楽天(☆4対1★)オリックス =リーグ戦8回戦(2024.05.08)・こまちスタジアム=
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ORIX
0100000001821
楽天
01110010X41100
勝利投手:藤井 聖(2勝1敗0S)
(セーブ:則本 昂大(1勝0敗7S))
敗戦投手:宮城 大弥(2勝4敗0S)

本塁打
【オリックス】セデーニョ(7号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆楽天は1点を追う2回裏、1死一二塁から石原の安打に相手失策が絡み同点とする。続く3回には辰己が押し出し四球を選び、勝ち越しに成功した。投げては、先発・藤井が5回1失点で今季2勝目。敗れたオリックスは守備の乱れで痛い失点を喫し、打線も好機を生かせなかった。

◆今季のオリックス宮城大弥は38回1/3を投げて45三振を奪い、奪三振率が10・57。三振が多く、4月21日ソフトバンク戦11個、同30日ロッテ戦13個と、2試合続けて2桁奪三振を記録中。過去にオリックスで2桁奪三振を3試合以上続けたのは、93年7月4日~8月1日に4試合連続でマークした野田だけ。メジャーへ移籍した山本は2桁奪三振を通算21度記録したが、3試合連続はなかった。宮城が球団史上2人目、山本もできなかった3試合連続2桁奪三振を狙う。

◆オリックス吉田輝星投手(23)が、故郷・秋田で3年連続凱旋(がいせん)を果たした。球場は懐かしいこまちスタジアム。金足農3年だった2018年夏に同球場で秋田王者となり、甲子園大会で準優勝した。全国的なカナノウ旋風の出発点がこまちスタジアムだった。日本ハム在籍時の一昨年6月21日の楽天戦で先発し、5回途中2失点で負け投手となったが、18年夏のヒーローの帰還を待ちわびたファンの声援が球場にあふれた。昨年はイースタンリーグで登板し、今年は新しい所属チーム・オリックスのユニホーム姿を披露。2年ぶりに1軍戦力として戻ってきた。一昨年の先発とは違い、今年は中継ぎで、登板機会は試合状況次第になる。試合前には「チームが勝って僕も抑えられれば一番、いいパフォーマンスになると思う。1球、1球頑張りたい」と意気込んだ。また秋田県出身の人気俳優、柳葉敏郎が始球式に登板することには「参考にさせてもらおうかなと思います、フォームで」と笑顔で語った。

◆/お得意様打ち\7本のHRの内5本が楽天戦セデーニョの一太刀???#プロ野球(2024/5/8)??楽天×オリックス??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #Bs2024 pic.twitter.com/I95AVQ82z9

◆秋田県出身の俳優柳葉敏郎(63)が8日、楽天-オリックス8回戦(秋田)のセレモニアルピッチで快投した。長嶋茂雄氏を意識した背番号3のユニホームで登場。打席の銀次アンバサダーに向かってノーバウンド投球を決めた。「90点ぐらいですかね」と自己採点。「銀次くんにずっと練習相手してもらったんですけど、どこ行くかわかんなくて。ナイスボールって言ってくれるんだけど、ちょっと不安でした。いや、でも、いい球だったな」とうなずいた。

◆2年目の楽天平良竜哉内野手(25)が、プロ初スタメンでプロ初安打を決めた。2年ぶり開催となった秋田でのオリックス戦に「9番左翼」で出場。同じ沖縄出身の宮城大弥と初めて対峙(たいじ)した。2回1死一、三塁の第1打席は遊飛。4回先頭の第2打席は、俊足を生かした三塁への絶妙なセーフティーバントでプロ初安打をマークした。待ち望んでいた対戦だった。宮城とは親交がないというが、同郷で意識する存在ではある。平良は「僕としては特別な思いがある。今日は沖縄の家族や友だちも楽しみにしてくれると思う。なんとか1本打てるように、実力は向こうが全然上ですけど、ほんとに僕は挑戦する気持ちでやっていきたい」と意気込んでいたが、その宮城から安打を放った。平良は前原(沖縄)、九州共立大、NTT西日本を経て22年ドラフト5位で入団。即戦力として期待されたが、昨季は1軍出場がなかった。昨オフは巨人坂本に弟子入り、技術面はもちろんだが、練習前の準備など野球に対する姿勢で学ぶべきことが多かったという。今季は開幕2軍スタートも、4月中旬に1軍合流。プロ6打席目で初安打を飾り、新たな1歩を踏み出した。

◆オリックス吉田輝星投手(23)が、故郷・秋田で3年連続登板を果たした。1-3の7回裏に3番手で登場。マウンドに向かった瞬間に拍手、場内にアナウンスが流れた瞬間にまた拍手が起きた。先頭の村林に初球は145キロ直球から入り、6球目の変化球を左前に運ばれた。続く浅村は中飛に打ち取ったが、村林を暴投で二塁に進め、島内に四球を与えて一、二塁。鈴木に左前打を打たれて1死満塁となった。平井投手コーチがマウンドに向かい、一呼吸おいたあと、茂木の二塁ゴロで三塁走者がかえって1点を失った。なおも2死二、三塁とピンチは続くも、辰己を空振り三振に抑えた。球場は懐かしいこまちスタジアム。金足農3年だった18年夏に同球場で秋田王者となり、甲子園大会で準優勝した。全国的なカナノウ旋風の出発点がこまちスタジアムだった。日本ハム在籍時の一昨年6月21日の楽天戦で先発し、5回途中2失点で負け投手となったが、18年夏のヒーローの帰還を待ちわびたファンの声援が球場にあふれた。昨年はイースタンリーグで登板し、今年は新しい所属チーム・オリックスのユニホーム姿を披露。2年ぶりに1軍戦力として戻ってきた。家族や金足農の関係者が登板を待ちわび、試合前には「チームが勝って僕も抑えられれば一番、いいパフォーマンスになると思う。1球、1球頑張りたい」と語っていた。ただ。無失点で投げきることはできなかった。

◆指揮官の抜てきに応えた。2年目の楽天平良竜哉内野手(25)が、プロ初スタメン&プロ初安打を飾った。2年ぶり開催となった秋田でのオリックス戦に「9番左翼」で出場。同じ沖縄出身の宮城と対峙(たいじ)した。4回先頭の第2打席。カウント1-1からの直球を三塁線へ転がす。50メートル走5秒9の俊足を生かした絶妙なセーフティーバントでHランプをともした。待ち望んでいた対戦だった。平良は「僕は同じ沖縄出身ということで、なんとしても宮城くんから初ヒットを絶対出したいなと思って、ほんとにかなって良かった」。今江監督も「彼らしい初安打」とたたえた。即戦力の期待を背負い、NTT西日本から22年ドラフト5位で入団。だが、昨季は1軍出場0で何かを変えたかった。昨オフは巨人坂本に弟子入り。面識はなかったが「(坂本)勇人さんの守備、打撃、ミート力は僕が一番求めている部分」と前巨人の田中貴を通して志願した。技術面はもちろん、練習前の準備など野球に対する姿勢で学ぶべきことが多かったという。プロ6打席目、足を使い初安打を放った。直接得点にはつながらなかったが、平良にとって記念すべき試合で連敗は3でストップ。「小技もできるというのをもっともっとアピールしたい」。欠かせない戦力に成長していく。【山田愛斗】

◆3年連続で秋田に帰ってきたヒーローも、チームを白星に導くことはできなかった。オリックス吉田輝星投手(23)が、1-3の7回、救援で登板。マウンドに向かった瞬間も「吉田」とアナウンスされた瞬間も拍手が起きた。ただ先頭の村林に左前打で出塁を許し、1死満塁のピンチを招いて茂木の二塁ゴロで1失点。「ちゃんと抑えたかった」と悔やんだ。吉田の喜びも悔しさも知る、懐かしいこまちスタジアム。金足農3年だった18年夏に秋田王者となり、甲子園大会で準優勝した。日本ハム在籍時の一昨年6月21日楽天戦で凱旋(がいせん)の先発も、5回途中2失点で負け投手に。昨年のイースタンリーグ登板を経て、今年はリーグ王者・オリックスの1軍戦力として戻り、変わらない拍手を浴びた。「うれしかったですし、だからなおさら抑えたかった」。オリックスにとって16年5月17日楽天戦以来の秋田の試合で、県内ではここまで20勝5敗1分けで3連勝中だった。秋田出身で西武時代の00年5月以来の故郷凱旋(がいせん)だった中嶋監督も「勝ちを見てほしかったんですけど、それができなかったことが残念」と語った。ただ新戦力の吉田をマウンドに送り「これからどんどん投げて良くなっていってくれたら」と期待した。【堀まどか】▽オリックス・セデーニョ(2回に2試合連続の先制7号を放ち、うち5本が楽天戦の好相性を発揮)「しっかりと振り抜くことができました。なんとかスタンドまで届いてくれてよかったです」

◆楽天藤井聖投手(27)が、連敗ストッパーを務めた。2年ぶりの秋田主催試合で5回6安打1失点と好投。気温10℃を下回る寒さの中、チームの連敗を3で止めた。捕手石原と並んだヒーローインタビューでは「石原が僕のことをすごいしかってくれて、怒られながら粘り強く投げられました」と振り返った。両拳を握り、雄たけびを上げた。2点リードの5回2死満塁。オリックス紅林の打球は藤井のグラブを強襲し、遊撃村林のもとへ転がる。守備の名手が落ち着いて一塁へ送球し、3アウトを奪った。「神頼みではないですが、自分のボールを信じ、バックを信じ、石原を信じて、とりあえず投げ込もうというのはありました」。2回に楽天キラーのセデーニョに先制ソロを浴びたが、それ以外は長打を許さず、最少失点で切り抜けた。今季は最長5回ながら直近3試合、計15イニングを計1失点と抜群の安定感を誇る。「チームの勝ちにつながるピッチングが一番ですので、そこだけですね」。次戦以降も好投を続け、勝利の原動力になるつもりだ。

◆楽天が連敗を3で止めた。二回は失策、三回は辰己の押し出し四球、四回も失策で1点ずつを挙げ、七回は茂木の二ゴロで加点した。藤井は5回1失点でしのぎ、救援5投手が無失点でつないだ。オリックスの宮城は4敗目。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
2292 0.710
(↑0.01)
-
(-)
110139
(+3)
77
(+1)
22
(-)
28
(-)
0.259
(↑0.002)
2.020
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
16141 0.533
(↓0.019)
5.5
(↓1)
11289
(+1)
94
(+3)
12
(-)
22
(+1)
0.227
(↓0.004)
2.650
(↓0.02)
3
(-)
ロッテ
16151 0.516
(-)
6
(↓0.5)
11196
(-)
106
(-)
13
(-)
13
(-)
0.245
(-)
3.010
(-)
4
(-)
ORIX
15181 0.455
(↓0.014)
8
(↓1)
10994
(+1)
99
(+4)
14
(+1)
13
(-)
0.233
(-)
2.410
(↑0.01)
5
(-)
楽天
14171 0.452
(↑0.019)
8
(-)
111102
(+4)
121
(+1)
11
(-)
23
(-)
0.235
(↑0.003
3.490
(↑0.08)
6
(-)
西武
11210 0.344
(-)
11.5
(↓0.5)
11178
(-)
101
(-)
18
(-)
20
(-)
0.203
(-)
2.710
(-)