1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 11 | 0 | 1 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
勝利投手:大津 亮介(3勝0敗0S) 敗戦投手:西野 勇士(2勝2敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクが3連勝。ソフトバンクは4回表、山川の2ランで先制する。続く5回には柳田、近藤、栗原の適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・大津が7回2安打無失点の好投で今季3勝目。敗れたロッテは先発・西野が試合をつくれず、打線も振るわなかった。
◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が先制の5号2ランを放った。0-0の4回無死一塁。カウント3-1からロッテ西野の外角直球を仕留めた。打球は右中間スタンドに飛び込んだ。5試合ぶりの1発。ダイヤモンドを周回し、ベンチ前ではおなじみの「どすこい」ポーズを披露した。「カウントを有利に進めることができ、思い切って自分のスイングができました。大事な先制点を取ることができてよかった」先制2ランで27打点とし、この時点で2位の柳田に11打点差をつけ、リーグトップを独走する。さらに今季ここまで山川が打点をマークした全8試合は7勝1分け。今季2度目の同一カード3連勝へ、4番の一振りで先手を取った。
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◆前週まで3試合で防御率0・87と安定していたロッテ西野勇士投手が、ソフトバンク打線に打ち込まれた。4回先頭の柳田を中前打で出すと、続く山川に直球を右中間席まで運ばれてがっくり。5回も先頭を安打で出し、柳田、近藤、栗原の3人に適時打を許した。5回を投げきったものの、9安打1四球で5失点。「すいません。今日は何も言えることはありません」と言葉が出なかった。
◆頼れる大砲の1発で好調打線に着火した。ソフトバンク山川穂高内野手(32)が均衡を破る豪快な先制弾を敵地ZOZOマリンの右中間スタンドに運び去った。0-0で迎えた4回表。先頭柳田が中前打で出塁。ボールが3つ先行し、余裕の表情でスライダーを1球見送ると、カウント3-1からの5球目。山川は外角低めの直球を迷わず強振。打球はロッテファンが陣取るスタンドへ着弾した。「打ったのはまっすぐ。あそこ(右中間)に飛んだのがよかった。引っ張りもいいけど、センター中心に打ち返せるようになってきたらいいと思う。しっかりつかまえればスタンドは行きますし、方向がよかったと思います。カウント有利に進めることができ、思い切って自分のスイングができました」。納得の一振りでダイヤモンドを周回すると、三塁前ベンチ前で柳田を従え、お決まりの「どすこいポーズ」を決めた。19日のオリックス戦(ペイペイドーム)以来5試合ぶりのアーチはオリックス・セデーニョに並ぶリーグトップタイの5号。これで27打点。早くも本塁打&打点でリーグトップに立った。山川の1発に打線は呼応。続く5回には3点を挙げて試合を決めた。9回には益田から左翼へ大ファウルを放ち悔しがった。チーム内の統計データでは山川のヘッドスピードは130キロ超。ウォーカー、柳田を抑えダントツのスイングスピードを誇る。アーチストとしての意欲もさらに高まってきた。「ホームランはもう少し打ちたいと思っていますんで。しっかり仕事をしたいですね」。鷹の新4番の存在感は日増しに大きくなってきた。【佐竹英治】
◆ソフトバンク柳田悠岐外野手が猛打賞を含む全打席出塁で打率リーグトップに立った。4回に中前打を放つと、5回1死二塁から右前タイムリー。「チャンスを生かそうと集中しました。チャンスで1本出すことができてよかった」。さらに9回にも右前適時打を放ち2打点。2つの四球を選んで打率3割3分3厘に引き上げた。山川の本塁打&打点を含め3、4番コンビで打撃3部門を快走だ。
◆ロッテ岩下大輝投手(27)が復活登板を果たした。今季初の1軍で7回を打者3人切り。1死からソフトバンク柳田に四球を与えたが、山川を遊ゴロ併殺に打ち取った。最速は153キロだった。昨年10月に国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受けた。左半身がしびれて真っすぐ立てない等の症状があった。術後、体は回復して1カ月ほどでトレーニングを再開。「どの手術よりも(復帰戦が)緊張した。感覚も戻りつつあるので、結果だけ求めて頑張りたい」と話した。
◆ソフトバンク近藤健介外野手が4戦連続打点を挙げた。5回2死二塁から左前にタイムリー。「打ったのはまっすぐ。中途半端なスイングになってしまいましたが、いいところに飛んでくれました」。2回の1打席目には右前打を放っており、今季6度目のマルチ安打も記録。2回には二盗も決め盗塁数は4。昨年の3盗塁を上回った。
◆ロッテが今季4度目の0封負けで、昨年9月以来の6連敗。借金3となった。前週まで3試合で防御率0・87と安定していた西野が、ソフトバンク山川に2ランを浴びるなど5回5失点と打ち込まれた。一方で打線は大津を攻略できず、2安打と沈黙した。吉井監督は試合後ミーティングで全選手、スタッフを集め「自分に何ができるかしっかり整理して、新しい気持ちで土曜日、球場に来てください」と呼びかけた。
◆悲劇のマウンドで雪辱の快投だ! ソフトバンク大津亮介投手(25)が7回を投げ2安打無失点でハーラートップタイの開幕3連勝を飾った。多彩な変化球で緩急をつけ、プロ入り後最多の7三振も奪った。敵地ZOZOマリンでは、昨年クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦でサヨナラ打を浴びて以来の登板で悪夢を払拭した。チームは同一カード3連勝で貯金8。首位をキープした。涙に暮れた敵地・千葉で大津がヒーローになった。「もう。リベンジしようと思ってやってきた。今日しっかり勝ててよかった」。7回108球。わずか2安打に封じ、無失点の快投劇だった。昨年10月16日。この場所で悲劇を味わった。ロッテとのCS第3戦。3-3の同点に追いつかれた直後の延長10回に登板。サヨナラ打を浴び、チームは終戦。試合後は人目をはばからず悔し涙を流した。「一生、覚えています」。失意の中、救いの言葉をかけてくれたのは藤井だった。試合後の夜。「よく投げたし。お前らが悪いわけではない」。チーム宿舎で同点3ランを浴びた津森とともに、そう声をかけてもらった。大津は「藤井さんの言葉に救われた」と今でも感謝する。同じ相手に2度も負けられなかった。先発マウンドに上がれば「一切よぎらず。毎イニング集中して投げた」。この試合2度得点圏に走者を背負ったが、ホームは踏ませなかった。4回以降は毎回三振でプロ入り後最多の7奪三振をマーク。最速151キロ直球に、計7種類の変化球をまぶした。相手打者に的を絞らせず、持ち味の緩急もさえ「低め要求でしっかり投げられた。右打者の内角にも多く投げられたのでよかった」と納得顔だった。今季は中継ぎから先発に転向して1年目。オフにはオリックス山岡に弟子入り。自主トレでは調整法など、先発のいろはを学んだ。体重管理も昨季以上に徹底。練習の合間にはおにぎりなどの「補食」を欠かさない。「すぐにやせる。先発すると2キロぐらいは落ちるので」。ベストパフォーマンスを発揮できる65~66キロをキープしている。因縁深き相手から1勝を挙げ、ハーラートップタイの3勝目。チームも3連勝で今季最多の貯金8とし、2位日本ハムに2・5ゲーム差とした。「打者の援護もあっての3勝だと思うので。緊迫した試合で自分のものにできるように」。10・16の悪夢を払拭した右腕は、これからも白星を積み重ねていく。【佐藤究】
◆悲劇のマウンドで雪辱の快投だ! ソフトバンク大津亮介投手(25)が7回を投げ2安打無失点でハーラートップタイの開幕3連勝を飾った。多彩な変化球で緩急をつけ、プロ入り後最多の7三振も奪った。敵地ZOZOマリンでは、昨年クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦でサヨナラ打を浴びて以来の登板で悪夢を払拭した。チームは同一カード3連勝で貯金8。首位をキープした。以下は小久保監督の一問一答。-先発大津が好投した小久保監督 年間を通してローテを守るというような未知数なところはありますけど、十分先発の役割を果たしてくれていますよね。-柳田は3打数3安打2打点の活躍小久保監督 素晴らしいです。大ベテランに最後まで守ってもらいました。-チームに復帰した周東は様子を見ながら小久保監督 ケガの方が怖いので。最初はスタメンというよりは後からいくような感じでまたスタメンに戻っていけばいいかなと。その代わりと言ったら失礼やけど、川村が非常に頑張ってますね。-ウォーカーは今季初めて守備に就いて1安打小久保監督 長い目で見れば必ずいる右の長距離砲なんで。今のチーム状態がいい時にしっかり状態を上げくれると、チームが苦しくなった時に助けてくれるのが一番理想ですね。
◆国指定の難病「胸椎黄色靱帯骨化症」を患い、昨年10月に手術を受けたロッテ・岩下大輝投手(27)が1軍復帰を果たした。七回から3番手で登板し、1回無安打無失点に抑えた。力強い投球だった。先頭の今宮を左飛、柳田には四球で歩かせたが、山川を遊ゴロ併殺に仕留めた。最速は153キロを計測。頼もしい右腕が帰ってきた。昨季は27試合に登板したが、10月に「胸椎黄色靱帯骨化症」を患って手術を受けた。脊髄の後部にある黄色靱帯が骨化して神経を圧迫し、脚などにまひを引き起こす病気で、国の難病に指定されている。順調にリハビリをこなして復帰すると、今季のイースタン・リーグでは7試合に登板し、2勝0敗、防御率2・00だった。
◆ソフトバンクが3連勝。大津が7回2安打無失点の快投で開幕から3連勝とした。打線は四回に山川の5号2ランで先制し、五回に柳田と近藤の適時打、栗原の適時二塁打で3点を加えた。ロッテは西野が5失点と崩れて6連敗。
◆勢いをつけられなかった。ロッテ・西野が5回9安打5失点。今季最短での降板で、失点をするたびに顔をしかめて何度も悔しさを募らせた。「粘りのピッチングをして、テンポの良いピッチングができるように頑張ります」意気込み通りとはいかなかった。三回まで無失点に抑えたが、四回に無死一塁から山川に右越え2ランを浴びた。五回も1死二塁から柳田に右中間へ適時打を浴びるなど3失点。試合前まで2勝1敗、防御率0・87と好調だったが、ソフトバンク打線を抑えることができず「すみません。今日は何も言えることはありません」と謝罪した。1学年先輩の雄姿に刺激を受けた。16日の西武戦で唐川が五回まで無安打投球をして6回1安打無失点の力投。西野は数年前まで自主トレを共にしていた仲で「恐ろしかったです。あんなに完璧に抑えられたので。負けてられない」と目に焼き付けた。切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲でもあり「よくライバルのところに唐川さんは僕の名前を出してくれる。ライバルだと思っています」と話した。2020年に右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けて先発に再転向。「長いイニングを投げることが先発の責任」と常に役割を話す。だが、この日ばかりはうまくはいかず、チームは6連敗となった。
◆頼もしく帰ってきた。国指定の難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」を患い、昨年10月に手術を受けたロッテ・岩下大輝投手(27)が1軍復帰を果たした。七回から3番手で1回無安打無失点に抑えた。「いろんな方に関わっていただいていた。『復帰できました。ありがとうございます』と伝えたい」投げ終えると、ホッとした表情を浮かべた。最速は153キロを計測。先頭の今宮を左飛、柳田には四球としたが山川を遊ゴロ併殺に抑えた。昨年9月26日の日本ハム戦以来の1軍マウンドに「(肘や腰など)手術は何回もやっているが、どの手術後の初戦よりも緊張した。頑張って腕を振ったら結果が出た」と喜んだ。手術前は左半身がしびれて、真っすぐ立てない時もあった。チームの先輩で、同じ手術を受けた大隣2軍投手コーチと南プロスカウト兼育成担当らに術後の経過などを相談しながらリハビリに励んだ。「完璧にもとに戻るというのはなかなかないと思う。何もしなくても体つきも変わりますし、そこは自分に合ったフォームで投げるだけ」と岩下。難病を乗り越えて、また強くなった。(森祥太郎)■胸椎黄色靱帯骨化症(きょうついおうしょくじんたいこっかしょう) 背骨付近の靱帯が硬くなり神経を圧迫する国指定の難病で、重症時は下半身のまひなどの症状が出る。越智大祐(巨人)、大隣憲司(ソフトバンク)両投手らが現役時代に手術を受け、完全復活を果たせなかった。その後は医療技術の進歩もあり、昨季は三嶋一輝(DeNA)、福敬登(中日)両投手が1軍で復帰登板した。
◆ロッテは散発2安打無得点に終わり、6連敗を喫した。打線が思うようにつながらず、直近5試合で3度目の完封負け。試合後にはコーチ、選手、スタッフ全員でミーティングを行った。吉井監督は「みんな元気がない。ちょっとやられっぱなし。自分に何ができるのかしっかりと整理して、新しい気持ちで球場に来てほしい」と個々に反省を促した。(ZOZOマリン)
◆ロッテは散発2安打無得点に終わり、6連敗を喫した。なかなか振るわない打線について吉井理人監督(59)は頭を抱えた。「ここのところちょっとみんな元気がない。自分たちのやることは分かっているので、相手のあるスポーツなのでやられることもあるんですけど、ちょっとやられっぱなし。1日挟んで新たな気持ちでみんなで頑張っていきたい」先発の西野も5回9安打5失点と踏ん張れず。打線は三回に田村が二塁打、四回にソトが二塁打を放ったのみ。7試合連続で3得点以下と打線のつながりは湿っている。試合後には全員でミーティングを敢行。吉井監督は「自分に何ができるのかしっかりと整理して、新しい気持ちで土曜日(27日対楽天)、球場に来てほしい」と伝えた。個々でやるべきことを考えて切り替えていく。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
14 | 6 | 2 | 0.700 (↑0.016) | - (-) |
121 | 96 (+6) | 54 (-) | 13 (+1) | 19 (+2) |
0.258 (↑0.002) | 2.370 (↑0.11) |
2 (-) |
日本ハム |
11 | 8 | 1 | 0.579 (↓0.032) | 2.5 (↓1) |
123 | 56 (+1) | 65 (+5) | 11 (-) | 13 (-) |
0.232 (↑0.006) | 2.840 (↓0.13) |
3 (-) |
ORIX |
12 | 11 | 1 | 0.522 (↓0.023) | 3.5 (↓1) |
119 | 75 (+1) | 62 (+3) | 9 (-) | 5 (-) |
0.243 (↓0.004) | 2.430 (↓0.03) |
4 (-) |
ロッテ |
9 | 12 | 1 | 0.429 (↓0.021) | 5.5 (↓1) |
121 | 51 (-) | 75 (+6) | 8 (-) | 9 (-) |
0.231 (↓0.007) | 3.040 (↓0.14) |
4 (1↑) |
楽天 |
9 | 12 | 1 | 0.429 (↑0.029) | 5.5 (-) |
121 | 66 (+5) | 81 (+1) | 8 (+2) | 14 (+1) |
0.229 (↑0.003) | 3.410 (↑0.11) |
6 (-) |
西武 |
8 | 14 | 0 | 0.364 (↑0.031) | 7 (-) |
121 | 59 (+3) | 66 (+1) | 11 (-) | 11 (-) |
0.206 (↓0.002) | 2.650 (↑0.08) |
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