広島(-降雨のため試合中止-)阪神 =リーグ戦4回戦(2024.04.29)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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◆午後2時45分に中止が発表された。広島市は日中から本格的な雨が降り、夜まで降り続く予報になっている。阪神の試合中止は今季初めて。この試合は6連戦の4試合目。27日、28日のヤクルト戦(甲子園)は連続して逆転での1点差勝ちと、接戦を乗り切ってきた。貯金5で首位を走る昨季王者にとっては休息の1日になる。勝率5割で4位の広島は3度目の中止。

◆広島ー阪神は天候不良のため、午後2時45分に中止が発表された。阪神の試合中止は今季初めて。チームは6連戦の4戦目で、30日、5月1日も敵地で広島と対戦する。阪神は西勇輝投手(33)、広島は大瀬良大地投手(32)が予告先発として発表されていた。

◆阪神のハビー・ゲラと森下翔太の相合い傘=マツダスタジアム(撮影・安部光翁)

◆先発予定だった広島の大瀬良は5月1日に回ることになった。今季は雨の影響で登板間隔が一定でなく、難しい調整を強いられているが「やるしかない。いい準備をして次の登板に備えたい」と頼もしく言い切った。通算1000奪三振まで、あと8としている。「8は僕にとって近いような遠いような...。アウトを積み重ねた結果、いつか達成できれば」と話した。

◆現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(76)が阪神・佐藤輝明内野手(25)に言及。昨年8月17日の広島(マツダ)以来のスタメン落ちとなった28日のヤクルト戦(甲子園)を含めた直近5試合で19打席12三進の悩める男に考え方の改善を求めた。現状の佐藤輝はスタメンを外れても全く不思議ではない。いいスイングをしている時もあるが、結果として三振が多過ぎる。全くタイミングが取れていない状態で振っているケースも多々見られる。カウント不利になると、判で押したようにボール球を振る。岡田監督が外した理由も、ほぼ同じだろう。本人が考え方を改めなければいけない部分はある。当たらない要因の1つには相手バッテリーの研究。プロの世界は、読み合いも勝負のポイント。現状は読み負けしている印象が強い。スコアラーとの話し合い、さらには打ち込み、素振りの量を増やすなど対策は、私が言うまでもなく実践していると思う。雨で1試合流れて、時間が持てたのはプラス材料になる。そんな状況で、30日の広島の先発は床田寛樹投手(29)。9日の1回戦では3打数2安打。「相性」を優先してスタメンに戻すのも1つの策。ただし、本人の中でどれだけ気持ちを高めて臨めるか。近本、大山らとともに1年間出場しなければいけない選手。対左腕でもきっかけになる時はある。ベンチが「使いたくなる」結果を出してもらいたい。

◆雨天中止に広島・新井貴浩監督(47)は「選手には良い休養」とコメント。報道陣から野間峻祥外野手(31)について問われると、ドヤ顔で語りだした。「出塁、つなぐこと、球数を投げさせることもできるし、得点圏でも良い仕事をする。だから言ったでしょ。オープン戦は0割台でも関係ないって」野間は今季19試合に出場し、打率・307に加え、得点圏打率はリーグ1位の・500で7打点。オープン戦は11試合で打率・091と不振だったが、シーズンでは首位打者争いを繰り広げる。勢いに乗る左打者は阪神にめっぽう強い。昨季は19試合で打率・365(63打数23安打)。9日からの3連戦(甲子園)では打率・231(13打数3安打)だったが、「少ないチャンスで良い結果が出るように良いアプローチをしたい」と本拠地でリベンジに燃える。4位のチームは最大4あった借金を返済し、勝率5割に復帰。虎退治から鯉のぼりの反攻が始まる。(柏村翔)

◆阪神が今季初の雨天中止。選手は室内練習場で各自調整した。2位巨人が敗れたため、1・5差となった。30日の4回戦の予告先発は阪神が村上頌樹投手(25)、広島が床田寛樹投手(29)。岡田彰布監督(66)は5月3日の巨人戦(東京D)での門別啓人投手(19)の先発を明言。当日は巨人の球団創設90周年記念特別試合「長嶋茂雄DAY」として開催される。虎将の主な一問一答は以下の通り(成績=14勝9敗3分)。ーー雨天中止「しゃあないよ。雨でも慣れとったけどな」ーー先発だった西勇は「西はアレや、巨人戦に行かすよ。もう、明日明後日は普通通りに行くよ。ローテーション通りに」ーー門別はブルペンに戻る「いやいや、今の予定ではだから、大竹を広島に当てようと思って。広島も嫌がっとるしな、大竹を。だから、今度の広島も折り返しになるからな、このメンバーがな。中6で行くとな。だから大竹も、ちょっと間隔あけてもエエわと思って。詰めるんちゃうんやから。まあ、西はいつでも行けるからな。西は巨人にもいいし。だから西は巨人戦に行くよ。大竹をちょっと、ずらそうかなってな」ーー門別も巨人戦「門別はそら普通通り行くよ。そんなんわ」ーー3日が門別で4日が西勇「そらそうやん。長嶋茂雄デーやのに、そら門別行かんと」ーー岩崎、ゲラは流動的に「おお、そんなすぐにカチッとはめる必要もないしな」ーーゲラは思った以上「思った通りにやってるよな」

◆打撃練習やノックで調整した阪神・中野拓夢内野手(27)今季初の雨天中止に「疲れは徐々にきていますし、投手陣にとって1日休めることも大きい。調子が悪い人は1日で変わったりするので、チームにとっても大きいと思う」。室内練習場から引き揚げる際には、ゴールデンウイークの試合中止に悲しむ子供たちにサインを書いてファンサービス。最後は男の子に打撃グローブを手渡し「頑張ってね」と言葉を掛けていた。

◆11試合連続安打中と好調の阪神・森下翔太外野手(23)は打撃練習やノックで汗を流し、充実した表情で引き揚げた。「雨の中でどうやって練習するかは大切。その中で有意義に過ごせた」。ここまでチームトップの5本塁打、16打点で首位を走る虎を引っ張る。30日先発の床田寛樹投手(29)には前回対戦で3打数無安打。「すごくいいピッチャーなので、点も簡単に入らないと思う。1打席1打席課題を修正しながらやっていきたい」とリベンジを誓った。

◆2戦連続先発落ちの阪神・木浪聖也内野手(29)は明るい表情で汗を流した。「2日間、試合に出ていないが、頭の整理と準備と、もう一回しっかりとやろうという気持ちにもなれた」。26日のヤクルト戦(甲子園)で3失策を犯し、27、28日の同戦は小幡が遊撃でフル出場した。気持ちの切り替えは完了。「準備は大丈夫」と出番を待ち続ける。

◆好相性の難敵撃ちで不振脱出や!! 阪神・佐藤輝明内野手(25)は29日、広島戦が雨天中止となったマツダスタジアムの室内練習場での練習に参加。ここまで打率・186と状態が上がらず、28日のヤクルト戦(甲子園)では今季初のスタメン落ちした。30日の相手先発の床田は昨年2本塁打を放つなどお得意さま。攻略して上昇へのきっかけをつかむ。長いトンネルも、こじ開けるのは自分のバットしかない。不振が続き、28日のヤクルト戦では今季初のスタメン落ちを経験した佐藤輝。今シーズン初めて乗り込んだ広島の地で、復調の兆しをつかむ。「状態は悪くない。やるだけなので。頑張ります」今季は3本塁打、14打点をマークするが、打率は・186(97打数18安打)。最近5試合で12三振を喫し、37三振はリーグワーストとなっている。ベンチスタートになった28日のヤクルト戦では八回に代打で出場したが、空振り三振。〝刺激〟を与えられても、きっかけはつかめなかった。

◆30日の4回戦に先発する阪神・村上頌樹投手(25)はキャッチボールなどで調整。9日に7回無失点で勝利を挙げた以来となる広島戦に「いいイメージを持ちながらしっかりと準備していきたい」と力を込めた。マツダではプロ1年目と昨季の2度先発しているが、いずれも敗れて未勝利。「応援がすごいのでそこにのまれないように、落ちついて自分の投球ができるように心掛けたい」と結んだ。

◆広島戦(マツダ)が雨天中止となった29日、阪神・岡田彰布監督(66)は、2年目の門別啓人投手(19)を5月3日の巨人戦(東京ドーム)で今季初先発させることを明かした。「長嶋茂雄DAY」として行われる伝統の一戦に「そら門別いかんと」と期待を込めた。待ちわびていた先発チャンスを得た左腕も「そこで(プロ)初勝利をしたい」と気合十分だ。普段以上に歴史を感じられる伝統の一戦で新風を吹き込む。「長嶋茂雄DAY」と銘打たれた5月3日の巨人戦。雨の広島で、岡田監督は記念試合のマウンドに今季初先発となる2年目左腕を送り出すことを明言した。「門別はそら、普通通り(巨人戦に)いくよ。そらそうやん。長嶋茂雄DAYやのに。そら門別いかんと」巨人は今季が球団創設90周年。節目を迎え、王貞治(現ソフトバンク球団会長)との「ON」として球界の歴史を彩ってきた長嶋氏の功績をたたえようと、永久欠番と同じ3日にメモリアルな企画を組んだ。球団創設89周年を迎え、ともに球史を彩ってきた阪神にとっても気合の入る一戦。ワクワクする試合を任された門別の言葉にも力が入る。「ずっと先発をしたいという気持ちがあったので、チャンスをもらえてうれしい。しっかりとここで結果を残さないといけないと思う。結果を残せるように、もっと気持ちを作っていきたい」今季は初の開幕1軍入りを果たし、ここまで3試合は全て中継ぎとして登板。5日に先発調整のため2軍降格となり、2試合に投げて19日に再昇格後は、再びリリーフ陣に加わっていた。ただ、春季キャンプ中から結果を積み上げてきた今春の立ち位置は先発ローテの〝予備1番手〟。27日に青柳が登録を抹消され、出番が巡ってきた。それでも「(先発登板は)急に言われましたけど、あまりビックリせず、しっかりと準備できている」と落ちついている。広島戦が中止となったこの日は室内練習場でダッシュなどを行った。

◆発表は午後2時45分だった。えっ、もう中止が決まったの?! 広島入りしていたトラ番軍団も、長年、広島での阪神戦を見てきた虎ソナも、ビックリ仰天。なぜなら、カープは「日本で一番、中止を決めるのが遅い球団」というイメージが定着しているから。集まってくれたお客さんのため、ギリギリまで開催の可能性を追い求める。決断してもプレーボール直前のケースが多い。「早めの決定には驚かされましたが、中継ぎ陣が休めますし、プラスに受け止めたらいいと思います」甲子園での3連戦を終えて、移動日なしで広島へやってきたトラ番・須藤佳裕は冷静だった。ゴールデンウイーク中の移動は昔から〝トラ番地獄・数え歌〟の1つだった。日本中の方々が観光や帰省で移動しているから、新幹線は超満員になる。そういえば、1カ月ぐらい前から、テレビでは「ゴールデンウイーク中の『のぞみ』は自由席がありません。全席指定です」とCMが流れ、早めのチケット購入を勧めていたっけ。移動の苦労を須藤に尋ねると「実は山陽新幹線には〝抜け穴〟があるんです。『みずほ』『さくら』が走っていて、こちらは自由席があります。だから、当日に買えました。先輩、知らなかったんですか?」と笑われてしまった。どうせ、こちらは「昭和生まれ」ですよ! 古い時代の人間です。でも、昭和の日は、昭和生まれを敬う日だぞ!いや、違った。昭和の日は、昭和天皇の誕生日でした。昭和元年から64年まで続いた、日本の歴史上、一番長い年号です(ちなみに「平成」は4番目に長い)。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1493 0.609
(-)
-
(-)
11783
(-)
69
(-)
15
(-)
7
(-)
0.233
(-)
2.140
(-)
2
(-)
巨人
13113 0.542
(↓0.023)
1.5
(↓0.5)
11667
(-)
65
(+9)
10
(-)
14
(-)
0.226
(↓0.005)
2.270
(↓0.26)
3
(-)
中日
12113 0.522
(↑0.022)
2
(↑0.5)
11771
(+11)
80
(+1)
12
(+2)
3
(-)
0.240
(↑0.006)
2.860
(↑0.07)
4
(-)
広島
10103 0.500
(-)
2.5
(-)
12069
(-)
56
(-)
9
(-)
12
(-)
0.233
(-)
2.410
(-)
5
(-)
DeNA
10141 0.417
(↓0.018)
4.5
(↓0.5)
11872
(+1)
105
(+11)
8
(-)
13
(-)
0.239
(↓0.001)
3.610
(↓0.29)
5
(1↑)
ヤクルト
10141 0.417
(↑0.026)
4.5
(↑0.5)
118102
(+9)
89
(-)
17
(+2)
13
(-)
0.253
(↑0.007)
3.490
(↑0.14)