オリックス(☆3対1★)日本ハム =リーグ戦8回戦(2024.05.04)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:エスピノーザ(4勝0敗0S)
(セーブ:マチャド(1勝0敗1S))
敗戦投手:加藤 貴之(1勝4敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは初回、西川の内野ゴロの間に先制点を挙げる。そのまま迎えた3回裏には、宗と西川の適時打でリードを広げた。投げては、先発・エスピノーザが6回1失点の好投で今季4勝目。敗れた日本ハムは、打線が相手を上回る9安打を放つも、1得点とつながりを欠いた。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が清宮幸太郎内野手(24)を今季初めて「1番左翼」でスタメン起用する。清宮の1番スタメンは22年が14試合、23年が4試合あった。初対戦となるオリックス先発のエスピノーザに対して、3番にはレイエスも初起用し、攻略を狙う。

◆オリックスが4連敗をストップさせた。打線が序盤に加点。1回は西川の遊ゴロの間に先制した。3回は宗と西川の適時打で2点を追加し、優位に進めた。先発のエスピノーザは毎回走者を置きながらも、粘って6回8安打1失点。負けなしの4勝目を挙げた。リリーフ陣も7回から宇田川、小木田と無失点でつなぎ、平野佳が故障で離脱した抑えは新外国人マチャドが初セーブをマークした。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が試合後、清宮幸太郎内野手(24)を「1番左翼」でスタメン起用した理由を説明した。「今の状態(試合前まで打率0割9分5厘)なら何番を打たせても一緒かな、と。何も考えずにトップで行かせてみようと思って」と切り込み隊長に指名。5回1死一、三塁ではチーム唯一の得点となる左犠飛を放ったが、1併殺打を含む3打数無安打1打点。7回の守備から交代させた指揮官は「状態は良くないですね」と振り返った。清宮の打撃の現状について、新庄監督は「どっしり感がないというか、割れていない。下半身と上半身が割れていないような打ち方をしていますね。捉えたやつが、やっぱり捉えきれないというところがあるんじゃないですか」と分析。打率0割8分3厘となった清宮を今後も1軍で使いながら復調を待つ考えかを問われた指揮官は「それは、まだ決めていないです」と話した。

◆こんな日もある-。5月初の連勝を逃した日本ハム新庄監督は試合後の第一声で「少ないチャンスをモノにされましたね」と切り出した。先発加藤貴が初回に1失点、3回に2失点と序盤のピンチで踏ん張れず。3日のリベンジを食らうように、先行逃げ切りを許してしまった。打線は4勝目を献上したエスピノーザを始めとしたオリックス投手陣を打ち崩せなかった。相手打線を上回る9安打を放ち、7イニングで先頭打者が出塁しながら3併殺。数あるチャンスを生かせず、5回に清宮の犠飛で奪った1点のみに終わった。フラストレーションのたまる展開だったが、新庄監督は冷静に現実を受け入れた。「毎回(好機を得点につなげる攻撃が)できていたら、それはもう素晴らしいチームだし、それができないのが野球ですからね」。大事なのは、この負けを引きずらないことだ。

◆投打二刀流の日本ハム矢沢宏太投手(23)の2年目が"開幕"した。オリックス戦で中継ぎ要員として今季初昇格を果たし、7回に初登板。プロ入り後の最速となる151キロをマークするなど手応え十分の内容で1回1安打無失点で終えた。投打がかみあわず連勝を逃したチームの中で、昨季ドラ1左腕が成長した姿を披露したことが光明だった。「投手矢沢」の進化の一端が今季の"第1球"に詰まっていた。昇格即登板の7回。右足を二段モーション気味に上げ、そこから勢いよく本塁方向へ体重移動。改良して精度を高めてきた投球フォームで、先頭ゴンザレスへの初球は151キロを計測した。プロ入り後の最速ボールで遊ゴロに打ち取った。矢沢 昨年はだましだまし投げていたので、それとは全然比べものにならないくらい投球フォームの躍動感も出てきましたし、力強いボールの数も増えてきたので全然いい。続く紅林には変化球を安打されたが、捕手伏見の二盗阻止もあり、1回無失点で今季初登板を終えた。矢沢 0で抑えたので良かったですし、(伏見)寅威さんも盗塁を刺してくれて、ありがたかったです。昨年11月に右手首の手術を受けた影響もあり、今春キャンプから2軍で調整を続けてきた。投打でレベルアップを図る中で、万波、田宮ら同世代の活躍に思うところはあった。矢沢 支配下の僕の年代で(1軍に)上がっていないの、僕だけじゃないですか。でも、僕は僕なので気にしないようにはしていました。焦る気持ちを封印しながら地道にチャンスを待ち、4月下旬は中継ぎ投手としての調整に専念。中2日、中1日と登板間隔を詰めた中でも、7試合で防御率1・04と結果を出して1軍への道を切り開いた。合流の際には中継ぎの生けるレジェンド・宮西から授かった「1軍に行ったら0で帰って来ればいいんだよ」という金言とバットももちろん持ち込んだ。矢沢 コンディションをしっかり保って、いいパフォーマンスを出せるように毎試合いい準備をしたい。打者が先行した昨季とはひと味違う投打"矢沢流"が、好スタートを切った。【木下大輔】○...初めて3番に入ったレイエスが、初の3安打をマークした。22年にカブスで同僚だったオリックス・エスピノーザから左前打2本と右中間への二塁打。新庄監督は「良かったね。(エスピノーザと)チームメートだったんでしょ。相手ピッチャーとの相性じゃないですか」と、最近は当たりが止まっていた助っ人の復調に期待していた。

◆オリックスのエスピノーザが驚異的な粘りでリーグトップタイの4勝目を挙げ、チームの4連敗を止めた。日本ハムに毎回の8安打も1失点のみ。得点圏での被打率は17打数0安打、つまり1本もタイムリーを許していない。再び規定投球回に乗せ、防御率0・55と合わせパ2冠となった。「あの場面で真っすぐを投げようと考えていた」と振り返ったのは6回だ。2死三塁から郡司を三振。その1球前に、二塁から歩み寄ってきたゴンザレスから「カーブがいいんじゃないか」と助言を受けた。その通りに投げ、外角ボールゾーンながら気迫十分の1球で空振り。「経験を積んでいるゴンザレス選手はすごい」。メジャー11年の実績があるベネズエラ出身の先輩に感謝した。キッズファンが主役の「オリっこデー」。右腕は同国のレジェンド内野手オマー・ビスケルがあこがれだった。「子どもたちは夢をあきらめないで」と笑顔でスタンドに呼びかけた。○...西川が移籍後初のマルチ打点だ。1回は無死一、三塁から遊ゴロで先制点。3回は1死二塁から右前に適時打。17打席ぶり安打で3点目をたたき出した。それでも打率2割少々とあり「数字を見れば当然物足りない。全然まだまだ。何とか貢献できるように」と意欲的。1回には初盗塁も記録した。▽オリックス中嶋監督(4勝目のエスピノーザに)「いつもより変化球の精度が良くなったけど粘った」▽オリックス宗(3回、チーム41イニングぶり適時打)「加藤投手とは今年初対戦だったけど、しっかり準備して結果が出た」▽オリックス・マチャド(故障した守護神、平野佳の代役で初セーブ)「8回でも9回でも準備はできている。平野さんの代わりをやっているだけなので、早く平野さんが戻ってくることを願っています」

◆初めて3番に入った日本ハム・レイエスが、初の3安打をマークした。22年にカブスで同僚だったオリックス・エスピノーザから左前打2本と右中間への二塁打。新庄監督は「良かったね。(エスピノーザと)チームメートだったんでしょ。相手ピッチャーとの相性じゃないですか」と、最近は当たりが止まっていた助っ人の復調に期待していた。

◆日本ハムは新庄監督が期待した「1番清宮」がハマらなかった。「今の(打率0割台の)状態なら何番を打たせても一緒かな、と」と今季初めて思い切りよく打てる打順を任せたが、3打数無安打。5回は犠飛を放つも打線の起爆剤にはならず、試合も敗戦。指揮官は打率0割8分3厘となった清宮を今後も1軍で使いながら復調を待つかを問われて「まだ決めていない」と話した。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】エスピノーザ、マチャド、宗佑磨らの活躍で勝利したオリックス。お立ち台に誘うバファローブル・ベルが披露した足を動かさず、滑る様に歩く秘技をどうぞ。

◆オリックスの打線が三回に奮起し、宗佑磨内野手(27)と西川龍馬外野手(29)が2者連続で適時打を放った。広岡が左越え二塁打で出塁すると、宗が先発・加藤貴のカットボールを捉え、適時打。「追い込まれていたのでコンパクトに打ちにいきました。なんとか追加点になってくれてよかったです!」とコメントした。続く西川も一、二塁間を破るタイムリーでリードを3点に広げた。チームは直近6試合中4試合で零封負け。得点力不足が続く状況の中で、この日は序盤から打線がつながりを見せた。

◆オリックスは競り勝ち、連敗を4で止めた。1ー0の三回に宗と西川の連続タイムリーでリードを広げた。西川は17試合ぶりの安打が適時打。開幕から不振が続いていた男が仕事を果たし、試合の主導権を握った。先発のエスピノーザは8安打を浴びながら6回1失点でまとめて来日から負けなしの4勝目をマーク。七回以降は宇田川、小木田、マチャドと無失点リレーでつないで勝利をつかんだ。右肘の張りで登録抹消中の平野佳に代わって抑えを務めたマチャドが来日初セーブを挙げた。

◆日本ハムの新庄監督が清宮の不調に頭を悩ませている。今季初めて1番で起用し、五回には犠飛でチーム唯一の得点を生んだ。ただ、三回無死一塁での二ゴロ併殺打など残り3打席は内野ゴロ。打率0割8分3厘と低空飛行が続き「状態は良くない。どっしり感がないというか」と心配そうに話した。チームは相手を上回る9安打で毎回走者を出し、二回から7イニング連続で先頭が出塁したが、あと一本を欠いた。監督は「それができないのが野球ですから」と淡々と話した。

◆オリっこたちの悲しむ顔はもう見たくない。己のスイングでこれまでの悔しさを振り払った。オリックス・西川龍馬外野手(29)が2打点の活躍でチームの連敗を4で止めた。「(加藤貴とは)何回かやっているので、ある程度のイメージはできていた。飛んだところが良かった」1―0の三回、宗がチーム41イニングぶりとなる適時打で勢いづけると、3番・西川も流れに乗った。1死二塁で加藤貴の膝元のフォークにバットをうまく合わせて一、二塁間を破った。自身17打席ぶりの安打が貴重な3点目となるタイムリー。4月28日(エスコン)の対戦で本塁打を含む2安打1打点と相性の良かった左腕から再び快音を響かせた。一回の好機で先制点をもたらした遊ゴロを含め1試合2打点は今季初。チームは前日3日に今季7度目の零封負けを喫するなど打撃不振が続く中、新加入の29歳が意地を示した。広島からFA移籍1年目の今季はここまで31試合の出場で打率・207。昨季、セ・リーグ2位の同・305だった男からすれば「当然、物足りない」成績だが、下は向かない。自主練習ではクリケットバットを使うなど試行錯誤。この日の試合後にはウエートトレを行った。「カードに1回は(ウエートトレを)入れるようにしている」。天才と評される裏には不断の努力がある。「オリっこデー」として開催された試合で子供たちに勝利を届けた西川が小さな頃に憧れたのが宇宙飛行士。「ちょっと(宇宙に)行ってみたいな程度で。そう言いながら野球はずっとやっていたので」と笑った。「きょう1本打ったからといってもまだまだなので。何とか貢献できるように」チームは5月初勝利で3位に浮上。宇宙空間に輝く星のように、西川は勝負強い打撃でパ・リーグ4連覇を狙う猛牛軍団の未来を明るく照らす。(織原祥平)

◆オリックスの新戦力、エスピノーザは開幕から4連勝となった。8安打されながら6回1失点と粘り「チームに貢献することだけを考えていた」。今季33イニングで失点はわずか2、防御率0・55と安定感抜群だ。3―1の六回2死三塁。郡司を2ボール2ストライクと追い込むと、二塁を守るゴンザレスがマウンドに来た。米大リーグでの実績が豊富なベテランの助言は「カーブがいいんじゃないか」。空振り三振で切り抜けたエスピノーザは「真っすぐを投げようと思っていた。本当にすごい選手だなと改めて感じた」と、ベネズエラの先輩に敬意を表した。(共同)

◆オリックスの新外国人のアンドレス・マチャド投手(31)=前ナショナルズ=が右肘の張りで2軍調整中の平野佳に代わって抑えを務め、来日初セーブを挙げた。1死後に味方の失策で走者を背負うも後続を抑えた。「感覚は良かった。自分の体が準備できている状態を常に作るようにしている」。8試合連続無失点とした右腕は「平野さんの代わりをやっているだけ。早く戻ってくることを願っている」と結んだ。

◆オリックスの新外国人、アンダーソン・エスピノーザ投手(26)=前パドレス3A=は8安打を浴びながらも6回1失点でリーグトップタイの4勝目を挙げた。「メンタル、体の状態はすごく良かった」。六回2死三塁では郡司を追い込んだ後に二塁手・ゴンザレスから「カーブがいいんじゃないか」と助言され、空振り三振に仕留めた。リーグトップの防御率0・55と安定感抜群の右腕は「助けてもらって幸せな気持ち」と感謝した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1892 0.667
(↓0.025)
-
(-)
114121
(+4)
71
(+5)
17
(-)
26
(+3)
0.256
(↑0.002)
2.150
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
15111 0.577
(↓0.023)
2.5
(-)
11677
(+1)
77
(+3)
12
(-)
18
(-)
0.230
(↑0.002
2.420
(-)
3
(1↑)
ORIX
14161 0.467
(↑0.019)
5.5
(↑1)
11286
(+3)
87
(+1)
12
(-)
12
(+2)
0.233
(↑0.001
2.410
(↑0.05)
4
(1↑)
ロッテ
13151 0.464
(↑0.02)
5.5
(↑1)
11478
(+2)
103
(-)
11
(+1)
10
(-)
0.236
(-)
3.220
(↑0.11)
4
(1↓)
楽天
13151 0.464
(↓0.017)
5.5
(-)
11495
(-)
112
(+2)
10
(-)
21
(+1)
0.236
(↓0.002)
3.640
(↑0.06)
6
(-)
西武
11180 0.379
(↑0.022)
8
(↑1)
11476
(+5)
83
(+4)
16
(-)
16
(+1)
0.204
(↑0.003)
2.430
(↓0.01)