1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 | 0 |
巨人 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:山﨑 伊織(4勝0敗0S) (セーブ:バルドナード(1勝0敗3S)) 敗戦投手:ケイ(1勝4敗0S) 本塁打 |
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◆巨人が接戦を制した。巨人は0-0で迎えた2回裏、岸田の2ランで先制に成功する。投げては、先発・山崎伊が7回5安打1失点の力投。その後は船迫、バルドナードの継投でリードを守り、山崎伊は今季4勝目を挙げた。敗れたDeNAは、打線が振るわなかった。
◆巨人-DeNAは富山アルペンスタジアムでの一戦。過去に同球場では通算83本塁打が記録され、藤井(オリックス)が最多の5本を打っているが、現役では丸佳浩(巨人)と筒香嘉智(DeNA)の2本が最多。丸は21年6月23日DeNA戦で2打席連続アーチ、筒香も18年9月5日巨人戦でマルチ本塁打を記録。同球場で3本塁打以上は前記藤井と金本(阪神=3本)の2人しかいないが、丸と筒香が富山での本塁打数を伸ばすか。
◆DeNA筒香嘉智外野手(32)が、巨人阿部監督のもとにあいさつに訪れた。DeNAの練習前、筒香から出向き、笑顔を交えて数分間、言葉を交わした。現役時代から食事をともにするなど親交もあった。今季の開幕後には、巨人も日本復帰を決断した筒香の獲得に乗り出していた。
◆巨人坂本勇人内野手(35)が通算安打数で川上哲治を超え、通算2352安打とした。2回無死、右前打を放った。プロ野球史上、歴代単独13位に浮上した。12日ヤクルト戦で右前打を放ち、「打撃の神様」の記録に並んでいた。13日の移動日を挟み、富山での一戦で、また新たな1本を積み上げた。
◆3試合連続でリードオフマンを務めるDeNA蝦名達夫外野手が、反撃ののろしを上げる一打を放った。2点を追う5回1死二塁、巨人山崎伊のスライダーを引っ張った。左前打で二走・森敬は三塁ベース付近で足を滑らせるも、二塁に送球されたのを確認して本塁にヘッドスライディングで生還。蝦名は「いいイメージで打席に入って、甘いボールを仕留める準備ができていました」と存在感を示した。
◆DeNAは打線が沈黙し運にも見放された。1回2死二塁、牧の当たりは中堅オコエの好プレー阻まれた。2回2死満塁からも蝦名の当たりを左翼長野に好捕された。昨季7戦5敗の巨人山崎伊を打ちあぐね、三浦監督は「形は何回か作れましたけど、1点だけではね。いい当たりも間を抜けなかったり守備ではベースに当たったり、今日はついてない部分も多かった」と嘆いた。
◆巨人岸田行倫捕手(27)が値千金の1号2ランを放った。2回1死一塁、DeNAケイの151キロ直球を左翼席に運んだ。「試合前にしっかりブラックラーメンを食べまして、そのパワーが出たかなと思います」と、ご当地ラーメンから力をもらった。守備でも先発の山崎伊、船迫、バルドナードを好リードで引っ張った。
◆巨人坂本勇人内野手(35)が2戦連続安打でプロ通算2352安打とし、川上哲治を抜いて歴代単独13位、球団では王貞治、長嶋茂雄に続き単独3位に浮上した。2回無死、DeNAケイの内角高めの155キロを右前にはじき返した。一、二塁間を突破する一打で岸田の決勝2ランをお膳立てし「1点差で粘ってチームが勝ったことが良かった」と振り返った。自身の打撃については「まだまだです。もっと頑張ります」と手厳しかった。
◆巨人阿部慎之助監督が勝利にも自身の采配を反省した。2点リードの4回1死一塁、山崎伊の打席でカウント02からの3球目で一塁走者岸田が二盗を試みるも失敗に終わった。山崎伊も空振り三振に倒れ「あのサインを出したのは僕なんだけど、あれで流れが変わっちゃって申し訳ないなと思って。その後、きっちり1点取られたんだけど、あそこは僕が反省しようかなと思います」と自ら切り出して頭を下げた。
◆巨人阿部慎之助監督(45)が、5年ぶりに日本球界に復帰したDeNA筒香嘉智外野手(32)と"再会"した。試合前にはグラウンドで2人で談笑する姿もあり「とにかくね、セ・リーグを盛り上げていこうぜって。それくらいです」と会話の内容を明かした。試合では、投手陣が2四球を与えるも無安打に封じ込めた。「まあ、やっぱり雰囲気あるなと思って見ていたし、いいバッターであることには変わりないのでね」と相手の実力を認めた「今日は四球が2つあったので、何とか明日は打ち取ってほしいなと思います」と自軍投手陣に期待を込めた。
◆巨人が2試合ぶりに首位を再奪取した。左翼後方に立山連峰がそびえる富山アルペンスタジアムで、DeNAとの接戦を制した。山崎伊織投手(25)が、7回5安打1失点の好投。今季の地方球場は3戦3勝で4勝目をマークした。2回に岸田行倫捕手(27)の1号2ランで奪ったリードを守り抜き、セ・リーグ20勝一番乗りを果たした。巨人はセ・リーグ20勝一番乗りで首位返り咲き。巨人の新人監督でセ・リーグ20勝一番乗りは61年川上監督、81年藤田監督、02年原監督に次いで、阿部慎之助監督が4人目。過去3人はリーグ優勝し、日本シリーズも勝って新人監督で日本一になったが、阿部監督はどうか。
◆巨人が2試合ぶりに首位を再奪取した。左翼後方に立山連峰がそびえる富山アルペンスタジアムで、DeNAとの接戦を制した。"即興右腕"の山崎伊織投手(25)が、7回5安打1失点の好投。今季の地方球場は3戦3勝で4勝目をマークした。2回に岸田行倫捕手(27)の1号2ランで奪ったリードを守り抜き、セ・リーグ20勝一番乗りを果たした。初めて上がるマウンドを即興でオンステージにした。山崎伊がリズムに乗った。1点リードの7回2死三塁。カウント1-1から代打大和の内角を148キロシュートでえぐった。狙い通りに詰まらせ、三ゴロ。「後半にしっかりギアを上げて最少失点にしのげた」と、心地よい疲労感に浸った。昨季5勝と好相性だったDeNA打線を封じ、チームを首位に導いた。フィールディングでも華麗に舞った。1点差に迫られた直後の5回1死一塁では関根のライナーに瞬時に反応。ジャンプしてキャッチし、即座に一塁へ送球して併殺を完成させた。「あそこでゲッツーで終わらせることができ、1失点で終えられた」とうなずいた。これで、地方球場は今季3戦3勝。「投げにくいなと思っても、その中でどう投げるか。自分の調子の中でどう抑えるか」と、環境に適応する。経験のないマウンドで結果を出せる。即興は普段から得意技だ。音楽が流れると、即座に歌詞を付けて、歌い出すこともしばしば。リズムを感じながら、その状況に応じた歌詞を生み出し、周囲を驚かせる。音楽一家で育ち、ギターが得意のチームメート田中も「ちゃんとした歌詞になっているんです。(山崎)伊織さんは自分から作り出す能力がすごいです」と舌を巻く。標高3000メートルを超える立山連峰を望むスタジアムで躍動。富山は巨人を創設した正力松太郎氏が生まれた地でもあり「すごく縁を感じます」。澄んだ空気を感じながら、感覚を研ぎ澄ませた。地方で負け知らずだけでなく、開幕から7試合目の登板で、前回7日中日戦の完封に続き、無傷の4連勝。快投を続ける中でも「正直、全部しっかりと投げられていたら、チームも勝てた試合だった」と、白星を挙げられなかった3試合に目を向ける芸術肌の背番号19は、さらなる高みを目指していく。【上田悠太】山崎伊が自身初の開幕4連勝。今季の山崎伊は4月9日ヤクルト戦が平和リース(鹿児島)同23日中日戦がひたちなか、この日が富山と、4勝のうち3勝が地方球場。1シーズンに地方球場で3勝以上は18年山口(巨人)以来だが、山口は新潟○→長野○→鹿児島●→宇都宮○。地方球場で無傷の3連勝は16年野村(広島=呉○→三次○→富山○)以来で、巨人では15年マイコラス(静岡○→松山○→福島○)以来になる。
◆巨人・オコエ瑠偉外野手(26)が出場選手登録された。オコエは2日に出場選手登録を抹消。ファーム合流後は2軍戦に5試合に出場し、打率・214(14打数3安打)だった。この日は、長野、坂本との同組でフリー打撃を行い、汗を流した。現役ドラフトで楽天から巨人に移籍2年目を迎えた背番号50に再びチャンスが巡ってきた。
◆巨人はこの日、出場選手登録されたオコエ瑠偉外野手(26)が「2番・中堅」で4月27日のDeNA戦以来のスタメン。6番・長野、7番・岸田はともに4試合ぶりの先発出場。
◆巨人・坂本勇人内野手(35)が二回先頭で右前打を放ち、通算2352安打として〝打撃の神様〟こと川上哲治を抜いてNPB歴代13位、球団歴代3位に浮上した。「5番・三塁」で先発した18年目のベテランはケイの155キロを逆らわず逆方向へ運んだ。12日のヤクルト戦(神宮)で川上氏の記録に追いついた際には、チームが敗れただけに「もう少し打っていれば、楽になってる試合が何試合かありましたし。通算の何本とかは何も考えていないので、もっと状態を上げていきたい」と話していた。川上哲治は巨人の初期で活躍し、現役引退後は巨人の監督としてV9を達成した。通算安打のNPB歴代12位は落合博満の「2371」。球団歴代2位は長嶋茂雄の「2471」、同1位は王貞治の「2786」となっている。
◆富山の野球ファンの前で金字塔を打ち立てた。左翼後方に雪化粧した北アルプスの立山連峰が連なるアルペンスタジアムで、巨人・坂本が二回に通算2352安打目を放ち、〝打撃の神様〟と呼ばれる川上哲治(巨人)を抜いてNPB歴代13位、球団歴代3位に浮上した。節目の一打で、流れを呼び込んだ。0-0の二回先頭。DeNA先発左腕・ケイの155キロの直球を捉え、右前にはじき返した。その後、1死一塁から「7番・捕手」で先発した岸田が左翼席へ先制の1号2ラン。プロ18年目を迎えた大黒柱の歴史的な記録に花を添える完璧なアーチを富山の夜空に描いた。フォア・ザ・チームの精神を貫いてきた結果、偉大な数字にたどり着いた。坂本は、12日のヤクルト戦(神宮)の六回に右前打を放ち、川上氏の記録に肩を並べたが、チームは敗戦。試合後には「もう少し打っていれば、楽になっている試合が何試合かある」と語った。中心選手として、自身の記録よりもチームのことを考える右打者だからこその言葉だった。次に見据えるのは、通算安打数のNPB歴代12位の落合博満(中日など)の2371安打。「もっと状態を上げて、もうちょい打てるように頑張ります」。謙虚な姿勢を貫く右打者が歴史を塗り替えていく。
◆DeNA打線が〝天敵〟に立ち向かった。舞台は立山連峰を望む風光明媚(めいび)な富山市民球場。チームとして3年ぶりとなる同地での一戦で、昨季5敗を喫した山崎伊と顔を合わせた。作戦を練る靍岡オフェンスチーフコーチは開幕前に「やられているという意識を持ちすぎると、先入観でバットが振れないこともある。年が変わっているので、新しい気持ちで挑みたい」と見据えていた。二回は先頭の筒香が四球を選び、佐野が左前打で続いて無死一、二塁の好機をつくったが、後続が倒れて得点を奪えなかった。直後に2点の先行を許し、相手の好守も飛び出して重苦しい展開となった。多彩な変化球を操る山崎伊は試合前時点で無傷の3勝。この日は打者2巡目から緩急を織り交ぜて押し引きし、DeNA打線は三回から2イニング連続で三者凡退に抑えられた。突破口を開いたのは、昨季は出場機会が限られた2人だった。0-2の五回先頭で22歳の森敬が左前打を放ち、続くケイが投犠打を決めて1死二塁となったところで蝦名が打席へ。26歳の1番打者は低めのカットボールに食らいつき、左前適時打を放った。「甘いボールを仕留める準備ができていた」と蝦名。昨季はくすぶっていたフレッシュな力が、打線を活気づけたが、終盤は船迫、バルドナードの継投で巨人に逃げ切られた。
◆巨人は競り勝ち、リーグ最速で20勝に到達(16敗3分け)した。阿部慎之助監督(45)は7回5安打1失点で4勝目を挙げた山崎伊を「素晴らしい投球だった」とねぎらった。中堅手のオコエ、二塁手の吉川らが好守を連発し、守り勝った展開に「ポコポコ打てるものでもないですし、先制したからには守り切るというみんなの強い気持ちが見えた。みんな必死にやってくれました」と振り返った。また、アルペンスタジアムは左翼後方に見える立山連峰が名物。この日、テレビ中継したNHKのインタビューから感想を聞かれた指揮官は一塁側からの絶景に「きれいだな~と。5月ですけどまだ雪があるんだ、と思って見ていました」と笑顔で語った。
◆3試合連続で1番打者として起用されたDeNA・蝦名達夫外野手(26)が、0-2の五回1死二塁で左前適時打を放った。山崎伊の低めのカットボールを捉え「タイミングをしっかり図り、甘いボールを一発で仕留められた」と汗を拭った。2020年に青森大からドラフト6位で入団した右打者は「1番としてチームを引っ張れるように」と言葉に力を込めた。
◆DeNAの山崎康晃(撮影・今野顕)
◆「不動心」が秘訣だ。巨人・山崎伊織投手(25)は7回を1失点にまとめて開幕から4連勝。勝ち星でリーグトップに並んだ。鹿児島、茨城・ひたちなかを含め地方球場で今季3戦3勝。好成績の要因を、ひょうひょうと自己分析した。「もし投げにくいなと思ったマウンドでも、調子が悪い時でも、どうやって抑えるのかを大事にしている」オコエや長野、吉川ら野手が好守を連発し「いいプレーをいつもしていただいているので、粘らないと」と、山崎伊は奮起。5試合連続でバッテリーを組んだ岸田と呼吸を合わせ、昨季は7度の対戦で5勝1敗、防御率1・65だったDeNA打線をまたも封じ込めた。二回に決めた犠打や、打球処理など投球以外の技術も高い。阿部監督は「野球センスはたけている。もっと磨いていってほしい」と、さらなるレベルアップに期待した。(谷川直之)
◆15日のDeNA戦(福井)に先発する巨人・堀田は遠征に帯同せず、菅野、戸郷と調整した。8日の中日戦(バンテリンドーム)で先発では642日ぶりの勝利を挙げた右腕は、DeNAとの対戦へ「僕の中ではどのチームよりも嫌だなという打線。ストライクゾーン内での勝負を変わらずにやっていければ」とイメージを膨らませた。(ジャイアンツ球場)
◆巨人はDeNAに復帰後の筒香と初めて対戦した。安打は許さなかったが、先頭打者だった二、九回にフルカウントから四球を与えた。阿部監督は「やっぱり雰囲気があるなと思って見ていた。いい打者であることには変わりない」と引き続き警戒した。試合前は2人で雑談を交わす場面もあった。「セ・リーグを盛り上げていこうぜ」と声をかけたという。
◆富山で再奪首だ!! 巨人は14日、DeNA7回戦(富山)に2-1で勝利。リーグ最速で20勝に到達し、阪神が敗れたため再び首位に返り咲いた。試合前に富山名物のブラックラーメンを食べてパワーを注入した岸田行倫捕手(27)が二回に1号決勝2ラン。守りでは山崎伊織投手(25)ら3投手をリードし、相手打線を封じた。雪が残る立山連峰を望む富山市のアルペンスタジアム。岸田は二回、左腕ケイが投じた151キロの速球を捉え、左翼席へ1号先制2ランを放った。お立ち台に上がった司令塔は〝スパイス〟の利いたコメントで、北陸のジャイアンツファンの心をつかんだ。「積極的に振っていこうという気持ちが、いい結果につながった。試合前にしっかりブラックラーメンを食べて、そのパワーが出たかな」富山市発祥のご当地ラーメン、通称「富山ブラック」は、しょうゆをベースとした真っ黒なスープが特徴。岸田は普段、とんこつ系のラーメンを食べることが多いというが、試合前に提供された名物に舌鼓を打った。
◆DeNAは〝天敵〟を攻めあぐね、接戦をものにできなかった。三浦大輔監督(50)は「形は何回かつくれたけど、1点だけではね...」と淡々と語った。昨季7度の対戦で1勝5敗と苦戦した山崎伊と今季初対決に臨んだ。一、二回は立て続けに得点圏に走者を置いたが、いい当たりが相手の好守に阻まれる不運もあって無得点。指揮官は「ついていない部分もあった」と振り返った。多彩な変化球を操る山崎伊は、巧みな投球術を持ち味とする。作戦を練る靍岡オフェンスチーフコーチは「昨季の結果でネガティブにならないこと。打てる球を打つ。自分でゾーンを広げないように」と攻撃陣の背中を押した。1点を追う七回にも2死三塁の同点機をつくったが、代打の大和が三ゴロに抑えられた。あと一本が出ず、チームは5位に後退。主将の牧は「ピッチャーを助けられるようにやっていきたい」と挽回を期した。(鈴木智紘)
◆巨人・坂本勇人内野手(35)は二回先頭で右前打を放ち、通算2352安打として「打撃の神様」川上哲治(巨人)を抜いてプロ野球歴代単独の13位、球団3位に浮上した。それでも併殺打など4打数1安打で「駄目だ...。個人的なことより、チームのために頑張ります」とつぶやいた。DeNA・ケイの155キロの球を逆らわず右方向へ打ち返し、岸田の2ランで生還。ロースコアの展開で貴重な得点を刻み、三塁での好守でもチームを救った。歴代12位の落合博満(中日など)が持つ通算2371安打まで19本。抜き去るのは時間の問題だが、12日のヤクルト戦(神宮)で記録に並んだ際も「通算何本とかは何も考えていない」と語ったように、坂本はチームの勝利だけを見据える。
◆好投している先発投手を交代させると、えてしてゲームの流れが変わるもの。七回、山崎伊の代打に佐々木を送ったときは、山崎伊もバントはうまいし、なにより続投でいいのでは、と不安も抱いたけど...。今季は各チーム、流れをひっくり返すほどの打力がない。阿部監督の決断で、よかったのかな。なにより、八、九回に登板した船迫とバルドナードが、安定している。球の勢いと威力で、押し込んでいた。リリーフは短いイニングで、打者数人としか対戦しない。得意なボールでねじ伏せるのが、最良の抑え方というわけだ。ここ数年、巨人の泣きどころだったのはまさに終盤の継投。この2人の起用で固まり、勝ちパターンが確立されれば、いい位置にいけると思う。もう一つ、巨人に欠けているのが追加点。この日も岸田が二回に思い切りのよいスイングで2ランを放ったあと、何度も先頭打者を出してチャンスを作れど...と相変わらず。ひたすら敵の反撃を待つ(?!)パターン。中押しする方法を練りあげ、できれば駄目押しする展開も取り戻せば、さらに貯金を増やせるはずだよ。(サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
巨人 |
20 | 16 | 3 | 0.556 (↑0.013) | - (↓0.5) |
104 | 97 (+2) | 94 (+1) | 18 (+1) | 20 (-) |
0.228 (-) | 2.270 (↑0.03) |
2 (1↓) |
阪神 |
18 | 15 | 4 | 0.545 (↓0.018) | 0.5 (↑0.5) |
106 | 119 (+2) | 107 (+4) | 21 (-) | 10 (-) |
0.228 (↓0.001) | 2.280 (↓0.03) |
3 (-) |
広島 |
15 | 14 | 4 | 0.517 (↑0.017) | 1.5 (↑0.5) |
110 | 89 (+2) | 82 (+1) | 12 (-) | 13 (-) |
0.231 (↑0.002) | 2.410 (↑0.04) |
4 (1↑) |
中日 |
16 | 17 | 4 | 0.485 (↑0.016) | 2.5 (↑0.5) |
106 | 103 (+4) | 123 (+2) | 18 (-) | 3 (-) |
0.245 (-) | 3.040 (↑0.02) |
5 (1↓) |
DeNA |
16 | 19 | 1 | 0.457 (↓0.014) | 3.5 (↓0.5) |
107 | 117 (+1) | 138 (+2) | 15 (-) | 20 (-) |
0.241 (↓0.001) | 3.440 (↑0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
15 | 19 | 2 | 0.441 (↓0.014) | 4 (↓0.5) |
107 | 144 (+1) | 125 (+2) | 27 (+1) | 15 (-) |
0.246 (↓0.002) | 3.350 (↑0.04) |
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