西武(★3対5☆)ロッテ =リーグ戦7回戦(2024.05.21)・ベルーナドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:西野 勇士(4勝3敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝2敗5S))
敗戦投手:今井 達也(3勝1敗0S)
  DAZN
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◆ロッテは1回表、ソトの適時打で幸先良く先制する。さらに1死満塁の好機をつくると、中村奨、佐藤、安田の3者連続適時打で4点を加え、リードを広げた。投げては、先発・西野が6回2失点の好投で今季4勝目。敗れた西武は、先発・今井が立ち上がりにつかまり、6連敗を喫した。

◆5連敗中の西武は今井達也が先発。過去に同投手がチーム5連敗以上を止めたのは20年8月14日7連敗、21年7月10日5連敗、24年4月19日7連敗の3度。チーム5連敗以上を多く止めた投手に田中将(楽天)の8度があるが、西武の現役投手で複数回記録しているのは今井1人。今日の登板でも連敗ストッパーぶりを発揮して、チームの5連敗とロッテ戦6連敗をダブルで止められるか。

◆ロッテ中村奨吾内野手(31)がプロ通算200二塁打を達成した。4番ソトの適時打で先制した直後の1回1死満塁での第1打席。「積極的にいこうと思った」と左翼への2点適時二塁打を放ち、これが節目の二塁打になった。「積み重ねてその数字になりました。日々いろんな意識でやっている。打席の中でも考えながら良かった点悪かった点整理しながらやっているので、ここから上向きになるように頑張っていきたい」。選手会長が、西武戦7連勝に導いた。

◆西武の連敗を止める戦いは、試合開始から20分少々で意気消沈した。エース格の活躍をしてきた先発今井達也投手は「責任感を強く持って臨みたい」と臨んだものの初回1死後に3連打、四球、再び3連打で5失点。松井稼頭央監督も「相手も(好調の)今井だから積極的に振ってきた。次に生かしてもらいたい」と唇をかんだ。これで今季2度目の6連敗で借金15。ロッテとは7戦を終えて白星がない。

◆ロッテは西武戦7戦全勝とした。初回に西武今井達也投手(26)から6安打、打者10人の猛攻で一挙5得点。安田尚憲内野手(25)、佐藤都志也捕手(26)が猛打賞の活躍で打線をけん引した。吉井理人監督(59)は「(安田は)初めてフェンスまで届いたので次は越してほしい」と本塁打を期待した。先発西野勇士投手(33)は6回9安打2失点と粘投。指揮官は「初回5点のあと追加点取れなかったんで気持ち悪い展開だったんですけども、よく我慢して投げてくれた」とたたえた。これで西武戦は7連勝。「相性っていうのは良いときもあれば悪いともある。でもこの流れをがっちりキープして頑張っていきたい」と意気込んだ。

◆ロッテ・田村龍弘捕手(30)が出場選手登録を抹消された。球団より「右脇腹痛のため」と発表された。代わりに柿沼友哉捕手(31)が登録された。田村は今季18試合に出場し、打率・170。捕手の佐藤と併用で起用されており、主に西野や種市、メルセデスが先発する際にスタメン出場していた。

◆ロッテのネフタリ・ソト内野手(35)が「4番・DH」で出場し、一回に先制の中前適時打を放った。打線に勢いをつける一打に喜んだ。「いい試合の入り方が出来ました! 今井投手はとてもいい投手ですし、早く点を取っておきたかった!後ろの打者も追加点を取ってくれたので、このまま勝てるように頑張りたい!」西武先発、今井の立ち上がりを攻めた。1死から友杉が中前打で出塁すると、ソトが先制打を放ち、その後も中村奨の2点二塁打など打線がつながり、一挙5点を先取。友杉の安打からは四球を挟んで6連打だった。

◆まさかの苦しい投球となった。西武・今井は今季初対戦となったロッテ打線に立ち上がりを捉えられ、一回に打者一巡の猛攻を受けて一挙5点を失った。「週のスタートとなる火曜日なので気持ちを切り替えて、責任感をより強く持って臨みたい」そう意気込んだ中8日のマウンドだったが、いきなりつかまった。1死から連打を浴びて一、二塁のピンチを招くとソトに中前先制打を浴びた。なおも一死満塁から中村奨に左二塁打を許しさらに2点を失うと、その後も相手打線の勢いを止められずこの回6安打で5点を奪われた。今季は初の開幕投手を務めた3月29日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で初勝利を挙げると、7回2失点で3勝目を挙げた前回5月12日の楽天戦(ベルーナ)までの7登板全てでクオリティースタート(先発して6回以上、自責点3以下)をマーク。試合前まででリーグトップの53奪三振に加え、同3位の防御率1・47などを残すなど、飛躍を遂げるシーズンとなっていたはずだったが...。5連敗中で迎えたこの試合。最下位に低迷するチームは5月にもかかわらず早くも自力優勝の可能性が消滅するなど苦しい状況が続く。悪い流れを断ち切ろうと気合を入れて臨んだマウンドだったが、本来の力を発揮できなかった。

◆2試合ぶりの先発で打線の勢いに乗って食らいついた。ロッテ・中村奨が1-0の一回1死満塁で左翼線へ2点二塁打。これで通算200二塁打を達成した。「いい流れで回ってきたので、何とかランナーをかえせてよかった」一回は1死から友杉、高部の連打で一、二塁の好機を作るとソトが先制の中前適時打。幸先よく先制すると、6番に入った中村奨も続いた。西武の先発、今井の外角高めのスライダーを捉えて、5月5日の楽天戦以来の適時打をマークした。その後も打線がつながって一回に一挙5点を奪った。昨季は打率・220と低迷。プロ10年目となる今季は吉井監督から「体の負担を減らして打撃に集中してほしい」と言われ、昨季ゴールデングラブ賞を獲得した二塁から2017年以来となる三塁に転向した。だが、試合前時点で打率・207。現状を打破すべく、ホームでの試合では誰よりも早くグラウンドに姿を現し、バットを振り込んでいる。開幕前には覚悟を口にした。「毎年勝負ですが、去年も成績が悪かったですし、今年にかける思いは強いです」。選手会長も務める背番号8が、もがき苦しみながらも光を見つける。

◆西武・今井達也投手(26)は5回9安打5失点で降板した。「ランナーをためないように気をつけたのですが、特に初回はイメージ通りに試合運びをすることができませんでした」立ち上がりにロッテ打線に捕まり6安打を浴びて一挙5点を失った。この日まで登板した7試合全てでクオリティスタート(6回以上、自責点3以下)をマークするなど圧巻の投球を披露していたが、本来の力を発揮できなかった。

◆西武は今季2度目の6連敗で借金は最多の15に膨らみ、ロッテ戦は7戦全敗となった。先発・今井が一回に6安打5失点の大誤算。初黒星を喫し「イメージ通りに試合運びをすることができなかった」と唇をかんだ。それでも打線は11安打を放ってくらいついたが、あと1本が出なかった。松井監督は「(打線に)粘りというか、いいところは出ている。明日に期待したい」と話した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
28102 0.737
(↑0.007)
-
(-)
103183
(+21)
90
(-)
29
(+3)
34
(-)
0.266
(↑0.008)
1.980
(↑0.05)
2
(-)
日本ハム
22162 0.579
(↑0.011)
6
(-)
103133
(+5)
121
(+4)
19
(+1)
38
(+2)
0.238
(↑0.003)
2.670
(↓0.04)
3
(-)
ロッテ
20183 0.526
(↑0.012)
8
(-)
102125
(+5)
134
(+3)
20
(-)
14
(-)
0.244
(↑0.001
2.990
(-)
4
(-)
ORIX
17222 0.436
(↓0.011)
11.5
(↓1)
102115
(+4)
123
(+5)
14
(-)
17
(-)
0.239
(↑0.001)
2.580
(↓0.07)
5
(-)
楽天
17231 0.425
(↓0.011)
12
(↓1)
102135
(-)
174
(+21)
13
(-)
28
(-)
0.243
(↓0.002)
3.930
(↓0.44)
6
(-)
西武
13280 0.317
(↓0.008)
16.5
(↓1)
102100
(+3)
149
(+5)
21
(-)
23
(-)
0.211
(↑0.002
3.240
(↓0.04)