広島(☆9対3★)巨人 =リーグ戦9回戦(2024.05.19)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
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広島
40022100X91102
勝利投手:アドゥワ 誠(4勝1敗0S)
敗戦投手:高橋礼(2勝2敗0S)

本塁打
【広島】末包 昇大(1号・1回裏3ラン),菊池 涼介(2号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆広島が同一カード3連勝。広島は3点を追う1回裏、小園の適時打と末包の3ランで4点を挙げ、逆転に成功する。そのまま迎えた4回には、林と秋山の適時打で2点を加え、試合を優位に進めた。投げては、先発・アドゥワが6回途中3失点で今季4勝目。敗れた巨人は、投手陣が振るわなかった。

◆巨人坂本勇人内野手(35)がプロ野球史上2人目の通算450二塁打にリーチをかけた。1回2死一、二塁で先制の適時二塁打を放った。広島アドゥワの高め144キロ直球を合わせた。打球は左中間の芝に弾んだ。坂本はスライディングで二塁を陥れた。これで3試合連続の二塁打。福本豊に並ぶ歴代2位の通算449二塁打となった。先制点を導くと、続く萩尾も2死二、三塁から左前へ2点適時打を放った。初回に3点を奪った。【通算二塁打ランキング】1位 立浪和義=4872位 福本豊=4492位 坂本勇人=4494位 山内一弘=4485位 金本知憲=4406位 稲葉篤紀=4297位 王貞治=4228位 張本勲=4209位 長嶋茂雄=41810位 松井稼頭央=411

◆広島が"惨デー・マツダ"の呪縛をようやく解いた。先発のアドゥワ誠投手(25)が3点を先制された直後の1回裏、1死二、三塁の好機をつくり、4番小園海斗内野手(23)が左翼線ギリギリにポトリと落ちるタイムリーヒット。三塁走者の秋山が生還し、待望の「今季マツダ初得点」が刻まれた。「つなぐ気持ちでいきました。良いところに落ちてくれました」と小園。抜群の勝負強さを誇る4番が、重苦しいムードを払拭した。本拠地マツダスタジアムで、今季日曜日に3試合(ほかに1試合中止あり)で23イニングを戦い、1点も取っていなかった。日曜日自体、1勝3敗2分けで、この日まで32イニング無得点と苦戦続きだった。それらをまとめて振り払った。この勢いに乗り、2死一、二塁から末包昇大外野手(27)が、巨人高橋礼のスライダーを左中間へ運ぶ今季1号3ラン。あっという間に試合をひっくり返した。末包は「しっかりと捉えることができました。小園が良いかたちでつないでくれたので、取られたあとのイニングですぐに逆転することができてよかったです」と喜んだ。

◆巨人が鬼門を打ち破れず3位転落した。初回3点のリードを奪うものの、直後に先発高橋礼が4失点でプロ最短1回KO。2回に代打を送り、早々に切り替えたが反撃の糸口を見つけることができなかった。反対に失点を積み重ね、今季ワーストタイの9失点で大敗を喫した。2度目の同一カード3連敗で、マツダスタジアムでは今季6戦4敗2分け。順位も入れ替えられた。阿部慎之助監督(45)自ら「鬼門」と語った敵地で、またしても勝てず「打開策は1個まず勝つしかないからな。次、7月もあるし、その前にも東京ドームで負けなきゃいい。それだけだよ」とホームでのリベンジを期した。先発した高橋礼には、3点援護を受けながら先頭に4球連続ボールで四球を与え「あの4球が全てだったな。あれで、相手も『あれ?いけるんじゃないの?』と思ったはずなので。あれがヒットだったらどうでもいいんだけどな。それぐらい大きいフォアボールだったな。1回、抹消する。しっかり対策を練ってまた戻ってきてもらいたいなと思います」と、初の2軍降格を明言した。

◆広島が巨人に勝ち、今季同一カード初の3連勝で、4月5日以来の2位に浮上した。3点を先制された直後の1回裏に4番小園海斗内野手(23)の適時打で、23回無得点だった日曜日のマツダスタジアムで、今季初得点。さらに2死一、二塁から末包昇大外野手(27)が左中間へ逆転の1号3ランを放ち、今季最多3万1576人の観客を沸かせた。末包は3安打3打点の活躍だった。新井貴浩監督(47)の試合後の一問一答は以下の通り。-初回からいきなり逆転「すぐ取り返せたというのが大きかったですね。スエ(末包)のホームラン、すごく大きかったです」-末包は猛打賞。「そろそろ打つころかなとこっちも思っていましたし、本人も『そろそろ打ちます』と言ってましたんで」-中軸以降にも安打、菊池に1発。「今日出た若手もそうなんですけど、ベテラン中堅もしっかりと頑張ってくれましたし。カープらしい全員野球で、いい試合だったと思います」-アドゥワは2回以降立ち直った。「立ち上がりちょっと入り方が難しかったと思うんですけど、あとは粘りで打たせて取る彼らしいピッチングだったと思います」-リリーフも見事なリレー。森浦は3者連続三振でした。「きのうもそうでしたけど、今日もカッコ良かったですね。本当に素晴らしいピッチングでした」-全員野球で巨人戦3連勝。次は首位・阪神。「週末マツダでのゲームでなかなかいい試合を届けられてなかったので、きのうも今日も超満員のファンの前でいい試合を見せることができて、すごくうれしく思います。また明日しっかり休んでいい準備をして明後日の試合に臨んでいきたいと思います」(囲み)-末包の打撃には長打が出そうな兆しが?「練習でも試合でも、いい感じだったので、そろそろかなーっていう風には見てましたけどね」-苦戦が続いた高橋礼から4点。「そうね、そこは初回先制されたすぐ後ということだったので。すごくいい攻撃だったと思いますし、そこは打撃コーチとスコアラーがちゃんと対策を練ってくれて、それを選手がプレーしてくれたという、いい攻撃だったと思いますよ」-4回に追加点を取って、左投手に対して林をそのまま打席へいかせた。「やっぱり経験してもらいたいというのは、あるんで。ライト前だったかな。いいヒットだったと思うね。しっかり振り切っているんであそこに落ちてくれると思うし。またね、若い選手が試合に出ながら成長していくもんだと思っているのでいいヒットだったと思います」-末包選手の1発。あの1発があるとないとでは展開も違う。「大きいよね。ホームランというのはひと振りで流れ、空気を変えられるので。またね、3点先制された直後だったので、それはね、本当に大きかったと思います」-ホームラン数が少ない中で改めて彼の役割は「やっぱり期待するのは長打なんですけど、あまり長打、長打と思って力まなくていいので。相手も間違ったら1発いかれるというね。相手が嫌だと思うのでね。彼の長打というのは魅力ですよね」-昨年から技術的な成長などは?「もちろん本人も考えながら成長してくれていると思うけど、去年の自信が。11本かな。去年の自信があると思うんですよね。上がってきてからすぐ結果を残しているけど、打席でばたついてないというか。それは昨年の経験が自信になっていると思います」-坂倉も2試合続けて。「普通でしょ(笑い)。元々ね、昨日も今日もこれぐらいは打てる選手なのでね。きのうはきっかけにしてほしいと言ったんかな?本人もちょっと手応え感じているんじゃないですか」-九里が抹消。「そこはね、こっちの自分の戦略的な考えもあるし。彼もなかなか勝ちが付かず心身ともに疲労がすごく大きかったと思うので1回しっかりゆっくりして、次に備えてほしいというのと、先々のローテーションとかの考え。いろいろ変えていこうかなと。また、ファームでしっかり頑張っている投手もいるので。いろいろ考えて抹消しました。先々のことを考えて」-リフレッシュとまでいかないかもだが。「彼とは昨日の試合後、話もしたし。良かったね、初勝利ね。心身共に疲れていると思うから1回抹消するぞ、と。また体調を整えて次の登板頼むな、という風には伝えている。彼のフィジカル、コンディション面と、あとは先々のローテーションを考えて。ファームでも頑張っているピッチャーがいる、いろいろ複合的に考えてです」

◆巨人高橋礼投手(28)が先発ではプロ最短となる1回でKOされた。初回に3点の援護をもらいながら、直後に4失点。逆転3ランを含む3安打1四球でリードを守り切るどころか、あまりに簡単にひっくり返された。先頭秋山に四球を与え、野間には左前打を許した。1死二、三塁から小園に左翼線へのポテン安打で1点を返された。これで止められなかった。2死一、二塁から末包に逆転3ランを献上した。2回の攻撃。阿部監督は早々に決断した。高橋礼は代打を送られた。これまで先発でのプロ最短はソフトバンク時代の23年8月20日西武戦の1回1/3だった。サブマリン右腕はベンチで呆然とグラウンドを見つめた。

◆広島が"惨デー・マツダ"の呪縛をようやく解いた。3点を先制された直後の1回裏、4番小園の適時打で今季23回無得点だった日曜日のマツダスタジアムで初得点を刻んだ。さらに2死一、二塁から、3年目の末包昇大外野手(27)が、巨人高橋礼から左中間へ1号逆転3ラン。昨季11本塁打のうち、巨人戦で6本という巨人キラーが今季も本領を発揮。「バッティング練習がよかったので、今日はいけそうな気がしていた」と予感通りの結果に笑顔だ。末包は今季、キャンプ前に左膝半月板を痛め、開幕1軍から外れた。結果も出ず苦しんでいた4月末、自主トレをともにしたカブス鈴木に電話。「上体より下半身が大事だ」などの助言をもらい「そこから下半身中心に考えるようにした」。8日に今季初昇格を果たすと、松山遠征で同じ右のスラッガー、ヤクルト・サンタナの体の使い方などに注目。練習に取り入れ、結果に結びつけた。チームは今季初の同一カード3連勝で2位に浮上。21日からは本拠地で1・5差で追う首位阪神を迎え撃つ。「投手陣が頑張っている。点を取って楽な展開で投げさせてあげたい」。コイの大砲は、トラ相手にも大暴れする。【高垣誠】広島林(4回に今季初打点の適時打)「ああいう場面で打てたことはこれからの励みになると思います。生かしていければと思います」広島森浦(6回無死一、二塁で救援し3者連続三振)「アウト1個ずつ早く取りたいなと思って投げてました。(状態も)徐々に上がってきて、体もよく動くので、いい感じできています」

◆巨人坂本勇人内野手がプロ野球史上2人目の通算450二塁打にリーチをかけた。1回2死一、二塁でアドゥワから左中間への先制適時二塁打を放った。3試合連続の二塁打で通算449本目。福本豊に並ぶ歴代2位タイに浮上した。「火曜日からバシッと切り替えて。バシッとやっていきます」と3連敗からの切り替えを強調した。

◆巨人高橋礼投手(28)が先発でプロ最短の1回3安打4失点で降板した。初回に3点の援護を受けた後のマウンドだった。しかし、初回先頭の秋山に4球で四球を与えた。「球数使ってもいいし、ランナーを出してもいいかもしれない。でもフォアボール以外で何かじゃいないといけなかった」と猛省した。阿部監督からは「あの4球が全てだった。あれで相手も『あれ?いけるんじゃないの?』と思ったはず。あれがヒットだったらどうでもいいんだけどな。それぐらい大きいフォアボールだったな」と苦言をていされたあっさりと歩かせると、続く野間には左前打を許した。リズムに乗り切れず、1死二、三塁から小園に左翼線へのポテン安打で1点を返された。これで止められない。2死一、二塁から末包には116キロスライダーが高めに浮いた。逆転3ランを献上。打球の行方を見つめ、唇をかんだ。四球から崩れ、リードを守るどころか、簡単に逆転を許した。2回の攻撃で代打を送られ、先発の役目を果たせなかった。試合後は2軍での再調整を告げられた。まずは思考をシンプルに整理する。阿部監督が掲げる「困ったらど真ん中」の方針に復活を後押しされたサブマリン。もう1度、ゾーン内勝負を徹底できるように自分を見直す。「気持ちの整理が一番大事だと思う。あまり難しいこと考えず、打たれたら相手が上だったと考える。ただそれだけ。シンプルにストライクゾーンの中で勝負していけたら」。過去3年間で1勝にとどまっていたが、ソフトバンクから移籍し、新天地で開幕ローテ入りをつかんだ。ここまで2勝2敗の防御率2・23の右腕。最短となる30日ソフトバンク戦の1軍復帰を目指す。

◆巨人の前にまたしても鬼門が立ちはだかり、3位に転落した。初回3点奪取で好スタートを切りながら、先発高橋礼が先頭打者の秋山に初球から4球連続ボールで四球。阿部監督は「あの4球が全てだった。あれで相手も『あれ? いけるんじゃないの?』と思ったはず。あれがヒットだったらどうでもいいんだけど。それぐらい大きいフォアボールだった」。4失点でプロ最短1回KO。ひっくり返されたまま今季ワーストタイ9失点で大敗し順位も入れ替えられた。勝てないマツダスタジアムで、3つの黒星をつけられ今季2度目の同一カード3連敗。今季だけですでに6戦4敗2分けで、昨季3勝9敗だった苦い記憶から阿部監督自ら「鬼門」と口にして挑んだ今カードも拭い去れなかった。「打開策は1個まず勝つしかないからな。次、7月もあるし。その前にも東京ドームで負けなきゃいい。それだけだよ」。4月に本拠地では3連勝。6月のホーム戦で取り返す。週明けの中日戦に向け大幅入れ替えを敢行する。高橋礼、秋広、佐々木、山瀬を抹消し、代わって馬場、郡、喜多を昇格させ、交流戦前、最後の5試合に臨む。【栗田成芳】

◆広島先発のアドゥワ誠(25)が粘りの投球で4勝目を挙げた。1回に巨人坂本に先制打を浴びるなど3失点。だが、すぐに味方打線が4点を奪取。「一気に逆転してくれたんで、もう絶対にゼロで抑えようと」。2回からは立ち直り、6回途中に降板するまで無失点投球。自身の投球を反省し「毎回野手の方に助けてもらってるので、次ぐらいは先制点を与えないように頑張りたい」と次戦の快投を誓った。

◆巨人はドラフト4位・泉口友汰内野手(25)が「2番・遊撃」で、2試合連続で先発メンバーに名を連ねた。2番に入るのはプロ初。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)がNPB通算二塁打数で歴代2位タイに浮上した。一回2死一、二塁でアドゥワから放った左中間への適時二塁打で通算449二塁打とし、3位で並んでいた山内一弘(広島)の448本を抜いて同2位の福本豊(阪急)に並んだ。同1位は立浪和義(中日)の487本。史上2人目の450二塁打にも王手をかけた。18日の第2戦では通算187度目の猛打賞をマークして長嶋茂雄(巨人)を抜く歴代3位単独3位に浮上した18年目のベテラン。この先制打で6試合連続安打と好調だ。NPB通算二塁打10傑①立浪和義 487②福本豊 449②坂本勇人 449④山内一弘 448⑤金本知憲 440⑥稲葉篤紀 429⑦王貞治 422⑧張本勲 420⑨長嶋茂雄 418⑩松井稼頭央 411

◆巨人・高橋礼投手(28)が1回4失点で降板した。3点の援護を受けて一回のマウンドへ上がったが、先頭の秋山に四球。1死二、三塁から小園の左前適時打で1失点。その後2死一、二塁から6番・末包に左越え逆転3ランを浴び、計4失点を喫した。直後の二回、打順が回ったところで代打秋広を告げられ今季最短で降板マウンドを降りた。

◆11安打9得点の広島が今季初の同一カード3連戦3連勝。巨人と入れ替わって2位に浮上した。一回に3点先制された直後に小園の適時打と末包の3点本塁打で逆転し、中盤に加点。アドゥワは立ち直って4勝目。巨人は高橋礼が誤算。

◆巨人は今季ワーストタイの9失点で今季2度目の同一カード3連敗を喫し、広島と代わって3位に転落した。阿部慎之助監督(45)は先発して1回4失点で降板した高橋礼投手(28)の投球内容に苦言を呈した。「あの4球が全てだった。(巨人が一回表に)3点取ったあと、あれで、相手も『あれ? いけるんじゃないの』と思ったはず。それぐらい大きいフォアボールだった」。高橋礼が一回先頭の秋山に4球続けてボールの四球を与えたことが、その回に4失点で逆転を許す要因になったと分析した。続けて「一回抹消する」と、開幕からローテーションを守ってきたアンダースローに再調整を命じた。苦手なマツダスタジアムでは今季4敗2分けとなった。指揮官は「ゲッツーになりそうなの(相手の打球)がカーンっと(イレギュラーして)跳ねたりね。なんか不思議だなと思いながら見ていて。いつからこんなになったんだろうと。打開策は一個まず勝つしかないから。次、7月も(マツダで)あるし、その前にも東京ドームで(広島戦が)あったら・・・。東京ドームで負けなきゃいい。それだけだ」とリベンジを誓った。

◆苦手意識を拭えない。巨人は今季ワーストタイの9失点で今季2度目の同一カード3連戦3連敗を喫し、広島と代わって3位に転落。阿部慎之助監督(45)は今季4敗2分けと勝てない敵地・マツダスタジアムとの相性を嘆いた。「(相手の打球で)ゲッツーになりそうなのがカーンと(イレギュラーして)跳ねたりね。なんか不思議だな。いつからこんなになったんだろう」先発した高橋礼は3点の援護を受けた一回に4失点して降板。先頭の秋山にストレートの四球を与えて自滅を招き、指揮官は「あの4球が全て。相手も『あれ? いけるんじゃないの』と思ったはず」と苦言を呈した。開幕からローテーションを守った下手投げ右腕は試合後、2軍再調整を命じられ「(最短での昇格が)10日間と考えたら、そんなに時間もない。気持ちの整理が一番大事。今できるのはそこ」と再起を誓った。「(マツダでの)打開策は1個、まず勝つしかない。次、7月も(マツダで)あるし。東京ドームで負けなきゃいい」と阿部監督。広島へのリベンジに燃えた。(谷川直之)

◆マツダスタジアムを真っ赤に染めた観衆3万1576人がわいた。広島が今季初の同一カード3連勝で巨人と入れ替わり2位浮上。決勝の逆転3ラン含む3安打3打点で11安打9得点の打線を引っ張った末包昇大外野手(27)がお立ち台で笑いを誘った。「小園がまた打ちやがったな、と。ずっと小園の後ろでふがいない結果だったので、今日こそはと思っていた」一回に3点の先制を許したが、その裏に反撃を開始した。小園の適時打で1─3とし、なお2死一、二塁で末包が高橋礼のスライダーを引っ張り、左中間へ1号3ラン。1回4得点でKOすると、四、五回には中前打をマークし、昨年9月以来の猛打賞を決めた。〝オンライン誠也塾〟を利用した。1月に左膝を痛め開幕2軍スタート。打撃不振にも陥った。そこで元広島の鈴木誠也(カブス)に「助けてください」と電話で相談。日本と13時間以上の時差があるにもかかわらず「去年打てたから力はある」「上半身より下半身が大事」などと助言をもらった。今月8日に今季初昇格をつかみ、8試合で打率・370、1本塁打、4打点と好調だ。3連勝で今季最多の貯金3とした新井監督は「超満員のファンの前で勝ててうれしい」とニッコリ。21日からは1・5ゲーム差で追う阪神との直接対決。力強く泳ぐ鯉が、虎を丸呑みする。(柏村翔)

◆広島・アドゥワ誠投手(25)が六回途中3失点で4勝目(1敗)を挙げた。立ち上がりに崩れたが、二回以降は丁寧に打たせて取り、ゼロを並べた。「(一回に)一気に逆転してくれた。毎回、野手に助けてもらっているので、次ぐらいは先制点を与えないようにしたい」。打席では四回1死一、二塁で犠打野選を誘い、貴重な6点目を演出した。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)が一回に左中間へ先制の適時二塁打をマーク。通算449二塁打とし、福本豊(阪急)に並ぶ2位に浮上した。6試合連続安打を記録し、打率は・255に上昇。しかし、敵地で3連敗を喫し「火曜日からバシッとやるだけです」と気持ちを切り替えた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
22164 0.579
(↑0.011)
-
(-)
101139
(+7)
117
(+2)
22
(-)
14
(+1)
0.228
(↑0.003)
2.240
(-)
2
(1↑)
広島
18154 0.545
(↑0.014)
1.5
(-)
106104
(+9)
90
(+3)
15
(+2)
14
(-)
0.232
(↑0.002
2.350
(↓0.02)
3
(1↓)
巨人
21193 0.525
(↓0.013)
2
(↓1)
100107
(+3)
109
(+9)
19
(-)
22
(-)
0.230
(↓0.001)
2.380
(↓0.12)
4
(-)
DeNA
18211 0.462
(↓0.012)
4.5
(↓1)
103124
(+2)
148
(+3)
16
(-)
26
(-)
0.240
(↑0.002)
3.310
(↑0.03)
5
(-)
ヤクルト
17212 0.447
(↓0.012)
5
(↓1)
103152
(+2)
135
(+7)
29
(-)
15
(-)
0.244
(↓0.001)
3.180
(↓0.05)
5
(1↑)
中日
17214 0.447
(↑0.015)
5
(-)
101113
(+3)
140
(+2)
18
(-)
8
(-)
0.243
(↑0.001)
3.080
(↑0.02)