ロッテ(1対1)日本ハム =リーグ戦10回戦(2024.05.17)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆ロッテは4回裏、2死二塁から安田の適時打が飛び出し、先制に成功する。対する日本ハムは、1点を追う7回に細川が犠飛を放ち、試合を振り出しに戻した。その後は延長戦に突入するも両軍の投手陣が得点を許さず、4時間を超える熱戦は規定により引き分けに終わった。

◆日本ハム松本剛外野手(30)がロッテ戦で、またも二盗、三盗と連続盗塁を決めた。ロッテ先発は佐々木朗希投手(22)。松本剛は4回先頭でチーム初となる一塁への内野安打を放ち出塁。続く郡司の2球目に二盗を決めると、1死二塁、4番マルティネスへの3球目で、三盗を決めた。松本剛は11日のロッテ戦(エスコンフィールド)でも1点リードの6回先頭でロッテ先発メルセデスから右前打を放ち出塁。1死からマルティネスの打席の3球目に二盗、5球目に三盗を決め、田宮の右犠飛で2点目の生還を果たしていた。試合後、新庄監督はサインを出したか問われると「ちょっとその辺はね(笑い)。良いスタートでしたね」と意味深? な回答をしていた。

◆日本ハムの22年7月14日楽天戦(静岡)以来2シーズンぶりの6連勝は、お預けとなった。1点ビハインドの7回無死二、三塁で細川凌平内野手(22)がロッテ先発佐々木朗希投手(22)から同点左犠飛を放つも、勝ち越すことはできず。延長12回の死闘も、4月17日ソフトバンク戦以来2度目の引き分けに終わった。19年8月1日楽天戦(札幌ドーム)以来1751日ぶりの貯金8も、18日ロッテ戦にお預けとなった。今季2度目の先発となった金村尚真投手(23)は5回91球を投げ5安打1失点と好投したが、今季初勝利とはならなかった。

◆ロッテ佐々木朗希投手(22)が慣れ親しんだマウンドで本来の姿を見せた。日本ハムを相手に今季最長の8回を投げ、12奪三振1失点と好投した。エスコンフィールド初登板となった前回10日の対戦では、6回途中5失点で降板して敗戦投手。中6日の登板でこの日は最速162キロの直球などで、7回を除いて毎回三振を奪う力投を見せた。中6日の登板間隔だけではなく、イニングの短い間でも、高い修正能力を発揮した。1点リードの7回、連打と犠飛で同点に追いつかれた。失点を許した直後の8回はマウンドにいた時間はわずか3分。2者連続三振を奪い3者凡退で切り抜けた。「全体的にいいフォームで投げられましたし、変化球もいいところに投げられたのが良かった」と振り返った。直近2回の登板は、ほっともっと神戸、エスコンフィールドと初めての舞台が続いたが、この日は慣れ親しんだマウンド。佐々木らしい力強い投球を見せた。「感覚が良かった」と手応えを感じた直球は160キロ以上を12球計測。2回、マルティネスへの2球目で160キロが球場に表示されると、「おぉ!」の歓声とともに大きな拍手が湧き起こった。この試合までチームが1勝8敗と大きく負け越していた日本ハム相手に、真っ向勝負で腕を振った。「チームとしては勝てなかったので、リベンジにはならなかったですけど、個人的にはしっかり取られた分、ある程度抑えられたので、次につながる」とうなずいた。よりパワーアップして、ZOZOマリンのマウンドに、佐々木が帰ってきた。【星夏穂】

◆ロッテは2戦連続の引き分けとなった。藤岡裕大内野手(30)は3回まで2打席に立ったが上半身のコンディション不良で、4回の守備から小川龍成内野手(26)に交代となった。吉井理人監督(59)は藤岡について「明日はスタメンではないです。(出場選手登録抹消は)考えていないです」と明かした。

◆鉄壁リリーフ陣で、ドローに持ち込んだ。日本ハムは延長12回の末、今季2度目の引き分けとなった。2度目先発の金村は5回1失点で降板。その後は防御率0・00のブライアン・ロドリゲス投手(32)、河野竜生投手(25)、杉浦稔大投手(32)ら6投手が無失点でつないだ。救援6投手が全員無失点の継投は今季初だった。執念のゼロリレーで、黒星を免れた。最後は延長12回に登板した7番手杉浦が締めた。難敵のロッテ佐々木を前に負けなかったことは大きなプラス材料。新庄監督は「投手がよく踏ん張ってくれました」。金村の後を受けた矢沢、ロドリゲス、河野、田中正、初の回またぎとなったマーフィー、そして杉浦をたたえた。ピンク色の髪がトレードマークの"ももいろリリーバー"河野は、14日に第2子が生まれたばかり。この日は8回に登板し、内野安打1本の無失点でバトンをつないだ。出産当日はデーゲームの西武戦後に連絡を受けて夫人に立ち会えた。「1人目生まれたときもそうでしたけど、責任感というか、家族が増えたことで家族のためにより頑張らないといけないなと思う。赤ちゃんが出てきて、特別な思いというか、より責任感は持てた」。15試合連続無失点で、リーグ2位の12ホールド目を挙げた。負けなかったことで2シーズンぶり6連勝も、19年8月1日以来となる貯金8への挑戦も、18日ロッテ戦に持ち越された。河野は「次から次へと出てくる投手がすごくいいですし、野手も今日最後みんな出ていましたけど、出てくる選手みんなで勝負出来るのが1つ強み」。全員で耐えてつかんだ引き分けを、次の1勝につなげる。【永野高輔】

◆日本ハム細川凌平内野手(27)が期待に応えた。1点を追う7回無死二、三塁、ロッテ佐々木の159キロを打ち上げた。やや浅めだったが、同点に追い付く貴重な左犠飛に「いそさんだったからあれぐらいのフライでもかえれた。ありがたい」。生還した代走の五十幡に感謝した。"ダブルヘッダー"だった。プレーボール4時間半前、イースタン・リーグのヤクルト戦(鎌ケ谷)に先発。奥川から右越え2ランを放った。新庄監督は五十幡、加藤豪を含む3人から「内容次第で(ロッテ戦に)誰を出すか決めていく」と話していたが、実は前日から細川に5番起用することを伝えていた。ZOZOマリンへの移動の車中は爆睡。昼は奥川、夜は佐々木と、高校時代から名をはせた1学年上のスター右腕から打点を挙げた。延長12回引き分けで2年ぶりの6連勝はお預けとなったが、細川は「ファームも勝ったので、今日は2試合負けなしです」と笑った。

◆日本ハム・加藤貴之投手(31)が18日のロッテ戦に先発する。11日の前回登板でもロッテと対戦しており、7回3安打無失点と好投。1週間ぶりの再戦に向けて「自分を変えずに初回から全力で頑張りたい」と平常心を強調した。今季はここまで7試合で2勝4敗、防御率2・34。千葉県出身の9年目左腕は「(暑さは)好きではないけど仕方がない(笑)。そこは気合で」と意気込んだ。

◆「5番・左翼」で先発出場の日本ハム・細川凌平内野手(22)が0ー1の七回、試合を振り出しに戻す左犠飛をマークした。無死二、三塁で迎えた第3打席。カウント2ー2からロッテ先発右腕、佐々木の159キロを打ち上げた。犠飛としては少し浅めの飛球ではあったが代走の三走・五十幡が俊足を飛ばしてホームイン。細川は「いそ(五十幡)さん、ありがとうございます!大好きです!!」と感謝した。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)は、8回106球を投げて3安打1失点に抑えた。球速は今季最速の162㌔を計測。だが八回まで1-1で4勝目はお預けとなった。序盤から力が入っていた。二回の万波への4球目には162キロを計測。直球、スライダー、フォークボールを上手く組み合わせて三回まで無安打投球をみせた。三振数も今季最多の12個を記録。七回は無死二、三塁のピンチを背負ったが、細川の左犠飛のみに抑えて最少失点で切り抜けた。前回10日の日本ハム戦(エスコン)は5回?で自己ワーストタイの5失点。降板後には床を蹴り飛ばすような姿もあった。リベンジするべく最速165キロ右腕は「初回から全力で自分のピッチングをして、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」と試合前に決意を込めていた。

◆日本ハムが追い付き、延長十二回引き分け。0―1の七回に細川凌平内野手が同点犠飛。金村が5回1失点と試合をつくり、中継ぎ陣も光った。四回に先制したロッテは佐々木が8回を3安打1失点、12奪三振と力投したが、追加点が遠かった。

◆日本ハム・新庄監督は開口一番「何か悔しいね」と複雑な表情を浮かべた。佐々木に中盤まで抑え込まれたが、0―1の七回に細川の犠飛で同点。その後は好機を生かせず引き分け、今季初の6連勝とはならなかった。「チャンスはあった。投手がよく踏ん張ってくれた」と振り返った。1週間前の対戦と違い、佐々木を打ち崩すには至らなかったが、白星は許さなかった。「食らいついている」とナインの粘りを評価した。

◆ロッテ・藤岡裕大内野手(30)が「2番・二塁」で出場するも、四回の守備から小川に代わってベンチに退いた。試合後に吉井監督は「(上半身の)コンディション不良です」と説明した。今季は27試合に出場し、打率・234。4月には左太もも裏の張りで出場選手登録を抹消されることもあった。18日の日本ハム戦については「スタメンではないです。(抹消は)まだ考えていないです」と状態を明かした。

◆日本ハムは4時間1分の激闘の末、今季2度目の引き分け。今季初の6連勝とはならなかった。同点の九回2死一、二塁で田宮が左前打を放ったが、二走のマルティネスが本塁で憤死した。新庄監督は開口一番「何か悔しいね。勝てるチャンスはあったんですけどね」と渋い表情。「チャンスはあった。投手がよく踏ん張ってくれた。切り替えて明日」と次戦に目を向けた。先発再転向後、初勝利を目指した2年目右腕、金村は5回5安打1失点。「今回はカウントを悪くすることが多く、長いイニングを投げられませんでした。もっと早い段階で(ストライク)ゾーンで勝負できるような投球をしていきたいです」と反省点を挙げた。攻撃では0ー1の七回無死二、三塁で「5番・左翼」で先発出場の細川が貴重な左犠飛をマーク。試合を振り出しに戻し「最低限の仕事ができてよかったです」と胸をなで下ろした。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が17日、日本ハム10回戦(ZOZOマリン)で8回3安打1失点と力投。今季最多の12三振を奪い、今季最速の162キロを計測した。七回に犠飛で追い付かれ、延長十二回の末に1-1で今季3度目の引き分け。4勝目はお預けとなったが、前回10日に六回途中で自己ワーストタイの5失点を喫した日本ハムとの再戦で剛腕ぶりを見せた。時折、「よしっ!!」と声を張り上げて闘志を前面に出した。佐々木が8回3安打1失点。今季最速の162キロをマークし、今季最多の12三振を奪った。「内容も良かったですし、1点は取られましたが自分らしい投球をすることができた。全体的にいいフォームで投げることができた」チームは2試合連続で今季3度目の引き分けに終わり、4勝目とはならなかったが状態は上がってきた。二回2死から万波への4球目に162キロをマーク。今季160キロ以上を計測したのは4月23日のソフトバンク戦のみ(最速は161キロ)だったが、この日は序盤から力を入れて投げ、160キロ台を12度計測した。雪辱に燃えていた。前回10日の日本ハム戦(エスコン)は5回?を自己ワーストタイの5失点。降板後には床を蹴り飛ばすような姿もあった。「自分らしい投球ができていなかった」と1週間で投球フォームを見直した。「いい調整ができた。チームは勝てなかったのでリベンジにはならなかったですが、しっかりと抑えられたので次につながる」とうなずいた。バックネット裏にはドジャースやカブスなど今季最多の米大リーグ10球団の関係者が集結。メッツは4人体制で視察するなどこの日は20人以上が投球をチェックした。高い注目を集める中で、最速165キロ右腕が本領を発揮した。(森祥太郎)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
25102 0.714
(↑0.008)
-
(-)
106157
(+6)
87
(+2)
25
(+2)
31
(+1)
0.261
(↑0.002)
2.050
(-)
2
(-)
日本ハム
21142 0.600
(-)
4
(↓0.5)
106121
(+1)
107
(+1)
17
(-)
34
(+3)
0.235
(↓0.004)
2.520
(↑0.07)
3
(-)
ロッテ
17183 0.486
(-)
8
(↓0.5)
105110
(+1)
124
(+1)
18
(-)
13
(-)
0.236
(↓0.002)
2.960
(↑0.08)
4
(-)
楽天
17201 0.459
(↑0.015)
9
(-)
105130
(+5)
142
(+3)
13
(-)
28
(-)
0.245
(↑0.002)
3.410
(↑0.01)
5
(-)
ORIX
15212 0.417
(↓0.012)
10.5
(↓1)
105100
(+3)
113
(+5)
14
(-)
14
(-)
0.232
(↓0.001)
2.570
(↓0.07)
6
(-)
西武
13250 0.342
(↓0.009)
13.5
(↓1)
10594
(+2)
139
(+6)
20
(+1)
21
(-)
0.212
(-)
3.220
(↓0.08)