今日はあいつに運があった。2回も山川のホームラン。(初回の)5点のまま次の追加点がどっちかなっていう感じですぐに入ったんでね。あとは和田が本当に今年一番のピッチングしてくれた。安心して見ていられました。-先発が和田で甲斐ではなく海野をスタメン起用 小久保監督 海野も力をつけてきている。海野と組んでみてもおもしろいんじゃないかっていうコーチの発案があったので、いきましょうかと。-右手を負傷した今宮と死球を受けた周東は小久保監督 2人とも大丈夫です。明日も試合ないし。(今宮は)ちょっと腫れはあるみたいやけど、全然問題ないです。

◆楽天荘司康誠投手(23)が、登録抹消されることとなった。プロ最短1/3回、4安打2四球5失点でKOされ、4敗目(1勝)を喫した。初回、先頭周東を右飛に抑えたが、連打を許して1死一、三塁。4番山川を2ストライクと追い込みながら153キロ直球を豪快に捉えられ、左翼スタンドへ先制3ランを被弾した。その後は二塁打と2四球で1死満塁として降板。「振り返ることもないですけど。自分の実力不足、それだけです」。わずか1アウトでマウンドを降りた。今江監督は初回に交代を決断した荘司について「追い込んでから3ランを打たれてしまい、その後も気持ち良く打たれてる感じだった。なんとか流れというかね、あそこで切ってくれればと思って決断したんですけど」と2番手松井にスイッチした理由を説明した。その上で、直近の試合では苦しい投球が続いており「1回さすがに抹消します」とファームで再調整させる方針を示した。青山投手コーチは「ボールももちろんですけど、やっぱりインコースのボール、打った山川選手も良かったですけども、そこで打たれないような、しっかり投げきれるようなところも含めてですけど、しっかりファームでやってきてほしいなと思います」と話した。

◆前夜23安打21得点と大爆発したソフトバンク打線が、この日も楽天に襲いかかった。「4番・一塁」で先発出場した山川穂高内野手(32)が一回1死一、三塁で、両リーグ単独トップとなる11号3ランを放ち先制。「追い込まれてからは外野フライでもと意識を変えました」と楽天先発・荘司の低め直球をすくい上げた打球は左翼スタンド5階席へ飛び込んだ。山川は続く二回1死一塁でも2打席連発となる12号2ランを放ち、リードを広げた。打線の勢いは止まらず三森にも適時打が飛び出し二回で9―0と連夜の一方的な展開に。この日は「白のキセキ2024」として京セラで開催。スタンドを埋めた浪速のタカ党を序盤から強力打線が沸かせた。

◆ソフトバンクが2試合連続の2桁得点で6連勝。一回に山川の11号3ランなどで5点を先制し、二回は山川の2打席連発となる2ランなどで4得点。その後も加点した。和田が7回無失点で2勝目。楽天は今季初の4連敗を喫した。

◆ソフトバンクが2試合連続の2桁得点で6連勝。一回に山川の11号3ランなどで5点を先制し、二回は山川の2打席連発となる2ランなどで4得点。その後も加点した。和田が7回無失点で2勝目。?ソフトバンクが前日21日の21得点に続いて、この日は12得点を挙げて、2試合合計33得点。2戦合計33得点はダイエー(現ソフトバンク)が2003年9月13、14日に記録した計33点(○13-7オリックス→○20-11オリックス)以来21年ぶり。同年のダイエーは7月26、27日に2試合合計得点のプロ野球記録となる41得点(○15-1オリックス→○26-7オリックス)をマークするなど、2戦合計33得点以上を5度記録している。?チーム2試合連続2桁得点を奪っての無失点勝利は1973年5月23日の近鉄(○12-0ロッテ第1試合→○10-0ロッテ第2試合)、97年4月23、24日の巨人(○12-0中日→○10-0中日)に次いで27年ぶり3度目。?43歳の和田が今季2勝目。40歳の誕生日を迎てから通算22勝となり、下柳剛と黒田博樹の21勝を抜いて歴代単独4位となった。歴代最多は山本昌の40勝、2位が工藤公康の38勝、3位が若林忠志の36勝。

◆ソフトバンクは今宮が六回の守備で右手に打球を受け、周東は八回に右膝付近の死球でともに交代した。小久保監督は「2人とも全然大丈夫」と強調した。今宮は負傷しながらも遊ゴロに仕留める意地を見せ「問題ない。アウトにできて良かった」と話した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
29102 0.744
(↑0.007)
-
(-)
102195
(+12)
90
(-)
31
(+2)
34
(-)
0.268
(↑0.002
1.930
(↑0.05)
2
(-)
日本ハム
23162 0.590
(↑0.011)
6
(-)
102138
(+5)
125
(+4)
20
(+1)
38
(-)
0.240
(↑0.002)
2.670
(-)
3
(-)
ロッテ
21183 0.538
(↑0.012)
8
(-)
101127
(+2)
135
(+1)
20
(-)
15
(+1)
0.242
(↓0.002)
2.920
(↑0.07)
4
(-)
ORIX
17232 0.425
(↓0.011)
12.5
(↓1)
101119
(+4)
128
(+5)
15
(+1)
17
(-)
0.238
(↓0.001)
2.630
(↓0.05)
5
(-)
楽天
17241 0.415
(↓0.01)
13
(↓1)
101135
(-)
186
(+12)
13
(-)
28
(-)
0.241
(↓0.002)
4.130
(↓0.2)
6
(-)
西武
13290 0.310
(↓0.007)
17.5
(↓1)
101101
(+1)
151
(+2)
21
(-)
23
(-)
0.210
(↓0.001)
3.220
(↑0.02)