ソフトバンク(☆6対2★)西武 =リーグ戦10回戦(2024.05.17)・みずほPayPayドーム福岡=
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西武
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ソフトバンク
03101010X61102
勝利投手:モイネロ(2勝1敗0S)
敗戦投手:ボー・タカハシ(1勝3敗0S)

本塁打
【西武】古賀 悠斗(2号・7回表ソロ)
【ソフトバンク】山川 穂高(10号・3回裏ソロ),近藤 健介(5号・5回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは2回裏、中村晃と周東の適時打で3点を先制する。続く3回には、山川のソロで追加点を挙げ、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・モイネロが7回1失点8奪三振の好投で今季2勝目。敗れた西武は、先発のボー・タカハシが振るわなかった。

◆元ソフトバンク鳥越裕介氏(52=野球解説者)が17日、トークショーでファンへ乳がん検診を呼びかけた。この日からの西武3連戦(みずほペイペイドーム)は「ピンクフルデー」と銘打たれる。毎年恒例イベントで乳がん検診を啓発する「ピンクリボン運動」も兼ねられている。過去に夫人を乳がんで亡くした鳥越氏は「自分がいて親がいて子どもがいて。いろんな世代に伝わっていってくれればなと思います」と語った。 また認定NPO法人「ハッピーマンマ」へ1安打ごとに1万円の寄付を行っている中村晃外野手(34)も登壇。ファンにピンク色のラバーダックを手渡しでプレゼントした。

◆福岡県出身で俳優の兵頭功海(26)が試合前の始球式に登板した。「思ったより緊張もしなかった」サイドスローから見事なノーバウンド投球を披露。116キロをマークした。「やっぱり下克上球児の作品に出たおかげで知ってもらって、始球式のお仕事もできた。最初は下克上球児への感謝の気持ちを含め、サイドスローで投げることにしました」兵頭はTBS系日曜劇場「下克上球児」ではサイド右腕の投手役を演じていた。野球経験もあり、上手投げでは最速142キロを計測したこともあるという。「次回はオーバースローで。ちゃんと練習もして142キロを出す」と語った。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)がパ・リーグ最速10号を放った。3-0の3回1死走者なし、ボー・タカハシのスライダーを左翼ホームランテラスに運んだ。7日の日本ハム戦以来、5試合ぶりの1発。山川が打点を挙げれば今季は15勝1分と不敗神話がある。

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◆ソフトバンク近藤健介外野手(30)が18試合ぶりの1発を放った。4-0で迎えた5回2死。西武ボーの内角高め直球を仕留めた。右翼ホームランテラス席へ運ぶ5号ソロ。「真っすぐに詰まりましたが、しっかり振り切ることができました」。2回の第1打席では中越えの三塁打で出塁。先制のホームを踏んだ。この日は4打数2安打の活躍で打率3割2分6厘はリーグトップだ。

◆福岡で勝てない。西武がソフトバンクに敗れ、今季敵地で4連敗となった。先発右腕ボー・タカハシ投手(27)がつかまった。2回1死三塁から中村晃に左前へ先制適時打を献上。さらに2死満塁で周東に右前へ2点適時打を許し、3点を失った。3回1死には山川に左翼テラス席へソロ本塁打を打たれると、5回2死には近藤にソロアーチを浴びた。5回7安打5失点に「2回は相手打線にうまく対応されたと思います。3回と5回のホームランは、しっかりとコースに決めることができずに甘い球を打たれてしまいました」と振り返った。打線は相手先発左腕モイネロの前に6回までわずか3安打。7回1死から7番古賀悠斗捕手(24)が左中間テラス席へ第2号のソロ本塁打。8回2死二、三塁から平沼翔太内野手(26)が右前適時打を放ったが、反撃はここまでだった。これで4カード連続のカード初戦黒星となり、今季5度目の3連敗。借金は今季最大となる「12」に膨らんだ。松井稼頭央監督(48)は「勝てていませんけど(チーム状態は)良くなってきていると思うし、間違いなく良くなると思うので、明日です」と切り替えた。地元福岡出身の古賀は「僕のポジションとしてはチームを勝たせることがやっぱり役目だと思う。連敗を止めることが先ですけど、今経験していることを今後に生かす。毎日、毎日、試合に出させていただいて、経験したことを僕の中で忘れないように」と話した。18日の試合で引き分け、もしくは敗れた場合、自力優勝の可能性が消滅する。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が"ノムさん"に並んだ。12球団最速タイの10号ソロ。ヤクルト村上と並んで両リーグ一番乗りで2桁到達だ。球団の日本人選手では61年の野村克也以来の快挙となった。山川は「違うリーグですけど球界を代表するバッターなので。村上も(巨人)岡本も。自分はライバルと思っている。いろんな数字で負けたなくないと思っています」。昨春WBCではともに日の丸を背負った間柄だ。一目を置く後輩スラッガーとの同日達成だった。技ありのアーチだった。3-0で迎えた3回1死の第2打席。カウント1-2から西武ボーのスライダーをすくい上げた。ややタイミングをずらされながらも、左翼ホームランテラス席へ運んだ。「うまくバットに引っかかってくれた」。5戦ぶりの1発。本塁打はもちろん今季「37」打点もリーグトップを快走中だ。不敗神話も続いている。開幕から全37試合に4番でスタメン出場。打点を挙げればこれで無傷の16勝1分けとなった。「打席では意識していない」と前置きし「僕が打点を挙げた時に、チームとして『今日も勝つんじゃね』っていう雰囲気になればうれしい」。7回無死一塁ではこの日2本目の左前打を放った。直近5試合は20打数7安打、打率3割5分と好調。長打力だけでなく確実性も上がってきた。チームも今季最多の貯金「15」となった。首位を快走するチームの中心にはどっしりと座る4番山川。やっぱり頼もしい。【佐藤究】山川(ソフトバンク)と村上(ヤクルト)がそろって両リーグ10号一番乗り。村上の両リーグ10号一番乗りは21年以来2度目、山川は西武時代の18、19年に次いで3度目。山川の3度は63、65~67、76年王(巨人)の5度に次ぎ、72~74年田淵(阪神)91~93年ブライアント(近鉄)11、12、14年バレンティン(ヤクルト)と並び2位。2球団で記録したのは、近鉄時代の02年とオリックス時代の09年にマークしたローズに次いで2人目。▽ソフトバンク王球団会長(山川が12球団最速タイの10号ソロ)「2桁になれば気分が違うからね。いいペースじゃない」▽ソフトバンク周東(1-0の2回2死満塁で右前2点適時打)「2点目、3点目は攻め方的にも守り方的にも欲しかった。何が何でもランナーをかえしたいなと思ってました」

◆ソフトバンクが2連勝で今季最多となる貯金「15」とした。2回に3点を先制。3回1死に4番山川穂高内野手(32)が両リーグ最速タイの10号ソロを放った。5回、7回にも1点ずつを追加。11安打6得点と打線がつながりを見せた。投げては先発のリバン・モイネロ投手(28)が約1カ月ぶりとなる2勝目を手にした。7回126球を投じ4安打1失点。4四球を与えるも、8三振を奪うなど粘りの投球で最少失点に踏みとどまった。37試合目での貯金「15」は1965年の南海以来59年ぶりの快挙となった。

◆ソフトバンクは「新・金曜日の男」モイネロが約1カ月ぶりの2勝目を挙げた。7回を今季最多126球の熱投。4四球を与えるも、8三振を奪うなど4安打1失点にまとめた。「6回、7回を投げるのは先発の役割だと思うので」と責務を果たした。開幕から6試合連続土曜日での先発から今季初めて金曜日カード頭を任された。「カード頭の意識はなかった。気持ちはいつも通り」と冷静に振り返った。

◆ソフトバンク中村晃外野手(34)が「ピンクフルデー2024」の初戦を勝利に導いた。0-0の2回1死三塁で先制&決勝の左前適時打。同イベントは乳がん検診を啓発する「ピンクリボン運動」も兼ねており、乳がんへの社会貢献活動を続けている"主役"の一打で快勝した。チームは連勝。65年の南海以来、59年ぶりとなる開幕37試合以内で貯金15に到達した。ピンク基調の特別ユニホームを身にまとい、中村晃はバットを振りぬいた。「追い込まれていたので何とかバットに当てて、どこかに飛んでくれればいいなと。そういう感じでした」。0-0の2回1死三塁で先制&決勝の左前打。スタメン出場は今季9度目だ。打撃職人はクールに職務を全うした。中村晃にとって特別な3連戦が始まった。この日からの本拠地西武3連戦は「ピンクフルデー2024」。毎年恒例イベントで、乳がん検診を啓発する「ピンクリボン運動」が兼ねられている。中村晃は球団OBの鳥越氏の思いを受け継ぎ、18年から社会貢献活動を開始。「年々大規模にしてくれていますし、お客さんもたくさん来てくれている。少しでも検診に行ってもらるように呼びかけられればいいのかなと」。同イベントの"主役"の一打で打線は11安打6得点の快勝を収めた。この日は鳥越氏から、うれしいニュースも届いた。「検診を受けて早期発見ができたという話も聞きました。本当に良かったなと思いますし、その人は元気に生活しているということだったので」。球団が「ピンクリボン運動」を始めて16年目、中村晃が寄付活動を始めて7年目。長年の呼びかけが広まりつつある。「発見が早ければ助かる病気なので。早く見つけて、ひとりでも多くの方が元気になれればいいかなと思います」。中村晃は切に願っている。小久保監督も「ひとりでも多くの方にそういう情報が届いて早期発見につながっていけば。彼(鳥越氏)もすごくうれしいでしょうからね。初戦で勝利できたことがなによりだと思います」と話した。65年の南海以来、59年ぶりとなる開幕37試合以内で貯金15に到達した。同年の南海は7月に球団史上最速で優勝マジックが点灯。最終的に2位の東映に12ゲーム差をつけて独走優勝している。歴史的な強さを見せつけるソフトバンク。この日のV打は「いい活躍ができて良かったです」とクールに話す中村晃だった。【只松憲】ピンクフルデー 06年に「女子高生デー」としてスタート。その後は「タカガールデー」、昨季からは「ピンクフルデー」に名称変更された。乳がん検診を啓発する「ピンクリボン運動」も兼ねている。17日からの3連戦では来場者にピンクを基調とした限定ユニホームが配布されている。

◆ソフトバンクが快勝で今季最多の貯金15。二回に中村晃の適時打と周東の2点適時打で3点先行し、三回は山川の10号ソロ、五回は近藤の5号ソロで加点した。モイネロが7回1失点で約1カ月ぶりの2勝目。西武は3連敗を喫した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
25102 0.714
(↑0.008)
-
(-)
106157
(+6)
87
(+2)
25
(+2)
31
(+1)
0.261
(↑0.002
2.050
(-)
2
(-)
日本ハム
21142 0.600
(-)
4
(↓0.5)
106121
(+1)
107
(+1)
17
(-)
34
(+3)
0.235
(↓0.004)
2.520
(↑0.07)
3
(-)
ロッテ
17183 0.486
(-)
8
(↓0.5)
105110
(+1)
124
(+1)
18
(-)
13
(-)
0.236
(↓0.002)
2.960
(↑0.08)
4
(-)
楽天
17201 0.459
(↑0.015)
9
(-)
105130
(+5)
142
(+3)
13
(-)
28
(-)
0.245
(↑0.002)
3.410
(↑0.01)
5
(-)
ORIX
15212 0.417
(↓0.012)
10.5
(↓1)
105100
(+3)
113
(+5)
14
(-)
14
(-)
0.232
(↓0.001)
2.570
(↓0.07)
6
(-)
西武
13250 0.342
(↓0.009)
13.5
(↓1)
10594
(+2)
139
(+6)
20
(+1)
21
(-)
0.212
(-)
3.220
(↓0.08)