ソフトバンク(☆21対0★)楽天 =リーグ戦8回戦(2024.05.21)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
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ソフトバンク
071102001X212303
勝利投手:有原 航平(4勝3敗0S)
敗戦投手:ポンセ(3勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】栗原 陵矢(1号・3回裏ソロ),栗原 陵矢(2号・5回裏2ラン),海野 隆司(1号・8回裏ソロ)

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◆ソフトバンクが5連勝。ソフトバンクは2回裏、5本の適時打が飛び出すなど、打者一巡の猛攻で7点を先制する。その後も栗原の2本塁打などで得点を重ね、終わってみれば23安打で21得点を挙げた。投げては、先発・有原が6回無失点の好投で今季4勝目。敗れた楽天は、投打ともに精彩を欠いた。

◆ソフトバンク打線が2回に今季最多の1イニング6得点を更新する7得点を挙げた。0-0で迎えた2回だ。先頭の4番山川が左前打で出塁。続く近藤は中前打でつなぎ、無死一、二塁とした。5番栗原が中越えの先制2点タイムリー。その後も川村、甲斐と2者連続で中越え適時二塁打を放った。なおも2死一、三塁で3番柳田は中越え適時三塁打。打者一巡し、4番山川が2死三塁からこの回7点目となる右越えタイムリーを放った。打者11人で8安打7得点の猛攻劇だった。

◆ソフトバンクが5回までで1試合20得点を挙げた。18-0の5回無死一塁。6番栗原がこの試合2発目となる2号2ランを放ち、22得点を挙げた16年以来の1試合20得点に到達した。打線は2回に打者11人で7点を先制。4回はこの日2度目の打者一巡の猛攻で今季1イニング最多となる一挙10得点をマークした。

◆楽天コディ・ポンセ投手(30)が、「鬼門」の福岡でソフトバンク打線にのみ込まれた。来日最短の3回0/3を自己ワースト12失点でKOされ「申し訳ないです」と厳しい表情で話した。2回に悪夢が待っていた。先頭山川に左前打を許すと長短5連打など8安打を集中されて7失点。3回には先頭栗原にソロ本塁打を被弾した。4回は無死満塁としたところで降板。スイッチした2番手・桜井も流れを止められず、さらに失点を重ねた。ポンセは、みずほペイペイドームで行われた4月30日のソフトバンク戦でも5回12安打8失点と打ち込まれた。この日も11安打12失点。同地では2戦連続の大乱調となった。

◆ソフトバンク栗原陵矢が待望の1発をかっ飛ばした。7点リードの3回無死。楽天ポンセが投じた真ん中高めカットボールを仕留めた。右翼ホームランテラス席へ飛び込む今季1号ソロだ。40試合目、155打席目にしてようやくアーチが飛び出した。「自分のスイングができました。今シーズン初ホームランが出てホッとしています」と笑顔で振り返った。2回無死一、二塁の第1打席では先制の中越え適時二塁打。4回1死満塁ではこの試合3本目の左前適時打を放ち、今季初の3安打固め打ち。さらに5回無死一塁でこの日2発目となる2号2ラン。真ん中141キロ直球をとらえ、右翼スタンドへ確信の1発を突き刺した。これで1試合20得点目は22得点をマークした16年以来の歴史的快挙。5回までで先発全員安打の計19安打を放ち、打ち出したらもうホークス打線は止まらなかった。

◆/2リーグ制以降初の快挙\今宮健太が1イニング2本の三塁打1946年以来78年ぶり、史上3人目今季初の猛打賞に4打点の大暴れ?#プロ野球(2024/5/21)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/00AcbGDlG1

◆楽天が歴史的大敗を喫した。ソフトバンクに0-21で敗戦。計23安打を浴び、相手に柳田、山川、近藤ら主力を次々とベンチに下げられる屈辱的な1敗となった。20失点以上は球団1年目の開幕2試合目、0-26で敗れた05年3月27日ロッテ戦(千葉マリン)以来2度目の不名誉記録となった。試合後、今江敏晃監督(40)は「1対0でも21対0でも負けは負けなんで。とは言っても、あまりにもふがいない試合になってしまった。本当に応援していただけるファンの皆さんに本当に申し訳ないと思いますし、しっかり切り替えてね。明日なんとか勝てるようにやっていきたいと思います」と厳しい表情で話した。先発ポンセが2回に長短5連打含む8安打を集中され、いきなり7失点の大乱調。3回には栗原にソロ本塁打を食らい、4回は無死満塁としたところで降板し、先発の役目を果たせなかった。2番手桜井も相手の勢いを止められない。4回はポンセと桜井の2人で計10失点。さらに3番手吉川は5回に栗原にこの日2本目となる2ラン、8回には4番手西垣が途中出場の海野にソロを被弾した。借金は今季最多の6に膨らみ、「福岡の悲劇」となった。▽楽天ポンセ(3回0/3を11安打12失点)「酷かったの一言です。すべてにおいてうまくいかなかったんじゃないかなと思います」

◆ソフトバンクが今季12球団最多の21得点。ソフトバンクの21得点以上は16年5月24日オリックス戦での22得点以来、8年ぶり。なお球団最多はダイエー時代の03年8月1日オリックス戦での29得点。また、この日は4回に10得点。南海時代の61年5月7日のダブルヘッダー2試合目に記録した1イニング12得点の球団記録に迫る猛攻で大量得点となった。20点差以上の完封勝ちは05年3月27日ロッテ以来7度目。ソフトバンクはグレートリング時代の46年7月15日26-0、ダイエー時代の04年5月15日に次いで3度目となり、球団別では最多。一方、楽天の20点差以上の完封負けは05年3月27日0-26に次ぎ2度目で、20点差以上の完封負けを2度喫したのはプロ野球史上初。5回終了時のスコアが20-0。5回までに20点以上挙げたのはプロ野球史上8度目。そのうちソフトバンクはダイエー時代の03年7月27日の25点を筆頭に5度記録している。今宮が4回に三塁打を2本。1イニングに2本の三塁打は1リーグ時代の46年7月25日金田(阪神)が巨人戦の5回、同年9月7日杉浦(中部日本)がゴールドスター戦の9回に記録して以来、78年ぶり3人目。2リーグ制後は初めて。

◆ソフトバンク今宮健太内野手(32)がプロ野球タイ記録でパ・リーグ初の1イニング2三塁打を放った。4回無死三塁からの右翼越えに適時三塁打を放つと、打者一巡して巡ってきた1死満塁の場面で左中間への走者一掃の3点三塁打。「いい流れの中で打席に入れている結果がいいバッティングにつながっていると思います。ここからを大事にしていきたい」。2回の1打席目にも右前打し、3安打4打点の暴れぶり。打撃不振もあって3試合ぶりのスタメン復帰で強烈に復調をアピールした。今宮が4回に2本の三塁打を放った。1イニング2三塁打はプロ野球タイ記録。1リーグ時代の46年7月25日金田正泰(阪神)が巨人戦の5回、同年9月7日杉浦清(中部日本)がゴールドスター戦の9回に記録して以来78年ぶり3人目で、2リーグ制後では初。

◆ソフトバンクは大量援護に守られ先発有原航平投手(31)が4勝目を挙げた。打線爆発で5回までに20得点。「点はどれだけ入ってもうれしい。すごく頼もしかった」。強烈援護に甘んじることなく6回57球でまとめ無失点投球。初回、先頭小郷の強烈な二塁へのライナーを三森がジャンプして好捕。「三森のプレーが大きかった。感謝です」。立ち上がりに不安があるだけに、守備にも助けられた。「余裕持って投げることができたのでよかった」と笑顔だった。

◆ソフトバンク4番山川穂高内野手(32)のバットが猛打の口火を切った。2回先頭で三遊間を破る安打を放つと、打線はこの回長短8安打で大量7得点。打者一巡したイニング2打席目には154キロの直球を右中間へはじき返すタイムリー。「アウトコースのストレートをうまく捉えることができました。チャンスを生かすことができてよかった」。3打席目には左肘に死球を受けヒヤリとさせられたが、何事もなく5回でお役御免。山川が打点を挙げるとこれで19勝無敗(1分け)。大勝の中、しっかり「不敗神話」も継続だ。

◆ソフトバンクが21-0の記録的圧勝だ。6番栗原陵矢内野手(27)が2発を放つなど「サイクル超え」の4安打6打点と打線をけん引。チームは先発全員安打となる23安打21得点と大爆発だ。1試合で20得点以上は16年5月24日オリックス戦以来8年ぶり。今季3度目の5連勝で早くも貯金18に到達した。2位日本ハムとは6ゲーム差をキープ。鷹の勢いはもう止まらんばい!もう、球場はお祭り騒ぎだった。18-0の5回無死一塁。6番栗原がこの日2発目となる2号2ランを右翼スタンドへ運んだ。「完璧ですね。いい感じで力が抜けた」。真ん中直球を仕留め、文句なしの確信アーチ。球団史上12度目、6年ぶりの1試合20得点目に到達。満員御礼となった鷹党のボルテージも最高潮だった。小久保監督も目を丸くして言う。「現役時代を振り返ってもあまりないです。ここまでは」。先発全員安打の計23安打と打ちに打ちまくった。指揮官もびっくりする完勝劇だ。記録的な大勝の口火も栗原だった。0-0の2回無死一、二塁。ポンセの真ん中高め148キロ直球をとらえ、中越えへ先制の2点適時二塁打を放った。この回、打者一巡の猛攻で一挙7点をマーク。3回無死からは今季40試合目、155打席目で待望の初アーチを描いた。「今シーズン初ホームランが出てホッとしています」。サイクル安打達成まであと三塁打のみというところで5回の打席を迎えたが、この日2本目のアーチ。まさかの「サイクル超え」だった。「ベンチでは言われていた」と残り2打席で偉業を狙ったが、ともに凡退。それでも、この日チーム最多6打点を挙げ「打点は1人ではできない。何とか(走者を)かえせたのはよかった」と胸を張った。4月は一時打率1割を下回った。普段の練習から村上打撃コーチ、村松打撃コーチと微修正を繰り返す日々。チームメートで近藤、山川にも助言を求めていた。かつては敵チームだった2人から「栗原ってこういうバッターだったよね」。客観的な視点から金言をもらった。5月の月間打率はリーグトップの4割2分9厘。もがき続けた背番号24が完全復活した。チームも今季3度目の5連勝で貯金18は今季最多だ。今季初のお立ち台に上がった栗原は「もっともっと、頑張ります」。記録的勝利のヒーローは表情を緩めることはなかった。【佐藤究】○...柳田が2安打3打点の活躍で記録的大勝に貢献した。2回2死一、三塁。ポンセの真ん中低め直球を仕留め、中越えの2点適時三塁打を放った。「いいスイングができた。大きい追加点を取ることができてよかった」。4回1死三塁では中前適時打をマーク。柳田はこの日オールスターゲームの中間発表で12球団最多の2万6389票を集めた。御礼の活躍だった。▽ソフトバンク甲斐(2回の適時二塁打に)「打ったのはカットボール。思い切って自分のスイングができました。いい流れの中で打席に入ることができた結果です」

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】大量点の楽天戦。2回、ソフトバンク栗原陵矢の中堅への打球が抜け、全力疾走する山川穂高と近藤健介。抜かれまいと必死の走りの山川に、2人の笑顔がこぼれました!

◆ソフトバンク・栗原陵矢内野手(27)が「6番・三塁」で先発出場し、先制となる2点二塁打を放った。二回無死一、二塁、カウント0―1からポンセの直球をセンターへ運んだ。栗原は「打ったのは真っすぐです。先制のチャンスを生かそうと集中しました。チャンスを生かすバッティングができてよかったです」と振り返った。その後も打線の勢いは止まらず、続く川村、甲斐、柳田、山川もタイムリーを放ち、この回打者一巡、8安打で一挙7点を獲得するビッグイニングとなった。

◆ソフトバンクの今宮健太内野手が21日、みずほペイペイドームで行われた楽天8回戦で1イニング2本の三塁打を放ち、プロ野球記録に並んだ。1リーグ時代の1946年に金田正泰(阪神)と杉浦清(中部日本、現中日)がマークしており約78年ぶり。2リーグ制となった50年以降では初めて。今宮は四回にポンセから右中間へ、桜井から左中間へと運ぶ適時三塁打を放ち、計4打点を挙げた。

◆楽天は0―21の屈辱的大敗を喫した。1試合20失点以上は、球団創設1年目だった2005年の開幕2戦目に26失点して以来。今江監督は「0―1でも0―21でも負けは負け。とは言っても、あまりにもふがいない試合になってしまった」と険しい表情で話した。先発ポンセの12失点を皮切りに、マウンドに上がった投手がことごとく痛打された。負け越しは今季最多の6に膨らみ、監督は「切り替えてやるしかない」と言葉を絞り出した。

◆ソフトバンクの栗原がチーム40試合目で完全復調を示した。三回に昨年8月以来となる待望の今季1号ソロを放つと、五回には2号2ラン。ともに速球を右翼へ運び「ほっとしている」と晴れやかな表情でダイヤモンドを一周した。0―0の二回は「チャンスを生かそうと集中した」と、無死一、二塁から中越えへ2点二塁打。打者11人で一挙7点を奪う猛攻の火付け役となった。四回には左前へ適時打を放っており、自己最多の6打点を挙げた。2022年は序盤に左膝の大けが、23年は右手の骨折と相次ぐ故障に泣かされ、再起に燃える27歳の左打者。強力な中軸の後ろを打つ栗原にエンジンがかかれば、打線の厚みがさらに増しそうだ。(みずほペイペイ)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
28102 0.737
(↑0.007)
-
(-)
103183
(+21)
90
(-)
29
(+3)
34
(-)
0.266
(↑0.008
1.980
(↑0.05)
2
(-)
日本ハム
22162 0.579
(↑0.011)
6
(-)
103133
(+5)
121
(+4)
19
(+1)
38
(+2)
0.238
(↑0.003)
2.670
(↓0.04)
3
(-)
ロッテ
20183 0.526
(↑0.012)
8
(-)
102125
(+5)
134
(+3)
20
(-)
14
(-)
0.244
(↑0.001)
2.990
(-)
4
(-)
ORIX
17222 0.436
(↓0.011)
11.5
(↓1)
102115
(+4)
123
(+5)
14
(-)
17
(-)
0.239
(↑0.001)
2.580
(↓0.07)
5
(-)
楽天
17231 0.425
(↓0.011)
12
(↓1)
102135
(-)
174
(+21)
13
(-)
28
(-)
0.243
(↓0.002)
3.930
(↓0.44)
6
(-)
西武
13280 0.317
(↓0.008)
16.5
(↓1)
102100
(+3)
149
(+5)
21
(-)
23
(-)
0.211
(↑0.002)
3.240
(↓0.04)