楽天(★2対4☆)オリックス =リーグ戦7回戦(2024.05.06)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
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楽天
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勝利投手:曽谷 龍平(2勝1敗0S)
(セーブ:マチャド(1勝0敗2S))
敗戦投手:荘司 康誠(1勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】セデーニョ(6号・4回表3ラン)

  DAZN
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◆オリックスは4回表、セデーニョの3ランで先制に成功する。続く5回には、2死二塁から福田の適時三塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・曽谷が8回途中2失点8奪三振の力投で今季2勝目。敗れた楽天は、打線が終盤で2点を返すも、反撃が遅かった。

◆仙台市出身のHey! Say! JUMP八乙女光(33)が、セレモニアルピッチを行った。この日はファンクラブフェスタということもあり、黒色を基調とした特別ユニホームの背番号8をまとって登場。左腕を振ってワンバウンドで投げ込んだが、捕手石原が"パスボール"した。昨年に続いて楽天モバイルパークのマウンドに立った八乙女は「直前の練習では、銀次さんからのアドバイスのおかげで良いボールが投げられていたのですが、ワンバウンドしてしまい悔しいです。去年のボールを超えたかったのですが、緊張してしまいました」とコメントした。

◆オリックスのレアンドロ・セデーニョ内野手(25)が楽天キラーぶりを発揮した。4回2死二、三塁で荘司のストレートを捉え、左翼スタンドへ14試合ぶりの6号先制3ラン。6本中4本を楽天戦でたたきだし「ラッキーなだけです」と謙遜しながらも笑みがはじけた。グラウンドを離れれば、ゴンザレスやエスピノーザらベネズエラ出身のチームメートに母国の料理を振る舞う。「料理が好きなんで」と伝統料理のアレパスなどを作って楽しみながら、家族の来日を待つ。

◆楽天荘司康誠投手(23)が天敵の1発に屈し、チームは今季3度目の3連敗を喫した。4回1死までは無安打投球だったが、暗転した。2死二、三塁から5番セデーニョに真ん中148キロ直球を完璧に捉えられた。「失投ですね」と左翼席に先制3ランを被弾。捕手太田が高めのつり球を要求していただけに「そうですね。投げミスですね」。チームとして、セデーニョに今季許した本塁打は4本目となった。5回2死二塁では、1番福田に右中間を破る適時三塁打で追加点を奪われ、5回91球、4安打4失点(自責1)で2敗目(1勝)を喫した。荘司は発熱による体調不良で一時戦線離脱。4月29日ロッテ戦(ZOZOマリン)で復帰し、今季初勝利を挙げたが、2連勝はならなかった。「序盤の感じはすごくいいと思った」と振り返りつつ「やっぱりランナーが出てからの駆け引きというか、考え方というか、そこで1個、自分の中で上げたいところで上がりきらなかった」と悔しそうに話した。

◆オリックス曽谷龍平投手(23)が"自分超え"で、自己最多の2勝目を挙げた。初回2死一、二塁、3回1死一、二塁と序盤の危機を切り抜け、4回から8回1死まで1人の走者も出さず。8回に併殺を取りきれず途中降板したが、投球回数7回2/3も球数106も奪三振8もプロ2年目で最多となった。今季の勝利はいずれも仙台。敵地で受けるヒーローインタビューで「100球を投げたことはすごくでかいと思いますし、これからももっと投げないといけないと思うので、しっかり投げていきたいと思います」と声を張った。昨季、10月9日のソフトバンクとのシーズン最終戦でやっとプロ初勝利をつかんだ。そこまで6度先発しながら、制球難などで自滅。潜在能力を生かし切れなかった。それが今年は、対戦した相手打者が打席で思わず「えぐい...」と声を出す。150キロ超の速球とスライダーで勝負してきたスタイルに、フォークを加えた。「左(打者)にも平気で投げられる。それがやっぱりいいんじゃないですか」と成長を引き出した若月とのバッテリーで、この日も楽天打線を抑え込んだ。「もうあとひと踏ん張りして、1ゲーム任せられるようにまた頑張ってほしいなと思います」と中嶋監督も高い期待を込めた。【堀まどか】

◆本拠地・楽天モバイルパークがため息に包まれた。0-0、四回2死二、三塁。先発した荘司康誠投手(23)が、セデーニョに左越え3ランを被弾。結果、味方の失策もあり、5回4失点(自責点1)で降板した。「本当に申し訳ないという気持ちだけです...」課題の一回は、空振り三振、見逃し三振、右邪飛に仕留めた。今江監督から「今季は立ち上がりに意気込みすぎて、空回りしているように見える。冷静に入ってほしい」と注文をつけられていた。4月13日に体調不良で出場選手登録を抹消された。一時は熱が39度近くまででて体重が激減。前日5日に「何とか体重を戻したくていろいろと調整して、90キロぐらいまで戻った。あと1、2キロ増やしたい」と明かしていた。前回登板となった4月29日のロッテ戦(5回4失点)で今季初勝利を挙げた。しかし、「自分の状態がまだ回復していないので、気持ち的にはうれしかったけど、その日だけです」と吐露していた。一方で、同じ先発投手の早川、内らが好投していく。「刺激は受けるけど、そこを目指すのは今の段階では難しい。僕は一人一人、しっかり投げるところからはじめていくしかない」と、複雑な胸中を明かしていた。(広岡浩二)

◆オリックスが逃げ切った。曽谷が緩急を有効に使い、自己最長となる7回2/3を5安打2失点で2勝目を挙げた。打線は四回にセデーニョの6号3ランで先制し、五回に福田の適時三塁打で加点した。楽天は終盤の反撃も及ばず3連敗。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
2092 0.690
(↑0.011)
-
(-)
112134
(+9)
75
(+4)
21
(+3)
28
(+1)
0.259
(↑0.002)
2.140
(↓0.06)
2
(-)
日本ハム
16121 0.571
(↓0.022)
3.5
(↓1)
11487
(+4)
89
(+9)
12
(-)
21
(-)
0.235
(↑0.003)
2.670
(↓0.23)
3
(-)
ロッテ
15151 0.500
(↑0.017)
5.5
(-)
11290
(+8)
105
(+1)
13
(+2)
13
(+1)
0.241
(↑0.004)
3.070
(↑0.07)
4
(-)
ORIX
15171 0.469
(↑0.017)
6.5
(-)
11093
(+4)
95
(+2)
13
(+1)
13
(-)
0.233
(↓0.001)
2.420
(↑0.01)
5
(-)
楽天
13171 0.433
(↓0.015)
7.5
(↓1)
11298
(+2)
120
(+4)
11
(-)
23
(-)
0.232
(↓0.002)
3.570
(↑0.08)
6
(-)
西武
11200 0.355
(↓0.012)
10
(↓1)
11277
(+1)
95
(+8)
17
(+1)
18
(-)
0.203
(↓0.001)
2.600
(↓0.12)