ヤクルト(☆9対8★)広島 =リーグ戦4回戦(2024.04.25)・明治神宮野球場=
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広島
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ヤクルト
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勝利投手:石山 泰稚(1勝0敗1S)
敗戦投手:栗林 良吏(0勝1敗5S)

本塁打
【広島】二俣 翔一(1号・2回表ソロ),菊池 涼介(1号・3回表2ラン)
【ヤクルト】オスナ(5号・2回裏満塁),サンタナ(2号・9回裏ソロ)

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◆ヤクルトが打撃戦を制した。ヤクルトは2点を追う2回裏、オスナのグランドスラムなどで一挙6点を奪い逆転する。その後8-8となって迎えた9回にはサンタナがソロを放ち、サヨナラ勝利を収めた。投げては、6番手・石山が今季初勝利。敗れた広島は、終盤の好機であと1本が出なかった。

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◆プロ初スタメンとなった広島二俣翔一内野手(21)が2回、2死からヤクルト高橋奎の浮いた115キロを捉えて、広島ファンで赤く染まった左翼席に放り込んだ。「低めを捨てて、高めに来るボールを待っていました。浮いてきたカーブに対してしっかり振り抜くことができて良かったです」。プロ6打席目でのプロ初本塁打は、リードを2点に広げる貴重なソロとなった。二俣は20年の育成ドラフト1位で磐田東から広島に入団。2年目に捕手から内野手にコンバートされ、シーズン終了後には支配下選手登録された。昨季は1軍登録されるも出場はなく、今季4月4日ヤクルト戦でプロ初出場を果たし、19日巨人戦でプロ初安打を記録したばかりだった。左翼での出場となったプロ初スタメンでのメモリアルアーチに「めちゃくちゃうれしいです」と笑顔を見せた。

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◆2番手黒原拓未投手(24)が、プロ初安打初打点を記録した。2回に6失点した先発ハッチに代わり、3回から登板。2点ビハインドの4回2死一塁から打席に入ると、1ストライクからヤクルト高橋奎の外角球を左翼へ打ち返した。ヤクルト・サンタナが照明と重なったか後逸。一塁走者が生還し、黒原も二塁を蹴って三塁に滑り込んだ。プロ初安打が追い上げムードを高める適時三塁打となり、この回さらに1点を加えて同点に追いついた。

◆ヤクルトの高橋奎二投手(26)が、4回途中6失点で降板した。打線が2回に一挙6点を奪うも、援護を生かせなかった。1点リードした2死一、三塁で降板し、2番手の丸山が菊池に適時内野安打を許し6-6の同点に追いつかれた。高橋自身は毎回失点を許す厳しい内容に「大量得点してもらったにもかかわらず、ゲームをつくれず早いイニングでマウンドを降りてしまって申し訳ないです」とコメントした。

◆広島栗林良吏投手が同点の9回に今季初失点となるサヨナラ本塁打を浴び、チームの連勝が4で止まった。4回までに両軍6得点を奪い合う乱打戦。6回に2点を勝ち越すも、中継ぎ陣が踏ん張れなかった。新井監督は登板10試合目で初失点の守護神に「いつもいつもゼロで帰って来られるわけじゃない」と責めることはせず「打線の反発力を感じた試合だった」と最大4点差を一時はひっくり返した打線をたたえた。▽広島栗林(9回にサヨナラ弾を浴びて今季初失点。今季初黒星)「そこ(1発長打)のケアが自分の中で足りなかった。(直球ではなく)違う選択肢も自分が持てれば。整理できれば、最悪の結果にはならなかったと思います」▽広島二俣(プロ初スタメンでプロ初本塁打)「低めを捨てて、高めに来るボールを待っていました。浮いてきたカーブに対してしっかり振り抜くことができて良かったです。めちゃくちゃうれしいです」

◆2番手に登板した広島の黒原拓未投手が、打撃でもチームに貢献した。2回6失点のハッチに代わり、3回から登板。2点ビハインドの4回の攻撃では2死一塁からヤクルト高橋奎の外角球を左翼へ。ヤクルト・サンタナが後逸する間に三塁に滑り込んだ。プロ初安打がプロ初打点付きの適時三塁打となり、追い上げムードを高めた。5回まで無失点に抑えプロ初勝利の権利を得たが、8回に追いつかれ幻となった。

◆ヤクルトがサンタナのサヨナラ弾で連敗を3で止めた。8-8で迎えた9回裏1死、カウント1-2と追い込まれながらも、広島守護神、栗林の153キロ真ん中直球を右翼席に運んだ。両軍通じて計26安打の乱打戦に決着をつけ「とにかく狙いを絞って甘いところを待って、ヒットを打つ、出塁することを心がけた。それが最高の結果につながった」と喜びをかみしめた。4回の左翼守備では照明が目に入り、黒原の打球を痛恨の後逸。「がっつり照明が入って、顔面に当たるかと思った」と適時三塁打を許した。そんなミスも引きずらず「ポジティブ思考」で臨んだ最終打席。5打席目での初安打が試合を決める2号ソロとなり、お立ち台では感極まった。「感情で満ちあふれている。チームが勝てたことに、神様に感謝を告げた」と笑顔で応えた。頼れる助っ人の活躍が、今季初のサヨナラ勝ちをもたらした。

◆ヤクルトが2点を追う二回、死球を挟み5連打の猛攻で一挙6得点を挙げ逆転に成功した。1死から7番長岡が左翼線二塁打を放ち出塁。中村が死球で一、二塁となり、投手の高橋奎のバントが内野安打となり満塁にチャンスが広がった。打順が上位に回り、塩見、丸山和の連続適時打で同点。最後はオスナが左翼席へ、4月18日の中日戦に続き今月2本目となるグランドスラムを運んだ。

◆ヤクルト・高橋奎二投手(26)が先発も、二俣、菊池に本塁打を浴びるなど今季ワーストの四回途中6安打6失点でノックアウトされた。2点を先取されたが二回に味方が一挙6得点で逆転。しかし、四回までに3点を返され、なお2死一、三塁でマウンドを降り、2番手丸山翔が菊池に同点打を許した。高橋奎は4日の今季初登板で広島相手に7回2失点(自責0)と好投したが、再戦で打ち込まれた。

◆ヤクルトの切り札、川端慎吾内野手(36)が1点を追う八回に代打で値千金の同点適時打を放った。7―8の八回、先頭の長岡が二塁打で出塁。中村が送り1死三塁の好機に川端が代打で登場した。広島5番手、昨季最優秀中継ぎに輝いた島内に対し直球2球で追い込まれたが、3球目の高め直球を鮮やかに左前にはじき返した。2021年には主に代打で91試合に出て、打率・372をマークした「代打の神様」。今季はここまで11打数1安打と苦しんでいたが、ここ一番で今季初打点をマークした。

◆ヤクルトがサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。1点を追う八回に代打川端の左前打で追い付き、九回にサンタナがソロを放って試合を決めた。広島は劣勢から追い付き、一時2点を勝ち越したが逃げ切れず、連勝は4で止まった。

◆ヤクルトは切り札、川端慎吾内野手(36)が1点を追う八回に代打で値千金の同点適時打を放つと、8-8で迎えた九回、ドミンゴ・サンタナ外野手(31)が2号サヨナラソロを放ちチームを勝利に導いた。以下、川端のヒーローインタビュー。--サヨナラ勝ちです「めちゃくちゃうれしいです」--同点打の手応えは「追い込まれていたのでなんとか前に飛ばそうと思った。いいところに飛んでくれました」--今日の一打をどう思っている「なかなか打ててなかったので、なんとかしたい思いがすごいあったんですけど、今日1本が出て、明日からノッていけるかなと思います」ーーファンにメッセージ「あたたかい声援いつもありがとうございます。これからも、もっともっと打てるように、そしてチームも勝てるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」

◆ヤクルトは切り札、川端慎吾内野手(36)が1点を追う八回に代打で値千金の同点適時打を放つと、8-8で迎えた九回、ドミンゴ・サンタナ外野手(31)が2号サヨナラソロを放ちチームを勝利に導いた。以下、サンタナのヒーローインタビュー。--ナイスバッティング「(日本語で)アリガトウゴザイマス」--今の気持ちは「勝てて最高です」--どんな思いでダイヤモンドを回った「正直、頭は真っ白だった。チームが勝てたことを神様に感謝を告げました」--今日の勝利はチームにとってどんな勝利「チームにとってすばらしい勝利でした。これで勢いがついたと思うので毎試合、粘って勝ちにいくしかない」--ファンにメッセージ「最後まで声援ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします」

◆試合に勝利しスタンドに挨拶するヤクルト・高津臣吾監督(撮影・長尾みなみ)

◆ヤクルトが今季初のサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。1点を追う八回に代打川端の左前打で追い付き、九回にサンタナがソロを放って試合を決めた。以下、高津臣吾監督(55)の主な一問一答。――3時間56分の激闘「ゲーム入る前にきょうは絶対に勝たないといけない試合だと思っていました。9連戦ということも、トータルのシーズンのことも考えて、きょう勝つのと負けるのはすごい大きいなと思って、ホセ(オスナ)の本塁打とかすごくいい展開でいったんだけど、(高橋)奎二が相変わらずピリッとしない。その中でも1点ずつ返していって、最後ああやって本塁打で決まったけど、非常に難しいゲームでした」――終盤の粘り「二回に6点取って、そこからなかなか点が取れなかったけど、終盤になるにつれて向こうもいい投手が出てくる中で、非常にいいつなぎをしました。もちろん長岡が出て、川端が打ってというところがクローズアップされますけど、バントを決めた中村、その表の回をしのいだリリーフ陣、口でいうのは簡単ですけどみんな一丸になってつないだ結果だと思う」――川端が代打で同点打「彼の結果がなかなか出ていないのはもちろん知っていましたけど、そういう場面がきたらノリ(青木)か川端がいくしかないんですよ、うちのチームは。その順番、対戦成績、今のチームの流れを見て決めているわけですけど、あの場面は絶対に川端と決めていたので、いい準備をしてくれたと思うし、追い込まれてからもしぶとく持ち味を出してくれた」――サンタナは守備のミスもあった中でサヨナラ弾「その守備で思い出したけど、8番に2死から四球を出している投手(高橋奎)が駄目ですね。で、投手(黒原)に打たれるという。ホセもサンタナもすごく責任感強くて、楽しんでプレーしてくれるので、最後ももちろん期待していましたけど、思い切って割り切ってスイング仕掛けてくれた。誰が打ってもそうですけど、彼らが打つと本当にチームが乗っていける、乗っていかなきゃいけないと思っています」――高橋奎は四回途中6失点「こちらの指導不足もあると思います。彼は決して手を抜いて練習したりする選手ではないけど、やっぱり考え方であったり、7、8、9番にどれだけ四球を出して、どれだけ長打を食らっているのかというのも、もちろん長打を打たれることもあるかもしれないですけど、あの状況で四球を出す、考え方ひとつで何かが変わることがあるのならいろいろ教えていかないといけない選手の一人ですね」――清水も2失点「これもあえてここは清水がいいと思って投げさせたんですけど、ボールを操れていないというか、ああやって先頭に四球を出す投手でもないですし、いろんなことを考えながら、プレッシャーを感じながらマウンドに立っているんだなと思いました。今はうまくいっていないですけど、清水が必要なチームですから」――サヨナラ勝ちで次戦以降に良い流れ「やっぱりこういう粘ったゲームをやっていかないと、なかなか勝つチャンスというのはめぐってこないのかなと思いますね。もちろん諦めている選手は一人もいないですけど、何とか何とかという気持ちは忘れずに、僕もグラウンドに立ちたいと思います」

◆ヤクルト・サンタナが九回に自身初のサヨナラ本塁打。ヤクルトでは昨年5月5日の長岡秀樹(対DeNA)以来で、外国人選手では2011年6月24日のホワイトセル(対横浜)以来13年ぶり。この日はオスナが二回に満塁本塁打。ヤクルト(前身を含む)で同一試合に満塁弾とサヨナラ弾が各1本飛び出したのは、1955年5月26日の中日戦(九回に町田行彦の満塁、十四回に金田正一のサヨナラ)、93年9月25日の中日戦(一回に池山隆寛の満塁、十回に広沢克己のサヨナラ)に次いで31年ぶり3度目。

◆神宮に燕ナインの笑顔がはじけた。最下位のヤクルトが今季初のサヨナラ勝ちで連敗を3でストップ。高津臣吾監督(55)は頬を緩ませながら「非常に難しいゲームだった。試合前から今日、勝つか負けるかはすごく大きいと思っていた。この試合は絶対に取らないといけないと思って臨んだ」と両軍ともに13安打を放った3時間56分の死闘を振り返った。流れを呼び戻したのが〝代打の神様〟の一打だった。1点を追う八回1死三塁で、代打・川端が左前へ同点の適時打。4月2日の広島戦を最後に10打席安打がなかったが、2ストライクと追い込まれてから高めの直球を振りぬき「何でもいいから前に飛んでくれという気持ちだった。本当に苦しかったので大きな一本になった」。九回1死からのサンタナの劇的なサヨナラ弾につなげた。36歳が原点回帰で突破口を開いた。「どうしてもヒットが欲しくて打ち急いだり、当てにいっていた。初心に戻ってしっかりスイングしないといけないなと」と川端。ベンチ裏でストレッチの時間を変えるなど、もがきながら不振を脱した。「みんな一丸となってつないだ結果。(川端は)苦しかったでしょうけど、いい場面になったら必ず名前を告げる一人。どんどん使っていこうと思う」と指揮官。序盤のリードをひっくり返され、終盤に再逆転するシーソーゲームをものにした。劇的な形で連敗を3で止め、26日からは甲子園で首位・阪神との3連戦に臨む。大きな一勝を浮上の契機にする。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1283 0.600
(-)
-
(-)
12072
(-)
54
(-)
13
(-)
7
(-)
0.224
(-)
1.980
(-)
2
(1↑)
巨人
1193 0.550
(↑0.024)
1
(↑0.5)
12057
(+3)
46
(+2)
9
(+1)
11
(-)
0.226
(↓0.006)
1.830
(↓0.01)
3
(1↓)
中日
11102 0.524
(↓0.026)
1.5
(↓0.5)
12056
(+2)
73
(+3)
7
(+1)
3
(-)
0.237
(↓0.002)
3.060
(↓0.01)
4
(-)
広島
9102 0.474
(↓0.026)
2.5
(↓0.5)
12263
(+8)
52
(+9)
8
(+2)
9
(-)
0.235
(↑0.007
2.490
(↓0.35)
5
(-)
DeNA
9111 0.450
(-)
3
(-)
12261
(-)
84
(-)
6
(-)
12
(-)
0.245
(-)
3.320
(-)
6
(-)
ヤクルト
8121 0.400
(↑0.032)
4
(↑0.5)
12278
(+9)
78
(+8)
13
(+2)
12
(+1)
0.240
(↑0.007
3.590
(↓0.22)