ロッテ(☆10対1★)楽天 =リーグ戦5回戦(2024.04.28)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:小島 和哉(2勝3敗0S)
敗戦投手:瀧中 瞭太(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】ポランコ(5号・5回裏ソロ)

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◆ロッテが快勝。ロッテは3回裏、ポランコの適時打などで一挙5点を先制する。その後は、5回にポランコのソロ、6回には岡の適時打が飛び出すなど、終わってみれば15安打で10得点を挙げた。投げては、先発・小島が7回1失点の好投で今季2勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆ロッテは19日日本ハム戦から7連敗中。連敗中の得点は3→0→0→2→1→0→1と7試合で7点しか取れず、この間のチーム打率が1割7分5厘。特に、23日ソフトバンク戦からの安打数は3→5→2→5で、5安打以下が4試合続いている。ロッテの連続5安打以下は63年6月の6試合が最長で、5試合も76年6~7月にあるだけ。今日も5安打以下ならばチーム48年ぶりの貧打記録になってしまう。

◆ロッテの連続5安打以下が4試合でストップした。2点を先制した直後の3回2死一、二塁、角中勝也外野手(36)が、この日の6本目の安打となる右翼への適時二塁打を放った。23日ソフトバンク戦からの安打数は3→5→2→5で、5安打以下が4試合続いていた。19日の日本ハムから7連敗中でこの間のチーム打率が1割7分5厘となっていたが、復調の安打となった。

◆楽天滝中瞭太投手(29)が、厳しいマウンドとなった。初回、2回をゼロに抑えるも、3回にロッテ打線につかまった。先頭の安田に右前打を許し、後続にチャンスを広げられ、3番ポランコから4連続タイムリーを許した。直球を狙い打ちされ立て直すことができず、3回50球7安打5失点で降板となった。今季初登板初先発となった20日の西武戦では6回2失点でまとめ、勝ち星こそつかなかったが首脳陣の期待に応えた。登板2戦目に向けた前日練習ではマウンドの感触を入念に確かめるなど調整に余念なく「1球ずつ、1人ずつ、1イニングずつ一生懸命投げたい」と意気込みを語っていた。思いとは裏腹に悔しい表情でベンチを引き揚げた。

◆ロッテの連敗が7でストップした。3回に2死一、二塁からグレゴリー・ポランコ外野手(32)の右前打で2点を先制。そこから勢い止まらず4連打で5得点。5回にもポランコがソロを放つなど追加点を入れた。今季最多タイの15安打、今季最多得点の10点と打線が爆発した。23日ソフトバンク戦からの安打数は3→5→2→5で、5安打以下が4試合続いていたが、5試合ぶりに負の数字もストップ。投げては先発の小島和哉投手(27)が7回5安打1失点と好投し、2勝目を挙げた。

◆楽天が、今季初の2桁失点で完敗した。15被安打、10失点。ロッテ打線をわずか1点に抑えたカード初戦とは打って変わり、投手陣が大崩れした。今季初勝利を狙った先発滝中が3回につかまった。3番ポランコから4連続タイムリーなど5本の長短打を浴び、3回5失点で降板した。「低く投げきれず、真ん中にいってしまった。そこが実力不足です」と肩を落とした。打線は5回に1点をかえすのがやっとで、散発5安打に終わった。投打とも精彩を欠く結果に、今江監督は「大量失点がなければ、後から詰めていけた。(3回に)1イニング5点も与えれば、攻撃の作戦は出せないです」と険しい表情で振り返った。1勝1敗で迎えるカード最終戦。指揮官は「もう本当に切り替えて、しっかり戦って、なんとか勝ち越せるようにやっていきます」と前を向いた。

◆楽天滝中瞭太投手(29)が3回7安打5失点で1敗目を喫した。初回、2回とゼロで抑えながら、3回にロッテ打線に集中打を浴びた。先頭の安田に真ん中高めの直球を運ばれ右前打を許したことについては「あそこで失投したのが始まり」と反省。ランナーをため2死一、二塁で3番ポランコに右前適時打。さらにソト、角中、佐藤都にも連打を許して4連続タイムリーを浴びた。「低く投げきれず、真ん中にいってしまった。そこが実力不足です」と悔やんだ。

◆ロッテ小島和哉投手が好投で打撃陣の"有言実行"を引き出した。試合前時点で、援護率はパ・リーグ規定投球回到達者の中で最下位の0・64で、角中勝也に「5点お願いします」とお願いすると「任せとけ」と心強い返事をもらった。両チーム無得点の3回、角中の適時二塁打などで5点の援護点を受けると「言われてその通りになってちょっとびっくりしました」と頭を抱えて驚くポーズで喜んだ。打線の思いに7回5安打1失点で応えて2勝目をマーク。「まっすぐも良かったですし、チェンジアップも良い抜けしていたと思うので、いろいろ良かった」とうなずいた。お立ち台では、ポランコに「キュンです」と喜びを伝えた。「今日から連勝するぞ、今日から積み重ねるぞって自分の中で置き換えて投球していたので、あんまりネガティブな思考でマウンドにいた感じはあんまりなかったので、それは良かった」。エース左腕が負の連鎖を断ち切った。

◆ロッテ期待の若手が連敗脱出への口火を切った。3回、8番安田尚憲内野手(25)が「昨日から当たりは悪くなかったので継続して打席に立ちました」とカウント1-2から強振し、腰痛から復帰後初安打となる右前打。直後に満員の右翼スタンドから響いた"安田コール"が、猛攻の合図となった。この回一挙5得点で、ロッテは今季最多安打タイの15安打、今季最多の10得点。貧打解消で連敗を7でストップした。連敗脱出のキーマンに挙げられていた。安田は6連敗で迎えた前日27日に1軍復帰。吉井監督からは「彼が頑張ってくれないとチームも多分、よみがえらないと思う」と期待をかけられていた。前日4打数無安打だった安田が右前打で出塁すると、そのまま流れをたぐり寄せ、2死一、二塁からポランコ、ソト、角中、佐藤と4連打。吉井監督も「安田と山口が打てば、このチームはいい方向に行くと思っている。今日は山口はすっとこどっこいでしたけど、安田は頑張ってくれた」と評価した。チームは23日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)以降、5安打以下の試合が4試合続いていた。ロッテの連続5安打以下は63年6月の6試合が最長で、5試合も76年6~7月にあるだけ。もし、5安打以下ならば48年ぶりの貧打記録になってしまうところだったが、チーム一丸で食い止めた。安田は「長打も出ましたので、こういった2ベースとかホームランとかがもっと増えていくように頑張っていけたら」と力を込めた。約1週間、苦しい中で応援し続けてくれたファンに、最高のゴールデンウイークを届ける。【星夏穂】

◆ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が「3番・DH」で出場し、0―0の三回2死一、二塁で右前適時打を放った。7連敗からの脱出に向けて、幸先よく先制した。先頭の安田が右前打で出塁すると、友杉が犠打で送るなどし2死一、二塁のチャンスを作り、ポランコが楽天先発・村林の外角直球を上手く捉えた。鋭い当たりだったが二塁走者の安田がヘッドスライディングで生還。間一髪の場面に楽天・今江監督はリプレー検証を要求したが覆ることはなくセーフとなった。その後もソト、角中、佐藤と連打でつながり三回に一挙5点を上げた。チームは試合前時点で8試合連続で3点以下と打線が苦しんでいたが、ようやく明るい兆しがみえた。

◆ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が「3番・DH」で出場し、5-1の五回に右越えの5号ソロを放った。打った瞬間に入ったとわかる一発には先輩からの助言があったと明かした。「昨日、荻野先生からストライクだけ、思いきり打ちなさい!とアドバイスをもらったので、甘く入ってきたカットボールをいいスイングで打つことが出来たで! パワー!」。完璧だった。楽天2番手・松田の真ん中直球を一閃。高々と上がった打球を見上げて確信歩きをみせて、悠々とダイヤモンドを一周した。三回には2死一、二塁から先制の右前適時打をマーク。7連敗からの脱出へ、助っ人が頼もしい活躍をみせている。

◆楽天・滝中瞭太投手(29)の350日ぶりの勝利はならなかった。今季2度目の先発は三回に集中打を浴びて、3回7安打5失点で降板。「(三回は)先頭を出したのと、ボールも高かったです。最少失点でいければよかったんですけどね...」と肩を落とした。滝中は九回1死までノーヒットノーランを続けた昨年5月14日の西武戦(ベルーナ)を最後に白星がなく、対ロッテ戦もここまでルーキーイヤーの2020年から0勝4敗だった。

◆ロッテが15安打で今季最多10点を奪う大勝で連敗を7で止めた。0―0の三回に2死からポランコ、ソト、角中、佐藤の4連続タイムリーで5点先取し、五回はポランコが一発。小島は7回1失点で2勝目。楽天は投打で精彩を欠いた。

◆ロッテが連敗を7で止めた。苦しんでいた打線が今季最多の15安打10得点。吉井監督は「8番・安田がいい働きをしてくれた。(3安打した角中も)ソト、ポランコのうしろでしっかりと打点稼いでくれたらなと思いましたが、そこでしっかりとやってくれた」と奮起した打撃陣を評価した。三回は腰痛から27日に1軍昇格した安田が復帰後初安打を放つと、2死一、二塁からポランコが先制の右前適時打を放つなど一挙5点を先取。五回にもポランコが5号ソロ、六回には岡が適時三塁打、七回は友杉の適時打などで3点を奪った。先発の小島も7回5安打1失点の力投で2勝目を記録。三、四回以外は毎回安打を許す展開だったが、攻めの投球で最少失点に凌いだ。吉井監督は「しっかりストライク先行で、シンプルにいい攻めをしてくれた」と評価した。

◆楽天が今季ワーストの10失点。19日の西武の7連敗に続き、この日はロッテの7連敗と、またも〝連敗ストッパー〟となってしまった。今江敏晃監督(40)は「連敗中の相手に1イニング5点というのはね。取られ方も、もう完全に打たれたという形だったので」と渋面。10失点のうち、2死から9失点。指揮官にとって22年前の4月28日はロッテ入団1年目で1軍デビュー(大阪ドームでの近鉄戦の九回に代打で)を飾った〝記念日〟だったが、勝利で飾ることはできなかった。先発・滝中瞭太投手(29)が三回2死一、二塁から4連打で5失点。ポランコ、ソトに初球、角中に2球目、佐藤都に3球目を打たれた右腕は「慎重にいってボール、ボールになって、真ん中投げて打たれても結果同じなんで。今日はバッテリーミーティングでも『最初からゾーンで勝負する』という話があったので」と振り返った。滝中は九回1死までノーヒットノーランを続けた昨年5月14日の西武戦(ベルーナ)を最後に白星がなく、対ロッテ戦もこれでルーキーイヤーの2020年から7試合に登板して0勝5敗となった。再びロッテに同率4位に並ばれた今江監督は「切り替えて、何とか勝ち越せるように戦っていきます」と、1勝1敗で迎える29日の3戦目を見据えた。(東山貴実)

◆ロッテ・小島和哉投手(27)が7回5安打1失点で今季2勝目を手にした。チームの連敗を7でストップさせ「連敗を止めようというよりかは、今日から連勝するぞという気持ちで投げた。たくさん援護もいただいて頑張りました」と喜んだ。三回に5点を先取してもらった直後の四回は気合が入った。先頭の浅村を147キロの直球で見逃し三振に仕留めた。「しっかりと流れを持ってこられるように投げた。しっかりと(佐藤)都志也と話していけたのがよかった」と勝因を話した。またメンタル面での安定が好投につながっているという。「安打を打たれるのは全然オッケー。安打を打たれたからどうのこうのではない考え方で、今は野球ができている。ランナー二塁でも、次の打者のアウトを取ることを優先して、進塁しなかったなとかくらいなニュアンスでマウンドでいられている。最近はメンタルが安定しているのかな」と好調な要因を明かした。試合前には治療で隣になった先輩の角中に「5点お願いします」と話すと、「任せとけ」と返事が返ってきた。まさに有言実行で、角中が三回に適時打を放つなど3安打と活躍した。連敗中は計7得点しかできていなかった打線が、この日は今季最多の10得点。小島はベンチ前で頭を抱えて喜ぶシーンもあり「ちょっとびっくりしました」とおどけた様子だった。

◆ロッテが連敗を7でストップした。グレゴリー・ポランコ外野手(32)が今季最多10得点を挙げた打線をけん引した。三回2死一、二塁では先制の右前打。二走・安田の本塁生還に対して楽天からリクエストがあったが、判定は覆らなかった。このポランコの一打からソト、角中、佐藤都の4連続適時打で一挙5得点を挙げた。そして5―1の五回には右翼スタンドへ5号ソロ。「積極的にいくことだけを考えていた。完璧なスイングができた」と満足気。ポランコは2安打2打点。打線は七回にも3得点するなど15安打10得点で、7連敗中は零封負け3度で計7得点だった打線が嘘のように打ちまくった。

◆ロッテが連敗を7でストップした。15安打で今季最多の10得点。「6番・捕手」の佐藤都志也(26)は「1点でも多く援護点を取りたかった」と振り返った。ビッグイニングは三回だ。2死一、二塁でポランコが先制の右前打。さらにソトが左前打、角中が右翼線二塁打、そして佐藤が左中間二塁打と4連続タイムリーで一挙5得点を挙げた。この4連続適時打は2死からだった。そういう意味では非常に大きな5得点。7連敗中は零封負け3度で計わずか7得点だった。そんな貧打線が嘘のようにつながり打ちまくった。

◆たくましい顔つきで帰ってきた。ロッテ・安田尚憲内野手(25)が2安打3得点。ぎっくり腰から復帰2戦目で存在感をみせ、チームの連敗を7で止めた。「みんな勝ちたいという気持ちはすごくベンチから出ていた。復帰して一本出て、ほっとしたというのが一番。ここ(1軍)に戻ってこられてよかった」今季最多の15安打10得点。その流れを作った。三回先頭で右前へ復帰後初安打を記録。友杉の犠打で二塁に進むと、2死からポランコの右前打の間に激走をみせてヘッドスライディングでホームに生還。六回にも右二塁打、七回は四球で出塁し、いずれも得点につなげた。7年目の開幕をスタメンで迎えたが、直後にアクシデントが襲った。ぎっくり腰で1日に出場選手登録を抹消。一時は体を起き上がれないほどの痛みが走った。3日間は安静に過ごし、1週間ほどで練習を再開。チームの試合はテレビ観戦していたが「自分のことで必死だった。状態を上げることを意識していました」と早急な復帰を目指してリハビリを続けた。27日の楽天戦で1軍昇格すると、チームを勝ちに導く活躍。「まだまだ出遅れているので、これからもっともっと活躍したい」。打線の中軸を期待される安田が打てば活気づく。チームの中心には背番号5がいる。(森祥太郎)

◆〝マリーンズの顔〟となってもらうべく、期待は大きい。安田について吉井監督は「彼が頑張ってくれないと、チームは蘇らない。安田と山口が打てばチームはいい方向にいく」と打撃のキーマンに指名する。今季はポランコと新加入のソト(前DeNA)が中軸を担っているが「若い子がしっかり打ってくれないと、マリーンズは前に進まない」と将来も見据えて6年目の山口とともに打線を引っ張る活躍を求める。だからこそ「もっとやってもらわないと困る」「もっと打ってくれないと」と記者たちの前で厳しい声を発信するときもある。それでも無安打に終わった翌日の試合前練習では、安田や山口に「反抗期は終わりにして、今日から頼むよ」と冗談交じりで声をかけるシーンがよく見られる。短い会話だが、ふとした瞬間にみせるフォローは選手にとってうれしいものだ。この日は安田が2安打3得点。〝孝行息子〟の活躍で連敗がストップ。吉井監督は「いい働きをしてくれた」と目を細め、いつものように「もっと良くなる。たくさん打ってほしい」とさらなる奮闘を期待した。(ロッテ担当・森祥太郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1662 0.727
(↑0.013)
-
(-)
119101
(+3)
57
(+2)
14
(+1)
20
(+1)
0.254
(↓0.003)
2.260
(↑0.04)
2
(-)
日本ハム
1291 0.571
(↓0.029)
3.5
(↓1)
12169
(+4)
70
(+5)
11
(-)
14
(+1)
0.235
(↓0.009)
2.670
(↑0.03)
3
(-)
ORIX
13121 0.520
(↑0.02)
4.5
(-)
11780
(+5)
75
(+4)
10
(+1)
8
(+2)
0.242
(↑0.002)
2.600
(↑0.1)
4
(1↑)
ロッテ
10131 0.435
(↑0.026)
6.5
(-)
11962
(+10)
80
(+1)
9
(+1)
9
(-)
0.237
(↑0.009
3.000
(↑0.08)
4
(-)
楽天
10131 0.435
(↓0.02)
6.5
(↓1)
11971
(+1)
92
(+10)
8
(-)
14
(-)
0.230
(↓0.003)
3.550
(↓0.24)
6
(-)
西武
8160 0.333
(↓0.015)
9
(↓1)
11962
(+2)
71
(+3)
12
(-)
14
(+2)
0.207
(↑0.004)
2.560
(↑0.06)