西武(★2対13☆)楽天 =リーグ戦7回戦(2024.05.10)・ベルーナドーム=
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楽天
101103340131801
西武
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勝利投手:早川 隆久(3勝3敗0S)
敗戦投手:青山 美夏人(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(4号・7回表3ラン)

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◆楽天は2点リードの4回表、小郷の適時打が飛び出し、リードを広げる。その後は、7回に浅村の3ランが飛び出すなど着実に得点を重ね、試合を優位に進めた。投げては、先発・早川が6回1失点の好投で今季3勝目。敗れた西武は、投手陣が崩壊し、打線もつながりを欠いた。

◆今季初登板初先発に臨んだ西武の右腕青山美夏人投手(23)が、5回途中8安打3失点(自責2)で降板となった。1回先頭の小郷にレフトへ二塁打を打たれ、1死三塁から古賀悠斗捕手(24)の捕逸により先制点を与えた。3回1死満塁から4番島内に左犠飛、4回2死一、二塁では小郷に右前適時打を打たれた。5回2死一、二塁から7番辰己に右前打を許し、満塁のピンチを招いたところでマウンドを降りた。3つの四球もあり「ボール先行が多くなってしまい、四球につながる場面もありました。今年初登板というところで緊張はありましたが、低めを意識して投げていました。低めの球をなかなか振ってくれなかったので、そういうところは今後の課題です」とコメントした。

◆西武は今季ワーストの13失点で4連敗となり、借金が「11」に膨らんだ。先発右腕の青山は5回途中8安打3失点(自責2)。7回に4番手左腕のヤンが浅村に3ランを浴びるなど、中継ぎ投手陣も踏ん張れず、楽天打線に18安打を打たれた。今季初登板だった青山は「低めの球をなかなか振ってくれなかった。そういうところは今後の課題」と反省した。

◆西武が今季4度目の4連敗で、借金がワーストの「11」に膨らんだ。今季初登板初先発に臨んだ青山美夏人投手(23)は毎回走者を背負う苦しいマウンドとなった。1回先頭の小郷にレフトへ二塁打を打たれ、1死三塁から古賀悠斗捕手(24)の捕逸により先制点を与えた。3回1死満塁から4番島内に左犠飛、4回2死一、二塁では小郷に右前適時打を打たれるなど、4回2/3を投げ8安打3失点(自責2)という内容だった。中継ぎ投手陣も打ち込まれた。3番手右腕の本田圭佑投手(31)は、6回1死満塁から島内に右犠飛、続く鈴木大、渡辺佳に連続タイムリーを打たれるなど3失点。4番手左腕のジェフリー・ヤン投手(27)は、7回2死二、三塁から3番浅村に中越えに3ランを浴びた。8回にも4点を失うなど楽天打線に18安打を打たれ、今季ワーストの13失点を喫しての敗戦。攻撃は9回無死一、二塁から代打平沼翔太内野手(26)の中前適時打で1点をかえすも、反撃はここまでだった。松井稼頭央監督(48)は「得点圏にいくところまではいい形にはもってきてくれていると思うし、あとはそこからどう点を取っていくか。そういうところも含めてまた明日やっていきたいと思います」。リリーフ投手陣については「フォアボールが重なってくると、大量得点にもつながってくると思うし、そこも含めてまた明日やっていきたいと思います」と気持ちを切り替えた。【山崎純一】

◆楽天小郷裕哉外野手(27)の快音が鳴り響いた。5点リードで迎えた7回1死二塁の第5打席。西武ヤンが投じた内角球を右前に運ぶと、一塁上で右こぶしを握り締めた。「追い込まれてからの安打が多かったんですけど、いいアプローチができたと思います」。6年目で自身初の1試合5安打を記録した。二盗の後、浅村の3ランで本塁を踏んだ。7回までに4度生還し、8回は連続安打こそ止まったが、中犠飛で2打点目を挙げた。あと1安打でパ・リーグ記録だった。「知らなかったです。チャンスあったんですけどね。悔しいですね」と本音をこぼした。今季41安打となり、この日試合のなかったソフトバンク近藤と柳田を抜いてリーグトップに躍り出た。「まだまだ(両者の)足元にも及ばない」と話す背中には、希代のヒットメーカー、元マリナーズのイチロー氏と同じ51が光る。「いい番号をいただいたんで。一生変えるつもりはないです」と笑った。【鎌田良美】▽楽天今江監督(小郷について)「ポテンシャルの高い選手と入ってきた時から言われてきて、こうやって形になってきて、自信がついて。また1段階上のレベルの選手になっていってくれてるんじゃないかな」▽楽天桜井(現役ドラフトでDeNAから加入し、新天地初登板。8回に西武の中軸を2三振含む3者凡退に)「1歩目としてよかった。安心しました。ファームからしっかり準備してきたことが出た」▽楽天早川(6回1失点で3勝目。自身の2連勝は昨年6月以来)「まず自分の借金をしっかり返せたことがよかった。この連勝をきっかけに、ここから貯金をつくれればと思います」

◆楽天はともに今季最多18安打13得点と大勝した。1番小郷は5安打2打点、2盗塁4得点。一回に二塁打で先制の足場を築き、四回は適時打、八回は犠飛と活躍した。早川が6回1失点で3勝目。4連敗の西武は負け越しが11に膨らんだ。

◆楽天・小郷裕哉外野手(27)が1試合5安打。1試合5安打を放ったのは、4月13日のソフトバンク・周東佑京(対西武)、5月3日の中日・村松開人(対ヤクルト、延長試合)に次いで今季3人目。楽天では球団タイ記録(9イニング試合)で、昨年7月16日の浅村栄斗(対ロッテ)に次いで7人目(10度目)。プロ野球記録は1949年11月19日の東急・大下弘の1試合7安打(対大陽)。

◆背番号51が大暴れだ。「1番・右翼」で先発した楽天・小郷裕哉外野手(27)がプロ6年目で初&球団タイ記録となる1試合5安打をマークした。「多分、生涯でも初の5安打。まさか自分が(球団タイ記録を)打てるとは思っていなかった。良いアプローチができたかなと思います」♪Oh! GO! 今季から新しい応援歌もできた27歳がダイヤモンドを駆け回った。一回先頭で左翼線二塁打。三進後、相手のミスで先制のホームを踏んだ。第2打席以降も投安、右前適時打、2本の右前打と快音は止まらず。八回には中犠飛も放ち、2打点、2盗塁、4得点。いずれも今季最多の18安打13得点の大勝を呼び込んだ。1試合最多安打記録は1リーグ時代に7があり、2リーグ制となった1950年以降は6だった。これで今季の安打数を41とし、ソフトバンクの近藤と柳田を抜いてリーグトップに立った。それでも「全然まだまだ足元にも及ばない。もっとうまくなれるように」と向上心をのぞかせた。チームは4位に浮上。「(安打数は)全然気にしていない。チームが勝てるように頑張ります」と小郷。文字通り、先頭に立ってチームを引っ張っていく。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
2292 0.710
(-)
-
(-)
110139
(-)
77
(-)
22
(-)
28
(-)
0.259
(-)
2.020
(-)
2
(-)
日本ハム
17141 0.548
(↑0.015)
5
(↑0.5)
11195
(+6)
97
(+3)
13
(+1)
25
(+3)
0.229
(↑0.002)
2.660
(↓0.01)
3
(-)
ロッテ
16161 0.500
(↓0.016)
6.5
(↓0.5)
11099
(+3)
112
(+6)
14
(+1)
13
(-)
0.242
(↓0.003)
3.110
(↓0.1)
4
(1↑)
楽天
15171 0.469
(↑0.017)
7.5
(↑0.5)
110115
(+13)
123
(+2)
12
(+1)
25
(+2)
0.242
(↑0.007
3.450
(↑0.04)
5
(1↓)
ORIX
15181 0.455
(-)
8
(-)
10994
(-)
99
(-)
14
(-)
13
(-)
0.233
(-)
2.410
(-)
6
(-)
西武
11220 0.333
(↓0.011)
12
(↓0.5)
11080
(+2)
114
(+13)
18
(-)
20
(-)
0.205
(↑0.002
2.960
(↓0.25)