中日(★1対2☆)DeNA =リーグ戦4回戦(2024.04.30)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
DeNA
1000100002910
中日
0000001001510
勝利投手:中川 颯(1勝0敗0S)
(セーブ:森原 康平(0勝0敗5S))
敗戦投手:小笠原 慎之介(1勝2敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 DeNA戦チケット予約
◆DeNAが接戦を制した。DeNAは初回、2死二塁から牧の適時打で先制に成功する。そのまま迎えた5回表には、佐野の併殺打の間に追加点を挙げた。投げては、先発・中川颯が7回途中1失点の好投でプロ初勝利。敗れた中日は、打線が中盤までの好機を生かせなかった。

◆DeNAが4試合ぶりの先制点をもぎ取った。1回1死、前日途中出場で2打数2安打とアピールし、今季初スタメンを勝ち取った蝦名達夫外野手(26)が、三塁への強烈なゴロを放つ。中日カリステがはじく失策で出塁すると、すかさず二盗成功。チャンスを拡大した。2死二塁から4番牧が中日小笠原を強襲する内野安打。ボールが転々とする間に蝦名が二塁から本塁へ突入し、好走塁で間一髪生還した。直近の3連敗中はいずれも先制点を献上しており、三浦監督は試合前「ここのところずっと先制されている。先に点を取って、進めていかないとというところ。各自の役割をしっかりできるようにして、まずは先に点を取って進めていかないといけない」とテーマに掲げていた。言葉通り先制点をもぎとり、連敗ストップへ滑りだした。

◆DeNA中川颯投手(25)が、全力疾走でプロ初安打をもぎ取った。1点リードの2回2死、中日小笠原の142キロ直球をたたきつけた。高いバウンドで跳ね上がった打球は小笠原が捕球して素早く一塁へ送球した。記録はアウトと判定されたが、三浦監督がリクエストを要求した。リプレー検証の結果セーフ。記念すべき初安打はリクエストと全力疾走でもぎ取る形となった。左打ちの中川颯は桐光学園(神奈川)時代から打撃力に定評があり、エースで4番としてチームをけん引していた。

◆/高ーいバウンドはなかなか落ちてこず\中川颯がプロ初安打?判定アウトもリプレイ検証の結果セーフに?#プロ野球(2024/4/30)??中日×DeNA??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #baystars pic.twitter.com/QPzlLhJjUF

◆DeNA中川颯投手(25)が、好投を続けてプロ初勝利の権利を手にしながらアクシデントで降板した。6回まではゾーンを強気に攻めるストライク先行の投球で2安打無失点と好投。わずか62球の完封ペースだった。しかし7回、先頭の中日中田に右前打、続く細川にも右前へのポテンヒットを浴び、無死一、二塁のピンチを招いた。タイムを取って大原投手チーフコーチがマウンドへ。言葉を交わしたあと、審判に治療の時間を要求。ベンチ裏に下がって状態を確認したが、そのまま2番手伊勢と交代。68球を投げ、7回途中4安打1失点4奪三振で、2点のリードしてプロ初勝利の権利を持ったまま、リリーフに後を託した。

◆DeNA中川颯投手(25)が攻めの投球でチームの3連敗を食い止め、プロ初白星を手にした。プロ2試合目の先発で6回まではゾーンを強気に攻めるストライク先行の投球で2安打無失点と好投。わずか62球の完封ペースだった。しかし7回、先頭の中日中田に右前打、続く細川にも右前へのポテンヒットを浴び、無死一、二塁のピンチ。大原投手チーフコーチがマウンドへ出向いて、中川颯と言葉を交わしたあと、審判に治療の時間を要求。ベンチ裏に下がって状態を確認したが、そのまま2番手伊勢と交代した。68球を投げ、7回途中4安打1失点4奪三振。2点をリードしてプロ初勝利の権利を持ったまま、リリーフに後を託した。リリーフは伊勢、山崎、森原とリードを守り切り、中川颯にプロ初白星を届けた。前所属のオリックスでは1軍登板は1試合に終わったアンダースロー右腕。今季から加入したDeNAでは先発にロングリリーフにフル回転。巡ってきたプロ2試合目の先発マウンドでも安定感のある投球で、連敗ストップに貢献した。勝利の瞬間はベンチで見届け、笑顔を浮かべた。

◆中日はあと1点が届かず、8年ぶりの4月貯金通過を逃した。下手投げの中川颯攻略に苦しみ6回まで2安打でプロ初勝利を献上した。立浪和義監督は「テンポよく投げられた。左バッターが頑張らないといけなかった」と敗因を語り「なかなかチームが乗っていけないというのが課題だが、切り替えてやっていく」と5月からの出直しを誓った。7回、中田、細川の連打で無死一、二塁のチャンスを作った。代わった伊勢から2死後、村松が右前にはじき返した。二塁走者の中田がホームに怒とうのヘッドスライディングを決めて1点差。だが、反撃もここまでだった初回、カリステの失策をきっかけに痛い1点を失った。先発小笠原はその失策のランナーを背負い、牧のライナーを左腕に受ける投手強襲安打で生還を許した。痛みに耐え、6回まで力投を続けたが、2失点で2敗目を喫した。この試合を勝てば、16年(貯金2)以来の4月貯金通過だった。くしくもそのシーズンに監督を務めていた谷繁元信氏(53=日刊スポーツ評論家)の野球殿堂入りセレモニーが試合前に行われた。指揮官として志半ばでユニホームを脱いだ同氏は「(中日で)唯一の心残りはリーグ優勝からの日本一を達成できなかったこと。近い将来、そこを達成して欲しい」と後輩に夢の実現を託した。4月は6連勝で首位に立ち、貯金6まで伸ばしたが後半失速した。勝率5割での5月スタートは22年にも経験しているが、2年前は11勝14敗と負け越し、最下位に沈む転機となった。長期低迷からの脱出にかけるチームにとって、大事な5月戦線となりそうだ。

◆野球をやめなくて良かった。DeNA中川颯が攻めの投球でプロ初白星を手にした。5回までテンポ良く43球と上々のペースでボール球はわずか6球。しかし7回に連打で無死一、二塁のピンチを招くと、右前腕の張りでベンチ裏に治療に下がり、そのまま7回途中4安打1失点で降板した。リリーフが守り切った勝利をベンチから見届け「つらくて苦しい経験が多かったんですけど、まずは1勝できて良かったです」とプロ4年目で初の光景を目に焼き付けた。張りの状態についても「大ごとではないです」と強調した。昨季まで所属したオリックスでは1軍登板は1試合で戦力外に。「自分でコントロールできない部分を気にしてしまったり...。つらかったです」。プロ野球選手以外の人生も模索し「野球はもうやめようかと。鍼灸(はり・きゅう)の学校を探してました」と覚悟もしていた。でも、心残りは幼少期からファンだった地元球団でのプレーだった。小学生時代は石井琢朗モデルのグラブを愛用。クルーンのサインをもらったのは良い思い出だ。チームの連敗を3で食い止め「まず1つ、拾っていただいた恩返しができて良かった」とかみしめた。プロ初安打の記念球とウイニングボールはスタンドに招待した両親に届ける。マウンドを仕事場に、恩返しを続ける。【小早川宗一郎】

◆主将が同学年のサブマリンを援護した。DeNAの4番、牧が一回に投手を強襲する先制打を放ち「先制することができてうれしい。(二走の)蝦名さんの走塁に感謝です!」と拳を握った。一回2死二塁で迎えた第1打席。中日先発の小笠原に対し、初球のチェンジアップを捉えた。痛烈なライナーが左腕を直撃。打球が一、二塁間方向へと転がる間に、二塁走者の蝦名が一気に本塁へ突入した。試合前、三浦監督は「もちろん相手があることですけど、ここのところずっと先制されているので、先に点を取って進めていかないと。昨日も追う展開で離されてしまったので、まずは先に点を取って進めていかないといけない」と強く願った先制点。主砲の一打でチームにもたらした。牧にとって、この日先発の中川颯は同学年。春季キャンプ中には沖縄で山本、石川らとともに〝98年会〟を開催し決意を新たにした。オフにオリックスを戦力外となり、新天地で奮闘する右腕に「言い方は悪いですけど、一度死んだ身の選手が新しいチームで活躍する姿はすごく刺激になる。一層、何とかしてやろうと思うし、すごくいい戦力になると思う」と共闘を誓っていた。生まれた1998年以来チームが遠ざかる優勝、日本一へ、98年世代が躍動する。(浜浦日向)

◆DeNAが継投で逃げ切り、連敗を3で止めた。一回に牧の適時内野安打で先制し、五回は併殺打の間に1点を加えた。中川颯は無四球の制球力が光り、七回途中まで4安打1失点としてプロ初勝利を挙げた。中日は反撃が遅かった。

◆一回、適時打を放つDeNA・牧秀悟 =バンテリンドームナゴヤ(撮影・沢野貴信)

◆オフにオリックスを戦力外となりDeNAに加入した中川颯投手(25)が、七回途中4安打1失点の好投でプロ初勝利を挙げた。「本当に去年の自分からしたら今の状況って考えられなかったことなので、ベイスターズに拾っていただいた恩を少しずつ、こういう形で返していきたいなという気持ちでこれからもやっていきたい」七回無死一、二塁で68球で緊急降板したが、三浦監督は「ちょっと肘の方で張りが出たので無理をさせなかった」と説明。中川颯も試合後に「大丈夫です。大事を取ってというか、ちょっと張りを感じたので話し合って。おおごとではないです」と語った。

◆中川颯は自身の名前について「よく楓(かえで)と間違えられるんですよ」と苦笑する。オリックス時代に唯一、1軍で登板した2021年7月14日の日本ハム戦(帯広)でも、スコアボードに「中川楓」と表示されたほどだ。ユニホームの背中の表記に「HAYATE」を採用するのは、名前を知ってほしいから。もっとも、車が趣味の父・貴成さんがレーサーにしようと名付けたといい「野球とは関係ないんです」と頭をかく。ベイスターズファンの父に連れられ、幼少期から横浜スタジアムに通った。160キロ超の直球を武器に守護神を担ったクルーンにもらったサインボールが思い出だ。戦力外を経験し「一度死んでいる身」というサブマリンが、再起を期す新天地でその名をとどろかせた。(DeNA担当・鈴木智紘)

◆DeNAは30日、中日4回戦(バンテリンドーム)に2―1で勝利し、連敗を3で止めた。オフにオリックスを戦力外となりDeNAに移籍した中川颯(はやて)投手(25)が、七回途中4安打1失点の好投でプロ初勝利を挙げた。大きな逆境を乗り越えた下手投げ右腕が、自身が生まれた1998年以来遠ざかるチームのリーグ優勝、日本一への貢献を誓った。サブマリンの名のごとく、どん底からはい上がった。中川颯が苦難を乗り越え、プロ4年目で初勝利。鳴りやまぬ「ハヤテ」コールに、万感の笑顔で応えた。「去年の自分からしたら、今の状況って考えられなかったこと。つらくて苦しい経験が多かったけど、こうしてまず1勝できてよかった」球数少なくテンポの良い投球で凡打の山を築いた。六回1死二、三塁のピンチも代打大島、カリステを内野ゴロに打ち取って無失点で切り抜け、グッと拳を握った。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1593 0.625
(↑0.016)
-
(-)
11690
(+7)
70
(+1)
15
(-)
7
(-)
0.234
(↑0.001)
2.090
(↑0.05)
2
(-)
巨人
13123 0.520
(↓0.022)
2.5
(↓1)
11570
(+3)
69
(+4)
11
(+1)
14
(-)
0.227
(↑0.001)
2.330
(↓0.06)
3
(-)
中日
12123 0.500
(↓0.022)
3
(↓1)
11672
(+1)
82
(+2)
12
(-)
3
(-)
0.237
(↓0.003)
2.790
(↑0.07)
4
(-)
広島
10113 0.476
(↓0.024)
3.5
(↓1)
11970
(+1)
63
(+7)
10
(+1)
12
(-)
0.232
(↓0.001)
2.600
(↓0.19)
5
(-)
DeNA
11141 0.440
(↑0.023)
4.5
(-)
11774
(+2)
106
(+1)
8
(-)
16
(+3)
0.240
(↑0.001
3.510
(↑0.1)
5
(-)
ヤクルト
11141 0.440
(↑0.023)
4.5
(-)
117106
(+4)
92
(+3)
17
(-)
13
(-)
0.257
(↑0.004)
3.470
(↑0.02)