DeNA(☆6対5★)ヤクルト =リーグ戦7回戦(2024.05.06)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
0120001105611
DeNA
02000004X6801
勝利投手:三嶋 一輝(1勝0敗0S)
(セーブ:森原 康平(0勝0敗7S))
敗戦投手:エスパーダ(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】サンタナ(3号・3回表2ラン)
【DeNA】筒香 嘉智(1号・8回裏3ラン)

  DAZN
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◆DeNAが接戦を制した。DeNAは3点を追う8回裏、佐野の適時打で2点差に迫る。なおも続く攻撃では、2死一二塁から筒香の3ランが飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、4番手・三嶋が今季初勝利。敗れたヤクルトは、4番手・エスパーダが精彩を欠いた。

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)が、古巣復帰後初めて1軍に合流した。背番号25のユニホーム姿でグラウンドに登場。「僕自身ができることと言えば毎日ハードにプレーするだけですので、チームの一員として少しでも貢献できるように全力でプレーします。球団は優勝を掲げているのでそこに少しでも、という思いです」と誓った。米球界から5年ぶりに古巣復帰となった筒香は4月20日のイースタン・リーグ巨人戦(マツダスタジアム)で実戦初出場。同30日のの同オイシックス戦で9回フル出場し、3日と4日の同ヤクルト戦はいずれも5イニングの出場でベンチに退いた。ここまで実戦6試合で打率1割7分6厘だった。5日の広島戦(マツダスタジアム)後、三浦監督は「明日から呼びます」とハマスタ合流を明言していた。

◆DeNA三浦大輔監督(50)がこの日1軍に合流した筒香嘉智外野手(32)のスタメン起用を明言した。指揮官は「スタートで使います」と話した。打順については明かさなかったが、「筒香だけじゃなく常に考えてますよ。筒香が戻ってきたことによってどこにしようかと。楽しみにしててください」と笑顔を見せた。5年ぶりに古巣復帰となった筒香は4月20日のイースタン・リーグ巨人戦(マツダスタジアム)で初実戦出場。同30日のイースタン・リーグのオイシックス戦で9回フル出場し、3日と4日の同ヤクルト戦はいずれも5イニングの出場でベンチに退いた。ここまで実戦6試合で打率1割7分6厘だった。前日5日の広島戦(マツダスタジアム)後、三浦監督は「明日から呼びます」とハマスタ合流を明言していた。

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)が、1軍合流して即スタメンに名を連ねた。「6番左翼」で5年ぶりにかつての本拠地・横浜スタジアムでプレーする。三浦大輔監督(50)は試合前、「スタートで使います」と先発起用を明言し、打順については「楽しみにしててください」と笑顔を見せていた。ファームでの調整を経てこの日、1軍に合流した筒香。試合前練習ではかつての同僚だった大和、宮崎、戸柱、柴田、神里、佐野らと再会。さらに牧、度会ら新しくチームメートとなる選手とも言葉を交わす姿があった。試合前には「僕自身ができることは毎日ハードにプレーすることだけ。チームの一員として少しでも貢献できるように全力でプレーします」と話していた筒香。26年ぶりの優勝目指して、懸命にプレーする。

◆平凡なレフトフライでも球場がざわついた。DeNA筒香嘉智外野手(32)が、「6番左翼」1673日ぶりにハマスタでプレー。1回の守備につくと、1死からヤクルト丸山和の左翼前方への飛球に落下地点へダッシュして、難なく捕球した。平凡なレフトフライだったが、古巣復帰後のファーストプレーに、ハマスタの大観衆も歓声と拍手を送った。筒香も捕球後は笑顔だった。5年ぶりに古巣復帰となった筒香は、ファームでの調整をへて、この日、1軍に合流。試合前には「僕自身ができることは毎日ハードにプレーすることだけ。チームの一員として、少しでも貢献できるように全力でプレーします」と話していた。

◆/この笑顔が戻ってきた\筒香嘉智の復帰後初プレーハマスタも大きく湧く?プロ野球(2024/5/6)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球#baystars pic.twitter.com/Bp9S2Cq2wQ

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)が、1673日ぶりにハマスタの打席に帰ってきた。「6番左翼」でCSファーストステージで敗退した19年10月7日阪神戦以来となる日本でのプレー。「横浜の空高く~」から始まる応援歌に背中を押されながらバッターボックスへ入った。2回裏無死二塁、ヤクルト石川の5球目が四球になると、球場は大きな声援に包まれた。5年ぶりに古巣復帰となった筒香は、ファームでの調整をへて、この日、1軍に合流。試合前練習では、かつての同僚だった大和、宮崎、戸柱、柴田、神里、佐野らと再会。さらに牧、度会ら新しくチームメートとなった選手とも言葉を交わす姿があった。試合前には「僕自身ができることは毎日ハードにプレーすることだけ。チームの一員として少しでも貢献できるように全力でプレーします」と話していた筒香。26年ぶりの優勝へ、全身全霊をかけてプレーする。

◆/大歓声が降り注ぐ中\5年ぶりに古巣へ復帰筒香嘉智の第1打席は四球?プロ野球(2024/5/6)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球#baystars pic.twitter.com/sNr46l7Hld

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)の復帰後初スイングは鋭い当たりも中飛に終わった。4回、宮崎がヤクルトの右翼・丸山和の落球で出塁して1死二塁。筒香はハマスタの大歓声に背中を押されながら打席へ。ヤクルト石川の4球目、外角直球を強振した。中堅後方にライナー性ではじき返すも、中堅・西川に捕球された。しかし捕球体勢が悪く、これをみた二塁走者の宮崎が、ややスタートが遅れながらも三塁へタッチアップ。決死のヘッドスライディングで進塁に成功した。5年ぶりに古巣復帰となった筒香は、ファームでの調整を経てこの日、1軍に合流。即日、1673日ぶりに日本での公式戦に「6番左翼」で先発した。2回1死二塁の第1打席は1度もスイングせずに貫禄の四球を選んでいた。

◆女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)が、人生初の始球式に臨んだ。自身の誕生日の2月19日からデザインされた「219」の背番号のユニホーム姿で登場。大きく振りかぶり、左足を高く上げ、右腕から山なりのボールを投じた。念願の始球式に向けて、念入りに練習を積んできたが、ホームベース手前でワンバウンド。ボールは左打者・ヤクルトの西川遥輝(32)の背後へすり抜けた。岩谷は思うような軌道を描けず、その場でしゃがみ込み、頭を抱えた。「練習したのに...。練習ではちゃんと届いていたんですよ」と顔を真っ赤にして、悔しがった。プロレスの試合の合間にも、投球練習を積んできたという。「リング設営した後とかに会場内で、実際に18・44メートルを測って、ホームベースもそれっぽいものを作っていましたから」と手作りの"ブルペン"で投げ込み。時には公園でタオルを使ってシャドーピッチングまで行っていた。準備は万全だっただけに、体感したことのない傾斜の影響なのか、納得のパフォーマンスとはならなかった。これまで何度も大舞台を経験してきたスターダムのアイコン。4月27日の横浜BUNTAI大会では、Sareee相手に勝利し、IWGP女子の5度目の防衛を果たしたばかり。「プロレスの試合より、こっちの方が緊張しました。またチャンスがあれば、次は成功させたいです」とリベンジに燃えていた。

◆DeNA筒香嘉智外野手(32)が復帰後初安打を貫禄の逆方向への長打で決めた。2点を追う7回1死、ヤクルト星の150キロ直球を逆方向にはじき返した。グングン伸びた打球は柵越えまであとわずかという左中間フェンス直撃の二塁打。復帰後3打席目で貫禄の一打を見せつけた。5年ぶりに古巣復帰となった筒香は、ファームでの調整を経て、この日、1軍に合流。「6番左翼」で1673日ぶりに日本でプレーした。試合前の練習ではかつての同僚だった大和、宮崎、戸柱、柴田、神里、佐野らと再会。さらに牧、度会ら新しいチームメートとも言葉を交わす姿があった。2回1死二塁の第1打席ではヤクルト石川から四球を選んだ。4回1死二塁では石川の外角直球を強振し、中堅後方にライナー性ではじき返すも、中飛に倒れていた。

◆/大歓声横浜スタジアム\復帰初戦の第3打席筒香嘉智がフェンス直撃2ベース?プロ野球(2024/5/6)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球#baystars pic.twitter.com/PHtPsQfvcL

◆これがハマの大砲だ! DeNA筒香嘉智外野手(32)が、劇的逆転3ランで横浜を歓喜の渦に包んだ。2点を追う8回2死一、二塁、右中間席へ運ぶ5年ぶりの豪快アーチ。「横浜の空高く」から始まる大声援の応援歌に背中を押され、チームを勝利に導いた。1軍合流して即日に「6番左翼」でスタメン出場。1軍で1673日ぶりのプレーとなった背番号25が、球場の空気をガラリと変えた。筒香がほえた。右腕を掲げた。「横浜の空高く~」から始まる応援歌の大合唱。波のような大声援に覆われる。2点を追う8回2死一、二塁。ヤクルト・エスパーダの初球直球をかち上げた。横浜の空高く舞い上がった打球は、右中間席に届く逆転3ラン。観客は総立ち。横浜が歓喜と熱狂の渦に包まれた。「感触は、ホームラン入るかなと思いました。ダイヤモンドを一周しているときは、本当に特別な時間でした」。筒香もお祭り騒ぎの味方ベンチで、喜びを分かち合った。3万3284人の大観衆の異様な雰囲気が筒香の背中を押した。1回1死、ファーストプレーは打席ではなく守備だった。左翼前方への飛球をがっちり捕球。ざわめきと拍手が入り交じる。異様な雰囲気と捕球した安堵(あんど)感からか、思わず笑みをこぼした。2回1死二塁の復帰後初打席も大声援に背中を押されて、貫禄の四球を選び、劇的アーチの布石を打った。日米通算で1000試合以上を経験しても、緊張感を抱いた朝だった。慣れ親しんだとはいえ、5年ぶりのハマスタでのプレー。「もちろん緊張はありますし、どうなるかというストーリーは自分で作らないように。目の前の事実だけを見ようと思って入ってきてます」と脳内を回る想像の絵を消した。ファームで調整中には石田健ら旧友と再会し「優勝するための行動をする人を1人ずつでも増やさないといけない。優勝するための集団を作らないといけない」と熱い「優勝」への思いをにじませた。「たくさんのファンの皆さまに声援をしていただき、力を貸していただき、本当にありがとうございました」。横浜で優勝するために、横浜に戻ってきた背番号25。横浜が大歓声で歓迎した。【小早川宗一郎】

◆/横浜の空高く\ホームランかっ飛ばした筒香嘉智が逆転3ラン?プロ野球(2024/5/6)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球#baystars pic.twitter.com/BTlWEthFPn

◆球界最年長44歳のヤクルト石川雅規投手のプロ野球最長となる新人から23年連続勝利は、次回にお預けとなった。今季2度目の登板は、5回92球3安打2失点。リードした状態で降板したが、今季初勝利とはならなかった。「5回ではね、後ろのピッチャー負担かかりますし、何とか1人でも1ニングでも投げられるようにしっかり調整したい」と反省した。DeNAは筒香の復帰初戦ということで、ハマスタも異様な雰囲気に包まれていたが「神宮球場もすごい雰囲気なので、どこの球場でもたくさんお客さんがね、ファンの皆さんが足を運んでくださるので、ホームが一番投げやすいですけども、ビジターでもそういう声援を感じて投げれるってことは、すごく幸せに感じてやってるので、勝利を持ってくるピッチングをしたい」と言い「しっかりとまた準備して、チャンスもらった時にしっかりとこう、いいパフォーマンスできるようにですね、やっていきたい」と先を見据えた。

◆これがハマの大砲だ! DeNA筒香嘉智外野手(32)が、劇的逆転3ランで横浜を歓喜の渦に包んだ。2点を追う8回2死一、二塁、右中間席へ運ぶ5年ぶりの豪快アーチ。「横浜の空高く」から始まる大声援の応援歌に背中を押され、チームを勝利に導いた。1軍合流して即日に「6番左翼」でスタメン出場。1軍で1673日ぶりのプレーとなった背番号25が、球場の空気をガラリと変えた。筒香がNPB復帰戦で本塁打。米球界からNPBに復帰した野手は15人目だが、復帰戦で本塁打を放ったのは筒香が初めてだ。筒香の1軍公式戦出場は19年9月19日広島戦(横浜)以来5年ぶり。公式戦の本塁打は同年9月14日ヤクルト戦で石川から放って以来。逆転アーチは18年8月17日広島戦で一岡から打った満塁弾以来になる。先発打順6番での出場は13年以来、6番での1発は12年以来12年ぶりだ。

◆米球界からNPBに復帰したDeNA筒香嘉智外野手(32)が、8回に逆転の1号3ランを放った。米球界からの復帰戦で本塁打を放った選手は、NPB史上初めて。試合後の一問一答は、以下の通り。-改めて今の気持ちを「本当に沢山のファンのみなさまの前で、このベイスターズのユニホームを着てプレーできることに、感謝の気持ちでいっぱいです」-ホームランの打席を振り返って「前の宮崎さんがああやって四球で出塁しましたので、まだ点差もありましたし強い打球っていうのを心がけていました」-ファンの声援どう感じた「あれだけの声援をいただいてもう、感謝の気持ちしかないです」-第3打席は二塁打。逆方向に長打が出たのは良かった「そうですね。僕の中の1つのバロメーターが逆方向でもありますので、非常にいい感覚で最後の打席に入りました。まだまだ、たくさんの投手と対戦しないと分からない部分というのがいっぱいあると思いますので、今日は今日で、また明後日に向けて準備したいと思います」-チームが強い「本当にベンチにも活気があって、みんなが試合に集中していると思いますし、どんどん、どんどん、強くなっていくチームだと思います」-次戦に向けて一言「体のケアをしっかりして、いい準備をします」-終始、笑顔だったが試合を楽しんでいた「もちろん緊張感っていうのは非常にありました。チームメートのみんなに、気をつかっていただきながらやっていただいているな~とは非常に感じた。僕自身も非常に助かりましたし、感謝しています」-打った後にベンチに向かってほえるシーンも。どんな感情だった「チームメートが練習前からいろんな声をかけてくれて、ベンチも1つになって、ビハインドでも勝ちに行く姿勢っていうのを僕自身見てましたので、僕の中では非常に大事な瞬間でした」-自分ならではの緊張感が感覚を呼び覚ました「う~ん(笑い)バッティングに関してはそれはないと思います。はい」-帰って来て、いきなりこれだけの活躍ができると思っていたか「そんなこと考えてプレーなんか全くしてないですし、目の前の試合、目の前の打席、目の前の守備、目の前の走塁っていうのを必死でやるだけですので、そんな考えは1つもないです」-ファンの前で高揚感は「もちろん、いろんな感情が出るっていうのは想定していました。そういう準備は自分の中で出来る。心の準備はしてきたつもり」-以前、在籍していた時と今、雰囲気に何か違いはあるか「もちろん、はい。いろんなことが違うなって」-タフな環境でプレーしてきた。ファンから求められてプレーすることを、どう感じている「選手としては非常にうれしいこと。僕の中での1つの大きなエネルギーになっていることは間違いないです」

◆これがハマの大砲だ! DeNA筒香嘉智外野手(32)が、劇的逆転3ランで横浜を歓喜の渦に包んだ。「横浜の空高く~」から始まる大声援の応援歌に背中を押され、2点を追う8回2死一、二塁、ヤクルト・エスパーダの直球を右中間席へ運ぶ5年ぶりの豪快1号3ラン。1軍合流して即日に「6番左翼」でスタメン出場し、1673日ぶりの1軍でのプレーとなった背番号25が、復帰戦で最高のスタートを切った。これ以上の筋書きがあるのか。筒香がベンチにほえた。「(何を言ったか)もう覚えてない。練習前からチームメートにいろんな声をかけていただいて、ビハインドでもみんなの勝ちに行く姿勢を見ていた。僕の中で大事な瞬間でした」今日イチ、感情があふれた。右腕を掲げた。柵越えは感触で分かった。2点を追う8回2死一、二塁。初球だった。右中間席に劇的逆転3ランをかち上げた。横浜スタジアムの観客は総立ち。「ダイヤモンドを一周しているときは、本当に特別な時間でした」。歓喜と熱狂が爆発した。3万3284人の大声援に背中を押された。1回1死、ファーストプレー。左翼前方への飛球を捕球すると、ざわめきと拍手で異様な雰囲気に包まれた。2回1死二塁の復帰後初打席も「横浜の空高く~」から始まる応援歌が波のように押し寄せた。1球も振らずに貫禄の四球。7回1死には左中間フェンス最上部を直撃する二塁打。「僕の中でのバロメーターの1つが逆方向。良い感覚で最後の打席に入れました」と逆転弾の布石になった。日米通算で1000試合以上を経験しても、緊張感を抱いた朝だった。慣れ親しんだとはいえ、5年ぶりのハマスタでのプレー。「緊張はありますし、どうなるかというストーリーは自分で作らないように。目の前の事実だけを見ようと思って入ってきてます」と、脳内を回る想像の絵を消した。ファームで調整中には石田健ら旧友と再会し「優勝するための行動をする人を1人ずつでも増やさないといけない。優勝するための集団を作らないといけない」と、熱い「優勝」への思いをにじませた。この日もプレーだけでなく、ベンチからの声出しや小まめな声かけを欠かさず、勝利への強い姿勢を示し続けた。「まだシーズンは長く続きますが、毎日ハードに全力でプレーしていきます」。横浜で優勝するために、横浜に帰ってきた背番号25。これが、これこそが、筒香嘉智だ。【小早川宗一郎】

◆これがハマの大砲だ! DeNA筒香嘉智外野手(32)が、劇的逆転3ランで横浜を歓喜の渦に包んだ。「横浜の空高く~」から始まる大声援の応援歌に背中を押され、2点を追う8回2死一、二塁、ヤクルト・エスパーダの直球を右中間席へ運ぶ5年ぶりの豪快1号3ラン。1軍合流して即日に「6番左翼」でスタメン出場し、1673日ぶりの1軍でのプレーとなった背番号25が、復帰戦で最高のスタートを切った。筒香は諦めない。地元の和歌山・橋本市に、自費約2億円を投じて新球場「YOSHITOMO TSUTSUGO SPORTS ACADEMY」を設立した。昨年12月、竣工(しゅんこう)式で配られた同施設紹介の冊子には、筒香オーナーの熱いコメントが残されている。「失敗をするということは、何かに挑戦した証しです。私は2つの道、選択肢が現れたとき、険しい道を選ぶようにしています。挑戦した者のみに『成功』を得るチャンスを与えられるからです」成長するためにストイックを貫く。妥協も言い訳もない。だからくじけない。諦めない。シンプルに目の前のことに集中する。「諦めるのは簡単。どの人が選択をしても諦める選択というのは一番楽な選択だなと感じてます」。ビハインドでも変わらない。必然の逆転3ランだった。【DeNA担当=小早川宗一郎】

◆ヤクルト石川雅規投手のプロ野球最長となる新人から23年連続勝利は、次回にお預けとなった。5回92球3安打2失点。リードした状態で降板したが、今季初勝利とはならなかった。「5回ではね。後ろのピッチャーに負担かかりますし、何とか1人でも1イニングでも投げられるように、しっかり調整したい」と反省した。高津監督は「ランナーを出しながら、持ち味は十分に出せた」とフォローした。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(31)が出場選手登録を外れる見込みとなった。山田は体の張りを考慮され、4日の中日戦(神宮)で四回の守備から途中交代していた。5日の同カードは欠場したものの、ベンチ入りはしており、高津監督は「代打の用意はしていました」と明かしていた。高津監督は4日の試合後に、山田の状態と交代理由について「あまり状態が良くないということで途中で代えました。数日前から体の張りが強くなってきているというのはあった。走る格好を見て、無理をさせないほうがいいと思った」と説明している。代わってドラフト5位の伊藤琉偉(りゅうい)内野手(21)=BC新潟=が1軍に合流した。

◆DeNA・筒香嘉智外野手(32)が1軍に合流した。ヤクルト戦前に横浜スタジアムで報道陣の取材に応じ「ベイスターズの一員としてプレーできることに非常に喜びを感じている。僕自身ができることといえば、毎日ハードにプレーすることだけ」と言葉に力を込めた。三浦監督は先発起用を明言。「また一緒に頑張っていこうと話した。コンディションはいいと聞いている」と明かした。5年ぶりのチーム復帰となるが「うちは溶け込みやすい空気感だから大丈夫。心配はしていない」と語った。

◆DeNA・筒香嘉智外野手(32)が出場選手登録され、「6番・左翼」で先発メンバーに名を連ねた。

◆燕の左翼手も存在感は負けていない。「6番・左翼」で先発出場したDeNA・筒香の一挙手一投足に歓声が上がり、〝筒香フィーバー〟に沸く敵地で、ヤクルトの左翼を守るサンタナ外野手(31)が豪快な一発をマークした。1-2の三回2死一塁で、今季3号となる中越え2ラン。先発のジャクソンが初球に投じた外角高めのカットボールを逃さなかった。弾丸ライナーでスタンドに運び「甘い球に目つけして、初球から積極的に打ちにいきました。(点を)取られた直後にすぐに返せて良かったです」。燕党の歓声を受けて、悠々とダイヤモンドを一周した。試合前時点で、サンタナはリーグトップの打率・330を誇る。3番に座るオスナは24打点がリーグトップで、4番の村上は「(2人を)見て学ぶことがたくさんある。チームの打線としても僕の前と後ろが打ってくれることは、すごくたくましいし、心強い」と表現。クリーンアップで切磋琢磨(せっさたくま)している。球界最年長の石川が今季2度目の先発。44歳左腕が歴代最長を更新する入団1年目から23年連続勝利をかけてマウンドに上がった中、来日4年目の助っ人が貴重なアーチを描いた。(武田千怜)

◆米球界から5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が6日、ヤクルト7回戦(横浜)に「6番・左翼」で先発出場し、2019年10月7日の阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ以来、1673日ぶりに本拠地に舞い戻った。七回に復帰後初安打となる左中間フェンス直撃の二塁打を放った。出場選手登録された大型連休最終日に大観衆の視線を独占した。再び動き出した物語には、どんな続きがあるだろう。歓声、また歓声。帰還を待ちわびていた大観衆に迎えられた筒香は、充実感に満ちた表情で本拠地に舞い戻った。「また横浜スタジアムでたくさんの方の前でプレーできる喜びが大いにある。毎日ハードにプレーするだけです」大型連休最終日に視線を独り占めにした。一回の守備で平凡な飛球をグラブに収めただけで球場がどよめいた。打席に立てば応援歌の大合唱が奏でられ、1673日ぶりに帰ってきた背番号25に対して一斉にスマートフォンが向けられた。四球で出塁した二回には中犠飛で生還。またハマスタが揺れた。2020年に海を渡り、米国では独立リーグを含む7球団で荒波にもまれた。「毎日が生きるか死ぬかの勝負だった」。メジャーへの未練を簡単に捨て去れるはずはない。ただ「過去を振り返っている時間はない。やっぱりベイスターズで優勝したい」と今を生きる。チーム復帰後2軍で6試合に出場し、17打数3安打だった。それでも「感覚はかなり良くなっている」とうなずく。「もちろん緊張はある。自分でストーリーをつくらず、目の前の事実だけを見ようと思う」。七回の第3打席には、スタンドインにあと少しとなる左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、ファンを湧かせた。今を積み重ねた先に、明るい未来がある。(鈴木智紘)

◆DeNA・筒香嘉智外野手(32)が「6番・左翼」で先発出場し、2-4で迎えた七回1死の第3打席でチーム復帰後初安打となる左中間フェンス直撃の二塁打を放った。高めに浮いた150キロの直球を振り抜き、あと少しで柵越えという大飛球を放った。

◆DeNAは筒香が5年ぶりの復帰戦で逆転3ランを放ち、勝利に導いた。2―5の八回に1点返して2死後、エスパーダから右中間席へ放り込んだ。三嶋に今季初白星がついた。石川が5回2失点と粘ったヤクルトは逃げ切りに失敗。

◆DeNAは6日、6ー5でヤクルトに逆転勝ち。お立ち台で「アイラブ、ヨコハマ」と叫ぶDeNA・筒香嘉智=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

◆ヤクルトは6日、5ー6でDeNAに逆転負けを喫した。先発マウンドに上がった石川雅規=横浜スタジアム(撮影・長尾みなみ)

◆米球界から5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が6日、ヤクルト7回戦(横浜)に1軍昇格即「6番・左翼」で先発出場し、八回に逆転の右越え1号3ランを放った。?DeNA・筒香が八回に1号3ラン。NPBの公式戦で本塁打を放ったのは前回在籍時の2019年9月14日以来1696日ぶりで、今回と同じ横浜スタジアムでのヤクルト戦。NPB通算206本塁打とした(MLBでは通算18本塁打)。?米球界からNPBに復帰した野手は15人目で、復帰戦での本塁打は筒香が初めて。

◆米球界から5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が6日、ヤクルト7回戦(横浜)に1軍昇格即「6番・左翼」で先発出場し、八回に逆転の右越え1号3ランを放った。NPB、横浜スタジアムでの本塁打は2019年10月6日の阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦以来、1674日ぶり。大型連休最終日に観衆3万3284人の視線を独占し、チームを6-5の逆転勝利に導いて2位タイ浮上に貢献した。--八回の打席の心境は「まだ点差があったので、強い打球を打つことを心掛けて打席に入った」--初球を捉えた「ホームランになるかなと思った」--2010年のプロ1号、16年の通算100号など、節目の本塁打は全て本拠地「高校時代から横浜スタジアムでプレーさせてもらい、プロに入ってもプレーできるというのは幸せ」--5年ぶりにベイスターズのユニホームで戦って「誰も諦めている選手はいなかった。チームメートの雰囲気に乗せてもらい、打席に入ることができた」--チームの雰囲気「ベンチは活気があって、みんな試合に集中していた。どんどん強くなっていくチームだと思う」--第3打席は左中間フェンス直撃の二塁打「僕の中で(好調を示す)一つのバロメーターが逆方向への当たり。いい感覚で最後の打席に入った」

◆偉業達成は目前で消え去った。ヤクルトは1軍復帰戦となったDeNA・筒香に逆転3ランを浴びて2連敗。球界最年長44歳の左腕、石川雅規投手が今季初勝利の権利を持ったまま5回92球、2失点で降板したが、中継ぎ陣が崩れた。プロ野球史上最長となる入団1年目から23年連続勝利はお預け。「やはり5回では後ろの投手に負担がかかる。もう少し長いイニングを投げられるようにしないと、というのが一番の課題」と振り返った。1点を先制した直後に2安打と四球で2点を奪われた二回を反省し「点を取ってもらった次のイニングが大事だった」と悔やんだ。快挙達成とはいかず、高津監督は「あと一歩まではいったけど、仕方がない。ランナーを出しながら持ち味は十分に出せた」と評価した。左腕は「投げた試合は全部勝つつもりで準備する」と次戦を見据えた。(武田千怜)

◆衝撃の逆転弾!! 米球界から5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)が6日、ヤクルト7回戦(横浜)に1軍昇格即「6番・左翼」で先発出場し、八回に逆転の右越え1号3ランを放った。NPB、横浜スタジアムでの本塁打は2019年10月6日の阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦以来、1674日ぶり。大型連休最終日に観衆3万3284人の視線を独占し、チームを6-5の逆転勝利に導いて2位タイ浮上に貢献した。その雄姿に、涙を流すファンさえいた。立ち見もでるほどの大観衆に迎えられた筒香が、横浜の空高く放物線を描いた。一塁ベンチを見て雄たけびを上げ、右翼席に向かって人さし指を掲げる。喝采を浴びたお立ち台で歓喜の余韻に浸った。「これだけのファンの皆さんの前でプレーできることは本当に幸せ。ダイヤモンドを一周しているときは特別な時間でした」劇的なアーチが飛び出したのは3-5で迎えた八回だ。1点を返して2死後の一、二塁から右腕エスパーダの初球を襲った。真ん中付近に入った直球を仕留め、総立ちのベイスターズファンが待つ右翼席へ逆転の1号3ランを放った。

◆DeNA・筒香嘉智外野手(32)が6日のヤクルト7回戦(横浜)で日本復帰戦を迎え、八回に逆転の3点本塁打を放った。DeNA担当の鈴木智紘記者(31)は古巣復帰後、ファームにもたらした好影響に注目した。5年ぶりにDeNAに復帰した筒香が、ファームで早々に化学反応を起こした。周到な準備や重みのある言葉がもたらす影響は、1軍のナインにも波及しそうだ。練習を支えてきた大村育成打撃コーチは「生きた教材」と感心する。フリー打撃への準備段階からメニューは多岐にわたり、金属バットを手にしたかと思えば、左右の両方でノックバットも振る。重ねたバッグをまたいでティー打撃を行い、下半身の動きを確かめることもあった。一球一球に時間を費やす丹念なルーティンで感覚を研ぎ澄ませてきた。そんな姿を参考にさせようと、大村コーチは高卒1年目の育成野手たちに1時間の学びの機会を設けた。実演交じりで助言を受けた近藤(岩手・専大北上高)は「朝起きてから体と会話することを大切にしていると話していた。今以上に体と向き合わないと」と感化された。影響を受けるのは若手にとどまらない。32歳の筒香がメジャーに挑戦する前にもともにプレーした10年目の石田健は、米国で独立リーグを含む7球団を渡り歩いた1歳上の先輩を「丸くなりましたね」と冗談めかして評する。もっとも、一球にかける熱量や勝利への渇望はすごみを増したという。チームに復帰した矢先の会話で「優勝するために行動する人間を増やさないといけない」と訴えられた。登板前には「ネガティブな心は全部ボールに乗る。常にポジティブにバッターに向かって投げることで、打ち損じたり詰まったりする」と精神面の助言も仰いだ。筒香は「僕が経験したことしか伝えられない。何かできるとは思わない」と謙遜する。「存在自体から学べるものがある」と三浦監督。帰ってきた精神的支柱は、プレー以外の面でもチームに貢献する。(DeNA担当・鈴木智紘)

◆DeNA・筒香嘉智外野手(32)が6日のヤクルト7回戦(横浜)で日本復帰戦を迎え、八回に逆転の3点本塁打を放った。サンケイスポーツの米大リーグ担当として筒香を取材した山田結軌記者(41)は米国での苦労をつづった。筒香と初めて会ったのは2019年12月、ロサンゼルスだった。米国ではメジャーとマイナー、独立リーグも含めて4年3カ月間、いつも親切に取材に協力してくれた。「(マイナーの)3Aはメジャーの一つ下という位置づけですけど、待遇は日本の2軍よりもはるかに悪いです」マイナーで用意される食事は、アスリートには量も栄養も不十分。ナイターで球場入りした頃には、自分の食事がないこともあった。「みんな、お金を使わないように早くに球場に来て、ランチも試合前の食事もそこで食べる。だから、僕の分は誰かに食べられてしまったんだと思います」。自らウーバーイーツで注文した弁当を持ち込んで空腹を満たした。ドリンクタンクは水道水のみだったため、スポーツドリンクも持参して試合に臨んだ。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
16114 0.593
(-)
-
(-)
112102
(-)
84
(-)
19
(-)
9
(-)
0.232
(-)
2.130
(-)
2
(1↑)
DeNA
15151 0.500
(↑0.017)
2.5
(↑0.5)
112100
(+6)
116
(+5)
12
(+1)
19
(-)
0.243
(-)
3.270
(↓0.06)
2
(-)
巨人
15153 0.500
(↓0.017)
2.5
(↓0.5)
11082
(-)
85
(+2)
12
(-)
17
(+2)
0.229
(↓0.002)
2.430
(↑0.01)
4
(-)
中日
14144 0.500
(↑0.019)
2.5
(↑0.5)
11191
(+2)
109
(-)
16
(-)
3
(-)
0.247
(↑0.001)
3.060
(↑0.1)
5
(1↑)
広島
11134 0.458
(-)
3.5
(-)
11576
(-)
73
(-)
11
(-)
12
(-)
0.230
(-)
2.520
(-)
6
(1↓)
ヤクルト
13162 0.448
(↓0.016)
4
(↓0.5)
112130
(+5)
114
(+6)
23
(+1)
13
(-)
0.248
(↓0.002)
3.570
(↓0.1)