広島(☆4対3★)巨人 =リーグ戦8回戦(2024.05.18)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
02000000131400
広島
00012100X41111
勝利投手:九里 亜蓮(1勝4敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗12S))
敗戦投手:赤星 優志(0勝4敗0S)

本塁打
【広島】坂倉 将吾(3号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆広島は2点を追う4回裏、羽月の適時二塁打で1点差に迫る。続く5回に小園の2点適時打で逆転すると、6回には坂倉のソロで追加点を挙げた。投げては、先発・九里が6回途中2失点で今季初勝利。敗れた巨人は9回に1点差とするも、続く好機であと1本が出なかった。

◆広島-巨人戦は今季まだ勝ち星がない広島九里亜蓮と巨人赤星優志が先発登板する。今季開幕投手を務めた九里はここまで0勝4敗。広島の開幕投手が白星なしの5連敗となれば、65年大石(6連敗)74年佐伯以来3人目の記録となるが、九里は連敗ストップできるか。一方、巨人先発の赤星もまだ勝利がなく、シーズン初登板から3連敗中。同投手は昨年開幕4連敗を喫しており、巨人投手が2年連続で開幕4連敗を記録すれば球団初のケースとなってしまう。

◆巨人ドラフト4位泉口友汰内野手(25)が、先制となるプロ初打点をマークした。「8番遊撃」でスタメン出場。2回1死一、二塁の場面で右前へ先制適時打を放ち「追い込まれていたので、必死に食らいついていきました。チームに良い流れを持ってきたかったので、先制できて良かったです。初打点にもなってうれしいです」。8日中日戦でプロ初安打を記録したばかりのルーキーが、前夜2失策の門脇に代わる抜てきに応えた。守備では4回先頭の広島末包の三遊間を抜けそうな深い打球を捕球。難しい体勢から一塁送球で仕留めた。三塁・坂本からも拍手を受け、攻守においてフレッシュに動き回った。

◆巨人坂本勇人内野手(35)がプロ野球史上3位タイとなる通算448二塁打をマークした。山内一弘の記録に並んだ。5回2死、広島九里の外角143キロ直球を逆らわずに逆方向に運んだ。打球は右翼ライン際に落ち、坂本は悠々と二塁に到達した。 前日17日に続く2試合連続の二塁打。0-2で敗れた17日の試合後は「また次、勝てるように頑張ります」と次を見据えていた。史上2人目の通算450二塁打まで残り2本となった。【通算二塁打ランキング】1位 立浪和義=4872位 福本豊=4493位 山内一弘=4483位 坂本勇人=4485位 金本知憲=4406位 稲葉篤紀=4297位 王貞治=4228位 張本勲=4209位 長嶋茂雄=41810位 松井稼頭央=411

◆広島九里亜蓮投手(32)が粘りの投球を見せた。今季開幕投手を務めながら、ここまで7戦で白星なしの4敗と苦戦。しかも登板した試合でチームも勝てていない(5敗2分け)。登板前日には「なんとかチームが勝てれば」と自身の白星よりもチームの勝利を願っていた。2回に2点を先制され、6回まで毎回の8安打を浴びる苦しい投球だったが、追加点は許さない。5回に小園海斗内野手(23)の2点適時打で逆転し、打撃不振だった坂倉将吾捕手(25)が6回に約1カ月ぶりの3号ソロを放ち援護。6回1死三塁となったところで降板し、代わった森浦が後続を断った。九里は勝利投手の権利を持ってベンチに下がった。

◆巨人岸田行倫捕手(27)がアクシデントで途中交代した。1点ビハインドの6回先頭、右中間を破る二塁打を放った際、二塁に走る途中で左足に違和感が出た。二塁ベースにはゆっくりと到達した。その後、自らタイムをかけてベンチに戻った。治療を終えて、1度はグラウンドに戻ってきた。しかし、代走門脇を送られて交代となった。試合後は「大丈夫です」と話し、バスに乗った。

◆巨人坂本勇人内野手(35)が通算187度目の猛打賞をマークした。長嶋茂雄氏の記録を超え、プロ野球歴代単独3位に浮上した。2回先頭で左前打。5回2死から右翼線二塁打を放ってプロ野球史上歴代3位タイの448二塁打をマークすると、9回無死一、二塁から左前打を放ち、猛打賞の記録も打ち立てた。坂本は長嶋終身名誉監督が観戦に訪れた3日阪神戦(東京ドーム)で3安打を放ち、ミスターの目前で記録に並んでいた。勝利を最優先に考える巨人坂本だが、また偉大な記録を塗り替えた。

◆広島小園海斗内野手(23)が、連日の活躍だ。4番で先制打を放った17日に続き、この日は3番で逆転打を決めた。1-2と1点を追う5回2死二、三塁。巨人赤星からしぶとく三遊間を破るタイムリーヒットで2者を迎え入れ、逆転に成功した。試合前まで得点圏打率両リーグトップの4割8分4厘の勝負強さを、この日も発揮した。

◆巨人が今季ワースト15残塁で、またしても鬼門で逆転負けを喫した。2回の2点リードで始まり、毎回安打もあと1本が出なかった。2点を追う9回には、相手の適時失策で1点差。なおも1死一、三塁で打者小林が、この試合2度目のセーフティースクイズを仕掛けるも、三走重信が本塁憤死。リクエストを出したが覆らず、14安打も打ちながら3得点にとどまった。阿部監督は「そうだな。明日につながるよ。それだけだな。以上」とだけ話し、試合後の取材は今季最短4秒。マツダスタジアムでは5戦3敗2分けといまだ勝てておらず、その悔しさを短い言葉で表した。▽巨人赤星(体調不良の菅野に代わって先発し5回3失点で4敗目)「先制してくれたのに、リードを守り切れなくて悔しいです」

◆巨人坂本勇人内野手(35)がプロ野球史上3位タイとなる通算448二塁打をマークした。山内一弘の記録に並んだ。坂本が3安打を放って今季3度目、通算では187度目の猛打賞。猛打賞の最多回数は張本(ロッテ)の251度だが、セ・リーグでは長嶋茂雄(巨人)の186度を抜く新記録。右打者としても長嶋を上回る最多回数で、歴代単独3位となった。

◆広島小園海斗内野手は3番でも「得点圏の鬼」だった。1点を追う5回2死二、三塁で、巨人赤星から左前へ逆転の2点適時打。「昨日(勝利投手になった大瀬良)大地さんに(九里)亜蓮さんのとき頼む、と言われていたので、打ててよかった」。7試合連続で「4番三塁」で先発し、その間7打点と打ちまくった。この日は菊池らを休養させて打線を組み替えたことで「3番遊撃」だったが、両リーグトップの得点圏打率(4割8分5厘)の勝負強さは変わらなかった。

◆広島九里亜蓮投手が今季8試合目の登板でようやく勝ち星を手にした。6回途中で毎回の8安打を浴びながら2失点の粘りが報われた。開幕投手を務めながら、ここまで0勝4敗。チームも7戦勝ちがなかった(5敗2分け)だけに「本当になかなか勝てず苦しかった。みんなに助けてもらった勝利だと思う」と振り返った。新井監督は「野手も救援陣も、何とか(九里)亜蓮に初勝利をって、気持ちのこもった試合だった」と全員野球での勝利を喜んだ。

◆広島が巨人に2連勝で、今季最多の貯金「2」とした。開幕投手を務めながら、ここまで7試合勝ちのなかった九里亜蓮投手(32)が6回途中2失点と踏ん張り今季初勝利を手にした。新井貴浩監督(47)の試合後の一問一答は以下の通り。-振り返って(九里)亜蓮も今日は調子いい方じゃなかったんですけどね、何とか粘り強く投げてくれたと思いますし、また野手もね、何とか亜蓮に1勝目をプレゼントしたいと、そんな攻撃だったと思います。-坂倉がソロ含む4打数4安打いやまあ特段驚くことではないと思いますよ。それぐらいは、元々できる能力のある選手ですのでね。これをきっかけにしてほしいと思います。-最終回、守り切ったあそこ(スクイズを刺した場面)ね、二俣もあの体勢からね、ここしかないというピンポイントの送球をして、ビッグプレーだったと思います。-羽月、林、二俣ら若手にも安打それもうれしいですね。起用しているのは私なのでね、失敗、ミスを恐れることなく、思い切ってやってくれたらいいと思って見ていました。-明日への意気込みを明日もしっかりいい準備をして、今日のようなカープらしい全員野球で頑張りたいと思います。(囲み)-九里は白星をつけたかったもちろん、うん。-ピンチを招いたところでスイッチしようとそこは予定通り。そういう風にいってもらって、バックアップつけていて、「ピンチになったらいくよ」と森浦にいってもらいました。本当森浦がね、しびれる場面で、あそこをよく抑えてくれたと思います。亜蓮も頑張っていたけど、森浦も素晴らしいピッチングです。-5回に代走大盛あそこはもう絶対に、最低追いつくぞというね、そういう合図というか、まあ、またね、(林)晃汰もいいヒットがあって。あそこ、ジャイアンツは左でいいピッチャーがいるので。バルドナードも、高梨もね。あの展開のまま、もういっちょ晃汰に回ってきたら、左にいいピッチャーがいるというのもあったので、だからあそこは思い切って、絶対に追いつくぞという形で。結果的にあれ、三本間挟まれて矢野の時かな。あそこも大盛が粘ってくれたおかげで、二、三塁になって。次の小園で2点入ったので。本当、いい走塁だったと思いますよ。-小園が4番から3番うーん、まあ今日キク(菊池)と野間を休ませようと思っていたので。昨日も小園の件に関しては言ったけど、打線を線として考えた時に、どういう風な打線を組んだらいいかなと思ったら、今日はそういうことだったと。繰り上げて、小園を3番に据えてという形になったと思います。-坂倉、ここ数日の変化は練習もね、見ていても内容いいし、本人もいろいろ試行錯誤しながら、微調整、練習の中でもしているし、いい感じに調整、修正できていたんじゃないですか。-九里の成長やっぱり本当にね、今年の開幕投手で、いいピッチングもしながらね、なかなかこう、援護してあげられなくて、勝ちをつけてあげられなかった試合もあるので。本当に苦しかったと思うんですけど、今日初勝利挙げられてよかったと思うし。野手もそうだし、後を継いだ森浦にしても矢崎にしても島内にしても栗林にしてもね、何とかっていうね、亜蓮に初勝利をっていう、何か気持ちのこもった試合だったと思いますよ。うちらしい、全員で戦った、全員野球のいい1日だったと思いますよ。-貯金が今季初の2うーん、数字的なものは全然見ていないので。貯金2とか全然。まあ、あるに越したことはないですけど、1戦1戦っていう気持ちですし。目安としてはだいたい5割くらいとざっくりとは思っていますけど、貯金2だとか、借金2だとかはまだ5月なので、全然考えてないです。

◆巨人坂本勇人内野手(35)がミスターを超える通算187度目の猛打賞をマークした。長嶋茂雄の記録を上回り、プロ野球歴代単独3位に浮上。セ・リーグ新記録となった。2点を追う9回無死一、二塁で広島栗林の144キロカットボールを捉えた。三遊間を破る左前打。相手の失策も絡み1点差に迫った1本が、この試合3安打目だった。「いい感じで打てました。相手もストッパーですし、ああいう展開を作っていくしかないんじゃないですか」。ミスターの目前で並んだ3日阪神戦以来の猛打賞。土壇場に粘りのもう1本が出た。試合前のフリー打撃では、最初に緩いカーブボールを打ち込んだ。軸足にしっかり力をため込みながら、強いスイングを繰り返し準備して結果に結びつけた。5回2死からは九里の外角143キロ直球を右翼線に運ぶ二塁打とし、通算448本目で山内一弘に並ぶ歴代3位。2回先頭では左前打でチャンスメークし、2点先制に導いた。チーム12イニングぶりの得点も、起点は坂本からだった。試合は敗れたが、直近5試合はすべて安打をマークし、21打数8安打、打率3割8分1厘と状態は上向き。「今日はすごくよかった」。勝利にいざなう1本を積み重ねていく。【上田悠太】坂本が3安打を放って今季3度目、通算では187度目の猛打賞。猛打賞の最多回数は張本(ロッテ)の251度だが、セ・リーグでは長嶋茂雄(巨人)の186度を抜く新記録。右打者としても長嶋を上回る最多回数で、歴代単独3位となった。

◆広島坂倉将吾捕手(25)のバットが、打ち出の小づちに変わった。2回、二塁手の手前でイレギュラーした内野安打がきっかけだった。4回は右前へクリーンヒット。そして1点リードした6回、先頭打者で巨人の左腕大江から豪快に右翼へ運ぶ3号ソロを放ち、4月16日以来の猛打賞。さらに8回の右前打で、自身3度目の1試合4安打も決めた。試合前まで打率は1割7分2厘と大不振。「チームには迷惑かけるかもしれないですけど、初球からどんどんいこうと決めて打席に入っていた」。開き直りの精神が、本来の思い切りの良さを引き出した。新井監督も「それぐらいは元々できる能力のある選手。これをきっかけにしてほしい」と期待する。チームは連勝で今季最多の貯金2。19日も勝ち、巨人に3連勝なら2位浮上だ。捕手としても重責を担う男は「また明日からチームが勝てるようにやっていきたい」と表情を引き締めた。▽広島栗林(リーグ単独トップの12セーブ目で九里に初勝利届ける)「(九里)亜蓮さんに勝ちをつけたいというのは自分も思っていたので、ウイニングボールを渡せて良かったと思います」▽広島森浦(6回1死三塁から好救援で勝利に貢献)「追い込んでから、甘いところだけにはいかんように投げていた。しっかり抑えられて良かった」▽広島羽月(先発出場で、今季初安打がタイムリー)「その前のチャンスで凡退したので、なんとか次につなぐ気持ちで食らいつこうと思った。いい風に乗って伸びてくれた」

◆巨人ドラフト4位泉口友汰内野手がプロ初打点で先制点をもたらした。前夜2失策の門脇に代わって遊撃では初スタメン。阿部監督から「いったれ泉口!」と送り出され腹をくくった。2回1死一、二塁で右前へ先制適時打を放ち、4回の守備では三遊間を抜けそうな深い当たりを捕り、難しい体勢から一塁送球で仕留めた。攻守でフレッシュに動き「必死です。勝ちにつなげられるようなプレーをしていきたい」と汗を拭った。

◆巨人はドラフト4位・泉口友汰内野手(25)が「8番・遊撃」で先発メンバーに名を連ね、2年目の正遊撃手、門脇誠内野手(23)が今季42試合目で初のスタメン落ちとなった。門脇は5試合連続無安打と苦しんでおり、17日の第1戦では2失策と精彩を欠いた。

◆巨人のドラフト4位・泉口友汰内野手(25)=NTT西日本=が「8番・遊撃」で先発し、二回1死一、二塁の第1打席で先制の右前適時打を放った。プロ初打点をマークした。正遊撃手の門脇が5試合連続無安打、前戦では2失策と精彩を欠く中、遊撃が本職のルーキーがバットでアピール。広島・九里から右前に転がした。プロ18打席目で2安打目となり、初打点を記録した。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)がNPB通算二塁打数で歴代3位タイに浮上した。2-0の五回の第3打席で広島・九里から右翼線へ運ぶスタンディングダブル。この日2本目の安打は今季3本目の二塁打。通算二塁打は山内一弘(広島など)の448に並んだ。同2位の福本豊(阪急)の449にも残り1本に迫った。坂本は他にも、14日にNPB通算安打数で「打撃の神様」川上哲治(巨人)を抜いて同13位となり、同・猛打賞回数でも歴代3位につけており、現役選手では圧倒的な成績を積み上げている。

◆巨人・岸田行倫捕手(27)が六回に代走を送られて途中交代した。「7番・捕手」で先発して六回無死から右中間へ二塁打を放った直後、治療のため一度ベンチへ下がった。数分後ベンチからグラウンドへ姿を現しプレー続行かと思われたが、代走・門脇が送られた。

◆広島が逆転勝ち。0―2の四回に羽月の適時二塁打で追い上げ、五回に小園の2点打でひっくり返した。六回は坂倉の一発で加点。九里は5回?を2失点で今季初勝利。巨人は15残塁。九回も1点差に迫ってなおも続いた好機を逸した。

◆巨人は九回に追い上げるも1点差で敗れ、敵地で連敗を喫した。二回に2点を先制したが、中盤に逆転を許して2点を追う展開に。九回に1点を返し、2死満塁の一打逆転の場面を作ったが、最後は代打・萩尾が空振り三振に終わった。14安打を放ちながらも3得点、15残塁を記録。試合後、阿部慎之助監督(45)は九回の粘りについて「明日に繋がるよ。それだけだな」と一言。報道陣への対応はわずか4秒だった。

◆広島の九里は登板8試合目にして待望の今季初白星を手にした。毎回の8安打を許しながらも5回1/3を2失点で粘った。今季登板した試合でチームも初めて勝ち「本当に苦しかった」と目を潤ませ、言葉をつまらせた。3―2と逆転した直後の六回は1死三塁から森浦が好救援。九回は栗林が1点差まで迫られながらも踏ん張った。新井監督は「何とか九里に初勝利をと、気持ちのこもった試合だった」と全員でつかんだ1勝に満足げだった。

◆悔しい敗戦の中、巨人・坂本勇人内野手(35)が輝きを放った。5打数3安打で187度目の猛打賞を記録し、長嶋茂雄(巨人)を抜いて、セ・リーグ最多のプロ野球歴代単独3位に浮上。それでも個人記録には触れず、ナインの思いを代弁した。「チームが勝てるようにしっかりやるだけ。(九回は)相手もすごかったですし。チームとしても、ああいう展開を作っていくしかないんじゃないですか」五回には九里から右翼線二塁打を放ち、歴代3位の山内一弘(広島)に並ぶ通算448本目の二塁打。九回は左前打を放ち、5月3日以来の猛打賞(1試合3安打以上)を決めた。5試合連続安打となり、「きょうは(よかった)ですね。きょうは」と、感覚も上向き。打率は・255に上昇した。打線は坂本に続けず、九回2死満塁の一打逆転の好機を作ったが、最後は代打・萩尾が空振り三振。14安打を放ちながら3得点、今季ワーストの15残塁で2連敗を喫した。阿部監督は悔しさをグッとこらえた様子で「(九回の粘りは)明日につながるよ。それだけだな。以上」と4秒で試合後の囲み取材を切り上げた。今季のマツダでは3敗2分け。打つ度に記録の歴史と向き合う坂本の勢いに乗りたいところだ。(谷川直之)

◆〝令和の神ってる男〟が打てばカープが勝つ。広島が逆転勝ちで2位巨人に0・5ゲーム差まで大接近。小園海斗内野手(23)が前夜に続く殊勲打で、九里に今季初勝利を贈った。「昨日(大瀬良)大地さんから亜蓮さん(の援護)を『頼む』といわれていたので、打ててよかった」打順は4番から3番に変更となったが、勝負強さは変わらない。1-2の五回2死二、三塁で赤星が三振を狙った4球目の外角フォークに対応。バットの先で食らいつくと打球は左翼へ抜け逆転の2点打となった。プロ6年目で初の4番出場となった7日の阪神戦から8試合で6度の決勝点を挙げている。打率・285ながら得点圏打率はリーグ1位の・485を誇る。好調の要因は「まったくわからない」と笑うが、投手の軌道やデータを打席で生かす。野間、菊池の休養日に勝利をつかみ、新井監督は「うちらしい全員野球ができたと思う」と満足げ。チームは巨人に連勝し、貯金は今季最多2に更新。元祖〝神ってる〟の鈴木誠也(現カブス)から背番号「51」を引き継いだ小園が大ブレークの気配を漂わせている。(柏村翔)

◆プロ11年目で初の開幕投手を務めた広島・九里亜蓮投手(32)が小園、森浦と一緒に上がったお立ち台で目に涙を浮かべた。97球を投げ5回?、8安打2失点で開幕から8試合目で今季初勝利を手にし、「本当になかなか勝てなくて苦しかった。みんなに助けてもらった」。3─2と逆転した直後の六回は先頭打者の二塁打から1死三塁を招いたが、2番手・森浦が火消し成功。左腕は「絶対に抑えてやろうと思った」とマウンドとは打って変わってクールに振り返った。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
21164 0.568
(↑0.012)
-
(-)
102132
(+1)
115
(-)
22
(-)
13
(-)
0.225
(↓0.002)
2.240
(↑0.06)
2
(-)
巨人
21183 0.538
(↓0.015)
1
(↓1)
101104
(+3)
100
(+4)
19
(-)
22
(+1)
0.231
(↑0.004
2.260
(↓0.05)
3
(-)
広島
17154 0.531
(↑0.015)
1.5
(-)
10795
(+4)
87
(+3)
13
(+1)
14
(-)
0.230
(↑0.003
2.330
(↑0.01)
4
(1↑)
DeNA
18201 0.474
(↑0.015)
3.5
(-)
104122
(+3)
145
(+2)
16
(+1)
26
(+4)
0.238
(↓0.001)
3.340
(↑0.04)
5
(1↓)
ヤクルト
17202 0.459
(↓0.013)
4
(↓1)
104150
(-)
128
(+1)
29
(-)
15
(-)
0.245
(↓0.003)
3.130
(↑0.04)
6
(-)
中日
16214 0.432
(↓0.012)
5
(↓1)
102110
(+2)
138
(+3)
18
(-)
8
(+1)
0.242
(↓0.001)
3.100
(-)