西武(☆2対1★)楽天 =リーグ戦8回戦(2024.05.11)・ベルーナドーム=
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楽天
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西武
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勝利投手:武内 夏暉(3勝0敗0S)
(セーブ:アブレイユ(1勝2敗8S))
敗戦投手:内 星龍(1勝3敗0S)
  DAZN
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◆西武が接戦を制した。西武は初回、無死一二塁から平沼の安打に相手失策が絡み1点を先制する。そのまま迎えた5回裏には、蛭間の適時二塁打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・武内が7回1失点の粘投で今季3勝目。敗れた楽天は、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆西武はルーキー武内夏暉が先発。ここまで武内は4試合に先発し2勝0敗。西武の新人が無傷の3連勝すれば18年伊藤以来で、オール先発白星の無傷3連勝ならば81年杉本以来。武内には連続クオリティースタート(6回以上で3自責点以下)の記録もかかっている。4試合の投球回数と自責は7回-0点→7回-2点→7回-3点→8回-0点。西武新人が初登板から5試合連続クオリティースタートを記録すれば、99年松坂の4試合を抜いて新記録。

◆西武はドラフト6位村田怜音内野手(22)、同7位糸川亮太投手(26)、プロ3年目の左腕羽田慎之介投手(20)の3選手を出場選手登録した。ルーキーの村田は初昇格。196センチ、115キロの堂々たる体格から放たれる長打力が持ち味。試合前練習では、柵越えを放つなど出番に向けてしっかりと調整した。チームは現在4連敗中。「起爆剤みたいになれるように頑張りたい」と意気込んだ。21年ドラフト4位の羽田は3年目で初昇格。「ちょっとびっくりしましたけどうれしい。しっかり投げてという感じで頑張ります」と話した。ジェフリー・ヤン投手(27)、青山美夏人投手(23)、浜屋将太投手(25)がの3選手が出場選手登録を抹消された。

◆プロ初昇格した西武のドラフト6位村田怜音内野手(22)が、6番指名打者で即スタメン出場する。196センチ、115キロの恵まれた体格を持つルーキーの持ち味は長打力。イースタン・リーグでは12試合に出場し、打率3割5分1厘、2本塁打の数字を残している。試合前の打撃練習では右に左に打ち分け、柵越えも放った。「バッティングは相変わらずいい感じだと思います。まずヒット1本打ちたいっす」と気合をみなぎらせた。

◆/ボールもしっかり回収\ドラフト6位ルーキー村田怜音(むらたれおん)初打席の初球で初安打?プロ野球(2024/5/11)??西武×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#seibulions pic.twitter.com/Igj8zUwPhB

◆西武のドラフト6位村田怜音内野手(22)が、うれしいプロ初安打を放った。初昇格し6番指名打者で即スタメン出場。2回先頭で回ったプロ初打席。相手先発右腕、内の149キロ直球をスイングし、レフト前に落とす安打を放った。一塁ベース上からベンチに向かって右手を突き上げてガッツポーズ。ほおをゆるめて喜んだ。村田は196センチ、110キロと恵まれた肉体から皇学館大時代は通算25本塁打を誇り、同大から初となるNPB選手となった。

◆楽天は7回2失点と粘投した内星龍投手(21)を援護できず、西武に競り負けた。初対戦のドラフト1位左腕、武内に対して2回から7回まで毎回安打したが、ここ1本が出ず。7回1死三塁の同点機では、2番村林がバントを空振りしてスクイズ失敗に終わった。今江監督は「内の負けを消したい、何とか1点取りたいという思いでスクイズをやった。成功できなかったのはサインを出した僕の責任」と話した。

◆西武のドラフト1位左腕、武内夏暉投手(22)がレジェンドの記録を超えた。プロ5度目の先発マウンドで7回1失点と好投。5試合連続のクオリティースタート(QS=6回以上で自責点3以下)は、西武の新人では99年の松坂大輔氏(43)の4試合を抜いて新記録となった。初登板から無傷の3連勝でチームの連敗ストップにも大きく貢献。目標とする新人王に向かって独走態勢に入った。武内が偉大な球団OBの持つ記録を塗り替えた。楽天打線相手に7回7安打1失点。西武新人の初登板から5試合連続QSは99年松坂氏の4試合を抜いた。試合後に報道陣から質問が飛ぶと「松坂さん、高卒ですよね?」と確認。大卒ルーキー左腕は「いやいや考えられない」と先輩に敬意を示しつつ「ここまで本当に順調に来ている。これからもケガなく、1試合1試合勝利を目指して投げたい」と胸を張った。ピンチでもマウンドで表情一つ変わらない。得点圏に走者を背負ったのは3回以降毎回の5度。「焦っても、自分のペースが乱れるだけなので。そこはもうペースが乱れないように自分を持って」。6回2死二、三塁から辰己に左前適時打を打たれたが最少失点にとどめた。7回1死三塁の場面ではスクイズを仕掛けた村林から空振りを奪い、得点を許さなかった。これで初登板から無傷の3連勝。西武新人では18年伊藤以来で、先発での無傷の3連勝は43年ぶりになった。「7回以上投げることは本当にいいことですし、これから疲れがたまってくると思うんですけど、長いイニングを投げられたら」と気を引き締めた。毎試合一歩ずつステップを踏んでいる。球数はプロ最多の103球。規定投球回に到達し、防御率はリーグ5位の1・50と、安定感抜群の投球を続けている。チームの連敗は4でストップ。勝ち頭として、目標とする新人王へまっしぐらだ。【山崎純一】ルーキー武内が7回1失点で3連勝。西武の新人で無傷の3連勝は18年伊藤以来となり、すべて先発白星では81年杉本以来、43年ぶり。これで武内はプロ初登板から5試合連続でクオリティースタート(6回以上で3自責点以下)。2リーグ制後、新人の初登板からの連続QSは99年上原(巨人)の19試合があるが、パ・リーグで5試合は03年和田(ダイエー)12年藤岡(ロッテ)21年伊藤(日本ハム)に次いで4人目のタイ記録。西武の新人では99年松坂の4試合を抜く新記録となった。

◆西武ドラフト6位の村田怜音内野手が、プロ初打席で初安打を放った。プロ初昇格し6番指名打者で即スタメン出場。2回先頭で、右腕内の149キロ直球を振り抜き、左前に落とす安打を放った。「初球は絶対振ろうと思って(打席に)入ったので、真っすぐ一本に割り切って」。一塁ベース上でベンチに向かって右手を突き上げてガッツポーズした。初のヒーローインタビューでお立ち台にも上がり「ゆくゆくは本塁打王を取れるような選手になりたい」と目標を描いた。

◆西武のドラフト1位左腕、武内夏暉投手(22)がレジェンドの記録を超えた。プロ5度目の先発マウンドで7回1失点と好投。5試合連続のクオリティースタート(QS=6回以上で自責点3以下)は、西武の新人では99年の松坂大輔氏(43)の4試合を抜いて新記録となった。初登板から無傷の3連勝でチームの連敗ストップにも大きく貢献。目標とする新人王に向かって独走態勢に入った。武内は股関節が硬い。開脚前屈を苦手にするなど、課題だということは自覚しているが、そこを逆手に取っている。「(体の)硬さが一つの持ち味だと思います。あんまり柔らかくないので、それが自由自在に操れるというか」。投手は足を大きく前に踏み出して投げるために、一般的に股関節は柔らかい方が良いともいわれるが、ルーキー左腕にとっては違う。150キロを超えるスピードボールを投じるなど、投球動作に必要となるのが地面からの反力。チームトレーナーは武内の体について証言する。「普通に体は硬いですよ。でもそれが悪いわけじゃなくて、柔らか過ぎてもだめなので。その硬さでうまく止まって力が出ているのかもしれない。一番は馬力、パワーがあることが彼の特徴。外国人に近い感じですかね」と言う。武内自身、ストレッチを習慣的に行うなど柔軟性を出すための取り組みには力を注いでいる。青木投手コーチは「今後長く野球生活を続けていこうとした時に柔軟性というのは必要だと思う。ただ硬さというのもある程度必要かなとは思うので、それも1つの武器として」と話す。独特な強みを今後もマウンドで生かしていく。【西武担当 山崎純一】

◆西武のドラフト6位・村田怜音(れおん)内野手(22)がプロ初安打をマークした。この日、初昇格し「6番・DH」で即スタメン出場。二回先頭の初打席で楽天右腕・内の初球の真っすぐを捉え、バットを折りながらも左前に運んだ。196センチ、110キロの村田は三重・皇学館大時代に通算25本塁打をマーク。同大学から初のプロ野球選手となった。前日(10日)夜に2軍の遠征先だった宮城・仙台で昇格を告げられた。早朝の新幹線で帰京し、ベルーナドームに駆け付けた。「しっかり打撃でアピールできたら」と語っていた長距離砲が初打席で見事期待に応えた。

◆西武が競り勝ち、連敗を4で止めた。3連打があった一回に1点を先制し、五回に蛭間の適時二塁打で加点。新人の武内が7回7安打1失点と踏ん張ってデビューから3連勝とした。楽天は1点を追う七回のスクイズ失敗が悔やまれた。

◆楽天は打線が1得点と振るわず、連勝が2でストップ。今江監督は「なかなかチャンスをつくれていない。その中で点を、と思ったけど取れなかった」と悔やんだ。1―2の七回1死三塁ではスクイズを仕掛けたが、村林がストライクゾーンのツーシームを空振りし、スタートを切っていた三塁走者がアウトに。西武・武内とは初対戦。先頭打者が出塁した三回と六回に犠打でアウトを献上するなど消極的だった。

◆西武のドラフト1位・武内夏暉投手(22)=国学院大=が7回7安打1失点と好投。無傷の3勝目をマークした。?武内がデビューから負けなしの3連勝。西武で新人のデビュー3連勝以上は、1956年に稲尾和久がマークした8連勝を筆頭に8人目。直近では2018年の伊藤翔(3連勝=先発1、救援2)以来6年ぶり。全て先発勝利のデビュー3連勝は1981年の杉本正以来43年ぶり2人目。?球界全体で新人投手のデビュー3連勝以上は2022年の日本ハム・北山亘基(3連勝=救援)以来2年ぶり。全て先発勝利だと21年の阪神・伊藤将司(3連勝)とロッテ・河村説人(4連勝)以来3年ぶり。?武内は初登板から5試合連続でクオリティー・スタート(QS、先発で6回以上、自責点3以下)をマークし、西武の新人投手では1999年の松坂大輔の4試合を抜いて最多。新人投手の初登板からの最多連続QSは99年の巨人・上原浩治の19試合。

◆西武の蛭間が1―0の五回2死二塁から適時二塁打で今季初打点をマークし、連敗ストップに貢献した。初球の浮いた変化球を右越えに運び「むちゃくちゃうれしかった」と喜んだ。早大からドラフト1位で入団した昨季は56試合に出場して経験を積んだが、今季は打撃不振で出遅れ10日に1軍昇格したばかり。目標とする外野のレギュラー取りへ「これからもチームに貢献できるように」と気持ちを高めた。(共同)

◆西武のドラフト1位・武内夏暉(なつき)投手(22)=国学院大=が7回7安打1失点と好投。球団の新人では1981年の杉本正氏以来43年ぶりに、デビューから全て先発で3連勝を飾った。初登板から5戦連続でクオリティー・スタート(QS、先発で6回以上、自責点3以下)を達成。球団では1999年の松坂大輔の4試合を抜いて最多となった。1点リードの七回に最大のピンチが訪れた。武内は1死から小郷に三塁打を浴び、一打同点の場面。スクイズを試みた村林が空振りし、スタートを切っていた三塁走者をアウトに。武内は村林を三ゴロに仕留めると、クルっと回転して小さくガッツポーズを作った。「(スクイズ失敗は)運が良かった。(事前に)マウンドに集まったときに(周りに)『警戒はしとけよ』と言われた」相手は、10日に13点を奪った楽天打線。三回以降は毎回得点圏に走者を背負ったものの「焦っても自分のペースが乱れるだけなので」と動じず、持ち前の速球を軸に攻めた。7回7安打1失点と踏ん張ってデビューから3連勝。4連敗中だったチームの重苦しい空気を吹き払った。新人左腕は試合をつくる能力の指標で西武OBの松坂大輔を超えた。開幕から5試合連続でクオリティー・スタート(先発で6回以上、自責点3以下)をマーク。横浜高から入団1年目の1999年、4試合連続でマークした松坂を上回った。国学院大からプロ入りした武内は「松坂さんは高卒で、ですよね? 考えられない」と謙遜したものの、全てで7回以上を投げ防御率1・50。「投げていくうちにだんだん体力もついてきている」と自信が増している。お立ち台にはプロ初打席で左前打を放ったドラフト6位・村田(皇学館大)とともに上がり「一試合一試合、勝利を目指して投げていきたい」と決意も新た。最下位に沈む西武で、ドラフト1位ルーキーが獅子奮迅の投球を続けている。(石井孝尚)

◆西武ドラフト6位・村田怜音内野手(22)=皇学館大=が今季初めて1軍に昇格し、即先発出場。二回の初打席で初球、バットを折りながらも左前に運び「真っすぐ一本で割り切ってスイングをかけた」とうなずいた。196センチ、110キロの恵まれた体格で、大学時代に通算25本塁打をマーク。「ヒットになってくれたのでホッとした」とほほ笑んだ。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
2392 0.719
(↑0.009)
-
(-)
109143
(+4)
78
(+1)
22
(-)
28
(-)
0.261
(↑0.002)
1.990
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
18141 0.563
(↑0.015)
5
(-)
11098
(+3)
97
(-)
13
(-)
27
(+2)
0.229
(-)
2.580
(↑0.08)
3
(-)
ロッテ
16171 0.485
(↓0.015)
7.5
(↓1)
10999
(-)
115
(+3)
14
(-)
13
(-)
0.239
(↓0.003)
3.120
(↓0.01)
4
(-)
楽天
15181 0.455
(↓0.014)
8.5
(↓1)
109116
(+1)
125
(+2)
12
(-)
25
(-)
0.241
(↓0.001)
3.390
(↑0.06)
5
(-)
ORIX
15191 0.441
(↓0.014)
9
(↓1)
10895
(+1)
103
(+4)
14
(-)
13
(-)
0.231
(↓0.002)
2.470
(↓0.06)
6
(-)
西武
12220 0.353
(↑0.02)
12
(-)
10982
(+2)
115
(+1)
18
(-)
20
(-)
0.209
(↑0.004
2.900
(↑0.06)