中日(★1対12☆)DeNA =リーグ戦5回戦(2024.05.01)・バンテリンドーム=
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DeNA
903000000121701
中日
0001000001701
勝利投手:石田 健大(1勝0敗0S)
敗戦投手:涌井 秀章(2勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(3号・1回表3ラン)
【中日】細川 成也(7号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAが大勝。DeNAは初回、牧が3ランを放つなど、打者一巡の猛攻で一挙9点を先制する。そのまま迎えた3回表には、蝦名と牧の適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・石田健が7回1失点の好投で今季初勝利。敗れた中日は、先発・涌井が誤算だった。

◆中日涌井秀章が開幕3連勝を目指す。プロ20年目の涌井だが、これまで開幕3連勝以上が6度あり、内訳は西武時代が06年に3連勝、07年に4連勝、13年に3連勝の3度、ロッテ時代が16年に5連勝、楽天時代が20年に8連勝、21年に4連勝の2度。今日のDeNA戦に勝てば4球団で開幕3連勝を記録する。開幕3連勝したシーズンの涌井は2桁勝利を4度マークしているだけに、中日でも連勝を伸ばしていきたい。

◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21)がプロ27試合目で初めてのベンチスタートとなった。26日の巨人戦(横浜)では球団史上初の満塁ホームランを含む3安打を放っていたが、以降4試合は13打数2安打だった。先発マウンドには今季1軍初登板の石田健大投手(31)が上がり、今季初スタメンマスクの戸柱恭孝捕手(34)とバッテリーを組む。前日の同戦に今季初スタメンで2安打3出塁と躍動した蝦名達夫外野手(26)は「2番右翼」で2試合連続スタメン。古巣対戦の京田陽太内野手(30)も「6番遊撃」でスタメンとなった。

◆/ベイスターズ打線が止まらない\初回から1番から3番がマルチ安打佐野恵太のツーベースでこの回9得点???#プロ野球(2024/5/1)??中日×DeNA??Live on DAZN #DAZNプロ野球 pic.twitter.com/oyQN8tfCFh

◆/一気に初回攻撃\4番・牧秀悟が魅せた技術インコースにうまく対応し3ランホームラン???#プロ野球(2024/5/1)??中日×DeNA??Live on DAZN #DAZNプロ野球 pic.twitter.com/Cd2kHPGWRG

◆DeNAがプレーボールから記録的な猛攻を浴びせた。1回先頭、中日涌井から桑原が初球を捉えて右前打。蝦名も中前打で続き、無死一、二塁から佐野が中前にポトリと落とす適時打で先制に成功した。さらに勢いは止まらない。無死一、三塁から4番牧が初球シンカーを仕留めて、左翼ポール際への3号3ラン。8試合ぶりの1発でリードを広げた。続く宮崎も初球を捉えてあとわずかで柵越えとい左中間への二塁打。古巣対戦の京田も投手強襲安打で6連打となった。戸柱の捉えた当たりは一直に倒れ、連打は途切れるも、2死満塁から桑原がこのイニング2安打目となる中前への2点適時打をマーク。蝦名もこのイニング2安打目となる右前適時打と続き、涌井を1回途中でマウンドから引きずり降ろした。これで終わらない。2死一、三塁から佐野が2番手梅野を捉え、右翼への2点適時二塁打でこの回9点目をマーク。打者13人、9安打9得点の猛攻で大量リードを奪った。1イニング9得点は昨年8月25日の中日戦の9回に10得点を奪った以来で、初回に限れば10安打10得点だった96年8月30日広島戦以来、28年ぶりとなった。DeNAが1回表に打者13人で9点の猛攻。1回に9点以上は21年9月11日日本ハムの11点以来だが、日本ハムはホームの札幌ドームで1回裏に記録。敵地の1回表に9点以上は03年7月1日ダイエーが大阪ドームの近鉄戦で9点を挙げて以来、21年ぶり。DeNAが1回に9点以上は大洋時代の50年4月30日国鉄戦の1回表の9点、横浜時代の96年8月30日広島戦の1回裏の10点に次いで3度目。「1回表」の9点はチーム74年ぶりだった。

◆1回持たず9失点。プロ20年目の大ベテラン涌井秀章投手(37)が、ホームのバンテリンドームで屈辱にまみれた。今季2連勝中で5度目の先発マウンドに上がった。先頭桑原に初球を右前に運ばれると3番佐野までの3連打であっさり先制点を献上。4番牧には初球137キロシンカーを左翼ポール際に3号3ランを運ばれた。試合開始からたった8球。一気に4点を失った。立て直せなかった。5番宮崎、6番京田にも痛打されて先頭から6連打。7番戸柱で初めてアウトを取り、何とか2死までこぎ着けたが、満塁から再び炎上。打者一巡して1番桑原と2番蝦名に連続適時打を浴びたところで、たまらず立浪監督がベンチを出て交代を告げた。前回4月24日の巨人戦(東京ドーム)は6回5安打2失点で、チームの連敗を5で止めた。「もう1点をあげなかったのが勝ちにつながった。いい試合ができた」と要所を締めて充実していたが、この日は別人のような投球になってしまった。昨年7月28日の巨人戦(東京ドーム)、西武時代の05年6月12日の巨人戦(同)でともに1回0/3でKOされた自己ワーストを更新。プロ20年目、先発403試合目で初めて1回を投げ切れなかった。中日投手がバンテリンドームで初回に9失点するのは、97年の開場以来初の不名誉でもあった。在籍した西武、ロッテ、楽天のパ・リーグ3球団では開幕からの3連勝をマーク。この日は4球団目となる「開幕3連勝」もかかっていたが、こちらも来季以降に持ち越し、苦い夜になった。【伊東大介】

◆DeNA蝦名達夫外野手(26)が覚醒している。1回無死一塁、中前打でチャンスを拡大すると、打者一巡して再び回ってきた2死一、二塁で右前への適時打。この回2安打目に「欲を出さず後ろにつなぐ気持ちで打席に入りました。追い込まれていましたが、食らいついていったことが良い形になったと思います」と振り返った。勢いは止まらない。3回1死一、三塁で左前に適時打を放ちプロ5年目で初の猛打賞を達成。5回1死でも左前打を放ち、4打席連続安打とした。7回2死では中飛に倒れたが、その時点で打率7割2分7厘。抜群の存在感を示し、昨季の6安打をわずか今季3試合目の出場で抜き去った。

◆昨オフにオリックスを戦力外となりDeNAに加入した中川颯投手(25)は、前日4月30日のプロ初勝利から一夜明け「めちゃくちゃ連絡をもらった。LINEとインスタグラムと、何件か数えきれなかったけど、ドラフトのときと同じくらいきました」と笑顔で明かした。七回途中に右肘の張りのため大事を取り降板したが、この日はキャッチボールも行い「大丈夫です。全然問題ないです」と語った。この日、出場選手登録を抹消されたが、三浦監督は「最長イニングが初めてでもありますし、張りがあるということで1回抹消して、しっかり次に備えるというところ。ローテーションの関係もあります」と説明。中川颯は「1回抹消になるけど、また次の登板に向けてしっかり調整していきたい」とした。

◆DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が、今季27試合目で初めてスターティングメンバーから外れた。度会は開幕から1番に座り、セ・リーグ新人初の開幕2戦連発を記録。その後も1番として23試合に出場した。前日4月30日は初めて6番で起用され初犠打を決めたが、3打数無安打に終わり、ここまで打率・217、3本塁打、11打点。代わって右翼には好調な蝦名が入り、中堅に桑原、左翼に関根が起用された。

◆DeNAが一回、打者一巡9安打の猛攻で、1イニングだけで今季最多の9得点を記録。ここまで4試合で防御率0・77を誇った中日先発の涌井を、一回途中でノックアウトした。先頭の桑原、蝦名の連打で一、二塁とし、佐野が中前に先制打。4番の牧が左翼席へ3号3ランを運んだ。宮崎、京田も続き6連打。その後、2死満塁として打順が1番に返り、桑原が中前に2点打、蝦名が右前適時打を放って涌井を引きずり下ろした。なお2死一、三塁で3番佐野が、代わった梅野から右翼線へ2点二塁打を放ち、一挙9点を先取した。

◆DeNA・桑原将志外野手(30)が「1番・中堅」、蝦名達夫外野手(26)が「2番・右翼」で先発出場。三回の第3打席まで全て安打を放ち、早くも今季初の猛打賞をマークした。桑原は一回の第1打席は右前打で出塁。同2死満塁で迎えた第2打席は中前に2点打を放った。三回1死二塁の第3打席は左前打をマークした。蝦名は一回無死一塁の第1打席に中前打。同2死一、二塁の第2打席に右前適時打を放った。三回1死一、三塁の第3打席は左前への適時打をマークした。

◆DeNAはいずれも今季最多の17安打12得点で大勝した。一回に牧の3ランを含む6連打など打者13人で9点を奪う猛攻。三回にも3点を追加した。石田健は7回を1失点で今季初勝利を挙げた。?DeNAが一回に9得点以上を挙げたのは大洋時代の1950年4月30日の国鉄戦(表9点、市川)、横浜時代の96年8月30日の広島戦(裏10点、横浜)に次いで28年ぶり3度目で、一回表の9得点は50年以来74年ぶり2度目。プロ野球での一回の最多得点はヤクルトが98年4月22日の中日戦(神宮)で挙げた13点。?DeNAの1イニング9得点以上は昨年8月25日の中日戦(九回に10点、バンテリンドーム)以来。1イニング9安打は2019年7月27日の中日戦の一回(9安打、ナゴヤドーム)以来5年ぶり。?一回先頭から6者連続安打は球団タイ記録で、1978年10月1日の広島戦(山下大=中安→ミヤーン=右安→高木嘉=左二→松原=左安→長崎=右安→田代=左本、広島)以来46年ぶり2度目。

◆試合前練習 アップするDeNA・牧秀悟=バンテリンドームナゴヤ(撮影・沢野貴信)

◆DeNAはいずれも今季最多の17安打12得点で大勝した。一回に牧の3ランを含む6連打など打者13人で9点を奪う猛攻。三回にも3点を追加した。石田健は7回を1失点で今季初勝利を挙げた。中日は涌井が一回途中でKOされた。

◆令和のマシンガン打線だ!! DeNAは1日、中日5回戦(バンテリンドーム)に12―1で大勝。球団74年ぶりの一回表に9得点を刻む猛攻で2連勝を飾り、3カードぶりに勝ち越した。4番の牧秀悟内野手(26)が3号3ランを放つなど5打点の荒稼ぎ。昨季のセ・リーグ打点王が、5月に入り本領発揮の気配を漂わせた。4月までつながりを欠いたDeNA打線が、五月雨式に打ち続けた。今季最多を大きく更新する17安打12得点。自身も今季最多の5打点をマークした主将の牧は「1番から全員が積極的にいってくれたので、初回からいい形で入ることができた」と胸を張った。一回に佐野の適時打で1点を先制し、なお無死一、三塁の好機で打席に入った牧は、今季の防御率が0・77だった涌井の初球の変化球を振り抜いた。ベイスターズファンが待つ左翼席へ8戦ぶりの一発を運び「佐野さんが点を取ってくれたので楽な気持ちで打席に立つことができ、いい形になった」と拳を握った。主砲の一打で火力を上げた打線が大爆発した。球団では46年ぶりでタイ記録となる「一回先頭から6者連続安打」をマークするなど涌井を一回をもたせずにKOし、打者13人で9安打9得点の猛攻。一回の9得点は横浜時代の1996年以来28年ぶりで、一回表に限ると大洋時代の50年4月30日の国鉄戦(市川)以来74年ぶりだった。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1594 0.625
(-)
-
(-)
11592
(+2)
72
(+2)
15
(-)
8
(+1)
0.233
(↓0.001)
2.030
(↑0.06)
2
(-)
巨人
13133 0.500
(↓0.02)
3
(↓0.5)
11470
(-)
73
(+4)
11
(-)
14
(-)
0.227
(-)
2.390
(↓0.06)
3
(-)
中日
12133 0.480
(↓0.02)
3.5
(↓0.5)
11573
(+1)
94
(+12)
13
(+1)
3
(-)
0.236
(↓0.001)
3.120
(↓0.33)
4
(-)
広島
10114 0.476
(-)
3.5
(-)
11872
(+2)
65
(+2)
10
(-)
12
(-)
0.231
(↓0.001)
2.540
(↑0.06)
5
(-)
DeNA
12141 0.462
(↑0.022)
4
(↑0.5)
11686
(+12)
107
(+1)
9
(+1)
17
(+1)
0.247
(↑0.007
3.410
(↑0.1)
5
(-)
ヤクルト
12141 0.462
(↑0.022)
4
(↑0.5)
116110
(+4)
92
(-)
19
(+2)
13
(-)
0.256
(↓0.001)
3.340
(↑0.13)