日本ハム(☆4対1★)西武 =リーグ戦6回戦(2024.05.14)・エスコンフィールド北海道=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:山﨑 福也(4勝1敗0S)
敗戦投手:髙橋 光成(0勝4敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムが4連勝。日本ハムは2回裏、伏見の適時打で先制する。続く3回には、マルティネスの適時三塁打などで2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・山崎福也が9回1失点7奪三振の快投。今季2度目の完投で4勝目を挙げた。敗れた西武は、打線がつながりを欠いた。

◆日本ハム山崎福也が今季初めてデーゲームの試合に登板。オリックスでの昨季はナイターの14試合で4勝5敗、防御率4・16だったが、デーゲームでは9試合で7勝0敗、防御率1・98。昨季デーゲームで7勝も挙げたのは、両リーグで山崎だけという好成績だった。得意としたデーゲーム、移籍後も相性の良さは続くか。

◆日本ハムが14、15日の2日間、エスコンフィールドで、午後1時開始の平日デーゲームを開催する。同球場が開業した昨年も5月18日西武戦、7月13日楽天戦で実施しており、2シーズン連続となる。球団は「ナイターや週末などでのご来場が難しい方々を含め、より多くのお客さまにご来場いただくため」と説明。昨年は、5月18日が2万4580人、7月13日は2万9010人と、いずれも木曜日のデーゲームに多くの観衆が訪れた。両日ともに前日5月17日の1万8082人、7月12日の2万5936人を、大きく上回った。特に学校単位での観戦希望者には、適した時間帯。球団では「子どもたちへの教育的な観点も重視し、学校単位で、学生の皆さまに教育旅行や課外活動でご来場いただき、野球やエスコンフィールドを楽しんでいただく機会を提供するため」としており、14、15日も小中高生の団体での観戦が、見込まれる。4月30日西武戦で7年ぶり完投勝利を挙げている相性のいい日本ハム山崎福也投手(31)と、昨季エスコンフィールド3戦全勝の西武高橋光成投手(27)が先発。2人の熱投が、普段はなかなか見られない"スタジアム授業"を、より熱く盛り上げてくれそうだ。楽天も14、15日ソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)で平日デーゲームを開催し、こちらも話題になっている。

◆"北のテリーマン"こと日本ハムのアンドリュー・スティーブンソン外野手(29)が、1軍に合流した。4月17日に再調整のため出場選手登録を抹消されており、28日ぶりの1軍復帰。「すごくうれしい。ファームに落ちてからしっかり向き合って結果を残して今、こうしてまた呼んでもらっている。しっかり頑張りたい」と意気込んだ。今季新加入し、開幕は1軍で迎えるも、11試合に出場し34打数4安打、打率1割1分8厘となかなか適応できず、ファームでの再調整となった。イースタン・リーグでは16試合に出場し46打数17安打、打率3割7分と高い数字を残し、再び北の大地に戻ってきた。昇格が決まると新庄監督から「純粋に楽しんで。勝っていきましょう」と伝えられた。日本の投手の配球や変化球に苦しみ「キャンプ中とかは日本のボールに適応する準備ができていなかった」。34打席で13三振を喫していたが、ファームでは54打席で4三振と激減し、1軍でゼロだった四球も5つ選ぶなど改善。「自分のバッティングに自信を持つことができたのかなと思います」と手応えを口にした。佐藤友亮2軍打撃コーチ(45)のアドバイスを受け、進化して戻ってきた。「本当にお世話になっている。どうやって打っていくかと言うところもそうですし、どういうふうにゲームプランを練っていくか、っていうところも教わった。こうして1軍に上がってきましたけど、そういったところもうまく対応して変化できるように。いい球をちゃんと見分けて打つって言うところで対応したい」。漫画「キン肉マン」に登場する人気超人テリーマンのような青い目が、キラリと光った。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が「DH田宮」を解禁し、捕手4人スタメンで難敵攻略を狙う。この日は「1番DH」で田宮裕涼捕手(23)を起用。これまで捕手として25試合に先発起用していたが、規定打席不足ながら打率3割1分8厘をマークしている好打者を指名打者(DH)で今季初スタメンさせる。また、「3番三塁」で郡司裕也捕手(26)、「4番一塁」でアリエル・マルティネス捕手(27)、「8番捕手」で伏見寅威捕手(34)がスタメンに名を連ねた。「1番DH」の田宮も加えて出場選手登録されている捕手4人が同時スタメンも今季初となった。

◆西武投手育成アドバイザーの清川栄治(きよかわ・えいじ)さんが5日に悪性腫瘍のため62歳で亡くなったことを受け、西武の選手たちは喪章をつけてプレーし、哀悼の意を示している。三塁側の西武ベンチでは清川さんがつけていた背番号「92」のユニホームが掲げられた。

◆/4番にかかる期待\"スーパーバッティング"腕立てでさらにパンプアップだ???#プロ野球(2024/5/14)??日本ハム×西武??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/iWx1VpStwZ

◆西武のドラフト6位村田怜音内野手(22)が、プロ初打点をマークした。8番指名打者で先発。3点を追う4回2死一、二塁の第2打席で、日本ハム左腕の山崎から中前にプロ初タイムリーを放った。プロ初昇格となった12日楽天戦(ベルーナドーム)では即先発で起用され、プロ初打席で初安打を記録。3試合連続のスタメン出場となったこの日も結果を残した。

◆日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(27)が来日初の2試合連続の三塁打&"腕立てポーズ"を披露した1点リードの3回2死一塁で右翼フェンス最上部に直撃する適時三塁打。あと数十センチで本塁打だった。激走で三塁まで到達すると、腕立て伏せを数回行って柵越えに足りなかったパワーを即注入した。「チャンスを拡大するのが目的でしたが、思ったより打球が伸びてくれました」とコメントしたマルティネスは12日ロッテ戦(エスコンフィールド)の9回にも中堅フェンス直撃の適時三塁打を放っていた。その際にも代走が送られて引き揚げた際に"腕立てポーズ"を披露していた。ちなみに12日の試合後は「昨日(11日は)ジンギスカンを食べたけど、食べ足りなかったかもしれない。もうちょっと『肩ロース』いっておけば良かった。相当食べたんだ...。まず1人で5人前を頼んで、それでも足りなかったんで、プラス3人前。全部で8人前食べたけど足りなかったよ...。モウチョット...カタロース...」と無念の表情で語っていたが、この日のタイムリー談話では前日の食事について「昨日(13日)はイタリアン!カルボナーラ!」とコメントした。

◆日本ハムが4連勝し、19年8月6日以来、1743日ぶりに貯金を6とした。2回2死一、二塁で伏見寅威捕手(34)が右前適時打を放ち先制。3回2死一塁では、アリエル・マルティネス捕手(27)のフェンス直撃右越え三塁打などでで3点目を挙げると、2点リードの8回1死三塁から相手バッテリーのミスで4点目を挙げた。先発の山崎福也投手(31)が、自己最多投球数に迫る9回137球を投げ、8安打1失点完投で、チームトップの4勝目を挙げた。山崎のシーズン2完投は10年目で初。「9回投げられたことををうれしく思いますし、ランナー出してはしまいましたが慌てずに自分らしい投球ができてよかったです」。昨季オリックスで、両リーグ最多のデーゲーム7勝を挙げた"昼王"が、移籍後初のデーゲームでも、しっかり本領を発揮した。

◆今季2度目の4連勝となった日本ハム新庄剛志監督(52)が試合後、14日から2軍へ合流したフランミル・レイエス外野手(28)へメッセージを送った。この日はレイエスと入れ替わりで再昇格したアンドリュー・スティーブンソン外野手(29)を7番左翼でスタメン起用して2打数1安打1四球。「よかったね。よかった、よかった。1本、出てくれてね」と2軍で復調してきた助っ人の躍動に触れた上で、続けてレイエスへの期待の高さを明かした。新庄監督 レイエスがキーポイントになってくるからね。ほんとレイエスは大好きだし、一生懸命プレーしてくれるし。1回、ファームの方でリラックスしてもらって余裕を持って打席に(入ってほしい)。だから、スティーブンと同じ形で(復調を期待している)。2人がね、ラインアップに並んでくれたら、かなり打線になってくるから、それを待ちたいです。レイエスはここまで29試合出場で打率2割1分1厘、2本塁打、3打点。13日に出場選手登録を抹消されていた。

◆今季初の平日デーゲームに2万4164人が来場した。エスコンフィールド開業の昨年も5月18日西武戦、7月13日楽天戦で実施しており、2シーズン連続となる。15日と2日連続で実施し、球団は「ナイターや週末などでのご来場が難しい方々を含め、より多くのお客さまにご来場いただくため」と説明。学校単位での来場者が多く、道内小中高校32校、4800人が、教育旅行や課外活動などで観戦に訪れた。

◆日本ハム伏見寅威捕手が2試合連続の打点を挙げ"さちとら"コンビを組む先発山崎を援護した。2回2死一、二塁で西武高橋の高めの直球に反応。打球は二塁手外崎のグラブをかすめ、右前に落ちる先制適時打となった。結果的に決勝打になり、代打で9回に同点打を放った12日に続き2試合連続お立ち台。「連続はあるんですけど、そこからはないので期待しないでください」と謙遜も、これで出場4試合連続安打となった。

◆西武は清川栄治さんへの弔い星はならなかった。投手育成アドバイザーを務めていた清川さんが悪性腫瘍のため5日に62歳の若さで死去。追悼の意を示すため、選手たちは喪章を着けて試合に臨んだ。だが3カード連続で初戦に敗れた。新人時代から指導を受け、先発した高橋光成投手(27)は試合後「勝ちたかったですね」と悔しがった。高橋はルーキーだった15年から3年間、2軍投手コーチだった清川さんに多くを教わった。「ファームの時にずっと教えていただいて、優しくて包容力がある方。寄り添ってもらったのが一番。あたたかく見てもらっていたので」と感謝する。試合は高橋が2回に先制を許すなど、6回6安打3失点を喫し今季4敗目。打線では2年目の蛭間がプロ初の4番に座り2安打、ドラフト6位の村田がプロ初打点となる適時打含む2安打と結果を残したが、勝利には手が届かなかった。三塁側ベンチに清川さんがつけていた背番号「92」のユニホームを掲げていたが勝利はならず。松井監督は「そういう意味でも明日」。高橋は「プレーで恩返ししたい」と今後の活躍を誓った。【山崎純一】

◆日本ハムのスティーブンソン外野手が4月16日以来、28日ぶりに1軍復帰し早速、1安打1四球と気を吐いた。2回2死一塁の場面では、カウント2-2から西武高橋の低めフォークを2球見逃し、来日12試合目で初の四球を選んだ。伏見の先制打をお膳立てし「アメリカではあまりなかったフォークへの対応を2軍でやってきた。その成果を出せて良かった」。4回の第2打席では左前打も放ち、新庄監督は「良かったね。1本、出てくれてね」と喜んだ。

◆"昼男"はやっぱり強かった。日本ハム山崎福也投手(31)が自己最多に迫る137球を投げ、9回8安打1失点の完投で、チームトップの4勝目を挙げた。シーズン2完投は10年目で初。昨季オリックスで両リーグ最多7勝を挙げた得意のデーゲームに今季初登板し、本領を発揮した。チームは今季2度目の4連勝で19年8月6日以来、1743日ぶりに貯金6とし、首位ソフトバンクとのゲーム差を3・5に詰めた。ガラス張りの中堅方向から差す陽光を背に、山崎が快投を披露した。9回2死、渡部を外角低めの宝刀チェンジアップで空振り三振。両拳を強く握り雄たけびを上げ、先制打の女房役伏見とハイタッチして喜んだ。今季初登板のデーゲームで初のシーズン2度目の完投勝利。「(昼に強いと)知ってたんですけど、あんまり好きじゃなくて(笑い)。やっぱり、ゆっくり寝たいので」と笑顔で振り返った。指揮官の"Vサイン"に鼓舞された。7回を投げ終わると、ベンチで新庄監督が指を2本掲げて"あと2回"の合図。8回もしっかり無失点で抑えると、今度は人さし指1本で"あと1回"のサイン。「ベンチに戻るたびに監督の指が減っていくのを見てテンションが上がりました」。指揮官も「アイコンタクトで語れるようになってきた(笑い)。頼もしい」。自己最多の138球に迫る、137球の熱投で9回を締めた。この日の朝、オリックス時代からバッテリーを組む先輩伏見に、初めて誕生日プレゼントを贈った。12日が誕生日も、他の選手が祝っているのを見て気がついた。「僕も何かあげないとまずい」とオフの13日に買い物に出かけ「奥さんと2人で使えるように」と、高級ブランケットを購入。伏見は「今までなかったので、びっくり。試合も勝てて、いい日になりました」と感謝した。今季初の平日デーゲームには2万4000人を超える観衆が集まった。学校単位の団体客も多く、子どもたちの声援が目立った。「どれくらい入るのか不安もありましたが、これだけ来てくれて本当にうれしかったし力になりました。違う声の色も、またいいですね。どんどん来てほしい」。夜3勝、昼1勝。昼夜問わずのフル回転で、勝利を積み重ねる。【永野高輔】

◆日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(27)が2試合連続となる適時三塁打を放って今季2度目の4連勝に貢献した。1点リードの3回に右翼フェンス最上部に直撃する一打で貴重な追加点を挙げた。12日ロッテ戦の9回に続いて、あと数十センチで柵越えだっただけに"腕立てポーズ"も2試合連続で披露。もう十分にパワーを補充した4番が、次は豪快なアーチで勝利に導くことを誓った。2日前は代走を送られ交代となった直後に一塁側ベンチ前で腕立て伏せをしたマルティネスが、今度は三塁塁上でパンプアップした。3回2死一塁。右翼フェンスに直撃する打球で三塁まで激走。貴重な2点目をたたき出したが、本塁打まで数十センチ。パワー不足の悔しさから、その場で"腕立てポーズ"を披露。試合後は「もうやりません。疲れました。エクササイズは毎日やっているから、そっちを継続するよ」と苦笑いした。2日前はジンギスカン8人前を平らげて臨むも「足りなかったよ...モウチョット...カタロース...」と無念の表情を見せていた。13日もパワーにつながる食事を心がけていた。「カルボナーラを食べた後に鴨を食べました。オイシイ! カルボナーラはチーズとか乳製品が入っていてプロテイン率が高いから、たくさん食べたんだ」。惜しくも再び本塁打まであと1歩だったが、食生活も含めた日頃の"鍛錬"には自信を持つだけに「いつかは入るよ」。力を込めて言った。2試合連続の適時三塁打という珍しい結果は少年野球の時以来だ。「あの時は打球が上がれば三塁打とかランニングホームランとかが当たり前の時代だったから」。2日前も、この日も少年時代と変わらぬ全力疾走でチームを奮い立たせた。ここにもマルティネスの強い信念がある。マルティネス 野球は打つだけじゃない。走って、守って初めて野球だ。足が速いとは思っていないけど、ああいうアグレッシブさは周りにいい影響を及ぼすと思うから、いつも大切にしているんだ。ひたむきな4番の躍動は、いつもチームを前に進めるパワーをもたらす。首位ソフトバンクとの差を3・5に縮めて5年ぶりの貯金6となった日本ハムには、食べて打って走って守る頼もしい主砲がいる。【木下大輔】

◆西武隅田知一郎投手(24)が、自己ワーストタイの6失点を喫した。1回2死二、三塁から5番万波に右越えに先制3ランを浴びた。2回にも1点を失うと、3回には無死一塁から3番郡司に右翼フェンスを越える2ランを打たれた。4回2死二、三塁とピンチを招いたところで降板となった。3回2/3、62球を投げ9安打6失点と日本ハム打線にやられた。「初回から毎イニング、安打を許してしまい、試合をつくることができませんでした」とコメントした。

◆西武ドラフト6位村田怜音内野手(22)が、アクシデントで途中交代した。7回1死満塁の場面。一塁手の村田は、3番万波の放ったファウルフライを追った。懸命にボールを追いかけ、一塁側ファウルゾーンのネットに激突し、その場にうずくまった。チームメートやコーチ、トレーナーが駆け寄り、しばらくした後に立ち上がった。左ひざ付近のユニホームが破れ、足を引きずりながらベンチへ退いた。村田に代わって高松渡内野手(24)が一塁に就いた。

◆日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(27)が1-0の三回2死一塁で、右翼フェンス最上部直撃の適時三塁打を放った。「チャンスを拡大するのが目的だったが、思ったより打球が伸びてくれた。昨日(13日)はイタリアン!カルボナーラ!」マルティネスは12日のロッテ戦でも九回に中越え三塁打を放っており、2試合連続の三塁打となった。日本ハムはこの日、今季初めて捕手・田宮をDH(指名打者)起用。3番・郡司、4番・マルティネス、8番・伏見と、出場選手登録されている捕手4人が同時スタメンとなった。

◆日本ハムが4連勝。山崎が制球良く投げて8安打1点に抑え、今季2度目の完投で4勝目を挙げた。二回に伏見の右前打で先制。三回はマルティネスの三塁打などで2点を挙げ、八回にも1点を加えた。西武は高橋が勝ちなしの4敗目。

◆日本ハムは山崎福也投手(31)の1失点完投勝利で4連勝。5年ぶりの貯金6とした。新庄剛志監督(52)は山崎を137球で完投させた理由について「去年までの2年間は僕を信じてもらって選手にプレーしてもらい、今年は僕が選手を信じて。その〝信じる力〟というところで、今日は福也君に九回投げてもらおうと思って」。その上で「もうアイコンタクトで語れるようになってきたので、頼もしいですよね。腕は振っているけど、ボールは来ていないというところが今日のポイント」と評した。指揮官はこの日、今季初めて捕手・田宮を1番でDH(指名打者)起用。3番・郡司、4番・マルティネス、8番・伏見と、出場選手登録されている捕手4人が同時スタメンとなった。控え捕手がベンチにいない異例の状況に、「(林孝哉)ヘッドはドキドキしてましたけどね」と笑っていた。

◆「昼の男」だ。日本ハム・山崎福也投手(31)が9回137球、1失点完投で、リーグトップタイの4勝目。昨季からの自身のデーゲーム登板の連勝も「8」に伸ばした。「うれしい疲労感。ベンチに帰る度に、アイコンタクトとともに新庄監督の指が(七回表終了時に2本、八回表終了時に1本というように)減っていくのを見て、テンションが上がりました」昨季までプロ9年間で完投は1試合だけだったが、日本ハムにFA移籍した今季は早くも2度目の完投勝利だ。この背景にあるのが今季からカットボール、フォークボールの精度が格段に上がったこと。実戦で使える球種が2つ増えたことで、終盤での〝手詰まり感〟がなくなった。早寝が苦手なことで「本当はあまり好きじゃない」というデーゲーム。通常なら火曜日はナイターだが、この日は球団の新たなファン層の開拓、子供たちに教育的機会を提供することを目的とした実験的試みとして平日デーゲームを開催。北海道内の小、中、高校32校、計4800人が来場し、総観客数は2万4164人。先週の金曜日(10日ロッテ戦)のナイターでの2万3491人を上回り、山崎も「いつもと違う声の色でまたいいですね」と話した。これでチームは4連勝で貯金は今季最多6。貯金6は2019年8月6日以来、実に1743日ぶりとなった。新庄監督は「(28日開幕の)交流戦までに貯金2桁はいきたいなと思います。(あえて高い目標を公言するのは)言霊」。今の勢いなら十分に可能だ。(東山貴実)

◆先制打に好リードで2試合続けてお立ち台に上がった日本ハム・伏見寅威捕手は「(二回の適時打は)打たないと、後から(山崎)福也に何を言われるか分からないので、必死に打ちました」。この日の朝に山崎から2日遅れで34歳の誕生日祝いとして高級ブランケットを手渡されたことを明かし、「(オリックス時代から)これだけバッテリーを組んでいるのにプレゼントをもらったのは初めて。こっちは何年も前から福也に貢いできているのに...」と苦笑した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
23102 0.697
(↓0.022)
-
(-)
108144
(+1)
82
(+4)
22
(-)
30
(+2)
0.258
(↓0.003)
2.030
(↓0.04)
2
(-)
日本ハム
20141 0.588
(↑0.012)
3.5
(↑1)
108108
(+4)
103
(+1)
14
(-)
28
(+1)
0.231
(-)
2.580
(↑0.04)
3
(-)
ロッテ
17181 0.486
(↑0.015)
7
(↑1)
107108
(+4)
122
(+1)
17
(+1)
13
(-)
0.243
(↑0.004)
3.150
(↑0.03)
4
(-)
楽天
16191 0.457
(↑0.016)
8
(↑1)
107122
(+4)
132
(+1)
13
(+1)
27
(+1)
0.240
(↓0.001)
3.320
(↑0.07)
5
(1↓)
ORIX
15201 0.429
(↓0.012)
9
(-)
10796
(+1)
107
(+4)
14
(-)
13
(-)
0.232
(↑0.001)
2.570
(↓0.1)
6
(-)
西武
13230 0.361
(↓0.01)
11.5
(-)
10789
(+1)
121
(+4)
19
(-)
21
(+1)
0.213
(-)
2.890
(↓0.01)