中日(★4対9☆)阪神 =リーグ戦9回戦(2024.05.16)・バンテリンドーム=
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阪神
20040300091101
中日
00002000241210
勝利投手:西 勇輝(1勝1敗0S)
敗戦投手:梅津 晃大(1勝4敗0S)

本塁打
【阪神】原口 文仁(1号・6回表3ラン)

  DAZN
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◆阪神は初回、糸原の適時打などで2点を先制する。その後は4回表に梅野と西勇の適時打などで4点を加えると、6回には原口の3ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・西勇が6回2失点の好投で今季初勝利。敗れた中日は、先発・梅津が振るわなかった。

◆中日中田翔が阪神西勇輝との今季初対戦に臨む。両者の通算対戦成績は100打数30安打、6本塁打、19打点、打率3割。対戦打席数117は岸(楽天)の118に次いで2番目に多く、安打数は投手別最多をマークする。ただし、この対戦は日本ハム時代の09~21年に83打数26安打の打率3割1分3厘を記録するも、巨人移籍後は17打数4安打の打率2割3分5厘。近年はあまり打てていない。

◆中日中田翔内野手(35)が出場登録を抹消された。15日阪神戦(バンテリンドーム)で2回の第1打席で左足首に自打球を受け、8回守備からベンチに下がった。中田は試合後「若干の腫れと痛みもあった」と説明。この日は試合前練習に姿を見せなかった。中田の抹消に伴いファームで打率3割1分6厘、3本塁打、12打点と好調を維持するダヤン・ビシエド内野手(35)が出場選手登録された。

◆中日中田翔内野手(35)が出場登録を抹消された。15日の阪神8回戦(バンテリンドーム)の第1打席で左足首に自打球を受け、8回守備から交代。試合後に「若干(の腫れ)と痛みもあった。(次戦の出場は)明日(16日)の状況次第」と話していた。開幕から34試合に出場し、打率2割5分6厘、3本塁打、16打点を残した中田に代わって、2軍で打率3割1分6厘、3本塁打、12打点のダヤン・ビシエド内野手(35)が今季初めて1軍に昇格。「6番一塁」でスタメンに名を連ねた。

◆打撃不振の阪神大山悠輔内野手(29)が、昨季からの第2次岡田政権192試合目(CS、日本シリーズも含む)で初のベンチスタートとなった。今季は38試合のうち37試合で4番に座っていたが、5月に入って状態を落とし、今月の打率は1割6分7厘にとどまっていた。現在16打席連続無安打。大山のスタメン落ちは新型コロナウイルスに感染して出場選手登録を抹消されていた22年8月18日ヤクルト戦以来2年ぶり。4番には22年10月2日ヤクルト戦以来2年ぶりのスタメンとなる原口文仁内野手(32)が入った。4番での出場は18年6月1日西武線以来10試合目。

◆阪神岡田彰布監督(66)が不振の大山悠輔内野手(29)を2季ぶりにスタメンから外す決断をした。4番には今季初スタメンの原口文仁内野手(32)が入った。原口の4番は6年ぶり。同監督が今年、初めてオーダーを大きく動かしたのは4月14日の中日戦(バンテリンドーム)。4番の大山を5番に下げ、佐藤輝明内野手(25)を4番へ。2番に梅野隆太郎捕手(30)を入れるなど大シャッフルを敢行した。実はこの時も同じ相手、同じ球場で、相手の先発投手も今回と同じ梅津晃大投手(27)だった。「新打線」でも梅津を打ちあぐねたが、才木浩人投手(25)の好投で2-1と競り勝った。

◆阪神がフレッシュな? 4、5番コンビで2点を先制した。初回1死二、三塁で6年ぶりに4番に入った原口文仁内野手(32)が三塁手のグラブをはじく先制の内野ゴロでまず先制の1点。続く5番糸原健斗内野手(31)は左前にはじき返して2点目をゲットした。原口は、2年ぶりにスタメンを外れた大山悠輔内野手(29)の「代役」。糸原は前日15日に出場選手登録を抹消された佐藤輝明内野手(25)に代わるスタメン。ベテランの妙味が出た先制パンチだった。

◆6年ぶりに4番に抜てきされた阪神原口文仁内野手(32)の打棒から、先制点が生み出された。1死二、三塁のチャンスで迎えた第1打席、フルカウントからの7球目だ。中日梅津の外角スライダーを引っ張り、痛烈な打球で三塁手石川昂のグラブをかすめ、遊撃手の村松が捕球して送球するも全力疾走でセーフ。結果はエラーとなったが、今季初打点でいきなり仕事を果たした。なおも1死一、三塁からは糸原健斗内野手(31)が外角フォークに食らいついて左前適時打を放ち、2点目を奪った。糸原は「先制した直後でしたが、自分も後ろへつなぐ意識をもって打席に立ちました。会心の当たりではなかったですが、タイムリーになってくれてよかったです」とコメントした。この日は打撃不振の阪神大山悠輔内野手(29)が、昨季からの第2次岡田政権192試合目(CS、日本シリーズも含む)で初のベンチスタート。岡田彰布監督(66)による大幅の打線のテコ入れが、見事にはまった。

◆阪神5年目の井上広大外野手(22)が、プロ初盗塁をマークした。12日DeNA戦以来となる「1番右翼」で出場。2点リードの3回先頭で右前打で出塁すると、2死から原口の打席での5球目で迷わずスタートを切り、二盗に成功した。189センチ、100キロのリードオフマンが、バットだけでなく足でもみせた。

◆/一、二塁間を破らせない\中野拓夢が好プレー西勇輝がタッチで出迎え?プロ野球(2023/5/16)??中日×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球#hanshin pic.twitter.com/ab3NREkpLq

◆阪神の二塁手も負けていない。中野拓夢内野手(27)が好守で魅せた。今季は中日田中幹也内野手(23)が二塁の定位置をつかみ、広い守備範囲とアクロバティックな美技で話題を呼んでいる。このカードでも好守を見せてきた。昨季二塁でゴールデングラブ賞に輝いた中野も譲らない。3回2死一塁、その田中が放った一、二塁間への打球をダイビングで押さえ、素早い送球で俊足の田中をアウトにした。西勇輝投手(33)は興奮気味に拍手し、戻ってくる中野の尻をポーンとたたいて感謝した。

◆阪神岡田彰布監督(66)の采配がズバズバと的中した。2点リードの4回、先頭糸原が四球で出塁し、前川が右前打でつないだ。続く梅野隆太郎捕手(32)は送りバントを試みるも2度失敗したが、追い込まれてからの3球目、バスターでセンター前へ運び、3点目を奪取。小幡は三塁線への絶妙なバントで内野安打を決め、無死満塁から先発の西勇輝投手(33)が右前適時打を放って4点目。なおも1死満塁から中野拓夢内野手(27)が左中間への2点適時二塁打を放ち、リードを6点に拡大させた。不振の大山悠輔内野手(29)をベンチに下げ、大幅にテコ入れした打線がつながりをみせ、鬼門のバンテリンドームで得点を重ねている。

◆/小技を絡めて\阪神が貴重な追加点梅野隆太郎がバスターを決める?プロ野球(2023/5/16)??中日×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球#hanshin pic.twitter.com/R9RdH71RYF

◆昨季で阪神を戦力外になった中日板山祐太郎外野手(30)が、古巣との試合に初出場した。5回無死二塁のチャンスで代打をコールされると、左翼側の阪神ファンからも拍手が起こった。だが、初球をいきなり中前に鮮やかにはじき返されピンチ拡大。手痛い"恩返し"となった。板山はオフに中日と育成契約。今月5日に支配下選手登録されたばかりだった。

◆4番に抜てきされた阪神原口文仁内野手(32)が、ダメ押しの1号3ランを放った。6点リードの6回、1死一、二塁から中日根尾の外角146キロ直球を振り抜き、左翼スタンドまで放り込んだ。23年8月10日巨人戦以来の1発で、4番では初ホームランとなった。「甘いボールを一振りで仕留めることができました。点を取られた後だったのですぐに取り返すことができてよかったです」とコメントした。この日は打撃不振の阪神大山悠輔内野手(29)が、昨季からの第2次岡田政権192試合目(CS、日本シリーズも含む)で初のベンチスタート。代わって6年ぶりに4番に入った原口が、16年7月28日ヤクルト戦以来8年ぶりの4打点と大仕事を果たした。

◆阪神大山悠輔内野手(29)が途中出場した。試合前時点で16打席連続無安打と低調で、この日2シーズンぶりにスタメン落ちとなっていた。6回の守備から一塁に就いた。大山に代わって4番一塁に入った原口文仁内野手(32)は、初回に三塁の失策を誘うゴロを放ち先制に成功。6回には今季1号の3ランを放ち、4打点を挙げてお役御免となった。

◆/虎党がレフトで湧いた\4番抜擢が大当たり原口文仁が第1号ホームラン?プロ野球(2023/5/16)??中日×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球#hanshin pic.twitter.com/vlVoz1GWeo

◆阪神西勇輝投手(33)が今季初勝利の権利を手にマウンドを降りた。6回まで10安打を浴びるも、2失点に抑える力投。7回の攻撃で代打を送られた。直近3試合の先発ではいずれも7回以上投げ、1失点以内だったが、白星はなし。この日は初回に2点の援護をもらい、自慢の制球力でテンポよく投げ込んだ。だが、6-0の5回。1死一、三塁で2番田中に左前適時打を浴び、続く大島にも右前適時打を許して2点を失った。それでも2死二、三塁とし、5番石川昴を141キロ内角高めの直球で空振り三振を奪うと、右拳を握り、ほえた。バットでも自らを援護した。3-0の4回無死満塁。中日先発、梅津の2球目、149キロ低めの直球に食らいつき、右前適時打を決めた。一塁上で笑みがこぼれ、ベンチへ向け右手を挙げた。経験豊富な右腕が85球を投げきった。

◆新打順で臨んだ阪神が首位に返り咲いた。投打がかみ合った試合運びで2カード連続の勝ち越し。この試合前まで首位だった巨人は試合がなかったが、勝率で上回り、今季20勝目到達で12日以来の首位に立った。この日は、今季38試合のうち37試合で4番に座った阪神大山悠輔内野手(29)が、昨季からの第2次岡田政権192試合目(CS、日本シリーズも含む)で初のベンチスタート。代わって4番には、22年10月2日ヤクルト戦以来2年ぶりのスタメンとなる原口文仁内野手(32)が入った。初回から新たな打順に入った選手たちが躍動。1番井上が四球、2番中野が右前打で好機をつくると、1死二、三塁で4番原口が放った打球は三塁手のグラブをかすめ、遊撃手の村松が捕球して送球するも全力疾走でセーフ。記録は敵失となったが、原口の今季初打点から打線が活性化した。 続く糸原が2点目の左前適時打を放つと4回。糸原の四球から前川、梅野が連打で3点目。さらに小幡がセーフティーバントで無死満塁の好機をつくると、迎えた西勇輝投手(33)が中日梅津の低め直球をとらえ、右前適時打で4点目を奪った。さらに中野の2点適時二塁打で、4回までに6点のリードを奪った。さらに6-2で迎えた6回1死一、二塁で、4番原口が左翼へ今季1号となる3ラン。中盤に大きな追加点となった。投げては西勇は6回10安打2失点で、今季登板5試合目で初勝利。中継ぎ陣も安定感あるリレーでつなぎ、投打のかみ合った快勝となった。

◆阪神近本光司外野手(29)が、好守備で試合の空気を引き締めた。7点リード8回。ビシエドの打球は左中間へ。素早く打球を追うと、最後はフェンス手前でスライディングキャッチ。衝突もちらつき、恐怖心が生まれてもおかしくないシチュエーションで、華麗なプレーを決めてみせた。これには打ったビシエドも、しょうがないと言わんばかりに苦笑い。中日ファンの落胆のため息が響いた。大量リードの展開でも気を緩めることはなかった。

◆阪神西勇輝投手(33)が、今季5試合目の先発で6回10安打2失点の粘投で初勝利を手にした。これで14年連続勝利となった。試合後のヒーローインタビューは以下の通り。-5試合目で初勝利「毎試合、試合前になると記者の方が『まだ初勝利してませんけど』っていうその言葉が脳に焼き付いて、5回の時ですかね、やっぱり意識してなくても、そういう言葉が頭に残ってしまって、すごく意識してしまって、中継ぎの方に迷惑をかけてしまって本当に申し訳ないなと思いましたね」-援護をもらってのスタート「援護をもらえると、隙がないようにと思いながら、テンポを意識して、何とか最少失点で乗り切ることができてよかったと思います」-4回では今季初ヒット。打点は3年ぶり「1打席目で詰まりすぎて、親指の感覚がなくなってしまったんですけど、もう気持ちで打ちました」-粘りのピッチング。6回2失点「指の感覚が難しくて、2本指でしっかり投げている感覚で、梅野に迷惑をかけてしまって、中継ぎの方にも迷惑をかけてしまって、本当にこういう展開だと球数も少なかったので、完投目指していたんですけど、本当に申し訳ない気持ちです」-14年連続勝利「14年連続というのは、本当に気づいたら達成してた数字なんですけど、両親が観に来てくれているので、その両親の前で勝つことができてよかったです」-2カード連続勝ち越し。次回以降の意気込みは「明日から甲子園なので、またたくさんの応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

◆打線大改造で9得点! 阪神が新打順で2連勝を飾り、首位に返り咲いた。6年ぶりに4番先発した原口文仁内野手(32)が、今季1号3ランを放つなど自身8年ぶりの4打点。打撃不振に苦しむ大山悠輔内野手(29)を昨季からの第2次岡田政権192試合目(CS、日本シリーズも含む)で初めてスタメンから外すなど、岡田彰布監督(66)が大ナタを振るった一戦に大勝した。巨人を勝率で上回り、今季20勝目到達で12日以来の首位に立った。原口の先発4番は18年6月1日西武戦に指名打者として出場して以来、6年ぶり。スタメン4番での打点、本塁打とも、通算10試合目にして初となった。なお今季これまでの出場18試合はすべて代打。今季初の先発で見事に結果を出した。原口の4打点以上は16年7月28日ヤクルト戦4打点以来4度目。最多は同年7月27日ヤクルト戦の5打点。大山がスタメンを外れたのは昨年23年に岡田監督が就任して以降初で、22年8月18日ヤクルト戦以来(新型コロナウイルス感染のため抹消中)。途中出場は21年10月24日広島戦7回の守りから一塁に入って以来となった。

◆体調不良で一時的にチームを離れていた阪神桐敷拓馬投手が復帰登板を果たした。8日広島戦以来、中7日空けて7点リードの9回に登場。先頭村松に四球を与え、1死から元同僚の板山には左前打を許した。2死一、二塁から福永に左越えの2点適時二塁打を浴びたが、最後は三好を二ゴロに抑えてゲームセット。1回2安打2失点で久々の登板を終えた。岡田監督は自ら桐敷の話題を切り出し、「今日は桐敷が最後投げられて良かったわ」と満足顔だった。

◆新打順で臨んだ阪神が中日に完勝し首位に返り咲いた。投打がかみ合った試合運びで2カード連続の勝ち越し。この試合前まで首位だった巨人は試合がなかったが、勝率で上回り、今季20勝目到達で12日以来の首位に立った。この日は今季38試合のうち37試合で4番に座った阪神大山悠輔内野手(29)が、昨季からの第2次岡田政権192試合目(CS、日本シリーズも含む)で初のベンチスタート。代わって4番に座った原口文仁内野手(32)が、今季初本塁打となる3ランを含む4打点と活躍した。阪神岡田彰布監督(66)は途中出場で空振り三振に倒れた大山について「刺激というか、次の打席見たら分かるやんか。うん。何にもなってないやん。当たれへんもんな」と話した。-思い切ってスタメンを組み替えた思い切ってって普通やろ。そんなん、組み替えもくそも。-打線としてつながったつながってってお前、久しぶりやろ。横浜でちょっとつながったけど。-原口の一発は大山にも刺激刺激というか、次の打席見たら分かるやんか。うん。何にもなってないやん。当たれへんもんな。-ゲーム前も裏でずっとや、豊橋から。そんなん。当たれへんもんなあ。-タイミングかなんか分からん。それは本人に聞かんと分からんわ。-出番もらった選手が仕事をした。出番もらったって、チームの1軍におるんやから。今日は勝つためにそないしてメンバー変えてるんやから。出番はもうたやない。1軍いてる限りは試合の戦力なわけやから。今調子ええもんをそら、使てるいうかな。大山もいつまでも調子悪いのにそんなん使てられへん。もし大事なとこで打たんかって負けたら何もならんから。-原口は前から調子いいと調子いいやんか。-それが4番の理由まあそういうことやろなあ。-大山の今日の三振を見ていると明日以降もベンチスタートの可能性はそんなん分からへん、うーん。-西勇はようやく白星最初に点取ったからなあ。ずっとええピッチングしてるけど、なかなか援護なかったから。-動いた2試合でちゃんと勝ててちゃんと勝てるっていうか普通にやったらそらなあ、みんなが力出せばええけど、なかなかヒットが出んわけやからさあ、そら。まあ今日はお前、最後桐敷投げさせてよかったわ。あんだけ、いきなりなあ、大事なとこでいっても、こんな展開で逆に桐敷なあ、投げられてよかったわ。-復帰登板ということもあり桐敷も打たれるもの打たれるなあ。いきなりあんなフォアボール出すからなあ、出すんやろなあ。ちょっと感覚が違うと。まあよかったわ。

◆阪神糸原健斗内野手が貴重な中押し打を放ち、先発起用に応えた。12日DeNA戦以来3試合ぶりのスタメンとなる「5番三塁」で出場。先制した直後の初回1死一、三塁から、中日梅津の外角フォークに食らいつき左前適時打。自身出場8試合ぶりのタイムリーに「後ろにつなぐ意識で打席に立ちました。会心の当たりではなかったですが、タイムリーになってくれて良かったです」。4、5回は先頭で四球を選び、3度の出塁で勝利に貢献した。

◆中日が連敗で今季最多タイの借金3を抱えた。先発の梅津晃大投手(27)が4回途中6失点降板と背信。中田の出場選手登録抹消で今季初昇格し、先発出場したたビシエドがマルチ安打を放ったが、序盤の失点が重かった。立浪監督は「あれだけリードされたら、今の打線ではなかなか追いつくことはできない」とがっくり。首位阪神とのゲーム差も4に広がった。▽中日ビシエド(ナゴヤ球場での2軍練習後に1軍に呼ばれて出場選手登録され、先発で2安打)「いいスイングができているので続けたい。少し眠い。夜の生活に慣れないといけない」▽中日梅津(4回途中6失点で4敗目)「チームに迷惑をかけてしまい、申し訳ないです」

◆阪神梅野隆太郎捕手(32)が技ありの適時打で先発西勇を援護した。2点リードの4回、無死一、二塁で送りバントを試みるも2度失敗。追い込まれてからの3球目、外角低めのフォークをバスターでしぶとく中前に運び、3点目を奪った。「最低でもランナーを進めたいと思っていた。西さんも頑張ってくれていたので、追加点を取ることができてよかったです」とうなずいた。

◆打線大改造で9得点! 阪神が新打順で2連勝を飾り、首位に返り咲いた。6年ぶりに4番先発した原口文仁内野手(32)が、今季1号3ランを放つなど自身8年ぶりの4打点。打撃不振に苦しむ大山悠輔内野手(29)を昨季からの第2次岡田政権192試合目(CS、日本シリーズも含む)で初めてスタメンから外すなど、岡田彰布監督(66)が大ナタを振るった一戦に大勝した。巨人を勝率で上回り、今季20勝目到達で12日以来の首位に立った。原口に迷いはなかった。ジャストミートした打球は大きな弧を描いて虎党が待つ左翼席に飛び込んだ。「一振りで仕留めることができました。自分のスイングをするだけだった。その結果です。いいホームランだったと思います」6回、リードを再び7点に広げ、事実上決着をつけた3ラン。直前に西勇が2失点し、中日に反撃ムードが流れていた。まさに「4番」の一撃だ。初回には1死二、三塁から三塁のグラブをはじく先制の内野ゴロ(失策)で今季初打点。大量9得点の先陣を切った。これが決勝点になった。今年も代打の切り札で控える男が、突然4番に指名された。不振の大山が、岡田監督が再登板した昨季から初めて先発を外れた。前日の佐藤輝2軍降格に続き、主軸が欠けた。チーム力が問われる1日。原口は「本当、そういう時に勝てたことが一番だと思う。また、勢いをつける勝ち方ができた」と胸を張った。岡田監督は「勝つためにメンバー変えてるんやから。1軍にいてる限りは戦力なわけやから。今、調子ええもんを使てるいうかな」と大胆に見える抜てき理由をこともなげに話した。「今年はひと区切りを迎えてのスタートです」。もう定期健診に行かなくてもいい。今年1月、大腸がんの完治を告げられた。「人生の新しい出発点だった」と振り返るショックから5年。最後の日は診察室の扉を開ける手が緊張で震えた。すぐに夫人に報告した。5年間、一番近くで支えてくれた。気分が落ち込まないよう常に自然体で、野球に集中させてくれた。3人の愛娘のパパ。開幕戦は東京ドームで全員で観戦。埼玉の実家への帰省も兼ねて、春休みのにぎやかな家族旅行になった。長女は4月から小学生。元気にランドセルを背負って登校する姿がうれしい。強い使命感もある。「プロ野球選手として、自分にできることがある。阪神という球団にいる影響力を感じる。僕の頑張りが、周りの人にプラスになると思えた」。病気と闘う人たちの希望になることが、大きなモチベーションだ。準備の難しさを問われ「そこはいつも変わらずなので。出た時にそうやって結果をね。なんとか1本と思っていたので」。代打でも先発でも変わらない。研ぎ澄まされた原口の集中力は、やはり強かった。【柏原誠】

◆不動の2番が暴れ回った。阪神中野拓夢内野手(27)が"1人3役"をこなしてみせた。まずは初回だ。1番に入った井上に続いた。右前打で無死一、三塁にチャンス拡大。中日梅津の立ち上がりを襲った。「場面に応じたバッティングで、引っ張って一、三塁がつくれました」。今季2個目の盗塁となる二盗も決めて先制劇をお膳立てし、胸を張った。4回1死満塁では中堅への2点適時二塁打。3試合ぶりの打点で4回までに6点を奪った。6回1死では中前打で出塁し、原口の3ランの起点に。つなぎ役、ポイントゲッター、チャンスメーカー。シチュエーションによって自在に変身し、11安打9得点の大勝を演出した。この日の打線で今季の開幕スタメンと同じだったのは2番中野、6番前川のみ。定位置で今季3度目の3安打だ。二塁打は今季10本目。キャリアハイとなった昨年の17本を早くも視界に捉える。「今年は強く引っ張ろうと思っていたので、そこで長打は増えていると思う」と自己分析。進化を実感しつつも「もう少し、本来の逆方向の打球を増やしていければ率も上がる」。昨季のリーグ最多安打男に長打力が身につけば、鬼に金棒だ。小さい頃はパワーがなかった。野球を始めた小学生の時から体は小さかった。母節子さんは「高校生までは非力で外野まで飛ばすのがやっとだった子でした」と振り返る。生き残るため、小技やミート力を磨いてきた。だから2番打者として幅の広い打撃ができる。3回の守備では田中の一、二塁間の打球に飛びつくファインプレーも披露した。走攻守で躍動し、17日からは甲子園に戻る。「打ったか打ってないかじゃなく、最低限の役割ができたらいい。今日はたまたまヒットが連続で出ただけ」。黒子に徹する男が安打量産態勢に入れば、虎はますます加速する。【中野椋】

◆不振の阪神大山悠輔が第2次岡田政権192試合目(ポストシーズン含む)で初のスタメン落ちとなった。4番原口に代わって6回の守備から途中出場。8回1死一塁の打席では空振りで3球三振に倒れ、17打席連続無安打となった。試合前にはベンチ裏で岡田監督による打撃指導が行われたもようで、指揮官は「(指導は)ずっとや、(14日の)豊橋から。(バットに)当たらへんもんなあ」と思案顔。17日以降の起用については「そんなん分からへん」と話すにとどめた。

◆中日板山祐太郎外野手(30)が古巣阪神相手に存在感を見せた。5回無死二塁で代打出場し、中前打で一、三塁に好機を広げた。三塁、二塁も守り、9回1死一塁でも左前打を放ち、2得点に絡んだ。「いいところを見せたい気持ちはあった。みんなが守っているところに走者として出たら、不思議な感じ。これからも対戦できるように頑張りたい」。昨オフ阪神を戦力外になり、育成契約から再出発。5月に支配下登録され、阪神時代と同じ背番号63を背負った姿で旧友たちにアピールした。

◆阪神西勇輝投手(33)が今季5試合目の登板で初白星を手にした。阪神移籍後の19年以降最遅ながら、6回10安打2失点で11年から14年連続勝利。「本当に気づいたら達成してた数字なんですけど、両親の前で勝つことができてよかったです」。ちょうど観戦していた母と父に勇姿を届けた。もう1人、どうしても勝利を見せたい人がいた。「清川さんが亡くなって。2年目からかな。めちゃくちゃお世話になった。なんとかあの人に届けたいなと」。登板から3日前の13日、広島と近鉄で活躍した清川栄治さんの死去が発表された。西勇もオリックス時代に、さまざまなことを教わった。10年に顔面神経まひになってからは、投手コーチだった清川さんと話す機会が増え、ずっと「プラスの言葉」をかけてくれていた。「なせば成る」の格言も、清川さんから常に言われていた言葉。「当たり前にいた人がいなくなるのはさみしいもの。今を大切にしながら、1年でも長く野球できればいいなと思ってます」。清川さんもきっと、投げ続ける姿を笑顔で見守ってくれるはずだ。実はこの日、2回の打席で投ゴロに倒れたところから手がしびれていたという。「2回の裏から2本指で投げてる感覚だった。コントロールが難しかったんですけど、なんとかなんとかという感じ」。ストライク先行を心がけながら、4回無死満塁の第2打席では右前適時打を放ち、3年ぶりの打点を挙げた。岡田監督も「ずっとええピッチングしてるけど、なかなか援護なかったから」と初勝利に一安心。これからもプラス思考で、白星を積み重ねる。【磯綾乃】

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】阪神が好守3連発! 中野拓夢、小幡竜平、近本光司とナイス守備をみせ、守りでチームをもり立てました!

◆中日・中田翔内野手(35)が16日、出場選手登録を抹消となり、代わってダヤン・ビシエド内野手(35)が今季初めて出場選手登録された。中田は15日の阪神戦(バンテリンD)で二回の第1打席で左足首付近に自打球を当てて八回の守備から交代していた。試合後には「(患部は)腫れている。ちょっと痛みはありましたけど打つのには関係ない。(次戦の出場は)明日の状況次第」と話していた。

◆阪神は大山悠輔内野手(29)がレギュラーシーズンでは2022年8月18日のヤクルト戦(神宮)以来となるスタメン落ち。今季ここまでの成績は打率・210、3本塁打で、岡田監督の就任以降は全試合で先発を続けていた。原口文仁内野手(32)が「4番・一塁」で先発する。先発の西勇輝投手(33)は今季4試合の登板で防御率1・27と好投を続けるも未勝利。登板5戦目で初勝利に期待が懸かる。

◆中日は中田翔内野手(35)が出場選手登録を抹消され、代わって昇格したダヤン・ビシエド内野手(35)が「6番・一塁」で今季初出場。ウエスタン・リーグでは主に4番打者として30試合に出場して打率・316、3本塁打、12打点と打撃健在を示していた。また、「3番・左翼」で大島洋平外野手(38)が5月11日の広島戦(マツダ)以来となるスタメン出場。これまでとは様変わりしたオーダーで勝利を狙う。

◆阪神・大山悠輔内野手(29)が今季初めて先発から外れた。スタメン落ちは2022年8月18日のヤクルト戦(神宮)以来だが、当時は新型コロナの陽性判定を受けて登録抹消されていた。同年は7月にも新型コロナに感染した近親者の濃厚接触者となって欠場した。体調不良以外でベンチスタートとなるのは、21年10月24日の広島戦(マツダ、守備で途中出場)以来。昨年はレギュラーシーズン全143試合に4番で先発出場。09年の金本知憲以来となる球団史上5人目の快挙だった。今季は4番を外れたことはあったが、15日までの全38戦で先発出場してきた。ただここ3試合、16打席連続無安打だった。試合前は打撃練習を行い、代わって「4番・一塁」に原口文仁内野手(32)とともに一塁でシートノックを受けた。

◆阪神が先制に成功。原口文仁内野手(32)の内野ゴロ(記録は三ゴロ失策)と糸原健斗内野手(31)の左前適時打で2点を奪った。先発・梅津の立ち上がりを攻め立てた。3試合ぶりの先発出場となった先頭の井上が四球を選ぶと、中野も右前打で続く。中野が盗塁を決め、1死二、三塁となって打席には岡田政権で初めて、2018年6月1日の西武戦以来6年ぶりに4番に座った原口。カウント3-2からスライダーに食らいつき、強烈な打球が三塁・石川昂のグラブをはじく間に井上が生還した。なおも一、三塁で糸原が鮮やかに左前適時打を放って2点目。大山を4番から外した岡田監督の采配が一回から的中した。適時打を放った糸原「打ったのはフォークかな。先制した直後でしたが、自分も後ろへつなぐ意識をもって打席に立ちました。会心の当たりではなかったですが、タイムリーになってくれてよかったです」

◆阪神の井上広大外野手(22)がプロ初盗塁を記録した。「1番・右翼」で3試合ぶりに先発出場した井上。1打席目には四球で出塁して先制のホームを踏んだ。三回は梅津の149キロの直球を力負けせずにはじき返し、右前打を放って2度目の出塁。これでスタメンでは4戦連続安打とした。2死後に4番・原口の5球目でスタートを切り、二盗に成功。プロ5年目で初の盗塁を記録した。若き新リードオフマンがバットでも足でもチームをけん引している。

◆阪神・西勇輝投手(33)がバットでも虎党を沸かせた。梅野の一打で3点目を奪い、なおも四回無死満塁で迎えた第2打席。梅津の投じた2球目、外角の149キロ直球にバットを合わせた。一、二塁間を破る一打で4点目。塁上で大きく右手を突き上げた。西勇は今季初安打で、打点は2021年6月1日のオリックス戦(甲子園)で挙げて以来3年ぶりだった。投げては三回まで中日打線を2安打無得点に抑える投球。今季初勝利へ、自ら援護点をたたき出した。

◆中日の先発・梅津晃大投手(27)が四回無死でKOされた。一回に1死二、三塁から原口のゴロを三塁・石川昂が取り損ねる失策を犯して先制を許す。なお1死三塁から続く糸原には左前にはじき返され2点を奪われた。二回、三回とゼロを並べて立ち直ったかに見えたが、もろくも崩れたのは四回。先頭糸原への四球から、前川に右前に運ばれ無死一、二塁を招くと梅野に中前適時打を許して0-3。さらに小幡のバントが投手内野安打となり塁が埋まると、西勇には右前に運ばれ、0ー4とリードを広げられた。投手交代を告げられ、マウンドを降りた。さらに後を受けた橋本侑樹投手(26)も打たれ、梅津は四回途中まで73球を投げ、7安打2四球6失点。今季ワーストの内容の登板だった。

◆猛虎打線が見事につながり、大量6点のリードを奪った。2-0の四回。先頭の糸原が四球で出塁すると、前川が右前打で続いて無死一、二塁とチャンスを作る。梅野はバントを決められず追い込まれるも、食らいついてはじき返した打球は二遊間へ。飛びついた二塁・田中のグラブをはじき、中前への適時打となった。さらに小幡がセーフティーバントを成功させて無死満塁とすると、投手の西勇が右前適時打。2021年以来となる打点を記録した。その後も1死満塁から中野が中堅左への二塁打で2点を追加。5本の安打を集めて一挙4点を奪い、リードを6点に広げた。

◆阪神・原口文仁内野手(32)が1号3ランを放って中日を突き放した。2点を失った直後の六回、代わった根尾から中野が中前で出塁すると、近本も四球でつなぐ。1死一、二塁で打席には2018年6月1日の西武戦(メットライフ、DH)以来、6年ぶり4番に座った原口。2ボールから146キロの直球を一閃。高々と上がった打球は虎党が陣取る左翼スタンドに吸い込まれた。今季22打席目での初本塁打。4番が仕事を果たし、9-2とリードを広げた。4番で今季1号を放った阪神・原口「打ったのはストレート。甘いボールを一振りで仕留めることができました。点を取られた後だったので直ぐに取り返すことができてよかったです」

◆先発した阪神・西勇輝投手(33)は6回2失点で降板した。立ち上がりから持ち前のコントロールを存分に発揮。三回無死一塁では梅津の送りバントを素早く処理して二封するなど巧さも見せた。四回には打席で3年ぶりとなる適時打を放って自らを援護。五回には4本の安打を浴びて2点を失ったが、1死一、二塁でこの日2安打を許していた細川を左飛に打ち取ると、石川昂には高めの直球で空振り三振を奪って大きく吠えた。六回は1死一、二塁で板山を併殺に仕留めてお役御免。6回85球、10安打を浴びながらも2失点にまとめ、14年連続の白星に向けて勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

◆阪神・大山悠輔内野手(29)が六回の守備から途中出場した。大山はレギュラーシーズンでは2022年8月18日のヤクルト戦(神宮)以来となるスタメン落ち。今季ここまでの成績は打率・210、3本塁打で、岡田監督の就任以降は全試合で先発を続けていた。六回に1号3ランを放った原口に代わって一塁の守備に就いた。不振に苦しむ主砲は試合の中で復調のきっかけをつかみたいところ。だが、八回1死一塁で根尾に対して3球で空振り三振を喫した。

◆中日・根尾昂投手(24)が2ー6の六回に3番手で登板。今季2度目のマウンドに臨んだ。先頭の井上をカウント2ー2から134キロスライダーで空振り三振に斬って1死。中野には1ー1からの2球目を中前に運ばれた。近本に四球を与えて一、二塁。ここで原口に2ボールから146キロ外角直球を左中間席にたたき込まれた。2イニング目となった七回は小幡を中飛、代打・木浪を投ゴロ、井上を遊ゴロの三者凡退に抑えた。八回は中野を左飛に打ち取った後、近本には四球。途中出場の大山を3球で空振り三振、途中出場の熊谷もカットボールで空振り三振に斬った。打順が回った八回の打席では、カウント2-1から岡留の147キロにバットが空を切り、三振に倒れた。九回のマウンドにも上がり、先頭の前川に四球を出したが、梅野を見逃し三振、小幡を投ゴロ併殺打に仕留めた。

◆中日は大差で敗れて8カードぶりのカード勝ち越しはならなかった。先発の梅津晃大投手(27)は今季最短の4回無死まで7安打6失点でKOとなった。立ち上がりの一回、先頭への四球から中野の右前打などで1死二、三塁から三塁・石川昂のエラーと糸原の適時打で2点を失った。四回には先頭への四球から4連打など5本の長短打を集められて4点を奪われた。六回から3番手で登板した根尾昂投手(24)は原口に左越え3ランを浴びて点差を広げられた。打線は五回に田中幹也内野手(23)、大島洋平外野手(38)の適時打で2点を返した。九回には途中出場の福永裕基内野手(27)が2点打を放って4ー9としたが、反撃はそこまでだった。

◆阪神が大勝でカード勝ち越しを決めた。岡田彰布監督(66)のもとでは初めて「4番・一塁」で起用し続けていた大山悠輔内野手(29)をベンチスタートとするなど、大幅なスタメン入れ替えが功を奏した。一回から糸原健斗内野手(31)の適時打などで2点を先制すると、四回には梅野隆太郎捕手(32)、西勇輝投手(33)、中野拓夢内野手(27)の適時打で4点を追加。2点を返された直後の六回には、6年ぶりに4番に座った原口文仁内野手(32)が1号3ラン。3試合連続で2得点以下だった猛虎打線がつながり、大量9点を奪った。投げては西勇が6回2失点の粘投。10安打を浴びながらも要所を締め、今季5登板目で初勝利をマークした。七回は富田蓮投手(22)、八回は岡留英貴投手(24)がともに三者凡退。九回は体調不良からの復帰登板となった桐敷拓馬投手(24)が2失点を喫した。試合前時点では0・5ゲーム差で1位だった巨人は試合がなかったため、阪神が勝率の差で首位を奪い返した。

◆阪神は主砲の大山を先発から外すオーダーで9点を奪って快勝し、再び首位に立った。4番に入った原口が今季1号を含む4打点を挙げた。六回、3点本塁打を放った阪神・原口文仁(撮影・松永渉平)

◆阪神が首位に返り咲き。岡田彰布監督(66)が初めて大山悠輔内野手(29)をスタメンから外す打線改造を敢行。2018年6月1日西武戦(メットライフ)以来の「4番」を務めた原口文仁内野手(32)が六回の1号3ランなどで4打点。森下翔太外野手(23)、シェルドン・ノイジー外野手(29)、2軍降格の佐藤輝明内野手(25)がスタメン不在ながら快勝した。体調不良を除けば21年10月24日広島戦(マツダ)以来のベンチスタートとなった大山は六回の守備から一塁に入り、八回の空振り三振で、17打席連続無安打。四回に適時打を記録した西勇輝投手(33)は5度目の登板で今季初勝利。井上広大外野手(22)は三回にプロ初盗塁をマークした。39戦で20勝に到達した岡田監督の主な一問一答は以下の通り(成績=20勝15敗4分、観衆=2万8814人)。ーー思い切ってスタメンを組み替えた「思い切ってって普通やろ。そんなん、組み替えもクソも」ーー打線が繋がった「繋がってってお前、久しぶりやろ。横浜でちょっとつながったけど」ーー原口の一発は大山にも刺激「刺激というか、次の打席見たら分かるやんか。うん。何にもなってないやん。当たれへんもんな」ーーゲーム前も裏で「ずっとや、豊橋から。そんなん。当たれへんもんなあ」ーータイミングか「なんか分からん。それは本人に聞かんと分からんわ」ーー出番もらった選手が仕事をした「出番もらったって、チームの1軍におるんやから。今日は勝つためにそないしてメンバー代えてるんやから。出番はもうたやない。1軍いてる限りは試合の戦力なわけやから。今調子ええもんをそら、使てるいうかな。大山もいつまでも調子悪いのに、そんなん使てられへん。もし大事なとこで打たんかって負けたら何もならんから」ーー原口は調子がいい「調子いいやんか」ーーそれが4番の理由「まあそういうことやろなあ」ーー大山の三振を見ていると明日以降もベンチスタートの可能性は「そんなんわからへん、うーん」ーー西勇はようやく白星「最初に点取ったからなあ。ずっとええピッチングしてるけど、なかなか援護なかったから」ーー動いた2試合で勝てた「ちゃんと勝てるっていうか普通にやったらそらなあ、みんなが力出せばええけど、なかなかヒットが出んわけやからさ、そら。まあ今日はお前、最後、桐敷投げさせてよかったわ。いきなり、大事なとこで行っても...こんな展開で逆に桐敷なあ、投げられてよかったわ」ーー打たれた(九回に投げて2失点)「打たれるなあ。いきなり、あんなフォアボール出すからなあ、出すんやろなあ。ちょっと感覚が違うと。まあよかったわ」

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(80)は阪神打線改造が大山悠輔内野手(29)、森下翔太外野手(23)への岡田彰布監督(66)からのメッセージだと力説した。つなぎだけを意識して組んだ打線だったと思う。長打を期待する打者をすべて外して「次の打者につなげる」ことだけを意識した打線が、うまくハマッた試合だった。外された大山、森下への刺激も込められていたと推測する。「あぐらをかいていたら、他の選手を使いますよ」という岡田監督のメッセージは見え隠れした。同時に、この打線は一時的な応急措置だと思うし、そうでなければいけない。佐藤輝は2軍落ちしているのですぐには戻せないが、大山、森下はすぐにスタメンに戻す可能性がある。というのも、この日の打線で長いシーズンをずっと、戦うわけにはいかない。やはり一発長打のある選手が打線の中には必要。そして、打線はある程度の固定が必要。前後の打者の性格や傾向などを熟知してこそ「線」として生きる。そうならなければ、優勝はできない。大山が代打で三振したが、これで現状の大山を評価することはできない。彼は4打席で勝負するタイプ。刺激を受けて、戻ってくる大山の姿に期待したい。

◆阪神は主砲の大山悠輔内野手(29)を外した打線が機能し、中日に9―4で勝利した。試合がなかった巨人と入れ替わり、再び首位に立った。一回に原口文仁内野手(32)の内野ゴロ(記録は三ゴロ失策)と糸原健斗内野手(31)の左前適時打で2点を先制。六回には原口が今季1号となる3ランを放った。先発の西勇輝投手(33)は6回2失点は今季初勝利。14年連続の白星となった。主な選手のコメントは以下の通り(成績=20勝15敗4分、観衆=2万8814人)。6回2失点。今季初勝利、14年連続の白星をつかんだ西勇「両親が見に来てくれているので、その前で勝つことができて良かったです」2年ぶりの先発で「4番・一塁」に入り、1本塁打4打点で起用に応えた原口「こういう時に勝てたことが一番だと思う。勢いづける勝ち方ができて、またあしたにつながるなと思います」「5番・三塁」で一回にタイムリーを放った糸原「しっかり仕事ができてよかった」不動の2番で3安打2打点の中野「本来の逆方向の打球を増やしていければ、(打)率も上がっていくと思う」四回に中前適時打を放った梅野「西(勇)さんに勝ちがついて良かったです」「1番・右翼」でプロ初盗塁を決めた井上「壮さん(筒井外野守備走塁コーチ)から試合前にも『準備はしとけよ』と。(サイン)出たときに一発で走れたのは良かった」体調不良で8日ぶりに登板。九回に2失点の桐敷「先頭とか出してたんでそこが反省点ですかね」

◆阪神・大山悠輔内野手(29)が今季初めて先発メンバーから外れた。六回の守備から途中出場するも、八回の打席では3球三振。これまで全試合で先発出場させてきた岡田彰布監督(66)は手厳しかった。「刺激というか、次の打席見たら分かるやんか。何にもなってないやん」代わって4番に座った原口の3ランに奮起してほしいところだったが、空回り。17打席連続ノーヒットで打率・209。直近10打席で6三振と絶不調だ。試合前にはベンチ裏で将も見守る前で打撃練習を行ったが「ずっとや、豊橋(14日)から。当たれへんもんなあ」と状態は上がらない。試合後、大山は足早にバスへと乗り込んだ。17日からの起用を問われた岡田監督は「そんなんわからへん」と語るにとどめた。

◆体調不良のため8日の広島戦(甲子園)を最後に実戦から離れていた阪神・桐敷拓馬投手(24)が、9-2の九回にマウンドへ。2死一、二塁から福永に左越えの2点二塁打を浴び、連続試合無失点が「12」で途切れた。「(感覚は)悪くはなかった。先頭を(四球で)出してたんで。そこが反省点ですかね」と左腕。調整登板のチャンスをうかがっていた岡田監督は「こんな(大差の)展開で、最後に桐敷を投げさせられてよかったわ」と収穫を強調した。

◆「5番・三塁」で3試合ぶりに先発出場した阪神・糸原健斗内野手(31)が、一回1死一、三塁で左前適時打を放った。原口の三ゴロが敵失を誘い先制した直後の一打に「後ろにつなぐ意識を持って打席に立った。しっかり仕事ができてよかった」と胸を張った。四回先頭の打席では四球で4得点のきっかけを作り、続く五回も四球を選んで4打席で3出塁。佐藤輝が15日に2軍降格となったこともあり、そのしぶとい打撃にさらに期待が懸かる。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(32)は4月14日の中日戦(バンテリンドーム)以来となる打点を挙げた。2―0の四回無死一、二塁からバントを試みるも、失敗して追い込まれる。それでもバスターで二遊間をしぶとく破り、1点を加えた。「最低でもランナーを進めたいと思っていた。何よりチームが勝ってよかった」。五回にも中前打を放って今季2度目のマルチ安打を記録。受けては4度目のコンビを組んだ西勇の初勝利をアシストし「勝ちがついてよかったです」と喜んだ。

◆阪神・井上広大外野手(22)は12日のDeNA戦以来3試合ぶりに「1番・右翼」で先発出場。一回に四球を選んで先制のホームを踏むと、三回にも先頭で右前打。先発出場では4試合連続となる安打をマークした。2死後、原口への5球目で二盗を成功させてプロ初盗塁も記録。リードオフマンの役目を全うし「初回に点を取って主導権を取れた。(盗塁は)壮さん(筒井外野守備走塁コーチ)から試合前にも準備はしとけよといわれたので、一発で走れてよかった」とうなずいた。

◆初昇格初出場した中日のダヤン・ビシエド内野手(35)が「6番・一塁」で出場して4打数2安打といきなりマルチ安打で滑り出した。この日中田翔内野手(35)が前日の試合で自打球を受けた左足首の状態が思わしくなく、出場選手登録を抹消された。午後に急きょ昇格の連絡を受けたのがビシエドだった。「家で寝ていたんでびっくりしたが、こうやって戻してくれたんでチームのためにやるだけだった」選手紹介で名前がアナウンスされるとスタンドから大きな歓声が上がったなか、はつらつとプレー。四回2死一塁で今季初安打となる中前打。六回先頭でも中前打を放った。日本人選手扱いとなった今季は開幕2軍スタートとなったが、ウエスタン30試合に出場して打率・316、3本塁打、12打点をマーク。そのときのために準備は怠らなかった。「ファンの温かい声援はありがたかった。これからどんどんいいものを出していきたい。勝てなかったが、きょう試合に出て結果が出たことはよかった。考え過ぎずに自分にできることをしっかりやっていくだけ」と語ったビシエドに、立浪監督も「ファームでも一生懸命ずっとやってくれて、報告を受けていた。これからも楽しみにしている」と期待を込めた。

◆効いた! 打った!! 大幅なスタメン入れ替えを行った阪神が、大勝でカード勝ち越しを決めた。岡田彰布監督(66)は就任以来「4番・一塁」で起用し続けてきた大山悠輔内野手(29)をベンチスタートとした。代わって6年ぶりの4番に座った原口文仁内野手(32)が今季1号3ランを含む4打点と大当たり。見事に打線がつながり、巨人から勝率の差で首位を奪い返した。一打席に懸けてきた男の、魂の4打席だった。チームとして何かを変えなくてはならないゲーム。初の4番弾を含む4打点ですべてを変えたのは、原口だった。「本当にこういうときに勝てたことが一番だと思うし、勢いをつける勝ち方ができて、またあしたにつながるなと思います」主軸がそろいもそろって快音から遠ざかり、苦しさがチームを覆っていた。岡田監督は2023年の就任以来、先発メンバーに起用し続けてきた大山をベンチスタートとすることをついに決断。そして、代わって「4番・一塁」に入った不屈の男が、最高の結果をもたらした。6-0から2点を奪われ嫌なムードが漂いかけた直後の六回。この日4打席目に立った原口が、根尾の146キロを一閃。左翼席へ運び去り、値千金の今季1号3ランとした。スターティングラインアップには大山だけでなく森下、ノイジー、木浪の名前もなかった。佐藤輝は15日に2軍に降格し、日本一に輝いた昨季の主な先発メンバーでは近本&中野の2人しか残っていない並びだった。打線は3試合連続で2得点以下だったが、原口が中心に座ることによって一気に9得点と爆発だ。

◆支柱の4番が外れる乱気流の中でも、阪神・中野拓夢内野手(27)はいつもと変わらず〝そこ〟にいた。ただいるだけじゃない。右へ左へつないでかえして、打線を文字通り「線」にする2番の役割を忠実に果たした。「自分の中では場面に応じたバッティングというか、少しずつ打席での感覚は良くなっているかなと思う」梅野と西勇の適時打で4―0とした四回、さらにたたみかける一打を放った。1死満塁から中堅左への二塁打で2点を追加。一回は無死一塁で右前打を放って一、三塁を作り、先制を演出。六回は中前打で今季3度目の猛打賞を達成し、原口の3ランにつなげた。固め打ちに「良い形で打っている方が次につながる」とうなずいた。大山が第2次岡田政権では初のスタメン落ちとなった中で、昨季から岡田監督のもとでただ一人、全試合スタメン出場を続ける中野は、まさに欠かせない存在。昨季開幕からのフルイニング出場も継続中で、今季は3戦以上続けて無安打になることがない安定感でチームの核になっている。不変の存在感を保つため、昨季までと明確に変わったものが二塁打の数だ。この2点打で今季10本目。自己最多の17本(2023年)を大きく上回るシーズン36・7本ペースで、より怖い打者への変化を証明する。10本のうち6本が引っ張り方向。「今年は強く引っ張ろうと思っていたので、そこで長打は増えていると思います」と手応えをにじませる。

◆災難に見舞われても、勝ちたい思いを人さし指と中指に込めた。阪神・西勇輝投手(33)は10安打を浴びながらも6回2失点粘投。今季5度目の先発で、ついに今季初勝利をつかみ取った。「1打席目に本当に詰まりすぎて、親指の感覚がなくなってしまった。2本指でしっかり投げている感覚で(投げた)」二回の打席で梅津の150キロに詰まらされ、投ゴロ。激痛に襲われた。ただ、先発として簡単にマウンドを降りる気持ちなどない。スタンドに両親も観戦に訪れた中、アクシデントをひた隠しにし、投げ続けた。3―0の四回無死満塁では3年ぶりの打点となる右前タイムリーで自らを援護。勝利投手の権利がかかった6―0の五回は2点を失うも、さらなるピンチでは細川&石川昂を封じ、痛みに勝る喜びがガッツポーズとして表れた。6回降板は救援陣に〝謝罪〟したが、魂の85球は勝利につながった。「めちゃくちゃお世話になったし、何とかあの人に届けたいなという思いがあった」開幕4戦未勝利を気に留めない右腕だが、今回は白星を手にしたい大きな理由があった。オリックス時代のプロ入り当初に投手コーチとして指導を受けた清川栄治さんが悪性腫瘍のため、今月5日に62歳の若さで死去。突然の訃報にはショックを受けた。いまも胸にあるのは、当時に言われ続けた「為せば成る」の言葉。親指を痛めようとも死力を尽くし、14年連続勝利を成し遂げた。「当たり前にいた人がいなくなるというのはやっぱり寂しいもの。いまを大切にしながら、一年でも長く野球をできるように頑張っていければいいなと思っています」天国へ旅立った恩師にも届けた、この1勝。33歳のチーム最年長はこれからも元気な姿を見せ続けていく。(須藤佳裕)

◆本塁打を放った直後の三塁側ベンチ。その隅っこから、ボールボーイに話しかける阪神・原口文仁内野手(32)の姿があった。「ホームランボールが跳ね返ってきていたので、もらえないかお願いしていたんです。オヤジと約束していたので。戻ってきてよかった。仏壇に置いてもらいます」昨年9月に父・秀一さんを亡くした。以降は安打もなかなか出ない日々だったが、今季は開幕2戦目、3月30日の巨人戦でいきなり出た。「なかなかヒットが出なくて、どうしてかなと思っていたんです。小さい頃に連れてきてもらった東京ドームで出るなんて、オヤジが待っていたんですね」今も見守ってくれている。バンテリンドーム(当時ナゴヤドーム)で2016年5月に放ったプロ初アーチのボールは、実は手元に戻ってこなかった。だが8年越しで、大切な大切なボールが戻ってきた。(2016~2022年阪神担当・長友孝輔)

◆「メチャクチャやったれ!」岡田監督がそう叫んでナインを鼓舞したのは、もう19年も前、シーズンも押し詰まった2005年9月7日ことだった。第1次岡田政権の2年目。場所は、昨夜の舞台と同じバンテリン(当時ナゴヤ)ドーム。中日とデッドヒートを繰り広げて迎えた大決戦だった。九回。阪神からすれば納得いかない判定の連続に、抗議に飛び出した平田ヘッドコーチ(今もヘッド)が退場処分に。岡田監督はナインを引き揚げさせる。没収試合の可能性までささやかれた。再開後、まさかの失策が出て、快勝のはずが同点に。なお満塁。サヨナラ負けの危機。ここで就任後、初めてマウンドに向かった指揮官が、守護神・久保田(現投手コーチ)に向けて発したのが、冒頭のセリフ。暴言(?)をエネルギーに変換した久保田が後続を断ち、延長戦で勝ち越した阪神が劇的勝利。そのまま優勝ゴールに飛び込んだ。突然〝あの日〟を思い出したのは、昨日のスタメンを見た瞬間だった。もちろん、岡田監督は考えに考えて、練りに練って、スタメンを決めたのだろうが、「メチャメチャやったなぁ」と思ってしまったのだ。〝あの日〟同様に、ベンチに岡田監督がいて、平田ヘッドがいて、久保田コーチがいて、場所が名古屋のドーム。条件がそろったからかもしれない。練習中から、トラ番たちも予感はしていた。サブキャップ・原田遼太郎は「大山が外れそうな気配があるんですが...。でも、やっぱり外さない気もします」と思案顔。最年少・中屋友那は「14日の練習では、ノイジーが外野とサードの両方を守ってましたが、きょうはサードだけの練習。何かあるなとは思っていたんですが...」。開けてビックリ。これだけ入れ替わった打順を当てろといわれても酷な話だ。

◆スタメンを見たら...お、お、おー!! 大山→原口、佐藤輝→糸原、木浪→小幡、ノイジー→前川、森下→井上のビックリたまげた「岡田阪神パート2」に思わず絶叫したのだ。こ、これは...ジメーッとしている主力選手のリフレッシュ? それとも刺激を与える岡田采配?いずれにしてもこの試合、どーなるやらとプレーボール前からワクワクドキドキ...おっといきなり糸原のタイムリーさすが♪ 誰にも~おとらぬ~ハートの強い男!! 四回、その糸原の四球に続き前川のチャンスを広げるヒットが出たァ♪ かっ飛ばせ右京!(早くヒッティングマーチつくったってェ!!) 満塁から小幡もタイムリー♪ 光る技を~今こそ見せろ~見せてくれたぜ! ありがとう!!さらに出ましたー六回♪ ここに立つために~鍛え抜いた日々よ~原口の全て魅せろ震わせろ~! ヒッティングマーチ通りに見せつけた3ラン!!岡田マジックで快勝。やはりトリはこれっきゃないやろ~ということで全国の虎党の皆さんご一緒に♪ 岡田岡田ホームラン! 岡田岡田ホームラン!! バンザーイ!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
阪神
20154 0.571
(↑0.012)
-
(↓0.5)
104129
(+9)
111
(+4)
22
(+1)
13
(+2)
0.228
(↑0.002
2.250
(↓0.04)
2
(1↓)
巨人
21163 0.568
(-)
0
(-)
103101
(-)
94
(-)
19
(-)
20
(-)
0.228
(-)
2.210
(-)
3
(-)
広島
15154 0.500
(-)
2.5
(-)
10989
(-)
84
(-)
12
(-)
14
(-)
0.227
(-)
2.410
(-)
4
(1↑)
ヤクルト
16192 0.457
(-)
4
(-)
106146
(-)
125
(-)
28
(-)
15
(-)
0.247
(-)
3.260
(-)
4
(-)
中日
16194 0.457
(↓0.014)
4
(↓0.5)
104107
(+4)
133
(+9)
18
(-)
6
(+2)
0.244
(↑0.002
3.120
(↓0.15)
6
(-)
DeNA
16201 0.444
(-)
4.5
(-)
106117
(-)
142
(-)
15
(-)
20
(-)
0.238
(-)
3.440
(-)