オリックス(☆2対1★)西武 =リーグ戦4回戦(2024.04.23)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
02000000X21010
勝利投手:田嶋 大樹(2勝1敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(1勝0敗6S))
敗戦投手:平良 海馬(1勝2敗0S)
  DAZN
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◆オリックスが接戦を制した。オリックスは2回裏、若月の犠飛と福田の適時打で2点を先制する。投げては、先発・田嶋が5回3安打1失点。その後は4人の継投でリードを守り、田嶋は今季2勝目を挙げた。敗れた西武は、打線が4回の好機を生かしきれなかった。

◆おかわり君こと西武中村剛也内野手(40)が、プロ23年目で初の2番でスタメン出場した。今季ここまで13試合に出場。先発はすべて指名打者として、3番で1試合、5番で9試合、6番で1試合出場していた。1回1死の第1打席で、相手左腕田嶋から左前打を放った。

◆オリックスが2連勝を飾り、今季初の貯金1をもぎ取った。先発した田嶋大樹投手(27)が3年ぶりの西武戦の登板で5回3安打1失点(自責1)と力投。西武戦4年ぶりの勝ち星となる今季2勝目をゲットした。打線は2回の若月健矢捕手(28)の先制の中犠飛、福田周平外野手(31)の中前適時打で2点の先取点を奪った。6回からの高島、小木田、マチャドの中継ぎ陣が無失点でつなぎ、最後は守護神平野が締めくくった。

◆西武はオリックスに1点差で敗れ、今季2度目の3連敗となった。中村剛がプロ初の2番に座るなど打順を入れ替え。2点を追う4回無死満塁から1点を返したが、その後追加点を奪えなかった。中村剛の起用法について松井稼頭央監督は「多く打席が回ってほしいというのもあれば」と説明。散発4安打に終わった打線に「なんとか打つ方で先制点を取れるように」と次戦へ気持ちを切り替えた。▽西武平良(6回9安打2失点で2敗目)「粘りのある打線に球数が多くなり、また毎回走者を出した中でも追加点を与えず、6イニングを投げ切れたことはよかった」

◆オリックス田嶋大樹投手(27)が、西武から4年ぶりの勝ち星となる今季2勝目をもぎ取った。21年4月20日以来3年ぶりの対戦。「体のメカニズムが変わってきたので、ちょっと変えてみました」とグラブを腰の位置から顔付近に構える新フォームで臨んだ。「シンプルに最低でもチームに貢献できるように」。1~8番まで右打者を並べてきた相手に臆することなく内角を突き続け、5回1失点(自責0)と力投した。ピンチで踏ん張った。2点リードの4回、2番中村剛に左翼線への二塁打、連続四球で無死満塁と一打同点の場面を招いた。炭谷のボテボテの三ゴロを宗が捕球できず1点を失ったが、若林、外崎を空振り三振に仕留め、最後は長谷川を143キロ直球で中飛に打ち取り、最少失点でしのいだ。試合前練習時には、二塁付近にいた中嶋監督に自ら歩み寄った。「普通に会話させていただきました。世間話です」。指揮官は「まさか話しかけてくるとは思わなかったので、ビックリして、差されました」と笑った。前回16日の楽天戦では3回5失点で敗戦。指揮官からは「大いに反省してもらわないといけない」と苦言を呈されていた。真相は謎だが、"世間話"によって、リラックスして試合に臨めたことだろう。チームは2連勝で、今季22試合目で初めて貯金を手にした。指揮官は「本当に一気に増えるわけではないので、1個ずつ増やしていきたいと思います」と引き締めた。リーグ4連覇へ、ここから徐々に加速していく。【古財稜明】▽オリックス福田(2回2死二、三塁の中前適時打を含む今季初の猛打賞)「とにかく自分のことに全集中してやった結果がついてきている感じですね」▽オリックス・ドラフト5位高島(6回に登板し、3者凡退でプロ初ホールド)「初めて記録がついたのでうれしいですけど、まだまだ伸ばしていきたいです」

◆オリックスの新外国人、アンダーソン・エスピノーザ投手(26)=前パドレス3A=は24日の西武戦(京セラ)に先発する。登板に備え、試合前の練習でショートダッシュやキャッチボールなどで調整した。17日の楽天戦(楽天モバイルパーク)では7回無失点で来日初登板から無傷の3連勝を挙げ、球団の外国人投手では1990年のシュルジー以来、34年ぶりとなった。球団の外国人投手初となる来日初登板から4連勝へ「常に勝つためにどうするかを考えているので。チームが勝てるように、何ができるかを常に考えながら。それが自分のスタイルなので続けていけたら」意気込んだ。

◆オリックス・福田周平外野手(31)が二回にタイムリーを放った。「チャンスだったので、とにかく食らいついて打ちにいきました。追加点を取ることが出来てよかったです!」先頭の頓宮の右翼線二塁打からチャンスを作り、その後、四球と安打で1死満塁に。若月が先制犠飛を放ち、福田は中前にはじき返してリードを広げた。福田は今季ここまで17試合の出場で打率・320、出塁率・393(試合前時点)と好調で、打線をけん引している。

◆オリックスは1点差で競り勝ち2連勝。11勝10敗1分けとし、今季初の貯金1とした。打線は二回に若月の先制犠飛、福田のタイムリーで2点を先取。先発の田嶋は四回に無死満塁のピンチを招くも1失点でしのいで5回1失点(自責0)で2勝目を挙げた。六回以降はドラフト5位・高島(王子)、小木田、マチャド、平野佳と勝ちパターンでつないで1点のリードを守り抜いた。

◆冷静沈着な男から鬼気迫るオーラが漂っていた。2軍降格の危機も、無死満塁のピンチも乗り越え、「ふぅー」と大きく息を吐く。オリックス・田嶋大樹投手(27)が意地と気合で白星をつかみ取った。「気持ちで思い切りいこうと思っていました」2点リードの四回に山場を迎えた。中村剛に許した二塁打と連続四球で無死満塁とされ、味方の適時失策で1点を失ったが、気持ちはブレなかった。「最低でもチームが勝てるような投球がしたいなと思っていた」。若林、外崎を連続三振に斬ると、最後は長谷川を直球で中飛に仕留めて安堵(あんど)した。5回3安打1失点(自責点0)で2勝目。崖っぷちの状況から自力ではい上がった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1262 0.667
(↑0.02)
-
(-)
12380
(+4)
53
(+2)
12
(-)
17
(+1)
0.247
(↓0.003)
2.510
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
1171 0.611
(↑0.023)
1
(-)
12455
(+4)
60
(+3)
11
(-)
13
(+4)
0.226
(↑0.005)
2.710
(↑0.03)
3
(-)
ORIX
11101 0.524
(↑0.024)
2.5
(-)
12170
(+2)
56
(+1)
8
(-)
5
(+1)
0.245
(↑0.005
2.390
(↑0.11)
4
(1↓)
ロッテ
9101 0.474
(↓0.026)
3.5
(↓1)
12350
(+2)
59
(+4)
8
(+2)
9
(-)
0.238
(↓0.006)
2.700
(↓0.02)
5
(-)
楽天
8121 0.400
(↓0.021)
5
(↓1)
12261
(+3)
80
(+4)
6
(+1)
13
(+1)
0.226
(↓0.004)
3.520
(↑0.08)
6
(-)
西武
7130 0.350
(↓0.018)
6
(↓1)
12353
(+1)
61
(+2)
10
(-)
10
(+1)
0.210
(↓0.004)
2.680
(↑0.01)