ソフトバンク(☆3対2★)西武 =リーグ戦5回戦(2024.04.28)・みずほPayPayドーム福岡=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:杉山 一樹(1勝0敗0S)
敗戦投手:中村 祐太(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】甲斐 拓也(1号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクが5連勝。ソフトバンクは1-1で迎えた7回裏、甲斐のソロで勝ち越しに成功する。その後同点とされるも、延長12回に相手の捕逸の間に1点を挙げ、サヨナラ勝利を収めた。投げては、6番手・杉山が今季初勝利。敗れた西武は、打線が再三の好機を生かしきれなかった。

◆ソフトバンク牧原大成内野手(31)が28日、出場選手登録を抹消された。小久保裕紀監督(52)は「アクシデントです」と説明。この日は試合前練習には参加していたが、練習中に何らかのアクシデントがあった模様。牧原大はここまで22試合に出場し、打率2割8分の成績を残していた。代わって右手人さし指の骨折から復帰を目指していた三森大貴内野手(25)が登録された。

◆西武が今季6度目のサヨナラ負けを喫し、延長戦での連敗記録が、2リーグ制後ワースト記録を更新する15連敗となった。3回に先制したが、7回2死から先発左腕の隅田知一郎投手(24)が、8番甲斐に左越えに同点本塁打を浴び試合は振り出しに。9回を終え2-2のまま試合は動かず、2試合連続の延長戦に入った。これで延長戦は昨年6月15日巨人戦から15連敗。延長戦での連敗記録は1リーグ時代の40~41年朝日の17連敗(4分け挟む)。50年の2リーグ制後では、15~16年DeNAの13連敗(1分け挟む)がワースト記録だったが、27日のソフトバンク戦で延長サヨナラ負けを喫し、14連敗とワースト記録を更新していたばかりだった。開幕から24試合を戦い、8勝16敗。延長戦は今季0勝7敗と苦しんでいる。

◆ソフトバンクが2試合連続のサヨナラ勝利で今季最長5連勝を飾った。両リーグ最速で貯金「10」に到達。24試合で16勝6敗2分、勝率7割2分7厘。西武戦で開幕から5戦5勝は史上初の快挙だ。さらにこの日の白星で、1989年(平元)の福岡移転後の通算勝利数が2499勝。節目の同通算2500勝に王手をかけた。先発の東浜巨投手(33)が7回4安打1失点の好投。打線は初回に山川穂高内野手(32)が先制打、7回には甲斐拓也捕手(31)が一時勝ち越しの1号ソロを放った。2-2で延長戦に突入し、12回2死満塁で相手バッテリーのミス(捕逸)でサヨナラ。連日の劇勝に本拠地みずほペイペイドームは大歓声に包まれた。

◆西武が今季6度目のサヨナラ負けを喫し、延長戦での連敗が、2リーグ制後ワースト記録を更新する15連敗となった。1回に先制されたが、3回に追いついた。7回2死から先発左腕の隅田知一郎投手(24)が、8番甲斐に左越えに同点本塁打を浴び勝ち越されたが、8回に5番佐藤龍正内野手(27)の右犠飛で再び追いついた。9回を終え2-2のまま、2試合連続の延長戦に入った。延長10回2死一、三塁の好機では6番岸潤一郎外野手(27)が、二ゴロに倒れ無得点。11回には1死二、三塁のチャンスをつくるも、1番金子侑司外野手(34)、2番平沼翔太内野手(26)が連続空振り三振に抑えられ得点を奪えず。12回にも1死満塁の絶好機をつくったが、7番外崎修汰内野手(31)が、三ゴロ併殺打に倒れ、勝ち越すことはできなかった。12回裏には中村祐太投手(28)、平井克典投手(32)、ジェフリー・ヤン投手(27)と継投。2死満塁のピンチで3番柳田を打席に迎え、カウント2-1と追い込んだが、ヤンの投じた4球目を古市尊捕手(21)が捕逸し三塁走者が生還。痛恨のミスによって、2試合連続のサヨナラ負けを喫した。延長に入る前の終盤、9回2死一塁の場面では源田壮亮内野手(31)が二盗を仕掛けチャンスを広げるなど、揺さぶりもかけながら攻撃したが、あと1本が出なかった。松井稼頭央監督(48)は「(好機での1本に)そこはちょっと難しいよね。うーん」と考え込んだ。これで延長戦は昨年6月15日巨人戦から15連敗。延長戦での連敗記録は1リーグ時代の40~41年朝日の17連敗(4分け挟む)。50年の2リーグ制後では、15~16年DeNAの13連敗(1分け挟む)がワースト記録だったが、27日のソフトバンク戦で延長サヨナラ負けを喫し、14連敗とワースト記録を更新していたばかりだった。開幕から24試合を戦い、8勝16敗。延長戦は今季0勝7敗で、借金は今季最大の8となり、苦しい戦いが続いている。外崎は「勝てるように頑張ります」と口にし、帰りのバスに乗り込んだ。西武が延長12回、捕手古市の捕逸でサヨナラ負け。サヨナラ捕逸は15年9月29日阪神戦の嶺井(DeNA)以来16度目(パ5度目、セ8度、1リーグ3度)で、西武の捕手では初めて。今季のサヨナラ負けは前日27日に次いで6度目で、4月に入ってから5度。月間5度のサヨナラ負けは17年8月広島以来で、西武では6度喫した01年8月以来23年ぶり。今年の西武はすべて延長でのサヨナラ負けだが、延長サヨナラ負けを月間5度はプロ野球史上初めてだ。延長戦は昨年6月15日巨人戦から15連敗。前日に更新した2リーグ制後のワースト記録を伸ばし、プロ野球記録の17連敗(40~41年朝日)が迫ってきた。

◆ソフトバンク牧原大成内野手(31)が28日、右脇腹痛により出場選手登録を抹消された。この日の西武戦の試合前練習には参加していたが、バッティング練習中に痛めた模様。ここまで22試合に出場し、打率2割8分の成績を残していた。代わって右手人さし指の骨折から復帰を目指していた三森大貴内野手(25)が昇格した。

◆6番手で延長12回の1イニングを無失点に抑えたソフトバンク杉山一樹投手が今季初勝利を手にした。2安打と四球で1死満塁のピンチを招いたが、外崎を三ゴロ併殺に仕留めた。「野手のみなさん、すみません、お願いしますという気持ちでした」。ピンチを切り抜けるとガッツポーズを作りながら、引き揚げる野手に何度も頭を下げた。昨年は1軍登板がなく、杉山にとっては22年5月8日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、2年ぶりの白星。ヒーローのお立ち台でも照れくさそうだった。

◆ソフトバンクのドラフト1位前田悠伍投手がプロ初先発で3回1安打無失点の好投を見せた。3軍の韓国遠征、高陽戦に登板。20日のプロ初登板では1イニング2失策2失点など課題を残したが「ピッチングはもちろんですが、フィールディングやカバリングも全力でやるということを心がけました」と0封で上々の先発デビューを飾った。試合は15安打8得点で快勝した。

◆ソフトバンクが2試合連続のサヨナラ勝利で今季最長5連勝を飾り、両リーグ最速で貯金「10」に到達した。2-2の延長12回2死満塁、相手のパスボールで試合が決まるまさかの展開で4時間36分の死闘を終えた。西武戦で開幕から5戦5勝は史上初めて。1989年(平元)の福岡移転後の球団通算2500勝に王手をかけた。小久保監督も驚きの決着だった。「あんな終わり方もあるんだなぁ、と」。同点の延長12回2死満塁。ホークスはベンチ入り野手全員を使い切るなど、4時間36分のロングゲームだった。打者は柳田。1ボール2ストライクからの4球目だった。西武ヤンの投じた外角低めスライダーを捕手の古市が捕球できず、白球はホームベース後方に転々...。まさかの捕逸でゲームセット。三塁走者の緒方が悠々とサヨナラのホームを踏んだ。前日27日に続き、2試合連続の劇的勝利は21年以来3年ぶり。最終回は栗原が先頭打者で出塁し、犠打や申告敬遠、川村の安打でつないだ。締めは相手のミスによるものだったが「勝利の女神は細部に宿る」と言い続け、美しい野球を掲げてチーム作りに取り組んできた小久保ホークスならではの勝利。柳田も「勝ったんで。良かったです」と笑顔だ。指揮官は「本当にどっちに転んでもおかしくない試合だった」とホっと一息。接戦を勝ちきり、5連勝は今季最長。貯金「10」到達は両リーグ一番乗りとなった。小久保監督は就任以来、再三にわたって「野球はピッチャー」と言い続けてきた。西武は高橋、今井、隅田ら一線級の先発陣が豊富にそろっている。この日も「西武戦は本当に紙一重」と話したが、開幕から同カードで5戦5勝は球団初の快挙になった。警戒する相手にいまだ黒星を喫していないが「交流戦まで(西武戦は)あと7試合もある。全然そんな感じじゃないです」と手綱を締めた。1989年(平元)、チームは福岡に本拠地を構えた。移転後に積み重ねてきた白星はこの日で2499勝。記念すべき通算2500勝に王手をかけた。2位の日本ハムには3・5ゲーム差に広げ、開幕から約1カ月で独走モードに突入する勢いだ。チーム101得点は12球団トップ。14本塁打、20盗塁、打率2割5分4厘もリーグトップで、さらに失点57と防御率2・26はリーグ最少。投打の圧倒的な成績で首位に立っている。29日の同戦に勝てば2カード連続で同一カード3連勝。タカが強い。【只松憲】

◆西武は2試合連続延長で敗れ、今季6度目のサヨナラ負けを喫した。延長戦15連敗と2リーグ制後のワースト記録を更新。同点の延長12回2死満塁で柳田を追い込みながら、古市尊捕手(21)が7番手左腕ヤンの投じた外角低め151キロを捕逸。痛恨のミスで相手に勝利を譲り、古市は悔しさのあまりグラウンドで座り込んだ。我慢し粘ったが勝利には届かなかった。7回に先発左腕隅田が甲斐に勝ち越しソロを浴びたが、8回に5番佐藤龍の右犠飛で追いつき延長戦に持ち込んだ。10回から3イニング連続で得点圏に走者を置くも、12回1死満塁で7番外崎が三ゴロ併殺に倒れるなど得点することができなかった。好機での1本に松井監督は「そこはちょっと難しいよね」と考え込んだ。借金は今季最大の8と膨れ上がり、外崎は「勝てるように頑張ります」と話し、バスに乗り込んだ。

◆ソフトバンクが2試合連続のサヨナラ勝利で今季最長5連勝を飾り、両リーグ最速で貯金「10」に到達した。2-2の延長12回2死満塁、相手のパスボールで試合が決まるまさかの展開で4時間36分の死闘を終えた。西武戦で開幕から5戦5勝は史上初めて。1989年(平元)の福岡移転後の球団通算2500勝に王手をかけた。小久保裕紀監督の試合後の一問一答は以下の通り。-川村が安打でつなぎサヨナラ勝利をお膳立て小久保監督 周東がいない間、センターでしっかり結果を残してくれていた。今日から周東がスタメン復帰したんですけど、いきなりフルは...という中で(川村は)今宮に代えて途中から出場させたんですけどね。本当に素晴らしい活躍で非常に頼もしく見えます。-投手陣はピンチの連続をしのいだ小久保監督 最後にホームベースさえ踏ませなければというところはずっと。キャンプから走者をためてもホームを踏ませないというのが実践できたんじゃないですかね。-5連勝。連勝はさらに伸ばしたい小久保監督 ただ、西武戦に関しては本当に紙一重。ずっとこういう戦いになる覚悟の上で西武戦は戦っていますので。本当に先発投手陣、中継ぎも非常にいい印象。決して緩めることなくまた明日やっていきたいです。

◆ソフトバンクが2戦連続延長サヨナラ勝ちで今季初の5連勝とし、貯金を10に乗せた。2―2の十二回2死満塁から捕逸で決着がついた。十二回1死満塁をしのいだ杉山が今季初勝利。西武は終盤の逸機が響き、昨年から延長戦15連敗。

◆?西武の延長試合は昨年6月15日の巨人戦(●2-3、十回)から15連敗となり、2リーグ制(1950年)以降のプロ野球ワースト記録を更新。1リーグ時代は40-41年のライオン・朝日の17連敗(4分けを挟む)が最長。?サヨナラ負けは今季6度目。4月だけで5度も記録。月間5度は2017年8月の広島以来7年ぶり。西武では01年8月(6度)以来23年ぶり2度目。?対ソフトバンクは開幕から5戦全敗。同カード(前身を含む)で開幕5連敗以上したのは、51年(開幕から4分けを挟んで10連敗)以来73年ぶり2度目。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1662 0.727
(↑0.013)
-
(-)
119101
(+3)
57
(+2)
14
(+1)
20
(+1)
0.254
(↓0.003)
2.260
(↑0.04)
2
(-)
日本ハム
1291 0.571
(↓0.029)
3.5
(↓1)
12169
(+4)
70
(+5)
11
(-)
14
(+1)
0.235
(↓0.009)
2.670
(↑0.03)
3
(-)
ORIX
13121 0.520
(↑0.02)
4.5
(-)
11780
(+5)
75
(+4)
10
(+1)
8
(+2)
0.242
(↑0.002)
2.600
(↑0.1)
4
(1↑)
ロッテ
10131 0.435
(↑0.026)
6.5
(-)
11962
(+10)
80
(+1)
9
(+1)
9
(-)
0.237
(↑0.009)
3.000
(↑0.08)
4
(-)
楽天
10131 0.435
(↓0.02)
6.5
(↓1)
11971
(+1)
92
(+10)
8
(-)
14
(-)
0.230
(↓0.003)
3.550
(↓0.24)
6
(-)
西武
8160 0.333
(↓0.015)
9
(↓1)
11962
(+2)
71
(+3)
12
(-)
14
(+2)
0.207
(↑0.004
2.560
(↑0.06)