阪神(☆7対2★)ヤクルト =リーグ戦9回戦(2024.05.19)・阪神甲子園球場=
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ヤクルト
2000000002710
阪神
02020003X71100
勝利投手:才木 浩人(5勝1敗0S)
敗戦投手:石川 雅規(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆阪神は同点の4回裏、近本の適時打などで2点を挙げ、勝ち越しに成功する。そのまま迎えた8回には、無死満塁から木浪と代打・原口の連続適時打で3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・才木が6回2失点の好投で今季5勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに振るわなかった。

◆プロ入り23年連続勝利を狙うヤクルト石川雅規が今季3試合目の先発。過去に石川がシーズン1勝目を挙げた相手は阪神5度、巨人4度、中日4度、DeNA4度、広島2度、西武2度、オリックス1度。阪神から初勝利を挙げたシーズンが最も多い。22年は4月23日、シーズン3試合目の阪神戦で白星を挙げて21年連続勝利、23年は5月10日、同じく3試合目の阪神戦で22年連続勝利を達成した。3年連続でシーズン3試合目の阪神戦に勝って記録を伸ばすか。

◆阪神は「基本オーダー」に戻して、カード勝ち越しに挑む。3番に回っていた近本光司外野手(29)が7試合ぶりに1番に復帰した。3番には森下翔太外野手(23)が入った。「5番三塁」は渡辺諒内野手(25)。前回DeNA戦で1-0完封を成し遂げた才木浩人投手(25)が5勝目をかけて先発する。午前中から雨が降っており、グラウンドコンディションも気がかりな一戦になる。

◆阪神園芸出動! 甲子園では小雨が降る中、土を入れて午後2時1分に試合が開始された。朝から弱い雨が降り続き、グラウンドのマウンドとホームベース付近にシートが敷かれていた。午後1時半頃から阪神園芸が土入れを開始。一塁や三塁付近を中心に白土がまかれた。その後、本塁のシートもはがされ、準備は整った。選手は野手陣を中心に室内で試合前練習を行い、試合前のシートノックは実施しなかった。予定通りに試合が始まると、甲子園はカッパを着たファンで黄色に染まった。

◆阪神が珍しい2連続の犠飛で2点差を追いついた。初回に2点を先制されたが、2回、敵失と二塁打で無死二、三塁とした。まず梅野隆太郎捕手(32)が右翼に高々と打ち上げる犠飛で1点。さらに木浪聖也内野手(29)も右翼フェンス手前まで飛ばす大飛球。右翼の丸山和郁(24)にスーパーキャッチされたが、三塁走者はゆっくりと生還した。薄い雨雲に覆われた甲子園上空はこの時点で、ほぼ無風。いつもは右翼から左翼方向に吹く「浜風」に押し戻される右翼側への飛球も、タッチアップに十分すぎる距離まで伸びた。

◆ヤクルトの丸山和郁外野手(24)が、3回の守備から浜田と交代した。「1番右翼」でスタメン出場。1点ビハインドの2回1死三塁。阪神・木浪の打球がライト後方に飛び、丸山和がフェンスに激突しながらジャンピングキャッチで2死とした。三走をかえされて同点とされたが、好プレーで先発石川を援護した。ただ、その影響からか、直後の守備で途中交代を余儀なくされた。この日の丸山和は中前打、右前打と2打数2安打と攻守で活躍を見せていた。

◆阪神才木浩人投手(25)が6年ぶりに打点を挙げた。2-2の4回無死満塁。 時折バントの構えも見せながらフルカウントまで持ち込み、ヤクルト石川から押し出し四球を奪った。自身を援護する勝ち越し点をもたらした。才木にとってはプロ通算2打点目。遊ゴロで打点を挙げた18年8月22日の中日戦以来となった。

◆阪神が下位打線の猛攻でヤクルト石川雅規投手(44)の大記録を阻止した。今季未勝利の石川は、プロ野球史上初の入団1年目から23年連続勝利がかかっていた。2-2の4回、阪神は6番から3連打でたたみかけた。先頭のシェルドン・ノイジー外野手(29)が中前打、梅野隆太郎捕手(32)も中前打。木浪聖也内野手(29)も右前打で続いて無死満塁とした。9番投手の才木浩人(25)はフルカウントから四球を選んで勝ち越し。さらに1番に帰って近本光司外野手(29)が右前にはじき返して2点目を入れた。ここでヤクルトベンチは投手交代を決断。石川の今季初勝利は持ち越しとなった。

◆球界最年長44歳のヤクルト石川雅規投手の今季初白星は、次戦へ持ち越しとなった。史上初の新人からの23年連続勝利をかけて今季3度目の登板。阪神を相手に3回62球を投げ7安打4失点(自責2)を喫し、勝ち投手の権利を得られず降板となった。初回に打者7人の猛攻で2点の援護を受けたが、リードを守れなかった。2回に味方の失策も絡んでピンチを招くと、2本の犠飛で追いつかれた。2-2の同点の4回。先頭ノイジー、梅野、木浪の3連続安打で無死満塁とされると、続く才木にはフルカウントから痛恨の押し出し四球で勝ち越しを許した。さらに近本にタイムリーを浴び、4回は1死も取れずに降板となった。2番手・大西は無死満塁のピンチで併殺と二ゴロに仕留める好救援を見せて追加点を与えなかった。

◆阪神才木浩人投手(25)が悪条件のマウンドでリードを守りきった。「ブルペンとマウンドの違いに合わせていくのに苦労してしまいました。カウント負けして球数も多くなってしまいましたが、なんとか粘り強く投げることができたと思います」初回1死満塁、5番サンタナの左犠飛で先制点を許した。続く6番オスナにも中前適時打を浴び、いきなり2失点した。それでも2回以降は無失点投球を継続。同点の4回無死満塁では6年ぶりの打点となる勝ち越しの押し出し四球も選んだ。試合前から雨が降った甲子園球場。3回の投球が始まる前には、マウンドへの土入れも行われた。悪天候でも集中力を切らさず、6回5安打2失点で降板。2点リードのまま122球を投げきり、両リーグトップとなる今季5勝目の権利を手にした。

◆阪神シェルドン・ノイジー外野手(29)が好守を披露した。2点リードの7回2死一塁。石井大智投手(26)が打ち取った左翼前への飛球に全力でチャージ。スライディングしながら好捕したかに見えたが、グラブからボールが飛び出した。甲子園のファンから悲鳴が上がったが、ノイジーは目の前に浮いてきたボールを冷静に素手で再キャッチした。1度も地面には触れていないという判断で、該当の三塁塁審も即座に「キャッチ」を宣告した。

◆阪神ハビー・ゲラ投手(28=レイズ)がボークでの進塁を許した。2点リードの8回に登板。先頭の村上にストレートの四球を与えるなどで1死一塁。6番オスナへの初球を投じかけたところでバランスを崩し、リリースすることができなかった。試合前から雨が降り、3回には追加でマウンドへの土が投入されていた。しきりに足元を気にしながらの投球だった。2死二塁にピンチを広げたが、その後は後続を打ち取り無失点。悪条件の登板に対応した。

◆阪神梅野隆太郎捕手(32)が「膝ブロック」で窮地を救った。8回から登板したハビー・ゲラ投手(28)がめずらしく制球に苦しんだ。8回1死一塁から、バランスを崩してボールをリリースできないボークで1死二塁のピンチとなった。オスナへの2球目のスライダーは外角低めに大きく外れ、ワンバウンド。梅野は逆手で捕りにいったが届かず、投球を右膝に当てて前に落とした。走者は動けなかった。結局、この回は無失点。走者を二塁にクギ付けにできたことが大きかった。

◆阪神が、雨中の甲子園で3カード連続勝ち越しを決めた。貯金6で首位をキープ。今季の日曜日はこれで7勝1敗と無類の強さを誇る。朝から雨が降り続き、試合前にはグラウンドに土が入れられた。試合中にはマウンドに土が補強されるなど、阪神園芸がフル回転した一戦。グラウンド状態が悪い中、先発才木浩人投手(25)が踏ん張り、ハーラー単独トップの5勝目を挙げた。比較的雨が強かった初回に2失点。そこから立ち直った。3回には3番から始まる好打順を3者凡退に仕留めた。雨がやんだ5回2死一、二塁では、5番サンタナを外角のスライダーで見逃し三振。右拳を力強く握り、喜びをかみしめた。6回5安打2失点、122球で2点リードを保って降板した。2点ビハインドの2回に梅野隆太郎捕手(32)、木浪聖也内野手(29)の連続犠飛で同点に追いついた。4回には無死満塁で9番才木が押し出し四球を選び、勝ち越し。続く近本光司外野手(29)が右前適時打を放ち、たたみかけた。ヤクルト石川雅規投手(44)を降板させ、プロ野球史上初となる新人から23年連続勝利の献上を阻止した。3番に入っていた近本が、この日から7試合ぶりに1番に復帰。3番には森下翔太外野手(23)が入る「基本オーダー」で臨んだゲームだった。4回は下位打線の3連打でチャンスをつくり、上位の近本がかえした。8回には木浪の2点二塁打、代打原口文仁内野手(32)の適時打で3点を追加。打線が機能し、7回からは継投で逃げ切った。女性ファン向けイベント「TORACO DAY」の最終日を勝利で飾った。

◆阪神が、雨中の甲子園で3カード連続勝ち越しを決めた。貯金6で首位をキープ。岡田彰布監督(66)は、これで阪神監督通算500勝とした。これは球団歴代2位で、同1位藤本定義氏の514勝まで、あと14勝に迫った。6月中の記録更新も見えてきた。勝負どころでの"指示"が光った。同点の4回無死満塁。9番才木浩人投手(25)が打席に向かう前、今岡打撃コーチに耳打ちした。同コーチは、これを受けて才木に耳打ち。先発投手に伝言を送り、決勝の押し出し四球をもぎとらせた。才木を122球と引っ張り、6回2失点。この日は中継ぎの桐敷拓馬投手(24)が3連投のため、ベンチ外となっていた。前日は6回から、この日は7回からの継投で逃げ切り、接戦をものにした。近本光司外野手(29)を7試合ぶりに1番に起用したゲーム。その近本が適時打を放つなど、起用が的中した。節目の1勝にも、岡田監督らしい采配が詰まっていた。

◆阪神木浪聖也内野手(29)が満塁男ぶりを発揮した。2点リードの8回無死満塁。右腕エスパーダの初球を捉えた。141キロ直球を振り抜き、センターオーバーの二塁打。2者を生還させる、大きな追加点を挙げた。昨季も、満塁のケースでは打率4割4分4厘と打ちまくった満塁男。今季もここまで満塁時は5打数3安打4打点と、勝負強さを発揮し続けている。

◆阪神が、雨中の甲子園で3カード連続勝ち越しを決めた。貯金6で首位をキープ。21日からは2位広島との首位攻防3連戦に臨む。試合後の岡田彰布監督の一問一答は以下の通り。-難しいコンディションでのゲーム。振り返って「いやまあ、あのね、効率よく点取れたというのもあって、まあ才木もね、ちょっと下が悪かったので、コントロール悪かったというのもあって、6回あそこまで投げてくれたんでね、まあナイスピッチングやったと思いますけどね、はい」-才木は両リーグトップの5勝目。この試合を含めて今季の投球はどう見ている「いや、雨が多いなと思っとったんですけどね。まあ、前回も完封だし、ほんと一番ね、安定して6回、7回はね、最低いってくれるような、そういう内容ですね」-打線は下位打線がつながった「今日はもうね、5番以降が結構機能したんで、ピッチャー、今日は左だったので、あの辺の右はね、ちょっとね、いきそうな感じはしてたんですけど、ノイジーにしてもうまくつないだりね、後ろがああいう形で、下位がつないでくれるとね、やっぱり大量点というのをとってくれると思いますね」-8回は満塁で木浪にタイムリー。原口にもタイムリーが出た「いやいや、もうね、2点でも岩崎いくつもりやったんですけど、まあ、ああいう形でチャンス広がったので、木浪もね、ここだけでも、ヤクルト戦だけでもいい当たりを取られているから。昨日もそうだけど、満塁でゲッツーを食らうピッチャーゴロが多かったので、まあ、そういう意味でも木浪も吹っ切れたんじゃないですかね」-ノイジーは7回にファインプレー「ああ、大きかったですね。2点差でね、ランナーが1人出て、1発があるバッターが多いので、あそこも打順的にはランナーをためたくなかったので、本当に大きかったですね」-岡田監督は阪神通算500勝「いやいや、初めて聞きました。全然知らなかったですね。それは積み重ねだったのでね。本当に全然知らなかったですね」-来週に向けて「交流戦まで6試合なんでね、まあ、前半じゃないんだけど、3分の1ぐらいがこれで過ぎるんだけど、交流戦に入るとDHとか形が違ってくるので、最後、上位のチームだしね、広島、巨人と6試合あるので、いい形で交流戦に入れるように頑張りたいですね」

◆阪神が、雨中の甲子園で3カード連続勝ち越しを決めた。貯金6で首位をキープ。21日からは2位広島との首位攻防3連戦に臨む。試合後の岡田彰布監督(66)の一問一答は以下の通り。(阪神監督通算500勝について自ら切り出し)「園芸の人間が降りるときに"おめでとうございます"って言うから、何を言うとんのかわからんかった、意味が分からへんかった、おめでとうの」-才木は孝行息子「初回なあ、雨とかでな、ちょっとコントロール悪かったしな、村上のフォアボールでもな。内野安打もそうやけど、あんなんしゃあないけど。その後はね、同点に追い付いた後は、うまくカウントも追い込みできるようになったし」-満塁の打席でベンチから指示は「ええ、いや三振せえ言うたんや」-才木はバントの構えやいろいろやっていた「"ボール球まで振るんですか?"言うから、ボール球振ったらあかんやろ(笑い)。何を言いよん、お前、立ってろ言うことやからな、三振せえ言うことは振るな言うことやから、ボール球もどないしますかって、おまえ、そんなんいらんって」-才木は連敗を止めたり「これはやっぱり流れやろな、ゲームの流れが、読めるんじゃないけどな、失投が少ないと言うかな。この点数くらいで抑えとったら後半何とかなるとか、そういう流れがいいよな」-5回で100球超えていたが6回も「いやいや、打順回ってきて代打で交代とか、それも流れやんか。いらんとこで代える必要ないやん。自分に回ってきて、ここでお役御免な、才木も次打席回ってくるから、この回までかなあ、とか流れが分かったら最後のイニングも頑張れる。いらんことせんでええよ。球数が多いって言うてな、あいつらは球数じゃないやろ、イニングやろ結局は、クオリティースタートとか言うのも、球数じゃないやんか、メジャーみたいな中4で投げてるなら球数とか言うけど、そういうわけじゃないもんなあ」-木浪は「まあなあ、2つもいいの捕られたり、そういうのはバッターとしては嫌な感じやけど、最後やっと出たしな。だいぶ変わってくると思うよ」-打順は戻した「ちょっと近本と話したんや。だからあんまり近本1人に。3番に入れたら率も悪いから、そこに打ってるバッターを入れて打てんようになるのも、あれやったからな。それは近本と話したわ。で、1番でいこう、戻そうかって」-本人は「1番の方が楽に打てますとは言うてたけどな。でも『いずれは3番打ちたいです』って。いずれがいつかは知らんけど。でもまだカチッと決まらんけど、何番になっても機能はしてると思うよ。見えない機能というか、うしろつないだり、いろんな意味で」-今日話したのか「うん、今日。今日のメンバー決める前、練習前」-細かいところまで「当たり前やんけ。誰も知らんやろうけど」

◆阪神が雨中の甲子園で3カード連続勝ち越しを決めた。先発の先発才木浩人投手(25)が6回5安打2失点でハーラー単独トップの5勝目を挙げた。打線は2点ビハインドの2回に梅野隆太郎捕手(32)、木浪聖也内野手(29)の連続犠飛で同点に追いついた。4回には9番才木が押し出し四球を選び、勝ち越し。続く近本光司外野手(29)が右前適時打を放ち、4点目を挙げた。8回には無死満塁で木浪聖也内野手(29)がダメ押しの中越え2点適時二塁打を放ち、試合を決めた。女性ファン向けイベント「TORACO DAY」の最終日に勝利。貯金6で首位をキープした。ヒーローインタビューの一問一答は以下の通り才木-雨の投球がお手の物しんどいです(笑い)-先日打線の援護が少ないとそんなこと言いましたっけ?(笑い)-投球振り返って先制点をいきなり2点与えてしまったんですけど、野手の方々がたくさん点を取ってくれたので勝つことができました-TORACOが選ぶ恋人にしたいランキング1位。5勝目、ハーラートップタイ勝ちは運なので。もらってる勝ちが多いと思うんですけどけど、ゼロで抑えることが仕事なので、今後もゼロで抑えられるように頑張っていきたいと思います近本-援護が少ない中で、才木の押し出し直後のタイムリーいやぁー才木の執念を感じました(笑い)-センターフライの攻守も。雨は最悪っすね(笑い)-結婚したい選手ランキングナンバーワン笑笑。いやー、はいありがたいです。-メッセージを明日も、明日ないわ(笑い)明後日もみんなで頑張っていきますので応援お願いします木浪-トラコが選ぶ推し選手第1位。雨の中守りも大変だった?いや、そんなことないです(笑い)-まずは犠飛梅野さんが前で犠牲フライ打って、自分もここで同点にしたいと思っていたので。あの打席は良かったです-満塁に強い。理由はなんでなんですかね。いや、キター!って思いますね、満塁になると-今後について今日は雨の中応援ありがとうございました。これからはもっともっと貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いしますTORACO DAYインタビュー才木へ-才木選手に質問です。私は才木選手が大好きです。才木選手が女の子だったら、どの選手がタイプですかそうですねー、うーん。恥ずかしいんであまり言えないんですけど、木浪さんと近本さんが好きです(笑い)木浪選手と近本選手にお願いがあります。私はダンスを頑張っているのですが、TORACOダンスを見ました。来年は木浪選手と近本選手が一緒に踊るTORACOダンスを見たいです。2人で踊ってくれますか?もちろんです。木浪がいいなら。はい。

◆女性向けイベント「TORACO DAY」の最終日として行われ、お立ち台は女性ファンが選んだ「恋人にしたいランキング」1位の才木浩人投手(25)と、「結婚したいランキング」1位近本光司外野手(29)、「推し選手」1位木浪聖也内野手(29)の3人が上がり、大歓声となった。ファン代表インタビューでは小学4年生山本紗良さんから、女の子だったらタイプな選手を聞かれた才木は「恥ずかしいんですけど、木浪さんと近本さんが好きです」と照れ笑いした。小学3年生の喜島瑠花さんは近本と木浪に来年はTORACOダンスを踊ってほしいと要望。近本は「もちろんです。木浪がいいなら」と笑顔。木浪も試合後に報道陣へ「チカと頑張ります」と意気込んだ。また、17日からの本イベント3連戦の合計女性来場者の比率は、過去最高の約55%となった。

◆やっぱり才木さまさまです!阪神才木浩人投手(25)が雨中の熱投で12球団単独トップの今季5勝目を手にした。雨でマウンドがぬかるむ中、6回を5安打2失点。4回無死満塁では岡田彰布監督(66)から「三振指令」を出されながら、決勝の押し出し四球も選んだ。チームは3カード連続の勝ち越しで2位広島に1・5ゲーム差をつけ、交流戦前の勝率5割以上を確定させた。岡田監督は阪神監督通算500勝目。「日曜日の男」が指揮官に節目の1勝を届けた。雨粒を全身に受けながら、それでも才木は集中を切らさなかった。2点リードの5回。2四球で2死一、二塁のピンチを招き、先制犠飛を浴びていた5番サンタナとの対戦だ。フルカウントまでもつれた6球目。外角低めの134キロスライダーで見逃し三振に仕留めると、自然とガッツポーズが飛び出した。「フォアボールで出したランナー。かえしたらズルズル行くかもしれなかったので。大きかったですね」初回に2失点を喫したが、その後は無失点を継続。試合前から降る雨の影響で、3回にはマウンドに土が追加された。グラウンドがぬかるむ中でも6回5安打2失点。122球の熱投で、12球団単独トップの今季5勝目を挙げた。同点の4回無死満塁では自ら決勝点をもぎ取った。打席に向かう直前、岡田監督から今岡打撃コーチを通じて「三振せえ」と指令を受けた。才木は「ボール球まで振るんですか?」と天然ぶりも発揮したが、再び指揮官から出された「ボール球を振ったらあかんやろ」との指示で我に返った。「僕だったら、あの場面でスクイズがあるかなと考える。構えられるのはちょっと嫌なので」バントの構えなどもチラつかせながら、1球も振らずに押し出し四球を奪取。遊ゴロで打点を挙げた18年8月22日の中日戦以来、実に6年ぶりとなるプロ通算2打点目で自分自身を楽にした。完封勝利を飾った12日DeNA戦に続き、2戦連続の120球超え。昨季は5月1日にいったん出場選手登録を抹消されているが、今季は疲れを感じさせない投球を続けている。「中6日のコンディションがうまくできている。5月の頭から半ばぐらいに絶対疲労が来るけど、今年はないので」今季はトレーニングとケアに充てる割合を変更。8割をトレーニングに充てていた時間を今季は5割から6割に落とし、残りはケアに充てる。回復への意識が快投につながっている。チームは3カード連続の勝ち越し。2位広島に1・5ゲーム差をつけ、交流戦前の勝率5割以上も確定させた。日曜日のローテーションを任される中、同曜日は今季7勝1敗の貯金6。粘りの投球で、岡田監督に阪神監督通算500勝目を届けた。【波部俊之介】

◆虎の満塁男、健在! 阪神8番打者の聖也内野手(29)が2安打3打点と暴れた。2点リードの8回無死満塁。エスパーダの初球を振り抜き、ダメ押しの中越え2点適時二塁打。塁上でガッツポーズを決めた。これで今季満塁時は5打数3安打4打点と勝負強さが光る。「満塁は特に気持ちが強く入る。絶対に初球からいくと決めていたので、思い切っていけた。勝利を決定づけられた一打だったかなと思います」と喜んだ。0-2の2回には7番梅野の犠飛で1点を返し、なおも1死三塁で2者連続の右犠飛も決めた。右翼フェンス際に痛烈な打球を放ち、好守に阻まれながらも試合を振り出しに戻した。4回にもヤクルト石川から右前打を放ち、この回の勝ち越し劇をお膳立て。16、17日はスタメンを外れたが、復帰後は2戦連続安打だ。岡田監督も「ヤクルト戦だけでもいい当たりを捕られているから。そういう意味でも木浪も吹っ切れたんじゃないですかね」と復調に納得。8番木浪のつなぐ意識が勝利に結びついた。

◆阪神岡田彰布監督(66)が、阪神監督通算500勝を挙げた。雨中のヤクルト戦を制し、球団歴代1位の藤本定義氏の514勝まで14勝に迫った。4回無死満塁では先発の9番才木浩人投手(25)に「三振指令」を出し、決勝の押し出し四球奪取に導いた。7試合ぶりに1番に戻した近本光司外野手(29)が適時打を放つなど、采配が光った。貯金6で首位をキープ。記念星を通過点とし、球団初のリーグ連覇へ突き進む。ゲラが珍しいボークをおかした。緩いマウンドがフィットせず、先頭に4連続ボール。1死後、打者オスナの時につまずくような格好になり、ボールをリリースできなかった。1死二塁から2人を抑えて事なきを得た。「(ボークは)ちょっと足場が悪くてタイミングを逸したというか。なんとか抑えられて、仕事ができたと思う。形はちょっと悪かったけどよかったです」と苦笑いだった。

◆阪神近本光司外野手(29)が「1番」で輝いた。打線を機能させるためにこの6試合は3番に座っていたが、5月11日以来、8日ぶりに指定席に復帰。4回、下位打線で作ったチャンスで初球をガツン。右前への適時打となった。阪神らしい攻撃が帰ってきた。3人並んだお立ち台。近本はその場面を振り返り「いやあ、才木の執念を感じました」と笑顔で語った。同点で迎えた4回は先頭の6番ノイジーから3連打で無死満塁。才木はベンチの指示で1球も振らずに四球を選び、勝ち越しの1点が入った。まさに押せ押せ。ボルテージが一気に上がる中、流れを読み切った乾坤一擲(けんこんいってき)の初球攻撃を仕掛けた。開幕からレギュラー陣のバットが湿り、得点力が上がらない。その中でも安定して調子をキープ。チャンスメークも状況別の打撃もできて、ポイントゲッターにもなれる。岡田監督が重視する「3番」を任された。経験がある打順とはいえ、完璧にこなすのは簡単ではない。前日までの3試合はノーヒット。四球などでの貢献はあったとはいえ、今季、3番では7試合で打率1割6分だった。岡田監督から試合前、打順についてヒアリングを受けた。「素直に気持ちを伝えました」。楽に打てるのは1番です、と返答したという。1番なら、初回は制約なしの状態で打席に立つ。「走者がいない状態を常にイメージして入れる。3番だったら走者がいたり、いなかったりと想定するので。1番は楽には入れます」。2打席目以降も含めた試合全体を通じたプランも「1番なら割と操作しやすい。慣れているのはありますけど」と明かした。たぐいまれな打撃センスをMAXに引き出せれば、打線の威力は格段に上がる。1番近本がしっかりと機能している時の阪神は、間違いなく強い。【柏原誠】

◆阪神岡田彰布監督(66)が、阪神監督通算500勝を挙げた。雨中のヤクルト戦を制し、球団歴代1位の藤本定義氏の514勝まで14勝に迫った。4回無死満塁では先発の9番才木浩人投手(25)に「三振指令」を出し、決勝の押し出し四球奪取に導いた。7試合ぶりに1番に戻した近本光司外野手(29)が適時打を放つなど、采配が光った。貯金6で首位をキープ。記念星を通過点とし、球団初のリーグ連覇へ突き進む。岡田監督は試合後、阪神園芸のスタッフから「おめでとうございます」と祝福された。「意味が分からへんかった、『おめでとう』の」。阪神監督通算500勝。取材で問われ、初めてメモリアル星だったと知った。「それは積み重ね。本当に全然知らなかった」。球団歴代1位の藤本定義氏まで14勝に迫っても、あくまで通過点ということだ。2-2の同点、4回無死満塁で動いた。打席に向かう直前の9番才木に、今岡1軍打撃コーチを通して「三振せえ」と伝えた。才木は同コーチに「ボール球まで振るんですか?」と天然ボケをさく裂。指揮官は「ボール球振ったらあかんやろ」と苦笑いだった。伝言通りにスイングを仕掛けず、フルカウントから押し出し四球。「何を言いよん、三振せえ言うことは振るなって言うことやから」と頭をかいたが、才木は指令を守り決勝点を呼び込んだ。試合前にも動いていた。近本を呼び出しヒアリング。6試合連続で3番を務めていたが、7試合ぶりの1番復帰を決めた。「1番の方が楽に打てます言うてた。3番に入れたら率も悪いから」と負担を減らす狙いもあった。才木の四球に続き、近本が16打席ぶりの安打となる右前適時打。選手を思う采配がハマった。普段は選手と必要以上には話さないスタイル。それでも才木は「最近勝ててないからと言って、勝ちがつくまで投げさせてくれたこともあります」。岡田監督のもとで昨年ブレークした村上も「ここがあかんかったから代えたんや、と言ってくださることもある。見てくれているんだな」と言う。「選手の給料を上げてやるのも監督の仕事」と胸に刻む指揮官は、日々ナインを観察し、実行に移す。その積み重ねでここまで来た。3カード連続勝ち越しで首位キープ。交流戦前の勝率5割以上を確定させ、21日からは2位広島との3連戦だ。岡田監督も「流れがいいよな」と認めた。その目は次の1勝、その先に待つリーグ連覇だけを見つめる。【中野椋】

◆阪神・梅野隆太郎捕手(32)が全得点に絡む活躍で、先発の才木を援護した。2点を追う2回無死二、三塁で右犠飛を放ち、1点をかえした。「得点圏だったので、なんとかコンタクトしようと思って」と食らいついた。4回には無死一塁でヤクルト石川から中前打を放ち、この回の勝ち越しに貢献。8回にも無死一、二塁から犠打野選で満塁の好機をつくった。「投手陣が粘り強く投げてくれたので、こういうゲームを取っていくことが大事」とうなずいた。

◆球界最年長44歳のヤクルト石川雅規投手の、史上初の新人からの23年連続勝利は持ち越しとなった。雨中で今季3度目の登板に臨むも、阪神打線につかまり今季最短の3回0/3を62球、7安打4失点(自責2)で今季初黒星。「4回はしっかり抑えないといけなかった。先発が頑張らないと、こういう展開になってしまう。本当に情けない」と唇をかんだ。これにより出場選手登録を抹消される見込みとなった。

◆阪神のシェルドン・ノイジー外野手(29)が猛打賞と大活躍した。2点を追う2回無死一塁ではヤクルト石川の内角変化球を捉え、左翼線へ二塁打。この回の同点劇につなげ「いい形でやっとヒットが出たので良かったです」と胸を張った。4回にも中前打、8回にも右前打で追加点に絡んだ。さらに4-2の7回守備では左翼前に落ちるかという打球にスライディングキャッチを試み、一度はグラブからはじきながら地面に落ちる前に再びキャッチ。攻守で虎党を沸かせた。

◆阪神岡田彰布監督(66)が、阪神監督通算500勝を挙げた。雨中のヤクルト戦を制し、球団歴代1位の藤本定義氏の514勝まで14勝に迫った。4回無死満塁では先発の9番才木浩人投手(25)に「三振指令」を出し、決勝の押し出し四球奪取に導いた。7試合ぶりに1番に戻した近本光司外野手(29)が適時打を放つなど、采配が光った。貯金6で首位をキープ。記念星を通過点とし、球団初のリーグ連覇へ突き進む。阪神は今季日曜日の8試合で7勝1敗、勝率8割7分5厘。曜日別で勝利数は最多、勝率は最高だ。全試合で先発した才木の陰で、救援陣も奮闘。のべ17投手が18イニングを投げ、防御率0・00と完璧リリーフを続けている。

◆阪神岡田彰布監督(66)が、阪神監督通算500勝を挙げた。雨中のヤクルト戦を制し、球団歴代1位の藤本定義氏の514勝まで14勝に迫った。4回無死満塁では先発の9番才木浩人投手(25)に「三振指令」を出し、決勝の押し出し四球奪取に導いた。7試合ぶりに1番に戻した近本光司外野手(29)が適時打を放つなど、采配が光った。貯金6で首位をキープ。記念星を通過点とし、球団初のリーグ連覇へ突き進む。岡田監督の阪神での通算勝利数が500に到達した。球団での最多勝は藤本定義監督の514勝で、今季中の更新は確実だ。なお10~12年のオリックス監督時代には計188勝を挙げている。監督としての通算成績は688勝590敗48分け、勝率5割3分8厘。

◆ヤクルトが阪神に連敗で今カード負け越しとなった。初回に相手先発の才木に31球を投げさせる猛攻を仕掛けて2点を先制したが、2巡目以降は息を吹き返した才木を攻略できなかった。高津監督は「立ち上がりは良かったが、2巡目以降が続かなかった。ヒットがポコポコとたまに出てもね。タイガースは下位(打線)のつながりからも得点につなげていた」と差を分析した。

◆阪神岡田彰布監督(66)が、阪神監督通算500勝を挙げた。 雨中のヤクルト戦を制し、球団歴代1位の藤本定義氏の514勝まで14勝に迫った。4回無死満塁では先発の9番才木浩人投手(25)に「三振指令」を出し、決勝の押し出し四球奪取に導いた。7試合ぶりに1番に戻した近本光司外野手(29)が適時打を放つなど、采配が光った。貯金6で首位をキープ。記念星を通過点とし、球団初のリーグ連覇へ突き進む。原口文仁内野手(32)が「代打の代打」でダメを押した。8回、2点追加後、なおも無死二、三塁で右前に落として打点1。5点差に広げた。相手が左腕に交代したため、代打糸原に代わって登場。「みんながつないで、いいところだった。いい対応ができた。下(グラウンド)が悪いので何点あってもいいと思っていました」。16日には今季初先発で4番として4打点。代打に戻っても勝負強さは相変わらずだ。

◆阪神の絶好調のセットアッパー、石井大智投手(26)がまた好投した。2番手で7回に登板。先頭に安打を許したが、残りはフライ3本で片付けた。最後はノイジーの好守もあった。ぬかるんだマウンドでも影響を感じさせず「丁寧に1個1個アウトを積み重ねていこうと思っていた。本当にシェルドンに助けてもらいました」。再昇格後は5試合連続無失点となった。

◆阪神岡田彰布監督(66)が、阪神監督通算500勝を挙げた。 雨中のヤクルト戦を制し、球団歴代1位の藤本定義氏の514勝まで14勝に迫った。4回無死満塁では先発の9番才木浩人投手(25)に「三振指令」を出し、決勝の押し出し四球奪取に導いた。7試合ぶりに1番に戻した近本光司外野手(29)が適時打を放つなど、采配が光った。貯金6で首位をキープ。記念星を通過点とし、球団初のリーグ連覇へ突き進む。「普段通り」を心がけているからこそ、力を発揮できる。試合開始の約1時間前。体を動かし始めるまでに才木は、1度リラックスタイムを作っている。「今はなんか、『呪術廻戦』のゲームとかしてる。面白いですよ」試合直前での気持ちの高め方は選手によってさまざま。だが登板前だからといって、特別なことをしないのが才木流だ。直前に行うアップなどは綿密に決まっており「やることをやっていたら勝手に準備もできる」。それまでは練習日同様、ロッカーなどでゆっくりと時間を過ごしている。「『試合前だから集中しないと』というのは、自分で決めてしまっている。時間なんて普通に来るので、いつも通りの感じで」この日も雨に動揺することなく、普段通りの投球。変わらない試合前の時間が、快投を生み出している。【阪神担当=波部俊之介】

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】阪神タイガースのシェルドン・ノイジーが守備でスライディングキャッチ!しかしグラブからボールが飛び出てしまう! それでもあきらめずに浮いたボールを素手で捕りなおし、見事ナイスプレーとしました。

◆阪神・近本光司外野手(29)が「1番・中堅」で先発する。12日のDeNA戦(横浜)から3番起用が続いていたが、ここ3試合は無安打だった。3番には森下翔太外野手(23)が入った。先発の才木浩人投手(25)が5勝目を目指す。

◆阪神・桐敷拓馬投手(24)がベンチ入りを外れた。体調不良を経て復帰した16日の中日戦(バンテリン)から18日のヤクルト戦(甲子園)まで3連投していた。岡田監督は18日の試合後、桐敷について「名古屋(16日)は復帰明けのブルペンと思っといて。あした(19日)は休ませるけど」と語っていた。この日通常通り試合前の練習をこなした桐敷は18日の登板後、「(3連投は)シーズンに入ればあると思っていた。体力的には特に問題ない」と状態について説明していた。

◆阪神の先発・才木浩人投手(25)が一回から捕まった。先頭のヤクルト・丸山和に中前打を許すと、西川は三振に仕留めるも長岡の打球が不運な形で内野安打となって1死一、二塁。村上は四球で満塁のピンチを背負った。迎えるはセ・リーグ打率トップのサンタナ。左翼へ犠飛を飛ばされ、先制点を献上した。さらに続くセ・リーグ打点トップのオスナに中前へ運ばれて2失点。雨中のマウンドと厳しい条件の中、才木は10イニングぶりに失点した。

◆阪神が二回に反撃した。先頭の渡辺が二遊間深くへ打球を飛ばして出塁(記録は失策)。続くノイジーが左翼線へ二塁打を放って無死二、三塁の好機を作った。打席には8番・梅野。ヤクルト・石川の投じた2球目、131キロ直球を逆方向へはじき返すと、右翼最深部へ犠飛を放って1点差。二走・ノイジーも三進し、1死三塁とした。続く木浪は5球目を強振。右翼・丸山和のファインプレーで好捕されたが、ノイジーは悠々とホームへ生還した。犠飛2本で阪神が試合を振り出しに戻した。

◆阪神は2―2の四回、才木浩人投手(25)の押し出し四球などで2点を追加した。下位打線が抜群の働きをみせた。先頭の6番・ノイジーがこの日2安打目となる左前打で出塁し、梅野が中前打、木浪が右前打で続いて無死満塁の大チャンス。ここで投手の才木が今岡打撃コーチに声をかけられて打席に向かった。フルカウントまでカウントを進め、最後は内角に外れるボールを見送って勝ち越しの押し出し四球を選んだ。なお満塁のチャンスは続き、この日7試合ぶりに1番で出場の近本光司外野手(29)が初球を捉えて右前へ。4―2と点差を広げたところでヤクルトの先発・石川が降板となった。

◆偉業達成とはならなかった。球界最年長の左腕、ヤクルト・石川雅規投手(44)が先発し、3回0/3を投げ7安打4失点(自責点2)で降板。新人から史上最長記録となる23年連続勝利は次回に持ち越しとなったた。序盤から持ち味の緩急を使った投球を続けていたが、2点リードの二回に遊撃手・長岡の失策とノイジーの左翼線二塁打で無死二、三塁とされると、梅野と木浪の連続右犠飛で2点を献上。さらに、四回には先頭から3連打で無死満塁とされ、9番・才木に押し出し四球、1番・近本に右前適時打とされたところでマウンドを大西に譲った。

◆阪神・才木浩人投手(25)は6回5安打2失点で降板した。一回にサンタナの犠飛、オスナの適時打で2点を失ったが立ち直った。三回は長岡を遊ゴロ、村上を三振、サンタナを右飛と三者凡退。五回は2死一、二塁のピンチを背負ったが、サンタナを134キロのスライダーで見逃し三振に斬り、ガッツポーズで雄たけびをあげた。2-2で迎えた四回無死満塁の好機では石川の投球を見切って勝ち越しの押し出し四球。2018年8月22日の中日戦以来、6年ぶりの打点をあげた。「ブルペンとマウンドの違いに合わせていくのに苦労してしまいました。カウント負けして球数も多くなってしまいましたが、なんとか粘り強く投げることができたと思います」。才木は六回に代打を送られて降板。122球の力投でハーラートップの5勝目の権利を持ってマウンドをリリーフ陣に託した。

◆阪神・シェルドン・ノイジー外野手(29)が七回に好守備を見せた。2死一塁で長岡の打球は左翼へ。ノイジーは定位置の前方にフラフラと上がった打球めがけてスライディングを試みると、ボールは一度グラブから飛び出したものの、最後は素手の右手でキャッチ。アウトが認められると虎党から歓声が起こり、ベンチの岡田監督も拍手でたたえた。2点差の接戦でリードをビッグプレーでピンチの芽を摘んだ。

◆阪神はヤクルトに連勝し、3カード連続の勝ち越しとした。先発の才木浩人投手(25)がリーグトップの5勝目を挙げた。一回に2点を失う立ち上がりとなったが、二回以降は粘りのピッチングで追加点を許さず。122球の熱投で6回2失点にまとめた。七回からは石井、ゲラ、浜地の3人が無失点でつないだ。打線は近本光司外野手(29)が7試合ぶりに1番で先発。2-2の四回に無死満塁で才木が押し出し四球を選んで勝ち越すと、続く近本が右前適時打を放ってリードを広げた。八回にも無死満塁を作り、木浪聖也内野手(29)が中堅へ2点適時二塁打を放つなど3点を追加して試合を決めた。これで日曜日は6連勝と強さを発揮し、貯金を6とした。

◆七回、ヤクルト・長岡秀樹の打球を捕球する阪神のシェルドン・ノイジー=甲子園球場(撮影・安部光翁)

◆3カード連続勝ち越しの阪神が貯金を最多タイの「6」とし、勝率5割以上での交流戦突入を決めた。2点を追う二回、梅野隆太郎捕手(32)、木浪聖也内野手(29)の連続犠飛で同点。四回無死満塁では才木浩人投手(25)が押し出し四球を取り、近本光司外野手(29)が16打席ぶり安打を右前に運んで2点を勝ち越した。八回には木浪の2点二塁打、原口文仁内野手(32)の適時打で3点を加えた。6回2失点の才木は両リーグトップの5勝目(1敗)。チームは日本ハムを迎え撃つ28日からの交流戦を前に、広島(マツダ)、巨人(甲子園)との6連戦に挑む。虎将で通算500勝(376敗27分=球団最多は藤本定義の514勝)に到達した岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り(成績=22勝16敗4分、観衆=4万2577人)。(自ら切り出して)「園芸の人間が降りる時に〝おめでとうございます〟って言うから、何を言うとんのかわからんかった、意味が分からへんかった、おめでとうの」ーー才木は孝行息子「初回なあ、雨とかでな、ちょっとコントロール悪かったしな、村上のフォアボールでもな。内野安打もそうやけど、あんなんしゃあないけど。その後はね、同点に追い付いた後は、うまくカウントも追い込み出来るようになったし」ーー満塁の打席でベンチから指示は「ええ、いや三振せえ言うたんや」ーー才木はバントの構えや、いろいろやっていた「ボール球まで振るんですか言うから、ボール球振ったらアカンやろ。何を言いよん、お前、立ってろ言うことやからな、三振せえ言うことは振るな言うことやから、ボール球もどないしますかって、お前、そんなんいらんって」ーー才木は連敗を止めたり「これはやっぱり流れやろな、ゲームの流れが、読めるんじゃないけどな、失投が少ないと言うかな。この点数くらいで抑えとったら後半何とかなるとか、そういう流れがいいよな」ーー五回で100球超えていたが六回も「いやいや、打順回って来て代打で交代とか、それも流れやんか。いらんとこで代える必要ないやん。自分に回って来て、ここでお役御免な、才木も次、打席回って来るから、この回までかなあ、とか流れが分かったら最後のイニングも頑張れる。いらんことせんでええよ。球数が多いって言うてな、あいつらは球数じゃないやろ、イニングやろ結局は、クオリティスタートとか言うのも、球数じゃないやんか、メジャーみたいな中4で投げてるなら球数とか言うけど、そういうわけじゃないもんなあ」ーー木浪は「まあなあ、2つもいいの捕られたり、そういうのはバッターとしては嫌な感じやけど、最後やっと出たしな。だいぶ変わってくると思うよ」ーー打順を戻した「ちょっと近本と話したんや。だからあんまり近本一人に。3番に入れたら率も悪いから、そこに打ってるバッター入れて打てんようになるのもアレやったからな。それは近本と話したわ。で、1番で行こう、戻そうかって」ーー本人は「1番の方が楽に打てますとは言うてたけどな。でもいずれは3番打ちたいですって。いずれがいつかは知らんけど。でもまだカチッと決まらんけど、何番になっても機能はしてると思うよ。見えない機能というか、うしろ繋いだり、いろんな意味で」ーー今日話したのか「うん、今日。今日のメンバー決める前、練習前」ーー細かいところまで「当たり前やんけ。誰も知らんやろうけど」

◆3カード連続勝ち越しの阪神が貯金を最多タイの「6」とし、勝率5割以上での交流戦突入を決めた。2点を追う二回、梅野隆太郎捕手(32)、木浪聖也内野手(29)の連続犠飛で同点。四回無死満塁では才木浩人投手(25)が押し出し四球を取り、近本光司外野手(29)が16打席ぶり安打を右前に運んで2点を勝ち越した。八回には木浪の2点二塁打、原口文仁内野手(32)の適時打で3点を加えた。6回2失点の才木は両リーグトップの5勝目(1敗)。チームは日本ハムを迎え撃つ28日からの交流戦を前に、広島(マツダ)、巨人(甲子園)との6連戦に挑む。主な選手のコメントは以下の通り成績=22勝16敗4分、観衆=4万2577人)七回2死一塁でヤクルト・長岡の飛球をスライディングキャッチした際、グラブからこぼれた白球を素手で捕球したシェルドン・ノイジー 「ちょっと走るのが長かったので。それだけですね(笑いながら)。なんとか捕ろうという思いで捕りました」ノイジーの好捕に石井大智 「本当にシェルドンに助けてもらった」四回無死満塁で押し出し四球を取った才木浩人 「別に振らんでいいよ、三振して来いみたいな感じでしたけど。ラッキーでした。(6年ぶりの打点に)いやあ、打率ゼロ割です」6回2失点の才木に梅野隆太郎 「どんな状況でもしっかり投げてくれたんで。ほんとに『雨ニモマケズ』って感じですね」3打点の木浪聖也 「(岡田監督の阪神での)500勝というのは凄いことだと思いますし、1勝1勝が監督へのプレゼントだと思っている」岡田監督の500勝に1番復帰で1打点の近本光司 「壮大過ぎてわかんないです」

◆3安打の阪神のシェルドン・ノイジー外野手(29)は4安打した4月30日の広島戦(マツダ)以来、今季2度目の猛打賞をマークした。「いい形でやっとヒットが出たのでよかった」。守っても七回に好守をみせた。2死一塁から長岡の飛球にスライディングキャッチした際に、グラブからこぼれたボールを右手でしっかり捕球する〝お手玉キャッチ〟でアウトに。「(チャージで)ちょっと走るのが長かった」と笑った。

◆阪神のハビー・ゲラ投手(28)は八回に登板。雨でぬかるんだマウンドで粘りの無失点投球を見せた。1死一塁からオスナに対し、投球モーションを取りながら投げられず、ボークに。「足場が悪くて(リリースする)タイミングを逸した」。オスナは遊ゴロ、山田は中飛に仕留めてゼロに抑えたが「雨は言い訳にはできない」とピンチを招いたことを反省した。

◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(76)は7試合ぶりに復活した「1番」近本光司外野手(29)ー「2番」中野拓夢内野手(27)の打順について言及した。やっぱり、この打順でなければーという思いが強い。1番近本、2番中野は、岡田監督自身も一番信頼しているはず。それを大幅に組み替えていたのはチーム事情であり、監督の判断だから、あれこれ言うつもりはない。だが投手の立場から見て、1番に近本がいることがどれほど厄介か。投手というのは、立ち上がりは永遠の課題。どう乗り切るか、不安がある中で、足もあり、出塁率も高く、さらには長打の魅力まで兼ね備えた近本が登場。相手にとってこれほど嫌な打線はない。今後は3番に誰をはめ込むかがポイントになりそうだが、しっかり振ってくる森下は候補。投手目線で、振り回す打者は楽だが、ここ一番でしっかり振ってくる打者は嫌。森下はそのタイプ。まだ苦労するかもしれないが、育てていってもらいたい打者だ。結果が出る出ないではない。この打線の並びを見て、収まりがいい。チーム全体がそう感じているのではないか。最後に、立ち上がりに2失点しながら立ち直った才木は褒めたい。修正できたのは、大きな成長。現状の阪神の大黒柱らしい投球を見せてくれた。

◆甲子園に降り続いた雨が恨めしかった。球界最年長の44歳左腕、ヤクルト・石川雅規投手は3回0/3を投げ7安打4失点で今季初黒星。今季3度目の登板で、1年目から史上最長の23年連続勝利を目指したが、三度目の正直とはならなかった。「四回ですかね。しっかりと抑えないと。押し出しもそうだし、先発が頑張らないと、こういう展開になってしまう。本当に情けない」振り返ったのは2―2の四回だ。ノイジー、梅野、木浪の3連打で無死満塁とされ、9番・才木に押し出し四球を与えて決勝点を献上。続く近本に初球を右前適時打とされたところで、マウンドを降りた。偉業達成はかなわず、チームも2連敗。首位・阪神とは5ゲーム差になった。20日にも出場選手登録を外れて間隔を空ける石川は「しっかりと結果を残さなきゃいけない。本当に申し訳ない」と唇をかんだ。(赤尾裕希)

◆ヤクルト・丸山和郁外野手(24)が「1番・右翼」で先発したが、途中交代した。二回1死三塁の守備で、後方の打球をフェンスに激突しながら好捕(結果は右犠飛)。無事、ベンチまで戻ってきたが、三回の守備から浜田が右翼を守った。高津監督は試合後「上半身の打撲ですね。明日(20日)お休みなので、様子を見るということですね」と説明。打率・344を誇る新リードオフマンの離脱は避けたい。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(32)は才木浩人投手(25)を巧みにリードし「こういう足場の悪い中でしっかり投げてくれた。ほんとに『雨ニモマケズ』って感じ」と右腕をたたえた。打撃では0-2の二回無死二、三塁から右犠飛。「得点圏だったのでなんとかコンタクトしようと思って」。1安打1打点と攻守で存在感を示した。

◆阪神・原口文仁内野手(32)は6-2とリードを広げた八回無死二、三塁、代打で登場して右前適時打を放った。「追い込まれたが、いい対応ができて、いいところに落ちてくれた」。代打では今季初打点となった。16日の中日戦(バンテリンドーム)では今季初先発して3ランを放ったが、〝ひと振り〟の頼もしさも健在だ。

◆阪神は2連勝で貯金を今季最多タイの6とした。7試合ぶりに「1番・中堅」で起用された近本光司外野手(29)が、3-2の四回に貴重な追加点となる右前適時打。岡田彰布監督(66)の阪神での通算500勝となる節目の勝利に花を添えた。やっぱり背番号5は1番が似合うわ~!迷わず初球に手を伸ばし、雨にぬれた芝生の上に白球が弾んだ。勝利を近付ける近本の一打に甲子園が沸き返る。岡田監督との〝面談〟でリードオフマンに戻った背番号5が、指揮官の虎通算500勝に花を添えた。「その前の打席からしっかり思い切って打ちにいけていたので、結果的にいい結果になったのはよかった」四回、無死満塁から先発の才木が押し出し四球を選んで3-2と勝ち越した直後、石川の初球ストレートを捉えた。右前に運び、これが16打席ぶりの安打。リードを2点に広げた。11日のDeNA戦(横浜)以来となる「1番・中堅」で出場。ここ6試合は3番での出場だったが、慣れ親しんだ先頭に戻った。試合後、岡田監督は近本と練習前に話して打順を決めたことを明かした。「3番に入れたら率も悪いから、そこに打ってるバッター入れて打てんようになるのもあれやったからな。それは近本と話したわ。で、1番でいこう、戻そうかって」将の悩みの種だったのは、誰もピタリとハマらない〝3番問題〟。近本を3番に置く策をとり、14日の中日戦(豊橋)から2戦続けてマルチ安打と結果を出したが、その後はこの日の試合前まで3試合ノーヒット。近本が最も生きる打順はどこか-。岡田監督は希望を直接たずねた。「『1番の方が楽に打てます』とは言うてた」答えは「1番」だった。今季、1番で35試合に出場し打率・284。一方、3番では7試合で・160。はっきりと数字に表れている。近本は「(1番は)1打席目はランナーがいない状態を常にイメージして入れる。2打席目、3打席目にどうつながるかが1打席目は大事なので」と説明した。普段は選手と直接話して指導することがほとんどない岡田監督の印象を「すごく打撃練習を見ているので、選手の考えは多分話さなくてもわかる人なんじゃないかと思う」と語る。話さず築かれた関係の先で、〝話す〟場面が来た今回の意図をすぐに察した。「監督が聞くってことは1番にするのかなと思った。もともと3番でいくなら何も聞かないと思うので、素直に僕の気持ちを伝えました」。思考を合わせて切り込み隊長に戻り、結果で起用に応えた。岡田監督にとって、この白星が阪神での監督通算500勝の節目となったが、「初めて聞きました。全然知らなかった」と気に留めず。同1位の藤本定義氏の514勝まであと14勝。そして、その先には将が何より見据えてきた連覇が待つ。近本も次の白星に向けて、お立ち台でファンに呼びかけた。「あさってもみんなでしっかり頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」21日からは1・5ゲーム差の2位広島との直接対決3連戦(マツダ)。役目を戻しても変わらない存在感で、チームの先頭に立つ。(邨田直人)

◆降りしきる雨とぬかるんだマウンドに悪戦苦闘しながら、白星をつかんだ。阪神・才木浩人投手(25)は6回を投げて122球を要しながらも5安打2失点。四回の打席では勝ち越しの押し出し四球を選び、両リーグ単独トップとなる5勝目を挙げた。「きょうはブルペンとマウンドの違いに合わせていくのに苦労した。本当に粘りの投球でした」投げるたびに足場が気になった。一回に3安打と四球が絡んで2点を先行されたが、二回以降は踏ん張った。4-2の五回2死から連続四球で一、二塁のピンチを迎えたが、サンタナをスライダーで見逃し三振に仕留めると、ガッツポーズだ。「(走者を)かえしちゃうとズルズルといっちゃうかもしれなかったので。あそこは本当にデカかった」打者でも逆転勝利に貢献した。2-2の四回、3連打で迎えた無死満塁から44歳左腕・石川をスクイズの構えで幻惑させて、押し出しの四球をゲット。併殺打を避けるため、打席に入る前に今岡打撃コーチから「三振しろ」という〝岡田指令〟を耳打ちされていたが、「ボーッと突っ立っているよりは、投手目線的に揺さぶっていこうかなという感じ」と自画自賛の打席となった。岡田監督は「(才木が)『ボール球まで振るんですか』言うから。何を言いよん、お前。立ってろいうことやからな。三振せえいうことは振るないうことやから。ボール球もどないしますかって、お前、そんなんいらんって」と今岡コーチを通じたやりとりの舞台裏を明かした。結果的に、2018年8月22日の中日戦(バンテリンドーム)以来、自身6年ぶりとなる打点が決勝点。女性ファン「TORACO」の恋人にしたい選手ランキングで1位の才木が打席でも黄色い歓声を浴びた。「勝ち星を積み重ねているのは、いいことだと。前回(12日のDeNA戦)みたいな完封のように、毎回はいかないけど、(粘りの)ピッチングが多くできるような投手になれれば」2020年11月に右肘靭帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けてから4年。完全復活した右腕が先発投手陣を引っ張っている。(三木建次)

◆キュンッと輝く一打で雨模様の甲子園を晴らした。虎の満塁男がTORACOのハートをわしづかみ。トドメの2点二塁打に阪神・木浪聖也内野手(29)のさわやかな笑顔が弾けた。「満塁になって『絶対初球いく』と決めてたんで、思い切っていけたというのがああいう結果になりましたし、勝利を決定づけられた一打だったかなと思います」4-2で迎えた八回無死満塁の好機。エスパーダの141キロ直球を振り抜いた。打球は中堅手の頭上を越え、木浪は二塁上でガッツポーズ。二回は同点の右犠飛を放ち、1試合3打点と躍動した。ヤクルト3連戦はタイガースを応援する女性ファンのお祭り「TORACO DAY」として開催。そんなTORACOの〝推し選手ランキング〟で1位に輝いたのが木浪だった。「毎日たくさんの人が応援してくださっているので、それに応えられるように自分らはやっています」打率・600(5打数3安打)と、同・444(18打数8安打)だった昨季に続いて満塁男ぶりは今季も健在だ。背番号0は「『きたー!』って思いますね。満塁になると」と笑う。不振でスタメン落ちすることもあったが、ここ2戦は先発復帰。岡田監督も「最後やっと出たしな。だいぶ変わってくると思うよ」と復調気配を感じている。帰ってきた恐怖の8番はTORACOが見守るお立ち台で誓った。「きょうは雨の中、応援ありがとうございました。これからはもっともっと貢献できるように頑張ります!」無類の勝負強さと屈託のない笑顔でTORACOをとりこにし続けていく。(原田遼太郎)

◆いや~ん、今や虎のエースのはずの才木が一回、いきなり燕に2点を献上。「ひど~い、才木く~ん! わが猛虎打線は貧打で2得点以下打線に成り下がっているのよ~! こーなったら二回から投手陣が追加点を与えないで、打線は2点を奪っての引き分け狙いでお願いしま~す?」と、「TORACO DAY」に合わせ女の子になった俺だったのだ。ところが二回に早々に渋~く2本の犠飛で追いつき、四回には2点を勝ち越したァ!! ムフフ...。4点あれば投手王国の阪神はもう大丈夫だとほくそ笑んでいたら、ホントにその通り、2番手以降の3投手が三塁も踏ませなかったのだ!! 才木はハーラートップの5勝目! 最高!!そーか...。4点あれば勝てるのか? ということで、『もし猛虎打線が今季の負け、引き分け試合で4点を奪っていたら?』のたられば阪神妄想計算をしてみました~!黒星が白星にひっくり返るのが6試合、引き分けが白星になるのが4試合、黒星が引き分けになるのが3試合。よって現在の22勝16敗4分けは32勝7敗3分けのぶっち切り首位になるのだ!! 目指すのは4点。本日のヒーローの近本も木浪も、そして阪神での監督通算500勝の岡田さんも4点、頼んまっせえ!!

◆雨の日曜日。甲子園駅に降り立ち、中止かなぁ?と空を見上げた虎ソナのすぐ隣を、乙女たちが猛ダッシュで駆けていった。彼女たちに雨など関係ない。推しのタテジマ戦士のいる球場に向かって突進あるのみ?! 甲子園もここまで変貌したのか。おっさんだらけの昔の甲子園を知る者は感動的だった。春の「TORACO DAY」も最終日。球場周辺では、アイドルのライブ会場のような光景にも出くわした。公式ファンクラブの女性会員が女性(非会員含む)を誘って来場すると、一緒に観戦するグループの女性全員にTORACOタオルをプレゼント。ただし数量限定。どの選手のタオルがもらえるかもランダム、神のみぞ知る。「やったぁ!」「エーッ!」TORACOの悲鳴と歓声が交錯する。推しの選手のタオルでなかった乙女たちはたくましかった。「交換してください!」「5希望!」降りしきる雨の中、ボードを掲げて、希望の選手のタオルをゲットしようと懸命。〝商談〟が成立したかどうかは不明だが、グラウンド外のTORACOの戦いは、熱気ムンムン、ほほえましくもあった。熱気ムンムンだったのは、球場に隣接する甲子園歴史館の中でも。「サンケイスポーツ×甲子園歴史館」の特別企画トークショーが開催されたのは2面で紹介した通り。こちらのお客さんの年齢層はバラエティー豊か。おじさまも、おばさまも、チビっ子も、そして大集結のTORACOの姿もチラホラ。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
22164 0.579
(↑0.011)
-
(-)
101139
(+7)
117
(+2)
22
(-)
14
(+1)
0.228
(↑0.003
2.240
(-)
2
(1↑)
広島
18154 0.545
(↑0.014)
1.5
(-)
106104
(+9)
90
(+3)
15
(+2)
14
(-)
0.232
(↑0.002)
2.350
(↓0.02)
3
(1↓)
巨人
21193 0.525
(↓0.013)
2
(↓1)
100107
(+3)
109
(+9)
19
(-)
22
(-)
0.230
(↓0.001)
2.380
(↓0.12)
4
(-)
DeNA
18211 0.462
(↓0.012)
4.5
(↓1)
103124
(+2)
148
(+3)
16
(-)
26
(-)
0.240
(↑0.002)
3.310
(↑0.03)
5
(-)
ヤクルト
17212 0.447
(↓0.012)
5
(↓1)
103152
(+2)
135
(+7)
29
(-)
15
(-)
0.244
(↓0.001)
3.180
(↓0.05)
5
(1↑)
中日
17214 0.447
(↑0.015)
5
(-)
101113
(+3)
140
(+2)
18
(-)
8
(-)
0.243
(↑0.001)
3.080
(↑0.02)