日本ハム(☆6対5★)ロッテ =リーグ戦9回戦(2024.05.12)・エスコンフィールド北海道=
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ロッテ
10020100151012
日本ハム
110100003X6911
勝利投手:齋藤 友貴哉(1勝1敗0S)
敗戦投手:益田 直也(0勝2敗4S)

本塁打
【ロッテ】岡 大海(2号・1回表ソロ),岡 大海(3号・6回表ソロ)
【日本ハム】万波 中正(4号・2回裏ソロ)

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◆日本ハムが劇的なサヨナラ勝利。日本ハムは2点ビハインドで迎えた9回裏、マルティネスと伏見の適時打で同点とする。なおも続く好機で水野の適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、4番手・齋藤友が今季初勝利。敗れたロッテは救援陣がリードを守りきれず、痛い敗戦を喫した。

◆日本ハム伏見寅威捕手の34歳の誕生日を祝い、チームメートの石井一成内野手(30)、生田目翼投手(29)、河野竜生投手(25)、水野達稀内野手(23)らが、伏見のイラストと「はぴば」のメッセージ入りTシャツを着て、祝福した。この日は母の日。伏見は、チームメートの記念日などにプレゼントを贈るなど、巧みなリードだけでなくグラウンド外でも気配り上手な"寅威ママ"と呼ばれている。偶然にも「母の日」と「伏見の誕生日」が重なり、SNS上では「母の日、寅威"ママ"の誕生日なの、タイムリーすぎるな」「完全に寅威ママの日ですね!」など、コメントが寄せられていた。伏見はスタメンを外れはしたが試合前、大型ビジョンに映し出され、ペコリ。左右の指を挙げ「34歳」を表現。スタンドの観衆から、盛大な祝福の拍手を受けていた。

◆ロッテの選手達は「母の日コーデ」で試合に臨む。試合前練習から、それぞれバットやサングラス、バッティンググローブを母の日仕様のピンク色のものを使用した。打撃投手やブルペン捕手もピンクのアームスリーブを着用していた。佐々木朗希投手(22)はインスタグラムのストーリーズを更新。赤いスパイクを履き「Happy Mother's Day」と文字を添え、ピンクのスパイクを履いた益田直也投手(34)とのツーショットを投稿した。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が、11日の試合後に明言したとおり、今川優馬外野手(27)を「1番・DH」でスタメン起用し、今川は早速、初回初球を捉え、左越え二塁打を放った。2連勝した前日ロッテ戦は、不調だった万波を初めて1番で起用し決勝打含む2安打2打点と活躍。指揮官は「万波君は吹っ切れたから、もうどの打順でも大丈夫。明日は今川君1番で行こうかな」と話していた。今川は今季2試合に出場し7打数1安打と調子に乗れていなかったが、指揮官得意の"目覚まし1バンバン起用"に、こたえる格好となった。二塁上で右手を挙げ"執念ポーズ"。1回表に、伊藤がロッテ先頭岡に3球目を被弾し1点先制されたが、その裏、今川の初球打ちから2番松本剛の送りバント、3番郡司の左犠飛と、すべて初球を打ち、わずか3球での同点劇に貢献した。今季、新庄監督が初めて1番に抜てきした選手の内容は以下の通り。<1>3月29日 開幕ロッテ戦1番の松本剛が5回にタイムリー三塁打<2>3月31日 スティーブンソンが10打席目で来日初安打となる三塁内野安打<3>4月2日 楽天戦で水野が5回2死から右前打で出塁し、万波の3ランにつながる<4>4月5日 西武戦で加藤豪が初の4安打<5>4月7日 西武戦の田宮は3打数無安打<6>4月9日 ソフトバンク戦で郡司が有原から初回初球を捉え4得点の口火となる右越え二塁打<7>4月30日 西武戦で細川が今季初猛打賞。<8>5月2日 清宮がオリックス戦で3打数無安打<9>5月8日 ソフトバンク戦で石井が3打数無安打<10>5月11日 ロッテ戦で万波が決勝打含む2安打2打点<11>5月12日 ロッテ戦で今川が初球を捉え左越え二塁打過去11人中8人が結果を出してきた新庄流"目覚まし1バンバン起用"。今川の第2打席以降も注目だ。

◆日本ハムの公式チア「ファイターズガール」が、母の日限定きつねダンスを披露した。11日に引き続き、ロッテの「M☆Splash!!」とコラボ。ファイターズガールのメンバーは、ピンクのリボンや、リストバンドなどを着用して、きゃっきゃきゃっきゃと舞い踊った。ちなみにロッテのマスコット「マーくん」は両手にきつねの耳を持って、陽気に踊っていた。

◆母の日のゲームに日本ハム各選手もピンクを基調としたアイテムを身に着けた。選手会長の松本剛外野手(30)と野村佑希内野手(23)はオークリー社から提供されたピンクのアームカバーを右腕に装着してプレーした。審判員も上半身はピンク基調の特別ユニホームでグラウンドに立った。

◆/まさしく先制パンチ\先頭打者HRで幕開け岡大海が"ひろみ"打ち???#プロ野球(2024/5/12)??日本ハム×ロッテ??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #chibalotte pic.twitter.com/xJPZj72Wq6

◆/火の出るような...\とんでもないライナー万波中正の勝ち越し弾!?#プロ野球(2024/5/12)??日本ハム×ロッテ??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/S94t1GAiU6

◆3、4月の月間MVPを受賞した日本ハム伊藤大海投手(26)が、ロッテ岡大海外野手(32)にプロ4年目で初被弾した。1回無死、カウント1-1からの3球目、147キロの高めストレートを左翼に運ばれると、同点の6回2死、今度は140キロの初球スプリットを、またも左翼に運ばれ勝ち越しを許した。伊藤と岡の"大海対決"は、過去14度あったが、4月19日の前回対戦までの14打席で、伊藤が岡に許した安打は、22年7月29日の1本だけ。対岡の被打率は7分7厘と好相性だったが、この日だけで2本塁打含む3安打と打ち込まれた。結局、伊藤は6回100球を投げ8安打4失点で降板。2試合連続で白星を逃し「甘く入ったボールをことごとく捉えられました。最低限の仕事ができず悔しいです」とコメントした。

◆3、4月の月間MVPを受賞した日本ハム伊藤大海投手(26)が先発したが、6回100球を投げ8安打4失点で降板した。ロッテ岡との"大海対決"は4月19日の前回対戦まで14打席で1安打と抑えていたが、この日は先頭打者弾など2発を含む3安打を許し「乗せてはいけないバッターを乗せてしまった」。野手の踏ん張りで黒星は免れたが「助けられてばかり。1本出れば簡単に終わらない(打線)。相手じゃなくて良かった」と苦笑いだった。

◆バースデー同点打でサヨナラ勝ちお膳立て! 日本ハム伏見寅威捕手(34)が、1点を追う9回1死満塁の場面で代打として登場。ロッテ4番手鈴木から左前適時打を放ち、劇的勝利を演出した。この日が34歳の誕生日。右肘負傷で別メニュー調整が続く池田隆英投手(29)からイラスト入りの「はぴば」Tシャツが贈られるなど祝福された中で、感謝の一打を放った。母の日に誕生日を迎えた"寅威ママ"が打った。9回1死満塁、バースデーソングに乗り、代打で登場。カウント1-1から外角低めのストレートに、腕を伸ばし食らい付いた。打球は左前に落ちる貴重な同点打。「みんながチャンスをつくってくれたので何としても事を起こそうと思いました。(打った後は)夢中だったので記憶がないです。すみません!」。代走を送られベンチに戻ると、チームメートからもみくちゃにされ、祝福された。布石があった。試合前練習で新庄監督から「誕生日おめでとう。今日、チャンスでの代打、頭に入れといてね」と声をかけられていた。伏見は「普段は守備の方で田宮の後からいったらどうしようかなとか考えていたので、いつも以上に準備できた。いくときは何か事を起こすことを考えていた」。バースデー伏見の起用チャンスを見据えた指揮官の"読み"が当たった。ケガに苦しむ後輩からの贈り物にも、気持ちを上げられた。球場でロッカーを開けると、自身のイラスト入りの誕生日を祝うTシャツと、手紙が入っていた。池田からだった。「寅威へ 俺がいないと寂しいと思うが、もうちょっと頑張ってくれ...」。伏見は「なぜか呼び捨てで(笑い)。僕があいつにかけないといけない言葉を、あいつが僕にかけてきた」。誕生日を気に掛けてくれる優しい弟分の思いにバットで応えた。巧みなリードや、仲間の節目などにプレゼントを贈る気配りの人で、投手の女房役の意味も込め"寅威ママ"と呼ばれる。自身は母の日プレゼントとして、使うほどふわふわになる"育てるタオル"を事前に母に贈り、感謝の思いを伝えたばかり。この日は打席でもしぶといヒットを放ち、どきどきの場面を、ふっくらふわふわの歓喜に、つなげてみせた。【永野高輔】

◆9回から登板した日本ハム斎藤友貴哉投手(29)が移籍後初勝利を挙げた。1点を追う場面で、1安打2四球1失点。2死満塁から押し出し四球を与え点差を広げられてしまったが、その裏、打線がひっくり返し、21年5月28日西武戦以来3年ぶりの2勝目が転がり込んだ。エスコンフィールド初登板で「力んじゃいました。(3ボールで)拍手してもらったんですけど、ストライクが入らなかった。次は貢献出来るように、動画を見ながら修正したい」と反省した。

◆日本ハム水野達稀内野手(23)がプロ初のサヨナラ打を放ってチームを3連勝に導いた。2点差を追いついた9回1死満塁の場面で試合を決める右前適時打。大興奮の中で行われた一丁締めで水野は「これが今年のファイターズです!」と言ってのけた。土壇場でチーム一丸の大逆転劇を見守った新庄剛志監督(52)も「今日は立ちくらみがするので取材を受けられません!」とだけコメント。指揮官もノックアウトさせた劇的一打だった。ヒーローとなる心の準備はできていた。3番から始まった9回の攻撃前から9番水野は1番今川から「絶対、サヨナラのチャンス来るぞ。いいところ、全部持っていっちゃえ」と声を掛けられていた。心の中で「いや、まだちょっと早いやろ」と思ったが、マルティネスの適時三塁打に代打伏見の適時打で同点。愛称「執念先輩」の予言通りの展開で覚悟も決まった。「三振しかしていなかったんで、なんとか当てよう」。8回に決めた犠打の前まで5打席連続三振だったが、自身も執念の一振り。チームに今季3度目のサヨナラ勝利をもたらした。最高の母の日のプレゼントにもなった。「アマチュア時代から、どこでも試合を見に来てくれるようなお母さん。毎回、北海道には来られないですけど、絶対に(テレビで)見てくれていたと思う」。昨年は「ちょっといいドライヤー」を贈ったが、今年の贈り物はプロ初のサヨナラ打だ。そして、チームは首位ソフトバンクに喫した3連敗ショックを吹き飛ばす今季2度目の同一カード3連勝。貯金を最多タイの5に戻した。【木下大輔】水野達稀(みずの・たつき)2000年(平12)7月30日生まれ、香川県丸亀市出身。丸亀城西で3年夏に甲子園出場。JR四国では1年目から正遊撃手。20年は四国銀行の補強選手で都市対抗に出場し、創部初の8強進出に貢献。21年ドラフト3位で日本ハム入団。22年開幕戦で9番遊撃でスタメンデビュー。今季推定年俸950万円。171センチ、75キロ。右投げ左打ち。

◆1番に抜てきされた日本ハム今川優馬外野手(27)が2安打で勝利に貢献した。「昨日(11日)の一丁締めの時に(新庄監督から)『明日スタメンね』って言われて、記事を見て1番かぁと」。そんな前夜はきょうだい全員を自宅に招き、すき焼きパーティー。気合十分で臨んだ初回は「1球に全てをかけた」と初球を打って二塁打で得点に絡んだ。「次にファームに落ちたら、ほんとクビになるぐらいの覚悟を持って今回昇格してきているので」と愛称通りの"執念"で結果を残した。

◆日本ハム万波中正外野手(24)が出場15試合ぶりの1発を放った。同点の2回1死で一時勝ち越しとなる左越え4号ソロ。1点リードされた直後の4回2死三塁では同点となる遊撃への適時内野安打を放ち、2試合連続複数安打複数打点を記録した。9回無死一、三塁の場面では四球を選びサヨナラ勝ちに貢献。「初球からどんどんいけたし、ああいうフォアボールの取り方は理想的。仕掛けていく感じとか良かった」と手応えを口にした。

◆ロッテ岡大海外野手(32)が自身初の1試合2本塁打。「特別いいとは思ってないです。結果、負けてしまったので意味がないです」と厳しい表情だった。日本ハムのエース伊藤から3安打猛打賞。「どのピッチャーもやっぱすごいピッチャーが多い。追い込まれたらきついので、それまでになんとかっていう気持ちは、どのピッチャーに対してもあります」と心構えを明かした。

◆ロッテはサヨナラ負けで3連敗、今季エスコンフィールドでは6連敗となった。2点リードの9回にマウンドに上がった益田が2安打と、四球で1点を返され、なおも無死満塁のピンチを招く。代わった鈴木が抑えられずサヨナラ負けした。吉井理人監督は益田について「今日は抑えるボールがなかったように見えました。またしっかり調整して頑張ってほしい」と話した。打線は岡大海外野手(32)の2本塁打含む10安打。日本ハム先発の伊藤を6回でマウンドから降ろし、指揮官は「いいピッチャーなので、追い込まれるときつくなる。今日ちょっと伊藤くんあんまり調子よさそうじゃなかったんで、そこうまく攻めることができてよかった」と振り返った。だが、「今日のゲームの肝は守備。考えられるので3つぐらいあったんですけど、準備不足、油断みたいな守備があった。そういうことをやってると、野球の神様は許してくれない」と指摘。2日後の沖縄の地(対オリックス戦)で取り返す。▽ロッテ小島(7回1/3を5安打6奪三振3失点も8回途中に降板し)「8回は投げきりたかった。点をとった後に取られてしまったりとか、そこがゼロだったら良かったけど、そういう展開になって難しい試合になってしまった」

◆2点を追う9回にサヨナラ勝利へとつながる大飛球を放った日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(27)が、試合後に「カタロース...」と悔しがった。9回無死一塁でロッテ守護神の益田から、あとわずかで本塁打となりそうな中堅フェンス直撃の適時三塁打。「(9回先頭に左前打で)郡司選手が塁に出てくれたので、自分もそれに続いてなんとか一塁にたどり着けるように。まあフォアボールでも正直よかったんですけど、なんとか塁に出るっていう思いで打席に立ちました」と三塁塁上でガッツポーズした。ただ、代走五十幡と交代して一塁側ベンチへ戻ると、腕立て伏せポーズでアーチを逃した悔しさを表現した。「昨日、ウエート(トレーニング)をやったんですけど、ちょっと足りなかったな。ホームラン、あとちょっとだったんで、その足りない部分を、ちょっとそこでやりました」。もう少しで同点弾だっただけに、試合後は「ホントニ!」と日本語であらためて悔しさを表現。さらに「昨日、ジンギスカンを食べたけど、食べ足りなかったかもしれない。もうちょっと『肩ロース』いっておけば良かったです」と悔しさがあふれた。ちなみに前夜も「相当食べたんだ...。まず1人で5人前を頼んで、それでも足りなかったんで、プラス3人前。全部で8人前食べたけど足りなかったよ...」と無念の表情。「モウチョット...カタロース...」とパワーを注入しきれなかった自分に言い聞かせたマルティネス。14日からの西武2連戦(エスコンフィールド)へ向けて、休日となる13日は「まだプランはないけど、家族と一緒に過ごすよ。いつもエネルギーをくれるので、しっかり休んで試合に臨みたい」と家族パワー注入で今度は打球をスタンドへ運ぶ。

◆ロッテ・岡大海外野手(32)が一回に先頭打者アーチとなる2号ソロを放った。カウント1-1から日本ハム・伊藤大海投手(26)の147キロを左翼席に運んだ。「先制点を取ることができて良かった。お母さん、いつもありがとう!」。母の日の一発に会心の笑顔を浮かべた。今季、3月15日のロッテ-オリックスのオープン戦で、一回にオリックス・太田が初球先頭打者弾。その直後に岡も初球先頭打者アーチで〝お返し〟をしていた。

◆「6番・右翼」で先発出場した日本ハム・万波中正外野手(24)が1-1の二回に勝ち越しとなる左越え4号ソロを放った。「打ったのはストレート。お母さん、いつもありがとう!」。母の日に、4月21日以来の本塁打を放ち、会心の笑顔を浮かべた。不振が続いていた万波は11日にカンフル剤として今季初めて1番に起用されて2安打2打点。「やっぱり、いいな。打つって...。まだまだ(不振から)抜け出せたとは思ってないが、これをきっかけにしたい」と話していた。

◆日本ハムが逆転サヨナラ勝ちで3連勝。3―5の九回にマルティネスの適時三塁打と代打伏見の適時打で追い付き、水野の右前打で決着をつけた。斎藤に3年ぶりの勝ち星がついた。抑えの益田が誤算だったロッテはこのカード7連敗。

◆ロッテは痛い逆転サヨナラ負けで同一カード3連戦3連敗。5―3の九回に登板した抑えの益田の制球が甘く、適時三塁打を含む2安打1四球など1死も奪えない。満塁を残して降板して敗戦を招いた。吉井監督は「選んで出しているのは私」と責任を背負った。今季このカードは1勝8敗。うち敵地では6戦全敗と相性の悪さを拭えていない。

◆劇的な逆転サヨナラ勝利で、日本ハムは3連敗後の3連勝。興奮のあまり、新庄剛志監督(52)は「今日は立ちくらみがするので、取材を受けられません!」と球団を通じてコメントだけを残した。2点を追う九回に1点を返し、なおも1死満塁でこの日に34歳の誕生日を迎えた打率・214の伏見寅威(とらい)捕手が代打に送られた。「普段だったら、代打を出される場面で自分が代打でいくのは不思議な気分だった。何としても事を起こそうと思った」と、三遊間を破る値千金の同点打を放った。試合前。球場に到着してクラブハウスでロッカーを開けると、そこには自身の似顔絵と「はぴば」の文字がプリントされたTシャツがかかっていた。右肘痛で2軍調整中のセットアッパー・池田が製作依頼したもので、添えられていた手紙にはなぜか5歳年下の後輩から呼び捨てで「寅威へ 俺がいなくて寂しいと思うけど、頑張れよ」と書かれていた。「母の日」は毎年、5月の第2日曜日。今年は自身の誕生日と重なり、「母はめっちゃポジティブな人。僕が落ち込んでいるときは結構ケツをたたいてもくれましたし、強くて優しいお母さん」と感謝し、プレゼントには使い込むほどフワフワになるという「育てるタオル」を贈ったという。初安打や初勝利を記録した選手には約20万円もする「ルイ・ヴィトン」のスニーカーをプレゼントするなど気配りの人で、チーム内で「寅威ママ」の愛称で慕われる。オリックスからFA移籍2年目。もはや、〝チームの母〟ともいえる存在だ。(東山貴実)

◆日本ハムが逆転サヨナラ勝ち。3―5の九回にマルティネスの三塁打、伏見の適時打で同点にしたあとの1死満塁。右前打で決めたのは、11日から5打数連続三振中の水野達稀内野手(23)だった。お立ち台では「やりましたぁー。興奮しすぎて、バットに当たってからの記憶がない。これが今年のファイターズです」と会心の笑顔。母の日の劇打に「アマ時代からどこにでも試合を観にきてくれた優しいお母さん。〝おふくろの味〟はやっぱりハンバーグですね」と話していた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
2392 0.719
(-)
-
(-)
109143
(-)
78
(-)
22
(-)
28
(-)
0.261
(-)
1.990
(-)
2
(-)
日本ハム
19141 0.576
(↑0.013)
4.5
(↑0.5)
109104
(+6)
102
(+5)
14
(+1)
27
(-)
0.231
(↑0.002
2.620
(↓0.04)
3
(-)
ロッテ
16181 0.471
(↓0.014)
8
(↓0.5)
108104
(+5)
121
(+6)
16
(+2)
13
(-)
0.239
(-)
3.180
(↓0.06)
4
(1↑)
ORIX
15191 0.441
(-)
9
(-)
10895
(-)
103
(-)
14
(-)
13
(-)
0.231
(-)
2.470
(-)
4
(-)
楽天
15191 0.441
(↓0.014)
9
(↓0.5)
108118
(+2)
131
(+6)
12
(-)
26
(+1)
0.241
(-)
3.390
(-)
6
(-)
西武
13220 0.371
(↑0.018)
11.5
(↑0.5)
10888
(+6)
117
(+2)
19
(+1)
20
(-)
0.213
(↑0.004)
2.880
(↑0.02)