巨人(1対1)中日 =リーグ戦10回戦(2024.05.21)・東京ドーム=
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中日
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巨人
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【中日】田中 幹也(1号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆中日は0-0で迎えた7回表、田中のプロ初本塁打となるソロが飛び出し、1点を先制する。対する巨人はその裏、1死三塁から吉川が犠飛を放ち、すぐさま同点とした。その後試合は延長戦に突入するも、両軍の投手陣が相手に得点を許さず、4時間を超える熱戦は規定により引き分けとなった。

◆FANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバー8人が、始球式に参加した。「ブラック ダイヤモンド シリーズ」と題した、中日2連戦。並んだ8人がそれぞれ投げる"異例"のスタイルで、ゲームは幕を開けた。メンバーの佐藤大樹は「120点」と自己採点。同シリーズでは前回広島3連戦(4月12日~)では3連勝を飾っており「この勢いのまま突っ走って欲しいと思います」とエールを送った。

◆中日は12球団最多となる今季5度目の引き分けに終わった。7回に田中が山崎伊からプロ1号ソロで先制も直後に追い付かれ、ともに7人の投手をつぎ込み追加点を封印。立浪監督は「何とか引き分けたが、点が取れない中で投手陣が粘ってくれた」と先発高橋宏と6人のリリーフをねぎらった。巨人先発・山崎伊からは1点止まりで22年から10戦0勝5敗のまま黒星をつけられなかった。▽中日マルティネス(20試合無失点継続。球宴中間発表では抑え投手1位)「(1位は)知らなかったけど、(選ばれたら)ファンの期待に応えたい」

◆巨人は延長12回で決着がつかず、今季4度目の引き分けに終わった。打線が1点を追う7回の吉川による中犠飛の1点のみ。好機を生かせず最少得点に終わる一方で、8回以降の中継ぎ6人いずれも無安打投球で抑えた。阿部慎之助監督は「ピッチャーは責められません。チャンスで打てないだけで。何とかしようとしているのは見えるので。まあ明日は打ってくれるでしょう」と奮起を促した。

◆中日2年目田中幹也内野手(23)がプロ1号を放った。0-0の7回1死走者なしで巨人山崎伊のカットボールを左翼スタンド最前列へ。攻略あぐねた山崎伊から均衡を破る一撃となったが田中は「左翼手は越えると思ったけど、フェンスは越えないと思っていた」とビックリ。23年開幕直前に右肩脱臼で1年を棒に振った苦労人が、4試合ぶりのスタメン起用で最高の結果を残した。

◆左膝前十字靱帯(じんたい)損傷から支配下復帰を果たした巨人立岡宗一郎が、712日ぶりに1軍の舞台に帰ってきた。「2番右翼」で即スタメン起用。22年6月9日以来の1軍に「メッチャ緊張して(坂本)勇人に笑われてました」。打席では安打こそなかったが、3回と7回にいずれも犠打でつなぎ、5回は四球を選んでチャンスメークした。「チームバッティングで最低限のことはできた」と役割を全うした。

◆巨人山崎伊織投手が7回2/3 5安打1失点の粘投も、5勝目には届かなかった。6回まで無失点投球で迎えた7回1死。中日田中に高めのカットボールを左翼席へ運ばれた。これが今季8登板目にして初被弾。味方が同点に追い付き、黒星こそつかなかったが「(1発は)失投になってしまったんで、このホームランは忘れず今シーズンはないようにしていきたい」と糧にする。

◆巨人はこの日支配下に復帰した立岡宗一郎外野手(34)が「2番・右翼」で先発する。門脇誠内野手(23)も3試合ぶりに先発に復帰した。

◆巨人の山崎伊、中日の高橋宏の両先発がともに好投。八回以降、救援陣がピンチでも粘り、延長十二回で引き分けた。中日は七回に田中のプロ1号ソロで先制した。巨人は直後に安打と犠打を絡めた好機から吉川の犠飛で同点とした。

◆次の1点が遠かった。巨人は4時間25分の死闘の末に1-1で今季4度目の引き分け。7投手の継投で踏ん張っただけに阿部慎之助監督(45)は「投手は何にも責められない。チャンスで打てないだけ」と嘆いた。打線は高橋宏の前に六回まで5安打と沈黙した。五回1死満塁では岡本和が空振り三振、続く坂本も右飛と上位打線が凡退。得点圏に走者を進めながら、12残塁とあと一本がでなかった。4戦白星なしだが、明るい材料もあった。この日、支配下選手に復帰した立岡が「2番・右翼」で先発出場した。左膝前十字靱帯損傷の大けがを負った一昨年6月9日の西武戦以来となる1軍の舞台。安打こそ出なかったが、2つの犠打を決めた左打者に指揮官は「いい仕事をしてくれた。これくらいはできる選手」と目を細めた。「(打席で)何とかしようとしているのは見えているので、明日は打ってくれるでしょう」と指揮官。打線の奮起に期待して球場を後にした。(樋口航)

◆両軍先発が、投手戦をビシッと展開した。巨人・山崎伊、中日・高橋宏。ともに十分、完投を望める。そして、シーズン通してローテーションを守れる。成長の跡を見たね。結果的に抑えられました...というものではない。しっかりとゲームを作る上で、内容が伴っている。最たるものが、ピッチングのコツと術(すべ)を身につけたこと。打者を追い込んだあと、ストライクからボールになる、際どい球を決める。それがコツと術だ。厳しくいきすぎて、四死球を与えることはある。1試合トータルでみれば、失投があってもしかたない。それでも、投手有利のカウントでは、真ん中に抜けるような甘い球が、ほとんどない。毎年2桁勝利を挙げて、エースになるためにも、このコツと術が最低限の条件といえる。どれだけ多くの投手が、それをつかめないまま、ユニホームを脱いだことだろう。最近は若手の好投を目にする機会が増えた。いい傾向だよ。決め手なくドローに終わった試合。見応えアリの投手戦だけで、ヨシとしよう。(サンケイスポーツ専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
22174 0.564
(↓0.015)
-
(-)
100141
(+2)
123
(+6)
22
(-)
14
(-)
0.227
(↓0.001)
2.330
(↓0.09)
2
(-)
広島
19154 0.559
(↑0.014)
0.5
(↓1)
105110
(+6)
92
(+2)
16
(+1)
14
(-)
0.235
(↑0.003)
2.310
(↑0.04)
3
(-)
巨人
21194 0.525
(-)
1.5
(↑0.5)
99108
(+1)
110
(+1)
19
(-)
23
(+1)
0.229
(↓0.001)
2.330
(↑0.05)
4
(-)
DeNA
19211 0.475
(↑0.013)
3.5
(↑1)
102131
(+7)
148
(-)
18
(+2)
26
(-)
0.242
(↑0.002)
3.220
(↑0.09)
5
(-)
中日
17215 0.447
(-)
4.5
(↑0.5)
100114
(+1)
141
(+1)
19
(+1)
9
(+1)
0.240
(↓0.003)
3.010
(↑0.07)
6
(1↓)
ヤクルト
17222 0.436
(↓0.011)
5
(-)
102152
(-)
142
(+7)
29
(-)
17
(+2)
0.241
(↓0.003)
3.280
(↓0.1)